JPH08245364A - W/o/w型乳化化粧料 - Google Patents
W/o/w型乳化化粧料Info
- Publication number
- JPH08245364A JPH08245364A JP8328895A JP8328895A JPH08245364A JP H08245364 A JPH08245364 A JP H08245364A JP 8328895 A JP8328895 A JP 8328895A JP 8328895 A JP8328895 A JP 8328895A JP H08245364 A JPH08245364 A JP H08245364A
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- JP
- Japan
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- component
- polyoxyalkylene
- oil
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】(A)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリ
シロキサン、アルキルエーテルポリオキシアルキレン共
変性オルガノポリシロキサン、アルキルポリオキシアル
キレン共変性オルガノポリシロキサンから選ばれる一種
又は二種以上、(B)陰イオン型界面活性剤、(C)H
LB値が5〜15の非イオン型界面活性剤及び(D)シ
リコーン油を30重量%以上含有する油相成分を含有す
るW/O/W型乳化化粧料。 【効果】本発明のW/O/W型乳化化粧料は、W/O/
W乳化物としての生成性及び安定性に優れ、かつ、良好
な使用感を有するものである。
シロキサン、アルキルエーテルポリオキシアルキレン共
変性オルガノポリシロキサン、アルキルポリオキシアル
キレン共変性オルガノポリシロキサンから選ばれる一種
又は二種以上、(B)陰イオン型界面活性剤、(C)H
LB値が5〜15の非イオン型界面活性剤及び(D)シ
リコーン油を30重量%以上含有する油相成分を含有す
るW/O/W型乳化化粧料。 【効果】本発明のW/O/W型乳化化粧料は、W/O/
W乳化物としての生成性及び安定性に優れ、かつ、良好
な使用感を有するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、W/O/W(水相/油
相/水相)型乳化化粧料に関し、更に詳細には、使用感
に優れ、かつ、経時安定性の良好なW/O/W型乳化化
粧料に関する。
相/水相)型乳化化粧料に関し、更に詳細には、使用感
に優れ、かつ、経時安定性の良好なW/O/W型乳化化
粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、W/O/W(水相/油相/水
相)型乳化化粧料は、その特殊な乳化形態故に、製造方
法や配合成分に技術を要するものの、O/W(油相/水
相)型乳化化粧料と比較して、こくのある使用感をも
つ、エモリエント効果の高い化粧料剤型として広く研究
されている。
相)型乳化化粧料は、その特殊な乳化形態故に、製造方
法や配合成分に技術を要するものの、O/W(油相/水
相)型乳化化粧料と比較して、こくのある使用感をも
つ、エモリエント効果の高い化粧料剤型として広く研究
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
W/O/W型乳化化粧料の油相成分としては、鉱物油、
動・植物油、合成油を含めて炭素骨格を有する油剤によ
り処方構成されていたため、時として、肌に塗布した際
べたつき感を生じ、みずみずしい使用感を得るのが困難
であった。
W/O/W型乳化化粧料の油相成分としては、鉱物油、
動・植物油、合成油を含めて炭素骨格を有する油剤によ
り処方構成されていたため、時として、肌に塗布した際
べたつき感を生じ、みずみずしい使用感を得るのが困難
であった。
【0004】一方、近年、化粧料分野において、低表面
張力性や滑沢性等に優れた特性を有するシリコーン油の
配合が多方面にわたって検討されている。シリコーン油
の配合によって、従来にないさっぱりした使用感を演出
することが可能となった反面、シリコーン油は油剤との
相溶性が悪く、これを配合して安定な乳化化粧料を得る
には困難を要する場合があり、就中、特殊な乳化形態で
あるW/O/W型乳化化粧料への安定配合は困難であっ
た。従って、エモリエント効果を有しながらべたつき感
がなく、且つ、良好な安定性を有するW/O/W型乳化
化粧料の開発が望まれていた。
張力性や滑沢性等に優れた特性を有するシリコーン油の
配合が多方面にわたって検討されている。シリコーン油
