JPH08240777A - 立体内視鏡撮像装置 - Google Patents

立体内視鏡撮像装置

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JPH08240777A
JPH08240777A JP7299981A JP29998195A JPH08240777A JP H08240777 A JPH08240777 A JP H08240777A JP 7299981 A JP7299981 A JP 7299981A JP 29998195 A JP29998195 A JP 29998195A JP H08240777 A JPH08240777 A JP H08240777A
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image pickup
white balance
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signal
stereoscopic
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JP7299981A
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English (en)
Inventor
Masao Uehara
政夫 上原
Katsuyuki Saito
克行 斉藤
Shinji Yamashita
真司 山下
Wataru Ono
渉 大野
Masahito Goto
正仁 後藤
Atsushi Kidawara
厚 貴俵
Shingo Kato
眞悟 加藤
Akihiro Taguchi
晶弘 田口
Nobuaki Akui
伸章 安久井
Susumu Takahashi
進 高橋
Akira Murata
晃 村田
Hideki Koyanagi
秀樹 小柳
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は立体映像の信号処理装置全体の構成を
簡略化し、装置全体を小形化してコスト低下を図ること
ができる立体内視鏡撮像装置を提供することを最も主要
な特徴とする。 【解決手段】撮像素子176,177から送られる左右
の各映像信号の信号処理部174に右の撮像素子176
からの映像信号によって左右両映像のホワイトバランス
を制御するホワイトバランス調整回路189を設けたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば内視鏡の観察
像を立体映像で表示する立体内視鏡撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば患者の腹腔内の患部を治
療する手段として腹腔内に挿入される硬性内視鏡である
腹腔鏡を使用することにより、外科的な開腹手術を行な
うこと無く腹腔内の患部を治療する技術が開発されてい
る。この種の腹腔鏡下による腹腔内の患部の治療時には
腹腔鏡の視野を患部の方向に向け、この腹腔鏡の視野内
で患部とこの患部に各種の処置を行なう処置具とを観察
しながら処置具の操作が行なわれるようになっている。
【0003】また、腹腔鏡による観察光学系の映像表示
装置としては観察像をモニタ画面上に平面的に表示する
二次元(2D)画像表示が行なわれることが多い。しか
しながら、2D画像表示では遠近感がつかみにくく、患
部と処置具との間の相対的な距離が把握しにくいので、
処置具の操作や患部の縫合等の作業が難しく、その作業
に熟練を要する問題がある。
【0004】そこで、腹腔鏡による観察光学系の映像表
示装置として観察像をモニタ画面上に立体的に表示する
三次元(3D)画像表示を行なうことにより、患部と処
置具との間の相対的な距離を把握しやすくして処置具の
操作や患部の縫合等の作業を能率化する技術が開発され
ている。
【0005】また、モニタ画面上に映像を立体的に表示
する3D画像表示を行なう技術としては例えば、特公平
4−45035号公報、特公平4−46508号公報に
示すように左右の撮像用光学系を設け、これら2組の光
学系で得た左右の画像からモニタ画面上に立体映像を表
示する構成のものが知られている。
【0006】ここで、モニタ画面上に立体映像を表示す
る場合には左右2組の撮像用光学系から送られる左右の
各画像信号がモニタ等の表示部側に伝送される。このと
き、左右の撮像用光学系から送られる左右の各画像信号
は左右の各信号処理部によって信号処理されたのち、左
右の信号処理部からは各画像信号が1フィールド毎に交
互に切換えて出力される。さらに、信号処理部から出力
される左右の各画像信号に基づく映像がモニタ画面上に
交互に映し出される。このとき、左右の映像に対応して
