JPH08231957A - 液晶組成物および液晶表示素子 - Google Patents

液晶組成物および液晶表示素子

Info

Publication number
JPH08231957A
JPH08231957A JP35103295A JP35103295A JPH08231957A JP H08231957 A JPH08231957 A JP H08231957A JP 35103295 A JP35103295 A JP 35103295A JP 35103295 A JP35103295 A JP 35103295A JP H08231957 A JPH08231957 A JP H08231957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal composition
carbon atoms
formula
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP35103295A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuko Sekiguchi
靖子 関口
Etsuo Nakagawa
悦男 中川
Toyoshiro Isoyama
豊志郎 磯山
Tetsuya Matsushita
哲也 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Corp filed Critical Chisso Corp
Priority to JP35103295A priority Critical patent/JPH08231957A/ja
Publication of JPH08231957A publication Critical patent/JPH08231957A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】TN及びSTN表示方式用の、比較的高いΔnと低
粘度の液晶材料。 【解決手段】第1成分(式I-cの化合物)、第2成分
(式II-cの化合物)、及び第3 成分(式III及び式IVの
化合物群の化合物)を含有する液晶組成物。 【化1】 式中、R1はC1-10アルキルを、R2、R3、R4及びR5はC1-10アルキル
又はC2-10アルケニルを示し、R2-5の基中の一又は相隣接しな
い二のメチレンは-O-により置換されてもよく、R6はC1-10
アルキル、アルコキシ又はアルコキシメチルを示し、Z1及びZ3は-CH2CH
2-、-COO-又は単結合を、Z2は-C≡C-、-COO-、-CH2CH2-
又は単結合を、Z4は-C≡C-、-COO-又は単結合を、Q1はH
又はFを、A2、B、C及びEはトランス-1,4-シクロヘキシレン又は1,4-フ
ェニレンを、Dはトランス-1,4-シクロヘキシレン又は2-又は3-位のHがFで
置換されていてもよい1,4-フェニレンをそれぞれ示し、lは
0又は1を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネマチック液晶組
成物およびその液晶組成物を用いた液晶表示素子に関す
る。さらに詳しくは、TN表示方式およびSTN表示方
式に用いられる液晶組成物および該組成物を利用した液
晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置(LCD)開発における近
年のテーマとして、特に動画に対応するために高速応答
性であることが強く要求され、諸々のLCD表示方式に
ついて種々の検討がなされてきた。例えば、上下二枚の
基板の間における液晶分子の配向を90゜にツイストさ
せたTN表示方式においては、G.Bauerによって
報告されているように、セル表面の干渉縞の発生を防止
するために、セルに充填される液晶材料の屈折率異方性
(Δn)とセル厚(d)μmの積Δn・dをある一定の
値(例えばΔn・d=0.5あるいはΔn・d=1.0
等)に設定する必要がある(Cryst.Liq.,6
3,45(1981))。このことは、Δnの大きな液
晶材料を用いればdの値を小さくすることができること
を意味する。dが小さくなれば応答時間(τ)は液晶材
料の粘度(η)に比例し且つセル厚dの2乗に比例する
ために、応答速度(1/τ)は著しく向上する。したが
って、このような液晶表示素子に用いられる液晶組成物
としては、適当に高いΔnを有し、且つ低粘度であるこ
とは非常に有益である。
【0003】一方、T.J.Scheffer等によっ
て提案された(Appl.Phy.Lett.,45
(10),1021(1984))、上下の基盤におけ
る液晶分子の配向を180〜270゜にツイストさせた
スーパーツイストネマチック表示方式(STN)におい
ては、電圧ー透過率曲線が急峻であること、ネマチック
ー等方性液相転移温度(NI点)が高いこと、粘度が低
いこと等の特性が求められている。このSTN表示方式
においては、特に複屈折効果による干渉色を表示として
用いているため、複屈折の光路長Δn・dはある一定の
値(例えば、Δn・d=0.85等)に調整されてい
る。したがって、Δnの大きい液晶材料を用いれば、前
述したように応答時間τは著しく低下する。したがって
STN表示方式に用いられる液晶組成物としても、適当
に高いΔnを有し、且つ低粘度であることは非常に望ま
しいことである。
【0004】例えば、特開昭60−51778の実施例
1に本願発明における一般式(I−b)に該当する化合
物を含んだ液晶組成物の開示があるが、この組成物は粘
度は比較的に低いものの、Δnも低く、本発明の課題と
するところを満たしていない。また、特表平5−500
680には、本願発明における一般式(I−a)ならび
に(I−b)に該当する化合物を含有する液晶組成物が
開示されているが、本発明の目的とする特性については
何等示されてはいない。このように、液晶組成物は種々
検討されてはいるものの、使用上で要求される特性を求
めて常に改良がなされているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
したようなTN表示方式およびSTN表示方式に求めら
れる種々の特性を満たしながら、特に高速応答性に対応
するために、比較的高いΔnを有し、かつ、低粘度の液
晶組成物を提供することにある。これらの課題を解決す
べく、本発明者らは種々の液晶化合物を用いたネマチッ
ク組成物を鋭意検討した結果、TN表示素子およびST
N表示素子に使用する場合にこの目的を達成できる液晶
組成物を見いだした。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、本発明を詳細に説
