JPH0821246A - 燃焼室を持つピストンの構造 - Google Patents

燃焼室を持つピストンの構造

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JPH0821246A
JPH0821246A JP6177722A JP17772294A JPH0821246A JP H0821246 A JPH0821246 A JP H0821246A JP 6177722 A JP6177722 A JP 6177722A JP 17772294 A JP17772294 A JP 17772294A JP H0821246 A JPH0821246 A JP H0821246A
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JP
Japan
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piston
combustion chamber
piston head
head portion
skirt portion
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JP6177722A
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Inventor
Hiroshi Matsuoka
寛 松岡
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 副室を持つピストンの構造において、ピスト
ンヘッド部とピストンスカート部との間の遮熱性及びシ
ール性を向上させる。 【構成】 この副室を持つピストンの構造は、ピストン
ヘッド部8の下面15が外周部へ向かってピストン頂面
18側へ傾斜するテーパ面に形成され、ピストンスカー
ト部4の上面16がテーパ面に形成されている。ピスト
ンヘッド部8とピストンスカート部4との間に遮熱層1
3が形成され、ピストンヘッド部8の外周下面30とピ
ストンスカート部4の外周上面31とが密接に接触して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、燃焼室を有するピス
トンヘッド部と該ピストンヘッド部を固定したピストン
スカート部から成る燃焼室を持つピストンの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの燃焼改善を目的として
渦流室を持つ渦流室式エンジンが開発されている。この
ような渦流室式エンジンは、シリンダヘッドに形成した
渦流室、該渦流室とシリンダ側に形成した主室とを連通
する連絡口及び渦流室内に配置した燃料噴射ノズルを有
しており、連絡口を通じて渦流室に流入する渦流によっ
て渦流室内に噴射された燃料とで混合気を形成させてい
る(例えば、特開平2−112613号公報参照)。
【0003】また、実開昭62−93141号公報に開
示されたピストンは、キャビティを凹設したセラミック
クラウンの外周を筒体状のアルミスカートのヘッド部に
内嵌めし、セラミッククラウンの外周とヘッド部との間
隙に塑性流動材を介在させ、塑性流動材を加熱加圧して
変形させてセラミッククラウンとアルミスカートとを接
合させたものであり、燃焼室外周とヘッド部との間隙に
鋳鉄製リングを塑性流動材と共存させたものである。
【0004】また、従来、遮熱エンジンとして、燃焼室
からの放熱量を低減させ、熱効率の向上を狙ったものが
開示されている。このような遮熱エンジンには、上下に
二分割した構造であるピストン上部とピストン下部とか
ら成る遮熱ピストンが使用されている。遮熱ピストン
は、ピストン上部を低熱伝導材を介した接触面積の絞り
と、空気層による遮熱構造が取られており、燃焼室を構
成するピストン上部の壁面温度を高く保つことができ、
また、ピストン下部を摺動に必要な低い温度に保つこと
が可能なピストンである。ピストン上部即ちピストンヘ
ッドを構成する耐熱部材には、Si34 等の低熱膨張
セラミックスが用いられており、ピストン下部即ちピス
トンスカートを構成する金属には、同様に、低熱膨張金
属である低熱膨張鋳鉄等が使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、副室での燃焼
温度は高温であるため、NOX の生成を低減する対策と
