JPH08240609A - 静電容量式加速度センサ - Google Patents

静電容量式加速度センサ

Info

Publication number
JPH08240609A
JPH08240609A JP4266095A JP4266095A JPH08240609A JP H08240609 A JPH08240609 A JP H08240609A JP 4266095 A JP4266095 A JP 4266095A JP 4266095 A JP4266095 A JP 4266095A JP H08240609 A JPH08240609 A JP H08240609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
acceleration sensor
movable electrode
electrode
capacitance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4266095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiyasu Ashino
仁泰 芦野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP4266095A priority Critical patent/JPH08240609A/ja
Publication of JPH08240609A publication Critical patent/JPH08240609A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Sensors (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】弾性体の中央部の可動電極の裏面に結合された
重錘体に加わる加速度を可動電極と対向する固定基板上
の固定電極との間の静電容量で検出する加速度センサの
感度を、外形寸法を大きくしないで高くする。 【構成】弾性体を可動電極と固定される外周部との間で
複数の梁にすることにより、加速度によって弾性体に発
生する応力を梁部に集中させ、大きくたわませて可動電
極の変位を大きくし、感度を上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加速度の変化をコンデ
ンサの容量に変換することにより加速度を検出する静電
容量式加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】ガスの遮断器等の安全装置、エアバッ
ク、車体制御などの用途に適用される静電容量式加速度
センサとして図3、図4に示す構造が知られている。図
3に示すような円板状の弾性体よりなるダイヤフラム1
0の中心の斜線を引いて示した部分が可動電極1であ
り、図4に示す固定基板3の下面の固定電極2と対向し
ている。図4に示すように可動電極1裏側には重錘体4
が接合されている。ダイヤフラム10の外周部11は、
固定基板3と固定ベース5の間にスペーサ6を介して挟
まれ、ねじ7により締め付けることにより固定されてい
る。スペーサ6により形成された隙間20には一定の誘
電率を持つ空気などの気体またはシリコーン油などの液
体等が入り、固定電極2と可動電極1との間に静電容量
が発生する。静電容量は固定基板3上に図4 (a) のみ
に示すように搭載された電子回路部品12よりなる信号
処理回路によって電圧に変換される。固定ベース3また
は装置全体に図4 (b) に示す矢印21方向に加速度の
エネルギーが加わったとき重錘体4の重さが慣性力とな
り、その力がダイヤフラム10を形成している弾性体を
領域13において変形させ、隙間20の距離をl0 から
1 までxだけ変化させる。その時同時に発生する静電
容量が変化することにより、変化した出力電圧から加速
度を測定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3、図4に示した加
速度センサでは、一定の加速度が加わった時の隙間20
の距離l1 あるいは可動電極の移動量xを一定にするた
め、弾性体の形成を円盤状のダイヤフラム10として形
成している。しかし、加速度が加わった時の変形領域
は、環状の領域13のみであり、撓みが小さいためにそ
れに伴う静電容量の変化量も小さい。その結果、微小加
速度の検出をする場合は重錘体4を重くして慣性力を大
きくするか、微小変化した静電容量を測定するかのどち
らかしかなかった。しかし、市場の要求としての軽量、
小型化に対しては重錘体4を重くするのは逆行してい
る。また微小変化した静電容量を測定するのは、変換し
た電圧をかなりの倍率で増幅しなければならず、ノイズ
の影響、重錘体のばらつきの影響などが、大きく係わっ
てきてしまい、実用化に対して困難であった。
【0004】本発明の目的は、上記の問題を解決し、重
錘体重量を増加させることなく微小加速度を高精度で検
出できる、すなわち高感度の静電容量式加速度センサを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、固定基板上に設けられた固定電極と、
外周部が固定基板と所定の間隔を保って固定され、中央
部の裏面側に重錘体が結合された弾性体の重錘体と反対
側の表面に設けられた可動電極とが誘電体を挟んで対向
してなるコンデンサの静電容量値から、重錘体に加わる
固定基板面に垂直方向の加速度を検出する静電容量式加
速度センサにおいて、弾性体が可動電極と固定される外
周部との間では等間隔で分散配置された梁として形成さ
れたものとする。その梁が可動電極の中心を通る直線と
角度をなして交わる部分を有することも有効である。そ
の場合、梁の可動電極の中心を通る直線となす角度が直
角であることが望ましい。
【0006】
【作用】裏面に重錘体が結合される可動電極と外周の固
定部との間の弾性体の変形する部分を梁とすることによ
り、可動電極と固定部の間隔および重錘体の重さが一定
のときに加速度が加わって重錘体の重さによって発生す
る応力が梁部に集中するため、弾性体の撓みが大きくな
る。さらに、同一加速度による弾性体の変位量を梁の幅
と長さから容易に算出することができるため、センサ感
度を梁部の幅によって制御することが可能になる。ま
た、梁に可動電極の中心を通る直線と角度をなして交わ
る部分を設けることにより、梁のたわむ部分の長さを調