明する。本発明の第一は、 (1)第一成分として、下記の一般式(I−a)、(I−
b)または(I−c)で表される化合物からなる群から
選ばれた少なくとも一つの化合物を含有し、第二成分と
して、後記の一般式(II−a)、(II−b)または(II
−c)で表される化合物からなる群から選ばれた少なく
とも一つの化合物を含有し、第三成分として、後記の一
般式(III)または(IV)で表される化合物からなる群
から選ばれた少なくとも一つの化合物を含有することを
特徴とする液晶組成物に関する。
【0007】
【化7】
【0008】
【化8】
【0009】
【化9】
【0010】上記の(I−a)ないし(I−c)の各式に
おいて、R1は炭素数1〜10のアルキル基を示し、上
記の(II−a)ないし(II−c)の各式において、R2
は炭素数1〜10のアルキル基または炭素数2〜10の
アルケニル基を示し、いずれの基においてもその中の任
意の一つまたは相隣接しない二つのメチレン基は酸素原
子により置換されていてもよく、Z1は−CH2CH
2−、−COO−または単結合を示し、Q1はHまたはF
を示し、A1はトランス−1,4−シクロヘキシレン、
1,4−フェニレンまたはトランス−1,3−ジオキサ
ン−2,5−ジイルを示し、A2はトランス−1,4−
シクロヘキシレンまたは1,4−フェニレンを示し、l
は0または1を示し、上記の(III)式において、R3
よびR4はそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基
または炭素数2〜8のアルケニル基を示し、いずれの基
においてもその中の任意の一つまたは相隣接しない二つ
のメチレン基は酸素原子により置換されていてもよく、
BおよびCはそれぞれ独立にトランス−1,4−シクロ
ヘキシレンまたは1,4−フェニレンを示し、Z2は−
C≡C−、−COO−、−CH2CH2−または単結合を
示し、上記の(IV)式において、R5は炭素数1〜10
のアルキル基または炭素数2〜10のアルケニル基を示
し、いずれの基においてもその中の任意の一つまたは相
隣接しない二つのメチレン基は酸素原子により置換され
ていてもよく、R6は炭素数1〜10のアルキル基、ア
ルコキシ基またはアルコキシメチル基を示し、Dはトラ
ンス−1,4−シクロヘキシレンまたは2−または3−
位のいずれか一つのHがFで置換されていてもよい1,
4−フェニレンを示し、Eはトランス−1,4−シクロ
ヘキシレンまたは1,4−フェニレンを示し、Z3は−
CH2CH2−、−COO−または単結合を示し、Z4
−C≡C−、−COO−または単結合を示す。
【0011】本発明の態様の一つは、 (2)液晶組成物の全重量に対して第一成分、第二成分
および第三成分の混合割合がそれぞれ3〜40%、10
〜70%および5〜60%であることを特徴とする前記
(1)項に記載の液晶組成物に関する。本発明の別の態
様は、 (3)第四成分として、後記の一般式(V)または(V
I)で表される化合物からなる群から選ばれた少なくと
も一つの化合物をさらに含有することを特徴とする前記
の(1)項または(2)項に記載の液晶組成物に関す
る。
【0012】
【化10】
【0013】(V)式において、R7は炭素数1〜10の
アルキル基を示し、Q2はHまたはFを示し、mは0ま
たは1を示し、(VI)式において、R8は炭素数1〜1
0のアルキル基を示し、Gはトランス−1,4−シクロ
ヘキシレンまたは1,4−フェニレンを示し、Q3およ
びQ4はHまたはFを示し、nは1または2を示し、p
は0または1を示し、Z5およびZ6はそれぞれ独立に−
COO−または単結合を示す。ただし、pが0のときZ
6は単結合を示すことを条件とする。
【0014】本発明の別の態様は、 (4)液晶組成物の全重量に対して第四成分が50%以
下であることを特徴とする前記の(3)項に記載の液晶
組成物に関する。本発明のさらに別の態様は、以下の第
(5)項および第(6)項に示される。 (5)第四成分として、後記の一般式(VII)または一
般式(VIII)で表される化合物からなる群から選ばれた
少なくとも一つの化合物を含有することを特徴とする前
記の(1)項または(2)項に記載の液晶組成物。
【0015】
【化11】
【0016】上記の(VII)式において、R9およびR10
はそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基または炭
素数2〜8のアルケニル基を示し、いずれの基において
もその中の任意の一つまたは相隣接しない二つのメチレ
ン基は酸素原子により置換されていてもよく、(VIII)
式において、R11およびR12はそれぞれ独立に炭素数1
〜10のアルキル基または炭素数2〜8のアルケニル基
を示し、いずれに基においてもその中の任意の一つまた
は相隣接しない二つのメチレン基は酸素原子により置換
されていてもよく、Jはトランス−1,4−シクロヘキ
シレンまたは1,4−フェニレンを示す。 (6)前記の(5)項において、第四成分の混合割合が
液晶組成物の全重量に対して50%以下であることを特
徴とする液晶組成物。本発明のさらに別の態様は、以下
の(7)項ないし(10)項に示される。 (7)さらに、第五成分として一般式(VII)または一
般式(VIII)で表される化合物からなる群から選ばれた
少なくとも一つの化合物を含有することを特徴とする前
記の(3)項または(4)項に記載の液晶組成物。
【0017】
【化12】
【0018】上記の(VII)式において、R9およびR10
はそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基または炭
素数2〜8のアルケニル基を示し、いずれの基において
もその中の任意の一つまたは相隣接しない二つのメチレ
ン基は酸素原子により置換されていてもよく、(VIII)
式において、R11およびR12はそれぞれ独立に炭素数1
〜10のアルキル基または炭素数2〜8のアルケニル基
を示し、いずれに基においてもその中の任意の一つまた
は相隣接しない二つのメチレン基は酸素原子により置換
されていてもよく、Jはトランス−1,4−シクロヘキ
シレンまたは1,4−フェニレンを示す。 (8)前記の(7)項において、第四成分の混合割合が
液晶組成物の全重量の40%以下であり、第五成分の混
合割合が液晶組成物の全重量の40%以下であり、か
つ、第四および第五成分の合計の混合割合が組成物の全
重量の50%以下であることを特徴とする液晶組成物。 (9)前記の一般式(III)において、R3およびR4
それぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基、アルコキ