しては、燃料リッチで燃焼させることが効果的である。
また、燃焼温度が高温である時、燃料リッチで燃焼させ
るには、エンジン構造のタイプとしては副室式エンジン
で対応することが有効である。エンジンを副室式燃焼室
に構成した場合に、副室式燃焼室の燃焼スピードを直接
噴射式燃焼室の燃焼スピードと同程度まで速くするに
は、副室と主室とを連通する連通孔の通路断面積を拡大
することが必要である。ところが、連通孔の通路断面積
を大きくすると、副室から主室へ流出する噴出スピード
が低下し、主室での燃焼が十分に行われない。
【0006】しかしながら、従来の渦流室式エンジン
は、渦流室内に形成される渦流の方向と噴射ノズルから
の噴霧の方向及び噴射ノズルからの燃料の噴射時期が適
合しないと、NOX 、スモーク等の発生が増大するとい
う問題がある。また、渦流室式エンジンでは、副室と主
室とを連通する連絡口が小さいので、該連絡口による絞
り損失が発生し、エンジン出力を低減する原因になる。
また、一般に、主室と副室とを連通する連絡口は、シリ
ンダ中心部或いは外周部の1つの部位のいずれかに設け
られているので、噴流の到達しなければならない距離が
長くなり、主室での空気との混合が不十分になり、H
C、スモークの発生原因になる。
【0007】また、上記のような遮熱ピストンは、ピス
トンヘッドにピストンスカートを取り付けたものであ
り、ピストンスカートを構成する金属は低熱膨張係数の
材料であるとはいえども、ピストンヘッドを構成するS
34 等のセラミックスに比較して高温時に熱膨張量
が大きくなる。従って、ピストンヘッドとピストンスカ
ートとの取付構造は勿論のこと、ピストンヘッドとピス
トンスカートとの間に遮熱空気層を形成する場合には、
ピストン外周での高温高圧のガスに対するガスシールを
行うため、複雑な構造となり、製造コストをアップする
という問題が発生する。また、ピストンヘッドとピスト
ンスカートとの間に遮熱空気層を形成しない場合には、
遮熱度が低下し、ピストンヘッドからピストンスカート
への熱流が大きくなり、燃焼室からの熱放散が大きくな
り、性能の低下となるという問題が発生する。
【0008】そこで、副室式エンジンにおいて、副室を
シリンダ中心に設け、シリンダ側の主室と副室とを連通
する連絡孔を複数個設け、副室から連絡孔を通じて主室
へ噴出するエネルギーを低減することなく、連絡孔の全
体の通路断面積を大きくして連絡孔による絞り損失を低
減することが考えられる。しかしながら、副室をシリン
ダヘッドのシリンダのほぼ中央部に形成すると、吸排気
ポートの形成する領域が小さくなるという問題がある。
この点を解決するため、副室式エンジンにおいて、ピス
トンに副室を構成することが考えられる。ピストンに副
室を形成した場合には、副室からの熱エネルギーの放熱
が問題になる。
【0009】この発明の目的は、上記の課題を解決する
ことであり、燃焼室をピストン側に形成してシリンダヘ
ッドをシンプルな構造にし、吸排気ポートを大きく形成
したり、吸排気ポートをそれぞれ複数個形成することを
可能にし、特に、燃焼室を形成したピストンヘッド部の
外周部をテーパ状に形成し、ピストンヘッド部とピスト
ンスカート部との境界に遮熱層を形成して両者間の熱伝
達率を低減して遮熱効果を大幅にアップし、ピストンの
熱負荷を低減し、燃焼室から外部への熱放散を防止し、
しかもピストンヘッドとピストンスカートとの間にガス
ケットを設けること無く且つ完全なガスシールを行う必
要がなく、ピストンヘッドを軽量に構成して低熱容量に
形成した燃焼室を持つピストンの構造を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、次のように構成されている。即ち、この
発明は、ピストン頂面の全域を構成する耐熱材料で作製
された燃焼室を持つピストンヘッド部を金属材料で作製
されるピストンスカート部に鋳込みで固定し、前記ピス
トンヘッド部の下面が外周部へ向かって前記ピストン頂
面側へ傾斜するテーパ面に形成され、前記ピストンスカ
ート部の上面が前記テーパ面に沿って延びるテーパ面に
形成され、前記ピストンヘッド部の下面と前記ピストン
スカート部の上面との間に遮熱層が形成され、前記ピス
トンヘッド部の外周下面と前記ピストンスカート部の外
周上面とが密接に接触していることを特徴とする燃焼室
を持つピストンの構造に関する。
【0011】また、この燃焼室を持つピストンの構造に
おいて、前記遮熱層は、鋳込み時に前記ピストンヘッド
