JPH082221B2 - 土地給水方法 - Google Patents

土地給水方法

Info

Publication number
JPH082221B2
JPH082221B2 JP62072961A JP7296187A JPH082221B2 JP H082221 B2 JPH082221 B2 JP H082221B2 JP 62072961 A JP62072961 A JP 62072961A JP 7296187 A JP7296187 A JP 7296187A JP H082221 B2 JPH082221 B2 JP H082221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
land
hollow structure
water
water supply
salt water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62072961A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62236429A (ja
Inventor
シック エルヴィン
ペニングスフェルト フランツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Gore Tex Inc
Original Assignee
Japan Gore Tex Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Gore Tex Inc filed Critical Japan Gore Tex Inc
Publication of JPS62236429A publication Critical patent/JPS62236429A/ja
Publication of JPH082221B2 publication Critical patent/JPH082221B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G25/00Watering gardens, fields, sports grounds or the like
    • A01G25/06Watering arrangements making use of perforated pipe-lines located in the soil
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G25/00Watering gardens, fields, sports grounds or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G25/00Watering gardens, fields, sports grounds or the like
    • A01G2025/003Watering gardens, fields, sports grounds or the like with an impermeable layer in the ground

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Greenhouses (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
  • Fertilizers (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、塩水から得られた淡水を乾いた土地に給水
する土地給水方法に関する。
〈従来の技術〉 乾燥した暑い国および半乾燥の暑い国においては、乾
いて塩分を含んだ土地が主として肥沃であり、食糧を生
産するのに役立つので、これらの土地への給水は、大き
な役割を果たす。給水のための淡水は、しばしば生産で
きなかったり、また、コストが高すぎたりする。したが
って、特に複数の島から成る暑い国または高コストの地
域においては、灌漑の目的に、所望の量だけ利用できる
塩水を製造すれば利益がある。塩を含んだ地下水または
塩味のある水(海水に河水が混入したもの)は、しばし
ば存在している。しかし、塩味のある水は、例えば、蒸
留によって淡水に変えられなければ灌漑の目的には使用
することができない。塩水で灌漑することは、作物に大
きな損害を与え、それによって土地の含塩量を更に増大
させる(不毛にする)。透光性の壁によって空間的に囲
まれた乾燥ゾーンで成長する栽培作物の灌漑に利用する
ために海水から淡水を得る方法として、以下の方法が知
られている(西ドイツ特許第1632943号参照)。この方
法においては、部分的に太陽光線または熱作用によっ
て、上記空間内の回路中を案内される塩水を蒸気化し、
その凝縮物を捕捉し、給水すべき栽培作物まで運ぶ設備
が設けられている。
また、農作物に給水するために海水から淡水を得る方
法は、既に公知である(西ドイツ特許第2753311号参
照)。この方法では、回路中を案内される海水は、熱の
作用によって蒸気化され、同一のパイプシステム内で凝
縮され、その後、液体状態で土地に給水される。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上述した西ドイツ特許第1632943号の方法の欠点は、
