JPH08242578A - スイッチング式直流電源装置 - Google Patents

スイッチング式直流電源装置

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JPH08242578A
JPH08242578A JP6861095A JP6861095A JPH08242578A JP H08242578 A JPH08242578 A JP H08242578A JP 6861095 A JP6861095 A JP 6861095A JP 6861095 A JP6861095 A JP 6861095A JP H08242578 A JPH08242578 A JP H08242578A
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circuit
switching
power supply
switching element
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JP6861095A
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Yukio Yokoyama
幸生 横山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路動作の安定度が増すと共に、1周期毎に
電流制限がかかるので、負荷急変時にも比較的安定した
出力が得られる上、負荷短絡時にも瞬時に応答して過電
流を防止することができるスイッチング式直流電源装置
を提供する。 【構成】 スイッチングトランジスタQ1のエミッタに
流れる電流を電流検出回路10により検出し、その検出
結果に応じてPWM回路11からスイッチングトランジ
スタQ1に制御パルスが出力され、該スイッチングトラ
ンジスタQ1が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチング式直流電
源装置、特に出力保持用(電力蓄積用)のコンデンサ及
び該コンデンサを充電するための充電手段を有するスイ
ッチング式直流電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より各種の電子機器の電源装置とし
てスイッチング方式の電源が用いられている。特に直流
電源としては、スイッチング方式は小型、軽量及び高効
率であることから広く利用されている。
【0003】しかしながら、スイッチング方式の電源に
おいて、商用電源電圧をコンデンサインプット型の整流
回路で直流電圧に変換しているが、コンデンサインプッ
ト型の整流回路は、小型で安価である反面、出力の保持
時間を確保するためには、大容量の電解コンデンサが必
要となる。そのため、入力電流の高調波が多く、入力電
流の実効値も大きくなり、また、この高調波が周辺機器
に悪影響を与える場合もある。
【0004】上述した問題を解決するための1つの方法
として、出力の保持時間の確保を別の方法に求め、入力
の平滑回路を削除し、脈流を直接スイッチングする方法
がある。この方法を実施するための回路構成を図3に示
す。同図において、1、2は商用交流電源に接続される
入力電源端子で、整流器スタックDM1の交流端子に接
続されている。整流器スタックDM1の+端子は、電力
保持用(電力蓄積用)のコンデンサC1の陽極とトラン
スT1の1次巻線N1の一方に接続され、該1次巻線N
1の他方は、スイッチングトランジスタQ1のコレクタ
に接続されている。該スイッチングトランジスタQ1の
エミッタは、電流検出回路7を介して整流器スタックD
M1の−端子に接続されている。電流検出回路7はパル
ス幅変調回路(以下、PWM回路と記述する)6に接続
されている。
【0005】スイッチングトランジスタQ1のベースは
PWM回路6の出力及び積分回路8に接続されている。
この積分回路8はPWM回路6に接続されている。トラ
ンスT1の2次巻線N2は、整流用のダイオードD1を
介して平滑コンデンサC2に接続されている。平滑コン
デンサC2により平滑された出力は、出力端子3、4か
ら所定の負荷に供給される。
【0006】トランスT1の3次巻線N3の一方の端子
は、コンデンサC1の陽極に接続され、このコンデンサ
C1の陽極は、整流器スタックDM1の+端子に接続さ
れている。トランスT1の3次巻線N3の他方の端子
は、ダイオードD3を介してコンデンサC1の陰極に接
