JPH08230737A - 二輪車用の荷物かご固定構造 - Google Patents

二輪車用の荷物かご固定構造

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JPH08230737A
JPH08230737A JP7038618A JP3861895A JPH08230737A JP H08230737 A JPH08230737 A JP H08230737A JP 7038618 A JP7038618 A JP 7038618A JP 3861895 A JP3861895 A JP 3861895A JP H08230737 A JPH08230737 A JP H08230737A
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JP
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luggage
piece
carrier
luggage basket
basket
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Masakazu Jinno
正和 神農
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SHINNOU KOKEN KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J9/00Containers specially adapted for cycles, e.g. panniers or saddle bags
    • B62J9/20Containers specially adapted for cycles, e.g. panniers or saddle bags attached to the cycle as accessories
    • B62J9/27Containers specially adapted for cycles, e.g. panniers or saddle bags attached to the cycle as accessories characterised by mounting arrangements, e.g. quick release arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J9/00Containers specially adapted for cycles, e.g. panniers or saddle bags
    • B62J9/20Containers specially adapted for cycles, e.g. panniers or saddle bags attached to the cycle as accessories
    • B62J9/23Containers specially adapted for cycles, e.g. panniers or saddle bags attached to the cycle as accessories above or alongside the rear wheel

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストでかつ確実に着脱式の荷物かごを保
持できる二輪車用の荷物かご固定構造を提供する。 【構成】 荷物かご3の底部に係合片15を突設し、荷
台の上面を平面状に形成するとともに係合片15を上方
から係合するための係合穴16を形成し、係合片15を
係合穴16へ上方から嵌合した後の水平方向へ移動し、
ロックレバー18や補助台5の差込み穴25に施錠装置
のワイヤー24を差込んでロックし、ばね鋼線を使用せ
ずに低コストでかつ確実に荷物かごを保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自転車や自動二輪車
等の前部荷台あるいは後部荷台に荷物かごを固定するた
めの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自転車や自動二輪車等の前部荷台
あるいは後部荷台に箱状の荷物かごをネジ等で取り外し
不能に固定しているのが一般的であったが、最近、荷物
の積み下ろし作業の不便さ等を考慮して、荷物かごを荷
台に対して着脱自在に取り付ける技術が開示されてい
る。
【0003】この荷物かごを着脱可能とする技術として
は、例えば、実開平5−24492号公報に記載されて
いるものがあり、この公報記載の技術は、自転車の前部
又は後部に固定されるベース部材と、このベース部材に
対して着脱可能に連結固定される荷物かごとを備え、荷
物かごをベース部材に対して上方より載置することによ
り、荷物かご側の係合穴をベース部材側の係合片にばね