シ基または炭素数2〜10のアルコキシメチル基を示
し、Z2が−C≡C−、−COO−または単結合を示す
ことを特徴とする、前記の(1)〜(8)項のいずれか
一つに記載の液晶組成物。 (10)一般式(IV)において、R5が炭素数1〜10
のアルキル基を示し、R6が炭素数1〜10のアルキル
基またはアルコキシ基を示すことを特徴とする前記の
(1)〜(9)項のいずれか一つに記載の液晶組成物。 本発明の第二は、上記の第(1)〜(10)項のいずれ
か一つに記載される液晶組成物を用いた液晶表示素子に
関する。
【0019】次に本発明の液晶組成物を構成する各成分
の化合物について説明する。本発明の一般式(I−a)
〜(I−c)で示される液晶化合物は誘電率異方性が正
の化合物である。一般式(I−a)の化合物は主として
得られる組成物の粘度を低下し、および/またはΔnを
調整する目的で使用される。また、一般式(I−b)お
よび(I−c)の化合物は主として得られる組成物のネ
マティック範囲を広げる目的および/またはΔnを調整
する目的で使用される。これらの化合物は、本発明にお
いて特に高速応答性に対応するために、粘性が低く、適
当に高いΔnを有する液晶組成物を提供するのに重要な
役割を担う。本発明の一般式(II−a)〜(II−c)で
表される化合物として好ましい物を挙げると、次の各式
で示される。
【0020】
【化13】
【0021】
【化14】
【0022】
【化15】
【0023】これらの各式において、Rはアルキル基ま
たはアルケニル基を示し、R’はアルカンジイル基また
はアルケンジイル基を示す。これらの一般式で表される
本発明の第二成分の化合物の中では、式(II−a−
1)、(II−a−2)、(II−a−3)、(II−a−
4)、(II−a−5)、(II−a−6)、(II−a−
7)、(II−a−8)、(II−a−9)、(II−b−
1)、(II−b−2)、(II−c−1)、(II−c−
4)、(II−c−5)、(II−c−6)、(II−c−
7)、(II−c−10)または(II−c−11)で表さ
れる化合物が特に好ましく用いられる。一般式(II−
a)〜(II−c)で表される液晶化合物は、誘電率異方
性が正で特にその値が大きく、得られる組成物のしきい
値電圧を小さくする目的で使用される。また、該組成物
を用いる液晶表示素子の揮度対印加電圧曲線の急峻性を
改善する目的でも使用される。本発明の一般式(III)
および(IV)で表される化合物として、好ましい化合物
を以下に挙げる。
【0024】
【化16】
【0025】
【化17】
【0026】
【化18】
【0027】これらの各式において、RおよびR’はそ
れぞれ独立にアルキル基またはアルケニル基を示す。こ
れらの第三成分の化合物の中で、式(III)で表される
化合物としては、式(III−1)、(III−2)、(III
−4)、(III−6)、(III−7)、(III−8)、(I
II−13)または(III−14)で表される化合物が、
本発明で特に好ましく用いられる。式(IV)で表される
化合物としては、式(IV−1)、(IV−2)、(IV−
5)、(IV−9)または(IV−10)で表される化合物
が、本発明で特に好ましく用いられる。一般式(III)
および(IV)の化合物は、誘電率異方性が負であるかま
たは弱い正の化合物である。一般式(III)の化合物は
主として得られる組成物の粘度を低下し、および/また
はΔnを調整する目的で使用される。また、一般式(I
V)の化合物は組成物のネマティック範囲を広げる目的
および/またはΔnを調整する目的で使用される。本発
明の一般式(V)および(VI)の化合物として、以下に
挙げる化合物が好ましく用いられる。
【0028】
【化19】
【0029】
【化20】
【0030】
【化21】
【0031】これらの各式において、Rはアルキル基ま
たはアルケニル基を示す。これらの第四成分の化合物の
中で、式(V)で表される化合物としては、(V−1)、
(V−2)または(V−3)で表される化合物が、本発明
で特に好ましく用いられる。式(VI)で表される化合物
としては、(VI−1)、(VI−5)、(VI−6)、(VI
−9)、(VI−10)、(VI−11)、(VI−12)、
(VI−13)、(VI−14)、(VI−15)、(VI−1
6)、(VI−17)または(VI−18)で表される化合
物が、本発明で特に好ましく用いられる。一般式(V)
および(VI)の化合物は誘電率異方性が正でその値が大
きく、得られる組成物のしきい値電圧を小さくする目的
で使用される。そのほかに、組成物のΔnを調整し、ま
た、ネマチック範囲を広げる目的でも使用される。本発
明の一般式(VII)および(VIII)の化合物として好ま
しい化合物を以下にあげる。
【0032】
【化22】
【0033】一般式(VII)および(VIII)の化合物
は、誘電率異方性が負であるかまたは弱い正の化合物で
ある。一般式(VII)の化合物は主として得られる組成
物のΔnを調整する目的および/または粘度を調整する
目的で使用される。また、一般式(VIII)の化合物は組
成物のネマティック範囲を広げる目的および/またはΔ
nを調整する目的で使用される。本発明の液晶組成物に
おける、第一成分の一般式(I−a)〜(I−c)で表さ
れる化合物の混合割合は、液晶組成物の全重量に対して
3〜40%が好ましく、より好ましくは5〜30%であ
る。混合割合が3%未満だと本願発明の主題である高い
Δn、低い粘度を得にくいし、また、混合割合が40%
を超えると得られる液晶組成物のしきい値電圧が大きく
なることがあって好ましくない。第二成分の一般式(II
−a)〜(II−c)で表される化合物の混合割合は液晶
組成物の全重量に対して10〜70%が好ましい。より
好ましい混合割合は12〜60%である。第二成分の混
合割合が10%未満だと得られる液晶組成物のしきい値
電圧が大きくなったり、また、混合割合が70%を超え
ると高いΔnあるいは低い粘度の効果が得にくかったり
することがある。
【0034】第三成分の一般式(III)および(IV)で
表される化合物の混合割合は得られる組成物の重量の5
〜60%が好ましく、より好ましくは9〜55%であ
る。混合割合が5%未満だと低粘度の、および/または
ネマティック範囲を拡大する効果が得にくいし、60%
を超えると得られる液晶組成物のしきい値電圧が大きく
なったりすることがある。第四成分の一般式(V)また
は(VI)で表される化合物混合割合は得られる液晶組成
物の全重量に対して50%以下が好ましい。より好まし
い混合割合は45%以下である。混合割合が50%を超
えると液晶組成物の粘度が大きくなることがある。ま
