JPH08213042A - 燃料電池反応生成水貯留装置 - Google Patents

燃料電池反応生成水貯留装置

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JPH08213042A
JPH08213042A JP7021687A JP2168795A JPH08213042A JP H08213042 A JPH08213042 A JP H08213042A JP 7021687 A JP7021687 A JP 7021687A JP 2168795 A JP2168795 A JP 2168795A JP H08213042 A JPH08213042 A JP H08213042A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、燃料電池の発電に伴い、生成され
る水を貯留するための燃料電池反応生成水貯留装置に関
する。従来、電池反応による生成水の貯留は、酸素気水
分離器で行っていたため、当該分離器の容積を大きくす
る必要があり、システム全体が大きくなるとともに、分
離器の満水による発電中断を余儀なくされる不具合があ
った。本発明は、これらの不具合を解消できる装置の提
供を目的とする。 【構成】 本発明は、電池反応による生成水を、酸素ボ
ンベおよび/または水素ボンベの1本を使い切るまで、
一時貯留しておき、空になったこれらのボンベに順次貯
留するようにした。これにより、発電時間の経過ととも
に順次生成される大量の生成水が酸素気水分離器を大き
くすることなく貯留でき、また貯留容器の満水による発
電中断もなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体高分子型燃料電池
等の燃料電池において、供給された燃料中の水素と、酸
化剤中の酸素の電池反応により生成される、反応生成水
を貯留するための燃料電池反応生成水貯留装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】燃料電池のうち、固体高分子型燃料電池
は、図2に示すように、電極反応で生成する水素イオン
と電子のうち、水素イオンのみを通過させる特性を持つ
電解質01に、例えば、スルホン酸基を持つフッ素樹脂
系イオン交換膜等の高分子イオン交換膜を用い、両電解
質01の両側に、例えば、白金系触媒等を用い、電極上
で酸化、あるいは還元反応を起させる触媒電極02,0
3を配置し、さらに、触媒電極02,03を担持させた
多孔質のカーボン電極04,05を備えた電極接合体0
6構造を設けている。
【0003】このような電極接合体06において、アノ
ード極側のカーボン電極04に供給された加湿燃料中の
水素は、アノード極側の触媒電極02上で水素イオン化
され、その水素イオンは、電解質01中を水の介在のも
と、H+・xH2 Oとして、カソード極側へ水と共に移
動する。移動した水素イオンは、カソード極側の触媒電
極03上で、カソード極側の、カーボン電極05に供給
された酸化剤中の酸素、及びアノード極側の触媒電極0
2でイオン化され、電解質01を通過できず、分離され
て、カーボン電極04,05間に設けられた外部外路0
7を流通してきた電子と反応して水H2 Oを生成する。
その生成水H2 Oは、カソード極側の触媒電極03から
カーボン電極05へ移動して、カーボン電極05より、
カーボン電極05に供給され、水素イオンとの反応を起
さなかった未反応酸素を含む残存酸化剤に搬送されて、
固体高分子型燃料電池外へ排出されることになる。
【0004】この時、外部回路07を流通する電子流れ
を取り出すことにより、直流の電気エネルギーとして利
用できる。なお、電解質01に用いる高分子イオン交換
膜に、前述のように、水素イオンを透過させるために
は、この高分子イオン交換膜を、常に、充分なる保水状
態に保持しておく必要があり、前述のようにカーボン電
極4に供給される燃料、又はカーボン電極5に供給され
る酸化剤に、常温〜100℃程度の、固体高分子型燃料
電池の運転温度近辺相当の飽和水蒸気を含ませて、すな
わち、加湿した燃料、および酸化剤を供給することによ
って、この高分子イオン交換膜の保水状態を保つように
している。
【0005】このような、固体高分子型燃料電池を使用
して発電を行う場合、特に、固体高分子型燃料電池を使
