JPH08242308A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH08242308A
JPH08242308A JP7070884A JP7088495A JPH08242308A JP H08242308 A JPH08242308 A JP H08242308A JP 7070884 A JP7070884 A JP 7070884A JP 7088495 A JP7088495 A JP 7088495A JP H08242308 A JPH08242308 A JP H08242308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
code
communication device
transmission
converting
Prior art date
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JP7070884A
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English (en)
Inventor
Shinichi Furuta
進一 古田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 利用者が容易に、かつ迅速に通信用データを
作成できる通信装置を提供する。 【構成】 RAM18には、項目(文節)毎に、予めそ
の項目に適切な複数のワードとともに、各ワードには各
々を識別するために割り当てられたコードが記憶されて
いる。メッセージ(通信用データ)は、制御部16で制
御され、表示部19に表示される各項目毎の選択メニュ
ーの中から所望するワードを指定していくことで作成さ
れる。すなわち、メッセージは、ワードの組み合わせに
よって作成される。作成されたメッセージは、上記コー
ド、既知の文字コード、あるいは画像データとして送受
信部10によって送信先に送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声や文字データ、画
像データ等を相互に授受する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信システムにおける端末と
して、利用者に携帯され、他の端末と、音声や文字デー
タ、画像データ等を相互に通信する通信装置(例えば、
携帯電話機、PHS端末:Personal Handy Phone System
端末、PDA:Personal Digital Assistant等)が知ら
れている。これらの通信装置は、携帯した上で使用でき
るように二次電池等により駆動され、相手先の電話番号
や、住所録、スケジュール、文字・音声によるメモ等の
各種データを蓄積できるようになっている。上記通信装
置では、相互に授受するメッセージ(通信データ)とし
て、自由文メッセージと固定文メッセージ、もしくはい
ずれか一方を送受信することができる。自由文メッセー
ジとは、特にフォーマットを持たない文章であり、利用
者がキーや表示部に書き込むなどして自由に作成するよ
うになっている。また、固定文メッセージとは、予め記
憶装置に記憶されているメッセージであり、利用者が印
刷されたリストを見ながら既存のメッセージの中から選
択するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の通信装置では、自由文メッセージは自由度には優れ
ているが、入力が面倒であり、文章を作成するのに時間
がかかるという問題があった。また、固定文メッセージ
は入力が容易であるが、自由度に乏しいという問題があ
った。
【0004】そこで本発明は、利用者が容易に、かつ迅
速に通信用データを作成できる通信装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による通信装置は、他の端末と各種デ
ータを授受する通信装置において、メッセージの文節毎
に予め設定された複数のワードを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数のワードを、文節毎
に組み合わせてメッセージを作成するメッセージ作成手
段と、前記メッセージ作成手段によって作成されたメッ
セージを送信先に送信する送信手段とを具備することを
特徴とする。
【0006】また、好ましい態様として、前記複数のワ
ードには、例えば請求項2記載のように、各々、識別す
るためのコードが割り当てられており、前記メッセージ
作成手段によって作成されたメッセージを、ワード単位
で前記コードに変換するコード変換手段を具備し、前記
送信手段は、前記コード変換手段によって変換されたコ
ードを送信するようにしてもよい。また、好ましい態様
として、例えば請求項3記載のように、受信したコード
を前記ワードに変換し、メッセージを再現するワード変
換手段を具備するようにしてもよい。
【0007】また、好ましい態様として、例えば請求項
4記載のように、前記メッセージ作成手段によって作成
されたメッセージを、文字単位で既知の文字コードに変
換する文字コード変換手段を具備し、前記送信手段は、
前記文字コード変換手段によって変換された文字コード
を送信するようにしてもよい。また、好ましい態様とし
て、例えば請求項5記載のように、前記メッセージ作成
手段によって作成されたメッセージを画像データに変換
する画像データ変換手段を具備し、前記送信手段は、前
記画像データ変換手段によって変換された画像データを
送信するようにしてもよい。また、好ましい態様とし
て、前記画像データは、例えば請求項6記載のように、
ファクシミリ装置で送受信可能なビットマップデータで
あってもよい。
【0008】また、請求項7記載の発明による通信装置
は、他の端末と各種データを授受する通信装置におい
て、メッセージの文節毎に予め設定された複数のワー
ド、および各ワードを識別するために割り当てられたコ
ードを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されて
いる複数のワードを、文節毎に組み合わせてメッセージ
を作成するメッセージ作成手段と、前記メッセージ作成
