JPH08221334A - 装置アドレス設定装置及び設定方法 - Google Patents

装置アドレス設定装置及び設定方法

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JPH08221334A
JPH08221334A JP7029034A JP2903495A JPH08221334A JP H08221334 A JPH08221334 A JP H08221334A JP 7029034 A JP7029034 A JP 7029034A JP 2903495 A JP2903495 A JP 2903495A JP H08221334 A JPH08221334 A JP H08221334A
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JP
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JP7029034A
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English (en)
Inventor
Toyohito Hatashita
豊仁 畑下
Atsushi Inoue
淳 井上
Akira Hirata
明 平田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 システムを構築する他の装置が、使用する2
重系の装置の運転側から待機側に故障時に引き継ぐ際、
他の装置がこれを意識しないで運転を引き継げる装置ア
ドレスの設定装置を得ることを目的とする。 【構成】 任意のアドレスを設定できる仮想アドレス設
定レジスタと、この仮想アドレス設定レジスタ出力のア
ドレスと別のアドレスを選択出力するセレクタと、切換
指令時に状態変化してこの状態で上記セレクタの入力を
選択指示する初期値レジスタと、この初期値レジスタが
状態変化した場合には割り込み通知を発生する割り込み
発生手段とを備えた第1の装置と、この第1の装置と同
構成の第2の装置を有し、第1の装置でエラーが発生す
ると、上記切換指令を与えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、共有バスに接続され
る2台の装置間で処理の引き継ぎを行う情報処理装置の
アドレス設定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の2アドレスを持つ装置アドレス設
定方式の例を説明する。図13は、特開平4−2485
1で示された従来の2アドレス設定方式の概念を示すブ
ロック図である。本例は、アドレス設定レジスタとアド
レス設定レジスタ4に設定したアドレスあるいはスロッ
トに固有のスロットアドレスのいずれかを当該装置の装
置アドレスに切り替えるセレクタ3aを備えたもので、
セレクタ3aは、共有バスからのリセット信号により固
有のスロットアドレスを選択し、その後共有バスからの
セレクト信号によりアドレス設定レジスタ4で設定した
アドレスを選択する。同様の趣旨で特開平3−2281
62にも全く同様の回路が開示されている。上記の例で
は装置が故障時、またはシステムの立ち上げ時にスロッ
トアドレスが選択され、システムが正常動作時はアドレ
ス設定レジスタのアドレスが選択されるようになってい
る。従来はアドレス設定には故障時のバックアップの考
えがなく、バックアップ時には、システムの動作を中断
してバックアップ側の装置アドレスを設定しなければな
らなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のアドレス設定方
式では、同一種の装置を二つ挿入し、一方を運転側、も
う一方を特機側としてシステムを構築する場合、装置ア
ドレスの初期値がスロットに固有のスロットアドレスに
固定的に設置されるので、該装置の故障時に運転側の装
置アドレスを待機側が引き継いで運転を継続させるに
は、システムが待機側アドレスを運転側アドレスに設定
する必要があるという課題があった。また当該装置を運
転中に修理交換する場合に、スロットアドレスになり引
き継ぎができないという課題があった。又、アドレスの
引き継ぎ中に該装置に故障が発生した場合、2つの装置
で同一アドレスを持ってしまうという課題があった。
【0004】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、該装置の故障時に運転側の装置