部の下面と前記ピストンスカート部の上面との間に介在
された可燃性材料が焼失することによって形成された空
所で構成されている。場合によっては、前記ピストンヘ
ッド部の外周下面と前記ピストンスカート部の外周上面
との間にガスケットを介在させ、該ガスケットは鋳込み
時に前記ピストンスカート部の収縮により圧縮応力が付
与されているものである。
【0012】又は、この発明は、ピストン頂面の全域を
構成する耐熱材料で作製された燃焼室を持つピストンヘ
ッド部、前記ピストンヘッド部の取付部を嵌合する取付
孔を備えた金属材料で作製されたピストンスカート部及
び前記ピストンヘッド部を前記ピストンスカート部に固
定するため前記取付部と前記取付孔とに跨がって塑性変
形で嵌入された金属製結合部材を有し、前記ピストンヘ
ッド部の下面が外周部へ向かって前記ピストン頂面側へ
傾斜するテーパ面に形成され、前記ピストンスカート部
の上面が前記テーパ面に沿って延びるテーパ面に形成さ
れ、前記ピストンヘッド部の下面と前記ピストンスカー
ト部の上面との間に遮熱層が形成され、前記ピストンヘ
ッド部の外周下面と前記ピストンスカート部の外周上面
とが密接に接触していることを特徴とする燃焼室を持つ
ピストンの構造に関する。
【0013】場合によっては、前記ピストンヘッド部の
下面と前記ピストンスカート部の上面との間にガスケッ
トを介在することができ、該ガスケットは、前記結合部
材を塑性変形して前記ピストンヘッド部と前記ピストン
スカート部とを固定する時に圧縮応力が付与されるもの
である。また、前記ガスケットは、前記ピストンヘッド
部の前記取付孔の近傍に配置されている。
【0014】また、この燃焼室を持つピストンの構造に
おいて、前記取付部は前記副室を形成する側壁外周部又
は前記副室を形成する底壁部から突出する取付軸部から
構成されている。更に、前記結合部材は全周に延びる結
合リング又は周方向に部分的に延びる複数個の結合片か
ら構成されている。
【0015】この燃焼室を持つピストンの構造におい
て、前記ピストンヘッド部にはシリンダのほぼ中央に第
1燃焼室が形成されると共に燃料噴射ノズルの噴孔が前
記第1燃焼室に突入できるノズル孔と前記シリンダ側に
形成された第2燃焼室と前記第1燃焼室とを連通する前
記ノズル孔の周囲方向に隔置した連絡孔が形成されてい
る。また、前記ピストンヘッド部は、前記ノズル孔と前
記連絡孔を形成した耐熱性セラミックスから成るプレー
ト及び該プレートを金属の塑性変形で固定した耐熱金属
から成るピストンヘッド本体から構成することができる
ものである。
【0016】
【作用】この発明による燃焼室を持つピストンの構造
は、上記のように構成され、次のように作用する。即
ち、この燃焼室を持つピストンの構造は、ピストンヘッ
ド部の下面が外周部へ向かってピストン頂面側へ傾斜す
るテーパ面に形成され、ピストンスカート部の上面が前
記テーパ面に沿って延びるテーパ面に形成されているの
で、前記ピストンヘッド部を金属材料で作製されるピス
トンスカート部に鋳込みで固定すると、鋳込み時に前記
ピストンヘッド部の外周部が上面側に僅かに撓った状態
になり、前記ピストンスカート部の金属溶湯が固まる時
に前記ピストンスカート部が収縮して軸心方向の収縮力
が前記ピストンヘッド部に作用する。従って、前記ピス
トンヘッド部の外周下面と前記ピストンスカート部の外
周上面とは密接に接触した状態になり、両者間の外周境
界面のシールを良好にする。
【0017】また、前記ピストンヘッド部の下面と前記
ピストンスカート部の上面との間に遮熱層を形成したの
で、前記燃焼室の遮熱効果は大幅にアップされる。鋳込
み時に前記ピストンヘッド部の下面と前記ピストンスカ
ート部の上面との間に可燃性材料を介在しておけば、エ
ンジンの運転時に前記可燃性材料が焼失し、前記可燃性
材料の位置する部分に密封された空所が形成される。前
記空所が前記遮熱層を構成することになる。この場合に
は、前記可燃性材料は、鋳込み金属の溶湯では焼失せ
ず、運転等による加熱で焼失する材料を選定しておくこ
とが好ましい。
【0018】又は、この燃焼室を持つピストンの構造
は、ピストンヘッド部の下面が外周部へ向かってピスト
ン頂面側へ傾斜するテーパ面に形成され、ピストンスカ
ート部の上面が前記テーパ面に沿って延びるテーパ面に
形成されているので、前記ピストンヘッド部を金属材料
で作製したピストンスカート部に金属の塑性変形即ちメ
タルフローで固定すると、メタルフロー時に前記ピスト