用して水中等で発電を行う場合には、図3に示すよう
に、密閉容器8内に、図2に示す固体高分子型燃料電池
を積層して、大容量化した、固体高分子型燃料電池本体
(以下、単に燃料電池本体という)10を収容するとと
もに、燃料電池本体10を作動させるために必要とする
機器を収容して、組込み、電池システムを構成して行
う。
【0006】次に、燃料電池本体10とともに、この電
池システムを構成する、燃料電池本体10の作動に必要
な機器について説明する。燃料電池本体10の燃料とな
る水素は、密閉容器8の外に配置された複数の水素ボン
ベ9より供給され、配管を通じて、密閉容器8内の電池
システムに導入され、電池システムの締切弁A22、ま
たは締切弁B23を通り、水素側圧力制御弁19で調圧
後、水素加湿装置11に導入される。ここで、水素は所
定の温度、加湿状態に調整され、その後、加湿水素は、
燃料電池本体10に導入される。
【0007】また、燃料電池本体10の酸化剤となる酸
素も、水素と同様、密閉容器8の外に配置された複数の
酸素ボンベ29より供給され、配管を通じて、密閉容器
8内の電池システムに導入され、締切弁C24、または
締切弁D25を通り、酸素側圧力制御弁20で調圧後、
酸素加湿装置12に導入される。ここで同様に、酸素も
所定の温度、加湿状態に調整され、その後、加湿酸素
は、燃料電池本体10に導入される。
【0008】燃料電池10に導入された加湿状態の水素
と酸素は、前述したように、直流の電気エネルギーと水
を生成し、このうち電気エネルギーは、後述する水素循
環ポンプ、またはコンプレッサ15、および酸素循環ポ
ンプ、またはコンプレッサ16を駆動する電源として、
インバータ制御装置21から、これらの駆動モータに供
給されるとともに、電池システムとしての電気出力、い
わゆる送電端出力として外部へ取り出される。
【0009】また、燃料電池本体10内で発電に利用さ
れず残った残存水素、および残存酸素は、電池反応に伴
って生成された前述の水分、並びに水素加湿装置11、
および酸素加湿装置12で、水素、および酸素の加湿に
それぞれ使用された加湿水分とともに、燃料電池本体1
0外に排出される。このうちの燃料電池本体10外に排
出された残存水素、および残存酸素は、それぞれ水素気
水分離器13、および酸素気水分離器14にそれぞれ導
入されて、気水分離され、残存水素は、駆動モータで駆
動される、水素循環ポンプ、またはコンプレッサ15に
よって、水素逆止弁17を経由して、水素ボンベ9から
燃料電池本体10へ通ずる水素供給ラインへ、また、残
存水素は、同様に、インバータ制御装置21から供給さ
れる電力によって駆動される、酸素循環ポンプ、または
コンプレッサ16、酸素逆止弁18を経由して、酸素ボ
ンベ29から燃料本体10へ通ずる酸素供給ラインに、
それぞれ戻され、循環利用される。
【0010】また、燃料電池本体10外へ排出された、
電池反応により燃料電池内で生成された反応生成水、お
よび水素、酸素の加湿にそれぞれ使用された水は、水素
気水分離器13、および酸素気水分離器14で水素およ
び分離した後、一部は締切り弁26,27をそれぞれ通
り、水素加湿装置11、および酸素加湿装置12に供給
できるようにされると共に、密閉容器内に設けられた酸
素気水分離器14に集積されるようになっている。
【0011】しかしながら、上述のように構成された固
体高分子型燃料電池本体を作動させて、発電を行うよう
にした電池システムの場合、次のような問題が生じるこ
とがあった。 (1)電池反応により生成された反応生成水を、酸素気
水分離器14に貯留するようにしているため、酸素気水
分離器14の容量を大きくする必要があり、電池システ
ム全体の体積が大きくなる。 (2)また、このような電池システムを、図3に示すよ
うに、水中で利用しようとした場合、大きな密閉容器8
が必要となる。さらに、発電を継続して行う場合、反応
生成水を貯留する酸素気水分離器14が、満杯になる都
度、電池システムを停止させ、密閉容器8を水中より取
り出し、又は酸素気水分離器14を密閉容器8から取り
出し、さらに大気中へ取り出し、大気中で水抜きをする
必要があり、このため、その度毎に電池システムの停
止、再稼動操作を行わなければならない。 (3)さらに、酸素気水分離器14の水中からの取り出
しの繁雑を避けるため、酸素気水分離器14に貯留した
反応生成水を、払出しポンプ等により、密閉容器8外に