アドレスを待機側が引き継いで運転が継続できる装置ア
ドレス設定装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る装置アド
レス設定装置は、任意のアドレスを設定できる仮想アド
レス設定レジスタと、この仮想アドレス設定レジスタ出
力のアドレスと別のアドレスを選択出力するセレクタ
と、切換指令時に状態変化してこの状態で上記セレクタ
の入力を選択指示する初期値レジスタと、この初期値レ
ジスタが状態変化した場合には割り込み通知を発生する
割り込み発生手段とを備えた第1の装置と、この第1の
装置と同構成の第2の装置を有し、第1の装置でエラー
が発生すると、上記切換指令を与えるようにした。
【0006】または、同構成の相手装置に自装置アドレ
スを出力し、かつ引き続いて任意のアドレスまたはスロ
ット・アドレスを選択出力するシーケンサと、切換指令
時に状態変化してこの状態でシーケンサの入力を選択指
示する初期値レジスタと、このシーケンサが選択出力す
るアドレス値を記憶する仮想アドレス設定レジスタを備
えた第1の装置と、この第1の装置と同構成の第2の装
置を有し、第1の装置でエラーが発生すると、シーケン
サに指示して仮想アドレス設定レジスタの値を出力し、
引き続いて外部からのアドレス値の読み込みまたはスロ
ットアドレスの読み込みを行うようにした。
【0007】また更に、初期値レジスタが状態変化した
場合には、割り込み通知を発生する割り込み発生手段を
備えた。
【0008】また更に、自装置にエラーが発生した場合
には、自装置エラー状態を記憶する自エラーフラグ保持
手段を備え、エラーが発生して相手装置から初期値レジ
スタの状態変化の指令を与えられた場合に、上記自エラ
ーフラグ保持手段がエラーでない状態でセレクタまたは
シーケンサに指示して仮想アドレス設定レジスタの値を
出力し、かつ引き続いて外部からのアドレス値の読み込
みまたはスロットアドレスの読み込みを行うようにし
た。
【0009】また更に、第2の装置にエラーが発生した
場合には、相手装置のエラー状態を記憶する相手エラー
フラグ保持手段を備え、第1の装置にエラーが発生した
場合または初期値レジスタが状態変化した場合に、上記
相手エラーフラグ保持手段がエラーでない状態でセレク
タまたはシーケンサに指示して仮想アドレス設定レジス
タの値を出力し、かつ引き続いて外部からのアドレス値
の読み込みまたはスロットアドレスの読み込みを行うよ
うにした。
【0010】この発明に係る装置アドレス設定方法は、
任意のアドレスを設定できる仮想アドレス設定レジスタ
と、この仮想アドレス設定レジスタ出力のアドレスと別
のアドレスを選択出力するセレクタと、切換指令時に状
態変化してこの状態でセレクタの入力を選択指示する初
期値レジスタと、エラーが発生した場合または上記初期
値レジスタが状態変化した場合には割り込み通知を発生
する割り込み発生手段とを備えた第1の装置と、この装
置と同一構成の第2の装置とを有し、第1の装置にエラ
ーが発生すると、第1の装置側の初期値レジスタを書き
換えて別アドレスを選択するステップと、引き続いて直
ちに第2の装置側の仮想アドレス設定レジスタを第1の
装置側の出力アドレスに設定し、かつ第2の装置側の初
期値レジスタを書き換えて上記仮想アドレス設定レジス
タ出力を選択させるステップを備えた。
【0011】
【作用】この発明による装置アドレス設定装置は、第1
の装置でエラーが発生すると、切換指令が出て初期値レ
ジスタの状態が変化して、この変化によりセレクタは第
1の装置の仮想アドレス設定レジスタとは別のアドレス
を選択出力し、割り込みを発生する。また第2の装置で
は、これにより仮想アドレス設定レジスタのアドレス値
を第1の装置からのアドレス値に設定して、このアドレ
ス値をセレクタが選択し出力する。
【0012】または、第1の装置でエラーが発生する
と、初期値レジスタの状態が変化し、この変化によりセ
レクタは第1の装置のシーケンサに指令が出て仮想アド
レス設定レジスタ値が第2の装置側に出力され、また第
1の装置側の仮想アドレス設定レジスタに対して当初と
は別のアドレス、スロット・アドレスを選択出力する。
また第2の装置では、これによりシーケンサが選択出力
して仮想アドレス設定レジスタのアドレス値を第1の装
置からのアドレス値に設定する。
【0013】また更に、第2の装置側では初期値レジス
タの状態変化が検出されて、割り込みが発生する。
