JPH08221700A - ストップランプ認識装置 - Google Patents

ストップランプ認識装置

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Publication number
JPH08221700A
JPH08221700A JP5328195A JP5328195A JPH08221700A JP H08221700 A JPH08221700 A JP H08221700A JP 5328195 A JP5328195 A JP 5328195A JP 5328195 A JP5328195 A JP 5328195A JP H08221700 A JPH08221700 A JP H08221700A
Authority
JP
Japan
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brightness
value
threshold value
stop lamp
luminance
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5328195A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Izawa
和幸 井沢
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 認識対象の車両や撮像環境の変化にかかわら
ずストップランプの点灯を認識すること。 【構成】 自車10の進行方向を撮像する撮像手段1
と、この撮像手段1からの画像データ1a中の特定色部
分1eを抽出する特定色部分抽出手段2と、画像データ
中1eの輝度データ1cを抽出する輝度データ抽出手段
3と、当該特定色部分1eの輝度データ1cが所定のし
きい値thを越えている場合に先行車20のストップラ
ンプ20aの点灯と判定する判定手段4とを備え、判定
手段4が、輝度データ1c中のしきい値thより大きい
輝度値であるストップランプ輝度S又はしきい値thよ
り小さい輝度値であるテールランプ輝度Tを検索する輝
度値検索部5と、当該ストップランプ輝度S又はテール
ランプ輝度Tに対する一定比率を目標値としてしきい値
thを更新するしきい値更新部6とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストップランプ認識装
置に係り、特に、先行車のストップランプを走行中に認
識するストップランプ認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】夜間における先行車両のストップランプ
認識は、ランプ輝度がテールランプとストップランプの
二段階であるため、これを分離して識別する必要があ
る。識別方法としては、テールランプとストップランプ
のランプ輝度の統計的分布から決定される一定のしきい
値を設定し、このしきい値を境にストップランプの点灯
を認識することが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この手
法では、ストップランプの輝度が車両毎に異なるため、
適当なしきい値を一意に定めることが難しい、という不
都合がある。特に、車種や経年変化を考慮したしきい値
を一意に定めることが難しい。
【0004】また、この手法では、撮像した画像中のラ
ンプの輝度は、撮像光学系の絞りやシャッター速度ある
いは天候等の環境によって大きく左右されるため、適切
な調整が困難である、という不都合がある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する課題を改
善し、特に、認識対象の車両や撮像環境の変化にかかわ
らずストップランプの点灯を認識することのできるスト
ップランプ認識装置を提供することを、その目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、第
1の手段として、自車の進行方向を撮像する撮像手段
と、この撮像手段からの画像データ中の特定色部分を抽
出する特定色部分抽出手段と、画像データ中の輝度デー
タを抽出する輝度データ抽出手段と、当該特定色部分の
輝度データが所定のしきい値を越えている場合に先行車
のストップランプの点灯と判定する判定手段とを備えて
いる。このうち、この判定手段が、特定色部分の輝度デ
ータ中のしきい値より大きい輝度値である所定のストッ
プランプ輝度又はしきい値より小さい輝度値である所定
のテールランプ輝度を検索する輝度値検索部と、当該ス
トップランプ輝度又はテールランプ輝度に対する一定比
率を目標値としてしきい値を更新するしきい値更新部と
を備えた、という構成を採っている。
【0007】第2の手段として、第1の手段の所定のス
トップランプ輝度が、特定色部分の輝度データ中のしき
い値より大きい輝度値の内最低値の輝度であり、所定の
テールランプ輝度が、特定色部分の輝度データ中のしき
い値より小さい輝度値の内最高値の輝度である、という
構成を採っている。
【0008】また、第3の手段として、第1の手段の輝
度値検索部が、特定色部分の輝度データ中の輝度の最高
