JPH08228588A - 原料一時貯留設備 - Google Patents

原料一時貯留設備

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JPH08228588A
JPH08228588A JP35184895A JP35184895A JPH08228588A JP H08228588 A JPH08228588 A JP H08228588A JP 35184895 A JP35184895 A JP 35184895A JP 35184895 A JP35184895 A JP 35184895A JP H08228588 A JPH08228588 A JP H08228588A
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JP
Japan
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tank
grains
ventilation
rice
tanks
Prior art date
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Pending
Application number
JP35184895A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Mitsu
津 正 人 三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP35184895A priority Critical patent/JPH08228588A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の貯留ビン方式に比べ安価に設備
を建設できて、しかも穀物の品質を低下させることなく
予備乾燥が行える。 【解決手段】 穀物乾燥貯蔵施設における荷受後の穀
物を滞荷・貯留する原料一時貯留設備において、通風装
置(64)(68)を設けた複数の通風タンク(9)を
備え、空状態のタンク(9)を作って他のタンク(9)
に穀物を移しかえると共に、各タンク(9)に穀物を投
入時に常温で低湿度の空気を通すように構成したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は米を主として麦など
を対象穀物とし、荷受部・乾燥部・貯留部・調製出荷部
などで構成されるカントリエレベータなど穀物乾燥貯蔵
施設に関し、前記荷受部に装設して荷受後の穀物を滞荷
・貯留する原料一時貯留設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来上記の設備としては滞荷・貯留して
いる穀物を品質低下させることなく、ゆっくり乾かす予
備乾燥機能を持った貯留ビン方式のものが多く採用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら上記貯留ビ
ン方式は、平形の通風乾燥機の規模を大きくしたもの
で、下層通風のためのビン本体の構造や、穀物の取出し
に労力がかかるために付帯器機が多くなるなど、機能的
には秀れていたが建設コストが非常に高くなる問題があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、穀
物乾燥貯蔵施設における荷受後の穀物を滞荷・貯留する
原料一時貯留設備において、通風装置を設けた複数の通
風タンクを備え、空状態のタンクを作って他のタンクに
穀物を移しかえると共に、各タンクに穀物を投入時に常
温で低湿度の空気を通すように構成したものである。
【0005】
【作 用】従って、一日に荷受けする穀物を複数の荷受
タンクで分割して滞荷・貯留するから、各タンクは小容
量のものでよく、またコンベアや送風機など付帯器機も
小型のものでよく、全体の小規模化と構造の簡素化が図
られて、従来の貯留ビン方式に比べ建設コストがかなり
安くなる許りでなく、常温で低湿度の空気を各タンクに
通して、滞荷・貯留している穀物を予備乾燥するから、
熱風乾燥による品質低下(タンク内の温度上昇で滞荷・
貯留している穀物が変質するなど)を防止できて、品質
が保持されると共に、この予備乾燥によって本乾燥時の
負担を軽減できて、本乾燥機の小型化も図られ、また空
状態のタンクを作って他のタンクに穀物を移しかえて循
環させるから、各タンクに滞荷・貯留している穀物に堆
積差があっても又は充満状態であっても、穀物全体がむ
らなく均一に乾燥されると共に、各タンクをその収容範
囲上限で使用できて、小規模化を図っても荷受許容量を
著しく低下させるなどの不都合を防止できるものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明する。図2は穀物乾燥貯蔵施設全体の平面説
明図、図3は同作業工程説明図であり、個人別・荷口別
に搬入される穀物である生籾を受付ける荷受部(1)を
備え、荷受ホッパー(2)からコンベア(3)及び昇降
機(4)を介し搬入される荷受籾中より夾雑物を除去す
る粗選機(5)と、粗選後個人別・荷口別に荷口重量と
水分が測定される荷受計量機(6)と、前記計量機
(6)から生籾をタンク投入昇降機(7)及びトップコ
ンベア(8)を介して搬入して本乾燥前に一時滞荷・貯
留させる荷受タンクである通風タンク(9)…とを荷受
部(1)に設けている。
【0007】また、荷受後の生籾を乾燥と一時休止の繰
り返しで粒内水分の均一化を図って胴割れを防止しなが
ら本乾燥する乾燥部(10)を備えるもので、前記通風
タンク(9)から生籾をボトムコンベア(11)、タン