整することができ、感度の一層の向上を図ることができ
る。その場合、梁のたわむ部分の長さを長くするために
は、可動電極の中心を通る直線となる角度が直角に近い
ほど有利である。
【0007】
【実施例】以下、図2、図3を含めて共通の部分に同一
の符号を付した図を引用して本発明の実施例について述
べる。図1は、本発明の一実施例の加速度センサのダイ
ヤフラムを示し、弾性体であるステンレス鋼よりなる厚
さ0.25mmのダイヤフラム10は、図4に示したよう
に固定電極2と対向する斜線を引いて示した従来と同様
の直径16mmの可動電極1となる円形部分とスペーサ
6と固定ベースに挟着される環状部11との間が4本の
梁8で連結されている。可動電極2の裏側には、加速度
センサ装置全体の断面図である図5 (b) に示すように
ステンレス鋼よりなる重錘体4がレーザ溶接により接合
されている。ねじ7によりスペーサ6、ダイヤフラム固
定部11を介して固定ベース5に固定されている固定基
板3は、ガラスエポキシ基板またはセラミック基板によ
り形成されている。その上に搭載された電子回路部品1
2が信号処理回路を形成し、その回路にはんだ付けさ
れ、キャップ9を接着されたブッシュ15の中のガラス
シール部16を介して引き出される導線14により出力
信号を取り出すことができる。キャップ9は、ベース5
に溶接、固定され、その間の空間17には不活性ガスと
してちっ素が充てんされる。固定電極2は、銀、銅ある
いは銀パラジウム層からなり、固定基板3上に配線パタ
ーンと同時に形成される。図5 (a) は加速度センサ装
置の平面図である。このような構造にすることにより、
ダイヤフラム10の外径は従来同様23mmであって
も、梁8のたわみが大きいため、微小加速度でも静電容
量の変化が大きくなる。
【0008】図2に示す本発明の別の実施例の加速度セ
ンサのダイヤフラム10では、可動電極1が一辺16m
mの方形であり、各辺の中央に梁8が連結されている。
図1、図2の加速度センサの感度を上げるには、梁8の
長さLを長くするのが最も簡単な方法である。しかし、
Lを長くするとダイヤフラム10の固定部11の内径あ
るいは内辺の長さMを大きくしなければならず、ダイヤ
フラムの寸法ひいてはセンサ全体の寸法が大きくなり、
センサ小形化の要求に反する。図6、図7は外形寸法を
大きくしないで感度を高めた本発明の実施例であり、梁
8を屈曲した形状にし、可動電極1すなわち重錘体の外
周と平行な長さL1 の部分81を設けて、この部分を加
速度によりたわませる。梁8の幅wは約2mmであり、
たわみ部81と可動電極1およびダイヤフラム固定部1
1との間の間隔dも約2mmである。可動電極1の外径
あるいは一辺の長さは図1、図2と同様16mmであ
り、ダイヤフラムの外径あるいは一辺の長さを図1、図
2と同様23mmであっても、たわみ部81の長さL1
を変化させることにより、たわみ量を調整してセンサの
感度を任意に設定することが可能になる。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、中央部に重錘体が結合
され、周囲が固定される弾性体のたわむ部分を梁状にす
ることにより、同一加速度でたわみ量を大きくすること
ができ、小形で高感度の静電容量式加速度センサを得る
ことができた。さらに梁部を屈曲させ、重錘体あるいは
可動電極と固定部との間隙の長手方向に任意の長さで存
在するようにすることにより、たわみ部分を長くするこ
とができ、より感度を高くすることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の加速度センサに用いられた
ダイヤフラムの平面図
【図2】本発明の別の実施例の加速度センサに用いられ
たダイヤフラムの平面図
【図3】従来の静電容量式加速度センサに用いられたダ
イヤフラムの平面図
【図4】従来の静電容量式加速度センサの動作を示し、
(a) が加速度0における断面図、 (b) が加速度印加
時の断面図
【図5】本発明の実施例の加速度センサを収容した加速
度センサ装置を示し、 (a) が平面図、 (b) が断面図
【図6】本発明のさらに別の実施例の加速度センサに用
いられたダイヤフラムの平面図
【図7】本発明のさらに異なる実施例の加速度センサに
用いられたダイヤフラムの平面図
【符号の説明】
1 可動電極 2 固定電極 3 固定基板 4 重錘体 5 固定ベース 6 スペーサ 7 ねじ 8 梁 81 梁のたわみ部 10 ダイヤフラム 11 固定部 12 電子回路部品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定基板上に設けられた固定電極と、外周
    部が固定基板と所定の間隔を保って固定され、中央部の
    裏面側に重錘体が結合された弾性体の重錘体と反対側の
    表面に設けられた可動電極とが、誘電体を挟んで対向し
    てなるコンデンサの静電容量値から、重錘体に加わる固
    定基板面に垂直方向の加速度を検出する静電容量式加速
    度センサにおいて、弾性体が可動電極と固定される外周
    部との間では等間隔で分散配置された複数の梁として形
    成されたことを特徴とする静電容量式加速度センサ。
  2. 【請求項2】梁が可動電極の中心を通る直線と角度をな
    して交わる部分を有する請求項1記載の静電容量式加速
    度センサ。
  3. 【請求項3】梁の可動電極の中心を通る直線となす角度
    が直角である請求項2記載の静電容量式加速度センサ。
JP4266095A 1995-03-02 1995-03-02 静電容量式加速度センサ Pending JPH08240609A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4266095A JPH08240609A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 静電容量式加速度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4266095A JPH08240609A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 静電容量式加速度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08240609A true JPH08240609A (ja) 1996-09-17