値を検索する機能を有し、しきい値更新部が、しきい値
より輝度の最高値が大きい場合にはストップランプ輝度
に基づいて当該しきい値を更新する機能と、しきい値よ
り輝度の最高値が小さい場合にはテールランプ輝度に基
づいてしきい値を更新する機能とを備えた、という構成
を採っている。
【0009】第4の手段として、第1の手段のしきい値
更新部が、最新のテールランプ輝度と前回までのテール
ランプ輝度とによりテールランプ輝度の基準値を算出す
る機能と、最新のストップランプ輝度と前回までのスト
ップランプ輝度とによりストップランプ輝度の基準値を
算出する機能と、当該ストップランプ輝度の基準値がテ
ールランプ輝度の基準値に対して一定比率以内にないと
きにはストップランプ輝度の基準値を当該一定比率内の
値となるよう更新する機能と、当該更新したストップラ
ンプ輝度の基準値又は当該テールランプ輝度の基準値に
対する一定比率としてしきい値を更新する機能とを備え
た、という構成を採っている。
【0010】本発明では、これらの手段によって、前述
した目的を達成しようとするものである。
【0011】
【作用】第1の手段では、ストップランプ認識装置の動
作中、撮像手段が自車の進行方向を撮像すると、特定色
部分抽出手段は、この撮像手段からの画像データ中の特
定色部分を抽出し、輝度データ抽出手段は、画像データ
中の輝度データを抽出する。判定手段は、当該特定色部
分の輝度データが所定のしきい値を越えている場合に先
行車のストップランプの点灯と判定する。
【0012】この判定手段は、輝度データを用いてしき
い値を逐次変動させている。まず、輝度値検索部が、輝
度データ中のしきい値より大きい輝度値であるストップ
ランプ輝度を検索し、またしきい値より小さい輝度値で
あるテールランプ輝度を検索する。先行車のストップラ
ンプやテールランプの状態に応じて、少なくともどちら
か一方の値が検索される。このストップランプ輝度は、
現在のしきい値によりストップランプの点灯と判定され
る輝度値である。一方、テールランプ輝度は、現在のし
きい値によりストップランプの点灯と判定されない輝度
値である。
【0013】次いで、しきい値更新部は、当該ストップ
ランプ輝度又はテールランプ輝度に対する一定比率を目
標値としてしきい値を更新する。例えば、ストップラン
プ輝度の一定割合以上となるようなしきい値を設定し、
また、テールランプ輝度の一定倍以下となるようしきい
値を設定する。これは、ストップランプ輝度に対してし
きい値が低すぎると、テールランプをストップランプと
して誤認識する可能性があり、また、テールランプに対
してしきい値が高すぎると、ストップランプをテールラ
ンプとして誤認識する可能性があるためである。
【0014】このため、しきい値更新部は、テールラン
プ輝度の下降やストップランプ輝度の上昇に伴ってしき
い値を変動させている。すると、先行車のテールランプ
の輝度とストップランプの輝度とは一定の比率であるた
め、しきい値はこの比率により定まるテールランプ輝度
とストップランプ輝度の間の値となる。従って、例えば
先行車が入れ替わってテールランプの輝度が低下した場
合、これに伴ってしきい値を下降させるよう更新するた
め、ストップランプが点灯したときに輝度値が前回より
下回っていてもこれを点灯と判定する。
【0015】また、動作開始直後等テールランプの点灯
をストップランプの点灯と誤認識をしていても、ストッ
プランプの点灯によって、このストップランプ輝度に対
する比率によりしきい値を更新するため、更新されたし
きい値ではテールランプの点灯をストップランプの点灯
とは認識しなくなる。
【0016】第2の手段では、輝度値検索手段が、しき
い値より上の輝度値の内最低値をストップランプ輝度値
として検索し、また、しきい値より下の輝度の内最高値
をテールランプ輝度として検索する。次いで、しきい値
更新部が、このしきい値より上の輝度の内最高値に対す
る一定比率を目標値として更新し、また、しきい値より
下の輝度の内最低値に対する一定比率を目標値として更
新している。このように、ストップランプ輝度及びテー
ルランプ輝度をしきい値に最も近い値としているため、
これらの輝度からの一定比率により良好な精度でしきい
値を更新することとなる。
【0017】第3の手段では、しきい値の更新処理につ
いて次のように処理している。輝度値検索部が、輝度デ
ータ中の輝度の最高値を検索する。次いで、しきい値更
新部は、現在のしきい値より当該輝度の最高値が大きい
場合には検索されたストップランプ輝度に基づいて当該
しきい値を更新する。一方、しきい値より輝度の最高値
が小さい場合には、テールランプ輝度に基づいてしきい
値を更新する。
【0018】このように輝度データ中の輝度の最高値に
基づいてしきい値の更新処理を行うため、ストップラン
プの点灯中と判定している間は、ストップランプ輝度に
基づいてしきい値の設定処理を行い、また、ストップラ
ンプの点灯中と判定していない間は、テールランプ輝度
に基づいてしきい値の更新処理を行うこととなる。
【0019】第4の手段では、連続的なデータ処理を行
うため、テールランプ輝度とストップランプ輝度それぞ
れについて基準値を算出するようにしている。これは、