に抗して係合させる保持機構を設けたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報記
載の技術の保持機構として、ばねにより係合片などを弾
性的に付勢する構成を採用しているため、コイルばね等
の別部材が必要となり、部品点数が多くなり、生産ライ
ンでの組み立て工程数も多くなる等の難点がある。ま
た、保持機構としてばねの受け座が必要となるため、ベ
ース部材を合成樹脂材で構成する場合等においては構造
上複雑となり、生産コストが高くなる等の難点がある。
【0005】さらに、ベース部材を合成樹脂材で構成し
たとしても、ばねは一般的にばね鋼線で構成するのが一
般的であり、雨水等に晒される二輪車用の部品として使
用する場合には、防錆処理を施さなければならない等、
全体的に高コストとなる難点がある。また、荷物かごは
誰でも簡単に取り外せることから、荷物かごの盗難のお
それがある。
【0006】上記公報以外にも荷物かごを荷台から簡易
に着脱可能とする技術が存在するが(例えば、実開昭5
8−73097号公報、実開平3−73281号公報参
照)、これらの技術においても、荷物かごの保持機構と
してばね鋼線を使用しており、上記公報と同様な難点が
存在することになり、また、盗難防止用の手段は何等施
されていない。
【0007】この発明の目的とするところは、上記に鑑
み、ばね鋼線を使用しなくても、確実に着脱式の荷物か
ごを保持できる二輪車用の荷物かご固定構造を提供する
ことにある。さらに、この発明の別の目的とするところ
は、荷物かごの盗難も防止し得る荷物かご固定構造を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明においては、二輪車の適宜の位置、例えば
前輪上部又は後輪上部に固定される荷台と、この荷台に
着脱自在に固定される荷物かごとの固定構造において、
荷物かごの底部に係合片を突設し、荷台の上面を平面状
に形成し、荷台に係合片を上方から嵌合可能な係合穴を
形成し、係合片を係合穴へ上方から嵌合した後に前後方
向へ移動することにより、荷物かごをその上下方向へ移
動不能に保持し、荷物かごの前後方向の移動を阻止す
る、ばね鋼線を用いないロック機構を設けた構成を採用
している。
【0009】ここで、荷台の上面を平面状にしたのは、
荷物かごの取り外し時において、荷台に他の荷物を直置
きする場合、突起物により荷物の固定の邪魔にならない
ようにするためである。また、荷台側に係合片を設けな
かったのも同様の理由からである。
【0010】係合片の構成としては、荷物かごの底部か
ら突出する垂下片と、その下端に折曲形成された横片と
から略L字形に形成する構成を採用しており、係合片を
係合穴へ上方から嵌合した後に前後方向へ移動すること
により、荷物かごを少なくとも上下方向で移動不能に保
持することができる。また、垂下片が係合穴の穴壁に当
接することにより、前又は後方向のいずれかを規制する
ことになり、この垂下片の規制作用と協働してロック機
構により後又は前方向を規制すれば、荷物かごの前後方
向の移動を規制することができ、荷物かごを確実かつ強
固に固定することができることになる。
【0011】上記構成以外に、荷物かごの左右方向のが
たつきをも防止する構成として、荷物かご側の係合片
を、荷物かごの底部から突出する垂下片と、その下端か
ら左右方向に折曲形成された横片とから略L字形に形成
し、一方、荷台側の係合穴を、横片と同形の嵌合部と、
これと前後方向で連続し垂下片の左右厚みと同寸の摺動
部とから平面視鉤形に形成する構成も採用することがで
きる。
【0012】この構成によると、垂下片が摺動部に位置
することにより、横片が荷台の下面により規制されて上
方への抜け出しが防止でき、また、垂下片が摺動部で規
制されて左右方向のがたつきを防止できることになる。
勿論、荷物かごの底面により下方への抜け落ちは防止で
きるが、上下方向へのがたつきを防止するには、垂下片
の長さが荷台の厚みとほぼ同寸に設定されるのが望まし
い。また、これら係合片及び係合穴の係合関係は、1個
であってもよいが、複数個設けることにより、より確実
かつ強固に係合固定関係が保たれる。
【0013】なお、係合穴において、嵌合部と摺動部と
を前後方向に配列したのは、すなわち、前後方向の荷物
かごの摺動により抜け落ちを防止する構成としたのは、
使用者にとって、嵌合部と摺動部とを左右方向に配列す
ると、荷台に対する荷物かごの載置位置に違和感が生ず
る可能性がある一方、重力バランスの点からも前後方向
の摺動の方が容易であると考えられるからである。
【0014】ただ、係合片を係合穴に嵌合する際、ある
いは嵌合後に摺動する際に、確実に荷物かごを前後方向
へ摺動案内できるか少々不安の残るところである。その
ため、荷物かごの底面の左右両側部に荷台の左右幅より
もやや大きめの間隔で荷物かご案内用の突条を前後方向
に形成することが望ましい。
【0015】また、ばねを用いないロック機構として