【0014】また更に、エラーが発生した場合でも、自
エラーフラグが保持されていない状態で初期値レジスタ
の変化が起こるよう制限される。
【0015】また更に、エラーが発生した場合でも、相
手エラーフラグが保持されていない状態で初期値レジス
タの変化が起こるよう制限される。
【0016】この発明による装置アドレス設定方法は、
第1の装置でエラーが発生すると、第1の装置側の初期
値レジスタの状態変化の指令に不可分に引き続いて第2
の装置側の初期値レジスタの状態変化が指令され、第1
と第2の装置間で運転が継続される。
【0017】
【実施例】
実施例1.本発明の要旨である同一装置による運転・待
機のシステム構築で、故障時のアドレスを引き継ぎ運転
をさせる装置構成を説明する。次に動作について説明す
る。図1は、本発明の一実施例による装置アドレス設定
装置の装置アドレス設定部について示したものである。
図において、1はスイッチ(初期値設定手段)、2は初
期値レジスタで装置内部又は共有バス側から設定可能で
ある。3はセレクタでスロットアドレスと仮想スロット
レジスタ4の出力を選択する。4は仮想スロットアドレ
スレジスタで、装置内部又は共有バス側から設定可能で
ある。5は割り込み発生器で、初期値レジスタの値が変
化したときに割り込みをCPUに対して発生する。セレ
クタ3の出力(装置アドレス出力)は、デコーダに渡さ
れる。デコーダは、共有バス上のアドレス出力とスロッ
トアドレスを比較し、一致していれば自装置が選択され
ていることを出力する。
【0018】図2は、本発明の一実施例による装置アド
レス設定装置を含む情報処理装置によるシステム構築例
で、21は運転側の情報処理装置、22は待機側の情報
処理装置、23はIOコントローラである。それぞれ
は、共有バスに接続される。21と22は全く同一の装
置で初期値設定手段によって、運転側又は待機側に設定
される。又、バックボード上の実装位置はそれぞれ任意
である。上記装置のアドレスは、運転側がシステムの運
用で与えられる値とし、待機用は待機中はそれと異なる
値であるが、運転側が故障すると直ちに運転側をシステ
ムで決る値から外し、続いて待機側を運転側に変更して
そのアドレスを引き継がねばならない。
【0019】図1で、スイッチ1は、運転側又は待機側
のいずれになるかを設定するもので、例えば論理値1を
出力している時に運転側、論理値0を出力している時に
は待機側とする。初期値レジスタ2はリセット信号が有
意から無意に変化するときにスイッチ1の出力を記憶す
る。その後、スイッチ1の変化は初期値レジスタ2には
影響を与えない。本要素は、本実施例では重要な要素で
あり、以降に述べるセレクタがシステムの運用中にどち
らの入力を選択するかを記憶、保持するものである。セ
レクタ3は、初期値レジスタ2の出力が論理値1の時仮
想スロットアドレスレジスタの出力を選択し、論理値0
の時スロットアドレス入力を選択する。仮想スロットア
ドレスレジスタ4は、リセット信号を受け初期値に設定
される。初期値は、スロットアドレスには存在しない値
で、例えばシステムの運用でその装置に与えられるアド
レス値に設定される。割り込み発生器5も重要な要素で
あり、システム運用中に初期値レジスタ2の論理変化を
検出して故障時のバックアップを装置CPUに通知す
る。
【0020】情報処理装置21のスイッチ1は論理値1
を出力するように設定され、情報処理装置22のスイッ
チ1は、論理値0を出力するように設定されている。電
源投入時に、それぞれの情報処理装置の初期値レジスタ
2は、スイッチ1の出力をリセットの変化時に記憶して
いる。そして、セレクタ3へスロットアドレス入力を出
力するか、仮想スロットアドレスレジスタ4の出力を出
力するかを指示する。一方、仮想スロットアドレスレジ
スタ4は、リセット信号を受け初期値に設定される。運
転側の情報処理装置21のセレクタ3は、初期値レジス
タ2が論理値1で、セレクタは仮想スロットアドレスレ
ジスタの出力を出力している。他方、待機側の情報処理
装置22のセレクタ3は、初期値レジスタ2が論理値0
で、セレクタ3はスロットアドレス入力を出力する。
【0021】ここで故障時に待機側の装置が動作を引き
継ぐ場合の装置アドレスの設定動作を説明する。図3
は、運転側の情報処理装置21に故障が発生した場合の
動作を示すフローチャートである。運転側の情報処理装
置21に故障が発生すると(動作31)運転側の動作が
可能であれば(動作32)、運転側自身によって運転側