最新のテールランプ輝度と前回までのテールランプ輝度
とによりテールランプ輝度の基準値を算出し、また、最
新のストップランプ輝度と前回までのストップランプ輝
度とによりストップランプ輝度の基準値を算出する。
【0020】さらに、テールランプの輝度とストップラ
ンプの輝度の比率はほぼ一定の範囲内であることから、
当該ストップランプ輝度の基準値が、テールランプ輝度
の基準値に対して一定比率以内ではないときに、ストッ
プランプ輝度の基準値を当該一定比率内となるよう更新
する。この一定比率は、例えば、ストップランプの輝度
の基準値がテールランプの輝度の基準値の2倍以上3倍
以内であるとする比率である。次いで、当該更新したス
トップランプの輝度の基準値又は当該テールランプの輝
度の基準値に対する一定比率としてしきい値を更新す
る。この各基準値としきい値間の比率は、第1又は第2
の手段と同様である。
【0021】このようにすることによって、テールラン
プ輝度のみが検索される状態で、当該テールランプに対
応するストップランプの輝度を予測することができる。
例えば、先行車が入れ替わった場合、入れ替わった後の
車両のテールランプ輝度によりこの車両のストップラン
プ輝度を比率として予測し、この予測に基づいてしきい
値を変動させる。すると、このように先行車が入れ替わ
った場合であっても、ストップランプが点灯したときに
的確にこれを判別する。
【0022】また、このようにストップランプ等の基準
値を算出し、これに基づいてしきい値の更新処理を行う
ため、撮像環境の瞬間的な変化などによるノイズの影響
を受けにくい判定処理を行っている。
【0023】
【実施例】次に本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。
【0024】図1は、本発明によるストップランプ認識
装置の構成を示すブロック図である。ストップランプ認
識装置は、自車10の進行方向を撮像する撮像手段1
と、この撮像手段1からの画像データ1a中の特定色部
分1eを抽出する特定色部分抽出手段2と、画像データ
1a中の輝度データ1cを抽出する輝度データ抽出手段
3と、当該特定色部分1eの輝度データ1cが所定のし
きい値thを越えている場合に先行車20のストップラ
ンプ20aの点灯と判定する判定手段4とを備えてい
る。
【0025】このうち、この判定手段4が、輝度データ
1c中のしきい値thより大きい輝度値であるストップ
ランプ輝度S又はしきい値thより小さい輝度値である
テールランプ輝度Tを検索する輝度値検索部5と、当該
ストップランプ輝度S又はテールランプ輝度Tに対する
一定比率を目標値としてしきい値thを更新するしきい
値更新部6とを備えている。また、本実施例では、特定
色部分1eをラベリングしてラベル間の相関関係の有無
を判定することにより、テールランプ20b又はストッ
プランプ20aの点灯の有無を判定するランプ有無検出
部7を備えている。
【0026】これを詳細に説明する。
【0027】撮像手段1はカラー画像撮像手段であり、
一定の間隔でカラー画像データ1aを特定色部分抽出手
段2と輝度データ抽出手段3とに出力する。撮像手段1
は、特定色部分抽出手段2が要求する特定色と、輝度の
変化を認識しうる画像データ1aを得ることのできるも
のであればよい。本実施例ではCCDカメラを用いてい
て、1秒間に3〜4回の間隔で撮像している。
【0028】判定手段4は、しきい値thに基づいて先
行車20のストップランプ点灯を判定する。さらに、次
回のストップランプ点灯認識のため、しきい値thを更
新している。また、ストップランプ点灯の判定結果は各
種装置に出力される。例えば、先行車との接近を警報す
る装置である。
【0029】図2はハードウエア資源の構成を示すブロ
ック図である。本実施例では、撮像手段1からのカラー
画像データ1aをデジタル信号に変換するA/D変換器
3Aと、データ変換用のマップを記憶したデータ変換用
ROM3Bとを備えている。これらは、特定色部分抽出
手段2及び輝度データ抽出手段3として機能する。RO
M3BのアドレスはA/D変換器からのRGBで表現さ
れる任意の色に対応していて、この任意の色に対する出
力(マップデータ)がROM3Bに格納されているた
め、ROM3Bは、入力された色信号に対して変換され
た出力結果(特定色抽出,輝度変換)が得られるデータ
変換器として機能する。この場合、CPU4Bを介さず
動作するため、極めて高速に画像データ1aの前処理を
行うことができる。
【0030】また、判定手段4は、データ変換用ROM
から出力されたデジタル信号を記憶する画像メモリ4A
と、プログラムに基づいて各種データ処理を行うCPU
4Bとから構成される。
【0031】図3はストップランプ等の認識に用いる画
像データの前処理過程を示すブロック図である。本実施
例では、特定色部分抽出手段2は、8ビットのRGBデ
ジタル信号(原画像)1bの特定色部分1eを抽出して
1ビットの特定色抽出2値画像1dとしている。ここで
は、一般的なテールランプ20b及びストップランプ2
0aの色を特定色としている。また、輝度データ抽出手
段3は、原画像1bから8ビット(256階調)のモノ
クロ輝度画像1cに変換する。
【0032】図4はこれらの画像の一例を示す図で、図