排出しようとした場合、払出しポンプ、払出しポンプ用
駆動装置、および駆動源を必要とするとともに、密閉容
器8外の水圧に打勝って反応生成水を払出す必要があ
り、深海等高圧のかかる水中で使用する場合には、ポン
プ等のコストが嵩みシステム全体が高価となる。さら
に、払出しポンプの駆動源として、インバータ制御装置
21から電力を使用するようにした場合、発電効率が劣
化する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した、
従来の燃料電池本体、および燃料電池本体を作動させる
ための機器からなる電池システムの不具合を解消して、
電池システム全体の体積を小さくでき、水中で発電を行
う場合においても、電池システムからの反応生成水排出
のための電池システムの停止、又は再稼動操作が不要と
なり、連続発電ができ、また、電池システムを低廉にで
き、電池システムの発電効率を低下させることがない、
燃料電池反応生成水貯留装置を提供することを課題とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の燃料
電池反応生成水貯留装置は、次の手段とした。燃料電池
の電池反応により、燃料電池本体内で生成される反応生
成水を、燃料電池に供給する燃料を貯留するための燃料
貯留タンク、若しくはボンベ等からなる燃料貯留容器、
および燃料電池に供給する酸化剤を貯留するための酸化
剤貯留タンク、若しくはボンベ等からなる酸化剤貯留容
器の何れか、又は両方に導き、貯留するようにした。
【0014】なお、反応生成水を貯留する燃料貯留容
器、および/又は酸化剤貯留容器は、燃料電池に燃料、
および/又は酸化剤を供給しおえて、空になった容器を
使用するようにすることが好ましい。
【0015】さらに、燃料貯留容器および/又は酸化剤
貯留容器への反応生成水の貯留にあたっては、水素を分
離した水素気水分離器の生成水を、酸素気水分離器に一
旦集積し、酸素気水分離器に設置した払出し配管、およ
びポンプにより移送するようにすることが好ましい。
【0016】
【作用】本発明の燃料電池反応生成水貯留装置は、上述
の手段により、 (1)電池発電反応により、燃料電池本体内で生成され
た反応生成水を、燃料供給源の燃料貯留タンク、ボン
ベ、および/又は酸化剤供給源の酸化剤貯留タンク、ボ
ンベに導き、貯留できるようにすることで、従来、反応
生成水の貯留に利用されている酸素気水分離器に貯留さ
れる反応生成水の量を少なくすることができ、酸素気水
分離器が小さくてすみ、電池システム全体を小さくでき
る。 (2)さらに、酸素気水分離器のような反応生成水を貯
留する容器が満杯になり、発電不能になることがなくな
るため、水抜きのためのシステムの停止、再稼動操作を
行う必要がなくなる。すなわち、連続運転が可能とな
る。 (3)電池システムを密閉容器に収納し、水中での発電
に利用しようとした場合、貯留容器に貯留した反応生成
水を払出し、密閉容器外の水中に排出しようとすると、
密閉容器外の水圧に打勝って、反応生成水を払出す必要
があり、払出しに大きい駆動力を必要とするが、空の貯
留容器に貯留するようにすることにより、小さい駆動力
で済む。これにより、燃料電池の送電端出力を大きくで
きる。 (4)さらに、反応生成水を酸素気水分離器に、一旦集
積した後、貯留容器に貯留するようにしたので、電池シ
ステムがコンパクトに纏まると共に、貯留に必要な機
器、配管を少くすることができ、空になった燃料供給源
の貯留容器、および/又は酸化剤供給源の貯留容器に反
応生成水を送水する、ポンプの低圧化に伴うコストの低
下と相挨って、電池システム全体を安くすることができ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の燃料電池反応生成水貯留装置
を、実施例にもとづき説明する。図1は、本発明の燃料
電池反応生成水貯留装置の一実施例を示す、電池システ
ムのブロック図である。なお、同図において、図3に示
す符番と同一符番のものは、図3に示すものと同一のも
のであり、詳細説明は省略する。
【0018】図1に示すように、本実施例では、水中で
発電ができるように、密閉容器8内に電池システムは、
収納されている。また、その密閉容器8内に払出しポン
プ30を設け、酸素気水分離器14に集積された反応生
成水を吸引し、密閉容器8外の酸化剤供給源、ここで