続され、このコンデンサC1の陰極は、逆流防止用のダ
イオードD2及び電流検出回路7を介してスイッチング
トランジスタQ1のエミッタに接続されている。
【0007】負荷に対する出力電圧を検出するために、
出力端子3、4に接続される不図示の負荷と並列に電圧
検出回路5が接続されている。この電圧検出回路5は、
オペアンプ、トランジスタ等により構成され、その検出
値は、フォトカプラQ2を介してPWM回路6に帰還さ
れる。このPWM回路6は、電圧検出回路5の検出値に
応じてスイッチングトランジスタQ1のベースに与える
駆動パルスのスイッチングデューティ比或は周波数等を
制御する。即ち、PWM回路6の出力でスイッチングト
ランジスタQ1が駆動される。
【0008】次に、図3に示すスイッチング式直流電源
装置の動作を説明する。入力電源端子1及び2に商用電
源を接続すると、整流器スタックDM1によって整流さ
れ、脈流波形が得られる。この得られた脈流は、スイッ
チングトランジスタQ1で断続され、トランスT1の1
次巻線N1に電圧が印加される。スイッチングトランジ
スタQ1のオン時にエネルギーがトランスT1に蓄えら
れ、スイッチングトランジスタQ1のオフ時にエネルギ
ーがトランスT1の2次巻線N2からダイオードD1を
介して放出される。このような動作を繰り返して電力を
転送する。ダイオードD1からの出力は、平滑用のコン
デンサC2によって平滑され直流に変換され、該変換さ
れた直流は、出力端子3、4から負荷に供給される。
【0009】同様にして、トランスT1の3次巻線N3
の出力は、ダイオードD3を介してコンデンサC1を充
電して、該コンデンサC1の両端の電圧を出力電圧に比
例した一定の電圧に保つ。電圧検出回路5は、出力端子
3、4に接続される負荷の電圧と基準電圧とを比較し
て、誤差電圧をフォトカプラQ2を介してPWM回路6
に与える。PWM回路6は、誤差電圧によりスイッチン
グトランジスタQ1の駆動パルスを制御する。
【0010】このようにして、スイッチングトランジス
タQ1の駆動パルスを制御することによって、負荷電圧
を安定化する。
【0011】動作中に入力電圧が遮断して整流器スタッ
クDM1の出力がなくなると、コンデンサC1の電荷が
ダイオードD2を介して放出され、一定時間出力電圧を
安定化する。
【0012】負荷電力が定格より明らかに大きくなった
場合、電流検出回路7に流れる電流が指定値以上にな
り、該電流検出回路7からPWM回路6に信号が出力さ
れる。これにより、PWM回路6が出力パルスのデュー
ティを絞っていくと出力電圧が低下する。また、出力パ
ルスのデューティが絞られると、図3では積分回路8の
出力も低下していき、所定値以下になるとPWM回路6
が間欠モードに入り、一定周期で間欠的に出力する。こ
のようにして回路が過電流により破壊されるのを防止す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例にあっては、入力にスイッチングトランジスタ
Q1のスイッチングによる高周波が重畳され、また、ト
ランスT1の1次巻線N1を利用して出力保持用のコン
デンサC1を充電する回路の充放電動作の影響のため、
1次側に流れる電流に高周波ノイズが多く含まれるた
め、一次側インダクタ電流の検出回路や制御パルス、ト
ランスT1の1次巻線N1に与えられる電力を検出する
回路からPWM回路6への信号にノイズが伝般し、回路
動作が不安定になったり、誤動作が起きることがあると
いう問題点があった。
【0014】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、回路動作の安定度が向上すると共に、負
荷急変時にも比較的安定した出力が得られ、しかも負荷
短絡時にも瞬時に応答して過電流を防止し得るようにし
たスイッチング式直流電源装置を提供しようとするもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1のスイッチング式直流電源装置は、
電源電圧を整流する1次側整流回路と、導通角をパルス
幅変調(PWM)制御されるスイッチング素子で整流後
の脈流を断続する高周波スイッチング回路と、該高周波
スイッチング回路の入力に設けられた電力蓄積用コンデ
ンサと、該電力蓄積用コンデンサを充電するための充電
手段とを有するスイッチング式直流電源装置において、
前記スイッチング素子のエミッタに流れる電流を検出す
る電流検出回路と、該電流検出回路の検出結果に応じて
