JPH08241280A - アプリケーション操作権の制御方法 - Google Patents

アプリケーション操作権の制御方法

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JPH08241280A
JPH08241280A JP7066833A JP6683395A JPH08241280A JP H08241280 A JPH08241280 A JP H08241280A JP 7066833 A JP7066833 A JP 7066833A JP 6683395 A JP6683395 A JP 6683395A JP H08241280 A JPH08241280 A JP H08241280A
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JP7066833A
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Inventor
Akihiro Okumura
晃弘 奥村
Tadamichi Tagawa
忠道 田川
Toshihiko Miyazaki
敏彦 宮崎
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アプリケーション共有化システムで操作権の
受渡を円滑に行うためのインタフェースを提供する。 【構成】 例えば、参加者Aのディスプレイ10には、
共有対象となるアプリケーションの文書ウインドウ11
が表示されているとする。この文書ウインドウ11には
文書アプリケーション用操作権ウインドウ14が張り付
けられている。この操作権ウインドウには、操作権を獲
得する操作権ボタンや操作権を強制的に得る強制ボタン
が含められる。また、参加者Aの操作するマウスポイン
タ13は、参加者Bの文書ウインドウ21中でカレント
ポインタ26として表示される。これにより、参加者A
の操作が参加者Bに容易に認識できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ遠隔会議
システム、遠隔ディスクトッププレゼンテーションシス
テム等で採用されているような、相互にネットワークを
介して接続され分散処理を行う複数のコンピュータ間で
アプリケーションを共有すると共に、その操作権の受渡
制御を行うアプリケーション操作権の制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】それぞれ、独自のプログラムによって動
作するコンピュータ間をネットワークを介して接続し、
特定のアプリケーションを共有することによってコンピ
ュータ遠隔会議システム等を実現する。その場合に、参
加者はそれぞれ別個のディスプレイを見ながら同一のア
プリケーションを共有する。このようなシステムでは、
いずれか一人の参加者のみにアプリケーションの操作権
が与えられ、その操作権のやり取りを行うことによっ
て、参加者全員が同一のアプリケーションを操作する。
このような場合の操作権の競合調整のためには、例えば
参加者がディスプレイ上に表示された操作権要求ボタン
をクリックすることによって、操作権要求待ち行列の最
後尾に加えられる。既に、操作権を持っている参加者が
操作権放棄ボタンをクリックすると、操作権要求待ち行
列の先頭の者に操作権が移る。このような技術は、例え
ば次のような文献に記載されている。「“XTV:A Framew
ork for sharing X Window Clients in Remote Synchro
nousCollaboration”Hussein M.Abdel-Wahab,Mark A.Fe
it,Proc. of IEEE TriComm '91,pp.159-167,(1991)」
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のアプリケーション操作権の制御方法には次のよ
うな解決すべき課題があった。上記のような従来の操作
権競合調整方法は、アプリケーション操作の作業の形態
をモデル化しているような場合に適する。しかしなが
ら、多種多様のアプリケーション共有化システムでは、
操作権の受渡制御に更に柔軟性が要求される。そこで、
例えば操作権の請求があれば、すぐに操作権を渡す方法
が考えられる。しかしながら、これでは操作権を持った
参加者の操作中に、操作権が他の参加者に無条件で移る
おそれがあり、弊害を生じる。また、操作権の要求があ
った場合に、操作権を持っている参加者は操作権受渡の
可否を入力するといった方法も考えられる。しかしなが
ら、このような方法は比較的煩雑であって、操作権受渡
の手順が複雑になり、円滑な協調作業の妨げとなる。ま
た、最終の操作入力から一定時間内は操作権を移動でき
ないようにし、一定時間を過ぎれば誰もが操作権を得る
ことができるようにする方法もある。しかし、この場合
も操作権の制御を完全に機械が行うために、人間同士で
は合意できる場合であっても操作権を渡すことができ
ず、参加者全員が不快な思いをする場合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の点を解決
するため次の構成を採用する。それぞれ別個のディスプ
レイを見ながら同一のアプリケーションを共有する複数
の参加者のうち、いずれか一人の参加者が上記アプリケ
ーションの操作権を取得するものにおいて、各ディスプ
レイに、その参加者の操作権の有無を表示する操作権ウ
インドウを表示し、この操作権ウインドウには、どの参
加者が操作権を有するかを表示するとともに、操作権獲