この方法が閉じられた空間内でのみ実施可能なことであ
る。このため、多額の建造費が必要となり、広い地域で
の作物栽培に対する灌漑ができなくなる。
また、西ドイツ特許第2753311号の方法の第1の欠点
は、種々の材料で裏張りされ、複数個の孔を有する2重
壁のパイプが多数本必要となり、しかも、これらのパイ
プは、高価で損傷し易いことである。また、この方法の
第2の欠点は、上記多数本のパイプを正確に水平にしな
ければならないことである。
本発明の目的は、塩水から得られた淡水で乾燥した土
地を湿らす土地給水方法を提供することである。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成する本発明は、塩水不透過性で通蒸気
性の中空構造物を給水すべき土地中に配設し、該中空構
造に塩水を送給し、よって該中空構造物がその外側に塩
を含ませない水蒸気を放出することによりその土地中に
淡水を給水することを特徴とする塩水を用いて淡水を土
地に給水する方法にある。
本発明は、交差膜蒸留(cross-membrane distillatio
n)の原理(西ドイツ交差膜蒸留中で)によって作動す
る蒸留用膜ホース(膜で作られたホース)を利用してい
る。したがって、本発明の基本思想は、塩水から淡水を
製造するために特別の蒸留装置を具えておらず、淡水が
給水すべき作物に供給される点にある。パイプなどの中
空構造物を取巻く土地が蒸留システムの一部として組込
まれている。この中空構造物としては、は円形に近いパ
イプのほか、長手方向に対して垂直に切った横断面が長
径と短径を有する偏平またはこれに近い形状の中空構造
物などが好ましく用いられる。この蒸留システムにおい
ては、パイプなどの中空構造物を通じて外へ浸出する水
蒸気の凝縮が地中で行われる。この方法によれば、作物
の根に給水するための淡水が本来の場所で発生するか
ら、西ドイツ特許第2753311号の方法において生ずるよ
うな地中への浸出またはパイプ中での逆流による淡水損
失が淡水の運搬中に生じない。
本発明のパイプなどの中空構造物内において、ガス状
態は形成されない。パイプなどの中空構造物は、塩水
(特に、海水)によって完全に満たされる。蒸気状態
は、径方向に見て、パイプなどの中空構造物の微小孔構
造の壁への内側入口において発生する。ここで発生した
蒸気は、パイプなどの中空構造物の径方向に浸出して、
土地中で凝縮温度になる。
したがって、本発明の方法が稼動するために最も重要
な因子は、パイプの内部と地中の凝縮ゾーンとの間に一
定の温度差が存在することである。
パイプなどの中空構造物から浸出する水蒸気の凝縮に
よって地中に熱が発生し、塩水と土地との間に徐々に温
度平衡が成立するので、本発明は、好適な実施態様に従
って以下の様に展開する。即ち、パイプなどの中空構造
物に存在する塩水と土地との間の温度差が凝縮によって
縮小するまで一定時間だけ予定温度まで加熱された塩水
がパイプなどの中空構造物中を流通する。しかして、そ
の後の残りの時間の間に、周囲の土地は、冷却するか
ら、新たに次の塩水が流通する間に、必要な温度差が再
度現れる。温度差の消滅と発現との2個の状態間の時間
的間隔の大きさは、給水パイプシステムの温度状態およ
び熱伝導値に左右される。
本発明の方法の利点は、装置の費用が比較的安く、装
置の構成がそれ程複雑でなく、また、必要となるポンプ
容量が小さい点にある。したがって、給水システムは、
全体として太陽エネルギによって稼動することが可能と
なる。
太陽エネルギは、昼間のみ入手することができるに過
ぎず、また、給水されるべき土地は、夜間に最低温度に
達するので、昼間に太陽エネルギによって加熱された塩
水が断熱供給容器に貯溜され、加熱された塩水をパイプ
などの中空構造物に対して夜間に、好ましくはパイプな
どの中空構造物を取り巻く土地の温度が昼夜サイクルの
最低温度に達した朝方近くに導入すると、本発明の方法
は特に効果的である。
供給された塩水と土地との間の温度差が3℃以上、望
ましくは、20℃〜30℃に達したとき、十分な凝縮速度が
地中で達成される。
本発明の方法を実施するための好適な土地給水装置
は、微小孔構造の疎水性は中空構造物が給水すべき作物
の根の部分内または根の真下に、かつ、地表に対してほ
ぼ平行に配置されるように構成され、また、断熱されて
いるのが望ましい塩水供給もしくは放出ラインに接続さ
れるように構成されている。
複数本のパイプなどの中空構造物は、10cm〜50cm,望
ましくは約30cmの深さ位置に存在することが望ましい。
パイプ網の正しい深さを選定する場合には、給水すべき
作物の根の成長をまず考慮しなければならず、また、地
中に埋設されたパイプシステムが鋤または他の農業機械
によって土壌作りの間に損傷されないように配慮しなけ
ればならない。
作物の各列への給水が確保されるように、互いに平行
に、かつ、作物から離してパイプが配置されたときは、
全域に亘る給水が達成される。
他の実施態様においては、パイプはリングとして作物
(例えば、灌木または喬木)の根部内に配置されてい
る。偏平な中空構造物が使用される場合には、この中空
構造物の上部が疎水性で、微小孔構造の材料のみで作ら
れ、中空構造物の下部が非透水性の箔で閉鎖されるよう
に中空構造物は、構成されることが好ましい。このよう
にすることによって、水蒸気が根部方向へのみ浸出す
る。中空構造物が土圧に耐える堅牢さを有するように、
留意しなければならない。この堅牢さは、内部に組込ま
れた堅牢構造によって達成してもよい。実際、パイプな