た、第四成分の一般式(VII)または(VIII)で表され
る化合物の混合割合は得られる液晶組成物の全重量に対
して50%以下が好ましい。より好ましい混合割合は4
0%以下である。混合割合が50%を超えると液晶組成
物の粘度が大きくなることがあるので好ましくない。本
発明において、第四成分として式(V)または式(VI)
で表される化合物を使用し、第五成分として式(VII)
または(VIII)で表される化合物を使用する場合は、こ
れらの第四および第五成分それぞれの混合割合は得られ
る液晶組成物の全重量に対して、それぞれ40%以下を
使用し、第四成分および第五成分の合計重量が得られる
液晶組成物の全重量の50%以下であるように使用す
る。第四および第五成分の混合割合の合計が50%をこ
えると得られる組成物の粘度が大きくなることがある。
この場合、第四および第五成分の混合割合の合計がの液
晶組成物の全重量の45%以下であることがより好まし
い。本発明の液晶組成物には使用する液晶表示素子の目
的に応じて、得られる液晶組成物のしきい値電圧、ネマ
ティック範囲、Δn、誘電率異方性、粘度等を調整する
目的で、上記した一般式(I−a)〜(VIII)で表され
る化合物の外の化合物を、本発明の目的を害さない範囲
で適当量含有することができる。このような化合物の例
として以下の化合物を挙げることができる。
【0035】
【化23】
【0036】これらの式においてRおよびR’は炭素数
1〜12のアルキル基を示す。本発明の液晶組成物は、
それ自体慣用な方法で調製される。一般には、種々の成
分化合物を高い温度で互いに溶解混合する方法がとられ
ている。また、本発明の液晶材料は、適当な添加物によ
って意図する用途に応じた改良がなされ、最適化され
る。このような添加物は当業者によく知られており、文
献等に詳細に記載されている。通常、液晶のらせん構造
を誘起して必要なねじれ角を調整し、逆ねじれ(revers
e twist)を防止するためのキラルドープ剤(chiral do
pant)などが添加される。また、本発明の液晶組成物に
は、メロシアニン系、スチリル系、アゾ系、アゾメチン
系、アゾキシ系、キノフタロン系、アントラキノン系、
テトラジン系等の二色性色素を添加して、ゲストホスト
(GH)モード用の液晶組成物として使用することもで
きる。あるいは、ネマチック液晶をマイクロカプセル化
して作製したNCAPや、液晶中に三次元網目状高分子
を作製したポリマーネットワーク液晶表示素子(PNL
CD)に代表されるポリマー分散型液晶表示素子(PN
LCD)用の液晶組成物としても使用できる。そのほか
に、複屈折制御(ECB)モードや動的散乱(DS)モ
ード用の液晶組成物としても使用することができる。
【0037】本発明のより好ましい態様を以下の(ア)
ないし(オ)の各項に示す。 (ア)第一成分として、前記の一般式(I−a)〜(I−
c)で表される化合物群から選ばれた少なくとも一つの
化合物を5〜30%、第二成分として前記の一般式(II
−a−1)、(II−a−2)、(II−a−3)、(II−
a−4)、(II−a−5)、(II−a−6)、(II−a
−7)、(II−a−8)、(II−a−9)、(II−b−
1)、(II−b−2)、(II−c−1)、(II−c−
4)、(II−c−5)、(II−c−6)、(II−c−
7)、(II−c−10)または(II−c−11)で表さ
れる化合物の群から選ばれた少なくとも一つの化合物を
12〜60%、第三成分として前記の一般式(III−
1)、(III−2)、(III−4)、(III−6)、(III
−7)、(III−8)、(III−13)、(III−1
4)、(IV−1)、(IV−2)、(IV−5)、(IV−
9)または(IV−10)で表される化合物の群から選ば
れた少なくとも一つの化合物を9〜55%、それぞれ、
得られる液晶組成物の全重量に対して含有する液晶組成
物。 (イ)第四成分として一般式(V−1)、(V−2)、
(V−3)、(VI−1)、(VI−5)、(VI−6)、(V
I−9)、(VI−10)、(VI−11)、(VI−1
2)、(VI−13)、(VI−14)、(VI−15)、
(VI−16)、(VI−17)または(VI−18)で表さ
れる化合物の群から選ばれた少なくとも一つの化合物
を、組成物の全重量に対して45%以下の割合で含有す
る、前記(ア)項に記載の液晶組成物。 (ウ)第四成分として一般式(VII−1)、(VII−
2)、(VIII−1)または(VIII−2)で表される化合
物の群から選ばれた少なくとも一つの化合物を、組成物
の全重量に対して40%以下の割合で含有する、前記
(ア)項に記載の液晶組成物。 (エ)第四成分として一般式(V−1)、(V−2)、
(V−3)、(VI−1)、(VI−5)、(VI−6)、(V
I−9)、(VI−10)、(VI−11)、(VI−1
2)、(VI−13)、(VI−14)、(VI−15)、
(VI−16)、(VI−17)または(VI−18)で表さ
れる化合物の群から選ばれた少なくとも一つの化合物
を、第五成分として一般式(VII−1)、(VII−2)、
(VIII−1)または(VIII−2)で表される化合物の群
から選ばれた少なくとも一つの化合物を、それぞれ含有
し、第四成分および第五成分の混合割合がそれぞれ、得
られる組成物の全重量の40%以下であり、かつ、それ
らの混合割合の合計が得られる組成物の全重量の45%
以下である、前記(ア)項に記載の液晶組成物。 (オ)前記の(ア)ないし(エ)のいずれかに記載の液
晶組成物を利用することを特徴とする液晶表示素子。
【0038】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明を詳
細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。また、これらの例における組成は全て重
量%で示される。 比較例
【0039】
【化24】
【0040】上記の割合で調整した液晶組成物の透明点
(TNI)は52.1℃、20℃における粘度(η20)、
誘電率異方性(Δε)、およびしきい値電圧(Vth)は
それぞれ、22.2mPa・s、10.5、1.43
V、25℃における屈折率異方性(Δn)は0.130
であった。 実施例1 以下の組成
【0041】
【化25】
【0042】
【化26】
【0043】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は73.3℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、1
5.7mPa・s、7.0、および1.96Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.139であった。前