得操作を行うための操作権ボタンを含め、操作権の有る
参加者のアプリケーションウインドウに表示されたマウ
スポインタの位置を検出して、操作権の無い参加者のア
プリケーションウインドウの対応する位置に、自己のマ
ウスポインタと区別できるカレントポインタを表示す
る。
【0005】また、別の方法では、それぞれ別個のディ
スプレイを見ながら同一のアプリケーションを共有する
複数の参加者のうち、いずれか一人の参加者が上記アプ
リケーションの操作権を取得するものにおいて、各ディ
スプレイに、その参加者のマウスポインタを表示すると
ともに、操作権の有る参加者のアプリケーションウイン
ドウに表示されたマウスポインタの位置を検出して、操
作権の無い参加者のアプリケーションウインドウの対応
する位置に、自己のマウスポインタと区別できるカレン
トポインタを表示し、そのカレントポインタを操作権取
得を行うための操作権ボタンに設定する。
【0006】更に、別の方法では、それぞれ別個のディ
スプレイを見ながら同一のアプリケーションを共有する
複数の参加者のうち、いずれか一人の参加者が上記アプ
リケーションの操作権を取得するものにおいて、各ディ
スプレイに、その参加者の操作権の有無を表示する操作
権ウインドウを表示し、この操作権ウインドウには、ど
の参加者が操作権を有するかを表示するとともに、操作
権の強制的獲得操作を行うための強制ボタンを含め、各
ディスプレイに、その参加者のマウスポインタを表示す
るとともに、操作権の有る参加者のアプリケーションウ
インドウに表示されたマウスポインタの位置を検出し
て、操作権の無い参加者のアプリケーションウインドウ
の対応する位置に、自己のマウスポインタと区別できる
カレントポインタを表示し、そのカレントポインタを操
作権獲得操作を行うための操作権ボタンに設定して、強
制ボタンが操作されたときは、カレントポインタの移動
速度が設定値以下に制限される。
【0007】また、次の方法は、それぞれ別個のディス
プレイを見ながら同一のアプリケーションを共有する複
数の参加者のうち、いずれか一人の参加者が上記アプリ
ケーションの操作権を取得するものにおいて、各ディス
プレイに、その参加者のマウスポインタを表示するとと
もに、操作権の有る参加者のアプリケーションウインド
ウに表示されたマウスポインタの位置を検出して、操作
権の無い参加者のアプリケーションウインドウの対応す
る位置に、自己のマウスポインタと区別できるカレント
ポインタを表示し、操作権の無い参加者のアプリケーシ
ョンウインドウに表示されたマウスポインタの位置を検
出して、操作権の無い参加者のアプリケーションウイン
ドウの対応する位置に、その参加者のマウスポインタと
区別できるテレポインタを表示し、操作権のある参加者
が、他の参加者のマウスポインタに対応するテレポイン
タを操作したとき、操作権が当該他の参加者に移動す
る。
【0008】なお、ディスプレイに複数のウインドウが
表示される場合に、各操作権ウインドウを、操作権制御
対象となるアプリケーションウインドウ上に張り付ける
とよい。この他に、ディスプレイに複数のウインドウが
表示される場合に、いずれかのアプリケーションウイン
ドウ上に張りつけられた操作権ウインドウを操作したと
き、当該アプリケーションウインドウを最前面に表示す
ることもできる。また、ディスプレイに複数のウインド
ウが表示される場合に、各操作権ウインドウを、操作権
制御対象となるウインドウ上に張り付けるとともに、そ
の操作権ウインドウを、制御対象となるアプリケーショ
ンウインドウの内部で自由に移動可能にしてもよい。
【0009】
【作用】例えば、参加者Aのディスプレイには、共有対
象となるアプリケーションの文書ウインドウが表示され
ているとする。この文書ウインドウにはその文書アプリ
ケーション用の操作権ウインドウが張り付けられてい
る。この操作権ウインドウには、操作権を獲得する操作
権ボタンや操作権を強制的に得る強制ボタンが含められ
る。また、参加者Aの操作するマウスポインタは、参加
者Bの文書ウインドウ中でカレントポインタとして表示
される。これにより、参加者Aの操作が参加者Bに容易
に認識できる。
【0010】なお、操作権ウインドウ内に表示された操
作権ボタンは、例えばアイコンにより構成され、マウス
のクリック等によって操作される。また、カレントポイ
ンタは操作権を持たない参加者が操作権を持つ参加者の
動作を知るために表示される。更に、そのカレントポイ
ンタをクリックすることによって、操作権がクリックし
た者により取得される構成にする。これによって、カレ
ントポインタが動かないとき、即ち、操作権を持つもの
が操作を停止している際に、操作権を移すことができ
る。なお、操作権を持つ者が操作中で、カレントポイン
タが移動している場合でも、強制ボタンをクリックする
ことによって、そのカレントポインタ即ち操作権を持つ
者のマウスポインタの動きを抑制する。こうして操作権
を獲得する手段も提供できる。移動速度の設定値は、カ
レントポインタをクリックできる程度の低速かあるいは
停止状態とする。
【0011】操作権のある参加者のアプリケーションウ
インドウに、操作権の無い参加者のマウスポインタの位
置を示すテレポインタを表示し、操作権のある参加者が
任意のテレポインタをクリックすることによって、自発
的に他の参加者に操作権を移すことも可能となる。操作
権ウインドウを操作権制御対象となるウインドウ上に張
り付けるようにすれば、操作権授受の対象が明確とな
り、操作権制御のためのインタフェースが簡略化でき
る。なお、その操作権ウインドウはアプリケーションウ
インドウ上に自由に移動可能にし、アプリケーションの
