JPH08214912A - 靴及びその製造方法 - Google Patents

靴及びその製造方法

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JPH08214912A
JPH08214912A JP7029630A JP2963095A JPH08214912A JP H08214912 A JPH08214912 A JP H08214912A JP 7029630 A JP7029630 A JP 7029630A JP 2963095 A JP2963095 A JP 2963095A JP H08214912 A JPH08214912 A JP H08214912A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全靴、スポーツ用靴等の二層構造の表底を
備えた靴及びその製造方法を提供する。 【構成】 先芯1と甲材2と中底4及び二層構造の表底
10を備えた安全靴Sにおいて、該二層構造の表底10
は、硬度の高いゴム素材からなるアウトソール部11
と、該アウトソール部11内に硬度の低いスポンヂゴム
素材からなるミッドソール部12とが積層された踵部1
3を有する表底であり、該アウトソール部11とミッド
ソール部12とは加硫成形により一体に融着され、か
つ、前記アウトソール部11の上部周縁11aと甲材2
の下部周縁2aとは上記加硫成形により一体に融着させ
る。 【効果】 接地面側のアウトソール部11は、物理的強
度が高く、耐油性・耐薬品性・耐熱性等に優れ、内面側
のミッドソール部12は、クッション性を有するので、
長時間履いても疲れにくく、また、安全靴S全体の重量
を軽量にでき、しかも、安全靴S全体の耐久性の向上を
図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、靴及びその製造方法に
関し、さらに詳しくは、安全靴、スポーツ用靴等の二層
構造の表底を備えた靴及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、安全靴は、表底材の違いにより
合成ゴムを材料とした合成ゴム表底安全靴と、発泡ポリ
ウレタンを材料とした発泡ポリウレタン表底安全靴とに
大別されている。
【0003】合成ゴム表底安全靴は、加水分解性がな
く、物理的強度が高く、耐油性・耐薬品性・耐熱性に優
れた長所を有しているので、熱・薬品(酸、アルカリ、
溶剤)・油を多量に取り扱う、作業環境の比較的厳し
い、鉄鋼業・鉱業・建設業・薬品取扱業等に適している
が、履き易さの面で最も大切な軽量さ・クッション性
(衝撃吸収性)が劣り、長時間履いていると疲れ易いと
いう欠点がある。これに対して、発泡ポリウレタン表底
安全靴は、履き易さの面で最も大切な軽量さ・クッショ
ン性(衝撃吸収性)を有し、長時間履いていても疲れに
くいという長所を有しているが、加水分解性を持ち、物
理的強度が低く、耐油性・耐薬品性に劣り、また、熱に
も弱く、キズが付き易いという欠点がある。
【0004】近年、安全靴に対する要求も履き易さが重
要視される傾向にあり、発泡ポリウレタン表底安全靴の
需要が増加している中で、この発泡ポリウレタン表底安
全靴の欠点を改善するするために種々の改良が行われて
いる。このような安全靴としては、例えば、踵部の大部
分を高い発泡率の柔らかいクッション性を有するポリウ
レタンで構成すると共に、その周囲を低い発泡率のポリ
ウレタンで覆い、かつ、甲材の下部周縁を高い発泡率の
ポリウレタンで形成した薄シート状部で被覆することに
より、踵部はクッション性に富み、また、甲材とポリウ
レタン底との剥離防止効果等を図ることができる発泡ポ
リウレタンの二層構造表底安全靴が知られている(実公
平1−44084号公報)。また、表底の一部を耐摩耗
性・耐油性に富むゴム素材を使用し、他方の表底を柔軟
性に富むポリウレタン素材で形成した二層構造の安全靴
も知られている(実公平6−36725号公報)。
【0005】しかしながら、上記実公平1−44084
号公報に開示の発泡ポリウレタンの二層構造の安全靴
