JPH082404Y2 - 内燃機関のロッカアーム - Google Patents

内燃機関のロッカアーム

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JPH082404Y2
JPH082404Y2 JP6572089U JP6572089U JPH082404Y2 JP H082404 Y2 JPH082404 Y2 JP H082404Y2 JP 6572089 U JP6572089 U JP 6572089U JP 6572089 U JP6572089 U JP 6572089U JP H082404 Y2 JPH082404 Y2 JP H082404Y2
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JP
Japan
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rocker arm
combustion engine
internal combustion
rocker
pressing
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康之 大隅
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は内燃機関のロッカアームに係り、特にカム
シャフトからの回転力をロッカアームによって揺動動作
に変換させ、弁体の開閉を行う内燃機関のロッカアーム
に関する。
〔従来の技術〕
内燃機関のロッカアームは、ロッカシャフトに軸支さ
れ、一端をカムシャフトのカムに接触させるとともに、
他端を弁体のバルブステムに接触させている。そして、
前記カムシャフトからの回転力を揺動動作に変換させて
前記弁体例えば吸気弁のバルブステムを押圧し、吸気弁
の開閉を行っている。
また、実開昭60−105803号公報に開示される如く、ロ
ッカアームの途中に設けられたボス部のロッカアーム軸
の軸方向への幅寸法をその下側を幅広に形成するととも
に、上側を幅狭に形成したものがあった。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来の内燃機関のロッカアームにおいて
は、第6、7図に示す如く、ロッカアーム110を貫通す
る軸受部116が、ロッカシャフト108の軸方向の幅を上下
同一に形成したものや、第8、9図に示す如く、軸受部
216のロッカシャフト208の軸方向への幅を下側部位を広
く形成するとともに、上側部位を狭く形成したものがあ
った。
この結果、前者は、軸方向の幅を上下同一に形成して
おり、重量の増加を招くとともに、ロッカシャフト108
の潤滑性が不十分であるという不都合がある。
また、前者に比して後者は、前述した不都合を回避
し、軽量化やロッカシャフト208の潤滑性は多少向上し
ているが、第10〜12図に示す如く、図示しないカムシャ
フトに接触する接触部318に対して図示しない弁体のバ
ルブステムを押圧する押圧部314を10mm以上湾曲させて
形成した場合にロッカアーム310に傾きが生じ、ロッカ
シャフト308の潤滑性を十分に確保することができず、
ロッカシャフト308の耐久性の低下を招き、経済的に不
利であるという不都合がある。
また、ロッカアーム310の傾きによる片当りを確実に
防止することができず、ロッカアーム310の軸受部316部
位に偏摩耗を招く惧れがあるという不都合がある。
〔考案の目的〕
そこで、この考案の目的は、揺動アーム部の一端側に
弁体のバルブステムを押圧する押圧部を所望方向に湾曲
させて設けるとともに他端側にカムシャフトに接触する
接触部を設けたロッカアームの軸受部の潤滑性を向上さ
せて耐久性を向上させるとともに、ロッカアームの押圧
部が湾曲する方向へ傾きを小として偏摩耗を防止し得る
内燃機関のロッカアームを実現するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの考案は、カムシャフト
からの回転力を揺動動作に変換させて弁体の開閉を行う
内燃機関のロッカアームにおいて、このロッカアームの
揺動アーム部途中に軸受部を設け、この揺動アーム部の
一端側に前記弁体のバルブステムを押圧する押圧部を所
望方向に湾曲させて設けるとともに他端側に前記カムシ
ャフトに接触する接触部を設け、前記軸受部には下端部
位において最大突出をさせるべく漸次押圧部の湾曲方向
に突出し且つ下端内周部位に段差部を有する突出部を設
けたことを特徴とする。
〔作用〕
上述の如く構成したことにより、内燃機関を駆動させ
た際には、内燃機関の駆動力がカムシャフトに伝達さ
れ、このカムシャフトからの回転力をロッカアームによ
って揺動動作に変換させ、弁体のバルブステムを押圧し
て開閉を行う。ロッカアームは、揺動アーム部の一端側
に弁体のバルブステムを押圧する押圧部を所望方向に湾
曲させて設けるとともに他端側にカムシャフトに接触す
る接触部を設けており、揺動アーム部途中の軸受部の下
端部位に前記押圧部の湾曲方向に突出させて設けられた
突出部の段差部によって潤滑油をためてロッカシャフト
と軸受部との潤滑を確実に行うことができるとともに、
前記押圧部の湾曲方向に突出させた突出部によって押圧
部の湾曲方向のロッカシャフトを支えてロッカアームの
傾きを抑えることができる。
〔実施例〕
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1〜5図はこの考案の実施例を示すものである。第
1〜5図において、2は内燃機関のシリンダヘッド、4
はカムシャフト、6はカム、8はロッカシャフトであ
る。前記シリンダヘッド2の上面には、第5図に示す如
く、弁体、例えば図示しない吸気弁を開閉すべく吸気弁
の個数に応じて第1ロッカアーム10を設けるとともに、
図示しない排気弁を開閉すべく排気弁の個数に応じて第
2ロッカアーム12を設ける。
これら第1、第2ロッカアーム10、12は、前記ロッカ
シャフト8に夫々軸支されている。
前記第1ロッカアーム10について詳述すれば、第1ロ
ッカアーム10は、第1〜4図に示す如く、前記吸気弁の
バルブステムを押圧する押圧部14と、ロッカシャフト8
に軸支される軸受部16と、前記カムシャフト4のカム6