どの中空構造物は、微小孔構造のポリプロピレン、PVDF
(ポリビニリデンフルオライド)、PTFE(ポリテトラフ
ルオロエチレン)またはその他のものによって構成する
ことができる。
非透水性の箔がパイプなどの中空構造物の下方に配置
されれば、特に利点が多い。このような構造において
は、箔がパイプ下10cm〜50cm(特に、約30cm)の深さ位
置に置かれれば、特に好都合である。この構造によれ
ば、淡水が地中の深すぎる位置で形成されるのを防止で
きる。また、塩味のある地下水が上昇してくるのを効果
的に防止できる。
本発明によれば、必要に応じて、地表は、作物が突出
する孔を有する箔によって覆ってもよい。
本発明の一つの実施態様においては、2種の給水が行
われる。この場合には、全体のパイプ網が種々の給水地
域に分割されており、一時に一個の給水部のみに加熱さ
れた塩水が供給される。残りの給水部への周期的切換え
は、その後に行われる。
塩水の濃度が高すぎた場合、または、例えば、塩水が
海に放出される場合には、本発明のパイプなどの中空構
造物を通じて送給された塩水は、パイプ網の入口に至る
回路内へ戻すことができる。
〈実施例〉 第1図ないし第5図を参照して、本発明の好適な実施
例について詳しく説明する。第1図に示されているよう
に、塩水12は、海22の塩水12中に開口した吸入導管23を
介して、吸入ポンプ15により吸入され、ソーラーコレク
タ24を介して断熱供給容器14内へ吸入ポンプ15で送給さ
れる。ソーラーコレクタ24は、矢印で示された太陽光線
により加熱され、ソーラーコレクタ24を通過する塩水12
を40℃〜80℃の温度に加熱する。
ポンプ15は、電気モータ25により駆動される。電気モ
ータ25は、矢印で示された光電太陽電池26からエネルギ
を供給される。太陽電池26もソーラーコレクタ24と同様
に矢印で示された太陽光線を受ける。太陽電池26で発生
した電気エネルギは、蓄電池27を充電するために使用さ
れる。蓄電池27は、ビルディング38中の設備中の他の部
材によって覆われている。
加熱された塩水12は、上方から供給容器14中に導入さ
れる。他方、放出導管28は、供給容器14の下部に配置さ
れている。放出導管28は、選択的に開閉できる弁29およ
び電気モータ33によって駆動される加圧ポンプ15′を介
して送配切換弁10に接続されている。送配切換弁10は、
2個の出口を有する。これらの出口は、いずれも、土地
13中に敷設された塩水供給導管19に接続されている。こ
の状態は、第1図および第2図に示されている。
1〜10mmの内径を有し、1〜2mの長さを有する微小孔
構造で疎水性のパイプ11は、土地13の表面17(第3図参
照)と平行に敷設された塩水供給管19から、この塩水、
供給管19の縦軸に対して1〜2mの間隔を以て垂直方向に
分岐している。しかして、パイプ11は、土地13中に敷設
され、塩水供給管19と平行に延びた塩水排出管20内に開
口している。戻り管30は、いずれの場合にも、塩水供給
管19の供給側から遠い側に存在する、塩水排出管20の一
端に接続され、弁31を介して供給容器14に通じている。
破線で示され海22に通じている排水管32は、弁31から分
岐している。
ポンプ15′を駆動する電気モータ33は、破線で示され
た電気ケーブル34を介して蓄電池27に接続されている。
微小孔構造、かつ、疎水性のパイプ11の理想的な深さ
は、第3図に示されている。パイプ11は、土地13の表面
17に埋め込まれた作物16の根18の領域内、または、根18
の領域の真下に敷設されている。
パイプ11の10〜20cm真下において、土地13は、非透水
性の箔37によって上方へも下方へも封水されている。
以下、本発明にかかる土地給水装置の作用について説
明する。
日光が当たっている間、ポンプ15は、連続的に塩水12
をソーラーコレクタ24内に供給する。塩水12は、40℃〜
80℃に加熱された後、供給容器14が完全に満たされるま
で、供給容器14内に送給される。
同時に、蓄電池27は、太陽電池26によって充電され
る。
夜間において、弁29は開き、送配切換弁10の状態に応
じて、塩水12は、供給容器14から一方または他方の給水
ベッド8または9の微小孔構造、かつ、疎水性のパイプ
11内に入る。この操作の間、水は、土地13の温度よりも
高いので連続的に蒸発し、パイプ11の壁を通して、矢印
によって第1図及び第3図に示されているように水蒸気
として土地13中に浸透する。相対的に冷たい土地13中
で、水蒸気は、凝縮され蒸留された水が生産される。こ
の水は、作物16の根18によって吸い上げられる。
蓄電池27によって駆動されるポンプ15′によりパイプ
11を介して強制供給された塩水は、弁31の状態に応じ
て、また、塩水の濃縮度に応じて供給容器14中または海
22中に戻される。第1図の内容は、上述した関係を概略
的に示しているだけである。特殊な供給容器を戻される
濃縮塩水のために設けることは、利点が多い。この特殊
な供給容器から濃縮された水(この段階では、冷却され
ている)は、昼間、ソーラーコレクタを介して供給容器
内へポンプにより同様に送給することができる。上記濃
縮された水は、次の夜間において給水に使用することが
できる。第1図には、2個の給水ベッド8および9のみ
が示されている。実際、多数個の給水ベッドは、1個の
給水プラントを次々に循環的に給水することができる。
この目的のために、送配切換弁10は、多数の切換素子を
有している。