は、あくまでも発泡ポリウレタン製であるため、使用中
ではウレタンの特徴である蓄熱性による靴内温度の上昇
を招き、ムレ易く、キズが付き易いという課題があり、
また、合成ゴムに較べて加水分解性を持ち、耐油性・耐
熱性・耐薬品性に劣るので、耐久性が劣る点に未だ課題
があり、更に、作業環境の比較的厳しい場所での使用が
制限されるなどの課題がある。また、実公平6−367
25号公報の安全靴は、柔軟性に富む素材が発泡ポリウ
レタン樹脂であるため、上記と同様の課題、すなわち、
ムレ易く、キズが付き易く、耐久性が劣る点及び使用が
制限される点などに課題があり、また、表底を形成する
ために突起部付き接地板部、窓付き薄板等を成形してか
ら製造するので、部品点数及び無駄が多く、また、作業
性・コスト面に多くの課題がある。
【0006】従って、現在でも、合成ゴム、発泡ポリウ
レタンの安全靴は、上述のような長所・短所を有してい
るので、両者の特性と使用状況を照らし合わせて、最適
の安全靴を選択使用しているのが現状であり、両者の特
性を兼ね備えた安全靴、すなわち、加水分解性がなく、
物理的強度が高く、耐油性・耐薬品性・耐熱性に優れ、
更に、軽量さ・クッション性(衝撃吸収性)を有し、長
時間履いても疲れにくく、また、ムレにくく、キズが付
きにくく、しかも、製造工程での作業効率がよく、低コ
ストで製造できるという安全靴が望まれている。
【0007】一方、近年、スポンヂ配合組成物とソリッ
ド配合組成物を合わせて同時に一体成形した靴底用のゴ
ムシート材も知られている(特公平35−13127号
公報、特開平6−155646号公報)。
【0008】しかしながら、特公平35−13127号
公報、特開平6−155646号公報に開示のものは、
本発明と若干一部共通するところもあるが、靴底用のゴ
ムシート材であるので、この製品からシート状の靴底を
備えた履物等を製造するには、まず、シート状の靴底を
作製した後、該表底と甲材とを接着や縫製手段等により
作製するという手間のかかる方法であり、成形と同時に
シート状の靴底を備えた履物を製造するものではなく、
製造工程での作業効率が悪く、コストの上昇を招く点に
課題がある。また、これらの明細書の記載から明らかな
ように、スポンヂ部とソリッド部とは、膨張係数の違い
や発泡ガスの影響及びスポンヂ部とソリッド部との加硫
時間の相違から、厚みも0.5〜5mm程度と薄いシー
ト状の製品しかできず、それ以上の厚みを有するものは
上記膨張係数の違いや発泡ガスの影響等から、反り返り
や両層の剥離が起こり易く、従って、踵部などを備えた
厚い表底用の靴や安全靴などに適用できるものでなく、
しかも、スポンヂ部とソリッド部の加硫時間の相違か
ら、所期の物性を有しない靴底となり、不十分な靴底製
品となる数多くの課題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
種々の課題を解決することにあり、加水分解性がなく、
物理的強度が高く、耐油性・耐薬品性・耐熱性等の耐久
性に優れ、更に、軽量さ・クッション性(衝撃吸収性)
を有し、長時間履いても疲れにくく、また、ムレにく
く、キズも付きにくく、しかも、製造工程での作業効率
がよく、低コストで製造でき、かつ、踵部などを備えた
二層構造の表底を備えた靴及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の
成形方法により硬度の高いゴム素材と硬度の低いスポン
ヂゴム素材とで構成された二層構造の表底を備えた上記
目的の靴及びその製造方法を得ることに成功し、本発明
を完成するに至ったのである。すなわち、本発明の靴
は、甲材と中底及び二層構造の表底を備えた靴におい
て、該二層構造の表底は、硬度の高いゴム素材からなる
アウトソール部と、該アウトソール部内に硬度の低いス
ポンヂゴム素材からなるミッドソール部とが積層された
踵部を有する表底であり、該アウトソール部とミッドソ
ール部とは加硫成形により一体に融着され、かつ、前記
アウトソール部の上部周縁と甲材の下部周縁とは上記加
硫成形により一体に融着されたことを特徴とする。前記