ンヘッド部の外周部がテーパによって薄いため上面側に
僅かに撓った状態になり、前記ピストンスカート部のテ
ーパ面によって発生する軸心方向のベクトルが前記ピス
トンヘッド部に作用する。従って、前記ピストンヘッド
部の外周下面と前記ピストンスカート部の外周上面とは
密接に接触した状態になり、両者間の外周境界面のシー
ルを良好にする。また、前記ピストンヘッド部の下面と
前記ピストンスカート部の上面との間に遮熱層が形成さ
れているので、前記燃焼室の遮熱効果は大幅にアップさ
れる。
【0019】また、この燃焼室を持つピストンの構造で
は、前記ピストンヘッド部と前記ピストンスカート部と
の境界面に前記遮熱層が存在するので、前記燃焼室から
前記ピストンスカート部への熱放散が防止され、熱効率
を向上できる。特に、前記燃焼室内は空気流動が大であ
り、熱伝達率も高く、ガス温度も高温であるため放熱量
が大きくなるので、前記燃焼室を遮熱構造にすることに
より、放熱を防止することができ、熱効率を大幅に向上
させることができる。また、前記燃焼室がピストンの中
央に位置するため、連絡孔からの噴流の到達距離が短
く、燃焼時間が短くなって性能が向上する。また、前記
燃焼室からの噴流の到達距離が短くて済むため、前記連
絡孔の通路面積を大きく形成でき、絞り損失を低減でき
効率を向上できる。また、前記連絡孔の傾斜方向を外向
きに傾斜させると、ピストンの周辺への前記燃焼室から
の噴流の到達距離が更に短くなり、シリンダ周辺の新気
との混合を促進する。更に、燃料噴射ノズルの前記燃焼
室内での滞留時間、即ちノズル孔が前記燃料噴射ノズル
の突入で閉鎖されている閉鎖期間は、前記燃料噴射ノズ
ルのシリンダヘッド下面からの突出長さ及びノズル孔部
分の厚さによって決定されるので、前記燃料噴射ノズル
の突出長さと前記ノズル孔部分の厚さを適正に選定する
ことによってコントロールできる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明による燃焼
室を持つピストンの構造の実施例を説明する。図1はこ
の発明による燃焼室を持つピストンの構造の一実施例を
示す断面図、及び図2は図1の燃焼室を持つピストンの
構造におけるピストンの上面図である。
【0021】この燃焼室を持つピストンの構造を組み込
んだ副室式エンジンは、鋳鉄、アルミニウム合金等の金
属材料から成るシリンダ14を構成するシリンダブロッ
ク6、該シリンダブロック6にガスケット23を介在し
て固定されたアルミニウム合金等の金属材料から成るシ
リンダヘッド5を有する。シリンダブロック6は、エン
ジンの気筒数に対応する孔部を形成し、該孔部にシリン
ダ14を形成するシリンダライナを嵌合して構成しても
よい。シリンダヘッド5には、エンジンの気筒数に対応
即ちシリンダ14に対応する吸排気ポート(図示せず)
が形成され、該吸排気ポートには吸排気弁(図示せず)
が配置されている。シリンダブロック6に形成されたシ
リンダ14には、ピストン3が往復運動するように組み
込まれている。主室1は、シリンダヘッド下面24とピ
ストン頂面18との間のシリンダ14側に形成されてい
る。また、ピストン3には、副室2が形成されている。
【0022】この副室式エンジンは、液体燃料を燃料噴
射ノズル10から副室2内に噴射して燃焼させるディー
ゼルエンジンであり、シリンダ14内を往復運動するピ
ストン3の構造に特徴を有するものである。ピストン3
は、ピストンヘッド部8とピストンスカート部4とから
構成されている。ピストンスヘッド部8は、耐熱性に富
んだ窒化ケイ素、炭化ケイ素、或いはセラミックウィス
カーと金属との複合材料、インコネル903或いはNi
−Cr系の耐熱金属によって製作されている。また、ピ
ストンスカート部4は、アルミニウム合金、鋳鉄等の金
属材料で作製されている。ピストンヘッド部8には、シ
リンダ14のほぼ中央に位置する副室2、該副室2の中
央に位置するノズル孔7及びノズル孔7の回りの周方向
に隔置した複数個(図2では6個)の連絡孔9が形成さ
れている。連絡孔9は、ノズル孔7の回りの周方向にシ
リンダ周辺側に向かって傾斜方向に形成されている。
【0023】また、シリンダヘッド5には、シリンダ軸
の中央部に配置された多噴孔11を備えた燃料噴射ノズ
ル10が固定され、燃料噴射ノズル10の噴孔部25は
シリンダヘッド下面24から突出している。燃料噴射ノ
ズル10は、ピストン3の上死点近傍でその噴孔部25