手段によって作成されたメッセージを、ワード単位で前
記コードに変換するコード変換手段と、前記メッセージ
作成手段によって作成されたメッセージを、文字単位で
既知の文字コードに変換する文字コード変換手段と、前
記メッセージ作成手段によって作成されたメッセージを
画像データに変換する画像データ変換手段と、前記メッ
セージ作成手段によって作成されたメッセージを、コー
ド、文字コード、あるいは画像データのいずれの形式で
送信するかを選択する選択手段と、前記メッセージ作成
手段によって作成されたメッセージを、前記選択手段で
選択された形式で送信先に送信する送信手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0009】また、好ましい態様として、前記選択手段
は、例えば請求項8記載のように、送信先の通信端末の
機能に応じて送信形式を自動選択するようにしてもよ
い。また、好ましい態様として、前記選択手段は、例え
ば請求項9記載のように、送信先の通信端末の動作モー
ドに応じて送信形式を自動選択するようにしてもよい。
また、好ましい態様として、例えば請求項10記載のよ
うに、受信したコードを前記ワードに変換し、メッセー
ジを再現するワード変換手段を具備するようにしてもよ
い。
【0010】
【作用】本発明では、メッセージは、メッセージ作成手
段において、記憶手段に予め文節毎に複数記憶されてい
るワードの中から、文節毎に任意のワードを指定し、ワ
ードを組み合わせることによって作成される。作成され
たメッセージは、送信手段によって送信先に送信され
る。したがって、利用者が容易に、かつ迅速に通信用デ
ータを作成することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。本実施例では、PHS端末に適用した例に
ついて説明する。 A.実施例の構成 A−1.無線通信システムの構成 図1は本発明の実施例によるPHS端末等の無線通信シ
ステムの構成を示すブロック図である。図において、1
は、網管理局であり、電話回線網4を介して、各無線基
地局を接続し、PHS端末間での通信を制御して、端末
間での通信を管理する。2は、サービス管理局であり、
データベース3にボイスメールや、各種データ等を蓄積
し、後述するPHS端末6からの要求に応じて、上記ボ
イスメールやデータを利用者に与える各種のサービスを
提供する。なお、上記網管理局1とサービス管理局2と
は1つのものであってもよい。
【0012】次に、電話回線網4は、全国に張り巡らさ
れた通常のアナログ電話回線網、あるいはデジタル回線
網である。次に、無線基地局5,5は、電話回線網4に
所定間隔で設置されており、電話回線網4とPHS端末
6,6とを無線で接続する中継局である。次に、PHS
端末6,6は、利用者に携帯され、近傍に設置された無
線基地局5に対して、無線によって回線接続要求を出し
て他のPHS端末6や、家庭内の通常の電話機7と通話
したり、同無線基地局5を介してサービス管理局2によ
るサービスを受けたりする。特に、本実施例では、この
PHS端末6において、相手のPHS端末等の通信装置
に送信すべき、メッセージ(通信データ)が所定の方法
によって作成され、上記無線基地局5を介して相手の通
信装置へ送信されるようになっている。なお、該PHS
端末6の詳細な構成については以下に述べる。
【0013】A−2.PHS端末の構成 図2は本発明の実施例によるPHS端末の構成を示すブ
ロック図である。図において、10は送受信部であり、
受信部および送信部からなる周波数変換部と、受信部お
よび送信部からなるモデムとから構成されている。周波
数変換部の受信部は、送信/受信を振り分けるアンテナ
スイッチを介して入力される、アンテナANTで受信し
た信号を、PLLシンセサイザから出力される所定周波
数の局部発振信号と混合することにより、1.9GHz
帯から1MHz帯付近のIF(中間周波)信号に周波数
変換する。また、周波数変換部の送信部は、後述するモ
デムから供給されるπ/4シフトQPSKの変調波をP
LLシンセサイザから出力される所定周波数の局部発振
信号と混合することにより、1.9GHz帯に周波数変
換し、アンテナスイッチを介してアンテナANTから輻
射する。次に、上述したモデムの受信部は、周波数変換
部からのIF信号を復調し、IQデータに分離してデー
タ列とし、通信制御部11へ送出する。また、モデムの
送信部では、通信制御部11から供給されるデータから
IQデータを作成して、π/4シフトQPSKの変調を
して、送受信部10の周波数変換部へ送出する。
【0014】次に、通信制御部11は、送信側および受
信側とで構成されており、フレーム同期およびスロット
のデータフォーマット処理を行う。上記受信側は、送受
信部10のモデムから供給される受信データから所定の
タイミングで1スロット分のデータを取り出し、このデ
ータの中からユニークワード(同期信号)を抽出してフ
レーム同期信号を生成し、かつ、制御データ部および音
声データ部のスクランブル等を解除した後、制御データ
を制御部16へ送出し、音声データを音声処理部12へ
送出する。また、上記送信側は、音声処理部12から供
給される音声データに制御データ等を付加するととも
に、スクランブル等を付与した後にユニークワード等を
付加して、1スロット分の送信データを作成し、所定タ
イミングでフレーム内の所定スロットに挿入して送受信
部10のモデムに送出する。
【0015】次に、上述した音声処理部12は、スピー
チコーディックおよびPCMコーディックで構成されて
いる。上記スピーチコーディックは、デジタルデータの
圧縮/伸張処理を行うものであり、受信側および送信側
とで構成されている。受信側は、通信制御部11から供
給されるADPCM音声信号(4ビット×8KHz=3
2Kbps)をPCM音声信号(8ビット×8KHz=
64Kbps)に復号化することにより伸張してPCM
コーディックに出力する。送信側は、PCMコーディッ
クから供給されるPCM音声信号をADPCM音声信号
に符号化することにより圧縮して通信制御部11へ送出
する。上述したPCMコーディックは、アナログ/デジ
タル変換処理を行うものであり、受信側は、スピーチコ
ーディックから供給されるPCM音声信号をD/A変換