参照を妨げない。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。 [参加者のディスプレイ表示概要]図1は、本発明の実
施例を示す図である。この例では、A,B二人の参加者
がアプリケーション共有化システムを利用して、文書ア
プリケーションと表アプリケーションを共有している。
図には、参加者Aのディスプレイ10と参加者Bのディ
スプレイ20の表示内容を示している。参加者Aのディ
スプレイ10には、文書ウインドウ11、表ウインドウ
12、参加者Aのマウスポインタ13、文書アプリケー
ション用操作権ウインドウ14、表アプリケーション用
操作権ウインドウ15、図ウインドウ16が表示されて
いる。また、参加者Bのディスプレイ20には、文書ウ
インドウ21、表ウインドウ22、参加者Bのマウスポ
インタ23、文書アプリケーション用の操作権ウインド
ウ24、表アプリケーション用操作権ウインドウ25、
文書アプリケーション用カレントポインタ26が表示さ
れている。
【0013】文書ウインドウ11と文書ウインドウ21
及び表ウインドウ12と表ウインドウ22はアプリケー
ション共有化システムで参加者AB間で共有しているア
プリケーションの表示ウインドウである。従って、文書
ウインドウ11と文書ウインドウ21及び表ウインドウ
12と表ウインドウ22はそれぞれ同じ内容を表示して
いる。なお、それぞれのウインドウの表示内容は同じで
あるが、参加者はウインドウの位置を自由に変更できる
ので、参加者Aのディスプレイ10と参加者Bのディス
プレイ20ではウインドウの配置状況が異なっている。
【0014】また、参加者Aのマウスポインタ13と参
加者Bのマウスポインタ23はそれぞれの参加者のマウ
スポインタである。マウスポインタはそれぞれの参加者
が独自に自由に動かすことができるので、参加者Aのデ
ィスプレイ10と参加者Bのディスプレイ20では各マ
ウスポインタ13,23の表示位置が異なっている。図
ウインドウ16は、参加者AB間で共有しないで、参加
者Aが一人で使っているアプリケーションのウインドウ
である。従って、参加者Bのディスプレイ20には表示
されていない。
【0015】[操作権]ここで、現在は、文書アプリケ
ーションと表アプリケーションの両方の操作権を参加者
Aが持っているとする。なお、操作権というのは、その
時点でアプリケーションを操作するための権利である。
各時点では、アプリケーションを操作できるのは一人だ
けであるが、この操作権をやり取りすることで、参加者
全員でアプリケーションを操作できる。文書アプリケー
ション用操作権ウインドウ14、表アプリケーション用
操作権ウインドウ15、文書アプリケーション用操作権
ウインドウ24、表アプリケーション用操作権ウインド
ウ25は、操作権受渡の操作のために、アプリケーショ
ン共有化システムがアプリケーションウインドウに張り
付けている操作権ウインドウである。操作権ウインドウ
は、対象アプリケーションの表示ウインドウ内であれば
各参加者がそれぞれ自由に位置を変更することができ
る。従って、参加者Aのディスプレイ10と参加者Bの
ディスプレイ20では文書アプリケーション用操作権ウ
インドウ14,24の表示位置が異なっている。
【0016】図2に、操作権ウインドウの表示例説明図
を示す。文書アプリケーション用操作権ウインドウは図
2に示すように、操作権ボタン30と強制ボタン31と
移動用バー32により構成される。表アプリケーション
用操作権ウインドウ15,25も同様の構成であるが、
ここでは文書アプリケーション用操作権ウインドウを例
にとって説明する。操作権ボタン30は、現在の操作権
の状態の表示や、新たに操作権を得るときに使用するボ
タンである。操作権ボタン30の表示内容は状況によっ
て変わる。
【0017】図3は、操作権ウインドウの別の表示例説
明図である。操作権ボタン30は、対象アプリケーショ
ンの操作権保持者のマウスポインタが、対象アプリケー
ションのウインドウ内にあるときは、図3のように操作
権保持者の名前を表示する。それ以外のときは、図2の
ようにカレントポインタと同じ形の矢印を表示する。
【0018】上記の判断は、後で説明するカレントポイ
ンタ表示機能を持ったアプリケーション共有化システム
により実現できる。操作権ボタン30の表示が矢印のと
きに操作権ボタン30をクリックすると操作権が得られ
る。操作権ボタン30の表示が操作権保持者の名前のと
きに操作権ボタン30をクリックすると、操作対象が文
書アプリケーションであるから、文書アプリケーション
用カレントポインタ26の表示されている文書ウインド
ウ11又は21を最前面に移動させる。強制ボタン31
は、強制的に操作権を奪うときに使用するボタンであ
る。移動用バー32は、操作権ウインドウの表示位置を
変更するときに使用する。
【0019】図1に示す文書アプリケーション用カレン
トポインタ26は、文書アプリケーションのカレントポ
インタである。このカレントポインタは、文書アプリケ
ーションの操作権を持っている参加者Aのマウスポイン
タの位置を示している。即ち、図1に示すように、参加
者Aのマウスポインタ13の指す文書ウインドウ11内
での位置と同じ位置を、参加者Bの文書ウインドウ21
内で参加者Bに知らせるために、文書アプリケーション
用カレントポインタ26が表示されている。この機能
は、後で説明するカレントポインタ表示機能を持つアプ
リケーション共有化システムによって実現できる。な
お、この例では、操作性を高めるために、文書アプリケ
ーション用カレントポインタ26をクリックすることに
よっても操作権を得られるようにした。