の配合によって、従来にないさっぱりした使用感を演出
することが可能となった反面、シリコーン油は油剤との
相溶性が悪く、これを配合して安定な乳化化粧料を得る
には困難を要する場合があり、就中、特殊な乳化形態で
あるW/O/W型乳化化粧料への安定配合は困難であっ
た。従って、エモリエント効果を有しながらべたつき感
がなく、且つ、良好な安定性を有するW/O/W型乳化
化粧料の開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記実情に鑑み、本発明
者は鋭意研究の結果、特定の界面活性剤を併用すること
により、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を
完成するに至った。即ち、本発明は、次の成分(A)〜
(D); (A)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
ン、アルキルエーテルポリオキシアルキレン共変性オル
ガノポリシロキサン、アルキルポリオキシアルキレン共
変性オルガノポリシロキサンから選ばれる一種又は二種
以上 (B)陰イオン型界面活性剤 (C)HLB値が5〜15の非イオン型界面活性剤 (D)シリコーン油を30重量%以上含有する油相成分 を含有することを特徴とするW/O/W型乳化化粧料で
ある。以下、本発明に用いられる各成分について順次説
明する。
者は鋭意研究の結果、特定の界面活性剤を併用すること
により、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を
完成するに至った。即ち、本発明は、次の成分(A)〜
(D); (A)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
ン、アルキルエーテルポリオキシアルキレン共変性オル
ガノポリシロキサン、アルキルポリオキシアルキレン共
変性オルガノポリシロキサンから選ばれる一種又は二種
以上 (B)陰イオン型界面活性剤 (C)HLB値が5〜15の非イオン型界面活性剤 (D)シリコーン油を30重量%以上含有する油相成分 を含有することを特徴とするW/O/W型乳化化粧料で
ある。以下、本発明に用いられる各成分について順次説
明する。
【0006】(A)成分について (A)のポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキ
サン、アルキルエーテルポリオキシアルキレン共変性オ
ルガノポリシロキサン、アルキルポリオキシアルキレン
共変性オルガノポリシロキサンとしては、例えば、次式
の一般式(1)又は(2)で表されるものが挙げられ
る。
サン、アルキルエーテルポリオキシアルキレン共変性オ
ルガノポリシロキサン、アルキルポリオキシアルキレン
共変性オルガノポリシロキサンとしては、例えば、次式
の一般式(1)又は(2)で表されるものが挙げられ
る。
【0007】
【化1】
【0008】[式中、R1は、炭素数1〜5のアルキル
基又はフェニル基を示す。R2は、−Q1−O−(C2H4
O)m−(C3H6O)n−R3(但し、Q1は、炭素数1
〜5の2価の炭化水素基を示し、R3は、水素原子、炭
素数1〜5のアルキル基又はアセチル基を示す。mは1
以上の整数、nは0又は1以上の整数である。)を示
す。G1及びG2は、同一でも異なっていてもよく、それ
ぞれR1又はR2を示す。a及びbは、それぞれ0又は1
以上の整数を示す。但し、b=0のとき、G1、G2の少
なくとも一方はR2である。]
基又はフェニル基を示す。R2は、−Q1−O−(C2H4
O)m−(C3H6O)n−R3(但し、Q1は、炭素数1
〜5の2価の炭化水素基を示し、R3は、水素原子、炭
素数1〜5のアルキル基又はアセチル基を示す。mは1
以上の整数、nは0又は1以上の整数である。)を示
す。G1及びG2は、同一でも異なっていてもよく、それ
ぞれR1又はR2を示す。a及びbは、それぞれ0又は1
以上の整数を示す。但し、b=0のとき、G1、G2の少
なくとも一方はR2である。]
【0009】
【化2】
【0010】[式中、R1、R2、a及びbは前記と同じ
意味を有し、R4は、炭素数2〜20のアルキル基又は
−Q2−O−R5(Q2は、炭素数1〜4の2価の炭化水
素基を示し、R5は、炭素数8〜30の炭化水素基を示
す)を示す。G3及びG4は、同一でも異なっていてもよ
く、それぞれR1、R2又はR4を示し、cは0又は1以
上の整数を示す。但し、b=0のとき、G3、G4の少な
くとも一方はR2であり、c=0のとき、G3、G4の少
なくとも一方はR4である。]
意味を有し、R4は、炭素数2〜20のアルキル基又は
−Q2−O−R5(Q2は、炭素数1〜4の2価の炭化水
素基を示し、R5は、炭素数8〜30の炭化水素基を示