記の比較例に比べ、Δnが大きくなり、粘度は小さくな
った。 実施例2 以下の組成
【0044】
【化27】
【0045】
【化28】
【0046】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は94.0℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、1
9.0mPa・s、5.0、および2.38Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.146であった。前
記の比較例と比べ、Δnが大きくなり、粘度は小さくな
っている。 実施例3 以下の組成の
【0047】
【化29】
【0048】
【化30】
【0049】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点はTNI=98.8(℃)、20℃におけ
る粘度、誘電率異方性、およびしきい値電圧は各々、1
5.8mPa・s、11.9、および1.77Vであ
り、25℃における屈折率異方性は0.13 2であっ
た。前記の比較例と比べ、Δnが大きくなり、粘度は小
さくなった。 実施例4 以下の組成の
【0050】
【化31】
【0051】
【化32】
【0052】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は89.8℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、2
1.4mPa・s、8.6、および2.03Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.136であった。 実施例5 以下の組成の
【0053】
【化33】
【0054】
【化34】
【0055】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は71.9℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、1
4.8mPa・s、7.5、および1.82Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.131であった。 実施例6 以下の組成
【0056】
【化35】
【0057】
【化36】
【0058】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は89.0℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、2
0.8mPa・s、6.4、および2.04Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.154であった。 実施例7 以下の組成
【0059】
【化37】
【0060】
【化38】
【0061】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は84.4℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、1
7.5mPa・s、5.4、および2.18Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.162であった。 実施例8 以下の組成
【0062】
【化39】
【0063】
【化40】
【0064】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は93.6℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、2
1.2mPa・s、9.2、および1.90Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.156であった。 実施例9 以下の組成
【0065】
【化41】
【0066】
【化42】
【0067】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は102.0℃であり、20℃における
粘度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、
21.4mPa・s、6.5、および2.17Vであ
り、25℃における屈折率異方性は0.151であっ
た。 実施例10 以下の組成
【0068】
【化43】
【0069】
【化44】
【0070】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は80.7℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、2
1.9mPa・s、9.1、および1.72Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.167であった。 実施例11 以下の組成
【0071】
【化45】
【0072】
【化46】
【0073】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は83.7℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、2
0.4mPa・s、7.1、および1.78Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.132であった。 実施例12 以下の組成
【0074】
【化47】
【0075】
【化48】
【0076】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は76.8℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、1
7.3mPa・s、6.9、および1.75Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.133であった。 実施例13 以下の組成
【0077】
【化49】
【0078】
【化50】
【0079】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は89.4℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、2
0.6mPa・s、5.2、および2.24Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.145であった。 実施例14 以下の組成