供給容器14に貯溜された温かい塩水の温度は、少なく
とも40℃以上でなければならない。例えば、70℃〜80℃
の相対的に高い温度は、パイプ11が作物16の下方におい
て深く埋設され、作物16を傷める、根18の加熱を恐れる
必要がない場合に考慮することができる。
第4図には、喬木16′の周りにリング状に配設された
パイプ11によってより大きな喬木が給水される状態が示
されている。
第5図に示されているように、平面的(2次元的)な
中空構造物11′は、パイプ11の代わりに地中に配設され
ている。中空構造物11′の下側は、蒸気および水を通さ
ない箔21から構成されている。他方、中空構造11′の上
側は、微小孔構造で疎水性の材料から構成されている。
塩水12から作られる水蒸気は、この材料を通過すること
ができる。中空構造物11′が土圧によって圧し潰されな
いように、複数個のウェブ35が中空構造物11′の内部に
設けられている。これらのウェブ35は、塩水を通すため
の適当な空間を確保する。ウェブ35は、塩水が中空構造
物11′の横断方向に流れるのを確保するため、間隔を置
いて設けてもよいし、また中空構造物11′の長手方向に
連続していて孔36を有するように構成されていてもよ
い。
土地給水装置の夜間の稼動は、この稼動を、塩水と土
地との間の温度差が例えば5℃の予定値に達するまで加
熱された塩水が一部(例えば、給水ベッド8および9)
のパイプ11または中空構造物11′中を通過する意味にと
れば、断続して行われることが望ましい。土地13の温度
が低い場合または必要な温度勾配を保証する低い温度に
再び達した場合には、送配切換弁10は、他の給水部の方
へ切換えられる。
上述した方法を使用すれば、凝縮によって土地が加熱
されることにより、パイプ11または中空構造物11′の壁
を通過する蒸気の量が減少し、これにより凝縮熱の発生
が減少する点で一定の自動制御が行われる。したがっ
て、塩水12と土地13との間の温度差は、再び増大し、再
度、増量した蒸気がパイプ11または中空構造物11′の壁
を通過する。
本発明にかかる土地給水システムは、パイプ11または
中空構造物11′の周辺の淡水がまず、蒸気の状態でのみ
存在し、傾斜地の低い地域において増大する静水圧の問
題が生じないから、特に傾斜地で有利に用いることもで
きる。
本発明によれば、地表は、作物16が突出できるような
孔を有する箔によって覆うこともできる。
微小孔構造のパイプ11は、液体を通す粗い孔を有する
機械的保護17で包囲することもできる。
〈発明の効果〉 本発明の方法の特別の利点は、給水が淡水で行われる
だけでなく蒸留水によっても行われることである。
本発明の方法を使用すれば、炭酸ナトリウムまたは炭
酸カルシウムによって生産される虞れのある高いpH値を
示す土地に対して、大幅低下および塩の洗い出しが生ず
る。また、パイプなどの中空構造物の微細孔をバクテリ
アが透過しない大きさにすることにより、中空構造物の
内部からバクテリアが外へ出るのが防止される。したが
って、例えば、作物の病気が給水パイプシステムを介し
て蔓延することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる土地給水装置の概略説明図で
ある。第2図は、本発明にかかる土地給水装置の地中に
敷設されたパイプシステムの平面図である。第3図は、
第2図におけるIII-III線断面の拡大図である。第4図
は、喬木給水のための本発明にかかる土地給水装置のパ
イプシステムの概略斜視図である。第5図は、本発明に
かかる土地給水装置に使用される平面的中空構造物の概
略斜視図である。 図中、 7……機械的保護鞘、11……パイプ、11′…中空構造
物、12……塩水、13……土地、15……ポンプ、16……作
物、18……根。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩水不透過性で通蒸気性の中空構造物を給
    水すべき土地中に配設し、該中空構造物に塩水を送給
    し、よって該中空構造物がその外側に塩を含まない水蒸
    気を放出することによりその土地中に淡水を給水するこ
    とを特徴とする塩水を用いて淡水を土地に給水する方
    法。
  2. 【請求項2】前記中空構造物を疎水性かつ微小孔構造の
    材料で構成し、塩水を前記中空構造物を取り巻く土地の
    温度よりも高い温度で前記中空構造物に送給することに
    より、有意の量の蒸気が該中空構造物の壁を通して内か
    ら外へ通過して周囲の土地中で凝縮する特許請求の範囲
    第1項記載の土地給水方法。
  3. 【請求項3】所定温度に加熱した塩水を前記中空構造物
    中に送給し、周囲の土地の温度が該中空構造中の塩水の
    温度と実質的に等しい温度まで上昇すると塩水の送給を
    停止し、土地の温度がそれより低下したら塩水の送給を
    再開する特許請求の範囲第1項または第2項記載の土地
    給水方法。
  4. 【請求項4】前記中空構造物が通る各領域に給水を循環
    させる特許請求の範囲第1、2又は3項記載の土地給水
    方法。
  5. 【請求項5】塩水を太陽エネルギーによって加熱する特
    許請求の範囲第1〜4項のいずれか1項に記載の土地給
    水方法。
  6. 【請求項6】塩水を送給するポンプを太陽エネルギーで
    駆動する特許請求の範囲第1〜5項のいずれか1項に記
    載の土地給水方法。