によりアナログ音声信号へ変換し、スピーカ13から発
音させ、送信側はマイク14から入力されたアナログ音
声信号をA/D変換によりPCM信号に変換し、スピー
チコーディックに送出する。
【0016】次に、キー入力部15は、相手先の電話番
号を入力する数値キーや、オンフック/オフフックを行
うスイッチ、音声出力を変えるボリュームスイッチ等か
ら構成される。これらキーやスイッチの状態は制御部1
6に供給される。次に、制御部16は、所定のプログラ
ムに従って装置全体を制御する。特に、本発明では、送
信するメッセージを作成する際の処理(後述)を行うよ
うになっている。ROM17には上記制御部16で実行
されるプログラムや、種々のパラメータ等が格納されて
いる。また、RAM18には、上記制御部16の制御に
伴って生成されるデータが格納されたり、ワーキングエ
リアとして用いられるとともに、例えば、電話をかける
相手先の住所や、電話番号等のデータからなる住所録等
のデータが格納されている。該RAM18の記憶は、図
示しない二次電池等からの電源により保持されている。
次に、表示部19は、動作モードや、電話番号、通話時
間等の各種データ等を表示する液晶表示器や、スイッチ
等のオン/オフ等を示すLEDから構成されており、上
記制御部の制御の下、各種データを表示する。また、該
表示部19は、タッチパネルとなっており、表示したア
イコン、データ等を後述するタッチペン41によりタッ
チすることで、データを入力できるようになっている。
【0017】A−3.PHS端末の外観構成 次に、図3(a)は、上述したPHS端末6の外観構成
を示す上面図であり、図3(b)は同PHS端末6の左
側面図、図3(c)は同PHS端末6の正面図、図3
(d)は同PHS端末の右側面図である。なお、図2
(a)に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省
略する。図において、31は、テンキー、文字、および
記号等を入力するダイヤルボタンである。32は通話ボ
タンであり、この通話ボタンを押下することによりオフ
フックとなる。33は切ボタンであり、通話ボタンを押
下してオフフックとした後、この切ボタンを押下するこ
とでオンフックとなる。34はトランシーバ/内線ボタ
ンであり、PHS端末同士で会話する場合に用いられる
もので、トランシーバモード時には、トランシーバ通信
を指示し、電話モード時には、内線通信を指示する。
【0018】次に、35は応答/保留ボタンであり、会
話中に保留する場合に押下されるか、あるいは内部に記
憶されたボイスメールを相手先へ送信する場合に押下さ
れる。36は、リダイヤルや、短縮番号の登録・削除、
通話時間の計測等を行ったり、予め登録しておいた電話
番号のデータベースである電話帳を呼び出すための各種
機能ボタン群である。また、図3(b)に示す音量ボタ
ン37は、上記電話帳での前後サーチや、音量調整に用
いられる。録音ボタン38は、相手先からの音声を録音
したり、相手先へ送信するボイスメールを本機で録音す
る際に操作される。また、図3(d)において、40
は、当該PHS端末の電源、およびトランシーバ、電話
機のいずれかで用いるかを切り換えるスライドスイッチ
である。また、41は、本体に着脱可能に設けられたタ
ッチペンであり、上述した表示部19の液晶表示表面を
押圧することにより、各種機能を表すアイコンに割り当
てられた機能を実行させたり、選択肢における選択を行
う。
【0019】A−4.メッセージの作成方法および送信
方式 次に、本実施例によるメッセージの作成方法およびその
送信方法について説明する。本実施例では、メッセージ
の内容を複数の項目(文節)に分類し、その項目毎に予
め複数のワードを記憶しておき、メッセージを作成する
際には、上記項目毎に所望するワードを選択していくこ
とによって、1つのメッセージ(文章)を作成するよう
になっている。
【0020】図4は、本実施例によるワードの構成を示
す模式図である。図において、RAM18には、項目
(文節)毎に、予めその項目に適切な複数のワードが記
憶されており、各ワードには、各々を識別するためのコ
ードが割り当てられおり、このコードは、少なくとも同
一製品では共通とする。例えば、場所に関する項目に
は、そのワードとして、「事務室」、「実験室」、「会
議室A」、「会議室B」、「応接室」、「受付」、「本
社」、「A社」が記憶されている。また、各ワードに
は、C1,C2,……,C8というコードが割り当てられ
ている。以下、同様に、相手に関する項目には、「A
社」、「山田太郎」、……、「D田E助」が記憶され、
動作に関する項目には、「打ち合わせ」、「約束」、…
…、「休み」が記憶されるとともに、各ワードには各々
を識別するためのコードが割り当てられている。また、
各項目には、任意のワードを登録するための空き領域が
設けられており、利用者が自由な内容を登録させること
ができるようになっている。本発明では、各項目毎にワ
ードを選択して組み合わせることによって1つのメッセ
ージを作成するので、従来の自由文メッセージに比べる
と、自由度はやや低くなるが、入力は非常に容易にな
る。一方、従来の固定文メッセージに比べると、組み合
わせが豊富であるので、自由度は、より自由文メッセー
ジに近く、利用者の要望に十分応えることが可能であ
る。
【0021】次に、本実施例によるメッセージの送信方
式について説明する。本実施例では、メッセージの送信
方式として以下に述べる4つの送信方式を採用してい
る。 (1)コード送信 まず、第1の送信方式は、各ワードに割り当てられたコ
ードを順次送信するものであり、送信データ量を少なく
でき、短時間で送信することができる。但し、この場合
には、発信先の通信端末で、受信したコードを解読して
元のワードに変換し、最終的にメッセージを得る必要が
あるので、発信元の通信端末と発信先の通信端末との間
で、ワードとそのコードの対応が一致していなければな
らない。しかしながら、同一製品同士であれば、ワード
とそのコードの対応は同一であるので、短時間で送信す
ることができるという利点が得られる。また、異なる製
品でも、基本的なワードを規格化し、統一しておけば、
基本的なワードに関しては何ら問題はない。また、利用
者によって空き領域に登録された内容に関しても、その