は、種々の構成が考えられるが、その代表的なものを列
挙すると次のようなものがある。その一つのロック機構
としては、係合片の係合保持状態で、荷物かごの前面及
び後面のうち係合片を係合穴から離脱させる側の面に当
接するように設けられたロックピンと、このロックピン
を出没自在に挿入するように荷台に設けられた差込穴と
を備えた構成が最も簡単な構成と考えられる。このロッ
クピンは、差込み穴から着脱自在に設けておけば、荷物
かごの前後摺動時においてもロックピンが邪魔になら
ず、また鎖等によってロックピンを自転車に連結してお
けば、紛失するおそれが回避できる。
【0016】このロックピンの形状としては種々考えら
れ、一般に車輪施錠用のワイヤー、チェーン型の施錠装
置も利用できる。この場合、自転車の施錠時に差込み穴
に施錠装置のワイヤー部分を通し、自転車の車輪をも同
時に施錠する方法を採用すれば、一度に自転車の施錠と
荷物かごのロック及び盗難防止が可能となる。
【0017】また、別のロック機構としては、係合片の
係合保持状態において、係合片の水平方向への移動を阻
止するよう荷台の下面の係合穴周辺部及び係合片のうち
の一方に凸部を形成し、この凸部に係合するよう他方に
凹部を形成する構成を採用し、凸部が凹部にむり嵌めす
れば、簡易な構成により荷物かごのロックが可能とな
り、また、荷物かご及び荷台を合成樹脂材で形成すると
きには、同時に一体的に成型できる点で、生産コストの
低減にも繋がる。
【0018】さらに、別のロック機構として、係合片の
係合保持状態で、荷物かごの前面及び後面のうち係合片
を係合穴から離脱させる側の面に当接するように設けら
れたロックレバーを備え、このロックレバーが補助台の
上面に形成された凹部に起立姿勢と没入姿勢との間で横
軸回りに回動可能に支持された構成を採用すれば、ロッ
クが確実に行えるとともに、没入状態でも補助台の上面
から突出するのを防止し得る構造となる。
【0019】これらに代表されるロック機構は、荷物か
ごを前後方向に摺動して係合片を係合穴に係合保持させ
る形式において、上記のものを単独であるいは複数組み
合わせて採用することができ、これらを組み合わせて採
用することにより、より強固に荷物かごを固定すること
ができることになる。
【0020】上記のような固定構造では、係合片の前後
方向への摺動により抜け止めを行っているが、この他
に、係合片側を水平方向へ回転することによっても上記
目的を達成することができる。すなわち、係合片を、荷
物かごの底部から突出する垂下筒と、その下端から横方
向に突出する横片とから構成し、係合穴を、垂下筒及び
横片と同形の垂下筒嵌合部及び横片嵌合部から構成し、
この垂下筒嵌合部の側壁において横片嵌合部と連続して
横片を回転して嵌入するための切込み部を設けた構成も
採用可能である。
【0021】この横片の回転により、簡単な構成で、荷
物かごの上下方向の抜け止めが可能となる。ここで、垂
下筒の形成位置は荷物かごの底面中央部に一個形成する
方がバランス状最適であり、また、垂下筒を円柱ではな
く筒状にしたのは、係合穴側の中央部を荷台の上面と同
一面となるよう突出させ、少しでも平面状態を保つため
である。
【0022】なお、荷台は、二輪車の車体フレームに固
定されるキャリヤと、このキャリヤの上面荷受け台に固
定される合成樹脂製の補助台とから構成するのが通常の
技術的手段であり、この場合、自転車に既に設置された
キャリヤに補助台を取り付けるだけで荷物かごを固定す
ることができる。この補助台の固定構造としては、左右
方向に長い金属板をキャリヤの上面荷受け台の上下両側
から当てがい、補助台の上方からネジ部材を挿通して金
属板を緊締することにより、補助台を固定するのが一般
的であるが、この固定構造を採用すると、上下2枚の左
右方向に長い金属板を仮押さえしながら作業を行わなけ
ればならず、作業が繁雑となる。
【0023】そこで、この発明においては、キャリヤの
上面荷受け台を構成する線材を下方から保持して、補助
台の上方から挿通されるネジ部材によって補助台を上面
荷受け台に固定する固定部材を設け、この固定部材とし
て、前記線材の下半分を嵌合する嵌合溝と、前記ネジ部
材を挿入する挿入穴と、この挿入穴においてネジ部材を
緊締する緊締手段とを備えた構成を採用し、片手で固定
部材を保持するだけで緊締作業を可能とした。
【0024】特に、キャリヤによってはその荷受け台の
構成線材の間隔や大きさが一定しない場合が多い。その
ため、固定部材によって補助台を緊締する部分も異なっ
てくることを考慮しなければならない。これに対応する
ため、本発明においては、補助台に左右方向に長いネジ
部材挿通穴を形成した構成を採用している。一方、固定
部材はネジ部材の締め付け作業において、ねじ部材の先
端を固定部材のネジ穴に差込んだ後に、固定部材を自由
状態におくと、ネジ部材の回転に伴って固定部材も連れ
回り状態となり、締め付けることができない。
【0025】そこで、この発明においては、補助台の左