前記スイッチング素子に制御パルスを出力するパルス幅
変調(PWM)回路とを設けたことを特徴とするもので
ある。
【0016】また、同じ目的を達成する上で本発明の請
求項2のスイッチング式直流電源装置は、請求項1のス
イッチング式直流電源装置において、1次側電圧を検出
し且つその検出結果を前記PWM回路に出力する電圧検
出回路を設け、前記PWM回路は、前記電圧検出回路の
出力と前記電流検出回路の出力とを比較して制御パルス
を出力すると共に、前記PWM回路から出力される制御
パルスを増幅し前記スイッチング素子を駆動するドライ
ブ回路を設けたことを特徴とするものである。
【0017】また、同じ目的を達成するために本発明の
請求項3のスイッチング式直流電源装置は、電源電圧を
整流する1次側整流回路と、導通角をパルス幅変調(P
WM)制御される第1のスイッチング素子で整流後の脈
流を断続する高周波スイッチング回路と、該高周波スイ
ッチング回路の入力に設けられた電力蓄積用コンデンサ
と、該電力蓄積用コンデンサを充電するための充電手段
とを有するスイッチング式直流電源装置において、前記
第1のスイッチング素子のエミッタに流れる電流を検出
する電流検出回路と、該電流検出回路の検出結果に応じ
て前記第1のスイッチング素子に制御パルスを出力する
パルス幅変調(PWM)回路とを設け、更に前記第1の
スイッチング素子とは極性の異なる第2のスイッチング
素子を設け、該第2のスイッチング素子のコレクタを前
記電力蓄積用コンデンサと前記充電手段との間に接続し
且つ前記第2のスイッチング素子のエミッタを前記1次
側整流回路の−端子と前記第1のスイッチング素子のエ
ミッタとの間に接続し、定常時には前記1次側整流回路
からの充電を防止し、入力遮断時には前記電力蓄積用コ
ンデンサに蓄積された電荷を前記高周波スイッチング回
路に供給することを特徴とするものである。
【0018】また、同じ目的を達成する上で本発明の請
求項4のスイッチング式直流電源装置は、請求項3のス
イッチング式直流電源装置において、1次側電圧を検出
し且つその検出結果を前記PWM回路に出力する電圧検
出回路を設け、前記PWM回路は、前記電圧検出回路の
出力と前記電流検出回路の出力とを比較して制御パルス
を出力すると共に、前記PWM回路から出力される制御
パルスを増幅し前記スイッチング素子を駆動するドライ
ブ回路を設けたことを特徴とするものである。
【0019】更に、同じ目的を達成する上で、本発明の
請求項5のスイッチング式直流電源装置は、請求項3ま
たは4のスイッチング式直流電源装置において、前記第
2のスイッチング素子は、前記第1のスイッチング素子
と同期パルスにより制御されることを特徴とするもので
ある。
【0020】
【作用】請求項1のスイッチング式直流電源装置は、高
周波スイッチング回路のスイッチング素子のエミッタに
流れる電流を電流検出回路により検出し、その検出結果
に応じてPWM回路から前記スイッチング素子に制御パ
ルスが出力され、該スイッチング素子が制御される。
【0021】請求項2のスイッチング式直流電源装置
は、請求項1のスイッチング式直流電源装置の作用に加
えて、1次側電圧を電圧検出回路により検出し、PWM
回路により前記電圧検出回路の出力と電流検出回路の出
力とが比較され、その比較結果に応じて制御パルスが出
力され、該制御パルスがドライブ回路により増幅されて
前記スイッチング素子が駆動される。
【0022】請求項3のスイッチング式直流電源装置
は、定常時には1次側整流回路からのコンデンサへの充
電が防止され、入力遮断時には前記コンデンサに蓄えら
れた電荷が高周波スイッチング回路に供給され、前記高
周波スイッチング回路の第1のスイッチング素子のエミ
ッタに流れる電流を電流検出回路により検出し、その検
出結果に応じてPWM回路から前記第1のスイッチング
素子に制御パルスが出力され、該第1のスイッチング素
子が制御される。
【0023】請求項4のスイッチング式直流電源装置
は、請求項3のスイッチング式直流電源装置の作用に加
えて、1次側電圧を電圧検出回路により検出し、PWM
回路により前記電圧検出回路の出力と電流検出回路の出
力とが比較され、その比較結果に応じて制御パルスが出
力され、該制御パルスがドライブ回路により増幅されて
前記第1のスイッチング素子が駆動される。
【0024】請求項5のスイッチング式直流電源装置
は、請求項3または4のスイッチング式直流電源装置の
作用に加えて、前記前記第2のスイッチング素子が、前
