JPH08241306A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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Publication number
JPH08241306A
JPH08241306A JP6292170A JP29217094A JPH08241306A JP H08241306 A JPH08241306 A JP H08241306A JP 6292170 A JP6292170 A JP 6292170A JP 29217094 A JP29217094 A JP 29217094A JP H08241306 A JPH08241306 A JP H08241306A
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Application number
JP6292170A
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English (en)
Inventor
Akihiro Sumikawa
章弘 隅川
Shintaro Kojo
慎太郎 古城
Ten Matsumoto
天 松本
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文書作成アプリケーションによって作成され
た文書の検索処理や管理処理等を文書作成アプリケーシ
ョンに依存することなく実現する。 【構成】 文書作成用アプリケーションプログラムで作
成された文書31、32を、文書作成用アプリケーショ
ンプログラムに依存するアプリケーション文書データ2
8として保有する他に、文書作成アプリケーションプロ
グラムに依存しない標準化文書データ26として保有
し、文書作成用アプリケーションプログラムを用いるこ
となく標準化文書データ26で文書を出力することがで
きる文書処理装置において、文書処理を行うための文書
の属性情報をアプリケーション文書データ28及び標準
化文書データ26に関連させつつも独立させて、文書作
成アプリケーションプログラムに依存しない属性データ
27として保有した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、標準化された文書デー
タを保有することで当該文書を作成時に用いたアプリケ
ーションプログラムを用いることなく表示や印刷して出
力することができる文書処理装置において、更に、属性
データに基づいて文書検索等の文書処理を実現する文書
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、テキスト作成、表計算、グラフィ
ックス作成等の様々なアプリケーションプログラム(以
下、単にアプリケーションと略記する。)が市場に提供
されており、これらアプリケーションはパーソナルコン
ピュータ等にインストールされて文書作成に供せられる
文書処理装置を構成している。なお、本明細書では、文
書とはテキストのみでなく、図表、グラフィックス、写
真等、種々な形式の情報からなる書類を言い、文書作成
アプリケーションとは、これら種々な形式の情報からな
る書類を作成するプログラムを言う。
【0003】上記のように文書作成用の様々なアプリケ
ーションが存在することから、或る文書処理装置と他の
文書処理装置とではインストールされている文書作成ア
プリケーションが異なり、或る文書処理装置で作成した
文書を他の文書処理装置ではディスプレイ装置に表示し
たり、或いは、プリンタ装置で印刷することができず文
書による情報伝達を円滑に行うことができないという問
題がある。このような問題を解決するため、文書作成ア
プリケーションで作成された文書を、そのアプリケーシ
ョンの有無に係わらず、表示や印刷して出力させること
ができるアプリケーションが提供されている。
【0004】アドビシステムズ社(Adobe Systems In
c.)のアドビアクロバット(Adobe Acrobat:登録商
標)と称するアプリケーションは、このアプリケーショ
ンを文書処理装置にインストールしておけば、当該文書
処理装置インストールされていない文書作成アプリケー
ションで作成された文書でも表示や印刷して出力するこ
とを実現できる。このアプリケーションでは、文書作成
アプリケーションで作成された文書のデータを当該文書
作成アプリケーションの印刷機能を用いてポストスクリ
プト言語(PostScript:登録商標)によりPDFと称す
る標準化された統一形式のデータに変換し、この標準化
文書データで表示や印刷を行うことにより文書作成アプ
リケーションに依存しない文書の出力を実現している。
なお、この標準化文書データはビットマップデータであ
り、文書の出力は実現できるが、文書の編集は実現でき
ないものである。
【0005】なお、特開平1−95367号公報にも文
書をビットマップデータに変換する情報処理装置が開示
されているが、この装置ではイメージスキャナによる読
み取り処理を省略することを目的とし、文書作成アプリ
ケーションに依存しない出力を実現することは目的とし
ていない。
【0006】また、マイクロソフト社(Microsoft Cor
p.)のOLE(Object Linking andEmbedding:商品
名)と称するアプリケーションは、このアプリケーショ
ンを文書処理装置にインストールしておけば、或る文書
作成アプリケーションで作成された文書中に他の文書作
成アプリケーションで作成された文書を組み込んだ複合
文書を作成することができ、上記のように、この複合文
書の文書作成アプリケーションに依存しない出力を実現
できる。このアプリケーションでは、文書作成アプリケ
ーションで作成された文書のデータを上記のような標準
化文書データに変換し、この標準化文書データで表示や
印刷を行うことにより文書作成アプリケーションに依存
しない複合文書の出力を実現している。更に、このアプ
リケーションでは、文書作成アプリケーションで作成さ
