JPH08211712A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08211712A
JPH08211712A JP7037667A JP3766795A JPH08211712A JP H08211712 A JPH08211712 A JP H08211712A JP 7037667 A JP7037667 A JP 7037667A JP 3766795 A JP3766795 A JP 3766795A JP H08211712 A JPH08211712 A JP H08211712A
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JP
Japan
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toner
storage chamber
image forming
roller
agitator
Prior art date
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Application number
JP7037667A
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English (en)
Inventor
Yasuhito Hirashima
安人 平島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 供給ローラと現像ローラとの摺接部の手前部
分に詰まった紙粉が凝集しにくくし、また搬送される過
程で凝集していた紙粉が摺接部の手前部分に詰まりにく
くする。 【構成】 現像ローラ320とスポンジ製供給ローラ3
10との摺接部A近くのトナーを、トナー搬送手段51
0に向けて移動させるように攪拌するアジテータ340
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関する。
より詳しくは、電子写真方式によりトナーを用いて記録
紙上に画像を形成する、プリンタ、複写機、ファクシミ
リ等の画像形成装置に関し、主としてその現像装置の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置としては、図10に
示すようなものが知られている(特開平3−25548
2号公報)。
【0003】同図において、1はトナーTが貯留される
トナー貯留室である。7は現像ローラであり、矢印C方
向に回転し、トナー貯留室1内のトナーTを感光ドラム
9の表面に供給して感光ドラム表面の潜像を現像し感光
ドラム9の表面にトナー像を形成する。6はスポンジか
らなる供給ローラであり、矢印B方向に回転し、現像ロ
ーラ7に摺接して現像ローラ7にトナーTを擦り付ける
ようにして供給する。なお、感光ドラム9は矢印D方向
に回転する。4は攪拌シャフトであり、シャフトにコイ
ル状の針金を巻き付けた形状をしており、供給ローラ6
の軸方向に均一にトナーTを供給する。5は複数の孔が
開けられているガイドプレートであり、供給されるトナ
ーの量を規制する。
【0004】感光ドラム9の表面に形成されたトナー像
は、そのほとんどが記録紙Pに転写されるが、一部は感
光ドラム9の表面に残る。
【0005】2はクリーニングブレードであり、記録紙
Pに転写されず感光ドラム9の表面に残留したトナーを
掻き落とす。
【0006】掻き落とされた残留トナーは、オーガシャ
フト3で搬送され、図示せぬサイドプレート内部のオー
ガシャフトを介して前述の攪拌シャフト4側すなわちト
ナー貯留室1へ送られ、再利用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような、残留
トナーを再利用する画像形成装置においては、記録紙か
ら感光ドラム9に付着した紙粉がクリーニングブレード
2によって残留トナーとともに掻き落とされ、この紙粉
が、残留トナーとともにトナー貯留室1に搬入されるこ
ととなる。
【0008】トナーは、供給ローラ6が現像ローラ7に
摺接することにより、その摺接部Aにおいて現像ローラ
7に供給されるようになっているから、トナー貯留室1
内においては、供給ローラ6と現像ローラ7との摺接部
Aに向かうトナー流が生じる。したがって、トナー貯留
室1内に混入している紙粉の一部も摺接部Aに向けて搬
送されることとなるが、一般に、紙粉は、トナーに比べ
て著しく大きいため、摺接部Aには入り込まず、その手
前部分E(図11参照)に詰まってしまうことがある。
【0009】このようにして詰まった紙粉が凝集し、あ
るいは搬送される過程で凝集していた紙粉が詰まると、