アウトソール部の上部周縁と甲材の下部周縁とは硬度の
高いゴム素材からなる周状部材を介して前記加硫成形に
より一体に融着され、かつ、前記踵部のミッドソール部
分は、硬度の低いスポンヂゴム素材で厚く構成されると
共に、該踵部のスポンヂゴム素材部分には、複数の貫通
孔を備えたことが好ましい。また、本発明の靴の製造方
法は、甲材の裏面全体に配設した通気性素材の裏面に、
硬度の低いスポンヂゴム素材からなるミッドソール部用
未加硫発泡ゴムシートを貼り合わせたミッドソール部用
未加硫ゴムシート付きの甲材を用意し、硬度の高いゴム
素材からなる未加硫ゴムシートを金型内で半加硫してア
ウトソール部用半加硫ゴムシートを成形し、次いで、上
記金型内で該アウトソール部用半加硫ゴムシートに上記
ミッドソール部用未加硫ゴムシート付きの甲材を重ね合
わせて加硫成形することにより、硬度の高いゴム素材か
らなるアウトソール部と、該アウトソール部内に硬度の
低いスポンヂゴム素材からなるミッドソール部とが積層
された踵部を有する二層構造の表底を融着により一体成
形すると共に、アウトソール部の上部周縁と甲材の下部
周縁とを融着により一体成形したことを特徴とする。前
記靴又は靴の製造方法は、先芯を備えた安全靴及びその
製造方法であることが好ましい。
【0011】
【作用】本発明の靴では、ポリウレタン素材のような加
水分解性や蓄熱性によるムレがなく及びキズも付きにく
く、また、接地面側のアウトソール部は硬度の高いゴム
素材からなるので、物理的強度が高く、耐油性・耐薬品
性・耐熱性等に優れ、しかも、内面側のミッドソール部
は硬度の低いスポンヂゴム素材からなるので、クッショ
ン性(衝撃吸収性)を有し、長時間履いても疲れにく
く、また、靴全体の重量を軽量にでき、アウトソール部
とミッドソール部とは、加硫成形により一体に融着さ
れ、かつ、該アウトソール部の上部周縁と甲材の下部周
縁とは上記加硫成形により一体に融着されているので、
剥離防止効果を有し、靴全体の耐久性の向上を図ること
ができる。
【0012】本発明の靴の製造方法では、アウトソール
部とミッドソール部との膨張係数の相違及び加硫時間の
相違を硬度の高いゴム素材からなる未加硫ゴムシートを
金型内で半加硫したアウトソール部用半加硫ゴムシート
を用いることにより解消し、また、加硫成形の際に発生
する発泡ガスを甲材の裏面全体に配設した通気性素材に
より逃散させるので、発泡ガスによるアウトソール部と
ミッドソール部との剥離現象が防止され、アウトソール
部とミッドソール部とが密に融着され、しかも、アウト
ソール部の上部周縁と甲材の下部周縁とを加硫成形によ
り一体に融着するので、加硫成形のみで二層構造の表底
を備えた靴が簡単に製造されることとなる。
【0013】以下に、本発明の内容を説明する。本発明
で用いるアウトソール部用又は周状部材用(以下、「ア
ウトソール部用等」という)の硬度の高いゴム素材は、
接地面側に使用されるものであるので、物理的強度が高
く、耐油性・耐薬品性・耐熱性等に富むゴム素材であ
る。硬度の高いゴム素材としては、加硫後のJIS
(A)硬度が50(HS)以上のニトリルブタジエンゴ
ム(NBR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ポ
リブタジエンゴム(BR)、クロロプレンゴム(C
R)、若しくは、これらの合成ゴム、または、これらの
合成ゴムと天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)
との混合ゴム等が使用できる。
【0014】本発明で用いるミッドソール部用の硬度の
低いスポンヂゴム素材は、内面側に使用されるものであ
るので、クッション性(衝撃吸収性)に富むゴム素材が
使用される。この硬度の低いスポンヂゴム素材として
は、前記アウトソール部用の種々のゴム素材にゴム用有
機発泡剤、無機発泡剤、発泡助剤等の配合剤を配合した
発泡ゴム素材が使用される。配合される発泡剤等によ
り、加硫温度で発泡剤が分解してガスを放出することに
より連続気泡又は独立気泡を有するスポンヂゴムとなる
ものである。