れた文書のデータを当該文書作成アプリケーションに依
存する文書データとしても保有し、対応する文書作成ア
プリケーションがインストールされている場合にはアプ
リケーション文書データを処理することにより各文書の
編集をも実現している。
【0007】なお、特開平1−130256号公報にも
複合文書を作成する文書処理装置が開示されているが、
この装置では複合文書の文書作成アプリケーションに依
存しない出力は実現していない。
【0008】なお、上記の他に、特開平4−25324
7号公報には、ホストコンピュータに接続された端末装
置で文書の処理に或る文書作成アプリケーションが必要
となった場合、ホストコンピュータから端末装置へ必要
な文書作成アプリケーションを送り出してインストール
するシステムが提案されている。しかしながら、このシ
ステムでは、結局のところ対応する文書作成アプリケー
ションが存在しないと文書の出力処理ができないもので
あった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
から、文書作成アプリケーションに依存しない標準化文
書データを文書処理装置が保有することにより、対応す
る文書作成アプリケーションがインストールされていな
くとも文書を表示或いは印刷してユーザが見ることが可
能となっている。ここで、例えば文書処理装置が多数の
文書を記憶装置に記憶している場合等においては、これ
ら文書の中から特定の文書を検索したり、或いは、これ
ら文書を或る基準に従って管理したりする必要が生ず
る。
【0010】しかしながら、このような文書の検索処理
や管理処理は出力することだけを保証している標準化文
書データによっては行うことができない。一方、アプリ
ケーション文書データを保有している場合には、この文
書データによって文書の検索処理等は可能であるが、そ
れぞれの文書に対応する文書作成アプリケーションをそ
の都度起動しなければならず、文書作成アプリケーショ
ンへ依存したものとなってしまい、対応する文書作成ア
プリケーションの有無に係わらない文書処理を実現する
という所期の目的が没却されてしまう。
【0011】本発明は、上記従来の事情に鑑みなされた
もので、文書作成アプリケーションによって作成された
文書の検索処理や管理処理等も文書作成アプリケーショ
ンに依存することなく実現する文書処理装置を提供する
ことを目的とする。また、本発明は、複合文書について
も、検索処理や管理処理等を各文書に対応する文書作成
アプリケーションに依存することなく実現する文書処理
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した文書処理装置は、文書作成用ア
プリケーションプログラムで作成された文書について、
前記アプリケーションプログラムに依存するアプリケー
ションデータ(28)と前記アプリケーションプログラ
ムに依存しない標準化データ(26)とを保有し、前記
アプリケーションプログラムを用いることなく前記標準
化データ(26)で前記文書を出力する文書処理装置に
おいて、前記アプリケーションデータ(28)と前記標
準化データ(26)とを保持する記憶手段(3)と、前
記文書の属性情報を前記アプリケーションプログラムに
依存しないデータ(27)として作成する属性データ作
成手段(2、11)と、作成された属性データ(27)
を独立したデータとして前記アプリケーションデータ
(28)及び前記標準化データ(26)に関連させて前
記記憶手段(3)に書き込む管理手段(2、11)とを
備えたことを特徴とする。
【0013】また、請求項2に記載した文書処理装置
は、一の文書作成用アプリケーションプログラム(A)
で作成された一の文書(31)と他の文書作成用アプリ
ケーションプログラム(B)で作成された他の文書(3
2)を含む複合文書(30)について、前記各文書のデ
ータを前記アプリケーションプログラムに依存するアプ
リケーションデータ(28)と、前記アプリケーション
プログラムに依存しない標準化データ(26)とを保有
し、前記アプリケーションプログラムを用いることなく
前記標準化データ(26)で前記複合文書(30)を出
力する文書処理装置において、前記各文書(31、3
2)毎のアプリケーションデータ(28)と標準化デー
タ(26)とを保持する記憶手段(3)と、前記各文書
(31、32)の属性情報を前記アプリケーションプロ
グラム(A、B)に依存しないデータ(27)として作
成する属性データ作成手段(2、11)と、作成された
属性データ(27)を独立したデータとして対応する文
書(31、32)のアプリケーションデータ(28)及
び標準化データ(26)に関連させて前記記憶手段
(3)に書き込む管理手段(2、11)とを備えたこと
を特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の文書処理装置によると、文書作成用ア
プリケーションプログラムで作成された文書の出力処理
は記憶手段に保持されている標準化データによって当該
文書作成用アプリケーションプログラムを用いることな
く行う一方、当該文書の編集処理は記憶手段に保持され
ているアプリケーションデータによって当該文書作成ア
プリケーションプログラムを用いて行う。また、複合文
書についても上記と同様にして出力処理や編集処理を行
う。
【0015】更に、本発明の文書処理装置によると、文
書に関する属性データは属性データ作成手段によって当
該文書を作成したアプリケーションプログラムに依存し
ない形式で作成されていることから、文書作成アプリケ
ーションプログラムを用いることなく、文書の検索処理
を属性データに基づいて行うことができる。そして、管
理手段によって属性データはアプリケーションデータ及
び標準化データとは独立して記憶手段に格納されている
ことから、この文書検索処理はアプリケーションデータ
や標準化データにより文書の出力処理をせずに属性デー
タのみを用いて行うことができる。また、管理手段によ
って属性データはアプリケーションデータ及び標準化デ