交互に開閉するシャッタを通して左右の映像を見ること
により、立体映像の再生が行なわれるようになってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、カラービデオ
カメラでは照明光の色温度に合わせてカメラの色信号の
バランスを取り、白いものが白として映像再現できるよ
うにホワイトバランスを制御するホワイトバランス制御
回路が組み込まれている。そして、上記従来構成の立体
内視鏡撮像装置ではこのホワイトバランス制御回路が左
右2組の撮像用光学系から送られる左右の各画像信号を
処理する左右の各信号処理部内にそれぞれ配設されてい
る。そのため、立体映像の信号処理装置全体の構成が比
較的複雑なものとなり、立体映像の信号処理装置全体の
構成部品数が多くなるので、立体内視鏡撮像装置全体の
コスト低下を図るうえで問題がある。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、立体映像の信号処理装置全体の構成を
簡略化することができ、装置全体を小形化してコスト低
下を図ることができる立体内視鏡撮像装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は内視鏡の挿入部
の先端部に被写体に対して左右両眼視差を持つ左右一対
の撮像手段と、前記左右の各撮像手段の被写体をそれぞ
れ照明する左右の照明光学系と、前記撮像手段から送ら
れる左右の各映像信号に基づく映像を交互に映像再生画
面上に再生して立体映像を表示する表示手段と、を有す
る立体内視鏡撮像装置において、前記撮像手段から送ら
れる左右の各映像信号のうちのいずれか一方によって、
前記表示手段に表示される左右両映像のホワイトバラン
スを制御するホワイトバランス制御手段を具備するもの
である。
【0010】そして、表示手段に立体映像を表示する際
にはホワイトバランス制御手段によって撮像手段から送
られる左右の各映像信号のうちのいずれか一方によっ
て、表示手段に表示される左右両映像のホワイトバラン
スを制御することにより、立体映像の信号処理装置全体
の構成を簡略化するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1(A)〜図3は本発明の対象
となる立体内視鏡撮像装置の一例の概略構成を説明する
ものである。図1(A),(B)は内視鏡の挿入部1の
先端構成部2内に配設された3D映像撮影用の観察光学
系の配設状態を示すものである。この観察光学系には被
写体に対して左右両眼視差を持つ左右の撮像部(撮像手
段)3,4が配設されている。
【0012】さらに、右撮像部3の外側には右撮像部3
の被写体を照明する右照明光学系5、左撮像部4の外側
には左撮像部4の被写体を照明する左照明光学系6がそ
れぞれ配設されている。
【0013】また、右撮像部3には対物レンズ7と、こ
の対物レンズ7によって結像される右観察画像を電気信
号に変換する、例えばCCD等の固体撮像素子8とが設
けられている。同様に、左撮像部4には対物レンズ9
と、この対物レンズ9によって結像される左観察画像を
電気信号に変換する固体撮像素子10とが設けられてい
る。
【0014】さらに、右照明光学系5には照明用レンズ
11と、光ファイバによって形成されるライトガイド1
2とが設けられ、左照明光学系6には照明用レンズ13
と、光ファイバによって形成されるライトガイド14と
が設けられている。
【0015】また、右側観察画像用の固体撮像素子8お
よび左側観察画像用の固体撮像素子10の入力端は図1
(C)に示すように例えば内視鏡が着脱可能に接続され
る図示しないビデオプロセッサ内の左右のCCD駆動回
路15,16にそれぞれ接続されているとともに、両固
体撮像素子8,10の出力端は信号切換え器17を介し
て映像信号の信号処理回路18に接続されている。
【0016】この信号処理回路18は左右の固体撮像素
子8,10から送られる各映像信号に基づく映像を映像
再生画面上に再生して立体映像を表示する3Dモニタ
(表示手段)19に接続されている。さらに、左右のC
CD駆動回路15,16は同期信号発生器20にそれぞ
れ接続されている。
【0017】この同期信号発生器20は1/120sの
倍スキャンモードの同期信号を発生するもので、この同
期信号発生器20から出力される同期信号にもとづいて
左右のCCD駆動回路15,16によって左右の固体撮
像素子8,10が1/120sの倍スキャンモードで駆
動されるとともに、信号切換え器17も同様に1/12
0sの倍スキャンモードで切換え操作されるようになっ
ている。
【0018】また、内視鏡の光源装置には図2の照明光
制御機構(照明光学系制御手段)21が配設されてい
る。この場合、光源装置には照明ランプ22からの照明
光を集光するレンズ23、ライトガイド12,14の各