右方向に長いネジ部材挿通穴を形成し、固定部材の連れ
回りを防止すべく、固定部材の上面に、ネジ部材挿通穴
に係合して補助台緊締時に固定部材のネジ部材回りの回
転を阻止する回り止め突起を形成した構成を採用した。
【0026】なお、緊締手段としては、挿入穴の穴壁に
ネジを切る構成、挿入穴の一部にナットを埋め込む構
成、ネジ部材そのものをタッピングネジとする構成等種
々の構成が採用できる。
【0027】上記の実施態様は、既存のキャリヤに補助
台を取り付ける構造についての発明であるが、この他
に、荷台として、既存のキャリヤを廃止し、補助台と荷
受け台とを合成樹脂材で一体的に構成するとともに、サ
ドルの支持パイプに連結可能な連結フォークも一体的に
構成し、これに金属パイプ等のキャリヤ脚のみを回動自
在に固定する構成も採用可能である。
【0028】
【作用】上記の構成において、荷物かごを荷台に装着す
る場合、荷物かごを荷台に載せ、荷物かごの底部の係合
片を荷台の係合穴に上方から嵌合し、荷物かごを水平方
向へ所要距離移動する。そうすると、係合片の横片が荷
台の下面に位置することになり、少なくとも上下方向の
抜け出しが不能となり、また、垂下片が係合穴の穴壁に
当接し、これとロック機構との協働により、荷物かごの
前後方向の移動も規制され、ばね鋼線等を使用する場合
と同様な係合保持状態が得られる。従って、ばね鋼線を
使用するよりも部品点数が少なくなり、防錆加工やばね
受け座等が不要な分、低コストの荷物かご固定構造を提
供することができる。
【0029】特に、略L字形の係合片と平面視鉤形の係
合穴とを荷物かごの前後方向の摺動により抜け出し不能
に係合すれば、荷物かごの水平方向及び上下方向にがた
つきを極力防止でき、これらの係合関係が複数存在する
ことにより、確実かつ強固に固定することができる。
【0030】この場合、荷物かごの底面の左右両端部に
案内突条を前後方向に形成しているので、案内突条によ
り荷台の左右両端部に嵌合した状態で前後方向へ摺動す
ることになり、摺動がスムーズに行われることになる。
この摺動が行われた後に、種々のロック機構の採用によ
り、ばね鋼線を使用しなくても確実かつ強固に荷物かご
を固定することができる。しかも、荷物かごの底面の左
右の案内突条により、荷物かごの係合片がスムーズに係
合穴に導かれ、かつ荷物かご固定時の左右方向のがたつ
き防止にも寄与することになる。なお、荷物かごの取り
外しもロック機構を解除し、係合片を係合穴から抜き取
れば、簡単に取り外しが可能となる。
【0031】一方、荷物かごの固定構造として回転係合
方式を採用すれば、荷物かごの係合片を係合穴に嵌合し
た後、荷物かごを回転するだけで、横片が横片嵌合部に
嵌入し荷物かごが抜け出し不能となる。この場合、上記
のロック機構のように、凸部と凹部の係合により保持す
ることも可能であるが、自転車等の走行中、荷物かごが
回転すること自体ほとんどありえないので、あえて保持
機構として凸部および凹部を設ける必要がない。また、
荷物かごの取り外しは、上記と逆方向に荷物かごを回転
することで簡単に取り外すことができる。
【0032】また、荷台をキャリヤと補助台とから構成
した場合、補助台をネジ部材で既存のキャリヤの荷受け
台に固定するのが通常であるが、この場合においても、
荷受け台の構成線材に嵌合する嵌合溝を有する固定部材
を採用すれば、固定部材の位置決めも容易に行うことが
でき、さらに、この固定部材に連れ回り防止用の突起を
設け、これを補助台側のネジ部材挿通穴に差込んでおけ
ば、ネジ締め付け時においても連れ回りが防止でき、簡
単に緊締作業が可能となる。
【0033】さらに、荷台については、荷受け台そのも
のを合成樹脂製の補助台とすれば、金属製の荷受け台等
が省略でき、シンプルな荷物かご固定構造を提供するこ
とができることになる。
【0034】
【実施例】以下、添附図面に示した実施例について説明
する。図1は自転車1の後部泥除けの上部に設けられた
荷台2に荷物かご3を着脱自在に固定する固定構造を示
す分解斜視図である。図において、荷台2は、既設のキ
ャリヤ4に補助台5を固定して、その上に荷物かご3を
固定する構造を示しており、キャリヤ4は、自転車1の
後部フレーム7にボルト締めされる金属製のキャリヤ脚
8と、金属線材9a,9bによる網目構造の荷受け台9
とから構成される。
【0035】補助台5は、荷受け台9の全面を覆う合成
樹脂製のものであって、上面が平面状に形成されてい
る。この補助台5の上面には、荷受け台9に固定するた
めの4個のネジ部材10及びワッシャー10aを没入状
態とする凹部11、12が前後部に形成され、荷受け台
9及び補助台5を緊締するための固定部材13がネジ部
材10の個数に応じて設けられている。
【0036】前記補助台5には、その周囲の4箇所に荷
物かご3側の係合片15を嵌入係合するための係合穴1
6が貫通形成されている。さらに、補助台5には、係合
片15の係合保持状態で荷物かご3の前方向への移動を
阻止するロック機構17が設けられている。このロック