【0080】
【化51】
【0081】
【化52】
【0082】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は84.2℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、2
1.8mPa・s、7.7、および1.80Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.137であった。 実施例15 以下の組成
【0083】
【化53】
【0084】
【化54】
【0085】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は58.4℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、2
1.8mPa・s、5.8、および1.53Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.132であった。 実施例16 以下の組成
【0086】
【化55】
【0087】
【化56】
【0088】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は62.3℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、2
1.0mPa・s、11.3、および1.29Vであ
り、25℃における屈折率異方性は0.131であっ
た。 実施例17 以下の組成
【0089】
【化57】
【0090】
【化58】
【0091】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は86.6℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、2
1.6mPa・s、5.6、および2.15Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.133であった。 実施例18 以下の組成
【0092】
【化59】
【0093】
【化60】
【0094】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は67.0℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、2
2.0mPa・s、6.0、および1.68Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.132であった。 実施例19 以下の組成
【0095】
【化61】
【0096】
【化62】
【0097】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は119.5℃であり、20℃における
粘度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、
22.0mPa・s、10.7、および2.01Vであ
り、25℃における屈折率異方性は0.144であっ
た。 実施例20 以下の組成
【0098】
【化63】
【0099】
【化64】
【0100】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は99.7℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、2
1.1mPa・s、9.6、および2.05Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.133であった。 実施例21 以下の組成
【0101】
【化65】
【0102】
【化66】
【0103】から成る液晶組成物を調製した。この液晶
組成物の透明点は92.6℃であり、20℃における粘
度、誘電率異方性、およびしきい値電圧はそれぞれ、2
0.2mPa・s、6.3、および2.06Vであり、
25℃における屈折率異方性は0.132であった。
【0104】
【発明の効果】実施例および比較例で示したように、本
発明によって適当に高いΔnを有し、かつ、低粘度の液
晶組成物がえられる。すなわち、TN表示方式およびS
BE表示方式の液晶組成物に求められる種々の特性を満
たしながら、特に高速応答性に対応する液晶組成物が提
供される。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一成分として、一般式(I−a)、(I
    −b)または(I−c)で表される化合物からなる群か
    ら選ばれた少なくとも一つの化合物を、 【化1】 (式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基を示す。)
    第二成分として、一般式(II−a)、(II−b)または
    (II−c)で表される化合物からなる群から選ばれた少
    なくとも一つの化合物を、 【化2】 (式中、R2は炭素数1〜10のアルキル基または炭素
    数2〜10のアルケニル基を示し、いずれにおいてもそ
    の中の任意の一つまたは相隣接しない二つのメチレン基
    は酸素原子によって置換されても良く、Z1は−CH2
    2−、−COO−または単結合を示し、Q1はHまたは
    Fを示し、A1はトランス−1,4−シクロヘキシレ
    ン、1,4−フェニレンまたはトランス−1,3−ジオ
    キサン−2,5−ジイルを示し、A2はトランス−1,
    4−シクロヘキシレンまたは1,4−フェニレンを示
    し、lは0または1を示す。)第三成分として、一般式
    (III)または(IV)で表される化合物からなる群から
    選ばれた少なくとも一つの化合物をそれぞれ含有するこ
    とを特徴とする液晶組成物。 【化3】 ((III)式において、R3およびR4はそれぞれ独立に
    炭素数1〜10のアルキル基または炭素数2〜8のアル
    ケニル基を示し、いずれにおいてもその中の任意の一つ
    または相隣接しない二つのメチレン基は酸素原子により
    置換されても良く、BおよびCはそれぞれ独立にトラン
    ス−1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−フェニレ
    ンを示し、Z2は−C≡C−、−COO−、−CH2CH
    2−または単結合を示す。(IV)式において、R5は炭素
    数1〜10のアルキル基または炭素数2〜10のアルケ