ータに関連付けられていることから、属性データに基づ
いて検索された文書をアプリケーションデータ或いは標
準化データによって出力することができる。なお、複合
文書についても上記と同様にして、各文書の属性データ
のみによって、各文書やこれら文書を含む複合文書の検
索処理を行うことができる。このような属性データの利
用は文書検索処理に限らず文書のファイル管理等といっ
た種々な文書処理に応用することができ、処理目的に応
じて属性データを用いて所定の処理を行う文書処理手段
を設けておけばよい。
【0016】
【実施例】本発明に係る文書処理装置の一実施例を図面
を参照して説明する。図1に示すように、本実施例の文
書処理装置は、ユーザからの文書作成等に関する入力情
報を処理する入力部1と、各機能部分による処理及び作
成された文書に関するデータを管理する管理部2と、作
成された文書に関するデータを格納するデータ格納部3
と、作成された文書等の表示情報を出力するディスプレ
イ装置4やプリンタ装置5を有する出力部6と、文書作
成アプリケーションを格納したアプリケーション格納部
7と、格納された文書作成アプリケーションを駆動させ
るアプリケーション駆動部8と、文書作成アプリケーシ
ョンの印刷機能から標準化された文書データを作成する
文書データ変換部9と、当該文書処理装置の基礎的な情
報処理を行う固有アプリケーションを格納した格納部1
0とを備えている。
【0017】入力部1はキーボードやコマンドメニュー
等から入力された情報を処理するものであり、この入力
情報は管理部2による管理の下で各機能部分に送られ
て、文書の作成処理や文書検索処理等が行われる。本実
施例では一の文書作成用アプリケーションプログラムで
作成された文書と他の文書作成用アプリケーションプロ
グラムで作成された文書とを含む複合文書を作成するも
のであり、図2に示すように、例えば複合文書20はテ
キスト文からなる文書21と図形からなる文書22とか
ら構成される。
【0018】データ格納部3は当該文書処理装置で作成
された複合文書に関するデータを管理部2による管理の
下で格納するハードディスク装置等からなる記憶装置で
あり、図3に示すように、複合文書に関する文書情報2
3、24や個別内容情報25を格納する。各複合文書の
データはそれぞれ文書情報という単位で格納され、この
文書情報には複合文書としての文書名や文書の用紙サイ
ズ等の文書属性情報23と、構成要素となる各文書に関
する文書内容情報24とが含まれている。文書内容情報
24には複合文書を構成している各文書(例えば、上記
の文書21、22)毎の個別内容情報25が含まれてお
り、更に、各個別内容情報25には標準化文書データ2
6、属性データ27、アプリケーション固有データ28
が含まれている。これら標準化文書データ26、属性デ
ータ27、アプリケーション固有データ28はデータ格
納部3のそれぞれに割り当てられた領域に互いに独立し
たデータ単位として格納されている。
【0019】図4に示すように、文書内容情報24は複
合文書を構成している各文書の位置や大きさ等の枠に関
する情報を含んでおり、これら枠情報は複合文書中にお
ける各文書の座標データとして記述されている。また、
文書内容情報24と各文書の標準化文書データ26、属
性データ27、アプリケーション固有データ28とはそ
れぞれ双方向のポインタで関連付けられており、これら
ポインタによって文書内容情報24から各文書の標準化
文書データ26、属性データ27、アプリケーション固
有データ28へそれぞれアクセスできるとともに、これ
らポインタによって標準化文書データ26、属性データ
27、アプリケーション固有データ28から文書内容情
報24へもそれぞれアクセスできるようになっている。
したがって、属性データ27はこれらポインタを介して
標準化文書データ26及びアプリケーション固有データ
28と関連付けられており、属性データ27から標準化
文書データ26及びアプリケーション固有データ28へ
のアクセスが可能となっている。
【0020】標準化文書データ26は、図4に示すよう
に、従来例で説明したと同様に文書を作成した文書作成
アプリケーションに依存しない標準化された統一形式
(例えば、ビットマップ形式)で文書の内容を記述した
データであり、このデータは当該文書作成アプリケーシ
ョンに依存しないで文書情報を出力可能である。この標
準化文書データ26は文書データ変換部9が管理部2に
よる管理の下で変換処理を行うことにより作成され、具
体的には、作成した文書をその文書作成アプリケーショ
ンの印刷機能により出力することで作成される。
【0021】属性データ27は、図4に示すように、文
書の作成日時やキーワード等の属性を記述した情報であ
り、後述するように格納部10に格納された固有アプリ
ケーション11を用いて管理部2によって作成される。
アプリケーション固有データ28は、図4に示すよう
に、文書を作成した文書作成アプリケーションに依存す
る形式(例えば、文字列コード形式)で文書の内容を記
述したアプリケーション文書データを含んでおり、この
アプリケーション文書データは当該文書作成アプリケー
ションを用いることによって文書の編集や出力等を実現
できる当該文書作成アプリケーション固有の文書データ
である。なお、本実施例では、アプリケーション固有デ
ータ28は当該文書の作成に用いた文書作成アプリケー
ションの識別子(ID)もアプリケーション識別情報と
して含んでいる。
【0022】前記した出力部6は管理部2から送られて
くる情報をディスプレイ装置4に表示させ或いはプリン
タ装置5に印刷させるものであり、上記の標準化文書デ
ータ26、属性データ27、アプリケーション文書デー
タ28のいずれの情報内容も表示可能である。アプリケ
ーション格納部7は各種の文書作成アプリケーションを
格納するハードディスク装置等からなる記憶装置であ
り、複合文書を構成している各文書に対応した文書作成
アプリケーションを格納している。
【0023】アプリケーション駆動部8はアプリケーシ
ョン格納部7に格納された文書作成アプリケーションを
駆動させるものであり、この駆動処理も管理部2による