は、酸素ボンベ29に反応生成水を送水できるようにし
ている。
【0019】燃料電池本体10における、電池反応の燃
料となる水素は、密閉容器の外に配置された、燃料貯留
容器としての複数の水素ボンベ9より供給され、配管を
通じて密閉容器8内に導入され、締切弁A22、または
締切弁B23を通り、水素側圧力制御弁19で調圧後、
水素加湿装置11に導入される。ここで、水素は所定の
温度、加湿状態に調整され、燃料電池本体10に導入さ
れる。
【0020】また、電池反応の酸化剤となる酸素も、水
素と同様、密閉容器8の外に配置された、酸化剤貯留容
器としての複数の酸素ボンベ29より供給されるが、本
実施例ではまず、締切弁C24側の酸素ボンベ29′よ
り、酸素供給を行いはじめ、その酸素は配管を通じて密
閉容器8内に導入され、締切弁C24を通り、圧力制御
弁酸素側20で調圧後、酸素加湿装置12に導入され
る。ここで、酸素は所定の温度、加湿状態に調整され、
その後、加湿酸素は、燃料電池本体10に導入され、前
述した燃料電池本体10に導入された加湿水素と電池反
応を起して発電を行う。このようにして発電を行い、、
締切弁C24側の酸素ボンベ29′内の酸素がなくなれ
ば、次に、締切弁D25側の酸素ボンベ29″から酸素
を供給するようにする。
【0021】一方、燃料電池本体10に導入された加湿
水素、又は加湿酸素のうち、燃料電池本体10内での電
池反応に利用されず、残った残存水素、または残存酸素
は、電池反応に伴って生成された水分、及び加湿水分と
ともに燃料電池本体10外に排出される。燃料電池本体
10外に排出された残存水素、または残存酸素は、それ
ぞれ水素気水分離器13、酸素気水分離器14により気
水分離され、水素循環ポンプ、またはコンプレッサ1
5、水素逆止弁17、および酸素循環ポンプ、またはコ
ンプレッサ16、酸素逆止弁18を介して、燃料電池本
体10へ通ずる水素供給ライン、および酸素供給ライン
に戻され、循環利用される。
【0022】また、燃料電池本体10外に排出され、水
素気水分離器13で水素と分離した、電池反応により燃
料電池本体10内で生成された反応生成水、および加湿
水分は、密閉容器8内に設けられた酸素気水分離器14
に、一旦集積される。そして、電池反応の継続によっ
て、締切弁C24側の酸素ボンベ29′側の酸化剤がな
くなり、酸素ボンベ29′が空になった時点で、酸素気
水分離器14に一旦集積された、水素を気水分離した反
応生成水、加湿水分と、酸素気水分離器14で酸素を分
離させた反応生成水、加湿水分とともに、インバータ制
御装置21から供給される電力で作動する、モータ33
で駆動される払出しポンプ30を利用して、締切弁H3
1を通じて、空になった締切弁C24側の酸素ボンベ2
9′に送水しはじめる。
【0023】これにより、酸素気水分離器14は、反応
生成水および加湿水で溢れることなく、電池システム
は、連続運転可能な状態となる。なお、この時、締切弁
C24側の酸素ボンベ29′内には、微量の酸素が残っ
ているので、反応生成水の充填とともに、酸素ボンベ2
9′内の圧力が上昇してくる。これを防止するために、
締切弁C24は閉じ、バイパスラインに設けられた締切
弁I28を開けることで酸素ボンベ29′内の圧力の上
昇を防ぐことができる。
【0024】このように、本実施例の燃料電池反応生成
水貯留装置は、電池反応により、燃料電池本体10内で
生成された反応生成水を、酸素気水分離器14から、払
出しポンプ30を利用して、空になった燃料供給源の燃
料貯留容器としての酸素ボンベ29′に、送水できるよ
うにすることで、酸素気水分離器14に貯留される反応
生成水の量を少なくすることができ、酸素気水分離器1
4の容積が小さくてすむ。
【0025】そのため、密閉容器8に収容する電池シス
テム全体が小さくなる。また、酸素気水分離器14のよ
うな反応生成水を貯留する容器が、満杯になることがな
くなるため、水抜きのための電池システムの停止、再稼
動操作を行う必要がなくなり、連続運転が可能となる。
さらに、高深度の水中で電池システムを利用する場合、
酸素気水分離器14に貯留した反応生成水を払出す払出
しポンプに、高圧ポンプが不要となり、低廉な低圧ポン
プですみ、反応生成水を酸素気水分離器14に、一旦集
積して、酸素ボンベ29′に反応生成水を送水するよう
にしたことによる、ポンプ、配管を少くできることと相