入射端面に照明光を集光するレンズ24,25がそれぞ
れ設けられている。
【0019】また、右照明光学系5のライトガイド12
の入射端部および左照明光学系6のライトガイド14の
入射端部は光源装置内に挿入された状態で、それぞれ略
平行に配置されている。そして、レンズ23の光軸方向
と、レンズ24,25の光軸方向とは略直交する位置に
配置されている。
【0020】さらに、レンズ24,25の光軸間の中央
部位と、レンズ23の光軸との間の交差部にはレンズ2
3によって集光される照明ランプ22からの照明光を右
ライトガイド12の入射端面側に向けて反射させる位置
と、左ライトガイド14の入射端面側に向けて反射させ
る位置とに切換える光路切換えミラー26が配設されて
いる。この光路切換えミラー26は例えばビデオディス
ク等に使われているガルバノメータ等の機構で構成され
ている。
【0021】また、この光路切換えミラー26のミラー
駆動部27は同期信号発生器20に接続されている。そ
して、光路切換えミラー26は同期信号発生器20から
出力される同期信号にもとづいて左右の各固体撮像素子
8,10の動作タイミングに同期させて切換え操作さ
れ、左右の照明光学系5,6からの照明光の照射タイミ
ングを左右の各固体撮像素子8,10による撮像動作に
合わせるようになっている。すなわち、右側の固体撮像
素子8による撮像動作時には右の照明光学系5のみから
照明光を照射させるとともに、左側の固体撮像素子10
による撮像動作時には左の照明光学系6のみから照明光
を照射させるように設定されている。
【0022】次に、上記構成の立体内視鏡撮像装置の作
用について説明する。まず、内視鏡観察時には同期信号
発生器20から出力される同期信号にもとづいて左右の
CCD駆動回路15,16によって左右の固体撮像素子
8,10が1/120sの倍スキャンモードで駆動され
るとともに、信号切換え器17も同様に1/120sの
倍スキャンモードで切換え操作される。そして、左画像
用の固体撮像素子10および右画像用の固体撮像素子8
によってそれぞれ電気信号に変換された左右の各映像信
号が信号処理回路18によってそれぞれ1/120sの
倍スキャンモードのフィールド周波数で読み込まれる。
【0023】また、3D映像の撮影時には光源装置内の
光路切換えミラー26が同期信号発生器20から出力さ
れる図3に示す同期信号(t=1/120s)にもとづ
いて左右の各固体撮像素子8,10の動作タイミングに
同期させて切換え操作される。そして、左右の照明光学
系5,6からの照明光の照射タイミングが左右の各固体
撮像素子8,10による撮像動作に合わせて制御され
る。すなわち、右側の固体撮像素子8による撮像動作時
には右の照明光学系5のみから照明光が照射されるとと
もに、左側の固体撮像素子10による撮像動作時には左
の照明光学系6のみから照明光が照射される。
【0024】さらに、左右の各映像信号は信号処理回路
18で信号処理されたのち、3Dモニタ19に供給され
る。そして、3Dモニタ19の画面には1/120sの
倍スキャンで左右の各映像が表示される。このとき、左
右の各映像は1フィールド毎に交互に切換え表示され、
左右の各映像に対応して交互に開閉する左右一対の液晶
シャッタ等のシャッタを介して3Dモニタ19の画面上
の左右の映像を見ることにより、3D映像の再生が行な
われる。
【0025】また、図4乃至図6は本発明の第1の実施
の形態を示すものである。図4は図5に示す立体内視鏡
撮像装置171のコントローラを構成するビデオプロセ
ッサ151の操作パネル152を示すものである。この
操作パネル152には電源スイッチ153、フリーズス
イッチ154、レリーズスイッチ155、スチル選択ス
イッチ156、VTRスイッチ157、測光切替スイッ
チ158、AGC(自動感度調整)切替スイッチ15
9、カラーバースイッチ160、ホワイトバランススイ
ッチ161、赤色調整摘み162、青色調整摘み163
等の各種のスイッチが設けられている。
【0026】そして、このビデオプロセッサ151の操
作パネル152の各種のスイッチの操作にともない立体
内視鏡撮像装置171の左右の撮像素子176,177
の信号処理回路を制御する構成になっている。
【0027】また、図5は第1の実施の形態の立体内視
鏡撮像装置171の概略構成を示すものである。図5中
で、172は電子内視鏡における挿入部の先端構成部、
173はこの内視鏡172に照明光を供給する光源装
置、174は電子内視鏡で撮像された撮像信号の信号処
理部である。
【0028】ここで、内視鏡の先端構成部172には照
明光学系175と、3D映像撮影用の左右の撮像素子1
76,177とが配設されている。また、光源装置17
3には光源ランプ178と、この光源ランプ178から
の照明光を照明光学系175を形成するライトガイドの
入射端面に集光する集光レンズ179とが配設されてい