現像ローラ7の表面にトナーが良好に供給されない部分
が生じ、結果として記録紙上の画像に白線が生じるとい
う問題がある。
【0010】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、供給ローラと現像ローラとの摺接部の手前部分に詰
まった紙粉が凝集したり、あるいは搬送される過程で凝
集していた紙粉が摺接部の手前部分に詰まることがない
ようにし、画像に白線が生じない画像形成装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の画像形成装置は、トナーが貯留される
トナー貯留室と、このトナー貯留室内のトナーを感光体
表面に供給して感光体表面の潜像を現像し感光体表面に
トナー像を形成する現像ローラと、この現像ローラに摺
接して現像ローラにトナーを供給する供給ローラとを有
する現像装置と、この現像装置により感光体表面に形成
されたトナー像の記録紙への転写後に感光体表面に付着
している残留トナーを除去して回収するクリーニング装
置と、このクリーニング装置で回収された残留トナーを
前記トナー貯留室へ搬送するトナー搬送装置とを備えた
画像形成装置であって、前記現像ローラと供給ローラと
の摺接部近くのトナーを攪拌するアジテータを備えたこ
とを特徴とする。
【0012】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記供給ローラは、多孔
質の弾性体で構成されていることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の画像形成装置は、請求項1
または2記載の画像形成装置において、前記アジテータ
は、前記現像ローラおよび供給ローラの軸線方向と直交
する方向にトナーを移動させるアジテータであることを
特徴とする。
【0014】請求項4記載の画像形成装置は、請求項
1,2,または3記載の画像形成装置において、前記ア
ジテータは、攪拌羽根を有して構成されていることを特
徴とする。
【0015】請求項5記載の画像形成装置は、請求項
1,2,3,または4記載の画像形成装置において、前
記トナー搬送装置は、前記現像装置とクリーニング装置
との間に閉ループ状に配置され、現像装置においてトナ
ー貯留室内を現像ローラの軸線方向に沿って移動し、ト
ナー貯留室にトナーを搬入するとともに、トナー貯留室
内にあって現像に供されなかった余剰トナーの一部をト
ナー貯留室から前記クリーニング装置へ向けて搬出し、
前記クリーニング装置で回収された残留トナーを前記ト
ナー貯留室へ搬送する搬送手段を有するトナー搬送装置
であり、前記アジテータは、前記搬送手段に向けてトナ
ーを移動させるアジテータであることを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1記載の画像形成装置によれば、現像装
置によって感光体表面にトナーが供給され、このトナー
により感光体表面の潜像が現像されてトナー像が形成さ
れる。トナー像が記録紙へ転写された後に感光体表面に
付着している残留トナーはクリーニング装置によって除
去され、回収される。
【0017】回収された残留トナーはトナー搬送装置に
よって現像装置のトナー貯留室へ搬送され、再利用され
ることとなる。この際、感光体表面に付着した紙粉が残
留トナーとともに回収された場合には、その紙粉は(少
なくともその一部は)、残留トナーとともにトナー貯留
室へ搬送されることとなる。
【0018】ここで、トナー貯留室内のトナーは、供給
ローラが現像ローラに摺接することにより、その摺接部
において現像ローラに供給されるようになっているか
ら、トナー貯留室内においては、供給ローラと現像ロー
ラとの摺接部に向かうトナー流が生じ、したがって、ト
ナー貯留室内に混入している紙粉の一部も摺接部に向け
て搬送されることとなる。
【0019】しかしながら、請求項1記載の画像形成装
置によれば、現像ローラと供給ローラとの摺接部近くの
トナーが、アジテータによって攪拌されるので、摺接部
近くにある紙粉も攪拌され、拡散されることとなる。
【0020】したがって、摺接部に向かって搬送される
紙粉が凝集し難くなり、また、摺接部の手前部分に詰ま
る紙粉も凝集し難くなる。
【0021】これによって、現像ローラの表面にトナー
が良好に供給されやすくなり、結果として記録紙上の画
像に白線が生じ難くなる。
【0022】請求項2記載の画像形成装置によれば、請
求項1記載の画像形成装置において、前記供給ローラ
が、多孔質の弾性体で構成されているので、摺接部にお
ける現像ローラへのトナーの供給が一層良好になされ
る。
【0023】一方、供給ローラが多孔質の弾性体で構成