機構17は、補助台5の前側凹部11に連続するコ字形
凹部19に平面視コ字形のロックレバー18を備えてお
り、このロックレバー18の端部が、コ字形凹部19で
囲まれた中央部分の左右側壁に軸20回りに回動可能に
支持されている。このロックレバー18の先端21は、
図6のごとく、側面視L字形に起立形成され、その外面
に、荷物かご3の底部端縁に係脱自在に係合する係合凹
部22が形成されている。
【0037】このロックレバー18を凹部19に没入状
態で配置するため、前記凹部19には、レバー18の先
端21を貫通させる貫通穴23が形成されており、ロッ
クレバー18の没入姿勢で、先端21が貫通穴23に嵌
合されてロックレバー18が補助台5の上面から没入し
た状態にされている。
【0038】一方、ロックレバー18の起立姿勢におい
ては、図6の2点鎖線で示すごとく、荷物かご3の底部
端縁に係合するようになっており、この状態では、軸2
0部分とロックレバー18の当接点とがほぼ同一水平線
上にあるため、荷物かご3に前方向への過負荷が加わっ
たとしてもロック状態が確実に保持される。
【0039】さらに、このロック機構17として、図3
のごとく、荷物かご3の前面に当接するように、車輪施
錠用のワイヤー24を通す差込み穴25が補助台5の前
側位置に穿設されている。この車輪施錠用のワイヤー2
4に代わり、チェーン等でもよく、さらに、自転車に鎖
で取り付けたロックピンであってもよく、要するに、差
込み穴25に差込まれて上方の荷物かご3の前方向への
移動を阻止するものであればその構成は問わない。
【0040】ただ、上記のような、シリンダ26付のワ
イヤー24を有する施錠装置27を使用すれば、図3の
ごとく、自転車の施錠と荷物かご3のロック機構及び荷
物かごの盗難防止を兼ね備えることができる点で有利で
ある。なお、差込み穴25は、その穴壁の強度を保つた
めにボス部25aが形成されている。
【0041】図2は荷物かご3を補助台5に固定するた
めの係合片15と係合穴16との関係を示す斜視図であ
る。図2のごとく、係合穴16は、矩形の嵌合部29
と、これに連続する摺動部30とから平面視鉤形に形成
されている。この嵌合部29の大きさは、係合片15の
横片31を嵌入し得るように同形又は大きめに形成され
ており、また、摺動部30の左右幅は、係合片15の垂
下片32の左右厚みaと同寸又はやや大きめに形成さ
れ、係合片15の係合保持状態で上下方向のみならず、
左右方向のがたつきも防止できる構造となっている。
【0042】一方、荷物かご3は、合成樹脂製のもので
あって、その底面の周囲6箇所において、補助台5の係
合穴16に対応する位置に夫々係合片15が一体的に形
成されている。係合片15を6個配列しているが、実際
の使用に際しては、前側4個、又は後側4個の係合片1
5を使用することになる。これは、荷物かご3の大きさ
が、補助台5に比べて大きくなるからであり、また、荷
物かご3の前後いずれの方向からも係合穴16に係合で
きるようにするためである。
【0043】この各係合片15は、荷物かご3の底部か
ら突出する垂下片32と、その下端から左右方向に折曲
形成された横片31とから略L字形に形成されてなり
(図2参照)、横片31を補助台5の係合穴16の嵌合
部29に上方から嵌入後、荷物かご3を後方向へ移動さ
せて垂下片32を摺動部30に位置させることにより、
横片31が補助台5の下面に規制されて係合片15の上
下方向での抜け出しが防止できる構造とされている。
【0044】さらに、図1のごとく、荷物かご3の底面
の左右両側部には、補助台5の左右幅よりもやや大きめ
の間隔で荷物かご3を前後方向に移動するときの荷物か
ご案内用の案内突条33が前後方向に形成されている。
【0045】図4は補助台5をキャリヤ4の荷受け台9
に固定するための固定部材13を示しており、その
(A)は固定部材13を表面から見た図、(B)は固定
部材13を裏面から見た図である。また、図5は固定部
材13により補助台5をキャリヤ4の荷受け台9に固定
した状態を示す断面図である。
【0046】図4及び図5に示すごとく、固定部材13
は、合成樹脂材から構成されるものであって、上面に荷
受け台9を構成する縦線材9aの下半分を嵌合保持する
嵌合溝36と、ネジ部材10を挿入する挿入穴37と、
この挿入穴37の底部に埋め込まれたナット38と、補
助台5の凹部11、12の左右方向に長いネジ部材挿通
穴39に係合して補助台緊締時に固定部材のネジ部材回
りの回転を阻止する回り止め突起40とを備えている。
【0047】上記のごとく構成された荷物かご固定構造
において、荷物かご3を補助台5に装着する場合、荷物
かご3を補助台5に載せる。このとき、左右の案内突条
33間の間隔が補助台5の左右幅と同寸に設定されてい
るため、案内突条33の片方が補助台5上に載ると、荷
物かご3が傾くので、正規の嵌合位置と異なることを使
用者が容易に判断することができ、これに基づいて荷物