【0020】[アプリケーション共有化システム]図4
は、上記カレントポインタやウインドウ表示制御のため
のアプリケーション共有化システム実施例を示すブロッ
ク図である。図のアプリケーション共有化システムは、
疑似サーバ51と、マスター・サーバ52、クライアン
ト50、とスレーブ・サーバ53,54により構成され
る。各サーバ52〜54には、カレントポインタ処理部
56−1〜56−3が接続されている。疑似サーバ51
はアプリケーション共有化のためのプロトコルの分配を
行うユニットである。マスター・サーバ52とスレーブ
・サーバ53,54は例えばX−Windowシステム
のXサーバプログラムを制御させるマシンである。マス
ター・サーバ52とスレーブ・サーバ53,54は機能
的には全く同等のものでよく、ここでは、単にクライア
ント50に直接つながっているように見せかけているウ
インドウシステムをマスター・サーバ52と呼び、それ
以外のウインドウシステムをスレーブ・サーバ53,5
4と呼んでいる。このマスター・サーバ52は、クライ
アント50の要求によりウインドウ環境を提供する。ウ
インドウ環境というのは、アプリケーションの操作画面
のことであり、これがマスター・サーバ52に制御され
る。
【0021】クライアント50は共有化の対象となる、
例えばX−Windowシステム用のスタンド・アロー
ンのアプリケーションである。これは、そのウインドウ
システム用の一般のアプリケーションであってよい。図
1に示した文書ウインドウ11,21や表ウインドウ1
2,22を制御するアプリケーションもこのクライアン
トとなる。ネットワーク57は、分散マシン環境を構成
するために各マシンを接続しているネットワークであ
る。
【0022】カレントポインタ処理部56−1はカレン
トポインタ表示機能を実現するためのユニットであり、
図の下側に示すように、制御部61とポインタ処理部6
2、ウインドウ管理部63、通信管理部64、ユーザイ
ンタフェース65により構成される。制御部61はカレ
ントポインタ処理部56−1のための基本処理を行うユ
ニットである。
【0023】ポインタ処理部62は図1に示したマウス
ポインタ13の位置の検出やカレントポインタ26の表
示を行うユニットである。ウインドウ管理部63は共有
化の対象ウインドウを管理するためのユニットである。
通信管理部64は疑似サーバ51との通信を管理するユ
ニットである。ユーザインタフェース65はユーザイン
タフェースを管理するユニットである。
【0024】疑似サーバ51はスタンド・アローンのア
プリケーションを分散マシン環境で共有化することを実
現するための中枢部分である。疑似サーバ51、マスタ
ー・サーバ52、スレーブ・サーバ53,54、クライ
アント50の各プログラムは全て独立したプロセスであ
り、ネットワークでつながれた分散マシン環境内におい
ては、どのプロセスがどのマシンで動作しようとも、全
く支障はない。
【0025】次に、アプリケーション共有化システムの
動作について説明する。アプリケーション共有化システ
ムの実行に先だって、ユーザは、X−Windowシス
テムを使用し、一般のアプリケーションを利用している
ものとする。従って、マスター・サーバ52及び、スレ
ーブ・サーバ53,54は既に動作している。ここで、
複数のユーザ間でのアプリケーション共有が必要になっ
たときに、疑似サーバ51を起動し、アプリケーション
共有化システムを稼働させる。疑似サーバ51を起動す
る際には、どのユーザ間でアプリケーション共有を行う
かを、各ユーザの使用しているサーバ名を使って、疑似
サーバ51に知らせる。共有したいアプリケーション即
ち、クライアント50を起動するときは、疑似サーバ5
1をサーバとして指定して起動する。クライアント50
を起動したとき、疑似サーバ51はクライアント50か
ら接続要求を受け取り、マスター・サーバ52及びスレ
ーブ・サーバ53,54に上記接続要求を分配する。一
般のX−Windowシステムにおいて、クライアント
からの接続要求を受け取ったサーバは、サーバ情報を送
り返す。今、マスター・サーバ52やスレーブ・サーバ
53,54から見た場合、疑似サーバ51がクライアン
トに相当するので、疑似サーバ51にサーバ情報を送り
返す。
【0026】次に、疑似サーバ51は各サーバのサーバ
情報を記録し、マスター・サーバ52が送り返してきた
サーバ情報をクライアント50に送る。その後、クライ
アント50は、受け取ったサーバ情報をもとにウインド
ウ作成等のリクエストを各サーバに送ることによって動
作する。疑似サーバ51は、クライアント50が送出し
てきたリクエストのプロトコル変換及び分配を行う。
【0027】つまり、クライアント50は本来スタンド
・アローンのアプリケーションとして作成されており、
マスター・サーバ52のサーバ情報を受け取っているの
で、クライアント50はマスター・サーバ52用のリク
エストを送出している。ここで、スレーブ・サーバ5
3,54でも同じウインドウを作成させて、アプリケー
ション共有を行うために、疑似サーバはクライアント起
動時に記憶したサーバ情報をもとにこのリクエストを各
スレーブ・サーバ53,54用に変換し、それぞれのス
レーブ・サーバ53,54に分配する。
【0028】一方、各サーバ52からクライアント50
へ送られるイベントはリクエスト分配と逆の手順で変換
し、マスター・サーバからのイベントのように変換して
クライアント50へ送出する。疑似サーバはこのように
動作する。
【0029】次に、カレントポインタ処理部56−1の
動作をカレントポインタの表示・非表示動作を例にとっ
て説明する。カレントポインタ処理部56−1は、操作