管理の下で行われる。固有アプリケーション格納部10
はハードディスク装置等からなる記憶装置であり、文書
作成アプリケーションで行う文書作成処理等を除いた文
書処理装置の基礎的な情報処理を行う固有アプリケーシ
ョンとして、複合文書に関する文書情報23、24や各
構成文書の属性データ27を作成する等の情報管理を行
う情報管理アプリケーション11、この属性データ27
から検索を行う検索アプリケーション12、等を格納し
ている。なお、この情報管理アプリケーション11は文
書処理装置の全般にわたる情報管理を司り、管理部2、
アプリケーション駆動部8、文書データ変換部9等とい
った各機能部による処理を実現させている。
【0024】上記構成の文書処理装置による複合文書の
作成、編集、検索処理を説明する。なお、以下の説明で
は互いに異なる形式の文書を作成する文書作成アプリケ
ーションAと文書作成アプリケーションBとがアプリケ
ーション格納部7に格納され、文書作成アプリケーショ
ンAは格納部10に格納された固有アプリケーション1
1、12とデータを共用できる形式の対応アプリケーシ
ョンであり、文書作成アプリケーションBはこのような
共用性がなく、アプリケーションBで作成されたデータ
を固有アプリケーション11、12では取り扱えない非
対応のものとする。
【0025】まず、新規に複合文書の作成を行う際に
は、オペレータがディスプレイ装置4のメニューに示さ
れたコマンドを選択する等して入力部1から新規文書作
成の指示を入力すると、管理部2は情報管理アプリケー
ション11を用いて文書属性情報23と文書内容情報2
4とを含んだ文書情報を作成してデータ格納部3に格納
する。すなわち、複合文書の概念を表す図5の(a)に
示すように、複合文書を作成する領域30が規定され、
複合文書のデータ内容を表す同図の(b)に示すよう
に、本実施例では文書属性情報23として複合文書の文
書名Xと大きさA4が格納される。なお、文書内容情報
24は未だ文書内容が入力されていないので空白のまま
である。
【0026】次に、対応アプリケーションで文書を作成
する場合の処理を図6及び図7を参照して説明する。な
お、図7の(a)は複合文書の概念を表し、同図の
(b)はそのデータ内容を表している。まず、上記のよ
うに複合文書の領域30が開いた状態で、オペレータが
ディスプレイ装置4のメニューに示されたコマンドを選
択する等して入力部1から対応アプリケーションでの文
書作成の指示を入力すると、管理部2は文書作成アプリ
ケーション格納部7に格納されているものの中から対応
する文書作成アプリケーションを検索し、この対応アプ
リケーションの一覧を出力部6を介してディスプレイ装
置4に表示する(ステップS1)。
【0027】次いで、オペレータが入力部1から対応ア
プリケーションAを選択した指示を入力すると、管理部
2はアプリケーション駆動部8により当該アプリケーシ
ョンAを起動させて(ステップS2)、領域30内に新
規に文書を作成する領域31を設定して、この文書に関
する文書内容情報24を新たに作成する(ステップS
3)。
【0028】本実施例では、図7の(b)に示すよう
に、領域31の位置と大きさとをデフォルト値としてそ
れぞれ左上隅の座標(0、0)と大きさを表す幅及び高
さ(100、100)で設定し、個別内容情報25への
ポインタをレコードAに設定する。そして、未だ領域3
1に文書情報が作成されていないので、個別内容情報2
5の標準化文書データ26は空白のビットマップデータ
となっている。また、情報管理アプリケーション11で
作成管理される属性データ27は、当該文書の作成日時
として現在の日時(1994年8月30日)とし、キー
ワードはデフォルト値として選択した文書作成アプリケ
ーションの名前Aとする。また、アプリケーション固有
データ28の文書データは未だ領域31に文書情報が作
成されていないので空白の文字列データであり、アプリ
ケーション識別情報はアプリケーションAの識別子AI
Dとする。
【0029】次いで、上記の文書内容情報24及びこれ
の個別内容情報25に含まれる標準化文書データ26、
属性データ27、アプリケーション固有データ28を管
理部2がデータ格納部3に格納する(ステップS4)。
この結果、図4や図7に示した文書内容情報24のテー
ブルに上記の新規文書に関する項目が1行追加され、こ
れに対応する個別内容情報25が1つ追加される。そし
て、管理部2が上記の情報を出力部6へ送り、出力部6
がディスプレイ装置4の画面表示を更新して処理を終了
する(ステップS5)。すなわち、ディスプレイ装置4
の画面には図7の(a)に示すように領域30内に領域
31を示す空白の枠が表示される。
【0030】次に、対応アプリケーションAで文書を編
集する場合の処理を図8及び図9を参照して説明する。
なお、図9の(a)は複合文書の概念を表し、同図の
(b)はそのデータ内容を表している。なお、上記の文
書作成処理に引き続いて文書編集の処理が行えるが、以
下では、領域31は設定されているが文書作成アプリケ
ーションAは起動されていない状態から文書編集を行う
場合を説明する。
【0031】まず、オペレータが入力部1のマウスをク
リックする等して領域31の枠を選択し(ステップS1
0)、メニュー選択等により枠内情報の編集指示を入力
すると、管理部2はデータ格納部3から図7に示した領
域31に関する文書内容情報24及び個別内容情報25
を読み出し、これをアプリケーション駆動部8に送る。
なお、ステップS10の枠選択処理は図10を参照して
後に詳しく説明する。アプリケーション駆動部8は個別
内容情報25に含まれるアプリケーション識別情報AI
Dに基づいて文書作成アプリケーション格納部7からア
プリケーションAを特定し(ステップS11)、このア
プリケーションAを起動させて文書内容情報24及び個
別内容情報25を引き渡す(ステップS12)。この結
果、文書作成アプリケーションAは領域31の枠の中で
編集状態となる。
【0032】そして、オペレータがキーボードを操作す
る等して何らかのイベントを入力すると、この入力情報
