JPH08226923A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JPH08226923A
JPH08226923A JP3333395A JP3333395A JPH08226923A JP H08226923 A JPH08226923 A JP H08226923A JP 3333395 A JP3333395 A JP 3333395A JP 3333395 A JP3333395 A JP 3333395A JP H08226923 A JPH08226923 A JP H08226923A
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JP
Japan
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drainage
liquid
automatic analyzer
neutralizing
thin
Prior art date
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Pending
Application number
JP3333395A
Other languages
English (en)
Inventor
Rie Yamagishi
理恵 山岸
Takeshi Sato
剛 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動分析装置からの排液の中和処理を自動的に
行い、中和処理時の危険性を低下させ、低コストで安全
な自動分析装置を提供する。 【構成】自動分析装置の洗浄系の反応容器洗浄系20は
反応液を含む濃排水と反応容器の洗浄液を含む淡排水に
分かれ、それぞれ濃排水タンク24と淡排水タンク25
に液面センサ29により排水量を監視しながら排出され
る。淡排水タンク25には試料分注機構21,試薬分注
機構22,撹拌機構の洗浄系23からも洗浄液が蓄積さ
れる。淡排水タンク25に、中和液タンク26から中和
液が注入される。コンピュータ3で最適な中和液量を算
出し、それに合わせて中和液用ポンプ27の圧力を調節
し、中和液用電磁弁28を調節して、必要量の中和液を
注入する。淡排水タンク25内で撹拌した後、液面セン
サ29で淡排水が一定量に達したと検知し、排水用電磁
弁31より排水を排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動分析装置及び検査シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】生化学の自動分析装置は試料と試薬を任
意の容量だけ反応容器に分注し、温度一定の反応槽内で
反応させ、その吸光度や濁度の変化により被検物質を定
量を行う装置で、主に臨床検査の分野で広く用いられて
いる。自動分析装置では、測定が終了した反応液は自動
的に吸引され、その後、反応容器用洗剤が反応容器内に
吐出されて反応容器を自動的に洗浄し、精製水の吐出,
吸引を繰り返してすすいだ後、次の分析に供されること
になる。したがって、分析終了後、試料と試薬を混合し
た反応液や、サンプル,試薬プローブや反応容器など各
部の洗浄に使用された洗浄液や精製水が排水される。こ
のうち、反応液は濃排水と呼ばれ、排出量は少ないが、
患者検体が含まれるため感染の危険性が非常に高いの
で、中和処理だけでなく、次亜塩素酸ナトリウムなどで
滅菌処理後、排出する必要がある。一方、各部の洗浄に
使われた淡排水は排出量が多く、貯蔵するのには不向き
である。ところが、洗浄水には、特に廃アルカリが含ま
れるため、未処理のまま排出できず中和,焼却またはイ
オン交換再生を行う必要がある。例えば、下水道法で
は、水素イオン濃度(pH)が5.0以下または9.0以
上のとき除害施設を設けなければならないとされてい
る。そのほかにも、水質汚濁防止法,下水処理法,廃棄
物処理法等の法律に定められた方法で処分しなければな
らない。廃液処理設備が完備されているような大きな施
設では、自動で排水の中和処理が行われるため、特に人
手はかからないが、このような設備がない施設は、排水
の中和処理に人手がかかり、多量の排水を貯蔵する場所
も必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、濃
排水は感染防止の点から、中和処理だけでなく、滅菌処
理をする必要があるが、これは排出量が少ないのでそれ
ほど場所を必要としない。しかし、淡排水は排出量が多
く、単純な中和処理を行えば下水に排出可能であるにも
かかわらず、一定期間貯蔵後pHを測定し、それに合わ
せて中和する方法が取られていた。このような場合、人
手がかかるだけでなく、貯蔵したり排水を処理する場所
が別に必要であった。
【0004】本発明の目的はこのような状況を踏まえ
て、排水の中和処理に手間のかからない自動分析装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、自動分析装置での測定に使用される試薬や洗
浄液のpHから、予め必要な中和剤の量を算出するか、
排水のpHを測定して中和剤の量を決定し、それを自動
的に添加し、排水のpHを法律の定める任意の範囲に制
御する機能を有する。
【0006】
【作用】本発明によって、排水の中和処理の手間を省く
ことができ、排水を貯蔵する設備を設置する必要がなく
なる。また、中和作業を行うには、高濃度の酸または塩
基溶液を使用するため危険が伴うが、自動化すればその
危険を防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施に用いる実施例1を図1