る。さらに、照明光学系175と集光レンズ179との
間の光路中にはRGB回転フィルタ180が介設されて
いる。
【0029】このRGB回転フィルタ180はモータ1
81によって回転駆動されるようになっている。この場
合、RGB回転フィルタ180にはR(赤)、G
(緑)、B(青)の3原色の照明光を形成する例えば3
色の着色フィルムがモータ181による回転方向に沿っ
て並設されている。そして、光源ランプ178から放射
される白色光の照明光をこのRGB回転フィルタ180
の回転にともないRGB回転フィルタ180の3色の各
着色フィルムに順次透過させることにより、R(赤)、
G(緑)、B(青)の3原色の照明光が面順次で形成さ
れるようになっている。
【0030】また、モータ181はこのモータ181の
回転を制御する回転サーボ回路182に接続されてい
る。さらに、左右の撮像素子176,177の入力側は
ドライバ183に接続されている。これらの回転サーボ
回路182およびドライバ183は同期信号発生回路1
84に接続されている。そして、R、G、Bの3原色の
照明光で面順次に照明された被写体の画像は左右の撮像
素子176,177の撮像面に結像され、左右の撮像素
子176,177によって電気信号に変換されるように
なっている。
【0031】また、左右の撮像素子176,177には
ドライバ183から読みだしクロック信号が印加され、
左右の映像信号がそれぞれ読み出されるようになってい
る。このクロック信号と回転サーボ回路182とは同期
信号発生回路184からの同期信号に同期されている。
【0032】さらに、左右の撮像素子176,177の
出力側はプリアンプ回路185、アイソレーション回路
186、リセットノイズ除去回路187、ローパスフィ
ルタ(LPF)188、ホワイトバランス調整回路(ホ
ワイトバランス制御手段)189を順次介してγ補正回
路190に接続されている。なお、同期信号発生回路1
84およびホワイトバランス調整回路189はコントロ
ール回路189Aにそれぞれ接続されている。
【0033】そして、左右の撮像素子176,177か
らの出力信号はプリアンプ回路185で増幅され、患者
に対する感電等を保護するアイソレーション回路186
を経てリセットノイズ除去回路187に入力されるよう
になっている。
【0034】また、リセットノイズ除去回路187でリ
セットノイズが除去された信号はローパスフィルタ(L
PF)188によって不要高周波成分が除去されたの
ち、ホワイトバランス調整回路189でホワイトバラン
ス調整が行なわれ、さらにγ補正回路190によってγ
補正が行なわれるようになっている。
【0035】また、図6は本実施の形態の立体内視鏡撮
像装置のホワイトバランス調整回路189を示すもので
ある。このホワイトバランス調整回路189は左右の撮
像素子176,177から送られる左右の各映像信号の
うちのいずれか一方、本実施の形態では右の撮像素子1
76からの映像信号によって3Dモニタ19(図1
(C)参照)に表示される左右両映像のホワイトバラン
スを制御するものである。すなわち、このホワイトバラ
ンス調整回路189には乗算器193と、S/H194
と、2つの比較器195,196と、U/Dカウンタ1
97と、2つのD/A変換器198,199と、切換え
回路200とが設けられている。
【0036】ここで、乗算器193には右の撮像素子1
76からの映像信号であるR、G、Bの順次信号191
が入力されるようになっている。さらに、乗算器193
の出力側はS/H194の入力側に接続されている。こ
のS/H194の出力側は2つの比較器195,196
の入力側にそれぞれ接続されている。そして、右の撮像
素子176からの映像信号であるR、G、Bの順次信号
191が乗算器193に入力され、S/H194を経て
比較器195,196でG信号に対するR信号およびB
信号のレベル比較が行なわれるようになっている。
【0037】また、比較器195,196の出力側はU
/Dカウンタ197の入力側にそれぞれ接続されてい
る。この比較器195,196にはビデオプロセッサ1
51のホワイトバランススイッチ161が接続されてい
るとともに、この比較器195,196の出力側は2つ
のD/A変換器198,199の入力側にそれぞれ接続
されている。そして、ビデオプロセッサ151の操作パ
ネル152上のホワイトバランススイッチ161をオン
操作することで、U/Dカウンタ197は比較器19
5,196の出力をカウントする動作を開始するように
なっている。
【0038】また、2つのD/A変換器198,199
の出力側は切換え回路200の入力側にそれぞれ接続さ
れている。さらに、この切換え回路200にはコントロ
ール回路189Aが接続されている。そして、U/Dカ
ウンタ197のカウント値はD/A変換器198,19
