JPH08233496A - 地雷処理方法および地雷処理装置 - Google Patents

地雷処理方法および地雷処理装置

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JPH08233496A
JPH08233496A JP4112995A JP4112995A JPH08233496A JP H08233496 A JPH08233496 A JP H08233496A JP 4112995 A JP4112995 A JP 4112995A JP 4112995 A JP4112995 A JP 4112995A JP H08233496 A JPH08233496 A JP H08233496A
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    • F41H11/00Defence installations; Defence devices
    • F41H11/12Means for clearing land minefields; Systems specially adapted for detection of landmines
    • F41H11/14Explosive line charges, e.g. snakes

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 森林地や、曲がりくねった林道などの見通し
のきかない地形でも、容易に曳航し展張して地雷原の処
理を行える地雷処理方法と、このような地雷処理を容易
に確実に実現し得る地雷処理装置を提供する。 【構成】 曳航装置1は、気球2による浮力と推進装置
9による動的揚力との両方を利用するために小型化し得
る。曳航体50自体にも浮力を持たせて重量を零に近づけ
たことで、曳航装置1の負荷を軽減して、この曳航装置
1をより軽量化、より小型化し得る。これにより、森林
地や、曲がりくねった道などの見通しのきかない場所で
の曳航体50の曳航を容易に行え、以て地雷原の処理を行
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、曳航装置により、地
雷処理用の爆薬用チューブを内包しかつ浮力を持った曳
航体を、森林や曲がりくねった林道などに展張して、地
雷原を処理するのに採用される地雷処理方法および地雷
処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地雷原に人員用の通路を開設する
ための地雷処理は、たとえばロケット弾により、爆薬が
充填された爆索を曳航して地雷原に展張し、そして爆薬
を爆発させることで行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術による
と、森林地に爆索を展張させる際に、この爆索が木に引
っかかることから、展張が行えず、地雷原の処理が不可
能となる。また、曲がりくねった林道などの見通しのき
かない地形では、道なりに曲げて展張することも不可能
であり、地雷原を処理することはできない。
【0004】なお、荷物を吊り上げて輸送したり、人員
を輸送する飛行船により爆索を展張させることも考えら
れるが、この場合に飛行船は、浮揚ガスのみを使用して
いるため気球部分が大型化し、森林地などを抜けること
は困難である。また小型の飛行船を使用したとき、爆索
部分の重量が重すぎて曳航することが困難となる。
【0005】本発明の目的とするところは、森林地や、
曲がりくねった林道などの見通しのきかない地形でも、
容易に曳航し展張して地雷原の処理を行える地雷処理方
法と、このような地雷処理を容易に確実に実現し得る地
雷処理装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の地雷処理方法は、気球と推進装置とからなる
曳航装置により、浮力を持たせた曳航体を曳航して地雷
原の上方に展張し、曳航体に爆薬を注入したのち、曳航
体の浮力を低減して、この曳航体を着地させ、そして爆
薬に点火して爆発させている。
【0007】また本第2発明の地雷処理装置は、浮揚ガ
スを注入自在な気球と、この気球に着脱自在でかつ折畳
み自在な推進装置とにより曳航装置を構成し、この曳航
装置に前部が接続自在な曳航体は、浮揚ガスを注入自在