内容を相互に予め交換しておけば問題はない。
【0022】(2)テキスト送信 次に、第2の送信方式は、作成されたメッセージを文字
単位のテキストデータ、例えばASCIIコード等の既
知の文字コードで送信するものであり、上記第1の送信
方式に比べると、データ量が増え冗長であるが、文字コ
ードは既知であり、ほとんどの通信装置同士で統一され
ているので、確実に送信できるという利点が得られる。
【0023】(3)画像(FAX)送信 第3の送信方式は、作成されたメッセージの1文字1文
字をビットマップデータに変換し、画像データとしてフ
ァクシミリの通信プロトコロルを用いて送信するもので
あり、ファクシミリ装置へも送信することが可能であ
る。このように本実施例では、3つの送信方式によりメ
ッセージを送信するわけであるが、どの送信方式で送信
するかは、送信先の動作モード、もしくは送信側の選択
に応じて決定されるようになっている。
【0024】(4)自動送信 最後に、第4の送信方式は、送信先の通信装置や、送信
先の通信装置の動作モードに応じて、送信データのフォ
ーマットを自動的に選択し、そのフォーマットに変換し
て送信するものである。例えば、送信先の通信装置がフ
ァクシミリ装置である場合、当該PHS端末6は、上述
した第3の送信方式と同様に、メッセージを自動的にビ
ットマップデータに変換し、画像データとして送信す
る。また、送信先の通信装置が当該実施例のPHS端末
のように、多機能通信装置であって、コードデータ、テ
キストデータおよび画像(FAX)データのいずれでも
受信可能な端末である場合には、送信先と回線が接続さ
れた時点で、コードデータを受信可能な動作モードであ
れば、コードに変換して送信し、テキストデータを受信
可能な動作モードであれば、テキストデータに変換して
送信し、さらに、画像(FAX)データを受信可能な動
作モードであれば、画像データに変換して送信する。
【0025】また、例えば、送信先の通信装置が当該P
HS端末6と同じ製品でない場合、送信先の通信装置に
予め記憶されているワードとそのコードの対応が当該P
HS端末6と同一でない可能性がある。この場合には、
回線が接続された時点で送信先の通信装置を自動判別
し、メッセージをテキストデータに変換して送信する。
このようにすれば、前述したように、ワードとそのコー
ドの対応が通信装置同士で統一されていなくとも、自動
的に、かつ確実に送信できる。この送信先の通信装置の
自動判別の方法として、例えば、回線が接続する前、あ
るいは接続した後に、ネゴシエーションを行い、送信先
の通信能力を確認するようにすればよい。また、予め送
信先毎に通信能力を記憶しておき、これに基づいて決定
してもよい。
【0026】B.実施例の動作 次に、上述した実施例によるPHS端末での送信データ
であるメッセージの作成処理および送信処理の動作につ
いて説明する。図5および図7は、本実施例のメッセー
ジ作成処理および送信処理を説明するためのフローチャ
ートであり、図8ないし図13は、同処理における表示
部の表示例を示す模式図である。なお、以下の説明で
は、通話に伴う各部の動作については通常のPHS端末
の動作と同様であるので説明を省略する。
【0027】B−1.メッセージ作成処理 まず、ステップS10において、利用者がメッセージ作
成ボタンを押下したか否かを判断する。そして、メッセ
ージ作成ボタンが押下されなければ、ステップS10に
おける判断結果は「NO」となり、同ステップS10を
繰り返し実行する。一方、メッセージ作成ボタンが押下
されると、ステップS10における判断結果は「YE
S」となり、ステップS12へ進む。
【0028】(1)日付選択処理 ステップS12では、表示部19に、図8に示す日付選
択メニューを表示させる。表示部19には、当月のカレ
ンダが表示される。利用者は、このカレンダの所望する
日付をタッチすることにより、メッセージ内容の実行日
を入力する。また、図8において、カーソル19a,1
9bは、表示される月を変更させるためのボタンであ
り、カーソル19aをタッチすると、前月のカレンダを
表示し、カーソル19bをタッチすると、次月のカレン
ダを表示する。また、表示部19の上部には、メッセー
ジ作成処理において前の処理へ戻すためのカーソル19
cと、次の処理へ進めるためのカーソル19dが表示さ
れている。なお、図8では、メッセージ作成処理の最初
の画面であるので、前のステップへ戻るためのカーソル
19cは、ローコントラストで表示されており、この場
合、タッチしても機能しない。
【0029】次に、ステップS14において、日付が入
力されたか否かを判断する。ここで、利用者によって日
付がタッチされた場合には、ステップS14における判
断結果が「YES」となり、ステップS16へ進む。ス
テップS16では、入力された日付をメッセージバッフ
ァ(RAM18)へ格納した後、ステップS18へ進
む。一方、日付が入力されずに、カーソル19dがタッ
チされると、ステップS14における判断結果は「N
O」となり、そのままステップS18へ進む。
【0030】(2)時間選択処理 ステップS18では、表示部19に、図9に示す時間選
択メニューを表示させる。表示部19には、図9に示す
ように、24時間制で、1時間間隔で示された「時間」
と、5分間隔で示された「分」とが表示される。利用者
は、この「時間」と「分」の数字をタッチすることによ
り、メッセージ内容の実行開始時間と実行終了時間を入
力する。また、表示部19の上部には、前述した日付選
択メニューと同様に、前の処理へ戻すカーソル19c
と、次の処理へ進めるカーソル19dとが表示される。
この場合、カーソル19cをタッチすると、前述した日
付選択メニューに戻る(フローチャートでは省略)。
【0031】次に、ステップS20において、時間が入
力されたか否かを判断する。ここで、時間が入力された
場合には、ステップS20における判断結果が「YE
S」となり、ステップS22へ進む。ステップS22で
は、入力された時間をメッセージバッファ(RAM1
8)へ格納した後、ステップS24へ進む。一方、時間
が入力されずに、上記カーソル19dがタッチされる
と、ステップS20における判断結果は「NO」とな
り、そのままステップS24へ進む。
【0032】(3)場所選択処理 ステップS24では、表示部19に、図10に示す場所