記第1のスイッチング素子と同期パルスにより制御され
る。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2に基づ
き説明する。
【0026】(第1実施例)まず、本発明の第1実施例
を図1に基づき説明する。図1は、本発明の第1実施例
に係るスイッチング式直流電源装置の構成を示す回路図
であり、同図において、上述した従来の図3と同一部分
には、同一符号を付してある。
【0027】図1において、1、2は商用交流電源に接
続される入力電源端子で、整流用の整流器スタックDM
1の交流端子に接続されている。整流器スタックDM1
の(+)端子は、電力保持用(電力蓄積用)コンデンサ
C1の陽極及びトランスT1の1次巻線N1の一端に接
続されている。該1次巻線N1の他端は、スイッチング
トランジスタQ1のコレクタに接続されている。該スイ
ッチングトランジスタQ1のエミッタは、検出抵抗また
は検出トランスより構成された電流検出回路10を介し
て整流器スタックDM1の(−)端子に接続されてい
る。
【0028】トランスT1の2次巻線N2は、整流用の
ダイオードD1を介して平滑コンデンサC2に接続され
ている。平滑コンデンサC2により平滑された出力は、
出力端子3、4から所定の負荷に供給される。
【0029】トランスT1の3次巻線N3の一端は、整
流器スタックDM1の(+)端子に接続されている。ト
ランスT1の3次巻線N3の他端は、整流用のダイオー
ドD3を介して電力保持用コンデンサC1の陰極に接続
されている。この電力保持用コンデンサC1の陰極は、
逆流防止用のダイオードD2のカソード及び整流用のダ
イオードD3のアノードに接続されている。逆流防止用
のダイオードD2のエミッタは、電流検出回路10及び
整流器スタックDM1の(−)端子に接続されている。
電力保持用コンデンサC1の陽極は、整流器スタックD
M1の(+)端子及び電圧検出回路9に接続されてい
る。
【0030】電圧検出回路9及び電流検出回路10は、
PWM回路11に接続されている。PWM回路11は、
ドライブ回路12を介してスイッチングトランジスタQ
1のベースに接続され、インダクタ電流及び入力電圧に
応じてスイッチングトランジスタQ1のベースに与える
駆動パルスのスイッチングデューティ比或は周波数等を
制御する。
【0031】次に、上記構成の本実施例に係るスイッチ
ング式直流電源装置の動作を説明する。入力電源端子1
及び2に商用電源を接続すると、整流器スタックDM1
によって整流され、脈流波形が得られる。この得られた
脈流は、スイッチングトランジスタQ1により断続さ
れ、トランスT1の1次巻線N1に印加される。
【0032】スイッチングトランジスタQ1のオン時に
エネルギーがトランスT1に蓄えられ、スイッチングト
ランジスタQ1のオフ時にエネルギーがトランスT1の
2次巻線N2から整流用のダイオードD1を介して放出
される。このような動作を繰り返して電力を転送する。
整流用のダイオードD1の出力は、平滑用のコンデンサ
C2によって平滑され直流に変換される。該変換された
直流は、出力端子3、4から負荷に供給される。
【0033】同様にして、スイッチングトランジスタQ
1のオフ時に、トランスT1の3次巻線N3の出力は、
整流用のダイオードD3を介して電力保持用コンデンサ
C1を充電して、該電力保持用コンデンサC1の両端電
圧を出力電圧に比例した一定の電圧に保持する。同時に
ダイオードD2は、商用交流入力の整流器スタックDM
1からの充電を防止する。
【0034】電圧検出回路9は、1次側整流後の電圧を
検出し、PWM回路11に出力する。また、電流検出回
路10は、インダクタ電流を検出し、PWM回路11に
出力する。PWM回路11は、電圧検出回路9の出力結
果により補正された基準電圧と電流検出回路10の出力
とをコンパレータにより比較して、その結果を制御パル
スとして出力する。PWM回路11から出力された制御
パルスをドライブ回路12で増幅してスイッチングトラ
ンジスタQ1を駆動する。
【0035】このようにして、スイッチングトランジス
タQ1の駆動パルスを制御することによって、負荷電圧
を安定化する。
【0036】動作中に入力電圧が遮断して整流器スタッ
クDM1の出力がなくなると、電力保持用コンデンサC
1の電荷が放出され、一定時間出力電圧を安定化する。
【0037】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