4(a)は原画像の一例を示し、図4(b)は特定色抽
出画像1dの一例を示す。原画像については、正確には
カラー多階調のデータであるが、図中簡略表記を用いて
いる。予め与えられた特定色のみを切り出すため、図4
(b)に示すように先行車10のストップランプ部分が
良好に抽出される。多少含まれるノイズについてはラベ
リング処理及びラベル間の相関関係の有無を判定するこ
とで除去している。ラベル間の相関関係は、連続する画
像間でラベルの位置及び大きさの変化が一定のしきい値
以内であるか否かによって確認している。
【0033】本実施例は、先行車20のストップランプ
20aの点灯の認識処理に際して、特に以下に示す3つ
の特徴点がある。
【0034】(1).第1に、テールランプの輝度とス
トップランプの輝度とが一定の比率にあることを利用し
て、画像データ1a中のストップランプ輝度S又はテー
ルランプ輝度Tに対する一定比率を目標値としてしきい
値thを更新している。
【0035】ここでは、ストップランプ輝度又はテール
ランプ輝度に対するしきい値の比率を求め、この比率に
従ってしきい値を更新していく手法を採用している。例
えば、ストップランプの輝度対テールランプの輝度が
3:2である場合には、しきい値thは、ストップラン
プ輝度の2/3以上であり、また、テールランプ輝度の
1.5倍以下である。このため、テールランプ輝度Tの
みを撮像しているときに、このテールランプ輝度に応じ
たしきい値thを当該テールランプ輝度Tの1.5倍以
下に誘導する。このため、テールランプ20bの点灯の
みを撮像しているときに、このテールランプによるスト
ップランプ20aの点灯の輝度を想定したしきい値に更
新することができる。
【0036】このストップランプ輝度Sは、しきい値t
hよりも輝度が高い輝度値であり、また、テールランプ
輝度Tはしきい値thよりも輝度が低い輝度値である。
より具体的には、ラベリングした画像データ中の特定色
部分1e上の輝度値を、現在のしきい値thで分離す
る。本実施例では輝度データを8bitとしているた
め、この輝度値は256階調の濃度値である。この分離
した各濃度値のうちのいずれかを各ランプ輝度として用
いている。
【0037】これらのランプ輝度としては、しきい値に
最も近い値を用いるのが望ましい。従って、ストップラ
ンプ輝度Sはしきい値よりも上の輝度値の内最低値とな
り、テールランプ輝度Tはしきい値よりも下の輝度値の
内最高値となる。実際には、ストップランプ輝度又はテ
ールランプ輝度のみが存在する場合が通常であるため、
特定色部分1eのラベル中の最低値又は最高値である。
このようにしきい値に近い値を各ランプ輝度S,Tとす
ることによって、これらのランプ輝度S,Tから一定の
比率でしきい値の目標値を定めることができる。
【0038】また、これらのランプ輝度S,Tとして
は、しきい値を境にしてそれぞれの輝度値の平均を取る
ようにしてもよいし、中心となる値でも良い。本実施例
では、しきい値を境にしてストップランプ輝度Sとテー
ルランプ輝度Tとに分離したことに特徴があり、如何な
る値をもってストップランプ輝度S等とするかは以下の
点を考慮して定めている。
【0039】まず、しきい値の目標値との比率が安定し
ていることであり、次いで、検索等の処理工程数が少な
いことである。上記のように、現在のしきい値に一番近
い値が最も良好であった。しかし、ストップランプ輝度
Sとしては、例えばノイズの影響を考慮して平均を取る
ようにしても良いし、また、輝度の最高値であってもよ
い。
【0040】(2).第2に、特定色部分1e中の最高
輝度値としきい値thとの関係によって処理を分岐して
いる。
【0041】ランプ輝度T,Sを有効に用いるため、本
実施例では、画像データ中輝度の最高値としきい値th
との関係によってどちらのランプ輝度T,Sを用いるか
定めている。このため、次の構成を採用している。
【0042】輝度値検索部5が、輝度データ1c中の輝
度の最高値Hを検索する機能を有し、しかも、しきい値
更新部6が、しきい値thより当該輝度の最高値Hが大
きい場合にはストップランプ輝度Sに基づいて当該しき
い値thを更新する機能と、しきい値thより当該輝度
の最高値Hが小さい場合にはテールランプ輝度Tに基づ
いてしきい値thを更新する機能とを備えている。従っ
て、テールランプ20bのみを検出している場合にはテ
ールランプ輝度Tに基づいてしきい値thを算出し、一
方、ストップランプ20aのみを検出している場合には
ストップランプ輝度Sに基づいてしきい値thを更新し
ている。
【0043】(3).テールランプとストップランプの
輝度が一定比率であることを利用するため、ストップラ
ンプとして認識する輝度と、テールランプとして認識す
る輝度の基準値をそれぞれ算出している。この基準値
は、ストップランプ輝度Sやテールランプ輝度Tの連続
性と、各輝度の比率とを加味した値となる。具体的には
次のような構成としている。
【0044】しきい値更新部6が、最新のテールランプ
輝度Tnと前回までのテールランプ輝度Tmとによりテー
ルランプ輝度Tの基準値Ttを算出する機能と、最新の
ストップランプ輝度Snと前回までのストップランプ輝