かご3を左右方向にわずかに微動調整して案内突条33
間に補助台5が嵌合するようにセットする。この状態で
荷物かご3を前後方向へ摺動させれば、荷物かご3の底
部の係合片15の横片31が補助台5の上面を滑りなが
ら、係合穴16の嵌合部29に上方から嵌合することに
なる。
【0048】係合片15の横片31が係合穴16の嵌合
部29に嵌合したならば、荷物かご3を後方向へ引け
ば、垂下片32が摺動部30に嵌入して所要距離摺動す
ることになる。この所要距離の摺動により、係合片15
の上下左右方向の抜け出しが防止できる。
【0049】次に、ロック機構17の一つであるロック
レバー18を起立回動させれば、その先端21の係合凹
部22が図6の2点鎖線のごとく、荷物かご3の前面に
当接し、しかも、その当接点がロックレバー18の軸2
0とほぼ同一水平線上にあるため、荷物かご3に前方向
への力が加わったとしてもロック状態が確実に保持され
る。
【0050】次に、使用者が自転車を離れるとき等にお
いては、図3のごとく、自転車1の車輪に施錠装置27
のワイヤー24を通すとともに、補助台5の差込み穴2
5にも通し、シリンダ26を施錠しておく。そうする
と、荷物かご3を前方向へ移動させて係合片15を係合
穴16から離脱させようとしても、ワイヤー24が邪魔
になり、荷物かご3自体を取り外すことができず、勿論
自転車1も施錠されている状態なので、盗難防止に最適
である。
【0051】上記例では、ロック機構として、ワイヤー
24を使った施錠装置27と、ロックレバー18とを併
用したが、これらは単独でも、また複数組み合わせても
実現できるものである。
【0052】上記ロック機構に組み合わせ可能なロック
機構17の別の実施例を図7及び図8に示す。図7は係
合片と係合穴との係合部分にロック機構を設けた例を示
す斜視図、図8はそのA−A断面図である。このロック
機構17は、図7のごとく、係合片15の係合保持位置
において係合片15の水平方向への移動を阻止するよ
う、補助台5の下面の係合穴周辺部に形成された凸部4
2と、この凸部42に係合するよう係合片15の横片3
1の上面に形成された凹部43とから構成されている。
【0053】この例においては、係合片15を係合穴1
6に嵌合後、後方向に移動すれば、垂下片32が摺動部
30に嵌入して摺動することになり、所要距離移動した
ときに、合成樹脂製の係合片15の凹部43が僅かな弾
性で補助台5の下面の凸部42にむり嵌めされ、抜け出
し不能となる。したがって、ばね鋼線等を使用しないで
も単独で荷物かご3を簡単確実に固定することができる
ことになる。
【0054】荷物かご3の取り外しは、上記と逆方向に
ある程度の力で荷物かごを移動させれば、係合片15の
弾性によりその凹部43が補助台の凸部42から外れる
ので、横片31を係合穴16の嵌合部29の位置まで移
動させれば、簡単に上方へ取り外すことができる。
【0055】なお、上記いずれの実施例においても、荷
物かご3の係合片15を補助台5の係合穴16に嵌合し
た後、荷物かご3を後ろ方向へ移動させることにより、
両者の係合保持状態を確保しているが、これに限らず、
係合穴16の嵌合部29と摺動部30の前後位置関係を
逆にし、また、ロックレバー18を補助台5の後ろ側に
配置する構成も採用できる。
【0056】図9は、上記の前後移動式と異なり、係合
片15の回転により荷物かご3を補助台5に固定する方
式を示す斜視図である。この場合の係合片15は、荷物
かご3の底部から突出する円筒45と、その下端から横
方向に突出する横片46とから形成されてなる。補助台
側の係合穴16は、補助台5の中央部において、円筒4
5及び横片46を上方より嵌合可能な円筒嵌合部47及
び横片嵌合部48から構成されており、この円筒嵌合部
47の側壁において横片嵌合部48と連続して横片46
を嵌入自在とする切込み部49が設けられたものであ
る。なお、図9において、符号50は荷物かご3の前後
側面に形成されたクランプ受け、51は補助台5側に設
けられたクランプレバーである。
【0057】上記構成の固定構造においては、荷物かご
3の係合片15を係合穴16に嵌合した後、荷物かご3
を90度回転するだけで、横片46が横片嵌合部48に
嵌入し荷物かご3が抜け出し不能となる。この場合も、
上記のように、図7あるいは図8に示す凸部42と凹部
43の係合により保持することも可能であるが、自転車
等の走行中、荷物かご3が回転すること自体ほとんどあ
りえないので、あえて凸部および凹部を設ける必要がな
い。また、荷物かご3の取り外しは、上記と逆方向に荷
物かご3を回転することで簡単に取り外すことができ
る。
【0058】図10は金属製のキャリヤ4の荷受け台9
の代わりに、補助台5そのものを荷受け台とした実施例
を示す斜視図である。すなわち、荷台2は、車体フレー
ム7に固定される金属製のU字形キャリヤ脚8と、この
キャリヤ脚8に連結材52を介してタッピングネジ53
等で固定される合成樹脂製の補助台5と、この補助台5
の前部に一体的に形成され後部フレーム7あるいはサド