選択メニューを表示させる。表示部19には、図10に
示すように、項目「場所」に予め登録されているワード
が表示される。本実施例では、「事務室」、「実験
室」、「会議室A」、「会議室B」、「応接室」、「受
付」、「本社」、「A社」が表示される。利用者は、上
記ワードをタッチすることにより、メッセージ内容の実
行場所を入力する。また、表示部19の上部には、前述
したカーソル19cとカーソル19dとが表示される。
この場合、カーソル19cをタッチすると、前述した時
間選択メニューに戻る(フローチャートでは省略)。ま
た、表示部19の下部には、「スケジュール帳」ボタン
19eと「場所登録」ボタン19fが表示される。スケ
ジュール帳ボタン19eは、PHS端末6にあるスケジ
ュール帳機能に動作を移行させるためのものであり、こ
のスケジュールボタン19eをタッチペン41でタッチ
すれば、スケジュール帳を参照することができるように
なっている。また、場所登録ボタン19fは、前述した
ように、項目「場所」に設けられた空き領域に予め登録
されている場所以外の任意の場所を登録するためのもの
である。
【0033】次に、ステップS26において、場所が選
択されたか否かを判断する。ここで、場所が選択された
場合には、ステップS26における判断結果が「YE
S」となり、ステップS28へ進む。ステップS28で
は、選択された場所をメッセージバッファ(RAM1
8)へ格納した後、ステップS30へ進む。一方、場所
が入力されずに、上記カーソル19dがタッチされる
と、ステップS26における判断結果は「NO」とな
り、そのままステップS30へ進む。
【0034】(4)相手選択処理 ステップS30では、表示部19に、図11に示す相手
選択メニューを表示させる。表示部19には、図11に
示すように、項目「相手」に予め登録されているワード
が表示される。本実施例では、「A社」、「山田太
郎」、「C社」、「佐藤A子」、「D田E助」が表示さ
れる。利用者は、上記ワードをタッチすることにより、
メッセージに関係する相手を入力する。また、表示部1
9の上部には、前述したカーソル19cとカーソル19
dとが表示される。この場合、カーソル19cをタッチ
すると、前述した場所選択メニューに戻る(フローチャ
ートでは省略)。また、表示部19の下部には、「電話
帳」ボタン19gと「相手登録」ボタン19hが表示さ
れる。電話帳ボタン19gは、PHS端末6にある電話
帳機能に動作を移行させるためのものであり、この電話
帳ボタン19gをタッチペン41でタッチすれば、電話
帳(に登録されている相手)を参照することができるよ
うになっている。また、相手登録ボタン19hは、前述
したように、項目「相手」に設けられた空き領域に、予
め登録されている相手以外の任意の相手を登録するため
のものである。
【0035】次に、ステップS32において、相手が選
択されたか否かを判断する。ここで、相手が選択された
場合には、ステップS32における判断結果が「YE
S」となり、ステップS34へ進む。ステップS34で
は、選択された相手をメッセージバッファ(RAM1
8)へ格納した後、ステップS36へ進む。一方、相手
が選択されずに、上記カーソル19dがタッチされる
と、ステップS32における判断結果は「NO」とな
り、そのままステップS36へ進む。
【0036】(5)動作選択処理 ステップS36では、表示部19に、図12に示す動作
選択メニューを表示させる。表示部19には、図12に
示すように、項目「動作」に予め登録されているワード
が表示される。本実施例では、「打ち合わせ」、「約
束」、「予約」、「食事」、「セミナー」、「出張」、
「休み」が表示される。利用者は、上記ワードをタッチ
することにより、メッセージに関係する動作を入力す
る。また、表示部19の上部には、前述したカーソル1
9cが表示される。この場合、カーソル19cをタッチ
すると、前述した相手選択メニューに戻る(フローチャ
ートでは省略)。また、表示部19の下部には、「動作
登録」ボタン19iが表示される。動作登録ボタン19
iは、前述したように、項目「動作」に設けられた空き
領域に、予め登録されている動作以外の任意の動作を登
録するためのものである。
【0037】次に、ステップS38において、動作が選
択されたか否かを判断する。ここで、動作が選択された
場合には、ステップS38における判断結果が「YE
S」となり、ステップS40へ進む。ステップS40で
は、選択された動作をメッセージバッファ(RAM1
8)へ格納した後、図6に示すステップS42へ進む。
一方、相手が選択されずに、「メッセージ登録」ボタン
19jがタッチされると、ステップS38における判断
結果は「NO」となり、そのまま図6に示すステップS
42へ進む。
【0038】ここで、メッセージ作成の具体例として、
図13を参照して説明する。図13において、本実施例
によるメッセージ(定型自由メッセージ)は、前述した
ように、日付、時間、場所、相手、動作の5つの項目か
ら構成される。例えば、図示のメッセージ、「1994
年6月8日(WE) 9字30分 応接室 C社 打ち
合わせ」を作成する場合について説明する。まず、図
8に示す日付選択メニューにおいて、1994年6月の
カレンダを表示させ、その中から6月8日(WE)を指
定する。次に、図9に示す時間選択メニューにおい
て、9時30分を指定する。この場合、開始時間のみを
指定する。次に、図10に示す場所選択メニューにお
いて、(5)の応接室を指定する。次に、図11に示す
相手選択メニューにおいて、(3)のC社を指定する。そ
して、最後に、図12に示す動作選択メニューにおい
て、(1)の打ち合わせを指定する。そして、メッセージ
登録ボタン19jを押下すると、上記メッセージが登録
される。なお、前述したように、各項目は、必要がなけ
れば、省略することが可能である。
【0039】B−2.送信処理 以下に述べるステップS42〜S100は、メッセージ
作成処理で作成したメッセージを送信先の通信装置へ送
信する処理であり、まず、図6に示すステップS42で
は、メッセージ登録ボタンが押下されたか否かを判断す
る。そして、メッセージ登録ボタンが押下されない場合
には、同ステップS42を繰り返し実行する。一方、メ