に接触する接触部18と、この接触部18と前記軸受部16と
押圧部14とを夫々接続する揺動アーム部20とにより一体
的に形成されるとともに、前記第1ロッカアーム10は、
例えばレイアウトの制約によって押圧部14を湾曲させて
距離Sだけ中心線Cからずらす、つまりオフセットすべ
く形成されている。
また、軸受部16には、下端部位において最大突出をさ
せるべく漸次押圧部14の湾曲方向に突出し且つ下端内周
部位に段差部22を有する突出部24が設けられている。
つまり、軸受部16の下端から中間部位に向かって突出
量が漸次小となる突出部24を設け、この突出部24に下端
内周部位が最も大径に形成され、軸受部16の中間部位に
向かって漸次小径となる段差部22を形成する。
なお、符号26は軸受部16の内周部位と段差部22とを区
分けする境界部である。
次に作用について説明する。
図示しない内燃機関を駆動させた際には、この内燃機
関の駆動力がカムシャフト4に伝達され、このカムシャ
フト4からの回転力を例えば第1ロッカアーム10によっ
て揺動動作に変換させ、図示しない吸気弁のバルブステ
ムを押圧して開閉を行っている。そして、第1図に示す
如く、ロッカシャフト8の下側部位が境界部26に当接す
るとともに、上側部位が第1図において左側の軸受部16
の内周上端部位に当接する。
このとき、第1ロッカアーム10の軸受部6に設けられ
た突出部24の段差部22によってロッカシャフト8と軸受
部16との間に隙間が確保され、この隙間に潤滑油をため
てロッカシャフト8と軸受部16との潤滑を確実に行って
いる。
これにより、例えば、第1ロッカアーム10の軸受部16
の潤滑性を向上させることができ、第1ロッカアーム10
の使用寿命を長くし、第1ロッカアーム10の耐久性を向
上し得て、経済的に有利である。
また、前記突出部24を押圧部14の湾曲方向に突出させ
て設けていることにより、この突出部24によって第1図
に示す如く前記押圧部14の湾曲方向のロッカシャフト8
の下側部位を支えて、第1ロッカアーム10の押圧部14の
湾曲方向への傾きを小とすることができ、第1ロッカア
ーム10の軸受部16の偏摩耗を未然に防止し得て、実用上
有利である。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、ロッカア
ームの揺動アーム部途中に軸受部を設け、揺動アーム部
の一端側に弁体のバルブステムを押圧する押圧部を所望
方向に湾曲させて設けるとともに他端側にカムシャフト
に接触する接触部を設け、軸受部には下端部位において
最大突出をさせるべく漸次押圧部の湾曲方向に突出し且
つ下端内周部位に段差部を有する突出部を設けたので、
ロッカアームの軸受部の潤滑性を向上させることがで
き、ロッカアームの使用寿命を長くし、このロッカアー
ムの耐久性を向上し得て、経済的に有利である。また、
突出部を押圧部の湾曲方向に突出させて設けていること
により、ロッカアームの押圧部の湾曲方向への傾きを小
とすることができ、ロッカアームを軸支する軸受部の偏
摩耗を未然に防止し得て、実用上有利である。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの考案の実施例を示し、第1図はロッカ
アームの要部拡大断面図、第2図は第4図のII−II線断
面図、第3図は第2図の概略側面図、第4図はロッカア
ームの概略説明図、第5図は内燃機関のシリンダヘッド
の概略平面図である。 第6〜12図はこの考案の従来の技術を示し、第6図は第
1の従来例を示すロッカアームの概略側面図、第7図は
ロッカアームの軸受部位の概略断面図、第8図は第2の
従来例を示すロッカアームの概略側面図、第9図はロッ
カアームの軸受部位の概略断面図、第10図は第3の従来
例を示すロッカアームの概略側面図、第11図はロッカア
ームの概略平面図、第12図はロッカアームの軸受部位の
概略断面説明図である。 図において、2はシリンダヘッド、4はカムシャフト、
6はカム、8はロッカシャフト、10は第1ロッカアー
ム、12は第2ロッカアーム、14は押圧部、16は軸受部、
18は接触部、20は揺動アーム部、22は段差部、24は突出
部、26は境界部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カムシャフトからの回転力を揺動動作に変
    換させて弁体の開閉を行う内燃機関のロッカアームにお
    いて、このロッカアームの揺動アーム部途中に軸受部を
    設け、この揺動アーム部の一端側に前記弁体のバルブス
    テムを押圧する押圧部を所望方向に湾曲させて設けると
    ともに他端側に前記カムシャフトに接触する接触部を設
    け、前記軸受部には下端部位において最大突出をさせる
    べく漸次押圧部の湾曲方向に突出し且つ下端内周部位に
    段差部を有する突出部を設けたことを特徴とする内燃機
    関のロッカアーム。
JP6572089U 1989-06-05 1989-06-05 内燃機関のロッカアーム Expired - Lifetime JPH082404Y2 (ja)

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JP6572089U JPH082404Y2 (ja) 1989-06-05 1989-06-05 内燃機関のロッカアーム

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JPH036008U JPH036008U (ja) 1991-01-22
JPH082404Y2 true JPH082404Y2 (ja) 1996-01-29

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JP3473065B2 (ja) * 1993-10-30 2003-12-02 スズキ株式会社 ロッカアーム
JP2010131159A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Hongkong Mizutani Yugenkoshi バッグ用収納部を備えたぬいぐるみ

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