す)を示す。G3及びG4は、同一でも異なっていてもよ
く、それぞれR1、R2又はR4を示し、cは0又は1以
上の整数を示す。但し、b=0のとき、G3、G4の少な
くとも一方はR2であり、c=0のとき、G3、G4の少
なくとも一方はR4である。]
【0011】この(A)成分は、親油基としてシリコー
ン主鎖又はアルキル変性したシリコーン主鎖を、親水基
としてエチレンオキサイド鎖ないしプロピレンオキサイ
ド鎖を有し、HLBが3〜8のものが好ましい。以下
に、(A)成分の具体例を示す。
ン主鎖又はアルキル変性したシリコーン主鎖を、親水基
としてエチレンオキサイド鎖ないしプロピレンオキサイ
ド鎖を有し、HLBが3〜8のものが好ましい。以下
に、(A)成分の具体例を示す。
【0012】
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】
【化5】
【0015】これらは、常温で液状ないしペースト状の
もので、特に水不溶性のものが好ましい。(A)成分の
配合量は、油剤の種類や配合量によって異なり、特に限
定されないが、好ましくは、内水相との重量比が、内水
相:(A)成分=1:0.2〜1:1である。この範囲
で用いれば、分離や凝集を生じることなく、より良好な
W/O/W形態を保つことができる。
もので、特に水不溶性のものが好ましい。(A)成分の
配合量は、油剤の種類や配合量によって異なり、特に限
定されないが、好ましくは、内水相との重量比が、内水
相:(A)成分=1:0.2〜1:1である。この範囲
で用いれば、分離や凝集を生じることなく、より良好な
W/O/W形態を保つことができる。
【0016】(B)成分について (B)成分は、陰イオン型界面活性剤である。この界面
活性剤としては、例えば、ステアリン酸塩、ステアロイ
ルメチルタウリン酸塩、N−アシル−L−グルタミン酸
塩等が挙げられ、塩としては、ナトリウム、カリウム、
トリエタノールアミン等が挙げられる。これらの一種又
は二種以上を適宜選択して用いることができる。(B)
成分の配合量は、特に限定されないが、好ましくは、
0.01〜3重量%(以下、単に%で示す)である。こ
の範囲で使用すると、さらに安定性の良好なW/O/W
型乳化化粧料を得ることができる。
活性剤としては、例えば、ステアリン酸塩、ステアロイ
ルメチルタウリン酸塩、N−アシル−L−グルタミン酸
塩等が挙げられ、塩としては、ナトリウム、カリウム、
トリエタノールアミン等が挙げられる。これらの一種又
は二種以上を適宜選択して用いることができる。(B)
成分の配合量は、特に限定されないが、好ましくは、
0.01〜3重量%(以下、単に%で示す)である。こ
の範囲で使用すると、さらに安定性の良好なW/O/W
型乳化化粧料を得ることができる。
【0017】(C)成分について (C)成分は、HLB値が5〜15の非イオン系界面活
性剤である。この界面活性剤としては、例えば、ソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル等が挙げられ、これらの一種又は二種
以上を適宜選択して用いることができる。(C)成分の
配合量は、特に限定されないが、好ましくは、(A)成
分との重量比が、(A):(C)=1:0.1〜1:1
である。この範囲で使用すると、さらに安定性の良好な
W/O/W型乳化化粧料を得ることができる。
性剤である。この界面活性剤としては、例えば、ソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル等が挙げられ、これらの一種又は二種
以上を適宜選択して用いることができる。(C)成分の
配合量は、特に限定されないが、好ましくは、(A)成
分との重量比が、(A):(C)=1:0.1〜1:1
である。この範囲で使用すると、さらに安定性の良好な
W/O/W型乳化化粧料を得ることができる。
【0018】(D)成分について (D)成分は、シリコーン油を30%以上含有する油相
成分である。シリコーン油としては、例えば、ジメチル
ポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オク
タメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペ
ンタシロキサン等の鎖状又は環状のシリコーン油が挙げ
られる。このシリコーン油は、揮発性でも不揮発性でも
よい。油相成分中のシリコーン油含有量が30%未満で
あると、べたつきを生じ、みずみずしい感触を有するW
/O/W型乳化化粧料を得ることができない。
成分である。シリコーン油としては、例えば、ジメチル
ポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オク
タメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペ
ンタシロキサン等の鎖状又は環状のシリコーン油が挙げ
られる。このシリコーン油は、揮発性でも不揮発性でも
よい。油相成分中のシリコーン油含有量が30%未満で
あると、べたつきを生じ、みずみずしい感触を有するW
/O/W型乳化化粧料を得ることができない。
【0019】(D)成分は、シリコーン油を30%以上
含有することを必須とするが、その他の油相成分として
は、通常化粧料に用いられるものであれば特に限定され
ず、天然動・植物油、合成油のいずれをも使用すること
ができる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン等
の液状、ペースト状もしくは固形状の炭化水素、ワック
ス、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル類、グリセ
ライド類等が挙げられる。(D)成分の配合量は、2〜
40%が好ましい。(D)成分の配合量が2%未満の場
合、エモリエント効果の発現が不充分となることがあ
り、又、40%を超えて配合すると、安定性に問題を生
ずる場合がある。
含有することを必須とするが、その他の油相成分として
は、通常化粧料に用いられるものであれば特に限定され
ず、天然動・植物油、合成油のいずれをも使用すること
ができる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン等
の液状、ペースト状もしくは固形状の炭化水素、ワック
ス、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル類、グリセ
ライド類等が挙げられる。(D)成分の配合量は、2〜
40%が好ましい。(D)成分の配合量が2%未満の場
合、エモリエント効果の発現が不充分となることがあ
り、又、40%を超えて配合すると、安定性に問題を生
ずる場合がある。
【0020】本発明のW/O/W型乳化化粧料は、従来
公知の方法によって製造することができる。例えば、
(A)及び(D)成分を含有する油相に水相(内水相)
を添加し、分散乳化して得られたW/O乳化物、又は、
水相(内水相)に油相を添加し、転相乳化して得られた
W/O乳化物を、(B)及び(C)成分を含有する水相
(外水相)に添加し、分散乳化する方法等によって製造
することができる。
公知の方法によって製造することができる。例えば、
(A)及び(D)成分を含有する油相に水相(内水相)
を添加し、分散乳化して得られたW/O乳化物、又は、
水相(内水相)に油相を添加し、転相乳化して得られた
W/O乳化物を、(B)及び(C)成分を含有する水相
(外水相)に添加し、分散乳化する方法等によって製造
することができる。
【0021】本発明のW/O/W型乳化化粧料は、上述
した(A)〜(D)成分を必須成分とするが、これら必
須成分の他に、通常の化粧料に用いられる油性基剤、粉
体、界面活性剤、保湿剤、紫外線吸収剤、香料、防腐
剤、着色剤、美容成分等を本発明の効果を損なわない範
囲で配合することができる。
した(A)〜(D)成分を必須成分とするが、これら必
須成分の他に、通常の化粧料に用いられる油性基剤、粉
体、界面活性剤、保湿剤、紫外線吸収剤、香料、防腐
剤、着色剤、美容成分等を本発明の効果を損なわない範
囲で配合することができる。
【0022】本発明のW/O/W型乳化化粧料は、安定
性及び使用感に優れているので、乳液、クリーム、下地
クリーム等の各種の乳化製品に適用することができる。
性及び使用感に優れているので、乳液、クリーム、下地
クリーム等の各種の乳化製品に適用することができる。
【0023】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらによってなんら限定されるもの
ではない。
するが、本発明はこれらによってなんら限定されるもの
ではない。
【0024】実施例1〜7及び比較例1〜7 乳液 表1及び表2に記載の乳液を製造し、W/O/W乳化物
の生成性及び安定性、並びに使用性について評価した。
の生成性及び安定性、並びに使用性について評価した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】(製造方法) A:成分2〜7を均一に混合溶解し、これに成分1を添
加して分散乳化する。 B:成分8〜18を加熱して60℃とし、これにAを添
加して分散乳化した後、冷却して乳液を得た。
加して分散乳化する。 B:成分8〜18を加熱して60℃とし、これにAを添
加して分散乳化した後、冷却して乳液を得た。
【0028】1.W/O/W乳化物の生成性 得られた乳液を顕微鏡にて観察し、W/O/Wの生成性