  7. 【請求項7】太陽エネルギーによって加熱した塩水を昼
    の間断熱容器に貯溜し、加熱された塩水を夜間に前記中
    空構造物中へ導入する特許請求の範囲第5又は6項記載
    の土地給水方法。
  8. 【請求項8】加熱された塩水を前記中空構造体の周囲の
    土地が昼−夜サイクルの最も低い温度に達する朝方に前
    記中空構造物中へ導入する特許請求の範囲第7項記載の
    土地給水方法。
  9. 【請求項9】新規に供給する塩水と土地との間の温度差
    が3℃以上である特許請求の範囲第1〜8項のいずれか
    1項に記載の土地給水方法。
  10. 【請求項10】新規に供給する塩水と土地との間の温度
    差が20〜30℃である特許請求の範囲第9項記載の土地給
    水方法。
  11. 【請求項11】前記中空構造物が微多孔構造のポリプロ
    ピレン、ポリビニリデンフルオライドまたはポリテトラ
    フルオロエチレンで構成された特許請求の範囲第1〜10
    項のいずれか1項に記載の土地給水方法。
  12. 【請求項12】不透水性の箔を前記中空構造物の下方に
    ある距離だけ隔てて配置する特許請求の範囲第1〜11項
    のいずれか1項に記載の土地給水方法。
  13. 【請求項13】前記中空構造物を大きな孔を有する機械
    的保護ジャケットで囲包する特許請求の範囲第1〜12項
    のいずれか1項に記載の土地給水方法。
  14. 【請求項14】前記中空構造物が円筒状パイプである特
    許請求の範囲第1〜13項のいずれか1項に記載の土地給
    水方法。
  15. 【請求項15】前記中空構造物が偏平な中空構造物であ
    る特許請求の範囲第1〜13項のいずれか1項に記載の土
    地給水方法。
JP62072961A 1986-03-27 1987-03-26 土地給水方法 Expired - Lifetime JPH082221B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19863610548 DE3610548A1 (de) 1986-03-27 1986-03-27 Verfahren und vorrichtung zum bewaessern von boeden
DE3610548.1 1986-03-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62236429A JPS62236429A (ja) 1987-10-16
JPH082221B2 true JPH082221B2 (ja) 1996-01-17

Family

ID=6297483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62072961A Expired - Lifetime JPH082221B2 (ja) 1986-03-27 1987-03-26 土地給水方法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0238941B1 (ja)
JP (1) JPH082221B2 (ja)
DE (2) DE3610548A1 (ja)
ES (1) ES2028809T3 (ja)
IL (1) IL81876A (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3733440A1 (de) * 1987-10-02 1989-04-13 Sick Optik Elektronik Erwin Verfahren und vorrichtung zum ergaenzen der naehrloesung von hydrokulturen
JPH01247015A (ja) * 1988-03-29 1989-10-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 人工培地の造成方法
DE3818440A1 (de) * 1988-05-31 1989-12-07 Akzo Gmbh Verfahren und vorrichtung zur in-vitro-kultivierung und in-vitro-vermehrung von pflanzen
GB2244902A (en) * 1990-06-15 1991-12-18 Michael Vivian Fermor Sub surface fluid distribution apparatus
DE4205094C2 (de) * 1991-02-25 1995-11-16 Guenther Buechner Verfahren zur Verbesserung des Pflanzenwachstums und Belüftungs- und Bestrahlungs- Anordnung zur Durchführung des Verfahrens
JPH0750939A (ja) * 1993-06-10 1995-02-28 Shimizu Corp 灌漑用膜材及び灌漑方法
JPH07155561A (ja) * 1993-12-07 1995-06-20 Shimizu Corp 造水チューブ
ES2254603T5 (es) * 1998-02-05 2013-07-31 Design Technology And Innovation Limited Uso de un aparato para aumentar la humedad