【0015】前記アウトソール部用等、ミッドソール部
用のゴム素材は、スポーツシューズ、安全靴などの用途
により最適のゴム素材をそれぞれ組み合わせて使用する
ことができ、好ましくは、アウトソール部用等にニトリ
ルブタジエンゴム(NBR)を用いた場合には、ミッド
ソール部用のゴムとして物性が同じ発泡ニトリルブタジ
エンゴムを使用することが望ましい。アウトソール部用
等、ミッドソール部用のゴム素材に物性が同じゴムを用
いることにより、アウトソール部とミッドソール部との
加硫成形による融着が更に良好となる。
【0016】これらのアウトソール部用等、ミッドソー
ル部用のゴム素材には、必要に応じて公知の充填剤、架
橋剤、老化防止剤、軟化剤、加硫促進剤、加硫促進助
剤、活性剤、顔料などの着色剤、分散剤、加工助剤など
のゴム用配合剤が適宜配合されて使用される。また、ア
ウトソール部用等,ミッドソール部用のゴム素材には、
必要に応じて公知の硬化剤、導電剤、静電剤、絶縁剤、
耐熱剤、難燃剤等を配合してもよく、更に、ミッドソー
ル部用のゴム素材に必要に応じて公知の防臭剤、抗菌
剤、付香剤等を配合してもよい。
【0017】
【実施例】次に、本発明の靴の実施の一例を図1〜図9
に基づいて、また、本発明の靴の製造方法の一例を図1
0〜図14に基づいて説明する。
【0018】図1〜図9は、本発明の靴を安全靴に適用
した実施の一例を示すものであり、図1は要部を示す部
分断面図、図2は側面図、図3は平面図、図4〜図7は
夫々図3のA−A線、B−B線、C−C線、D−D線断
面図、図8(a)(b)は安全靴の後方部分の拡大側面
図とE−E線断面図、図9(a)(b)は安全靴の前方
部分の拡大側面図とF−F線断面図である。なお、図4
〜図7はラストを含めた図面である。
【0019】図中Sは、本実施例の安全靴であり、1は
安全靴の特徴を示す先芯、2は甲材、3は裏布、4は中
底、10は二層構造の表底である。二層構造の表底10
は、図1〜図7に示すように、硬度が高く、耐油性・耐
薬品性・耐熱性等に富むゴム素材からなるアウトソール
部11と、該アウトソール部11の外周縁部11a内に
硬度の低いスポンヂゴム素材からなるミッドソール部1
2とが積層された踵部13を有する表底である。なお、
アウトソール部11及びミッドソール部12は、ポリウ
レタン素材以外の上述の物性を有するゴム素材、スポン
ヂゴム素材からなるものである。
【0020】アウトソール部11の上部周縁11aと甲
材2の下部周縁2aとは、図1及び図4〜図9に示すよ
うに、硬度の高いゴム素材からなる周状部材14を介し
て加硫成形により一体に融着されており、かつ、前記踵
部13のミッドソール部分は、硬度の低いスポンヂゴム
素材で厚く構成されると共に、該踵部13のスポンヂゴ
ム素材部分13aには、複数の貫通孔15、15…を備
えている。本実施例におけるアウトソール部11の厚み
は薄い所で2mm〜厚い所で25mm程度であり、ま
た、ミッドソール部12の厚みは薄い所で4mm〜厚い
所(図8(b))で20mm程度である。また、16
は、通気性素材であり、加硫成形の際に発生する発泡ガ
スを逃散させるものであり、従って、通気性素材16は
発泡ガスを逃散させるに充分な多数の微細孔を有するも
のであり、加硫温度に対しても変化しない布製、不織布
製などからなる。
【0021】このように構成される本実施例の安全靴
は、二層構造の表底10は、ポリウレタン素材以外の上
記物性を有するゴム素材、スポンヂゴム素材からなるも
のであるので、ポリウレタン素材のような加水分解性や
蓄熱性によるムレがなく、しかも、キズも付きにくく、
また、接地面側のアウトソール部11は硬度等の高いゴ
ム素材からなるので、物理的強度が高く、耐油性・耐薬
品性・耐熱性等に優れる。また、内面側のミッドソール
部12は硬度の低いスポンヂゴム素材からなるので、ク
ッション性(衝撃吸収性)を有し、長時間履いても疲れ
にくく、また、従来の表底が一層構造の合成ゴム安全靴
よりも靴全体の重量を20%以上軽量にでき、更に、ア
ウトソール部11とミッドソール部12とは、加硫成形
により融着され、かつ、該アウトソール部11の上部周