ル支持パイプ51に連結可能な連結フォーク54とから
構成されており、補助台5には上記と同様に係合穴16
及びロックレバー18が設けられている。
【0059】図11はこの補助台とキャリヤ脚との連結
構造を示す断面図であり、補助台5にタッピングネジ5
3の嵌合孔55が形成され、この補助台5の下面に連結
部材52の一対の突起56を嵌合する嵌合凹部57が形
成され、この一対の嵌合凹部57の間にキャリヤ脚8を
連結部材52との間で締付け保持する嵌合溝58が形成
されている。同様に、連結部材52の一対の突起56間
にもキャリヤ脚8を締付け保持する嵌合溝59が形成さ
れている。
【0060】上記構成においては、キャリヤ脚8の下端
部が後部フレーム7に固定されており、連結フォーク5
4の先端が後部フレーム7に固定されており、さらに、
キャリヤ脚8と補助台5が連結部材52で保持されてい
るので、あらゆる自転車において、補助台5そのものを
金属製のキャリヤ荷受け台の代用としても何等支障がな
く補助台5を固定支持でき、部品点数を軽減した低コス
トの荷物かご固定構造を提供できる。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したところから明らかな通り、
請求項1によると、係合片とロック機構により、少なく
とも上下前後方向の抜け出しが不能となり、ばね鋼線を
使用するよりも部品点数が少なく低コストで荷物かごを
固定することができる。
【0062】請求項2によると、略L字形の係合片と平
面視鉤形の係合穴とにより、左右方向のがたつきも防止
することができる。この場合、請求項3のごとく、荷物
かごの底面に案内突条を形成すれば、荷物かごの係合片
を補助台側の係合穴にスムーズに案内することができる
とともに、この案内突条により、荷物かごの左右方向の
がたつきも防止できる効果がある。
【0063】請求項4によると、ロック機構としてロッ
クピンを使用すれば、最も簡単なロック機構を提供で
き、このロックピンとして、請求項5のように、ワイヤ
ー式の施錠装置を利用すれば、自転車及び荷物かごの盗
難を同時に防止することができる。
【0064】また、請求項6のごとく、ロック機構とし
て係合片及び係合穴の係合部に凹凸を形成した構成を採
用すれば、これらを合成樹脂で補助台あるいは荷物かご
と一体的に形成できる点で有利である。
【0065】さらに、請求項7によると、ロック機構と
してロックレバーを用いた構成を採用することもでき、
このロックレバーと他のロック機構との組み合わせによ
りさらに、強固に荷物かごを固定することができるとい
った効果がある。
【0066】請求項8によると、荷物かごの固定構造と
して回転係合方式を採用すれば、荷物かごの係合片を係
合穴に嵌合した後、荷物かごを回転するだけで、横片が
横片嵌合部に嵌入し荷物かごが抜け出し不能に固定する
ことができる。
【0067】また、請求項9によると、キャリヤの構成
線材の下半分を嵌合する嵌合溝を有する固定部材の使用
により、簡単に補助台をキャリヤに固定することがで
き、この固定部材に請求項10のように、ネジ部材との
連れ回り防止用の突起を設ければ、補助台の取り付け作
業がさらに容易に行える。
【0068】請求項11によると、荷台の荷受け台その
ものを合成樹脂製の補助台とすれば、従来の金属製の荷
受け台等が省略でき、シンプルな荷物かご固定構造を提
供することができるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る一実施例を示す荷物かご固定構
造の分解斜視図
【図2】係合片と係合穴との関係を示す斜視図
【図3】ロック機構としての施錠装置を利用した荷物か
ご固定構造の側面図
【図4】補助台の固定部材を示し、(A)はその表面
図、(B)は裏面図
【図5】補助台の固定構造を示す断面図
【図6】同じくその縦断面図
【図7】ロック機構の別の実施例を示す斜視図
【図8】図7のA−A断面図
【図9】荷物かごと補助台との係合を回転式とした荷物
かご固定構造の実施例を示す斜視図
【図10】補助台そのものをキャリヤ荷受け台とした荷
物かご固定構造の実施例を示す分解斜視図
【図11】補助台とキャリヤ脚との固定構造を示す分解
断面図
【符号の説明】
1 自転車 2 荷台 3 荷物かご 4 キャリヤ 13 固定部材 15 係合片 16 係合穴 17 ロック機構 18 ロックレバー 24 ワイヤー 25 差込み穴 27 施錠装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二輪車の適宜の位置に固定される荷台
    と、この荷台に着脱自在に固定される荷物かごとの固定
    構造であって、荷物かごの底部に係合片が突設され、荷
    台の上面が平面状に形成されるとともに、荷台に前記係
    合片を上方から嵌合可能な係合穴が形成され、前記係合
    片を係合穴へ上方から嵌合した後に前後方向へ移動する