は入力部1及び管理部2を介してアプリケーションAに
送られる(ステップS13)。管理部2はこのイベント
がディスプレイ装置4の画面表示を更新するもの(すな
わち、文字列の入力等)であるかを判断し(ステップS
14)、更新するものである場合には、管理部2は文書
データ変換部9を介してアプリケーションAから当該文
書の標準化文書データ26を受け取って(ステップS1
5)、これに基づいて出力部6にディスプレイ装置4の
画面表示を図9の(a)に示すように更新させる(ステ
ップS16)。
【0033】すなわち、文字入力イベントに基づくアプ
リケーションAの文書編集処理が行われると、管理部2
はこの処理結果に基づいて個別内容情報25を作成す
る。この例では領域31に”abc”の文字列が入力さ
れたので、図9の(b)に示すように、アプリケーショ
ン文書データ28は”abc”のコードデータとなる。
また、属性データ27は変更がないが、標準化文書デー
タ26は文書データ変換部9によってアプリケーション
Aに依存しない形式のデータに変換された”abc”の
ビットマップデータとなる。
【0034】一方、上記のステップS14における判断
の結果、イベントがディスプレイ装置4の画面表示を更
新するものではない場合には、管理部2はこのイベント
がアプリケーションAによる処理を終了させる入力かを
判断し(ステップS17)、終了指示ではない場合には
管理部2はイベント受信する態勢で待機する(ステップ
S13)。これに対し、終了指示である場合には、デー
タ格納部3に格納されている標準化文書データ26及び
アプリケーション文書データ28を管理部2が上記の変
更通りに更新して処理を終了する(ステップS18、S
19)。
【0035】ここで、上記したの枠選択処理を図10を
参照して説明する。オペレータが入力部1のマウスをク
リックしてマトリックス位置(X、Y)を入力すると
(ステップS20)、まず、管理部2はデータ格納部3
に格納されている文書内容情報24の内の最初の個別内
容情報をターゲットとして設定する(ステップS2
1)。すなわち、図4に示した例では、文書内容情報2
4のテーブルの最上行に書き込まれたものをターゲット
として設定する。
【0036】次いで、管理部2はターゲットとした文書
内容情報24に記載された位置及び大きさの情報から、
当該文書内容情報24に対応する文書の領域を求め、こ
の領域を判定枠として設定する(ステップS22)。す
なわち、図4に示した例では、位置(100、10
0)、大きさ(231、394)の領域が判定枠として
設定される。次いで、この判定枠内にオペレータが指定
した位置(X、Y)が含まれているかを管理部2が判断
し(ステップS23)、含まれている場合には上記ステ
ップS10での枠選択による処理を行わせて(ステップ
S24)、枠選択処理を終了する。
【0037】一方、判定枠内に位置(X、Y)が含まれ
ていない場合には、管理部2は文書内容情報24の内の
次の個別内容情報25をターゲットとして設定する(ス
テップS25)。すなわち、図4に示した例では、文書
内容情報24のテーブルの第2行に書き込まれたものを
ターゲットとして設定する。次いで、管理部2はこのタ
ーゲットが文書内容情報24のテーブルに実際に存在す
るかを判断し(ステップS26)、文書内容情報24の
テーブルに未だ最初の行の個別内容情報25しか存在せ
ずターゲットが空の状態であるときには、管理部2は枠
を選択することなく(ステップS27)、処理を終了す
る。一方、ターゲットが空ではないときには、ステップ
S22以降の処理を繰り返し行って、該当する枠が存在
する場合にはそれを選択する。
【0038】次に、非対応アプリケーションBで文書を
作成する場合の処理を図11及び図12を参照して説明
する。なお、図12の(a)は複合文書の概念を表し、
同図の(b)は文書作成用のウインドウを表し、同図の
(c)は複合文書のデータ内容を表している。まず、非
対応アプリケーションで文書を作成する場合には、別の
ウインドウを開く等して、非対応アプリケーションBで
予め文書を作成しておく。すなわち、オペレータが入力
部1から非対応アプリケーションBを選択した指示を入
力すると、管理部2はアプリケーション駆動部8により
当該アプリケーションBを起動させ(ステップS3
0)、非対応アプリケーションBによる文書作成を実行
させる。この例では、図12の(b)に示すように、表
示領域33(例えば、非対応アプリケーションBに対応
したウインドウ)に文字列”hij”からなる新たな文
書が作成されたとする。
【0039】次いで、このアプリケーションBの印刷機
能で出力先を文書データ変換部9として文書印刷を実行
させる(ステップS31)。この結果、文書データ変換
部9がこの印刷データをアプリケーションBに依存しな
いで表示出力できる標準化された文書データに変換し
(ステップS32)、この標準化文書データを管理部2
へ送る。また、文書データ変換部9は印刷データから文
書名、アプリケーション名等の付加情報を抽出し(ステ
ップS33)、これらも管理部2へ送る。これらのデー
タを受け取った管理部2は領域30内に新たに作成され
た文書領域32を設定して、この文書に関する文書内容
情報24及び個別内容情報25を新たに作成する(ステ
ップS34)。
【0040】本実施例では、図12の(c)に示すよう
に、文書内容情報24は領域30内に作成された新たな
文書の領域32の位置と大きさとをオペレータにより指
定された左上隅の座標(0、100)と幅及び高さ(1
00、100)で設定し、個別内容情報25へのポイン
タをレコードBに設定する。個別内容情報25の標準化
文書データ26は文字列”hij”のビットマップデー
タとなる。また、上記の付加情報に基づいて情報管理ア
プリケーション11で作成される属性データ27は、当
該文書の作成日時として現在の日時(1994年8月3
1日)とし、キーワードはデフォルト値として当該文書
作成アプリケーションの名前Bとする。
【0041】また、アプリケーション固有データ28の
文書データは作成された文書のファイル名Bとし、アプ