    ニル基を示し、いずれにおいてもその中の任意の一つま
    たは相隣接しない二つのメチレン基は酸素原子によって
    置換されても良く、R6は炭素数1〜10のアルキル
    基、アルコキシ基またはアルコキシメチル基を示し、D
    はトランス−1,4−シクロヘキシレンまたは2−また
    は3−位のいずれか一つのHがFで置換されていてもよ
    い1,4−フェニレンを示し、Eはトランス−1,4−
    シクロヘキシレンまたは1,4−フェニレンを示し、Z
    3は−CH2CH2−、−COO−または単結合を示し、
    4は−C≡C−、−COO−または単結合を示す。)
  2. 【請求項2】 液晶組成物の全重量に対して第一成分、
    第二成分および第三成分の混合割合がそれぞれ3〜40
    %、10〜70%および5〜60%であることを特徴と
    する請求項1に記載の液晶組成物。
  3. 【請求項3】 第四成分として、一般式(V)または(V
    I)で表される化合物からなる群から選ばれた少なくと
    も一つの化合物をさらに含有することを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の液晶組成物。 【化4】 ((V)式において、R7は炭素数1〜10のアルキル基
    を示し、Q2はHまたはFを示し、mは0または1を示
    す。(VI)式において、R8は炭素数1〜10のアルキ
    ル基を示し、Gはトランス−1,4−シクロヘキシレン
    または1,4−フェニレンを示し、Q3およびQ4はHま
    たはFを示し、nは1または2を示し、pは0または1
    を示し、Z5およびZ6はそれぞれ独立に−COO−また
    は単結合を示す。ただし、pが0のときZ6は単結合を
    示すことを条件とする。)
  4. 【請求項4】 液晶組成物の全重量に対して第四成分の
    混合割合が50%以下であることを特徴とする請求項3
    に記載の液晶組成物。
  5. 【請求項5】 第四成分として一般式(VII)または一
    般式(VIII)で表される化合物からなる群から選ばれた
    少なくとも一つの化合物を含有することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の液晶組成物。 【化5】 ((VII)式において、R9およびR10はそれぞれ独立に
    炭素数1〜10のアルキル基または炭素数2〜8のアル
    ケニル基を示し、いずれにおいてもその中の任意の一つ
    または相隣接しない二つのメチレン基は酸素原子により
    置換されてもよく、(VIII)式において、R11およびR
    12はそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基または
    炭素数2〜8のアルケニル基を示し、いずれにおいても
    その中の任意の一つまたは相隣接しない二つのメチレン
    基は酸素原子により置換されてもよく、Jはトランス−
    1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−フェニレンを
    示す。)
  6. 【請求項6】 液晶組成物の全重量に対して第四成分の
    混合割合が50%以下であることを特徴とする請求項5
    に記載の液晶組成物。
  7. 【請求項7】 さらに、第五成分として一般式(VII)
    または一般式(VIII)で表される化合物からなる群から
    選ばれた少なくとも一つの化合物を含有することを特徴
    とする請求項3または請求項4に記載の液晶組成物。 【化6】 ((VII)式において、R9およびR10はそれぞれ独立に
    炭素数1〜10のアルキル基または炭素数2〜8のアル
    ケニル基を示し、いずれにおいてもその中の任意の一つ
    または相隣接しない二つのメチレン基は酸素原子により
    置換されてもよく、(VIII)式において、R11およびR
    12はそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基または
    炭素数2〜8のアルケニル基を示し、いずれにおいても
    その中の任意の一つまたは相隣接しない二つのメチレン
    基は酸素原子により置換されてもよく、Jはトランス−
    1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−フェニレンを
    示す。)
  8. 【請求項8】 液晶組成物の全重量に対して第四成分の
    混合割合が40%以下であり、第五成分の混合割合が4
    0%以下であり、かつ、第四および第五成分の合計の混
    合割合が組成物の全重量の50%以下であることを特徴
    とする請求項7に記載の液晶組成物。
  9. 【請求項9】 一般式(III)において、R3およびR4
    がそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基、アルコ
    キシ基または炭素数2〜10のアルコキシメチル基を示
    し、Z2が−C≡C−、−COO−または単結合を示す
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の
    液晶組成物。
  10. 【請求項10】 一般式(IV)において、R5が炭素数
    1〜10のアルキル基を示し、R6が炭素数1〜10の
    アルキル基またはアルコキシ基を示すことを特徴とする
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の液晶組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか一項に記載
    の液晶組成物を用いた液晶表示素子。
JP35103295A 1994-12-28 1995-12-25 液晶組成物および液晶表示素子 Withdrawn JPH08231957A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35103295A JPH08231957A (ja) 1994-12-28 1995-12-25 液晶組成物および液晶表示素子

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33871394 1994-12-28
JP6-338713 1994-12-28