ッセージ登録ボタンが押下されると、ステップS42に
おける判断結果は「YES」となり、ステップS44へ
進む。なお、上述したメッセージ作成処理において、各
入力画面には、メッセージ登録ボタン19jが表示され
ている。各入力画面において、利用者がメッセージ登録
ボタン19jをタッチした場合には、その段階でメッセ
ージ作成処理を終了し、直接、図6に示すステップS4
4へ進む。すなわち、必要のないワードを入力すること
なく、直接、送信処理へ進むことができるようになって
いる。図示したフローチャートでは、説明を簡単にする
ために、この処理を省略している。
【0040】ステップS44では、利用者に送信方式を
選択させる。送信方式の選択は、表示部に、「コード送
信」、「テキスト送信」、「画像(FAX)送信」、
「自動送信」等、送信方式を表示し、その中から選択さ
せるようにする。ここで、コード送信が選択された場合
には、ステップS44からステップS46へ進む。ステ
ップS46では、フラグFを「1」にする。なお、この
フラグFは、送信方式を示すものである。一方、テキス
ト送信が選択された場合には、ステップS48へ進み、
フラグFを「2」とする。また、画像(FAX)送信が
選択された場合には、ステップS50へ進み、フラグF
を「3」とする。さらに、自動送信が選択された場合に
は、ステップS52へ進み、フラグFを「4」とする。
【0041】上記ステップS46ないしS52が終了す
ると、ステップS54へ進む。ステップS54では、送
信先に電話をかける。PHS端末6の場合には、サービ
スエリアを管轄する無線基地局5を介して、送信先の通
信装置に発信する。次に、ステップS56において、応
答があったか否かを判断する。そして、応答がなけれ
ば、ステップS54へ戻り、発信を繰り返す。一方、応
答があれば、すなわち、送信先の通信装置が着信する
と、ステップS56における判断結果が「YES」とな
り、ステップS58へ進む。ステップS58では、送信
ボタンが押下されたか否かを判断する。なお、送信ボタ
ンは表示部19に表示されるアイコン、もしくはキー入
力部15の所定のキーでよい。
【0042】そして、送信ボタンが押下されていなけれ
ば、ステップS58における判断結果は「NO」とな
り、同ステップS58の判断を繰り返し実行する。一
方、送信ボタンが押下されると、ステップS58におけ
る判断結果は「YES」となり、ステップS60へ進
む。ステップS60では、フラグFが「1」であるか、
すなわち、コード送信であるか否かを判断する。そし
て、フラグFが「1」で、コード送信が選択されている
場合には、ステップS60における判断結果は「YE
S」となり、ステップS62へ進む。
【0043】(1)コード送信処理 ステップS62では、前述したメッセージ作成処理で作
成されたメッセージを項目順にRAM18から読み出
す。次に、ステップS64へ進み、図4に示すテーブル
を参照して、読み出した項目のワードをコードに変換す
る。ステップS66では、サービスエリアを管轄する無
線基地局5を介して、上記コードを送信先の通信装置へ
送信する。次に、ステップS68では、メッセージを全
て送信し終えたか否かを判断する。そして、まだ、送信
し終えていない場合には、ステップS68における判断
結果は「NO」となり、ステップS62へ戻る。以下、
ステップS62〜S68を繰り返し実行し、メッセージ
を項目順にRAM18から読み出し、コードに変換しな
がら送信先の通信装置へ送信する。そして、メッセージ
の全てを送信し終えると、ステップS68における判断
結果が「YES」となり、ステップS70へ進む。ステ
ップS70では、回線を切断し、当該処理を終了する。
なお、上述したステップS62〜S68の処理では、項
目毎に変換して送信するようにしたが、メッセージを一
括してコードに変換して送信するようにしてもよい。こ
のように、コードで送信した場合には、受信した発信先
の通信装置は、受信したコードからそのコードに対応す
るワードに変換し、元のメッセージに戻す処理を行う。
【0044】一方、フラグFが「1」でない場合には、
ステップS60における判断結果は「NO」となり、図
7に示すステップS72へ進む。ステップS72では、
フラグFが「2」であるか、すなわち、テキスト送信で
あるか否かを判断する。そして、フラグFが「2」で、
テキスト送信が選択されている場合には、ステップS7
2における判断結果は「YES」となり、ステップS7
4へ進む。
【0045】(2)テキスト送信処理 ステップS74では、前述したメッセージ作成処理で作
成されたメッセージを項目順にRAM18から読み出
す。次に、ステップS76へ進み、読み出した項目の文
字をASCIIコードに変換する。ステップS78で
は、サービスエリアを管轄する無線基地局5を介して、
上記ASCIIコードを送信先の通信装置へ送信する。
次に、ステップS80では、メッセージを全て送信し終
えたか否かを判断する。そして、まだ、送信し終えてい
ない場合には、ステップS80における判断結果は「N
O」となり、ステップS74へ戻る。以下、ステップS
74〜S80を繰り返し実行し、メッセージを項目順に
RAM18から読み出し、ASCIIコードに変換しな
がら送信先の通信装置へ送信する。そして、メッセージ
の全てを送信し終えると、ステップS80における判断
結果が「YES」となり、ステップS82へ進む。ステ
ップS82では、回線を切断し、当該処理を終了する。
なお、上述したステップS74〜S80の処理では、項
目毎に変換して送信するようにしたが、コード送信と同
様に、メッセージを一括してASCIIコードに変換し
て送信するようにしてもよい。このように、ASCII
コードで送信した場合には、受信した発信先の通信装置
は、受信したASCIIコードから元のメッセージを直
接得ることができるので、そのまま表示手段等に表示す
ればよい。
【0046】一方、フラグFが「2」でない場合には、
ステップS72における判断結果は「NO」となり、ス
テップS84へ進む。ステップS84では、フラグFが
「3」であるか、すなわち、画像(FAX)送信である
か否かを判断する。そして、フラグFが「3」で、画像
(FAX)送信が選択されている場合には、ステップS
84における判断結果は「YES」となり、ステップS