挨って、電池システム全体を安くすることができる。ま
た、反応生成水の送水に伴う動力を小さくでき、燃料電
池の効率を向上できる。
【0026】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、反応生成水の貯留容器としては、当然燃料
供給源側の水素ボンベ9を用いることは勿論のこと、酸
素ボンベ29、および水素ボンベ9を併用することもで
き、さらには、複数本のボンベ9,29を、反応生成水
の貯留容器とすることもできるものである。さらに、ボ
ンベに限らずタンク等も使用できるものである。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の燃料電池生
成水貯留装置によれば、特許請求の範囲に示す簡素な構
成により、 (1)従来反応生成水の貯留に使用されていた酸素気水
分離器が小さくてすみ、電池システム全体を小さくでき
る。 (2)反応生成水の水抜きのための、電池システムの停
止、再稼動操作を行う必要がなくなり、電池システムの
連続運転ができる。 (3)電池システム全体が安くでき、また、電池システ
ムに要する動力を低減でき燃料電池の効率を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池反応生成水貯留装置の一実施
例を示す、電池システムのブロック図。
【図2】図1の実施例を適用する固体高分子型燃料電池
の発電原理を示す図。
【図3】従来の固体高分子型燃料電池システムの一例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
01 電解質(イオン交換膜) 02 触媒電極(アノード極) 03 触媒電極(カソード極) 04 多孔質カーボン電極(アノード
極) 05 多孔質カーボン電極(カソード
極) 06 電極接合体 07 外部回路 08 密閉容器 09 貯留容器としての水素ボンベ 10 燃料電池本体 11 水素加湿装置 12 酸素加湿装置 13 水素気水分離器 14 酸素気水分離器 15 水素循環ポンプ、またはコンプ
レッサ 16 酸素循環ポンプ、またはコンプ
レッサ 17 水素逆止弁 18 酸素逆止弁 19 水素側圧力制御弁 20 酸素側圧力制御弁 21 インバータ制御装置 22 締切り弁A 23 締切り弁B 24 締切り弁C 25 締切り弁D 26 締切り弁E 27 締切り弁F 28 締切り弁G 29,29′,29″ 酸化剤貯留容器としての酸素ボ
ンベ 30 送水ポンプ 31 締切り弁H 32 締切り弁I 33 送水ポンプ用モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料中の水素と酸化剤の酸素の電気化学
    反応により、発電を行う燃料電池の電池反応で生成され
    る反応生成水を、前記燃料電池に供給する前記燃料を貯
    留する燃料貯留容器、および前記燃料電池に供給する前
    記酸化剤を貯留する酸化剤貯留容器の、少くとも一方に
    導き、貯留するようにしたことを特徴とする燃料電池反
    応生成水貯留装置
JP02168795A 1995-02-09 1995-02-09 固体高分子型燃料電池反応生成水貯留装置 Expired - Lifetime JP3771600B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006040846A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Equos Research Co Ltd 燃料電池システム及びその運転方法
JP2007280705A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Japan Steel Works Ltd:The 閉鎖式燃料電池システム

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JP2007280705A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Japan Steel Works Ltd:The 閉鎖式燃料電池システム

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