にかつ屈曲自在に形成し、前記曳航体内に、前端に爆薬
噴霧用ノズルを有する爆薬用チューブを配設するととも
に、この爆薬用チューブの後端に接続する爆薬供給装置
を設け、前記曳航体に沿って、その前端を前記曳航装置
の制御部に接続した電力・制御信号用のコントロールケ
ーブルを配設し、前記曳航体内に点火装置を設け、前記
曳航装置の操縦操作と、曳航体からの浮揚ガスの放出操
作と、点火装置の点火操作とを行う遠隔操縦装置を設け
ている。
【0008】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、曳航装置
は、気球による浮力と推進装置による動的揚力との両方
を利用するために小型化し得、また曳航体自体にも浮力
を持たせて重量を零に近づけたことで、曳航装置の負荷
を軽減し得、この曳航装置を軽量化、より小型化し得
る。これにより、森林地や、曲がりくねった道などの見
通しのきかない場所での曳航体の曳航を容易に行え、以
て地雷原の処理を行える。
【0009】また本第2発明の構成によると、曳航装置
の気球は浮揚ガスを抜いて縮小し得、そして気球から取
り外した推進装置は折り畳み得る。さらに曳航体も、浮
揚ガスを抜いて縮小し得る。このように分離かつ縮小し
た気球、推進装置、曳航体は、所定の場所に容易に運搬
し得る。そして、まず曳航装置の気球内に浮揚ガスを注
入して膨張させ、この気球の下部に推進装置を取り付け
るとともに、所定の姿勢に展開させる。次いで曳航装置
に対して曳航体を接続させて、この曳航体の展張直前
に、曳航体内に浮揚ガスを注入して膨張させる。
【0010】前記曳航体の展張を、曳航装置により曳航
しながら行う際に、曳航装置は、気球の浮揚ガスによる
浮力と、推進装置による動的揚力を合わせて使うことに
より浮上し得、そして推進装置により推進し得るととも
に、曳航方向の調整などを行える。その際に遠隔操縦装
置を操縦してその操作指令を、コントロールケーブルを
介しての有線形式により、曳航装置の制御部に伝達する
ことで、曳航装置による曳航をコントロールし得る。こ
れにより、浮揚ガスを内包した曳航体を、森林地や、あ
るいは曲がりくねった林道などで展張(敷設)し得る。
その際に曳航体は地面の上方で曳航し得、また自由な方
向に屈曲し得る。
【0011】曳航装置により曳航体を展張したのち、遠
隔操縦装置から爆薬供給装置へ注入開始の操作信号を送
り、曳航体の中の爆薬用チューブ群に爆薬を注入させ
る。そして遠隔操縦装置を操縦することにより、曳航体
の中から浮揚ガスを徐々に抜いて浮力を低減させて、曳
航体を地面へ着地させ得る。着地後、遠隔操縦装置を操
縦して点火装置を点火動させ、爆薬に点火させること
で、地雷原を***処理し得る。
【0012】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1、図2において曳航装置1は、気球2と、こ
の気球2に設けられた推進装置9とからなり、また気球
2の先端には、周辺(前方)の状況を把握するためのC
CDカメラ3が取り付けられ、さらに適所には、浮揚ガ
スを注入するためのガス注入口(図示せず。)が設けら
れている。そして、気球2の浮揚ガスによる浮力と、推
進装置9による動的揚力を合わせて使うことにより、気
球2の前方からの投影面積を小さくしてその寸法を小さ
く抑え、以て曳航装置1の小型化を図っている。なお気
球2を製作するに際して、その主原料には軽量で強度の
高い超高分子量ポリエチレン繊維などが使用される。
【0013】図1〜図5において、前記推進装置9は大
きく分けて、気球2の下部に配置されるかご部10と、こ
のかご部10から両側方に連設される左右一対の横向き支
持アーム部20と、これら横向き支持アーム部20の遊端か
ら上方に連設される左右一対の縦向き支持アーム部30
と、これら縦向き支持アーム部30の遊端外側に設けられ
たダクデッドファン40などから構成されている。
【0014】前記かご部10は、かご11内に回転駆動装置
(モータなど)12が設けられ、その出力軸に連動装置13
を介して連動した左右一対の第1傘歯車14が設けられ
る。そして第1傘歯車14に噛合する第2傘歯車15が、一
対の左右方向軸16の基端に設けられ、これら左右方向軸
16の遊端には第3傘歯車17が設けられる。
【0015】前記横向き支持アーム部20は、支持アーム
21内に横方向軸22が設けられ、この横方向軸22の基端に