85へ進む。
【0047】(3)画像送信処理 ステップS85では、送信先の通信装置とネゴシエーシ
ョンをした後、ステップS86で、前述したメッセージ
作成処理で作成されたメッセージを項目順にRAM18
から読み出す。次に、ステップS88へ進み、読み出し
た項目の文字を画像データであるビットマップデータに
変換する。そして、ステップS89で、所定の符号化お
よび変調を行った後、ステップS90では、サービスエ
リアを管轄する無線基地局5を介して、上記画像データ
を送信先の通信装置へ送信する。次に、ステップS92
では、メッセージを全て送信し終えたか否かを判断し、
まだ、送信し終えていない場合には、ステップS86へ
戻る。以下、ステップS86〜S92を繰り返し実行
し、メッセージを項目順にRAM18から読み出してビ
ットマップデータに変換しながら送信先の通信装置へ送
信する。そして、メッセージの全てを送信し終えると、
ステップS82へ進み、回線を切断し、当該処理を終了
する。なお、上述したステップS86〜S92の処理で
は、項目毎に変換して送信するようにしたが、コード送
信もしくはテキスト送信と同様に、メッセージを一括し
て読み出し、画像データに変換して送信するようにして
もよい。
【0048】(4)自動送信処理 一方、フラグFが「3」でない場合には、ステップS8
4における判断結果は「NO」となり、ステップS94
へ進む。ステップS94では、前述したメッセージ作成
処理で作成されたメッセージを項目順にRAM18から
読み出す。次に、ステップS96へ進み、読み出した項
目のワード、もしくは文字を、前述したように、送信先
の通信装置、もしくは送信先の通信装置の動作モードに
応じて、コード、テキスト、画像データのいずれかに変
換する。
【0049】例えば、送信先の通信装置がファクシミリ
装置である場合には、上述した画像送信方式と同様に、
メッセージを自動的にビットマップデータに変換する。
また、送信先の通信装置が当該実施例のPHS端末のよ
うな通信装置である場合には、コードデータを受信可能
な動作モードであれば、コードに変換し、テキストデー
タを受信可能な動作モードであれば、テキストデータに
変換し、さらに、画像(FAX)データを受信可能な動
作モードであれば、画像データに変換する。また、例え
ば、送信先の通信装置が当該PHS端末6と同じ製品で
ない場合には、前述したように、予め記憶されているワ
ードとそのコードの対応が当該PHS端末6と同一でな
い可能性があるので、テキストデータに変換する。
【0050】次に、ステップS98では、サービスエリ
アを管轄する無線基地局5を介して、上記変換したデー
タ(コード、テキストデータ、画像データのいずれか)
を送信先の通信装置へ送信する。次に、ステップS10
0において、メッセージを全て送信し終えたか否かを判
断し、まだ、送信し終えていない場合には、ステップS
94へ戻る。以下、ステップS94〜S100を繰り返
し実行し、メッセージを項目順にRAM18から読み出
して、所定のデータに変換しながら送信先の通信装置へ
送信する。そして、メッセージの全てを送信し終える
と、ステップS82へ進み、回線を切断し、当該処理を
終了する。なお、上述したステップS94〜S100の
処理も、前述したように、メッセージを一括して読み出
して変換した後、一括して送信するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、メッセージ作成手段に
よって、記憶手段に予め文節毎に複数記憶されているワ
ードの中から、文節毎に任意のワードを指定し、ワード
を組み合わせることでメッセージを作成し、送信手段に
よって送信先に送信するようにしたので、以下の効果を
得ることができる。 (1)文節毎に定型ワードを指定し、ワードを組み合わせ
ることによって1つのメッセージを作成するので、従来
の自由文メッセージに比べ、容易に、かつ短時間でメッ
セージを入力できるという利点が得られる。 (2)また、従来の固定文メッセージに比べ、組み合わせ
が豊富であるので、自由度がより高くなり、利用者の要
望に十分応えることができるという利点が得られる。 (3)送信先の通信装置、もしくは送信先の通信装置の動
作モードに応じて、コード、テキスト、画像データのい
ずれかに自動的に変換し、送信先へ送信するので、操作
を簡便化することができるという利点が得られる。 (4)メッセージを各ワードに割り当てられたコードで送
信するので、送信データ量を少なくでき、短時間で送信
することができるという利点が得られる。 (5)メッセージを既知の文字コードで送信するので、確
実に送信できるという利点が得られる。 (6)メッセージを画像データとして送信するので、送信
先の通信装置がファクシミリ装置などの画像データの送
受信専用機へも送信できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるPHS端末等の無線通信
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例によるPHS端末の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本実施例によるPHS端末の外観構成を示す模
式図である。
【図4】本実施例によるワードの構成を示す模式図であ
る。
【図5】本実施例のメッセージ作成処理および送信処理
を説明するためのフローチャートである。
【図6】本実施例のメッセージ作成処理および送信処理
を説明するためのフローチャートである。
【図7】本実施例のメッセージ作成処理および送信処理
を説明するためのフローチャートである。
【図8】本実施例の日付選択メニューの表示例を示す模
式図である。
【図9】本実施例の時間選択メニューの表示例を示す模
式図である。
【図10】本実施例の場所選択メニューの表示例を示す
模式図である。
【図11】本実施例の相手選択メニューの表示例を示す
模式図である。
【図12】本実施例の動作選択メニューの表示例を示す
模式図である。
【図13】本実施例のメッセージ作成手順の具体例を示
す概念図である。
【符号の説明】