ク排出昇降機(12)及び乾燥機投入昇降機(13)を
介して搬入して1回当り毎に所定%の含有水分を除去さ
せる乾燥機(14)と、前記乾燥機(14)から取出し
て搬入するベビーサイロであるテンパリングタンク(1
8)…と、前記テンパリングタンク(18)から取出し
た半乾燥籾或いは本乾燥籾を再び前記乾燥機(14)或
いは次工程の貯留部(19)に送り出すテンパリングタ
ンク取出コンベア(20)とを乾燥部(10)に設けて
いる。
【0008】さらに前記貯留部(19)は、前記乾燥部
(10)からの本乾燥籾を乾燥機取出中継コンベア(2
1)、サイロ昇降機(22)及びサイロ投入コンベア
(23)を介し搬入して貯留する貯蔵サイロ(24)
と、前記サイロ(24)よりサイロ取出コンベア(2
5)を介して取出した本乾燥籾を次工程の調製出荷部
(26)に送り出すサイロ取出昇降機(27)とを設け
ている。
【0009】またさらに前記調製出荷部(26)は、前
記貯留部(19)からの本乾燥籾を調節タンク(28)
及び籾昇降機(29)を介して搬入して脱ぷする籾摺機
(30)と、籾摺機(30)からの脱ぷ混合米を混合米
昇降機(31)を介して搬入して良玄米のみを取出す揺
動選別機(32)と、揺動選別機(32)からの玄米を
玄米昇降機(33)を介して搬入して玄米中に混入する
異種粒を取除く異種混入除去装置(34)と、前記異種
混入除去装置(34)からの仕上米を仕上米昇降機(3
5)を介して搬入して所定粒子のものに粒選する粒選別
機(36)と、石抜機(37)と、粒選及び石抜き後の
良玄米をばら出荷用のホッパスケール(38)或いは包
装出荷用の袋詰め出荷タンク(39)に送出す良玄米昇
降機(40)と、前記ホッパスケール(38)からの良
玄米を玄米タンク投入昇降機(41)及び玄米タンク投
入移動コンベア(42)を介して投入する玄米出荷タン
ク(43)を設けている。
【0010】而して図2はこの施設での全体配置図を示
すもので、中央部に1つのうるち米用荷受ホッパー(2
a)と2つの餅米用荷受ホッパー(2b)(2b)を配
設し、これら各ホッパー(2a)(2b)(2b)の右
側に各粗選機(5)及び荷受計量機(6)を介して5基
横1列のうるち米用通風タンク(9a)と5基づつ横2
列の餅米用通風タンク(9b)(9b)を内設する通風
タンク室(9c)を配設すると共に、前記荷受ホッパー
(2b)の後方向(同図中下方向)に事務室(45)を
隣接させ、通風タンク室(9c)の後方向に自主検査室
(46)及び管理室(47)を隣接させている。
【0011】また前記通風タンク室(9c)の前方向
(同図中上方向)に1台のうるち米用乾燥機(14a)
と2台の餅米用乾燥機(14b)(14b)とを内設す
る乾燥機室(14c)を隣接させ、該乾燥機室(14
c)の右側に湿式除塵設備(48)を配備させている。
【0012】さらに、前記乾燥機室(14c)の左側に
うるち米用サイロ(24a)及び餅米用サイロ(24
b)とベビーサイロであるうるち米用テンパリングタン
ク(18a)及び餅米用テンパリングタンク(18b)
を有するサイロ室(49)を配備させている。
【0013】またさらに、前記サイロ室(49)の後方
向に荷受及び出荷作業を行う作業場(50)を配備させ
るもので、該作業場(50)内のサイロ室(49)沿い
に前記籾摺機(30)から出荷タンク(39)(43)
までの調製出荷部(26)の各設備を配備している。
【0014】そして図1は前記通風タンク(9)の断面
説明図、図4は一列分の前記通風タンク(9)の系統説
明図であり、トップコンベア(8)に接続させる各通風
タンク(9)上面の投入口(51)に投入シャッター
(52)を、またすりばち状に形成した前記通風タンク
(9)下部の尖端にある排出口(53)に排出シャッタ
ー(55)をそれぞれ開閉自在に設けると共に、前記各
排出口(53)下方に張架するボトムコンベア(11)
の送り終端と前記タンク排出昇降機(12)の送り始端
間の荷受部(1)からの排出搬送経路(54)の途中か
ら、一端側を前記タンク投入昇降機(7)の送り始端に
接続する循環用搬送経路(55)を切換弁(56)を介
して分岐形成させ、各通風タンク(9)間で生籾を循環
させるように構成している。
【0015】また、前記通風タンク(9)上部に送風支
管(57)を形成し、その送風支管(57)内部に吹出
口(57a)に向って下降傾斜させる受金網(58)を
張設すると共に、前記投入口(51)下端を受金網(5
8)の傾斜上端側に臨ませている。
【0016】さらに、前記通風タンク(9)下部のすり
ばち状底面(59)の外周側を吸引壁(60)で覆って
すりばち状の吸引空間(61)を形成し、その吸引空間
(60)の上面である前記すりばち状底面(59)に多
数の吸引孔(62)を形成すると共に、前記吸引空間
(60)の底面である吸引壁(60)に吸引管(63)
を一体形成している。
【0017】そして、空気を加温せず空気中の水分を除
去して一定湿度の乾いた常温低湿空気を作る通風装置で
ある除湿機(64)を通風タンク(9)の一列毎に一機
づつ備え、この除湿機(64)の送風機(65)に一端
を接続する送風主管(66)を送風シャッター(67)
を介して前記各送風支管(57)に接続させ、また通風
装置である吸引機(68)を各通風タンク(9)毎に備
え、この吸引機(68)をそれぞれ前記吸引管(63)
に接続させ、除湿機(64)からの常温低湿空気と生籾
を混合して各通風タンク(9)に投入すると共に、その
通風タンク(9)に滞荷・貯留している生籾に前記常温
低湿空気を通過させ、荷受部(1)で生籾を滞荷・貯留
している間にこの生籾の予備乾燥を行うように構成して
いる。
【0018】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、前記荷受部(1)に受入れられた生籾は個人別・荷