権があるときは、疑似サーバ51を通じて他のカレント
ポインタ処理部56−2や56−3にカレントポインタ
表示命令またはカレントポインタ非表示命令を送信し、
操作権がないときは他のカレントポインタ処理部56−
2や56−3から疑似サーバ51を通じて送られてくる
カレントポインタ表示命令またはカレントポインタ非表
示命令を受信し、命令内容に従ってカレントポインタの
表示及び非表示の制御を行う。
【0030】図5と図6は、カレントポインタ表示制御
動作フローチャートである。まず図5を用いて、操作権
があるときのカレントポインタ表示命令またはカレント
ポインタ非表示命令を送信するときの動作について説明
する。最初の処理は制御部61で行われる。ステップS
1でこれからの処理の対象とするクライアントを一つ決
める。複数のクライアントを扱っているときは、対象ク
ライアントを順番に変えるようにする。ステップS2で
対象クライアントの操作権を持っているかどうか調べ
る。もし操作権を持っているならば、ステップS3へ移
る。持っていない場合は、処理を終了する。
【0031】ステップS3で、制御部61はウインドウ
管理部63に対象クライアントのクライアント識別子を
渡す。ウインドウ管理部63はクライアント識別子よ
り、クライアントが作成したウインドウのウインドウI
Dを選択し、ポインタ処理部62に渡す。ステップS4
で、ポインタ処理部62は、マウスポインタの現在位置
と現在侵入しているウインドウのウインドウIDを調査
する。これはウインドウシステムに問い合わせることに
よって実現できる。
【0032】ステップS5で、対象クライアントのウイ
ンドウ内にマウスポインタがあるかどうか調べる。これ
は、ウインドウ管理部63が選択したウインドウIDと
ステップS4で調べたマウスポインタが現在侵入してい
るウインドウIDとを比較することによって行われる。
もしも、ウインドウ内にマウスポインタがある場合は、
ステップS7に移る。ウインドウ内にマウスポインタが
ない場合は、ステップS6に移る。ステップS7では、
ステップS4で調べた、マウスポインタの現在位置と侵
入しているウインドウIDからマウスポインタのウイン
ドウ内での相対位置を算出する。
【0033】ステップS8では、カレントポインタ表示
命令として、クライアント識別子とウインドウID、ウ
インドウ内での相対座標を疑似サーバ51に送信する。
それが終れば処理を終了する。ステップS6では、カレ
ントポインタ非表示命令を疑似サーバ51に送信する。
それが終れば処理を終了する。以上が、操作権があると
きのカレントポインタ処理部56−1の動作である。
【0034】疑似サーバ3の動作を図6により説明す
る。ステップS1は疑似サーバ51の通常の処理に相当
する。ステップS2では、ウインドウの作成が行われた
かどうかを調べる。もし、行われた場合はステップS3
へ移り、違う場合は、ステップS4へ移る。ステップS
3では、作成されたウインドウのウインドウIDを調べ
て、それを新しく作成されたウインドウIDとして、ウ
インドウを作成したクライアントの識別子と共にカレン
トポインタ処理部56−1に通知する。サーバ毎に作成
されたウインドウIDが異なる場合は、それぞれのウイ
ンドウシステムについて作成されたウインドウIDを調
べ、それぞれのウインドウシステムに接続されているカ
レントポインタ処理部56−1にそのウインドウIDと
ウインドウを作成したクライアントの識別子を通知す
る。これはウインドウ管理部63に保存される。ウイン
ドウIDの通知が終了すれば、ステップS13に移る。
【0035】ステップS4では、カレントポインタ処理
部56−1からカレントポインタ表示命令またはカレン
トポインタ非表示命令が届いているかどうか調べる。届
いている場合は、ステップS5に移り、違う場合はS7
に移る。ステップS5は、サーバ毎に作成されたウイン
ドウIDが異なる場合に必要な処理である。カレントポ
インタ表示命令内のウインドウIDを、カレントポイン
タ処理部56−1が接続しているサーバの対応するウイ
ンドウIDに変換する。カレントポインタ非表示命令の
ときは何もしない。処理が終了すれば、ステップS6に
移る。
【0036】ステップS6では、カレントポインタ表示
命令またはカレントポインタ非表示命令をこれを送信し
てきたカレントポインタ処理部56−1以外の全てのカ
レントポインタ処理部に分配する。このときもし必要で
あれば、命令内のウインドウIDの値としてステップS
5で変換した値を使用する。処理が終了すれば、ステッ
プS7に移る。ステップS7では、カレントポインタ処
理部56−1から操作権取得の報告が届いているかどう
か調べる。届いている場合は、ステップS8に移り、違
う場合はS1に戻る。ステップS8で、操作権がなくな
ったことを、今まで操作権を持っていたカレントポイン
タ処理部56−1に伝える。処理が終了すれば、S1に
戻る。
【0037】では、操作権がないときのカレントポイン
タ処理部56−1の動作について説明する。操作権がな
いときカレントポインタ処理部56−1は、疑似サーバ
51から送られてくるカレントポインタ表示命令または
カレントポインタ非表示命令に従ってカレントポインタ
の表示を制御する。カレントポインタ表示命令を受け取
った場合は、命令内容のウインドウID、ウインドウ内
での相対座標を使って、ウインドウIDのウインドウ上
のウインドウ内での相対座標で示される位置にカレント
ポインタを表示する。また、カレントポインタ非表示命
令を受け取った場合は、次にカレントポインタ表示命令
を受け取るまで、カレントポインタの表示を行わないよ
うにする。これらにより、カレントポインタの表示機能