を図2に基づき説明する。図2は、本発明の第2実施例
に係るスイッチング式直流電源装置の回路図であり、同
図において、上述した第1実施例の図1と同一部分に
は、同一符号を付して、その詳細説明を省略する。
【0038】図2において、図1と異なる点は、図1の
構成の逆流防止用のダイオードD2に代えて第2のスイ
ッチングトランジスタQ2を設けたことである。この第
2のスイッチングトランジスタQ2のコレクタは、電力
保持用コンデンサC1の陰極に接続されている。第2の
スイッチングトランジスタQ2のエミッタは、電流検出
回路10を介して第1のスイッチングトランジスタQ1
のエミッタ及び整流器スタックDM1の(−)端子に接
続されている。
【0039】PWM回路11は、ドライブ回路12を介
して第1及び第2のスイッチングトランジスタQ1、Q
2のベースに接続され、インダクタ電流及び入力電圧に
応じて第1及び第2のスイッチングトランジスタQ1、
Q2のベースに与える駆動パルスのスイッチングデュー
ティ比或は周波数等を制御する。PWM回路11の出力
で、第1及び第2のスイッチングトランジスタQ1、Q
2が同期駆動される。
【0040】次に、上記構成の本実施例に係るスイッチ
ング式直流電源装置の動作を説明する。入力電源端子1
及び2に商用電源を接続すると、整流器スタックDM1
によって整流され、脈流波形が得られる。この得られた
脈流は、第1のスイッチングトランジスタQ1により断
続され、トランスT1の1次巻線N1に印加される。第
1のスイッチングトランジスタQ1のオン時に、第2の
スイッチングトランジスタQ2もオンし、エネルギーが
トランスT1に蓄えられ、第1及び第2のスイッチング
トランジスタQ1、Q2のオフ時にエネルギーがトラン
スT1の2次巻線N2から整流用のダイオードD1を介
して放出される。このような動作を繰り返して電力を転
送する。整流用のダイオードD1の出力は、平滑用のコ
ンデンサC2によって平滑され直流に変換される。該変
換された直流は、出力端子3、4から負荷に供給され
る。
【0041】同様にして、第1のスイッチングトランジ
スタQ1のオフ時に、トランスT1の3次巻線N3の出
力は、整流用のダイオードD3を介して電力保持用コン
デンサC1を充電して、該電力保持用コンデンサC1の
両端電圧を出力電圧に比例した一定の電圧に保持する。
同時に第1のスイッチングトランジスタQ1と同期した
駆動パルスにより第2のスイッチングトランジスタQ2
がオフし、商用交流入力の整流器スタックDM1からの
充電を防止する。
【0042】電圧検出回路9は、1次側整流後の電圧を
検出し、PWM回路11に出力する。また、電流検出回
路10は、インダクタ電流を検出し、PWM回路11に
出力する。PWM回路11は、電圧検出回路9の出力結
果により補正された基準電圧と電流検出回路10の出力
とをコンパレータにより比較して、その結果を制御パル
スとして出力する。PWM回路11から出力された制御
パルスをドライブ回路12で増幅して第1のスイッチン
グトランジスタQ1を駆動する。PWM回路11は、誤
差電圧により第1のスイッチングトランジスタQ1の駆
動パルスを制御する。
【0043】このようにして、第1のスイッチングトラ
ンジスタQ1の駆動パルスを制御することによって、負
荷電圧を安定化する。
【0044】動作中に入力電圧が遮断して整流器スタッ
クDM1の出力がなくなると、第2のスイッチングトラ
ンジスタQ2のオフ時に、電力保持用コンデンサC1の
電荷が放出され、一定時間出力電圧を安定化する。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のスイッチン
グ式直流電源装置によれば、1次側のインダクタ電流を
検出し、その検出結果をPWM回路に出力する電流検出
回路及び1次側の電圧を検出し、その検出結果をPWM
回路に出力する電圧検出回路を設け、電圧変動を考慮に
入れた上、インダクタ電流を一定に保つように、電流検
出回路の出力と電圧検出回路の出力とを比較し、PWM
制御を行うようにしたので、回路動作の安定度が増すと
共に、1周期毎に電流制限がかかるので、負荷急変時に
も比較的安定した出力が得られる上、負荷短絡時にも瞬
時に応答して過電流を防止することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るスイッチング式直流