を下記基準により評価した。 ◎:非常に良好。 ○:良好。 △:不良。 ×:生成しない。
を下記基準により評価した。 ◎:非常に良好。 ○:良好。 △:不良。 ×:生成しない。
【0029】2.W/O/W乳化物の安定性 各乳液を40℃の恒温槽に1ヶ月放置した後、W/O/
W乳化物の状態を顕微鏡観察並びに外観を肉眼にて観察
し、下記基準より評価した。 ◎:非常に良好。 ○:良好。 △:やや不安定。 ×:明らかに不安定。
W乳化物の状態を顕微鏡観察並びに外観を肉眼にて観察
し、下記基準より評価した。 ◎:非常に良好。 ○:良好。 △:やや不安定。 ×:明らかに不安定。
【0030】3.使用性 女性専門評価パネル20名により、べたつきのなさ、し
っとり感及びみずみずしさについて5段階評価し、更に
その平均点から下記基準により判定した。 (5段階評価) 5点:非常に良好。 4点:良好。 3点:普通。 2点:やや不良。 1点:不良。 (判定) ◎:平均点4.5点以上。 ○:平均点3.5点以上4.5点未満。 △:平均点2.5点以上3.5点未満。 ×:平均点2.5点未満。 これらの結果を表3及び表4に示す。
っとり感及びみずみずしさについて5段階評価し、更に
その平均点から下記基準により判定した。 (5段階評価) 5点:非常に良好。 4点:良好。 3点:普通。 2点:やや不良。 1点:不良。 (判定) ◎:平均点4.5点以上。 ○:平均点3.5点以上4.5点未満。 △:平均点2.5点以上3.5点未満。 ×:平均点2.5点未満。 これらの結果を表3及び表4に示す。
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】上記結果から明らかなように、本発明に係
わる実施例はW/O/W型乳化物の生成性及び安定性並
びに使用感の全ての評価項目を満足するものであった。
わる実施例はW/O/W型乳化物の生成性及び安定性並
びに使用感の全ての評価項目を満足するものであった。
【0034】 実施例8 クリーム (成分) (%) 1.精製水 5.0 2.アルキルエーテルポリオキシアルキレン共変性 2.5 オルガノポリシロキサン(化学式4記載のもの) 3.デカメチルシクロペンタシロキサン 23.0 4.メチルフェニルポリシロキサン 10.0 5.2−エチルヘキサン酸セチル 4.0 6.トリオクタン酸グリセリル 2.0 7.流動パラフィン 1.0 8.ステアリン酸 3.0 9.ポリオキシエチレンソルビタン 1.2 モノオレエート(6E.O.) 10.ポリオキシエチレンソルビタン 0.3 モノラウレート(20E.O.) 11.トリエタノールアミン 1.5 12.ジプロピレングリコール 8.0 13.1,3−ブチレングリコール 5.0 14.グリセリン 3.0 15.カルボキシビニルポリマー 0.5 16.防腐剤 適量 17.香料 適量 18.精製水 残量
【0035】(製造方法) A:成分2〜8を均一に加熱溶解し、これに成分1を添
加して分散乳化する。 B:成分9〜16及び18を均一に加熱溶解し、これに
Aを添加して分散乳化する。 C:Bを冷却し、成分17を添加混合してクリームを得
た。 実施例8は、W/O/W乳化物としての生成性及び安定
性に優れ、使用感の良好なクリームであった。
加して分散乳化する。 B:成分9〜16及び18を均一に加熱溶解し、これに
Aを添加して分散乳化する。 C:Bを冷却し、成分17を添加混合してクリームを得
た。 実施例8は、W/O/W乳化物としての生成性及び安定
性に優れ、使用感の良好なクリームであった。
【0036】 実施例9 美容液 (成分) (%) 1.精製水 1.0 2.アルキルポリオキシアルキレン共変性オルガノ 0.5 ポリシロキサン(化学式5記載のもの) 3.デカメチルシクロペンタシロキサン 1.0 4.メチルフェニルポリシロキサン 1.0 5.N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 0.05 6.ポリオキシエチレンソルビタン 0.2 モノオレエート(20E.O.) 7.グリセリン 5.0 8.1,3−ブチレングリコール 5.0 9.カルボキシビニルポリマー 0.1 10.キサンタンガム 0.05 11.水酸化ナトリウム水溶液(1%) 3.0 12.防腐剤 適量 13.香料 適量 14.精製水 残量
【0037】(製造方法) A:成分2〜4を均一に溶解し、これに成分1を添加し
て分散乳化する。 B:成分5〜12及び14を均一に溶解し、これにAを
添加して分散乳化する。 C:Bを冷却し、成分13を添加混合して美容液を得
た。 実施例9は、W/O/W乳化物としての生成性及び安定
性に優れ、べたつきがなく、しっとり感及びみずみずし
さのある美容液であった。
て分散乳化する。 B:成分5〜12及び14を均一に溶解し、これにAを
