JPH0824291A - 使い捨て着用物品 - Google Patents

使い捨て着用物品

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JPH0824291A
JPH0824291A JP6165317A JP16531794A JPH0824291A JP H0824291 A JPH0824291 A JP H0824291A JP 6165317 A JP6165317 A JP 6165317A JP 16531794 A JP16531794 A JP 16531794A JP H0824291 A JPH0824291 A JP H0824291A
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JP6165317A
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English (en)
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Yoshihisa Fujioka
義久 藤岡
Yoshio Ono
芳夫 小野
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Unicharm Corp
Original Assignee
Unicharm Corp
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Priority to KR2019950017210U priority patent/KR200176781Y1/ko
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使い捨て着用物品の脚周り弾性部材が前半分
に位置する第1弾性部材と後半分に位置する第2弾性部
材とからなる場合において、それら第1、2弾性部材の
間から体液が漏れるのを防止する。 【構成】 使い捨ておむつなどの着用物品1の脚周り弾
性部材5を、円弧状の脚周り部14の主として前半分に
取付けた円弧状の第1弾性部材15と、主として後半分
に取付けた円弧状の第2弾性部材16と、股下区域8の
中央部において、第1、2弾性部材15,16と交差
し、物品1の前後方向に伸縮可能な第3弾性部材17と
により構成し、これら第1、2、3弾性部材15,1
6,17で脚周り部14を囲む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使い捨ておむつやト
レニングパンツなどの使い捨て着用物品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、これら着用物品の脚周り部に沿っ
て弾性部材を取付け、該部を着用者の脚周りに密着させ
ることは、慣用技術として知られている。また、かかる
技術に基づく着用物品の弾性部材を脚周りの前半分に取
付けた第1弾性部材と、後半分に取付けた第2弾性部材
とにより構成する技術が米国特許第4,897,084
号公報や特開平3−186263号公報によって公知で
ある。これら公知技術を利用すると、脚周り部の前半分
と後半分の各々で異なる条件、例えば弾性部材の種類や
それらの使用本数、間隔、収縮力などについて異なる条
件を採用することができ、それによって着用感や体液の
防漏性に優れた着用物品を得ることができる。
【0003】そして、米国特許第4,897,084号
公報が教示するところによれば、使い捨ておむつにおい
て、左脚周りの前半分から股下区域を経て右脚周りの前
半分へとU字型を描くように第1弾性部材を取付ける一
方、左脚周りの後半分から股下区域を経て右脚周りの後
半分へと逆U字型を描くように第2弾性部材を取付け、
股下区域においてそれら第1弾性部材と第2弾性部材と
を交差させることなく所要の寸法だけ離隔させておくこ
とができる。
【0004】図5は、前記公知技術に基づいて使い捨て
おむつの裏面シート12に第1、2脚周り弾性部材1
5,16をU字型と逆U字型に取付けた状態を示す平面
図である。第1、2弾性部材15,16は、股下区域8
の前後方向中央部において距離Dだけ離隔している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5の裏面シート12
を有するおむつは、前区域6と後区域7とを重ね合わせ
ると、第1、2弾性部材15,16が実質的なループを
形成し、着用者の脚周りに密着可能になる。しかし、第
1、2弾性部材15,16は、股下区域8の中央部で離
隔しているから、該部近傍が脚周りに密着しにくく、そ
こから体液が漏れ易いという問題がある。股下区域8
は、体液の***が特に集中するところであって、その問
題を軽視できない。
【0006】かかる問題を解決するために、弾性部材の
収縮力を強めることがある。しかし、そのような手段
は、当該部位の問題を解決する一方で、脚周りの血行を
阻害したり、物品の着用感を損ねたりするという問題を
生じるから、完全な解決手段にはなり得ない。
【0007】そこで、この発明は、着用物品の前後方向