縁11aと甲材2の下部周縁2aとは、図1、図8及び
図9に示すように、硬度の高いゴム素材からなる周状部
材14を介して上記加硫成形により一体に融着されてい
るので、甲材2の下部周縁2aと表底10との剥離防止
効果を有し、靴全体の耐久性の向上を図ることができ
る。更に、踵部13のミッドソール部分は、図1及び図
4に示すように、硬度の低いスポンヂゴム素材で厚く構
成されると共に、該踵部13のスポンヂゴム素材部分1
3aには、複数の貫通孔15、15…を備えたので、更
にクッション性(衝撃吸収性)を向上させることができ
ると共に、歩行により複数の貫通孔15、15…がポン
プ作用を有することとなるので、靴内の空気の流通が良
好となり、ムレの防止を更に向上させることができる。
【0022】図10〜図14は、本発明の靴の製造方法
の一例を示すものである。本実施例の製造方法は、図1
0〜図12に示す靴成形金型装置20を使用して製造す
る。靴成形金型装置20は、図10〜図12に示すよう
に、分岐路21a、21bを有する誘導路21を備えた
基台22と、該基台22に連設された誘導部23及び上
下動する上部金型体24、左右に分割された左右金型体
25、26を有する金型部27と、上記分岐路21aに
取り付けられたラスト28及び上記分岐路21bに取り
付けられたアウトソール部用ダミーラスト29とを備え
たものである。
【0023】ラスト28には、操作部28aを有し、ラ
スト28は取り付けられる甲材2等を容易に取り外しで
きるように蝶番部28bにより踵部分28cと前方部分
28dとに分割自在とされており、踵部分28cにはゴ
ム素材で厚く構成されることとなる踵部のゴム加硫を確
実に行うための複数の突起部28e、28e…を有し、
前方部分28cには発泡ガスを逃散させるためのガス誘
導路28f、28f…を有し、当該ラスト28内に発熱
体を内蔵することにより、該踵部分28cと前方部分2
8dの上部及び突起部28e、28eは加硫温度まで発
熱する構造となっている。また、アウトソール部用ダミ
ーラスト29には、操作部29aと、取付部29bとを
有し、当該ダミーラスト29内に発熱体を内蔵すること
により、該取付部29bは加硫温度まで発熱する構造と
なっている。
【0024】本実施例の製造方法は、上記のように構成
された靴成形金型装置20を使用して製造するものであ
る。硬度の高いゴム素材からなるアウトソール部用未加
硫ゴムシート及び周状部材、並びに硬度の低いスポンヂ
ゴム素材からなるミッドソール部用未加硫発泡ゴムシー
トとして、下記表1に示す配合割合の各ゴム素材を使用
した。
【0025】
【表1】
【0026】本実施例の製造方法は、まず、図10に示
されるラスト28に、裏面全体に通気性素材16を配設
した甲材2をつり込む。該通気性素材16は、図13
(a)に示すように、ラスト28の突起部28e、28
eに挿入される2列の長孔16a、16aが設けられて
おり、そのつり込みを容易にしている。次いで、つり込
んだ通気性素材15の裏面に、図13(b)に示すよう
に、硬度の低いスポンヂゴム素材からなる突起部28
e、28eに挿入される孔を備えたミッドソール部用未
加硫発泡ゴムシート12aを貼り合わせる。なお、この
ミッドソール部用未加硫発泡ゴムシート12aは加硫後
の膨張(発泡)を考慮して、縮小された形となってお
り、しかも、踵部分を厚く構成するために踵部分のみを
厚く成形した一枚物のミッドソール部用未加硫発泡ゴム
シートとするか、又は踵部分にのみ対応する突起部28
e、28eに挿入される孔を備えた踵部対応の未加硫発
泡ゴムシートを更に貼り合わせてあり、このミッドソー
ル部用未加硫発泡ゴムシート12aの外周全周に周状部
材用未加硫ゴム片を貼り合わせてある。
【0027】次に、別に、図10及び図13(c)に示
すように、硬度の高いゴム素材からなる未加硫ゴムシー
ト11bをアウトソール部用ダミーラスト29の取付部
29bに配置し、操作部29aにより分岐路21bから
金型部27内の誘導部23に導き、図11及び図14に
示すように、上部金型体24を下方に移動させて該金型
部27内で上部金型体24、左右金型体25、26及び