リケーション識別情報はアプリケーションBの識別子B
IDとする。すなわち、本実施例では、非対応アプリケ
ーションBで作成された文書については、後の編集処理
等が迅速に行えるようにアプリケーション文書データは
当該アプリケーションBとの関連性を強くもたせて別途
格納し、そのファイル名Bのみをアプリケーション固有
データ28に記述している。
【0042】次いで、管理部2が上記の文書内容情報2
4及び個別内容情報25に含まれる標準化文書データ2
6、属性データ27、アプリケーション固有データ28
をデータ格納部3に追加格納する(ステップS35)。
すなわち、図12の(c)に示すように、文書内容情報
24のテーブルには新たに作成された文書に関する情報
が1行追加され、これにポインタで対応した個別内容情
報25が新たに作成される。
【0043】そして、管理部2が上記の情報を出力部6
へ送り、出力部6が標準化文書データ26によってディ
スプレイ装置4の画面に表示された文書内容を更新して
処理を終了する(ステップS36)。すなわち、ディス
プレイ装置4の画面には、図12の(a)に示すよう
に、1つの領域30内に対応アプリケーションAで作成
された文書”abc”と非対応アプリケーションBで作
成された文書”hij”とが存在する複合文書が表示さ
れる。
【0044】次に、非対応アプリケーションBで文書を
編集する場合の処理を図13及び図14を参照して説明
する。なお、図14の(a)は複合文書の概念を表し、
同図の(b)はそのデータ内容を表している。なお、上
記の文書作成処理に引き続いて文書編集の処理が行える
が、以下では、文書作成アプリケーションBは現在起動
されていない状態から文書編集を行う場合を説明する。
【0045】まず、オペレータが入力部1のマウスをク
リックする等して領域32の枠を選択し(ステップS4
0)、メニュー選択等により枠内情報の編集指示を入力
すると、管理部2はデータ格納部3から図12に示した
領域32に関する文書内容情報24及び個別内容情報2
5を読み出し、これをアプリケーション駆動部8に送
る。アプリケーション駆動部8は個別内容情報25に含
まれるアプリケーション識別情報BIDに基づいて文書
作成アプリケーション格納部7から非対応アプリケーシ
ョンBを特定し(ステップS41)、このアプリケーシ
ョンBを起動させて文書内容情報24及び個別内容情報
25を引き渡す(ステップS42)。
【0046】これによって、文書作成アプリケーション
Bは領域32の枠の中で編集状態となり、この編集処理
が終了したことがオペレータによるキーボード入力等で
知らされると(ステップS43)、管理部2は当該アプ
リケーションBの印刷機能による出力先を文書データ変
換部9とした文書データの出力がされたかを判断する
(ステップS44)。この結果、印刷処理がなされてい
る場合には、文書データ変換部9がこの印刷データをア
プリケーションBに依存しないで表示出力できる標準化
された文書データに変換し(ステップS45)、この標
準化文書データを管理部2へ送る。また、文書データ変
換部9は印刷データから付加情報を抽出し(ステップS
45)、これらも管理部2へ送る。
【0047】これらのデータを受け取った管理部2は編
集された文書に関する文書内容情報24及び個別内容情
報25を作成し、データ格納部3に格納されたデータを
上書きして更新する(ステップS47、S48)。本実
施例では、図14の(a)に示すように、この非対応ア
プリケーションBによる文書の編集処理が行われて、領
域32に”efg”の文字列が追加されたので、同図の
(b)に示すように、標準化文書データ26は”hij
efg”のビットマップデータとなる。また、アプリ
ケーション文書データ28はファイル名Bで変更がない
が、データの実体となるファイルデータは”hij e
fg”のコードデータとなる。
【0048】次いで、管理部2が上記の情報を出力部6
へ送り、出力部6が標準化文書データ26によってディ
スプレイ装置4の画面に表示された文書内容を更新して
処理を終了する(ステップS49)。すなわち、ディス
プレイ装置4の画面には、図14の(a)に示すよう
に、複合文書中の文書”hij”が文書”hij ef
g”に更新されて表示される。
【0049】上記の判断(ステップS44)で印刷処理
がなされいない場合には、管理部2が出力部6を介して
ディスプレイ装置4の画面に「印刷データができていな
い」旨の警告メッセージを表示し(ステップS50)、
更に、画面上に編集された文書内容を表示するための
「標準化データを作る必要があるか否かを問う」旨のメ
ッセージを表示する(ステップS51)。この結果、
「標準化データを作る」旨のオペレータからの指示入力
がなされた場合には、オペレータが迅速に再度の文書編
集を行えるようにステップS42以降の処理を再行す
る。一方、このようなオペレータからの指示入力がな
く、標準化データを作る必要がないと判断される場合に
は当該文書編集処理を終了する。
【0050】次に、複合文書を構成している各文書の属
性データ27を編集する場合の処理を図15を参照して
説明する。なお、属性データ27の編集の処理は管理部
2が情報管理アプリケーション11を用いて行われ、非
対応アプリケーションBで作成された文書に関するもの
であっても対応アプリケーションAで作成された文書に
関するものと同一の手順で処理することができる。以下
では、非対応アプリケーションBで作成された文書に関
する属性データ27を例にとって説明する。
【0051】まず、オペレータが入力部1のマウスをク
リックする等して領域32の枠を選択し(ステップS6
0)、メニュー選択等により属性設定の指示を入力する
と、管理部2はデータ格納部3から領域32に関する個
別内容情報25を読み出し、その中から属性データ27
を読み出す(ステップS61)。次いで、読み出した属
性データ27に基づいて、管理部2は出力部6を介して
ディスプレイ装置4の画面に属性設定シートを表示さ
せ、このシート上でオペレータに属性データの編集を実
行させる(ステップS62)。