    ことにより荷物かごが荷台に対して上下方向へ移動不能
    に保持され、荷物かごの前後方向の移動を阻止する、ば
    ね鋼線を用いないロック機構が設けられたことを特徴と
    する二輪車用の荷物かご固定構造。
  2. 【請求項2】 前記係合片が、荷物かごの底部から突出
    する垂下片と、その下端から左右方向に折曲形成された
    横片とから略L字形に形成されてなり、 前記係合穴が、横片と同寸の嵌合部と、その前方向又は
    後方向で連続し垂下片の左右厚みと同寸の摺動部とから
    平面視鉤形に形成されてなり、 係合片を係合穴へ上方から嵌合した後に前後水平方向へ
    移動することにより、荷物かごが荷台に対して上下左右
    方向へ移動不能に保持された請求項1記載の二輪車用の
    荷物かご固定構造。
  3. 【請求項3】 前記荷物かごの底面の左右両側部に、荷
    台の左右幅よりもやや大きめの間隔で、荷物かごを前後
    方向に移動したときに荷物かごを案内する案内突条を前
    後方向に形成した請求項1又は2記載の二輪車用の荷物
    かご固定構造。
  4. 【請求項4】 前記ロック機構が、係合片の係合保持状
    態で、荷物かごの前面及び後面のうち係合片を係合穴か
    ら離脱させる側の面に当接するように設けられたロック
    ピンと、このロックピンを出没自在に挿入するように荷
    台に設けられた差込穴とを備えている請求項1、2又は
    3記載の二輪車用の荷物かご固定構造。
  5. 【請求項5】 前記ロックピンとして車輪施錠用ワイヤ
    ーを有する施錠装置が利用された請求項4記載の二輪車
    用の荷物かご固定構造。
  6. 【請求項6】 前記ロック機構が、係合保持位置におい
    て係合片の水平方向への移動を阻止するよう、荷台の下
    面の係合穴周辺部及び係合片のうちの一方に形成された
    凸部と、他方に形成された凹部とを備えた請求項1、
    2、3、4又は5記載の二輪車用の荷物かご固定構造。
  7. 【請求項7】 前記ロック機構が、係合片の係合保持状
    態で、荷物かごの前面及び後面のうち係合片を係合穴か
    ら離脱させる側の面に当接するように設けられたロック
    レバーを備え、このロックレバーが補助台の上面に形成
    された凹部に起立姿勢と没入姿勢との間で横軸回りに回
    動可能に支持された請求項1、2、3、4、5又は6記
    載の二輪車用の荷物かご固定構造。
  8. 【請求項8】 二輪車の適宜の位置に固定される荷台
    と、この荷台に着脱自在に固定される荷物かごとの固定
    構造であって、荷物かごの底部に係合片が突設され、荷
    台の上面が平面状に形成されるとともに、荷台に前記係
    合片を上方から嵌合可能な係合穴が形成され、 前記係合片が、荷物かごの底部から突出する円筒と、そ
    の下端から横方向に突出する横片とから形成されてな
    り、前記係合穴が、前記円筒及び横片を上方より嵌合可
    能な円筒嵌合部及び横片嵌合部から構成され、この円筒
    嵌合部の側壁において横片嵌合部と連続して横片を嵌入
    自在とする切込み部が設けられ、 係合片を係合穴に嵌合後に円筒軸回りに回転することに
    より横片を切込み部に嵌入して荷物かごを抜け出し不能
    とする二輪車用の荷物かご固定構造。
  9. 【請求項9】 荷台がキャリヤと補助台とからなる二輪
    車用の荷物かご固定構造において、キャリヤの荷受け台
    を構成する線材を下方から保持して、補助台の上方から
    挿通されるネジ部材によって補助台を荷受け台に固定す
    る固定部材が設けられ、この固定部材は、前記線材の下
    半分を嵌合する嵌合溝と、前記ネジ部材を挿入する挿入
    穴と、この挿入穴においてネジ部材を緊締する緊締手段
    とを備えた請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記
    載の二輪車用の荷物かご固定構造。
  10. 【請求項10】 前記補助台の左右方向に長いネジ部材
    挿通穴が形成され、前記固定部材の上面にネジ部材挿通
    穴に係合して補助台緊締時に固定部材のネジ部材回りの
    回転を阻止する回り止め突起が形成された請求項9記載
    の二輪車用の荷物かご固定構造。
  11. 【請求項11】 前記荷台が、車体フレームに固定され
    るキャリヤ脚と、このキャリヤ脚にビス等で固定される
    合成樹脂製の補助台と、この補助台に一体的に形成され
    自転車の支持パイプに連結可能な連結フォークとから構
    成された請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載
    の二輪車用の荷物かご固定構造。
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