度Smとによりストップランプ輝度の基準値Stを算出す
る機能とを備えている。これは、前回までの各ランプ輝
度の基準値Tt,Stを最新のランプ輝度Tn,Snで更新
することにより行っている。
【0045】また、しきい値更新部6は、当該ストップ
ランプ輝度の基準値Stがテールランプ輝度Ttの基準値
に対して一定比率以内にないときにはストップランプ輝
度Stの基準値を当該一定比率内となるよう更新する機
能を備えている。これは、ストップランプ20aの輝度
がテールランプ20bの輝度の2倍以上3倍以内とする
と、ストップランプ輝度の基準値Stが更新された場合
には、この基準値Stがテールランプ輝度の基準値の2
倍以下であるか否かを確認する。一方、テールランプ輝
度の基準値Ttが更新された場合には、ストップランプ
の基準値Stがテールランプの基準値Ttの3倍以上であ
るかを確認する。
【0046】ストップランプの基準値Stがテールラン
プの基準値Ttに対して2倍以下又は3倍以上である場
合には、ストップランプの基準値Stを当該比率内とな
るよう更新する。さらに、しきい値更新部6は、当該更
新したストップランプの輝度又は当該テールランプの輝
度に対する一定比率としてしきい値を更新する機能とを
備えている。
【0047】この(3).に示した基準値を用いる手法
によって、第1に、ストップランプとテールランプの輝
度の比を直接的に用いることができ、第2に、連続的な
輝度データ1cに不可避的に生じるノイズの影響を最小
限にすることができる。
【0048】次に動作を説明する。
【0049】図5はストップランプ認識処理の一例を示
すフローチャートである。夜間、先行車のストップラン
プ20aを認識するには、ランプの輝度変化を検出して
テールランプ20bとストップランプ20aの区別を行
う必要がある。まず、撮像手段1が撮像した自車10の
前方の画像データ1aを取り込む(ステップS1)。次
いで、特定色部分抽出手段2が、画像データ1aから特
定色部分1eを抽出し、このストップランプ抽出画像
(特定色部分1e)をラベリングする(ステップS
2)。さらに、ラベルが存在する場合には(ステップS
3)、画面間におけるラベルの相関関係を確認する(ス
テップS4)。これは、前回撮像した画像データ1a
と、最新の画像データ1a間で、ラベルの位置及び大き
さの変化が所定のしきい値以内であるか否かのチェック
によって行っている。ラベルが存在しない場合(ステッ
プS3)、また、画面間に相関がない場合には(ステッ
プs4)、次画面へ処理を移行する。
【0050】相関関係が確認された場合には、先行車の
ランプ20a,20bが点灯であると判定する(ステッ
プS5)。次いで、当該特定色部分1eのランプ輝度を
算出する(ステップS6)。これは、輝度の最高値Hの
検索処理である。さらに、この輝度の最高値Hがしきい
値thを越えている場合、(ステップS7)、ストップ
ランプ20aの点灯と判定する(ステップS8)。一方
輝度の最高値Hがしきい値を越えていない場合(ステッ
プS7)、テールランプ20bの点灯と判定する(ステ
ップS9)。次いで、現在処理した画像に基づいてしき
い値thを更新する(ステップS10)。
【0051】図6はしきい値thを最新の画像データ1
aに基づいて更新する処理の一例を示すフローチャート
である。図6に示す処理によって、図7に示すしきい値
の更新が行われる。まず、図6に示すフローチャート上
の用語を定義する。
【0052】 ランプ最高輝度H ..... lmp_max しきい値以上のランプ輝度の最低値S ..... lmp_u_min しきい値以下のランプ輝度の最高値T ..... lmp_l_max しきい値th .....brt_th
【0053】 しきい値以上のランプ輝度の最低値lmp_u_minの基準値St ..... ave_u しきい値以下のランプ輝度の最高値lmp_l_maxの基準値Tt ..... ave_l
【0054】また、ここでは、ave_uはave_lの2倍以上
3倍以下に収まるようにする。
【0055】まず、輝度データ中の最高値lmp_maxを検
索する(ステップS21)。次いで、しきい値以上のラ
ンプ輝度中の最低値lmp_u_min(ストップランプ輝度
S)を検索する(ステップS22)。このlmp_u_min
は、ストップランプ20aの点灯として認識される最低
限の輝度値である。さらに、しきい値以下のランプ輝度
の最高値lmp_l_max(テールランプ輝度T)を検索する
(ステップS23)。このlmp_l_maxは、ストップラン
プ20aの点灯として判定されない輝度の最高値であ
る。この3つの値の検索は、撮像した1画面毎に行って
いる。
【0056】さらに、特定色データ上のラベル間の相関
関係により、当該画面中にランプが存在するか否かを判
定する(ステップS25)。当該画面中にランプが存在
しない場合には、次画面に処理を移行する。
【0057】ランプが存在する場合、輝度データ中の最
高値lmp_maxと現在のしきい値brt_thとを比較する(ス
テップS26)。現在のしきい値brt_thが大きい場合に
は、lmp_l_maxを用いてテールランプ輝度の基準値ave_l
を次式(1)により更新する(ステップS27)。