前記第3傘歯車17に対向する第4傘歯車23が設けられる
とともに、遊端には第5傘歯車24が設けられる。そし
て、かご部10と横向き支持アーム部20との境界部には、
前記第3傘歯車17と第4傘歯車23に噛合して回転の伝達
を行う第6傘歯車25が設けられる。さらに支持アーム21
内の遊端側には、前記第5傘歯車24に噛合する大径の第
7傘歯車26が設けられる。
【0016】前記縦向き支持アーム部30は、支持アーム
31内の基端に、前記第7傘歯車26を取り付けた基端軸32
が配設され、そして遊端に、前記基端軸32に平行な遊端
軸33が配設されている。両軸32,33に振り分けて第1輪
体34と第2輪体35とが設けられ、そして両輪体34,35間
に無端回動体36が掛けられている。前記遊端軸33には第
8傘歯車37が設けられ、この第8傘歯車37に噛合する大
径の第9傘歯車38が、支持アーム31側で支持した左右方
向の回転軸39に取り付けられている。
【0017】前記ダクデッドファン40の本体41は筒状で
あって、その外周の適所に前記回転軸39の遊端が固定さ
れている。そして本体41内には、支持部材42を介して回
転駆動装置(モータなど)43が設けられるとともに、そ
の出力軸44にファン45が設けられている。
【0018】上記構成からなる推進装置9は気球2に対
して取り外し可能(着脱自在)とされている。そして、
取り外した推進装置9は、まず図3の折れ支点A、すな
わちかご部10と横向き支持アーム部20との境界部におい
て前端方向に向けて折れたのち、折れ支点B、すなわ
ち、基端軸32を中心に後端方向に折れ、以て人員により
携帯可能なように折り畳み得る。
【0019】図1、図2、図6、図7において前記曳航
装置1は、たとえばかご部10を介して曳航体50の前部を
支持自在に構成される。この曳航体50は、複数のブロッ
ク体51を必要な長さ(地雷原の縦深)だけ接続して使用
される。そして一つのブロック体51は、複数個(たとえ
ば10個)のチューブユニット52を列車状に一体化させる
ことで形成される。
【0020】前記チューブユニット52は、膨縮自在な可
撓性材料によって、たとえばφ0.5m×2mの円筒状で
かつ両端閉塞状に形成されている。そして隣接したチュ
ーブユニット52の下部間が、ガス通気孔53を形成した接
続体54により接続されるとともに、この接続体54の部分
を除いた大部分が切れ目55に形成され、以てブロック体
51は屈曲自在に形成されている。
【0021】また最後尾のチューブユニット52で、その
後面の上部には、一つのブロック体51に一個の割合とし
てガス注入口56が設けられ、以て浮揚ガスを注入自在に
形成されている。このガス注入口56には、浮揚ガスの逆
流や漏れを防ぐ逆止弁がついている。そして逆止弁は、
電気信号により開放されるよう構成されている。
【0022】前記チューブユニット52群の内部で下部間
に亘っては、前記ガス通気孔53を利用して爆薬用チュー
ブ57が配設され、その際に爆薬用チューブ57は後方へと
引き抜き自在に構成される。またチューブユニット52群
の外部で下部間に亘っては、電力と制御信号とを同時に
送れるコントロールケーブル58が配設されている。さら
に曳航体50の最後尾のチューブユニット52内で下部に
は、点火装置(ブースタ・***)59が設けられ、この点
火装置59は発破母線60を介して遠隔操縦装置(後述す
る。)に接続されている。
【0023】前記ブロック体51間の接続は、それぞれか
ら突出された爆薬用チューブ57の先端間がチューブカプ
ラ61で接続され、コントロールケーブル58間がケーブル
コネクタ62で接続されることで可能になる。なおブロッ
ク体51間でチューブカプラ61による接続部分は、接続部
カバー63により覆われる。
【0024】複数のブロック体51を接続することで形成
された曳航体50において、接続された爆薬用チューブ57
の最前端には爆薬噴霧用ノズル64が設けられる。また接
続されたコントロールケーブル58の最前端は、前記曳航
装置1の制御部(図示せず。)などに接続されている。
なお曳航体50の外殻であるチューブユニット52や爆薬用
チューブ57は、前記曳航装置1の気球2と同じ材質で製
作されている。
【0025】図1、図2において65は機器用車両で、前
記爆薬用チューブ57の後端が接続する爆薬注入用ポンプ
66やタンク67などからなる爆薬供給装置68が装備されて