口別の重量測定と、サンプル採取による水分測定と品質
検査が行われる。この後生籾は品種ごとに一括して投入
昇降機(7)及びトップコンベア(8)を介し各通風タ
ンク(9)に一時滞荷・貯留される。
【0019】この場合、投入シャッター(52)及び送
風シャッター(67)制御により、生籾は例えば図4の
右端から2番目、3番目、4番目、5番目の順で通風タ
ンク(9)に常温低湿空気と混合されながら投入され
る。
【0020】そして、一日の荷受が終了すると、切換弁
(56)を循環用搬送経路(55)側に切換えると共
に、投入シャッター(52)及び排出シャッター(5
5)制御により、先ず右側から2番目の通風タンク
(9)に滞荷・貯留している生籾を1番目の空の通風タ
ンク(9)に移しかえ、次に3番目の通風タンク(9)
に滞荷・貯留している生籾を空になった2番目の通風タ
ンク(9)に移しかえ、これを順次4番目、5番目、さ
らに1番目へと繰返すタンクローテーションによる生籾
の自動循環作業が翌朝まで行われるから、常温低湿空気
による生籾の予備乾燥が行われる。
【0021】然る後、前記切換弁(56)を排出搬送経
路(54)側に切換えると共に、排出シャッター(5
5)を開操作し、通風タンク(9)で一時滞荷・貯留し
て予備乾燥した生籾を、ボトムコンベア(11)、タン
ク排出昇降機(12)及び乾燥機投入昇降機(13)を
介して乾燥機(14)に全て搬出して、その日に荷受す
る生籾を再び通風タンク(9)に滞荷・貯留すると共
に、前記乾燥機(14)に搬入された昨日荷受分の生籾
を本乾燥・調製処理して包装或いはばら出荷するもので
ある。
【0022】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本考案
は、穀物乾燥貯蔵施設における荷受後の穀物を滞荷・貯
留する原料一時貯留設備において、通風装置(64)
(68)を設けた複数の通風タンク(9)を備え、空状
態のタンク(9)を作って他のタンク(9)に穀物を移
しかえると共に、各タンク(9)に穀物を投入時に常温
で低湿度の空気を通すように構成したものであるから、
従来の貯留ビン方式に比べ安価に該設備を建設できて、
しかも穀物の品質を低下させることなく予備乾燥が行え
て、貯留ビン方式に比べ機能的に何ら劣ることなく、穀
物の滞荷・貯留が適正に行える顕著な効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】通風タンクの断面説明図。
【図2】穀物乾燥貯蔵施設全体の平面説明図。
【図3】同作業工程説明図。
【図4】一列分の通風タンクの系統説明図。
【符号の説明】
(9) 通風タンク(荷受タンク) (64) 除湿機(通風装置) (68) 吸引機(通風装置)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物乾燥貯蔵施設における荷受後の穀物
    を滞荷・貯留する原料一時貯留設備において、通風装置
    を設けた複数の通風タンクを備え、空状態のタンクを作
    って他のタンクに穀物を移しかえると共に、各タンクに
    穀物を投入時に常温で低湿度の空気を通すように構成し
    たことを特徴とする原料一時貯留装置。
JP35184895A 1995-12-26 1995-12-26 原料一時貯留設備 Pending JPH08228588A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35184895A JPH08228588A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 原料一時貯留設備

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JP35184895A JPH08228588A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 原料一時貯留設備

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JPH08228588A true JPH08228588A (ja) 1996-09-10

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ID=18420021

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JP35184895A Pending JPH08228588A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 原料一時貯留設備

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103120081A (zh) * 2009-10-28 2013-05-29 张琳 粮食储存装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5612979A (en) * 1979-07-09 1981-02-07 Kubota Ltd Grain dryer
JPS6049746A (ja) * 1983-08-31 1985-03-19 Terada Seisakusho:Kk 茶生葉の自動収容装置
JPS6359888B2 (ja) * 1979-09-13 1988-11-22

Patent Citations (3)

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