JPH08220213A - 捜索レーダ装置 - Google Patents

捜索レーダ装置

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JPH08220213A
JPH08220213A JP7023069A JP2306995A JPH08220213A JP H08220213 A JPH08220213 A JP H08220213A JP 7023069 A JP7023069 A JP 7023069A JP 2306995 A JP2306995 A JP 2306995A JP H08220213 A JPH08220213 A JP H08220213A
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Mitsuyoshi Shinonaga
充良 篠永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的安価な構成で全周の捜索が可能な長距
離用の捜索レーダ装置を提供する。 【構成】 この発明に係る捜索レーダ装置では、同一の
回転台13上に2つのアンテナ11A,11Bを配置
し、それぞれ回転台13の回転駆動により指向方向が互
いに異なる方向に向いたまま回転させ、遠距離までの捜
索を行うことで、長距離捜索とデータレート(アンテナ
の回転周期)の制約から免れるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に地上に設置して全
周の監視を行う捜索レーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の捜索レーダ装置としては、リフレ
クタを回転させて全周を監視するタイプが主に用いられ
ているが、このタイプでは、長距離レーダを実現しよう
とすると、反射信号が到達するまでの時間が長くなるた
め、回転数を遅くすることが必要である。
【0003】ところが、回転数を遅くすると、1回転に
要する時間が長くなるため、同じ目標(同じ方位)から
の信号を受ける時間間隔が大きくなり、監視システムの
応答遅れや追尾の自動化ができない。このため、上記の
ようなリフレクタを回転させるタイプのレーダは中距離
レーダまでしか用いられていない。
【0004】これに対して、フェーズドアレイと呼ばれ
るタイプのレーダは、送信方向を自由に制御できること
から、長距離レーダに主として用いられている。但し、
フェーズドアレイ方式はレーダとして複雑かつ高価であ
る上、全周を捜索するためには3乃至4個のフェーズド
アレイを配置する必要があり、システムとして極めて高
価なものにならざるを得ない。
【0005】このような事情から、フェーズドアレイに
より送信仰角を制御し、方位方向は機械回転によって制
御することでコスト低減を図ったものもある。しかしな
がら、この方式では上述の欠点を免れられず、特定方位
を中心としてアンテナを固定し、限定された角度範囲に
ついてのみ長距離まで捜索できるにすぎない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の長距離用捜索レーダ装置では、フェーズドアレイの
使用を余儀なくされ、システムとして複雑かつ高価なも
のとなっている。
【0007】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、比較的安価な構成で全周の捜索が可能な
長距離用の捜索レーダ装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、機械的に水平面内を回転する回転駆動機
構を有し、上記回転により全周方向についての目標捜索
が可能な捜索レーダ装置において、複数の方位方向に対
して全く同時に同じ時間幅のパルスを送信して捜索を実
施しつつ、それぞれの送信する方位が前記回転駆動機構
の回転に従って連続的に変化し、全周を順次捜索するよ
うにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成による捜索レーダ装置では、同一の回
転駆動機構上に複数のアンテナを配置し、それぞれ回転
駆動機構の回転駆動により指向方向が互いに異なる方向
に向いたまま回転させ、遠距離までの捜索を行うこと
で、長距離捜索とデータレート(アンテナの回転周期)
の制約から免れるようにしている。
【0010】
【実施例】以下、図1を参照してこの発明の一実施例を
詳細に説明する。
【0011】図1はこの発明に係る長距離用捜索レーダ
装置の特徴となるアンテナ系の構成を示すもので、11
A,11Bはそれぞれ同一性能を持つリフレクタタイプ
のアンテナである。これらのアンテナ11A,11Bは
共に支柱12に背中合わせにして取り付けられる。支柱
12は回転駆動機構(図示せず)によって水平面内で定
速回転される回転台13の回転軸上に取り付けられる。
【0012】各アンテナ11A,11Bは、それぞれ水
平方向に向けたメインリフレクタ111の前方にサブリ
フレクタ112を配置し、メインリフレクタ111の中
央部に一次放射器113を配置した構造であり、互いに
180度異なる方向に送受信を行う。
【0013】上記支柱12の上部には、例えばSLC
(サイドーブ・キャンセラ)アンテナやIFF(アイデ
ンティフィケイション・オブ・フレンド・オア・フォ)
用のSLS(サイドローブ・サプレッション)アンテナ
などの補助アンテナ14が取り付けられる。
【0014】尚、詳細は図示しないが、各アンテナ11
A,11B,14の信号処理系はそれぞれ独立してお
り、必要に応じて個々に得られたビデオ信号をリンクさ
せるようにする。
【0015】上記構成において、以下にその動作につい
て説明する。
【0016】水平面内で回転する同一の回転台13上に
2つのアンテナ11A,11Bを背中合わせに配置し、
180度異なる方向に送信を実施する。すなわち、アン
テナ11A,11Bはそれぞれ回転台13の回転駆動に
より指向方向が互いに180度異なる方向に向いたまま
回転し、遠距離までの捜索を行う。
【0017】このような動作により、同一方向の信号に
ついては2つのアンテナ11A,11Bが順番にその方
向の捜索を実施するため、回転周期の半分の時間間隔で
信号が得られることになる。逆に時間間隔を一定とする
ならば、従来よりも半分の回転速度としてもよいことに
なる。このため、容易に遠距離捜索への時間を配分する
ことができる。
【0018】このように、同一の回転駆動機構上に2つ
のアンテナを配置することで、従来実現できなかった長
距離捜索とデータレート(アンテナの回転周期)の制約
から免れることができる。
【0019】また、2つの同一性能のアンテナ11A,
11Bを持つレーダシステムとしての特徴をさらに発揮
するために、実施例に示す構成を取ることにより、以下
のことが実現できる。
【0020】第1に、2つの送信周波数を変えることに
より、お互いの信号の干渉を避けるという消極的な効果
のみではなく、MTIのブラインドを互いに補うこと
や、測高の精度向上(周波数ダイバーシティ効果によ
る)などがシステムとして折り込むことができる。
【0021】第2に、2つのアンテナ11A,11Bは
冗長構成とみなすことができるため、信頼性が飛躍的に
向上する。
【0022】第3に、SLC(サイドーブ・キャンセ
ラ)アンテナやIFF(アイデンティフィケイション・
オブ・フレンド・オア・フォ)用のSLS(サイドロー
ブ・サプレッション)アンテナなどの補助アンテナ14
が共通に1個だけあればよい場合に、図に示すように中
央の支柱12の上部などに配置することにより、最小限
の構成とすることができる。
【0023】第4に、リフレクタ111,112を主副
の組み合わせたカセグレンタイプとした場合は、加重が
中央に集中し、これによって回転トルクを抑えることが
期待できる。
【0024】第5に、サブリフレクタ112に送信/受
信の状態監視の少なくともいずれか一方を実施するため
のモニタアンテナを取り付けたり、水平面に対して垂直
方向にアンテナ素子を配列した一次元のフェーズドアレ
イアンテナを一次放射器113に使用するリフレクタア
ンテナとの組み合わせも可能である。
【0025】したがって、上記構成によるアンテナ系を
備えた捜索レーダ装置は、安価な構成においてデータレ
ートと遠距離捜索を両立することができる。
【0026】尚、上記実施例では、回転台13上に二つ
のアンテナを配置する構成について説明したが、アンテ
ナ個数は2個に限定されるものではない。例えば、3個
の場合はそれぞれのアンテナが120度ずつ異なる方向
について信号の送受信を行うようにすればよい。
【0027】また、複数のフェーズドアレイアンテナを
同一駆動機構上に配置するなど、種々の変形例も考えら
れる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、比
較的安価な構成で全周の捜索が可能な長距離用の捜索レ
ーダ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る捜索レーダ装置の一実施例として
特徴部分となるアンテナ系の構成を示す外観斜視図であ
る。
【符号の説明】
11A,11B…アンテナ 111…メインリフレクタ 112…サブリフレクタ 113…一次放射器 12…支柱 13…回転台