の初期値レジスタ2を論理値0を出力するように設定し
(動作33)、待機側の初期値レジスタ2を論理値1を
出力するように設定する(動作34)。動作33と動作
34は共有バス上ではバスロックなどの手段によって不
可分に行われる。運転側の動作が不能であれば(動作3
2)、ウオッチドックタイマなどの手段によって、待機
側が運転側の異常を検出する(動作35)。待機側は、
運転側の初期値レジスタ2を論理値0を出力するように
設定し(動作36)、待機側の初期値レジスタ2を論理
値1を出力するように設定する(動作37)。割り込み
発生器5は、初期値レジスタ2の論理値0から1への出
力変化を検出し、割り込みをCPU対して発生し(動作
38)、割込を受けた待機側装置のCPUは、以降運転
側として動作する。
【0022】以上の動作により、待機側は運転側の装置
アドレスを引き継ぎ、その他の装置(例えばIOコント
ローラ23)は、運転側の装置が変更されたことを意識
する必要がなく、システムは運転を継続することができ
る。故障を起こした運転側装置は、運転中に交換され
る。この時、スイッチ1は待機側に設定して挿入する。
このようにして、運転側の装置が故障した場合に、待機
側装値が運転側装置の装置アドレスを引き継いで、シス
テムとして運転を継続させ、故障を起こしたボードを修
理/交換することができる。待機側装置が故障を起こし
た場合は、単に装置を交換するだけで良いことは明白で
ある。
【0023】初期値設定手段は、スイッチ以外にも例え
ばIEEE P896.2 Draft 5.5 P2
35に記載されたような手段(モナーク決定手段)によ
って、自動的に運転側と待機側を決定してもよい。図4
は、この手段を用いた場合の構成図である。
【0024】実施例2.次に本発明の別の実施例による
装置アドレス設定装置の動作について説明する。図5
は、本発明の別の発明による装置アドレス設定装置の構
成図である。図において、51はセレクタ、52は仮想
スロットアドレスレジスタ、53はシーケンサ(アドレ
ス設定手段)、54はレジスタである。これは本実施例
では重要な要素であり、一命令で連続2動作を行うもの
である。
【0025】上記構成の装置の動作について説明する。
初期設定手段1及び初期値レジスタ2については、実施
例1の装置と同様に動作する。リセット時、レジスタ5
4は初期値に設定される。初期値はスロットアドレスに
存在しない値である。シーケンサ53は初期値レジスタ
2の出力に従って、スロットアドレス入力を選択するか
レジスタ54の出力を選択するか書き込みデータを選択
するかをセレクタ51に指示する。運転側の情報処理装
置21はレジスタ54の出力を選択し、待機側の情報処
理装置22はスロットアドレス入力を選択する。リセッ
ト信号が有意から無意に変化するときに、セレクタ51
の出力が仮想スロットアドレスレジスタ52に書き込ま
れる。書き込みの指示は、シーケンサ53から制御線を
通じて行われる。
【0026】図6は、運転側の情報処理装置21に故障
が発生した場合の動作を示すフローチャートである。運
転側の情報処理装置21に故障が発生する(動作61)
と、運転側の動作が可能であれば(動作62)、運転側
のシーケンサ53は待機側の仮想スロットアドレスレジ
スタ52に対して、現在の運転側の仮想スロットアドレ
スレジスタ52の内容を書き込みデータとして共有バス
に書き込み操作を行う。同時に運転側シーケンサ53
は、セレクタ51にスロットアドレスを出力するように
指示し、仮想スロットアドレスレジスタ52に対して制
御線を通じてセレクタ51の出力の書き込みを指示する
(動作63)。この書き込みにより、運転側の仮想スロ
ットアドレスレジスタ52の内容は、スロットアドレス
入力になる。運転側シーケンサは、この2つの動作を不
可分に連続して行う。待機側では、共有バスからの書き
込みに応答して、シーケンサ53が共有バスからの書き
込みデータを選択するようにセレクタ51に指示し、仮
想スロットアドレスレジスタ52に書き込みを行う。待
機側の仮想スロットアドレスレジスタ52の内容は、運
転側の装置アドレスになる。この様にして、待機側は運
転側の装置アドレスを引き継いで、システムとして運転
を継続させ、故障を起こした装置を修理/交換すること
ができる。
【0027】運転側の動作が不能であれば(動作6
2)、ウオッチドッグタイマなどの手段によって、待機
側が運転側の異常を検出する(動作64)。待機側の情
報処理装置22は、待機側の仮想スロットアドレスレジ