電源装置の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るスイッチング式直流
電源装置の構成を示す回路図である。
【図3】従来のスイッチング式直流電源装置の構成を示
す回路図である。
【符号の説明】
DM1 整流器スタック(1次側整流回路) Q1 第1のスイッチングトランジスタ(第1のス
イッチング素子、高周波スイッチング回路) Q2 第2のスイッチングトランジスタ(第2のス
イッチング素子、高周波スイッチング回路) C1 電力蓄積用コンデンサ T1 トランス(充電手段) 9 電圧検出回路 10 電流検出回路 11 PWM回路 12 ドライブ回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧を整流する1次側整流回路と、
    導通角をパルス幅変調(PWM)制御されるスイッチン
    グ素子で整流後の脈流を断続する高周波スイッチング回
    路と、該高周波スイッチング回路の入力に設けられた電
    力蓄積用コンデンサと、該電力蓄積用コンデンサを充電
    するための充電手段とを有するスイッチング式直流電源
    装置において、前記スイッチング素子のエミッタに流れ
    る電流を検出する電流検出回路と、該電流検出回路の検
    出結果に応じて前記スイッチング素子に制御パルスを出
    力するパルス幅変調(PWM)回路とを設けたことを特
    徴とするスイッチング式直流電源装置。
  2. 【請求項2】 1次側電圧を検出し且つその検出結果を
    前記PWM回路に出力する電圧検出回路を設け、前記P
    WM回路は、前記電圧検出回路の出力と前記電流検出回
    路の出力とを比較して制御パルスを出力すると共に、前
    記PWM回路から出力される制御パルスを増幅し前記ス
    イッチング素子を駆動するドライブ回路を設けたことを
    特徴とする請求項1記載のスイッチング式直流電源装
    置。
  3. 【請求項3】 電源電圧を整流する1次側整流回路と、
    導通角をパルス幅変調(PWM)制御される第1のスイ
    ッチング素子で整流後の脈流を断続する高周波スイッチ
    ング回路と、該高周波スイッチング回路の入力に設けら
    れた電力蓄積用コンデンサと、該電力蓄積用コンデンサ
    を充電するための充電手段とを有するスイッチング式直
    流電源装置において、前記第1のスイッチング素子のエ
    ミッタに流れる電流を検出する電流検出回路と、該電流
    検出回路の検出結果に応じて前記第1のスイッチング素
    子に制御パルスを出力するパルス幅変調(PWM)回路
    とを設け、更に前記第1のスイッチング素子とは極性の
    異なる第2のスイッチング素子を設け、該第2のスイッ
    チング素子のコレクタを前記電力蓄積用コンデンサと前
    記充電手段との間に接続し且つ前記第2のスイッチング
    素子のエミッタを前記1次側整流回路の−端子と前記第
    1のスイッチング素子のエミッタとの間に接続し、定常
    時には前記1次側整流回路からの充電を防止し、入力遮
    断時には前記電力蓄積用コンデンサに蓄積された電荷を
    前記高周波スイッチング回路に供給することを特徴とす
    るスイッチング式直流電源装置。
  4. 【請求項4】 1次側電圧を検出し且つその検出結果を
    前記PWM回路に出力する電圧検出回路を設け、前記P
    WM回路は、前記電圧検出回路の出力と前記電流検出回
    路の出力とを比較して制御パルスを出力すると共に、前
    記PWM回路から出力される制御パルスを増幅し前記ス
    イッチング素子を駆動するドライブ回路を設けたことを
    特徴とする請求項3記載のスイッチング式直流電源装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第2のスイッチング素子は、前記第
    1のスイッチング素子と同期パルスにより制御されるこ
    とを特徴とする請求項3または4記載のスイッチング式
    直流電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007083649A1 (ja) * 2006-01-17 2007-07-26 Mitsumi Electric Co., Ltd. 電源装置
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