Family

ID=12642178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4266095A Pending JPH08240609A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 静電容量式加速度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08240609A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003052690A (ja) * 2001-08-20 2003-02-25 Akoo:Kk 錘を可動膜に張り付けた加速度検出による静電容量形心音マイクロホン。
JP2004012326A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Hiroaki Niitsuma 物理量検出器及び物理量検出器の製造方法
WO2005111555A1 (ja) * 2004-05-18 2005-11-24 Hosiden Corporation 振動センサ
WO2006082716A1 (ja) * 2005-02-01 2006-08-10 Matsushita Electric Works, Ltd. 半導体加速度センサ
WO2007029878A1 (en) * 2005-09-09 2007-03-15 Yamaha Corporation Capacitor microphone
WO2007085017A1 (en) * 2006-01-20 2007-07-26 Analog Devices, Inc. Support apparatus for condenser microphone diaphragm
US7449356B2 (en) 2005-04-25 2008-11-11 Analog Devices, Inc. Process of forming a microphone using support member
WO2008156018A1 (ja) * 2007-06-18 2008-12-24 Alps Electric Co., Ltd. 静電容量型加速度センサ
US7825484B2 (en) 2005-04-25 2010-11-02 Analog Devices, Inc. Micromachined microphone and multisensor and method for producing same
US7885423B2 (en) 2005-04-25 2011-02-08 Analog Devices, Inc. Support apparatus for microphone diaphragm
US8270634B2 (en) 2006-07-25 2012-09-18 Analog Devices, Inc. Multiple microphone system
CN113985072A (zh) * 2021-09-18 2022-01-28 电子科技大学 一种双平行螺旋梁及其mems加速度计