がノズル孔7を貫通して副室2内へ突入でき、多噴孔1
1から副室2内に燃料を噴射できるものである。なお、
図示していないが、シリンダヘッド5には始動補助のた
めのグロープラグを配置すると共に、ピストンヘッド部
8にプラグ孔を形成し、上死点近傍でグロープラグが副
室2内に突入するように構成することができる。
【0024】この副室を持つピストンの構造は、特に、
ピストン頂面18の全域を構成する耐熱材料で作製され
たピストンヘッド部8を金属材料で作製されるピストン
スカート部4に鋳込みで固定したものであり、ピストン
ヘッド部8の下面15が外周部へ向かってピストン頂面
18側へ傾斜する僅かなテーパ面に形成され、ピストン
スカート部4の上面16が上記テーパ面に沿って延びる
テーパ面に形成されている。また、ピストンヘッド部8
の下面15とピストンスカート部4の上面16との間に
は、空気層即ち遮熱層13が形成され、しかも、ピスト
ンヘッド部8の外周下面30とピストンスカート部4の
外周上面31とが密接に接触している。鋳込み時に、ピ
ストンヘッド部8の外周部がテーパ面のため薄くなって
いるので、ピストン頂面18即ち上面側に僅かに撓った
状態になり、ピストンスカート部4の金属溶湯が固まる
時に、ピストンスカート部4が収縮して軸心方向の収縮
力がピストンヘッド部8に作用する。従って、ピストン
ヘッド部8の外周下面30とピストンスカート部4の外
周上面31とは密接に接触した状態になり、両者間の外
周境界面のシールを良好になる。従って、ピストンヘッ
ド部8の外周下面30とピストンスカート部4の外周上
面31との間にシール部材を介在させなくても、両者間
には十分なシール作用が提供される。また、ピストンヘ
ッド部8の副室2を構成する壁体32の上部、言い換え
れば、テーパ面の付け根部に凹部35を形成しておけ
ば、鋳込みによって凹部35に対応してピストンスカー
ト部4に凸部34が形成され、ピストンヘッド部8がピ
ストンスカート部4に強固に締結されることになる。
【0025】また、遮熱層13は、例えば、鋳込み時
に、ピストンヘッド部8の下面15とピストンスカート
部4の上面16との間に可燃性材料を介在させ、該可燃
性材料を焼失させることによって形成される空所で構成
されている。遮熱層13は、例えば、0.1〜0.2m
m程度の隙間からなる空気層である。該空気層には、多
少の燃焼ガスの流入が発生しても、高温の燃焼ガスが高
速で吹き抜けなければ、熱伝達率は余り高くならないた
め、ここからの熱流が増大することはない。また、図示
していないが、ピストンヘッド部8の外周下面30とピ
ストンスカート部4の外周上面31との間にガスケット
を介在させることもできる。その場合には、ピストンヘ
ッド部8の下面15がテーパ面に形成されるので、鋳込
み時に上記ガスケットはピストンスカート部4の収縮に
より圧縮応力を付与することができ、シール性を向上さ
せることができる。
【0026】また、ピストンヘッド部8の副室2を構成
する壁体32とピストンスカート部4に形成されるシリ
ンダ14のほぼ中央のキャビティ12との間には、多孔
質セラミックス等の遮熱材17が介在されている。ピス
トンヘッド部8の壁体32の外面に多孔質セラミックス
等の遮熱材17をコーティングし、また、ガスケットは
ピストンヘッド部8の壁体32の外面に取り付け、その
状態でピストンスカート部4の鋳込みによって両者間に
配置することができる。この時、ピストンヘッド部8を
Si3 4 で作製している場合には、その外面に遮熱材
17を構成するセラミックファイバーを貼り付けること
で配置することができる。また、ピストンヘッド部8の
外面に遮熱材17を構成する部分安定化ジルコニアを予
め溶射して配置することもできる。
【0027】この燃焼室を持つピストンの構造では、連
絡孔9は、ノズル孔7の回りに多数形成され、連絡孔9
の通路面積は全周に分散して全体で大きく形成され、連
絡孔9から噴出した火炎と混合気とは主室1内の空気と
十分に混合することができる。即ち、主室1と副室2と
を連通する連絡孔9は、通路面積が合計で大面積に構成
することができ、絞り損失を低減でき出力の低減はな
い。また、副室2がシリンダ中心軸線上に同心に配置さ
れ、連絡孔9が副室2の外周側面に形成されているの
で、副室2から噴出した噴流が、連絡孔9の通路面積が
大きくなって噴出エネルギーが小さくなり、到達距離が
短くなったとしても、該噴流は主室1に存在する空気と
十分に短期に混合することができ、主室1での燃焼期間