【0058】 ave_ln={ave_ln-1 x (n-1) + lmp_l_max}/n .....式(1)
【0059】ここで、1秒間に3〜4回のサイクルで撮
像する場合nは10から30としている。
【0060】これによって、テールランプ輝度の基準値
ave_lが現在の画像による輝度データ1e中の最高値lmp
_maxに近づく。この段階では、輝度データ中の最高値lm
p_maxはテールランプの点灯として扱われる。
【0061】次いで、ステップS26でテールランプ輝
度の基準値ave_lと、ストップランプ輝度の基準値ave_l
とを比較する。即ち、テールランプの点灯と判定する輝
度の最高値と、ストップランプの点灯と判定する輝度の
最低値とを比較する(ステップS28)。
【0062】テールランプ輝度の基準値ave_lの3倍よ
りも、ストップランプ輝度の基準値ave_uが大きい場
合、ストップランプ点灯の輝度値がテールランプ点灯の
輝度値の3倍以上あることになるため、まず、ストップ
ランプ輝度の基準値ave_uを、現在処理中の輝度の最高
値lmp_l_maxと対応するテールランプ輝度の基準値ave_l
の3倍以内の適正値へ次式(2)を用いて更新する(ス
テップS29)。
【0063】 ave_un={ave_un-1 x (n-1) + ave_l x 3}/n .....式(2)
【0064】この式(2)によって、ave_lの3倍以上
あったave_uを3倍に近づけている。即ち、現在のテー
ルランプ輝度Tに応じてストップランプ輝度の基準値av
e_uを更新している。次いで、ステップS30に処理を
移行する。
【0065】ステップS28において、ストップランプ
輝度の基準値ave_uが、テールランプ輝度の基準値ave_l
の3倍以内である場合には、次のステップS30に移行
する。
【0066】ステップS30では、次式(3)によりし
きい値brt_thを更新する。
【0067】 brt_thn={brt_thn-1 x (n-1)+min(ave_ux0.9,ave_l x 1.5)}/n .....式(3)
【0068】式(3)中、min(ave_u x 0.9,ave_l x
1.5)は、ここではave_u x 0.9とave_l x 1.5のうちどち
らか小さい方を選択して計算することを表している。
【0069】この式(3)によって、しきい値の適正値
をave_u x 0.9以下又はave_l x 1.5以上としている場
合、当該範囲内にしきい値brt_thを近づけている。
【0070】一方、ステップS26において、輝度デー
タ中の最高値lmp_maxと現在のしきい値とを比較し、現
在のしきい値が小さい場合には、ストップランプ輝度lm
p_u_minを用いて次式(4)によりストップランプ輝度
の基準値ave_uを更新する。
【0071】 ave_un={ave_un-1 x (n-1) + lmp_u_min}/n .....式(4)
【0072】式(4)により、ストップランプ輝度の基
準値ave_uをしきい値以上の最低輝度lmp_u_minに近づけ
る。次いで、このストップランプ輝度の基準値ave_u
と、テールランプ輝度の基準値ave_lとを比較する(ス
テップS32)。
【0073】ストップランプ輝度の基準値ave_uが、テ
ールランプ輝度の基準値ave_lの2倍よりも小さい場合
には、即ち、ストップランプ点灯として判定する輝度値
が、テールランプとして判定する輝度値の2倍に満たな
い場合には、次式(5)によりストップランプ輝度の基
準値ave_uを更新する。
【0074】 ave_un={ave_un-1 x (n-1) + ave_l x 2}/n .....式(5)
【0075】この式(5)によって、ストップランプ輝
度の基準値ave_uを、現在の画面のテールランプ輝度lmp
_l_minとの関係で適正値となるようにしている。即ち、
ストップランプ点灯として判定する輝度値の最低値が、
テールランプ点灯として検出する輝度の最高値の2倍以
上となるよう処理している。次いで、ステップS34に
移る。
【0076】ステップS32において、ストップランプ
輝度の基準値ave_uが、テールランプ輝度の基準値ave_
の2倍よりも大きい場合には、ストップランプ輝度の基
準値ave_uは適正なものであるとしてそのままステップ
S34に処理を移行する。
【0077】ステップS34では、次式(6)によりし
きい値brt_thを更新する。
【0078】 brt_thn={brt_thn-1 x (n-1)+(ave_u x 0.9)}/n .....式(6)
【0079】これによって、しきい値brt_thはストップ
ランプ輝度の基準値ave_uの1.5倍に近づくよう更新
される。
【0080】図7はこのアルゴリズムに従った輝度しき
い値brt_thの設定と、ストップランプ点灯判定の例を示
す説明図である。図7(a)はランプ輝度が比較的安定
している場合である。このような場合は、輝度しきい値
を一定値としてもストップランプとテールランプを分離
して判断することができる。しかし、図7(b)のよう
に、ランプ輝度が急激に変化した場合には、固定された
輝度しきい値で両者を分離することはできない。
【0081】図7(b)はランプ輝度が高い車両20A