1 網管理局 2 サービス管理局 3 データベース 4 電話回線網 5 無線基地局 5a メモリ 6 PHS端末(通信装置) 7 電話機 ANT アンテナ 10 送受信部(送信手段) 11 通信制御部(送信手段) 12 音声処理部 13 スピーカ 14 マイク 15 キー入力部 16 制御部(メッセージ作成手段、コード変換手段、
ワード変換手段、文字コード変換手段、画像データ変換
手段、選択手段) 17 ROM 18 RAM(記憶手段) 19 表示部(選択手段) 31 ダイヤルボタン 32 通話ボタン 33 切ボタン 34 トランシーバ/内線ボタン 35 応答/保留ボタン 36 各種機能ボタン 37 音量ボタン 38 録音ボタン 40 スライドスイッチ 41 タッチペン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の端末と各種データを授受する通信装
    置において、 メッセージの文節毎に予め設定された複数のワードを記
    憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている複数のワードを、文節毎
    に組み合わせてメッセージを作成するメッセージ作成手
    段と、 前記メッセージ作成手段によって作成されたメッセージ
    を送信先に送信する送信手段とを具備することを特徴と
    する通信装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のワードには、各々、識別する
    ためのコードが割り当てられており、前記メッセージ作
    成手段によって作成されたメッセージを、ワード単位で
    前記コードに変換するコード変換手段を具備し、 前記送信手段は、前記コード変換手段によって変換され
    たコードを送信することを特徴とする請求項1記載の通
    信装置。
  3. 【請求項3】 受信したコードを前記ワードに変換し、
    メッセージを再現するワード変換手段を具備することを
    特徴とする請求項2記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記メッセージ作成手段によって作成さ
    れたメッセージを、文字単位で既知の文字コードに変換
    する文字コード変換手段を具備し、 前記送信手段は、前記文字コード変換手段によって変換
    された文字コードを送信することを特徴とする請求項1
    記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記メッセージ作成手段によって作成さ
    れたメッセージを画像データに変換する画像データ変換
    手段を具備し、 前記送信手段は、前記画像データ変換手段によって変換
    された画像データを送信することを特徴とする請求項1
    記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記画像データは、ファクシミリ装置で
    送受信可能なビットマップデータであることを特徴とす
    る請求項5記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 他の端末と各種データを授受する通信装
    置において、 メッセージの文節毎に予め設定された複数のワード、お
    よび各ワードを識別するために割り当てられたコードを
    記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている複数のワードを、文節毎
    に組み合わせてメッセ ージを作成するメッセージ作成手段と、 前記メッセージ作成手段によって作成されたメッセージ
    を、ワード単位で前記コードに変換するコード変換手段
    と、 前記メッセージ作成手段によって作成されたメッセージ
    を、文字単位で既知の文字コードに変換する文字コード
    変換手段と、 前記メッセージ作成手段によって作成されたメッセージ
    を画像データに変換する画像データ変換手段と、 前記メッセージ作成手段によって作成されたメッセージ
    を、コード、文字コード、あるいは画像データのいずれ
    の形式で送信するかを選択する選択手段と、 前記メッセージ作成手段によって作成されたメッセージ
    を、前記選択手段で選択された形式で送信先に送信する
    送信手段とを具備することを特徴とする通信装置。
  8. 【請求項8】 前記選択手段は、送信先の通信端末の機
    能に応じて送信形式を自動選択することを特徴とする請
    求項7記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 前記選択手段は、送信先の通信端末の動
    作モードに応じて送信形式を自動選択することを特徴と
    する請求項7記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 受信したコードを前記ワードに変換
    し、メッセージを再現するワード変換手段を具備するこ
    とを特徴とする請求項7記載の通信装置。
JP7070884A 1995-03-04 1995-03-04 通信装置 Pending JPH08242308A (ja)

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JP (1) JPH08242308A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10224288A (ja) * 1997-02-07 1998-08-21 Sony Corp 携帯電子メール電話機
JP2001216215A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Mitsubishi Electric Corp 携帯情報端末電子メールの音声返信・送信システム
JP2008016046A (ja) * 2007-08-13 2008-01-24 Fujitsu Ltd 電子機器
JP2008219937A (ja) * 2008-04-28 2008-09-18 Fujitsu Ltd 電子機器

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