JP35103295A JPH08231957A (ja) 1994-12-28 1995-12-25 液晶組成物および液晶表示素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08231957A true JPH08231957A (ja) 1996-09-10

Family

ID=26576182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35103295A Withdrawn JPH08231957A (ja) 1994-12-28 1995-12-25 液晶組成物および液晶表示素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08231957A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002173681A (ja) * 2000-10-27 2002-06-21 Merck Patent Gmbh 液晶媒体および電気光学的液晶ディスプレイ
JP2006089703A (ja) * 2004-08-25 2006-04-06 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子
JP2006193707A (ja) * 2004-06-28 2006-07-27 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子
JP2007161995A (ja) * 2005-11-16 2007-06-28 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002173681A (ja) * 2000-10-27 2002-06-21 Merck Patent Gmbh 液晶媒体および電気光学的液晶ディスプレイ
KR100799729B1 (ko) * 2000-10-27 2008-02-01 메르크 파텐트 게엠베하 액정 매질, 및 전기-광학 액정 디스플레이
JP2006193707A (ja) * 2004-06-28 2006-07-27 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子
JP2006089703A (ja) * 2004-08-25 2006-04-06 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子
JP4655620B2 (ja) * 2004-08-25 2011-03-23 チッソ株式会社 液晶組成物および液晶表示素子
JP2007161995A (ja) * 2005-11-16 2007-06-28 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3579727B2 (ja) 液晶組成物
JP2001115161A (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JP3605648B2 (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JP3537265B2 (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
EP0719849B1 (en) A liquid crystal composition and display device
JPH08231957A (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
EP0731155B1 (en) A liquid crystal composition and a liquid crystal display element
JP2001031972A (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
US5776366A (en) Liquid crystal composition and electro-optic display device
DE69713742T2 (de) Flüssigkristallzusammensetzung und flüssigkristallanzeigeelement
JPH08302354A (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JP3568320B2 (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JPH0873853A (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JPH07300585A (ja) 液晶組成物
JPH0959637A (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JPH09217062A (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JPH10287875A (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JPH08231960A (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
EP0821051B1 (en) Liquid crystal composition and liquid crystal display element
JPH0987626A (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JPH0959638A (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JPH07300582A (ja) 液晶組成物
JP4269209B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示素子
JPH0959634A (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JPH083558A (ja) 液晶組成物および液晶表示素子

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20040324

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761