【0052】この属性設定シートには属性データ27に
含まれる各項目及びその内容が記載されており、オペレ
ータはキーボード入力等によってこれら項目の内容を任
意に変更することができる。但し、本実施例において
は、文書の作成日時に関する属性は変更できないように
設定してあり、変更を許されているキーワードの項目に
ついて内容を任意に変更できる。ここでは、図14に示
した、属性データ27のキーワードの項目の内容をアプ
リケーション名の”B”から”特許情報”という語に変
更する。
【0053】上記の変更を行った後、オペレータ操作に
より属性設定シートが閉じられると、管理部2は属性設
定シートに記載された内容を上書きしてデータ格納部3
に格納して処理を終了する(ステップS63)。したが
って、データ格納部3に格納された領域32に関する属
性データ27は、キーワードが”特許情報”に変更され
る。
【0054】次に、属性データ27を用いて検索を行う
場合の処理を図16を参照して説明する。なお、本実施
例では、属性データ27のキーワードが一致する文書を
含んだ複合文書を検索しており、また、この検索編集の
処理は管理部2が検索アプリケーション12を用いて行
う。この検索アプリケーション12は情報管理アプリケ
ーション11とデータの共用性があるものであり、検索
アプリケーション12によって属性データ27のみなら
ず文書属性情報23、一部の文書内容情報24も読み出
して処理することができる。
【0055】まず、オペレータが入力部1のメニュー選
択等により検索アプリケーション12の選択を入力する
と、管理部2は固有アプリケーション格納部10から検
索アプリケーション12を読み出して起動させる。そし
て、この検索アプリケーション12に基づいて、管理部
2は出力部6を介してディスプレイ装置4の画面に検索
条件設定シートを表示させ、このシート上でオペレータ
にキーワードの設定を実行させる(ステップS70)。
本実施例においては、検索条件として”特許情報”とい
うキーワードを設定して検索条件設定シートを閉じる。
【0056】このように検索条件が設定されると、管理
部2は検索結果の集合を一旦空に初期化し(ステップS
71)、データ格納部3に格納してある文書情報(図3
参照)を読み出す。文書情報はデータ格納部3に格納さ
れている複合文書毎の情報であり、管理部2は幾つかあ
る複合文書の内の最初の複合文書(すなわち、最初の文
書情報)を一旦検索対象の文書と設定する(ステップS
72)。次いで、検索対象とした複合文書について最初
の構成文書(すなわち、文書内容情報24のテーブルの
最上行のもの)を一旦検索対象の内容と設定する(ステ
ップS73)。
【0057】そして、管理部2は検索対象とした文書内
容情報24の属性データ27を調べ、そのキーワード項
目の内容が”特許情報”に一致するかを判断する(ステ
ップS74)。この結果、一致する場合には、管理部2
は当該属性データ27の文書を含む複合文書の文書名を
文書属性情報から読み出して、これを検索結果集合に加
える(ステップS75)。一方、一致しない場合には、
文書内容情報24のテーブルの次の行にある構成文書を
検索対象とし(ステップS76)、実際に当該構成文書
が存在するかを判断する(ステップS77)。
【0058】この結果、実際に次の構成文書が存在する
場合には、当該文書が属性データ27のキーワードが一
致するのもかを上記を同様にして処理する(ステップS
74)。一方、実際に次の構成文書が存在しない場合に
は、現在検索対象としている複合文書内にはこれ以上検
索対象となる文書が存在しないので、管理部2はデータ
格納部3に格納されている次の複合文書を検索対象に設
定する(ステップS78)。
【0059】次いで、管理部2はデータ格納部3からの
読み出しを行って実際に当該複合文書が存在するかを判
断し(ステップS79)、実際に次の複合文書が存在す
る場合には上記ステップS73以降の処理を繰り返し行
う。一方、実際には次の複合文書が存在しない場合に
は、対象となる全ての複合文書について検索が終了した
ので、管理部2は結果集合を出力部6を介してディスプ
レイ装置4の画面に表示させて処理を終了する(ステッ
プS80)。すなわち、ディスプレイ装置4の画面には
キーワード”特許情報”を含む複合文書に文書名が一覧
となって表示される。
【0060】上記のように、属性データ27は標準化文
書データ25やアプリケーション文書データ28とは関
連しつつも独立しているため、標準化文書データ25や
アプリケーション文書データ28によって文書を実デー
タを検索することなく、所望の文書を検索することがで
きる。また、属性データ27はその文書を作成した文書
作成アプリケーションに依存していないことから、文書
処理装置の基本的なアプリケーション11、12によっ
て取り扱えるため、上記の検索処理は同じ文書情報を用
いて他の文書処理装置においても広く実行することがで
きる。
【0061】なお、本発明においては、属性データ27
に文書作成者、文書の編集者、編集処理の日時、文書内
容に記された数値等の代表的な値、文書内容の文字の
色、複合文書中における文書の位置等を用いることもで
きる。また、本発明は属性データ27を、文書検索以外
に文書管理等にも利用することができ、また、例えば属
性データ27に文書内容に記された数値を記述しておけ
ば、この数値によって集計処理等も行うことができる。
また、本発明においては、標準化文書データ26をポス
トスクリプト(登録商標)等の印刷標準フォーマットデ
ータや、Windows(登録商標)等の表示標準フォ
ーマットデータ等としてもよい。
【0062】また、対応、非対応の文書作成アプリケー
ションに係わらず、アプリケーション文書データ28は
文書データのファイル名形式で構成してもよく、実デー
タの形式で構成してもよい。また、上記した実施例で各
種の情報をディスプレイ装置4の画面に表示するように
したが、本発明ではこれら情報をプリンタ装置5で印刷
して表示するようにしてもよい。また、本発明は複合文
書でない一般的な文書にも勿論適用することができ、こ