により説明する。まず、自動分析装置の動作例を説明す
る。
【0008】試料を入れた試料カップ1は、試料ディス
ク2の上に複数個設置される。試料ディスク2は、コン
ピュータ3によりインターフェイス4を介して制御され
る。試料ディスク2は、予め登録された順番に従って試
料分注プローブ5の下まで回転移動し、試料は試料分注
プローブ5に連結された試料用ポンプ7により反応容器
6の中に所定量分注される。試料を分注された反応容器
6は恒温槽8に連絡された反応槽9の中を第一試薬添加
位置まで移動する。第一試薬添加位置まで移動した反応
容器6は、試薬分注プローブ10に連結された試薬ポン
プ11により試薬ビン12から吸引された所定の第一試
薬が加えられる。第一試薬添加後の反応容器6は撹拌装
置13の位置まで移動、最初の撹拌が行われる。内容物
が撹拌された反応容器6は光源14から発した光束を通
過し、この時の吸光度は多波長光度計15で検知され
る。検知された吸光度信号は、アナログ/デジタル(A
/D)コンバータを経由し、インターフェイス4を介し
てコンピュータ3に入り、試料中の測定対象濃度に変換
される。測定の終了した反応容器6は洗浄機構19の位
置まで移動し、反応容器洗浄系20により内部の液排出
後水で洗浄され次の分析に供される。測定した結果はプ
リンタ17から印字出力するか、CRT画面18上に表
示出力する。一つの試料に対してどの項目を測定するか
は、あらかじめキーボード16からオペレータが入力
し、インターフェイス4を介してコンピュータ3に記憶
され、依頼された項目を測定するように装置を制御す
る。同様にある測定項目について、試薬容量,試料容
量,測定波長,反応時間等の分析条件は、予め、分析パ
ラメータとしてキーボード16よりオペレータが入力
し、インターフェイス4を介してコンピュータ3に記憶
されている。この分析パラメータに試薬や各部の洗浄に
使用する洗浄液のpHも合わせて記憶させておく。次
に、洗浄系の詳細を図2を用いて説明する。反応容器洗
浄系20は反応液を含む濃排水と反応容器の洗浄液を含
む淡排水に分かれ、それぞれ濃排水タンク24と淡排水
タンク25に排出される。それぞれのタンクには液面セ
ンサ29があって排水量を監視している。淡排水タンク
25には、試料分注機構洗浄系21,試薬分注機構洗浄
系22,撹拌機構洗浄系23からも、洗浄液が蓄積され
る。この淡排水タンク25に、中和液タンク26によ
り、中和液用ポンプ27と中和液用電磁弁28を介し
て、中和液が注入される。中和液の量は、予め、記憶さ
れている試薬や各部の洗浄に使用される洗浄液のpHに
より、コンピュータ3で最適量を算出する。その演算結
果に合わせて、コンピュータ3よりインターフェイス4
を介して、中和液用ポンプ27の圧力を調節し、中和液
用電磁弁28の開閉時間を変化させて、必要量の中和液
を注入する。淡排水タンク25内で撹拌した後、液面セ
ンサ29で淡排水が一定量に達したと検知した場合、排
水用電磁弁31を開いて排水を排出する。
【0009】実施例2は、淡排水タンク25にpHセン
サ30を有している場合である。pHセンサ30によ
り、排水のpHを常に監視する。pHをどの範囲に制御
するかはキーボード16よりインターフェイス4を介し
てコンピュータ3に予め記憶しておく。この設定された
範囲に入るようコンピュータ3よりインターフェイス4
を介して、中和液用ポンプ27の圧力を調節し、中和液
用電磁弁28の開閉時間を変化させて、必要量の中和液
を注入する。淡排水タンク25内で撹拌した後、液面セ
ンサ29で淡排水が一定量に達したと検知した場合、排
水用電磁弁31を開いて排水を排出する。
【0010】
【発明の効果】本発明によって、これまで人手を介して
いた排水の中和処理を自動的に行うことができ、人件費
や貯蔵場所などのコストを省くことができる。また、人
が中和操作を行うことによる高濃度の酸,塩基の使用の
危険性を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動分析装置の一例の説明図。
【図2】洗浄系のブロック図。
【符号の説明】
20…反応容器洗浄系、21…試料分注機構洗浄系、2
2…試薬分注機構洗浄系、23…撹拌機構洗浄系、24
…濃排水タンク、25…淡排水タンク、26…中和液タ
ンク、27…中和液用ポンプ、28…中和液用電磁弁、
29…液面センサ、30…pHセンサ、31…排水用電
磁弁。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/66 530 C02F 1/66 530P

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料と試薬との反応液を反応容器内で形成
    し、前記反応液の測定終了後に前記反応容器を自動的に
    洗浄する機能を有する自動分析装置において、測定終了
    後の排水のpHを算出し、法律に定められた範囲にpH
    を制御するように中和液を追加する機能を有することを
    特徴とする自動分析装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、pHセンサを有し、排
    水のpHを任意に制御しうる機能を有する自動分析装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1または2の機能を有する自動分析
    装置を含む検査システム。
JP3333395A 1995-02-22 1995-02-22 自動分析装置 Pending JPH08226923A (ja)

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