スタ52に運転側のスロットアドレスをデータとして書
き込みを行う。同時に待機側のシーケンサ53は、運転
側の仮想スロットアドレスレジスタ52に対して、現在
の運転側のスロットアドレスを書き込みデータとして共
有バスに書き込み操作を行う(動作65)。この書き込
みにより、待機側の仮想スロットアドレスレジスタ52
の内容は、元の運転側の装置アドレスになる。運転側で
は、共有バスからの書き込みに対応して、シーケンサ5
3が共有バスからの書き込みデータを選択するようにセ
レクタ51に指示し、仮想スロットアドレスレジスタ5
2に書き込みを行う。こうして、待機側は運転側の装置
アドレスを引き継いで、システムとして運転を継続さ
せ、故障を起こした装置を修理/交換することができ
る。待機側装置が故障を起こした場合は、単に装置を交
換するだけで良いことは明白である。
【0028】実施例3.装置内に正常引き継ぎを保証す
るためのエラー状態記憶保持機構を備えた例を説明す
る。この状態保持手段を持つ場合の動作を図について説
明する。図7は、自身のエラーを検知したときにセット
される自エラーフラグ保持手段(第一の状態保持手段)
71を持った装置アドレス設定装置の一構成例である。
自エラーフラグ保持手段71がセットされていない時の
動作は、図5に示した構成例のものと同一である。
【0029】自エラーフラグ保持手段71がセットされ
ている場合の動作について説明する。いま、待機側でこ
の自エラーフラグ保持手段71がセットされていると、
運転側から待機側の仮想スロットアドレスレジスタ52
に対して書き込みが行われた時(すなわち、自身の仮想
スロットアドレスレジスタ52に書き込みを行う時)、
待機側のシーケンサ53はこの書き込みを拒絶し、共有
バスに対してエラーを応答する。運転側のシーケンサ5
3は、共有バスからのエラー応答を受けると、自身の仮
想スロットアドレスレジスタ52への書き込みも中止す
る。このようにして、故障している待機側に誤って引き
継ぎを行うことを防止する。本実施例の自エラーフラグ
保持手段を実施例1の構成に適用しても良い。
【0030】実施例4.図8は、相手側のエラーを検知
したときにセットされる相手エラーフラグ(第二の状態
保持手段)81を持った装置アドレス設定装置の一構成
例である。相手エラーフラグ81は、待機側がエラーを
検出したときに運転側の相手エラーフラグ81を共有バ
スまたは専用の制御線などを用いてセットする。相手エ
ラーフラグ81がセットされていない時の動作は、図7
に示した構成例のものと同一である。
【0031】相手エラーフラグ81がセットされている
場合の動作について説明する。運転側が自身の仮想スロ
ットアドレスレジスタに書き込みを行うとき、運転側の
シーケンサ53はこの書き込みを拒絶する。共有バスに
対する書き込みは発生せず、待機側の仮想スロットアド
レスレジスタ52の内容は更新されない。このようにし
て、故障している待機側に誤って引き継ぎを行うことを
防止する。もちろん、本構成の相手エラーフラグ保持手
段を実施例1に付加してもよい。
【0032】実施例5.次に本発明の別の発明による装
置アドレス設定装置の動作について説明する。図9は、
本発明の別の発明による情報処理装置の構成図である。
図において各構成要素は上記実施例で述べた同一番号の
要素と同等のものである。
【0033】動作について説明する。図10は、運転側
の情報処理装置21に故障が発生した場合の動作を示す
フローチャートである。図の動作61ないし動作65
は、実施例2で述べたと同様である。即ち、運転側の仮
想スロットアドレスレジスタ52に待機側の仮想スロッ
トアドレスレジスタ52のアドレスを書き込み、待機側
の仮想スロットアドレスレジスタ52に向けて、現在の
運転側の仮想スロットアドレスレジスタ52の内容を共
有バスに出力して書き込み操作を行う(動作63)。待
機側では、共有バスからの書き込みデータを選択するよ
うに指示し、仮想スロットアドレスレジスタ52に書き
込みを行う。割り込み発生器5は、初期値レジスタ2の
論理値0から1への出力変化を検出し、割り込みをCP
Uに対して発生し(動作66)、割り込みを受けたCP
Uは以降運転側として動作する。
【0034】運転側の動作が不能の場合も実施例2と同
様の動作であるので詳細記述は省略する。その後、割り
込み発生器5は、初期値レジスタ2の論理値0から1へ
の出力変化を検出し、割り込みをCPU対して発生し
(動作66)、割り込みを受けたCPUは以降運転側と