が実現する。
【0038】[操作権の移動]再び図1に戻って、参加
者Bが表アプリケーションの操作権を得るときの操作方
法について説明する。(a)の状態では、表アプリケー
ションの操作権は参加者Aが持っているが、参加者Aの
マウスポインタ13は、表ウインドウ12の中にはな
い。つまり、参加者Aは現在表アプリケーションの操作
は行っていない。このとき、参加者Bのディスプレイ2
0の表アプリケーション用操作権ウインドウ25内の操
作権ボタン30には矢印が表示される。これにより、参
加者Bは参加者Aが表アプリケーションの操作を行って
いないことを知ることができ、今、表アプリケーション
の操作権を取得しても問題が無いことがわかり、安心し
て図2に示す操作権ボタン30を押して操作権を得るこ
とができる。
【0039】次に文書アプリケーションの操作権を得る
ときの操作方法について説明する。操作権を得る方法は
大きく2つに分けることができるので、順に説明する。
まず第1の方法は、参加者Bが自分の判断で操作権を得
る方法である。文書アプリケーションの操作権は(a)
に示すように、参加者Aが持っており、参加者Aのマウ
スポインタ13は、文書ウインドウ11の中にある。従
って、参加者Bのディスプレイ20の文書ウインドウ2
1内に文書アプリケーション用カレントポインタ26が
表示されている。参加者Bは文書アプリケーション用カ
レントポインタ26の動きにより、操作権を持っている
参加者Aの操作状況がわかる。例えば、文書アプリケー
ション用カレントポインタ26が静止したままで文字の
入力等も行われていないならば、参加者Aは文書アプリ
ケーションの操作を行っていないと判断できるし、文書
アプリケーション用カレントポインタ26が盛んに動い
ている場合は、アプリケーションの操作を行っていると
判断できる。参加者Bが参加者Aから文書アプリケーシ
ョンの操作権をとっても良いと判断した場合は、文書ア
プリケーション用カレントポインタ26をクリックして
操作権を得れば良い。
【0040】これにより、ついうっかり「操作権がある
参加者が、操作を行っているかどうか」を確かめずに操
作権を取り上げるというミスを防止することができる。
なぜなら、操作権を得るためには文書アプリケーション
用カレントポインタ26をクリックする必要があり、必
然的に文書アプリケーション用カレントポインタ26の
動きを見るようになるからであり、さらには、動いてい
る文書アプリケーション用カレントポインタ26をクリ
ックすることは簡単には実行できないからである。
【0041】操作権を持った参加者Aがアプリケーショ
ンの操作をしていると知った上で、どうしても操作権を
取り上げる必要があるときは図2に示した強制ボタン3
1を利用する。強制ボタン31をクリックすると、文書
アプリケーション用カレントポインタ26の動きを止め
るかまたは、文書アプリケーション用カレントポインタ
26の動きが遅くなるようにする。
【0042】これにより、簡単に文書アプリケーション
用カレントポインタ26をクリックすることができるよ
うになり、操作権を取り上げることができる。この操作
はついうっかり操作権を取ってしまう場合とは違って、
明らかに操作権を強制的に取り上げるという意志を持っ
て行うので問題はない。もしもこの操作によって問題が
生じた場合、それは、アプリケーション共有化システム
や操作権受渡の操作方法の問題ではなく、人間同志のコ
ミュニケーションの中で生じた問題である。なお、強制
ボタン31のクリックにより遅くなった文書アプリケー
ション用カレントポインタ26の動く速度は、操作権の
移動または一定時間の経過により元に戻る。
【0043】第2の方法は、参加者Bが操作権を持った
参加者Aに操作権を要求し、参加者Aがそれに応じると
参加者Bに操作権が移る方法である。いま、このアプリ
ケーション共有化システムには、テレポインタの機能と
音声によるコミュニケーション機能があることを仮定す
る。音声によるコミュニケーション機能は、アプリケー
ション共有化システムの機能として存在しなくてもよ
い。例えば電話による通話や、音声用のコミュニケーシ
ョンシステムを併用することによって、参加者同志の音
声によるコミュニケーションが行える。
【0044】テレポインタはある参加者が指し示した位
置を他の参加者に見えるようにするものである。これ
は、先に説明した図4〜図6のようなカレントポインタ
表示機能を持つアプリケーション共有化システムで実現
できる。つまり、カレントポインタは操作権を持った参
加者のアプリケーションの操作状況を常に他の参加者に
伝えるが、テレポインタは、参加者の意志を伝える。従
って、参加者がテレポインタの表示を指示したときだ
け、カレントポインタと同じ要領でポインタを表示すれ
ば実現できる。更にここでは、操作権を持っている参加
者がそのテレポインタをクリックすると、そのテレポイ
ンタの持ち主に操作権が渡るようにしておく。
【0045】図7を使って操作権を得る操作について説
明する。図7は、図1と同様に参加者Aのディスプレイ
10と参加者Bのディスプレイ20を示している。参加
者A用のディスプレイには、参加者Bのテレポインタ1
7が加わり、参加者B用のディスプレイ20には、参加
者Bのテレポインタ27が加わっている。ディスプレイ
10のテレポインタ17は参加者Bが指し示している場
所を示すテレポインタである。ディスプレイ20のテレ
ポインタ27は参加者Bが場所を指し示すためのテレポ
インタである。
【0046】まず、参加者Bはテレポインタ27を使っ
て操作権の要求を行う。といっても、実際に行う操作は
テレポインタ27の移動でよい。ただ、音声によるコミ