9を経てコントロール回路189Aからの順次コントロ
ール信号により、切換え回路200を介してR、G、B
のホワイトバランス補正信号として出力されるようにな
っている。
【0039】また、R、G、Bのホワイトバランス補正
信号は右の撮像素子176からの映像信号であるR、
G、Bの順次信号191の信号線内の乗算器193に入
力されるとともに、同時に左の撮像素子177からの映
像信号であるR、G、Bの順次信号192の信号線内の
乗算器201に入力されるようになっている。さらに、
乗算器193、201では原R、G、Bの順次信号19
1、192に補正信号を順次乗算してホワイトバランス
がとられるようになっている。
【0040】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、立体内視鏡撮像装置171の撮
像信号の信号処理部174に右の撮像素子176からの
映像信号によって3Dモニタ19(図1(C)参照)に
表示される左右両映像のホワイトバランスを制御するホ
ワイトバランス調整回路189を設けたので、1系統の
ホワイトバランス調整回路189で左右の映像信号のホ
ワイトバランス制御を行なうことができる。そのため、
左右の映像信号のホワイトバランスをそれぞれ独立のホ
ワイトバランス回路で制御する場合に比べて立体映像の
信号処理装置全体の構成を簡略化することができ、装置
全体を小形化し、コスト低下を図ることができる。
【0041】また、図7は本発明の第2の実施の形態の
立体内視鏡撮像装置の概略構成を示すものである。本実
施の形態は、第1の実施の形態の立体内視鏡撮像装置1
71に光源ランプ178からの照明光の絞りを制御する
絞り制御機構を設けたものである。
【0042】すなわち、ここでは照明光学系175と集
光レンズ179との間の光路中にはRGB回転フィルタ
180とともに、絞り291が介設されている。この絞
り291にはこの絞り291の絞り量を適正に制御する
オートアイリス回路292が接続されている。
【0043】さらに、オートアイリス回路292にはホ
ワイトバランス調整回路189が接続されている。この
オートアイリス回路292では左右の映像信号のいずれ
か一方で絞り制御信号が作成される。なお、左右の映像
信号を加算した後、1/2にして積分し、絞り制御信号
を作成する構成にしてもよい。
【0044】また、ホワイトバランス調整回路189と
ローパスフィルタ188との間には面順次のカラー映像
信号R、G、Bのばらつきが略一定になるように補正を
施す補正回路281が介設されている。
【0045】なお、ホワイトバランス調整回路189で
ホワイトバランス調整が行なわれ、さらにγ補正回路1
90によってγ補正が行なわれた面順次のカラー映像信
号R、G、BはA/D変換器282に入力され、デジタ
ル信号に変換される。このA/D変換器282からの出
力信号はそれぞれ面順次の照明に対応したフレームメモ
リ283R,283G,283Bに1フレーム分書き込
まれる。
【0046】そして、各フレームメモリ283R,28
3G,283Bに1フレーム分の画像データが書き込ま
れると、これらは同時に読み出される。同時化された各
信号はそれぞれ3つのD/A変換器284でアナログ信
号に再び変換され、さらに3つのローパスフィルタ28
5で不要高周波成分が除去されたのち、3つの出力アン
プ286に入力される。
【0047】各出力アンプ286を通したR、G、Bの
各カラー映像信号は出力インピーダンスが75Ωの原色
信号出力端から出力される。さらに、3つの出力アンプ
286の出力信号はマトリクス回路288に供給され、
このマトリクス回路288により色差信号および輝度信
号に変換される。そして、カラーエンコーダ289によ
って色差信号および輝度信号、同期信号発生回路184
からの同期信号を合わせてNTSC信号を生成する。こ
のNTSC信号はマッチング抵抗75Ωを介してNTS
C出力端子に供給される。
【0048】そこで、本実施の形態の場合も立体内視鏡
撮像装置171の撮像信号の信号処理部174に右の撮
像素子176からの映像信号によって左右両映像のホワ
イトバランスを制御するホワイトバランス調整回路18
9を備えているので、1系統のホワイトバランス調整回
路189で左右の映像信号のホワイトバランス制御を行
なうことができる。そのため、第1の実施の形態と同様
に左右の映像信号のホワイトバランスをそれぞれ独立の
ホワイトバランス回路で制御する場合に比べて立体映像
の信号処理装置全体の構成を簡略化することができ、装
置全体を小形化し、コスト低下を図ることができる。
【0049】さらに、本実施の形態では、第1の実施の
形態の立体内視鏡撮像装置171に光源ランプ178か
らの照明光の絞りを制御する絞り制御機構を設けている
ので、3Dモニタ19(図1(C)参照)に表示される