して動作する。この様にして、待機側は運転側の装置ア
ドレスを引き継いで、システムとして運転を継続させ、
故障を起こした装置を修理/交換することができる。待
機側装置が故障を起こした場合は、単に装置を交換する
だけでよいことは明白である。
【0035】実施例6.上記実施例での構成要素を組み
合わせた例を述べる。次に状態保持手段を持つ場合の動
作について説明する。図11は、自身のエラーを検知し
た時にセットされる自エラーフラグ保持手段(第一の状
態保持手段)71を持った装置アドレス設定装置の一構
成例である。引き継ぎ時に待機側に割り込みが発生する
以外は、図7に示した構成例のものと全く同一に動作す
る。
【0036】実施例7.図12は、相手側のエラーを検
知したときにセットされる相手エラーフラグ保持手段
(第二の状態保持手段)81を持った装置アドレス設定
装置の一構成例である。引き継ぎ時に待機側に割り込み
が発生する以外は、図8に示した構成例のものと全く同
一に動作する。
【0037】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、セレク
タと初期値レジスタと割り込み発生手段を備えた第1
と、同様構成の第2の装置を備えたので、エラー発生の
場合にも第2の装置がアドレスを引き継いで運転が継続
でき、これら第1と第2の装置を運転と待機装置として
使用する他の装置はその引継を意識しないでよいという
効果がある。
【0038】または、シーケンサと初期値レジスタとア
ドレス設定レジスタを備えた第1の装置と、同様構成の
第2の装置を備えたので、エラー発生の場合にも1命令
で第2の装置がアドレスを引き継いで運転が継続でき、
これら第1と第2の装置を運転と待機装置として使用す
る他の装置はその引継を意識しないでよいという効果が
ある。
【0039】また更に、割り込み発生手段を付加したの
で、第2の装置側で確実に運転を引き継ぎが行える効果
がある。
【0040】また更に、自エラーフラグ保持手段を付加
したので、第2の装置側でこのフラグの状態をみて、確
実に運転の引き継ぎが行える効果がある。
【0041】また更に、相手エラーフラグ保持手段を付
加したので、第1の装置側でこのフラグの状態をみて、
確実に運転の引き継ぎが行える効果がある。
【0042】以上のようにこの発明の方法によれば、第
1の装置の初期値レジスタの状態変化と第2の装置の初
期値レジスタの状態変化を不可分に連続させたので、信
頼性高く運転の引継ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の装置アドレス設定装置の
構成図である。
【図2】 本発明の一実施例による装置アドレス設定装
置を収容した情報処理装置による2重系システムの構築
例を示す図である。
【図3】 本発明の一実施例による装置アドレス設定装
置に故障が生じた場合の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図4】 本発明の実施例2の装置アドレス設定装置の
構成図である。
【図5】 本発明の実施例2の更に他の装置アドレス設
定装置の構成図である。
【図6】 本発明の実施例2の装置アドレス設定装置が
収容された情報処理装置に故障が生じた場合の動作を示
すフローチャート図である。
【図7】 本発明の実施例3の装置アドレス設定装置の
構成図である。
【図8】 本発明の実施例4の装置アドレス設定装置の
構成図である。
【図9】 本発明の実施例5の装置アドレス設定装置の
構成図である。
【図10】 本発明の実施例5の装置アドレス設定装置
が収容された情報処理装置に故障が生じた場合の動作を
示すフローチャートである。
【図11】 本発明の実施例6の装置アドレス設定装置
の構成図である。
【図12】 本発明の実施例7の装置アドレス設定装置
の構成図である。
【図13】 従来の装置アドレス設定方式の概念を示す
構成図である。
【符号の説明】
1 スイッチ(初期値設定手段)、2 初期値レジス
タ、3 セレクタ、4仮想スロットアドレスレジスタ、
5 割り込み発生器、21 情報処理装置(運転側)、
22 情報処理装置(待機側)、23 IOコントロー
ラ、51 セレクタ、52 仮想スロットアドレスレジ
スタ、53 シーケンサ(アドレス設定手段)、54
レジスタ、71 自エラーフラグ保持手段(第一の情報
保持手段)、81 相手エラーフラグ保持手段(第二の