ュニケーションで操作権を要求していることを、操作権
を持っている参加者Aに伝えるようにする。この際に、
テレポインタ27をカレントポインタ26の近辺に表示
させるようにする。操作権を持っている参加者Aは、デ
ィスプレイ10のマウスポインタ13の辺りを見ている
のが一般的であるので、音声による参加者Bからの操作
権の要求があれば、すぐに参加者Bのテレポインタ17
に気が付くはずである。ここで、操作権を持っている参
加者Aが操作権を参加者Bに渡してもよいと判断した場
合は、参加者Bのテレポインタ17をクリックして操作
権を参加者Bに渡せばよい。操作権を渡したくない場合
は、音声によって断わればよい。
【0047】図8を用いて、カレントポインタのあるウ
インドウを最前面に移す操作について説明する。1つの
アプリケーションが複数の独立したウインドウを持つ場
合や、複数のウインドウが重なって表示されている場合
は、カレントポインタを探すのが困難なときがある。そ
のようなときは、カレントポインタのあるウインドウを
最前面に移す操作を行うことにより、快適に操作権受渡
の操作ができる。
【0048】図8は、参加者Bのディスプレイ20にお
いて、文書アプリケーション用カレントポインタ26が
見えない例である。図は、図1と同様に参加者Aのディ
スプレイ10と参加者Bのディスプレイ20を示してい
る。ディスプレイ10には、文書補助ウインドウ18、
文書補助ウインドウ用操作権ウインドウ19が加わり、
ディスプレイ20には、文書補助ウインドウ28、文書
補助ウインドウ用操作権ウインドウ29が加わり、ディ
スプレイ10の図ウインドウ16はアイコン化されて、
図ウインドウのアイコン16Aになっている。文書補助
ウインドウ18は、書類アプリケーションの補助ウイン
ドウである。文書補助ウインドウ用操作権ウインドウ1
9は、文書補助ウインドウ18の操作権ウインドウであ
る。文書補助ウインドウ28は、書類アプリケーション
の補助ウインドウである。文書補助ウインドウ用操作権
ウインドウ29は、文書補助ウインドウ28の操作権ウ
インドウである。
【0049】このように、1つのアプリケーションが複
数の独立したウインドウを持つ場合、それぞれの独立し
たウインドウに操作権ウインドウが張り付くようにす
る。アプリケーションウインドウと操作権ウインドウと
の対応関係を明確にし操作性を向上させるためである。
操作権ウインドウの表示内容は、対象が同じアプリケー
ションであれば常に同じになるようにする。ディスプレ
イ20の文書ウインドウ21上に文書アプリケーション
用カレントポインタ26が表示されるはずであるが、文
書補助ウインドウ28が上に重なっているのでその表示
が見えなくなっている。このとき、文書アプリケーショ
ン用の操作権ウインドウ24または文書補助ウインドウ
用操作権ウインドウ29の操作権ボタン30をクリック
して、文書アプリケーション用カレントポインタ26が
表示されているウインドウを最前面に移動させるように
する。図9には、その操作の結果説明図を示す。これに
よって、文書アプリケーション用カレントポインタ26
の操作が可能となる。
【0050】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記マウスポインタは、マウスのみならず感圧式のパネル
状ポインティングデバイスやデジタイザ、トラックボー
ル等の各種のポインティングデバイスにより操作するこ
とができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明した本発明のアプリケーション
操作権の制御方法によれば、次のような効果がある。 (1) 操作権を得るためには必然的にカレントポインタの
動きを見る必要があるので、ついうっかり「操作権があ
る参加者が、操作を行っているかどうか」を確かめずに
操作権を取り上げるというミスを防止することができ
る。これにより、操作権受渡の操作のミスによる混乱に
よって協調作業に障害を与えることがなくなる。 (2) 操作権の要求をテレポインタの表示と兼用にすれ
ば、参加者は操作権の要求のための操作を新しく覚える
必要がない。 (3) 操作権ウインドウの操作権ボタンの表示を見れば、
操作権が使われているかどうか、誰が操作権を使ってい
るのかがすぐにわかる。 (4) 操作権ウインドウをアプリケーションウインドウに
張り付けていれば、操作権受渡の操作のために操作権ウ
インドウを探したり必要以上に遠くまでマウスポインタ
を移動させる必要がなく快適に操作できる。 (5) 操作権を持った参加者がアプリケーションの操作を
していると知った上で、強制的に操作権を取り上げるこ
とができる。 (6) コンピュータは状況を参加者に伝えるだけで、操作
権を取るか取らないかの判断は参加者に任せられている
から、協調作業の形態に合わせて自由な運用が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法による操作権取得のための操作説
明図である。
【図2】操作権ウインドウの表示例(その1)である。
【図3】操作権ウインドウの表示例(その2)である。
【図4】アプリケーション共有化システム実施例ブロッ
ク図である。
【図5】カレントポインタ表示制御動作フローチャート
(その1)である。
【図6】カレントポインタ表示制御動作フローチャート
(その2)である。
【図7】操作権を要求する操作説明図である。
【図8】カレントポインタのあるウインドウの操作説明
図である。
【図9】操作の結果説明図である。
【符号の説明】