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003052690A (ja) * 2001-08-20 2003-02-25 Akoo:Kk 錘を可動膜に張り付けた加速度検出による静電容量形心音マイクロホン。
JP2004012326A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Hiroaki Niitsuma 物理量検出器及び物理量検出器の製造方法
WO2005111555A1 (ja) * 2004-05-18 2005-11-24 Hosiden Corporation 振動センサ
WO2006082716A1 (ja) * 2005-02-01 2006-08-10 Matsushita Electric Works, Ltd. 半導体加速度センサ
KR100856179B1 (ko) * 2005-02-01 2008-09-03 마츠시다 덴코 가부시키가이샤 반도체 가속도 센서
US7464591B2 (en) 2005-02-01 2008-12-16 Panasonic Electric Works Co., Ltd. Semiconductor acceleration sensor
US7825484B2 (en) 2005-04-25 2010-11-02 Analog Devices, Inc. Micromachined microphone and multisensor and method for producing same
US8309386B2 (en) 2005-04-25 2012-11-13 Analog Devices, Inc. Process of forming a microphone using support member
US7449356B2 (en) 2005-04-25 2008-11-11 Analog Devices, Inc. Process of forming a microphone using support member
US7885423B2 (en) 2005-04-25 2011-02-08 Analog Devices, Inc. Support apparatus for microphone diaphragm
WO2007029878A1 (en) * 2005-09-09 2007-03-15 Yamaha Corporation Capacitor microphone
US8059842B2 (en) 2005-09-09 2011-11-15 Yamaha Corporation Capacitor microphone
WO2007085017A1 (en) * 2006-01-20 2007-07-26 Analog Devices, Inc. Support apparatus for condenser microphone diaphragm
US8270634B2 (en) 2006-07-25 2012-09-18 Analog Devices, Inc. Multiple microphone system
WO2008156018A1 (ja) * 2007-06-18 2008-12-24 Alps Electric Co., Ltd. 静電容量型加速度センサ
CN113985072A (zh) * 2021-09-18 2022-01-28 电子科技大学 一种双平行螺旋梁及其mems加速度计

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5092174A (en) Capacitance accelerometer
JP3433401B2 (ja) 静電容量型加速度センサ
US5616844A (en) Capacitance type acceleration sensor
US5421213A (en) Multi-dimensional force detector
JP3027457B2 (ja) 多次元方向に関する力・加速度・磁気の検出装置
US7360455B2 (en) Force detector and acceleration detector and method of manufacturing the same
EP0459939B2 (en) Capacitive acceleration sensor with free diaphragm
US8322216B2 (en) Micromachined accelerometer with monolithic electrodes and method of making the same
KR100591392B1 (ko) 용량식 역학량 센서, 용량식 역학량 센서의 제조 방법, 및용량식 역학량 센서를 포함하는 검출장치
JPH08240609A (ja) 静電容量式加速度センサ
WO1996038732A1 (fr) Detecteur d'acceleration
US7216541B2 (en) Capacitive sensor for dynamical quantity
JP2975907B2 (ja) 力・加速度・磁気の検出装置
US7225675B2 (en) Capacitance type dynamic quantity sensor
JPH0526754A (ja) 静電容量の変化を利用したセンサ
JPH03293565A (ja) Pwm静電サーボ式加速度計
JPH0692977B2 (ja) 回転センサ
JPH04204339A (ja) 静電容量式圧力検知装置
JPH085472A (ja) 静電容量式3次元触覚センサ
JP3020829B2 (ja) 多次元方向に関する力・加速度・磁気の検出装置
JPH06265573A (ja) 加速度センサ
JP2003106919A (ja) 静圧動圧検知センサ
JPH0989926A (ja) 静電容量式加速度センサ
JPH0413972A (ja) 加速度センサ
KR20140116698A (ko) 관성센서