のような一般的な文書に適用した場合にあっても上記実
施例で説明したと同様な作用効果を奏する。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の文
書処理装置によると、作成された文書についてアプリケ
ーションデータ及び標準化データとは独立して、当該文
書を作成した文書作成アプリケーションに依存しない属
性データを保有するようにしたため、アプリケーション
データ或いは標準化データによって文書内容の検索処理
をすることなく、属性データのみによって文書の検索処
理や管理処理等を文書作成アプリケーションに依存する
ことなく実現できる。したがって、アプリケーションに
対する依存性を廃して、汎用性をもった迅速なる文書処
理を実現することができる。そして、構成文書毎に標準
化データやアプリケーションデータを保持することから
多数の文書データによって構成される複合文書にあって
は、これら文書データを検索等のために処理する必要が
なくなるため、上記の効果は特に顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る文書処理装置の構成
図である。
【図2】 複合文書を説明する概念図である。
【図3】 文書情報のデータ構造を示す概念図である。
【図4】 文書内容情報の構成を説明する概念図であ
る。
【図5】 作成され文書とデータ内容との関係を示す概
念図である。
【図6】 対応アプリケーションによる文書作成のフロ
ーチャートである。
【図7】 作成され文書とデータ内容との関係を示す概
念図である。
【図8】 対応アプリケーションによる文書編集のフロ
ーチャートである。
【図9】 作成され文書とデータ内容との関係を示す概
念図である。
【図10】 枠選択処理のフローチャートである。
【図11】 非対応アプリケーションによる文書作成の
フローチャートである。
【図12】 作成され文書とデータ内容との関係を示す
概念図である。
【図13】 非対応アプリケーションによる文書編集の
フローチャートである。
【図14】 作成され文書とデータ内容との関係を示す
概念図である。
【図15】 属性データの編集処理のフローチャートで
ある。
【図16】 検索処理のフローチャートである。
【符号の説明】
A、B・・・文書作成アプリケーション、 2・・・管
理部、3・・・データ格納部、 7・・・文書作成アプ
リケーション格納部、11・・・情報管理アプリケーシ
ョン、 20、30・・・複合文書、21、22、3
1、32・・・文書、 26・・・標準化文書データ、
27・・・属性データ、 28・・・アプリケーション
文書データ、
フロントページの続き (72)発明者 松本 天 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 KSP P&D ビジネスパークビル 富士ゼロックス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書作成用アプリケーションプログラム
    で作成された文書について、前記アプリケーションプロ
    グラムに依存するアプリケーションデータと前記アプリ
    ケーションプログラムに依存しない標準化データとを保
    有し、前記アプリケーションプログラムを用いることな
    く前記標準化データで前記文書を出力する文書処理装置
    において、 前記アプリケーションデータと前記標準化データとを保
    持する記憶手段と、 前記文書の属性情報を前記アプリケーションプログラム
    に依存しないデータとして作成する属性データ作成手段
    と、 作成された属性データを独立したデータとして前記アプ
    リケーションデータ及び前記標準化データに関連させて
    前記記憶手段に書き込む管理手段と、 を備えたことを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】 一の文書作成用アプリケーションプログ
    ラムで作成された一の文書と他の文書作成用アプリケー
    ションプログラムで作成された他の文書を含む複合文書
    について、前記各文書のデータを前記アプリケーション
    プログラムに依存するアプリケーションデータと、前記
    アプリケーションプログラムに依存しない標準化データ
    とを保有し、前記アプリケーションプログラムを用いる
    ことなく前記標準化データで前記複合文書を出力する文
    書処理装置において、 前記各文書毎のアプリケーションデータと標準化データ
    とを保持する記憶手段と、 前記各文書の属性情報を前記アプリケーションプログラ
    ムに依存しないデータとして作成する属性データ作成手
    段と、 作成された属性データを独立したデータとして対応する
    文書のアプリケーションデータ及び標準化データに関連
    させて前記記憶手段に書き込む管理手段と、 を備えたことを特徴とする文書処理装置。
JP6292170A 1994-11-01 1994-11-01 文書処理装置 Pending JPH08241306A (ja)

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JP6292170A JPH08241306A (ja) 1994-11-01 1994-11-01 文書処理装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1312610C (zh) * 2001-12-27 2007-04-25 夏普株式会社 文档信息处理方法,文档信息处理装置,通信***和存储器产品
US8522026B2 (en) 2000-11-17 2013-08-27 Canon Kabushiki Kaisha Automatic authentication method and system in print process

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