ダミーラスト29により加硫温度(約150℃)まで加
熱・加圧により半加硫させてアウトソール部用半加硫ゴ
ムシートを成形する(加硫時間60〜100秒)。な
お、この半加硫成形中の時間帯に上記ラスト28に、つ
り込んだ通気性素材15の裏面に、硬度の低いスポンヂ
ゴム素材からなるミッドソール部用未加硫発泡ゴムシー
ト12a等を貼り合わせてもよい。
【0028】次いで、上記アウトソール部用加硫ゴムシ
ートの半加硫成形後に、迅速にダミーラスト29を誘導
部23から分岐路21bに導くことにより金型部27外
に出し、次いで、図10及び図15に示すように、ラス
ト28につり込んだミッドソール部用未加硫ゴムシート
12a付きの甲材20を操作部28aにより分岐路21
aから金型部27内の誘導部23に導き、該金型部27
内で上部金型体24、左右金型体25、26及びラスト
28により加硫温度150℃まで加熱・加圧により(加
硫時間8〜10分)、加硫成形することにより、踵部1
3を有する二層構造の表底20を融着により一体成形す
ると共に、アウトソール部11の上部周縁11aと甲材
2の下部周縁2aとを硬度の高いゴム素材からなる周状
部材14を介して上記加硫成形によって融着せしめて一
体成形させた後、中底4を貼り合わせることにより、図
1等に示す安全靴Sを製造する。なお、上記加硫成形に
おける加硫温度、加硫時間等はアウトソール部11、ア
ウトソール部12の厚み等により適宜調整されるもので
あり、アウトソール部11の半加硫時の温度は、140
〜170℃、時間は40〜150秒、最終工程での加硫
温度は、140〜170℃、時間は5〜12分程度であ
る。
【0029】この製造方法により、図1〜図9に示され
る、先芯1、甲材2、中底4及び二層構造の表底10を
備えると共に、硬度の高いゴム素材からなるアウトソー
ル部11と、該アウトソール部11内に硬度の低いスポ
ンヂゴム素材からなるミッドソール部12とが積層され
た踵部を有する表底10と、該アウトソール部11とミ
ッドソール部12とは加硫成形により一体に融着され、
かつ、前記アウトソール部11の上部周縁11aと甲材
2の下部周縁2aとは硬度の高いゴム素材からなる周状
部材14を介して上記加硫成形により一体に融着され、
踵部13のミッドソール部分は、硬度の低いスポンヂゴ
ム素材で厚く構成されると共に、該踵部13のスポンヂ
ゴム素材部分13aには、複数の貫通孔15、15…を
備えた安全靴Sが製造されることとなる。
【0030】本実施例の製造方法では、アウトソール部
11とミッドソール部12との膨張係数の相違及び加硫
時間の相違を硬度の高いゴム素材からなる未加硫ゴムシ
ート11bを金型部27内で半加硫したアウトソール部
用半加硫ゴムシート11cを用いることにより解消し、
また、加硫成形の際に発生する発泡ガスを甲材2の裏面
全体に配設した通気性素材15、ラスト28に設けたガ
ス誘導路28f、28f…より逃散させるので、発泡ガ
スによるアウトソール部11とミッドソール部12との
剥離現象が防止され、アウトソール部11とミッドソー
ル部12とが密に融着され、しかも、アウトソール部1
1の上部周縁11aと甲材2の下部周縁2aとは硬度の
高いゴム素材からなる周状部材14を介して上記加硫成
形により一体に融着されるので、加硫成形のみで二層構
造の表底10を備えた安全靴Sが製造されるので、製造
工程での作業効率がよく、低コストで簡単に製造するこ
とができる。また、ラスト28の踵部分28cと前方部
分28dの上部及び突起部28e、28eは加硫温度ま
で発熱する構造となっているので、踵部13が厚い構成
となっていても加硫不足となることがなく、アウトソー
ル部11とミッドソール部12とは所定の物性を有する
こととなり、しかも、製造後では突起部28e、28e
により踵部13のスポンヂゴム部分に空気流通用の複数
の貫通孔15が形成されることとなる。
【0031】本発明は、上述のように構成され、使用さ
れるものであるが、上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々の態様に設