に続いて、ランプ輝度が低い車両20Bを認識した例で
ある。本実施例によるアルゴリズムに基づいて算出され
る輝度しきい値brt_thは、ランプ輝度の低下に伴って小
さくなり、このような場合においてもストップランプ点
灯を認識することができる。図7(c)は輝度しきい値
よりテールランプ輝度が高く、誤認識(二点鎖線円内
部,テールランプをストップランプと誤認識)している
例である。この場合、先行車両のストップランプ20a
が点灯することで輝度しきい値brt_thが上昇し、正常な
認識状態に復帰する。
【0082】上述したように本実施例によると、ランプ
輝度に応じてしきい値thを変化させるため、車両内の
ランプ輝度のバラツキによる誤認識が低減される。ま
た、しきい値自身が自動的に変化する構成としたため、
天候等の環境変化に強く、かつ、撮像装置の設定の条件
が緩和され、保守上の負担が軽減される。
【0083】本実施例のアルゴリズムに基づくストップ
ランプ輝度しきい値設定方法は、図8及び図9のように
車間距離警報装置30と組み合わせた場合に有効であ
る。この場合、警報の信頼性が高くなる。
【0084】車間距離警報装置30は、先行車20との
距離等のデータから安全車間距離を算出し、この安全車
間距離に対して現在の車間距離がどの程度の比率なのか
によって警報を発するものである。本実施例で用いる安
全車間距離は次式(7)となる。
【0085】
【数1】
【0086】ここで、各値は次の通りである。 V: 自車速度 Vr: 相対速度 td: 反応遅れ時間(定数) a: 減速度(定数)
【0087】図7は車間距離評価手段32による車間距
離の評価の手法を示す図表である。まず、本実施例では
安全車間距離との関係で警報が必要とされる車間距離の
範囲を次の4段階に区分している。
【0088】1.車間距離が安全車間距離の1/2より
も小さい(<Rs/2) 2.車間距離が安全車間距離よりも小さい(<Rs) 3.車間距離が安全車間距離の1.5倍よりも小さい
(<3Rs/2) 4.車間距離が安全車間距離の1.5倍以上(≧3Rs
/2)
【0089】また、警報の段階を従来例と同様に以下の
如く3段階にしている。 0.警報なし 1.一次警報(注意を促す) 2.二次警報(操作を促す)
【0090】図7に示す例では、警報レベルの判定処理
に自車のブレーキ状態を示す自車ブレーキ情報と、先行
車20のブレーキ情報を用いている。これによって、先
行車の挙動を考慮した警報の出力制御を行うことができ
る。また、先行車との相対速度により先行車と接近して
いるか又は離隔しているかを走行状態情報として用いて
いる。この先行車のブレーキ情報は、上述した実施例に
よるストップランプ認識装置の判定結果である。
【0091】図7に示す評価テーブルに従うと、先行車
20がブレーキ中に自車10がブレーキを作動させてお
らず、しかも先行車20と接近している場合には、距離
に関係なく警報を発する。また、自車10のブレーキが
onであり、先行車20のブレーキがoffであるとき
は、安全車間距離の1/2以下で且つ接近している場合
にのみ2次警報を発する。このように、先行車20との
車間距離に応じて警報を発する制御を基本としながら、
自車ブレーキ情報や、先行車ブレーキ情報に基づいて警
報と車間距離の関係を設定しているため、先行車及び自
車の走行状態に応じた的確なタイミングで警報を発する
ことができる。
【0092】図8は本実施例による警報出力処理の一例
を示すフローチャートである。まず、車間距離を測距す
る(ステップS41)。次いで、この車間距離の変化に
より相対速度を算出する(ステップS42)。ここで
は、接近しているか離隔しているかのみを算出してい
る。さらに、自車ブレーキセンサ等からの自車の走行状
態情報を取得する(ステップS43)。次いで、安全車
間距離を算出する(ステップS44)。
【0093】さらに、ストップランプ認識装置を用いて
先行車のストップランプを認識する(ステップS4
5)。このステップS41からステップS45までに取
得した情報に基づいて、警報が必要とされる車間距離2
aを設定する(ステップS46)。さらに、図7に示し
た評価テーブルに基づいて、警報レベルを判定し(ステ
ップS47)、警報を発する(ステップS48)。
【0094】この車間距離警報装置では、夜間であって
もストップランプの点灯を正確に認識し、さらに、先行
車のブレーキ状態を考慮して警報レベルの判定処理を行
うため、警報出力の精度が大幅に向上する。
【0095】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、輝度値検索部が、ストップランプ
輝度又はテールランプ輝度を検索し、しきい値更新部
が、ストップランプ輝度又はテールランプ輝度に対する
一定比率を目標値としてしきい値を更新するため、テー
ルランプ輝度の下降やストップランプ輝度の上昇に伴っ
てしきい値を変動させることができる。
【0096】しかも、先行車のテールランプの輝度とス
トップランプの輝度とは一定の比率であり、しきい値は
この比率により定まるテールランプ輝度とストップラン
プ輝度の間の値となるため、例えば先行車が入れ替わっ
てテールランプの輝度が低下した場合、これに伴ってし