情報保持手段)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のアドレスを設定できる仮想アドレ
    ス設定レジスタと、 上記仮想アドレス設定レジスタ出力のアドレスと別のア
    ドレスを選択出力するセレクタと、 切換指令時に状態変化して、該状態で上記セレクタの入
    力を選択指示する初期値レジスタと、 上記初期値レジスタが状態変化した場合には、割り込み
    通知を発生する割り込み発生手段とを備えた第1の装置
    と、 上記第1の装置と同構成の第2の装置を有し、上記第1
    の装置でエラーが発生すると、上記切換指令を与える装
    置アドレス設定装置。
  2. 【請求項2】 同構成の相手装置に自装置アドレスを出
    力し、かつ引き続いて任意のアドレスまたはスロット・
    アドレスを選択出力するシーケンサと、 切換指令時に状態変化して、該状態で上記シーケンサの
    入力を選択指示する初期値レジスタと、 上記シーケンサが選択出力するアドレス値を記憶する仮
    想アドレス設定レジスタを備えた第1の装置と、 上記第1の装置と同構成の第2の装置を有し、上記第1
    の装置でエラーが発生すると、上記シーケンサに指示し
    て、上記仮想アドレス設定レジスタの値を出力し、引き
    続いて外部からのアドレス値の読み込みまたはスロット
    アドレスの読み込みを行う装置アドレス設定装置。
  3. 【請求項3】 また更に、初期値レジスタが状態変化し
    た場合には、割り込み通知を発生する割り込み発生手段
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の装置アドレス
    設定装置。
  4. 【請求項4】 また更に、自装置にエラーが発生した場
    合には、自装置エラー状態を記憶する自エラーフラグ保
    持手段を備え、 エラーが発生して相手装置から上記初期値レジスタの状
    態変化の指令を与えられた場合に、上記自エラーフラグ
    保持手段がエラーでない状態でセレクタまたはシーケン
    サに指示して仮想アドレス設定レジスタの値を出力し、
    かつ引き続いて外部からのアドレス値の読み込みまたは
    スロットアドレスの読み込みを行う請求項1または請求
    項2記載の装置アドレス設定装置。
  5. 【請求項5】 また更に、相手の装置にエラーが発生し
    た場合には、該相手装置のエラー状態を記憶する相手エ
    ラーフラグ保持手段を備え、 第1の装置にエラーが発生した場合または上記初期値レ
    ジスタが状態変化した場合に、上記相手エラーフラグ保
    持手段がエラーでない状態でセレクタまたはシーケンサ
    に指示して仮想アドレス設定レジスタの値を出力し、か
    つ引き続いて外部からのアドレス値の読み込みまたはス
    ロットアドレスの読み込みを行う請求項1または請求項
    2記載の装置アドレス設定装置。
  6. 【請求項6】 任意のアドレスを設定できる仮想アドレ
    ス設定レジスタと、上記仮想アドレス設定レジスタ出力
    のアドレスと別のアドレスを選択出力するセレクタと、
    切換指令時に状態変化して、該状態で上記セレクタの入
    力を選択指示する初期値レジスタと、エラーが発生した
    場合または上記初期値レジスタが状態変化した場合には
    割り込み通知を発生する割り込み発生手段とを備えた第
    1の装置と、上記と同一構成の第2の装置とを有し、 上記第1の装置にエラーが発生すると、第1の装置側の
    初期値レジスタを書き換えて別アドレスを選択するステ
    ップと、 引き続いて直ちに第2の装置側の仮想アドレス設定レジ
    スタを第1の装置側の出力アドレスに設定し、かつ第2
    の装置側の初期値レジスタを書き換えて上記仮想アドレ
    ス設定レジスタ出力を選択させるステップを備えた装置
    アドレス設定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10652203B2 (en) 2016-10-04 2020-05-12 Mitsubishi Electric Corporation Network system, communication control device and address setting method

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