計変更等できるものである。上記実施例では安全靴につ
いて説明したが、甲材2を種々に用途に変えることによ
り本発明は安全靴以外の靴、例えば、スポーツ用靴、ハ
イキング用や登山用靴などに使用できるものであり、上
述の構造を有する靴であれば、その用途など、または、
上述の構造以外の構造は特に限定されるものではない。
【0032】また、上記アウトソール部11の上部周縁
11aと甲材2の下部周縁2aとは硬度の高いゴム素材
からなる周状部材14を介して上記加硫成形により一体
に融着したが、該周状部材14を介在させずに、アウト
ソール部11又はミッドソール部12の上部周縁11a
と甲材2の下部周縁2aとを直接加硫成形により融着し
てもよい。更に、上記実施例では、通気性素材16を用
いたが中底4を上記構造となる通気性素材により構成し
て使用することもできる。
【0033】更にまた、ラスト28に設けたガス誘導路
28f…の形状を図16(a)及び(b)に示すよう
に、ポンプ部30と、該ポンプ部30に連通する通気路
31、31と、該通気路31、31の終端に設けた空気
流出口部32とを備えるように形成してもよい。このよ
うにガス誘導路28f…の形状を変更するだけで、ミッ
ドソール部12に歩行時のポンプ作用が働き、つま先部
と踵部の空気の流通がより良好となり、ムレ防止を更に
向上できることとなる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ポリウレタン
素材のような加水分解性や蓄熱性によるムレがなく、ま
た、接地面側のアウトソール部は硬度の高いゴム素材か
らなるので、物理的強度が高く、耐油性・耐薬品性・耐
熱性等に優れ、しかも、内面側のミッドソール部は硬度
の低いスポンヂゴム素材からなるので、クッション性
(衝撃吸収性)を有し、長時間履いても疲れにくく、ま
た、靴全体の重量を軽量にでき、更に、アウトソール部
とミッドソール部とは、加硫成形により融着され、か
つ、該アウトソール部の上部周縁と甲材の下部周縁とは
上記加硫成形により一体に融着されているので、剥離防
止効果を有し、靴全体の耐久性の向上を図ることができ
る。
【0035】請求項2の発明によれば、アウトソール部
の上部周縁と甲材の下部周縁とを硬度の高いゴム素材か
らなる周状部材を介して加硫成形により一体に融着する
ことにより、更にアウトソール部と甲材とを強固固着で
きるので、更なる剥離防止を図ることができ、しかも、
踵部のミッドソール部分は、硬度の低いスポンヂゴム素
材で厚く構成されると共に、該踵部のスポンヂゴム素材
部分には、複数の貫通孔を備えたので、更にクッション
性(衝撃吸収性)を向上させることができると共に、ム
レの防止を図ることができる。
【0036】請求項3の発明によれば、従来の合成ゴ
ム、発泡ポリウレタンの安全靴における各々の課題を解
消して、両者の長所のみを備えた安全靴とすることがで
きる。
【0037】請求項4の発明によれば、アウトソール部
とミッドソール部との膨張係数の相違及び加硫時間の相
違を硬度の高いゴム素材からなる未加硫ゴムシートを金
型内で半加硫したアウトソール部用半加硫ゴムシートを
用いることにより解消し、また、加硫成形の際に発生す
る発泡ガスを甲材の裏面全体に配設した通気性素材によ
り逃散させるので、発泡ガスによるアウトソール部とミ
ッドソール部との剥離現象が防止され、アウトソール部
とミッドソール部とが密に融着され、しかも、アウトソ
ール部の上部周縁と甲材の下部周縁とを加硫成形により
融着するので、加硫成形のみで二層構造の表底を備えた
靴が製造されるので、製造工程での作業効率がよく、低
コストで製造することができる。
【0038】請求項5の発明によれば、従来の合成ゴ
ム、発泡ポリウレタン安全靴における両者の長所のみを
備えた安全靴を製造工程での作業効率がよく、低コスト
で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例を示す安全靴の部分断面図
である。
【図2】本発明の実施の一例を示す安全靴の側面図であ
る。
【図3】本発明の実施の一例を示す安全靴の平面図であ