いる。69は遠隔操縦装置で、コントロールケーブル58や
発破母線60などが接続されている。なお遠隔操縦装置69
は、前記曳航装置1の操縦操作と、曳航体50からの浮揚
ガスの放出操作と、点火装置59の点火操作などを行う。
【0026】以下に、上記の実施例において、地雷処理
作業を説明する。曳航装置1において、その気球2は浮
揚ガスが抜かれて縮小されており、また気球2から取り
外された推進装置9も両折れ支点A,Bを介して折り畳
まれている。さらに曳航体50は、ブロック体51別に分離
され、そしてチューブユニット52群から浮揚ガスが抜か
れて縮小されている。このように分離かつ縮小された気
球2、推進装置9、ブロック体51などは、機器用車両65
や、人員の携帯などによって所定の場所にまで運搬され
る。
【0027】そして、まず曳航装置1の気球2におい
て、そのガス注入口にガスボンベが接続され、以て気球
2内に浮揚ガスを注入して膨張させる。その際に浮揚ガ
スとしては、ヘリウムガスや水素ガスなどが使用され
る。さらに推進装置9が気球2の下部に取り付けられる
とともに、折れ支点A,Bの回りに拡げられて所定の姿
勢に展開される。
【0028】次いで曳航装置1に対して曳航体50が接続
される。すなわち曳航体50の展張直前に、曳航体50を形
成する先頭のブロック体51のガス注入口56にガスボンベ
が接続され、このブロック体51のチューブユニット52群
内に浮揚ガスを注入して膨張させる。その際に、ガス注
入口56には逆止弁がついていることから、浮揚ガスの逆
流や漏れを防げ得る。
【0029】次いで先頭のブロック体51に次のブロック
体51が、チューブカプラ61やケーブルコネクタ62を介し
て接続され、そして次のブロック体51には、前述と同様
にして浮揚ガスが注入される。このようにブロック体51
を順次接続させながら、ブロック体51毎に浮揚ガスが注
入され、以て図6に示すように、必要な長さ(地雷原の
縦深)の曳航体50を形成し得る。このとき曳航体50の重
量は、浮揚ガスの浮力を利用して零に近づけ得、以て曳
航装置1の曳航力を低減して、推進装置9の小型化を図
り得る。
【0030】前記曳航体50の展張は、曳航装置1により
曳航しながら行われる。すなわち曳航装置1は、気球2
の浮揚ガスによる浮力と、推進装置9による動的揚力を
合わせて使うことにより浮上し、そして推進装置9によ
り推進される。その際に、推進装置9は、ダクデッドフ
ァン40における回転駆動装置43によりファン45を高速回
転させることで推力を得られる。
【0031】また、かご部10における回転駆動装置12の
回転力を、連動装置13、第1傘歯車14、第2傘歯車15、
左右方向軸16、第3傘歯車17、第6傘歯車25、第4傘歯
車23、横方向軸22、第5傘歯車24、第7傘歯車26、基端
軸32、第1輪体34、無端回動体36、第2輪体35、遊端軸
33、第8傘歯車37、第9傘歯車38と伝達して、回転軸39
を正逆に回転させることにより、両ダクデッドファン40
の向き(仰角)を任意に変更し得、以て推進装置9によ
る動的揚力の調整や、曳航方向の調整などを行える。
【0032】その際に曳航装置1の周辺(前方)の状況
は、CCDカメラ3の映像を監視することで把握し得
る。そして遠隔操縦装置69を操縦してその操作指令を、
コントロールケーブル58を介しての有線形式により、曳
航装置1の制御部に伝達することで、この遠隔操縦装置
69を介しての遠隔操縦により曳航装置1による曳航をコ
ントロールし得る。
【0033】以上により、浮揚ガスを内包した曳航体50
を、図1に示すように森林地で、あるいは曲がりくねっ
た林道などで展張(敷設)し得る。その際に曳航体50は
地面70の上方で曳航され、また切れ目55の存在により自
由な方向に屈曲される。
【0034】このようにして、曳航装置1により曳航体
50を展張したのち、遠隔操縦装置69から爆薬供給装置69
の爆薬注入用ポンプ66へ注入開始の操作信号を送る。こ
れにより爆薬注入用ポンプ66が作動され、曳航体50の中
の爆薬用チューブ57群に爆薬が注入される。
【0035】すなわち爆薬の原料は、爆薬原料輸送用の
タンク67に入れられて運搬されたり、あるいは人員によ
り携行される。タンク67内の爆薬原料は、たとえばニト
ロメタンをベースに界面活性剤を加えたもので、そのま
までは可燃性の液体であり爆発物ではない。この液体
を、爆薬注入用ポンプ66により爆薬用チューブ57の全体