を短縮してHC、スモークの発生を抑制できる。
【0028】次に、図3及び図4を参照して、この発明
による燃焼室を持つピストンの構造の別の実施例を説明
する。この実施例は、上記実施例と比較すると、ピスト
ンヘッド部の構造が相違する以外は、同一の構成及び同
一の機能を有するので、同一の部品には同一の符号を付
し、重複する説明は省略する。この実施例では、ピスト
ンヘッド部8は、耐熱金属から成るピストンヘッド本体
33と、ピストンヘッド本体33の中央孔21に結合金
属20の塑性変形即ちメタルフローで嵌合した耐熱性セ
ラミックスから成るプレート19とから構成されてい
る。プレート19には、ノズル孔7と連絡孔9とが形成
されている。プレート19は、例えば、耐熱性に富み且
つ低熱膨張係数のSi3 4 セラミックスから作製され
ている。従って、ピストンヘッド部8は、ピストンヘッ
ド本体33が耐熱金属から構成されるので、材料コスト
を低減でき、連絡孔9回りは低熱膨張係数のSi3 4
から構成されているので、連絡孔9近傍が高温になった
としてもピストンヘッド部8の全体の熱膨張量はバラン
ス良く、耐変形性を向上できる。
【0029】次に、図5及び図6を参照して、この発明
による燃焼室を持つピストンの構造の別の実施例を説明
する。この実施例は、上記各実施例と比較すると、ピス
トンヘッド部がピストンスカート部にメタルフローで固
定された以外は、同一の構成及び同一の機能を有するの
で、同一の部品には同一の符号を付し、重複する説明は
省略する。
【0030】図5及び図6に示すように、この燃焼室を
持つピストンの構造において、ピストンヘッド部8は、
ピストンスカート部4への取付部として側壁外周部、即
ち、副室2の壁体32によって構成される取付部を有
し、ピストンスカート部4は取付部を嵌合する取付孔3
7が形成されている。ピストンヘッド部8をピストンス
カート部4に固定するため、金属製結合部材26が取付
部の壁体32と取付孔37とに跨がって塑性変形して嵌
入されている。結合部材26は、ピストンヘッド部8の
外面全周に設けずに、例えば、図6に示すように、複数
個(図6では2個)の結合片22に分割し、結合片22
をピストンピン孔を形成するピストンピンボス部27に
配置することが、強度上好ましいものである。ピストン
ヘッド部と前記ピストンスカート部との間に遮熱層13
が形成されている。また、ピストンヘッド部8の下面1
5とピストンスカート部4の上面16との間にはガスケ
ット28,29が介在されている。ガスケット28は、
ピストンスカート部4の取付孔37の近傍に配置され、
確実なシールの機能を果たしている。ガスケット28で
両者間のシールを行うことによって、ピストンヘッド部
8の副室2を構成する壁体32の上部38の応力を緩和
している。ガスケット29は、ピストンヘッド部8の外
周側に配置され、僅かな程度のガスシールの機能を果た
している。
【0031】次に、図7を参照して、この発明による燃
焼室を持つピストンの構造の他の実施例を説明する。こ
の実施例は、図5の実施例と比較すると、ピストンヘッ
ド部とピストンスカート部との構造が相違する以外は、
同一の構成及び同一の機能を有するので、同一の部品に
は同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0032】この燃焼室を持つピストンの構造におい
て、ピストンヘッド部8のピストンスカート部4への取
付部は、副室2を形成する底壁部39から突出する取付
軸部36から構成されている。また、ピストンヘッド部
8をピストンスカート部4に固定するため、金属製結合
部材26が取付軸部36と取付孔37とに跨がって塑性
変形して嵌入されている。結合部材26は、ピストンヘ
ッド部8の取付軸部36の外面全周に延びる結合リング
から構成されている。
【0033】
【発明の効果】この発明による燃焼室を持つピストンの
構造は、上記のように構成されており、次のような効果
を有する。この燃焼室を持つピストンの構造は、耐熱材
料で作製されたピストンヘッド部と金属材料で作製され
るピストンスカート部とに外周部へ向かってピストン頂
面側へ傾斜するテーパ面を形成したので、前記ピストン
ヘッド部をピストンスカート部に鋳込むことにより、前
記ピストンヘッド部と前記ピストンスカート部との外周
面を互いに強固に当接させることができ、両者の外周面
を密接に接触した状態になり、両者間の外周境界面のシ
ールを良好にする。従って、両者間にシール部材を配置