立体映像を一層高精度に制御することができる。なお、
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できること
は勿論である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば撮像手段から送られる左
右の各映像信号のうちのいずれか一方によって、表示手
段に表示される左右両映像のホワイトバランスを制御す
るホワイトバランス制御手段を設けたので、立体映像の
信号処理装置全体の構成を簡略化することができ、装置
全体を小形化してコスト低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の対象となる立体内視鏡撮像装置の概
略構成を説明するもので、(A)は内視鏡の先端構成部
内の観察光学系の配設状態を示す概略構成図、(B)は
同正面図、(C)は立体内視鏡撮像装置の概略構成図。
【図2】 立体内視鏡撮像装置の照明光制御機構の概略
構成図。
【図3】 ミラー駆動機構の駆動信号を示すタイミング
チャート。
【図4】 本発明の第1の実施の形態の立体内視鏡撮像
装置のビデオプロセッサの操作パネルを示す正面図。
【図5】 第1の実施の形態の立体内視鏡撮像装置の概
略構成図。
【図6】 第1の実施の形態の立体内視鏡撮像装置のホ
ワイトバランス回路を示す概略構成図。
【図7】 本発明の第2の実施の形態の立体内視鏡撮像
装置の概略構成図。
【符号の説明】
1…挿入部、2…先端構成部、3…右撮像部(撮像手
段)、4…左撮像部(撮像手段)、5…右照明光学系、
6…左照明光学系、8,10…固体撮像素子、19…モ
ニタ(表示手段)、176,177…撮像素子(撮像手
段)、189…ホワイトバランス調整回路(ホワイトバ
ランス制御手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 渉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 後藤 正仁 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 貴俵 厚 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 加藤 眞悟 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 田口 晶弘 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 安久井 伸章 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高橋 進 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 村田 晃 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小柳 秀樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の挿入部の先端部に被写体に対し
    て左右両眼視差を持つ左右一対の撮像手段と、前記左右
    の各撮像手段の被写体をそれぞれ照明する左右の照明光
    学系と、前記撮像手段から送られる左右の各映像信号に
    基づく映像を交互に映像再生画面上に再生して立体映像
    を表示する表示手段と、を有する立体内視鏡撮像装置に
    おいて、 前記撮像手段から送られる左右の各映像信号のうちのい
    ずれか一方によって、前記表示手段に表示される左右両
    映像のホワイトバランスを制御するホワイトバランス制
    御手段を具備することを特徴とする立体内視鏡撮像装
    置。
JP7299981A 1995-11-17 1995-11-17 立体内視鏡撮像装置 Withdrawn JPH08240777A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013116277A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Hoya Corp 電子内視鏡スコープ、ホワイトバランス調整方法、電子内視鏡システム、ホワイトバランス調整治具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013116277A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Hoya Corp 電子内視鏡スコープ、ホワイトバランス調整方法、電子内視鏡システム、ホワイトバランス調整治具

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