に満たし、爆薬用チューブ57群の先端に設けられた爆薬
噴霧用ノズル64から泡状にして押し出しながら、爆薬用
チューブ57を引き抜き移動させる。
【0036】このときに空気または可燃性のガスと爆薬
原料が混ざり泡状になることで、爆薬原料は活性化し爆
発性を帯びる。泡状の爆発物が曳航体50内に溜った(充
満した)ところで注入を終了する。
【0037】そして爆薬を注入したのち、遠隔操縦装置
69を操縦することによる電気信号によりガス注入口56の
逆止弁を開放させ、曳航体50の中から浮揚ガスを徐々に
抜いて浮力を低減させ、図2に示すように曳航体50を地
面70へ着地させる。着地後、遠隔操縦装置69を操縦して
点火装置59を点火動させ、爆薬に点火させることで、地
雷原を***処理し得る。
【0038】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、気球の
浮力と推進装置による動的揚力との両方を利用するた
め、曳航装置を軽量化、小型化でき、さらに曳航体自体
に浮力を持たせて重量を零に近づけることで、曳航装置
の負荷を軽減でき、曳航装置をより軽量化できるととも
に、より小型化できる。これにより、森林地や、曲がり
くねった道などの見通しのきかない場所での曳航体の曳
航を容易に行うことができ、以て地雷原を処理できる。
そして曳航装置が小型なため、操縦応答性を良好にでき
る。
【0039】また上記構成の本第2発明によると、曳航
装置や曳航体をコンパクトにできるため輸送を容易に行
うことができる。そして曳航体を屈曲自在とすること
で、曲がりくねったところも容易に通り抜けることがで
きる。さらに遠隔操縦装置の信号伝送を、無線ではなく
有線で行うことにより、曳航装置側の制御装置や送受信
装置を小型化できる。しかもコントロールケーブルを利
用して電力と制御信号を同時に送るので、曳航装置の引
っ張る抵抗力を減らすことができ、曳航装置の推進装置
を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、地雷処理装置の展張
状態を示す斜視図である。
【図2】同地雷処理装置の着地状態を示す側面図であ
る。
【図3】同地雷処理装置における曳航装置の一部切り欠
き正面図である。
【図4】同地雷処理装置における曳航装置の一部切り欠
き側面図である。
【図5】同地雷処理装置における曳航装置の一部切り欠
き平面図である。
【図6】同地雷処理装置における曳航体の一部切り欠き
側面図である。
【図7】同地雷処理装置における曳航体の図6における
D−D矢視図である。
【符号の説明】
1 曳航装置 2 気球 9 推進装置 10 かご部 20 横向き支持アーム部 30 縦向き支持アーム部 40 ダクデッドファン 50 曳航体 51 ブロック体 52 チューブユニット 55 切れ目 56 ガス注入口 57 爆薬用チューブ 58 コントロールケーブル 59 点火装置 64 爆薬噴霧用ノズル 68 爆薬供給装置 69 遠隔操縦装置 A,B 折れ支点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気球と推進装置とからなる曳航装置によ
    り、浮力を持たせた曳航体を曳航して地雷原の上方に展
    張し、曳航体に爆薬を注入したのち、曳航体の浮力を低
    減して、この曳航体を着地させ、そして爆薬に点火して
    爆発させることを特徴とする地雷処理方法。
  2. 【請求項2】 浮揚ガスを注入自在な気球と、この気球
    に着脱自在でかつ折畳み自在な推進装置とにより曳航装
    置を構成し、この曳航装置に前部が接続自在な曳航体
    は、浮揚ガスを注入自在にかつ屈曲自在に形成し、前記
    曳航体内に、前端に爆薬噴霧用ノズルを有する爆薬用チ
    ューブを配設するとともに、この爆薬用チューブの後端
    に接続する爆薬供給装置を設け、前記曳航体に沿って、
    その前端を前記曳航装置の制御部に接続した電力・制御
    信号用のコントロールケーブルを配設し、前記曳航体内
    に点火装置を設け、前記曳航装置の操縦操作と、曳航体
    からの浮揚ガスの放出操作と、点火装置の点火操作とを
    行う遠隔操縦装置を設けたことを特徴とする地雷処理装
    置。
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