する必要がなくなり、構造を簡単にできる。しかも、前
記ピストンヘッド部の下面と前記ピストンスカート部の
上面との間に遮熱層が形成することによって、前記副室
の遮熱効果を大幅にアップでき、副室からの熱エネルギ
ーの放熱を抑制でき、燃費を向上できる。或いは、この
副室を持つピストンの構造は、ピストンヘッド部とピス
トンスカート部とを金属の塑性変形即ちメタルフローで
固定することも可能であり、同様に遮熱構造及び両者間
のシール効果を確保することができる。
【0034】即ち、ピストンヘッド部とピストンスカー
ト部と連結部材のピストン外周部に、シール用ガスケッ
トを設けないで、両者間に遮熱空気層を形成した構造に
構成した場合には、両者間にシール用ガスケットを設け
て完全なガスシールを行う構造に対して殆ど変わらない
程度の遮熱度を確保することができる。このことは、遮
熱空気層がシール用ガスケットで燃焼室と隔離されなく
ても、ピストンヘッド部の外周下面とピストンスカート
部との外周上面とが当接して絞られているので、ガスの
流速は遅くなり、その結果、両者間での熱伝達係数が低
くなり、ピストンヘッド部から遮熱空気層を通じてピス
トンスカート部への熱伝導量が小さくなる。即ち、熱伝
達係数は、ガスの流速の0.8乗にほぼ比例するもので
ある。
【0035】また、前記ピストンヘッド部は前記ピスト
ンスカート部に堅固に固定され、ピストンのほぼ中央に
副室を形成した副室式燃焼室を構成でき、燃料リッチで
燃焼させてNOX の発生を低減できる。特に、ピストン
に形成した前記副室を遮熱構造に構成してピストンの熱
負荷を低減でき、前記副室から外部への熱放散を防止で
き、熱効率を向上させることができる。また、前記ピス
トンヘッド部の中央部には、ピストン上死点近傍で燃料
噴射ノズルが突入できるノズル孔を形成し、主室と前記
副室とを連通する複数個の連絡孔を前記ノズル孔の周囲
にシリンダ軸に対して斜めに且つ周囲方向に隔置して形
成したので、前記副室が前記ピストンの中央に位置し、
前記連絡孔からの噴流の到達距離が短く、燃焼時間が短
くなってシリンダ周辺の新気との混合を促進して性能が
向上する。また、前記副室からの噴流の到達距離が短く
て済むため、前記連絡孔の通路面積を合計で全体として
大きく形成でき、絞り損失を低減でき効率を向上でき
る。従って、この副室を持つピストンの構造は、前記副
室での燃焼状態を燃料リッチで燃焼させ且つ直接噴射式
燃焼室と同等の燃焼スピードを確保でき、NOX の発生
を抑制でき、前記主室での混合が促進され、燃焼スピー
ドを速くして燃焼期間を短縮でき、NOX 、HC、スモ
ークの発生を抑制できる燃焼を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による燃焼室を持つピストンの構造の
一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の燃焼室を持つピストンの上面図である。
【図3】この発明による燃焼室を持つピストンの構造の
別の実施例を示す断面図である。
【図4】図3の燃焼室を持つピストンの上面図である。
【図5】この発明による燃焼室を持つピストンの構造の
更に別の実施例を示す断面図である。
【図6】図5の燃焼室を持つピストンの下面図である。
【図7】この発明による燃焼室を持つピストンの構造の
他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 主室(第2燃焼室) 2 副室(第1燃焼室) 3 ピストン 4 ピストンスカート部 5 シリンダヘッド 6 シリンダブロック 7 ノズル孔 8,33 ピストンヘッド部 9 連絡孔 10 燃料噴射ノズル 11 多噴孔 12 キャビティ 13 遮熱層 14 シリンダ 15 ピストンヘッド部の下面 16 ピストンスカート部の上面 17 遮熱材 18 ピストン頂面 19 プレート 20 結合金属 22 結合片 24 シリンダヘッド下面 25 噴孔部 26 結合部材 28,29 ガスケット 30 ピストンヘッド部の外周下面 31 ピストンスカート部の外周上面 32 壁体 36 取付軸部 37 取付孔 39 底壁部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02F 3/26 A

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン頂面の全域を構成する耐熱材料