10,20 ディスプレイ 11,21 文書ウインドウ 12,22 表ウインドウ 13,23 マウスポインタ 14,24 文書アプリケーション用操作権ウインドウ 15,25 表ウインドウ用操作権ウインドウ 16 図ウインドウ 26 文書アプリケーション用カレントポインタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ別個のディスプレイを見ながら
    同一のアプリケーションを共有する複数の参加者のう
    ち、いずれか一人の参加者が上記アプリケーションの操
    作権を取得するものにおいて、 各ディスプレイに、その参加者の操作権の有無を表示す
    る操作権ウインドウを表示し、 この操作権ウインドウには、どの参加者が操作権を有す
    るかを表示するとともに、操作権獲得操作を行うための
    操作権ボタンを含め、 操作権の有る参加者のアプリケーションウインドウに表
    示されたマウスポインタの位置を検出して、操作権の無
    い参加者のアプリケーションウインドウの対応する位置
    に、自己のマウスポインタと区別できるカレントポイン
    タを表示することを特徴とするアプリケーション操作権
    の制御方法。
  2. 【請求項2】 それぞれ別個のディスプレイを見ながら
    同一のアプリケーションを共有する複数の参加者のう
    ち、いずれか一人の参加者が上記アプリケーションの操
    作権を取得するものにおいて、 各ディスプレイに、その参加者のマウスポインタを表示
    するとともに、 操作権の有る参加者のアプリケーションウインドウに表
    示されたマウスポインタの位置を検出して、操作権の無
    い参加者のアプリケーションウインドウの対応する位置
    に、自己のマウスポインタと区別できるカレントポイン
    タを表示し、 そのカレントポインタを操作権取得を行うための操作権
    ボタンに設定することを特徴とするアプリケーション操
    作権の制御方法。
  3. 【請求項3】 それぞれ別個のディスプレイを見ながら
    同一のアプリケーションを共有する複数の参加者のう
    ち、いずれか一人の参加者が上記アプリケーションの操
    作権を取得するものにおいて、 各ディスプレイに、その参加者の操作権の有無を表示す
    る操作権ウインドウを表示し、 この操作権ウインドウには、どの参加者が操作権を有す
    るかを表示するとともに、操作権の強制的獲得操作を行
    うための強制ボタンを含め、 各ディスプレイに、その参加者のマウスポインタを表示
    するとともに、 操作権の有る参加者のアプリケーションウインドウに表
    示されたマウスポインタの位置を検出して、操作権の無
    い参加者のアプリケーションウインドウの対応する位置
    に、自己のマウスポインタと区別できるカレントポイン
    タを表示し、 そのカレントポインタを操作権獲得操作を行うための操
    作権ボタンに設定して、 前記強制ボタンが操作されたときは、前記カレントポイ
    ンタの移動速度が設定値以下に制限されることを特徴と
    するアプリケーション操作権の制御方法。
  4. 【請求項4】 それぞれ別個のディスプレイを見ながら
    同一のアプリケーションを共有する複数の参加者のう
    ち、いずれか一人の参加者が上記アプリケーションの操
    作権を取得するものにおいて、 各ディスプレイに、その参加者のマウスポインタを表示
    するとともに、 操作権の有る参加者のアプリケーションウインドウに表
    示されたマウスポインタの位置を検出して、操作権の無
    い参加者のアプリケーションウインドウの対応する位置
    に、自己のマウスポインタと区別できるカレントポイン
    タを表示し、 操作権の無い参加者のアプリケーションウインドウに表
    示されたマウスポインタの位置を検出して、操作権の無
    い参加者のアプリケーションウインドウの対応する位置
    に、その参加者のマウスポインタと区別できるテレポイ
    ンタを表示し、 操作権のある参加者が、他の参加者のマウスポインタに
    対応するテレポインタを操作したとき、操作権が当該他
    の参加者に移動することを特徴とするアプリケーション
    操作権の制御方法。
  5. 【請求項5】 ディスプレイに複数のウインドウが表示
    される場合に、 各操作権ウインドウを、操作権制御対象となるアプリケ
    ーションウインドウ上に張り付けたことを特徴とする請
    求項1または3記載のアプリケーション操作権の制御方
    法。
  6. 【請求項6】 ディスプレイに複数のウインドウが表示
    される場合に、 いずれかのアプリケーションウインドウ上に張りつけら
    れた操作権ウインドウを操作したとき、当該アプリケー
    ションウインドウを最前面に表示することを特徴とする
    請求項5記載のアプリケーション操作権の制御方法。
  7. 【請求項7】 ディスプレイに複数のウインドウが表示
    される場合に、 各操作権ウインドウを、操作権制御対象となるウインド
    ウ上に張り付けるとともに、その操作権ウインドウを、
    制御対象となるアプリケーションウインドウの内部で自
    由に移動可能にしたことを特徴とする請求項5記載のア
    プリケーション操作権の制御方法。
JP7066833A 1995-03-01 1995-03-01 アプリケーション操作権の制御方法 Pending JPH08241280A (ja)

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