添加して分散乳化する。 C:Bを冷却し、成分13を添加混合して美容液を得
た。 実施例9は、W/O/W乳化物としての生成性及び安定
性に優れ、べたつきがなく、しっとり感及びみずみずし
さのある美容液であった。
【0038】
【発明の効果】本発明のW/O/W型乳化化粧料は、W
/O/Wの生成性及び安定性が良好で、且つ、使用感に
優れたものである。
/O/Wの生成性及び安定性が良好で、且つ、使用感に
優れたものである。
Claims (2)
- 【請求項1】次の成分(A)〜(D); (A)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
ン、アルキルエーテルポリオキシアルキレン共変性オル
ガノポリシロキサン、アルキルポリオキシアルキレン共
変性オルガノポリシロキサンから選ばれる一種又は二種
以上 (B)陰イオン型界面活性剤 (C)HLB値が5〜15の非イオン型界面活性剤 (D)油相成分中のシリコーン油含有量が30重量%以
上である油相成分 を含有することを特徴とするW/O/W型乳化化粧料。 - 【請求項2】油相成分を2〜40重量%含有することを
特徴とする請求項1記載のW/O/W型乳化化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8328895A JPH08245364A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | W/o/w型乳化化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8328895A JPH08245364A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | W/o/w型乳化化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08245364A true JPH08245364A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13798209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8328895A Pending JPH08245364A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | W/o/w型乳化化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08245364A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003511235A (ja) * | 1999-10-22 | 2003-03-25 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 安定なマルチプルエマルジョン組成物 |
WO2013129482A1 (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-06 | サントリーホールディングス株式会社 | 経時安定性を有するw/o/w型エマルションおよびその製造方法 |
-
1995
- 1995-03-15 JP JP8328895A patent/JPH08245364A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003511235A (ja) * | 1999-10-22 | 2003-03-25 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 安定なマルチプルエマルジョン組成物 |
WO2013129482A1 (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-06 | サントリーホールディングス株式会社 | 経時安定性を有するw/o/w型エマルションおよびその製造方法 |
JP5563723B2 (ja) * | 2012-02-28 | 2014-07-30 | サントリーホールディングス株式会社 | 経時安定性を有するw/o/w型エマルションおよびその製造方法 |
US9642792B2 (en) | 2012-02-28 | 2017-05-09 | Suntory Holdings Limited | W/O/W emulsion having temporal stability and method for producing the same |
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