る。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】図3のC−C線断面図である。
【図7】図3のD−D線断面図である。
【図8】(a)は本発明の実施の一例を示す安全靴の後
方部分の拡大側面図、(b)は(a)のE−E線断面図
である。
【図9】(a)は本発明の実施の一例を示す安全靴の前
方部分の拡大側面図、(b)は(a)のF−F線断面図
である。
【図10】本発明の製造法に用いる靴成形用金型装置の
一例を示す斜視図である。
【図11】本発明の製造法に用いる靴成形用金型装置の
一例を示す要部分解斜視図である。
【図12】本発明の製造法に用いる靴成形用金型装置の
使用状態を説明するための要部分解斜視図である。
【図13】(a)は本発明で用いる甲材につり込んだ通
気性素材の平面図、(b)はミッドソール部用未加硫発
泡ゴムシートの平面図、(c)はアウトソール部用未加
硫ゴムシートの平面図である。
【図14】本発明の製造法の最初の製造状態を説明する
ための説明図である。
【図15】本発明の製造法の製造状態を説明するための
説明図である。
【図16】(a)は本発明の他の実施の一例を示す安全
靴の平面図、(b)は(a)のX−X線断面図である。
【符号の説明】
S 安全靴 1 先芯 2 甲材 10 二層構造の表底 11 アウトソール部 12 ミッドソール部 13 踵部 14 周状部材 15 貫通孔 16 通気性素材 20 靴成形金型装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A43B 23/08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 甲材と中底及び二層構造の表底を備えた
    靴において、該二層構造の表底は、硬度の高いゴム素材
    からなるアウトソール部と、該アウトソール部内に硬度
    の低いスポンヂゴム素材からなるミッドソール部とが積
    層された踵部を有する表底であり、該アウトソール部と
    ミッドソール部とは加硫成形により一体に融着され、か
    つ、前記アウトソール部の上部周縁と甲材の下部周縁と
    は上記加硫成形により一体に融着されたことを特徴とす
    る靴。
  2. 【請求項2】 前記アウトソール部の上部周縁と甲材の
    下部周縁とは硬度の高いゴム素材からなる周状部材を介
    して前記加硫成形により一体に融着され、かつ、前記踵
    部のミッドソール部分は、硬度の低いスポンヂゴム素材
    で厚く構成されると共に、該踵部のスポンヂゴム素材部
    分には、複数の貫通孔を備えた請求項1記載の靴。
  3. 【請求項3】 前記靴が先芯を備えた安全靴である請求
    項1又は2記載の靴。
  4. 【請求項4】 甲材の裏面全体に配設した通気性素材の
    裏面に、硬度の低いスポンヂゴム素材からなるミッドソ
    ール部用未加硫発泡ゴムシートを貼り合わせたミッドソ
    ール部用未加硫ゴムシート付きの甲材を用意し、硬度の
    高いゴム素材からなる未加硫ゴムシートを金型内で半加
    硫してアウトソール部用半加硫ゴムシートを成形し、次
    いで、上記金型内で該アウトソール部用半加硫ゴムシー
    トに上記ミッドソール部用未加硫ゴムシート付きの甲材
    を重ね合わせて加硫成形することにより、硬度の高いゴ
    ム素材からなるアウトソール部と、該アウトソール部内
    に硬度の低いスポンヂゴム素材からなるミッドソール部
    とが積層された踵部を有する二層構造の表底を融着によ
    り一体成形すると共に、アウトソール部の上部周縁と甲
    材の下部周縁とを融着により一体成形したことを特徴と
    する靴の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記靴の製造方法が先芯を備えた安全靴
    の製造方法である請求項4記載の靴の製造方法。
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