    で作製された燃焼室を持つピストンヘッド部を金属材料
    で作製されるピストンスカート部に鋳込みで固定し、前
    記ピストンヘッド部の下面が外周部へ向かって前記ピス
    トン頂面側へ傾斜するテーパ面に形成され、前記ピスト
    ンスカート部の上面が前記テーパ面に沿って延びるテー
    パ面に形成され、前記ピストンヘッド部の下面と前記ピ
    ストンスカート部の上面との間に遮熱層が形成され、前
    記ピストンヘッド部の外周下面と前記ピストンスカート
    部の外周上面とが密接に接触していることを特徴とする
    燃焼室を持つピストンの構造。
  2. 【請求項2】 前記遮熱層は、鋳込み時に前記ピストン
    ヘッド部の下面と前記ピストンスカート部の上面との間
    に介在された可燃性材料が焼失することによって形成さ
    れた空所で構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の燃焼室を持つピストンの構造。
  3. 【請求項3】 前記ピストンヘッド部の外周下面と前記
    ピストンスカート部の外周上面との間に介在したガスケ
    ットは、鋳込み時に前記ピストンスカート部の収縮によ
    り圧縮応力が付与されることを特徴とする請求項1に記
    載の燃焼室を持つピストンの構造。
  4. 【請求項4】 ピストン頂面の全域を構成する耐熱材料
    で作製された燃焼室を持つピストンヘッド部、前記ピス
    トンヘッド部の取付部を嵌合する取付孔を備えた金属材
    料で作製されたピストンスカート部及び前記ピストンヘ
    ッド部を前記ピストンスカート部に固定するため前記取
    付部と前記取付孔とに跨がって塑性変形で嵌入された金
    属製結合部材を有し、前記ピストンヘッド部の下面が外
    周部へ向かって前記ピストン頂面側へ傾斜するテーパ面
    に形成され、前記ピストンスカート部の上面が前記テー
    パ面に沿って延びるテーパ面に形成され、前記ピストン
    ヘッド部の下面と前記ピストンスカート部の上面との間
    に遮熱層が形成され、前記ピストンヘッド部の外周下面
    と前記ピストンスカート部の外周上面とが密接に接触し
    ていることを特徴とする燃焼室を持つピストンの構造。
  5. 【請求項5】 前記ピストンヘッド部の下面と前記ピス
    トンスカート部の上面との間に介在したガスケットは、
    前記結合部材を塑性変形して前記ピストンヘッド部と前
    記ピストンスカート部とを固定する時に圧縮応力が付与
    されることを特徴とする請求項4に記載の燃焼室を持つ
    ピストンの構造。
  6. 【請求項6】 前記ガスケットは、前記ピストンヘッド
    部の前記取付孔の近傍に配置されていることを特徴とす
    る請求項4に記載の燃焼室を持つピストンの構造。
  7. 【請求項7】 前記取付部は前記副室を形成する側壁外
    周部又は前記副室を形成する底壁部から突出する取付軸
    部から構成されていることを特徴とする請求項4に記載
    の燃焼室を持つピストンの構造。
  8. 【請求項8】 前記結合部材は全周に延びる結合リング
    又は周方向に部分的に延びる複数個の結合片から構成さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載の燃焼室を持
    つピストンの構造。
  9. 【請求項9】 前記ピストンヘッド部は、前記ノズル孔
    と前記連絡孔を形成した耐熱性セラミックスから成るプ
    レート及び該プレートを金属の塑性変形で固定した耐熱
    金属から成るピストンヘッド本体から構成されているこ
    とを特徴とする請求項1又は4のいずれかの項に記載の
    燃焼室を持つピストンの構造。
  10. 【請求項10】 前記ピストンヘッド部にはシリンダの
    ほぼ中央に第1燃焼室が形成されると共に燃料噴射ノズ
    ルの噴孔が前記第1燃焼室に突入できるノズル孔と前記
    シリンダ側に形成された第2燃焼室と前記第1燃焼室と
    を連通する前記ノズル孔の周囲方向に隔置した連絡孔が
    形成されていることを特徴とする請求項1又は4に記載
    の燃焼室を持つピストンの構造。
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