AU2005247024B2 (en) * 1998-02-05 2009-04-30 Design Technology & Irrigation Limited Water purification apparatus
US6793824B2 (en) 1998-02-05 2004-09-21 E. I. Du Pont De Nemours And Company Water purification apparatus
KR20020005689A (ko) * 1999-04-19 2002-01-17 무코야마 다케히코 식물재배용 용기 및 식물재배 방법
US6484439B1 (en) 1999-08-06 2002-11-26 E.I. Du Pont De Nemours And Company Irrigation device
GB0605322D0 (en) * 2006-03-16 2006-04-26 Design Tech & Innovation Ltd Irrigation device
JP5075916B2 (ja) * 2007-10-01 2012-11-21 三鷹光器株式会社 太陽熱利用システム
JP5087633B2 (ja) * 2007-10-01 2012-12-05 三鷹光器株式会社 太陽熱利用システム及びそれを用いた植物栽培、家畜飼育方法
RU2492632C1 (ru) * 2012-02-21 2013-09-20 Замир Галимович Ламердонов Способ орошения
US9848543B2 (en) * 2013-07-09 2017-12-26 E I Du Pont De Nemours And Company System and method for irrigation
CN108338062A (zh) * 2018-03-05 2018-07-31 水利部牧区水利科学研究所 牧草地下滴灌水肥药一体化***
DE102019000038A1 (de) 2019-01-02 2020-07-02 Edna Evangelista Marques da Silva Verfahren und Vorrichtungen zur effektiven Unterbodenbewässerung landwirtschaftlicher Nutzflächen
BE1027389B1 (de) * 2019-06-14 2021-02-02 China Railway 18 Bureau Group Co Ltd Verfahren zur pflanzenbegrünung um häuser in regionen mit hohen temperaturen und wenig niederschlag
RU2764266C1 (ru) * 2021-06-08 2022-01-14 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Волгоградский государственный аграрный университет" (ФГБОУ ВО Волгоградский ГАУ) Система локально-внутрипочвенного орошения многолетних насаждений
CN114424739A (zh) * 2022-03-02 2022-05-03 中国农业科学院农田灌溉研究所 一种覆膜滴灌用滴灌器及其覆膜灌水器及其安装方法
CN114916419A (zh) * 2022-05-30 2022-08-19 孙雪蕾 荒漠地区蒸汽灌溉装置及种植方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4178715A (en) 1978-07-26 1979-12-18 George Greenbaum Channel culture array using saline water

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3340186A (en) * 1964-05-14 1967-09-05 Research Corp Recovery of demineralized water from saline waters
US3415719A (en) * 1966-05-11 1968-12-10 Melpar Inc Collapsible solar still with water vapor permeable membrane
DE2544190A1 (de) * 1975-10-03 1977-04-14 Heinz Hoelter Flexible bewaesserungsrohre
DE2606048A1 (de) * 1976-02-14 1977-08-18 Heinz Hoelter Wasserkissen fuer die unterflurbewaesserung
DK171108B1 (da) * 1976-08-30 1996-06-10 Akzo Nv Mikroporøst polymerlegeme samt dettes fremstilling og anvendelse