に伸縮可能な第3弾性部材を脚周り部の前半分と後半分
に沿う第1弾性部材と第2弾性部材とに交差するように
取付け、これら第1、2、3弾性部材で脚周り部を囲む
ことにより前記問題を解決することを課題にしている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明が前記課題を解
決するために手段とするところは、以下のとおりであ
る。
【0009】この発明においては、トップシートと、バ
ックシートと、これら両シートの前後区域間に位置する
股下区域の左右両側に円弧状に凹欠してなる脚周り部に
沿って取付けた弾性部材とを有する使い捨て着用物品を
前提にしている。
【0010】かかる前提において、前記弾性部材を脚周
り部の主として前半分に沿って実質的に円弧を描いて伸
縮可能に取付けてあり、股下区域の前後方向中央部に内
端部を有する第1弾性部材と、主として後半分に沿って
実質的に円弧を描いて伸縮可能に取付けてあり、股下区
域の中央部に第1弾性部材の内端部から離隔した内端部
を有する第2弾性部材と、前記中央部において第1、2
弾性部材の各々に交差し、かつ、前記着用物品の前後方
向に伸縮可能な第3弾性部材とによって構成し、これら
第1、2、3弾性部材で前記脚周り部を囲むことがこの
発明の特徴である。
【0011】この発明の実施態様の一つにおいては、左
右脚周り部各々の第1弾性部材どうし、および第2弾性
部材どうしが連結している。また、他の態様において
は、第1、2弾性部材が弾性リボンからなり、前記第3
弾性部材が前記股下区域の左右両側間に延在する1枚の
伸縮性シートからなる。
【0012】
【作用】このように構成した着用物品では、着用物品の
前後方向に伸縮可能な第3弾性部材を股下区域の中央部
において第1および第2弾性部材と交差させ、これら第
1、2、3弾性部材で脚周りを囲むから、股下区域で第
1、2弾性部材が離隔していても着用物品の脚周り部を
着用者に密着させることが可能になる。
【0013】
【実施例】この発明に係る使い捨て着用物品の詳細を、
使い捨てのパンツ型おむつを例にとり、添付の図面を参
照しながら説明すると、以下のとおりである。
【0014】図1は、着用状態にある使い捨てのパンツ
型おむつ1の斜視図であるが、着用者の図示を省略して
ある。おむつ1は、胴周り開口部2と、左右一対の脚周
り開口部3とを有し、各開口部2,3に沿って胴周り弾
性部材4と脚周り弾性部材5とがある。おむつ1の前後
区域6,7は、左右両側のそれぞれにおいて重なり合
い、接合線9で一体になっている。
【0015】図2は、おむつ1を接合線9に沿って切り
開き、前後に伸展した状態で示すおむつ1の分解斜視図
である。おむつ1は、その厚み方向が透液性トップシー
ト11と、不透液性バックシート12と、それら両シー
ト11,12間に介在する吸液性コア13とからなり、
トップシート11とバックシート12とはコア13の周
縁から延出する部分が水密に接合し、コア13は、両シ
ート11,12の少なくともいずれか一方に間欠的に接
合している。おむつ1の長手方向は、前後区域6,7
と、それら区域間に介在する股下区域8とによって構成
され、股下区域8の左右両側に弧状の凹欠からなる脚周
り部14がある。バックシート12のトップシート11
と対向している内面には脚周り用の第1、2、3弾性部
材15,16,17がホットメルト接着剤(図示せず)
により取付けてある。第1、2、3弾性部材15,1
6,17は、それぞれが1本または2本以上の弾性リボ
ンからなり、第1、2弾性部材15,16は少なくとも
脚周り部14に沿う弧状の部分が伸長状態にあり、第3
弾性部材17は、前後方向へ伸長した状態にある。
【0016】図3は、バックシート12の内面を示す平
面図であって、第1、2、3弾性部材15,16,17
の取付け状態を明らかにしている。第1弾性部材15
は、脚周り部14の前半分に位置するもので、着用者の
左脚周り(図の右側の脚周り)から股下区域8の前後方
向中央部を経て右脚周り(図の左側の脚周り)に延びて
いる。第2弾性部材16は、脚周り部14の後半分に位
置するもので、着用者の左脚周りから股下区域中央部を
経て右脚周りに延びている。第1、2弾性部材15,1
6は、それぞれ股下区域の中央部においてU字と逆U字
とを描き、距離Dだけ互いに離隔している。第3弾性部
材17は、股下区域8の左右それぞれにおいて、おむつ
1の前後方向に延び、股下区域8の中央部において第
1、2弾性部材15,16と交差し、交点22,23を
形成している。これら第1、2、3弾性部材15,1
6,17は、脚周り部14を囲んだ状態にある。
【0017】このように第1、2、3弾性部材15,1
6,17が取付けてある伸展状態のおむつ1は、前後方
向を二分する中心線X−Xに沿ってトップシート11を
内側に二つに折り重ね、接合線9で接合すると、左右の
脚周り部14それぞれが脚周り開口3を形成するととも
に、第1弾性部材15の外端部15A,15Bと第2弾
性部材16の外端部16A,16Bとが実質的に重なり
合い、第1弾性部材15と第2弾性部材16と第3弾性
部材17とで実質的に着用者の脚周り方向に伸縮可能な