きい値を下降させるよう更新することができる。従っ
て、判定手段は、ストップランプが点灯したときに輝度
値が前回より下回っていてもこれを点灯と判定すること
ができる。
【0097】また、動作開始直後等テールランプの点灯
をストップランプの点灯と誤認識をしていても、ストッ
プランプの点灯によって、このストップランプ輝度に対
する比率によりしきい値を更新するため、更新されたし
きい値ではテールランプの点灯をストップランプの点灯
と誤認識することを回避することができる。このよう
に、認識対象の車両や撮像環境の変化にかかわらずスト
ップランプの点灯を認識することができる従来にない優
れたストップランプ認識装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本実施例のハードウエア資源の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本実施例の前処理での構成を示すブロック図で
ある。
【図4】図3に示した前処理の具体例を示す説明図であ
り、図4(a)は原画像の一例を示す図で、図4(b)
は特定色抽出画像の一例を示す図である。
【図5】図1に示した構成によるストップランプの認識
処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】図5に示したしきい値の更新処理の詳細を示す
フローチャートである。
【図7】図5及び図6に示したフローチャートによる時
間経過に伴うしきい値の変化を示す図で、図7(a)は
通常の場合を示す説明図で、図7(b)は先行車両が変
化した場合を示す説明図で、図7(c)は当初に誤認識
していた場合を示す説明図である。
【図8】図1に示したストップランプ認識装置を用いた
車間距離警報装置の実施例を示す図表である。
【図9】図8に示した図表による車間距離警報装置の動
作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮像装置 2 特定色部分抽出手段 3 輝度データ抽出手段 4 判定手段 5 輝度値検索部 6 しきい値更新部 10 自車 20 先行車

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車の進行方向を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段からの画像データ中の特定色部分を抽出す
    る特定色部分抽出手段と、前記画像データ中の輝度デー
    タを抽出する輝度データ抽出手段と、当該特定色部分の
    輝度データが所定のしきい値を越えている場合に先行車
    のストップランプの点灯と判定する判定手段とを備え、 この判定手段が、前記特定色部分の輝度データ中の前記
    しきい値より大きい輝度値である所定のストップランプ
    輝度又は前記しきい値より小さい輝度値である所定のテ
    ールランプ輝度を検索する輝度値検索部と、当該ストッ
    プランプ輝度又はテールランプ輝度に対する一定比率を
    目標値として前記しきい値を更新するしきい値更新部と
    を備えたことを特徴とするストップランプ認識装置。
  2. 【請求項2】 前記所定のストップランプ輝度が、前記
    特定色部分の輝度データ中の前記しきい値より大きい輝
    度値の内最低値の輝度値であり、前記所定のテールラン
    プ輝度が、前記特定色部分の輝度データ中の前記しきい
    値より小さい輝度値の内最高値の輝度値であることを特
    徴とする請求項1記載のストップランプ認識装置。
  3. 【請求項3】 前記輝度値検索部が、前記特定色部分の
    輝度データ中の輝度の最高値を検索する機能を有し、 前記しきい値更新部が、前記しきい値より前記輝度の最
    高値が大きい場合には前記ストップランプ輝度に基づい
    て当該しきい値を更新する機能と、前記しきい値より前
    記輝度の最高値が小さい場合には前記テールランプ輝度
    に基づいて前記しきい値を更新する機能とを備えたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載のストップランプ認識
    装置。
  4. 【請求項4】 前記しきい値更新部が、最新のテールラ
    ンプ輝度と前回までのテールランプ輝度とによりテール
    ランプ輝度の基準値を算出する機能と、最新のストップ
    ランプ輝度と前回までのストップランプ輝度とによりス
    トップランプ輝度の基準値を算出する機能と、当該スト
    ップランプ輝度の基準値が前記テールランプ輝度の基準
    値に対して一定比率以内にないときには前記ストップラ
    ンプ輝度の基準値を当該一定比率内の値となるよう更新
    する機能と、当該更新したストップランプ輝度の基準値
    又は当該テールランプ輝度の基準値に対する一定比率と
    して前記しきい値を更新する機能とを備えたことを特徴
    とする請求項1又は2記載のストップランプ認識装置。
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