DE2644737A1 (de) * 1976-10-04 1978-04-06 Laing Ingeborg Bivalenter sonnenenergiewandler
SE7708697L (sv) * 1977-07-28 1979-01-29 Jufors Bo Metod a konstbevattning
DE2753311C3 (de) * 1977-11-30 1980-06-04 Ottmar Guenter 2000 Hamburg Baldus Verfahren zum Gewinnen von Süßwasser aus Meerwasser für die Bewässerung von Agrokulturen und Anlage zur Durchführung des Verfahrens
DE2755219C2 (de) * 1977-12-10 1983-12-08 Stiebel Eltron International GmbH, 3450 Holzminden Heizungsanlage mit Sonnenkollektoren
DE3049557A1 (de) * 1980-12-31 1982-07-29 Akzo Gmbh, 5600 Wuppertal Poroese schlaeuche
DE3049558A1 (de) * 1980-12-31 1982-07-29 Akzo Gmbh, 5600 Wuppertal Unterirdische bewaesserung oder traenkung von boeden
JPS59175830A (ja) * 1983-03-28 1984-10-04 日揮株式会社 植物栽培方法
DE3409510A1 (de) * 1984-03-15 1985-09-19 Hilmer Dr. 2000 Hamburg Hartwig Bewaesserungsvorrichtung
JPS6188827A (ja) * 1984-10-08 1986-05-07 日揮株式会社 植物栽培法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4178715A (en) 1978-07-26 1979-12-18 George Greenbaum Channel culture array using saline water

Also Published As

Publication number Publication date
DE3610548C2 (ja) 1988-09-29
IL81876A (en) 1995-06-29
DE3776581D1 (de) 1992-03-19
JPS62236429A (ja) 1987-10-16
ES2028809T3 (es) 1992-07-16
EP0238941B1 (de) 1992-02-05
IL81876A0 (en) 1987-10-20
EP0238941A1 (de) 1987-09-30
DE3610548A1 (de) 1987-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH082221B2 (ja) 土地給水方法
CN111587716B (zh) 土壤自动地下灌溉***及其应用
US5839659A (en) Capillary root zone irrigation system
US4920694A (en) Method and apparatus for culturing plants
EP3185670B1 (en) Irrigation device
US5598661A (en) Soil irrigation solar still system
JP5731791B2 (ja) 灌漑システムおよび灌漑方法
CN103202213B (zh) 一种塔式立体栽培架及塔式立体栽培装置
US5522970A (en) Distilling tube apparatus
JPH03219812A (ja) 灌漑システム
US3528251A (en) Salt water irrigation system
JPH11235130A (ja) 植物栽培装置
JP5274850B2 (ja) 地下灌漑システム
CN107257874B (zh) 表面的灌溉、排放和/或加热***以及用于加热表面的方法
CN103380714B (zh) 近根返渗灌节水灌溉方法
CN208129125U (zh) 底层水上扬保护浮床植物越冬的装置
JPH10136809A (ja) 養液栽培装置
JP2010029072A (ja) 地下灌漑システム
JP2003023883A (ja) 潅水方法及び潅水装置
RU2072769C1 (ru) Мелиоративное обустройство пустинных долин по системе мамырина
GB2199474A (en) Method and apparatus for watering plants
CN220088142U (zh) 一种土壤水气热循环调控装置
CN108811582B (zh) 一种重盐碱地低成本、快速、节水的生态修复方法
RU1797793C (ru) Система увлажнени почвы
WO2024052727A1 (en) System for purification and subsurface injection of water to the plants