ループからなる脚周り弾性部材5を形成する(図1参
照)。
【0018】図4は、この発明の実施態様の一つを例示
する図3と同様の平面図である。この例では、おむつ1
の前後方向に伸長した伸縮性シートからなる第3弾性部
材17がバックシート12の内面に貼着してあり、第3
弾性部材17の左右側縁部が各々第1、2弾性部材1
5,16と交差している。おむつ1の股下区域8は、第
3弾性部材17を貼着した広い範囲が前後方向へ収縮可
能であり、着用者の股部に広く密着して体液の横漏れを
効果的に防止することができる。
【0019】この発明に係る着用物品において、実施例
のように吸液性コア13を使用する場合には、コア13
の剛性によって第3弾性部材17の伸縮が妨げられない
ように、部材17の取付け位置をコア13の側縁から外
方へ適宜離隔させることが必要であって、その離隔距離
を好ましくは5mm以上にする。第3弾性部材17が伸
縮性シートである場合には、その両側縁部をコア13の
側縁から5mm以上延出させる。第1、2弾性部材1
5,16は、図3,4に例示のように、股下区域8を左
から右へと横断することを必須の条件とするものではな
く、股下区域8で切断された状態にあってもよく、また
そこに存在していなくてもよい。いずれの場合にも、第
1、2弾性部材15,16は、脚周り開口3の上方部分
に外端部15A,15B,16A,16Bを有し、脚周
り開口3の下方部分に内端部を有しているのであるが、
第1弾性部材15および/または第2弾性部材16が股
下区域8を横断するものであるときには、部材15,1
6がそれぞれの脚周り開口3から遠ざかり、おむつ1を
左右に二分する中心線の方向へ進み始める部分をその内
端部ということができる。実施例では、この内端部を股
下区域8の前後方向中央部に位置させてあるが、それを
前後いずれか一方へ片寄らせることも可能である。これ
ら第1、2、3弾性部材15,16,17は、通常バッ
クシート12の内面に取付けるものであるが、それらを
トップシート11に取付けたり、第1、2弾性部材1
5,16と第3弾性部材17とを互いに異なるシート1
1または12に取付けることもできる。
【0020】この発明に係る着用物品には、当該技術分
野の慣用素材を使用することができる。それら素材を組
立てるための接合や取付けには、周知の接合技術や熱融
着技術を利用することができる。
【0021】
【発明の効果】この発明に係る着用物品においては、脚
周りの前半分と後半分とに円弧を描くように取付けた第
1、2弾性部材各々に前後方向に伸長した第3弾性部材
を交差させて脚周り部を囲み、脚の周り方向への伸縮性
をもたせたから、それら第1、2弾性部材の内端部が股
下区域中央部で互いに離隔していても、当該部からの体
液漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使い捨ておむつ(使い捨て着用物品)の斜視
図。
【図2】前後に伸展した使い捨ておむつの分解斜視図。
【図3】バックシートの平面図。
【図4】実施態様の一例を示すバックシートの平面図。
【図5】従来技術の使い捨ておむつを例示する図3と同
様の平面図。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ(使い捨て着用物品) 5 脚周り弾性部材 6 前区域 7 後区域 8 股下区域 11 トップシート 12 バックシート 15 第1弾性部材 16 第2弾性部材 17 第3弾性部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トップシートと、バックシートと、これら
    両シートの前後区域間に位置する股下区域の左右両側に
    円弧状に凹欠してなる脚周り部に沿って取付けた弾性部
    材とを有する使い捨て着用物品において、 前記弾性部材を前記脚周り部の主として前半分に沿って
    実質的に円弧を描いて伸縮可能に取付けてあり前記股下
    区域の前後方向中央部に内端部を有する第1弾性部材
    と、主として後半分に沿って実質的に円弧を描いて伸縮
    可能に取付けてあり、前記中央部に前記第1弾性部材の
    内端部から離隔した内端部を有する第2弾性部材と、前
    記中央部において前記第1、2弾性部材の各々に交差
    し、かつ、前記着用物品の前後方向に伸縮可能な第3弾
    性部材とによって構成し、 これら第1、2、3弾性部材で前記脚周り部を囲むこと
    を特徴とする前記着用物品。
  2. 【請求項2】左右脚周り部各々の第1弾性部材どうし、
    および第2弾性部材どうしが連結している請求項1記載
    の着用物品。
  3. 【請求項3】前記第1、2弾性部材が弾性リボンからな
    り、前記第3弾性部材が前記股下区域の左右両側間に延
    在する1枚の伸縮性シートである請求項1記載の着用物
    品。
JP6165317A 1994-07-14 1994-07-18 使い捨て着用物品 Pending JPH0824291A (ja)

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