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械的に水平面内を回転する回転駆動機
    構を有し、上記回転により全周方向についての目標捜索
    が可能な捜索レーダ装置において、 複数の方位方向に対して全く同時に同じ時間幅のパルス
    を送信して捜索を実施しつつ、それぞれの送信する方位
    が前記回転駆動機構の回転に従って連続的に変化し、全
    周を順次捜索するようにしたことを特徴とする捜索レー
    ダ装置。
  2. 【請求項2】 1つの回転駆動機構上に同一形状の複数
    のアンテナを背中合わせに配置し、全周をアンテナ個数
    分に分割した角度分異なる方位に対して同時に捜索を行
    うことを特徴とする請求項1記載の捜索レーダ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のアンテナは、それぞれ主副の
    2種のリフレクタの組み合わせで構成され、回転軸に近
    い側に一次放射器を配置するようにしたことを特徴とす
    る請求項2記載の捜索レーダ装置。
  4. 【請求項4】 前記副リフレクタに送信の状態監視、受
    信の状態監視の少なくともいずれか一方を実施するため
    のモニタアンテナを取り付けたことを特徴とする請求項
    3記載の捜索レーダ装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の異なる方位方向に同時に送信
    するパルスとして、その中心周波数、帯域幅、変調信
    号、偏波のいずれかもしくはその組み合わせを異なるも
    のとしたことを特徴とする請求項1記載の捜索レーダ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記複数のアンテナから互いにわずかに
    周波数の異なるパルスを送信するようにしたことを特徴
    とする請求項2記載の捜索レーダ装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のアンテナから送出されるパル
    スの周波数を送信の仰角及び捜索距離に応じて同時に入
    れ替えを行うようにしたことを特徴とする請求項6記載
    の捜索レーダ装置。
  8. 【請求項8】 回転の周期ごとにそれぞれ設定された方
    位において、送信パルスの周波数変更を行うようにした
    ことを特徴とする請求項6記載の捜索レーダ装置。
  9. 【請求項9】 電波使用状況の監視、妨害信号除去など
    を目的とする補助アンテナを前記複数のアンテナの間に
    配置して互いに共有するようにしたことを特徴とする請
    求項2記載の捜索レーダ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007171037A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Toshiba Corp 二次監視レーダ
JP2007251663A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Nec Corp アンテナ装置
EP1933164A1 (en) * 2005-10-07 2008-06-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Radar device and inter-rader site adjustment method
JP2008541085A (ja) * 2005-05-09 2008-11-20 エルタ システムズ エルティーディー. 探知時間を短縮したフェーズドアレイレーダアンテナおよびその使用方法

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