されていると、その表面に紙粉が付着し易くなるため、
紙粉は摺接部に向かって搬送され易くなる。
【0024】しかしながら、この画像形成装置によれ
ば、摺接部近くのトナーが、アジテータによって攪拌さ
れるので、この攪拌されるトナーによって、給紙ローラ
表面に付着した紙粉が剥離され易くなる。
【0025】すなわち、請求項2記載の画像形成装置に
よれば、摺接部における現像ローラへのトナーの供給が
一層良好になされるとともに、紙粉は摺接部に向かって
搬送され難くなり、結果として記録紙上の画像に白線が
一層生じ難くなる。
【0026】請求項3記載の画像形成装置によれば、請
求項1または2記載の画像形成装置において、前記アジ
テータは、前記現像ローラおよび供給ローラの軸線方向
と直交する方向にトナーを移動させる構成となっている
ので、アジテータによって摺接部近くのトナーが掻き出
されような状態となり、摺接部近くの紙粉がより凝集し
にくくなる。
【0027】請求項4記載の画像形成装置によれば、請
求項1,2,または3記載の画像形成装置において、前
記アジテータは攪拌羽根を有しているので、より一層良
好に、摺接部近くにある紙粉が攪拌されて拡散されるこ
ととなる。また、供給ローラが多孔質の弾性体で構成さ
れている場合には、給紙ローラ表面に付着した紙粉が一
層剥離され易くなる。また、一層確実に、摺接部近くの
トナーが掻き出されようになり、摺接部近くの紙粉がよ
り凝集しにくくなる。
【0028】請求項5記載の画像形成装置によれば、請
求項1,2,3,または4記載の画像形成装置におい
て、前記トナー搬送装置は、前記現像装置とクリーニン
グ装置との間に閉ループ状に配置され、現像装置におい
てトナー貯留室内を現像ローラの軸線方向に沿って移動
し、トナー貯留室にトナーを搬入するとともに、トナー
貯留室内にあって現像に供されなかった余剰トナーの一
部をトナー貯留室から前記クリーニング装置へ向けて搬
出し、前記クリーニング装置で回収された残留トナーを
前記トナー貯留室へ搬送する搬送手段を有するトナー搬
送装置であるから、現像装置において現像に供されなか
った余剰トナーの一部はクリーニング装置へ、クリーニ
ング装置で回収された残留トナーは、現像装置のトナー
貯留室へと搬送される。
【0029】そして、前記アジテータは、前記搬送手段
に向けてトナーを移動させる構成であるから、アジテー
タによって攪拌され、拡散された紙粉もトナーとともに
搬送手段へ向けて移動することとなり、この搬送手段に
よってトナーとともに搬送されることとなる。搬送手段
は、トナー貯留室内を現像ローラの軸線方向に沿って移
動するから、紙粉はトナー貯留室内において軸線方向へ
拡散されることとなり、一層凝集し難くなる。
【0030】さらに、搬送手段は閉ループ状に配置さ
れ、現像装置とクリーニング装置との間でトナーを循環
させるから、トナーとともに紙粉も循環することとな
る。したがって、紙粉は、トナー貯留室内においてばか
りでなく、クリーニング装置へも拡散されることとな
り、摺接部分近くにおいて一層凝集し難くなる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0032】図1は本発明に係る画像形成装置の一実施
例を用いたプリンタの一例を示す外観斜視図、図2は正
面図、図3は平面図、図4は断面図である。
【0033】これらの図において、100はプリンタ本
体であり、そのケース101内には、給紙ローラ10
2、光学ユニット110、画像形成ユニット200、定
着ユニット120、排紙ローラ103が設けられてい
る。なお、図1において画像形成ユニット200は概略
的に(模式的に)描いてある。
【0034】600は画像形成ユニット200にトナー
を補充するトナー補給手段をなすトナータンクである。
【0035】図3において、P2は排紙トレイ108上
に排紙されつつある記録紙を、図2において、P3は排
紙トレイ108に排紙された記録紙を示している。
【0036】以下、本体100、画像形成ユニット20
0について詳しく説明する。
【0037】先ず、本体100の全体構成について、主
として図4を参照して説明する。
【0038】ケース101の背部には、給紙トレイ10
4が回動可能に設けられている。給紙トレイ104は、
ケース101の背部に回動可能に支持されたベース部1
04aと、このベース部104aに対してスライド可能
に取り付けられたトレイ104bとを有しており、不使
用時には、図4に破線で示すように、トレイ104bが
ベース部104aに収納された状態でケース背面と密着
するように折り畳まれ、使用時には実線で示すように開
かれて使用に供される。
【0039】給紙トレイ104にセットされた記録紙P
は、給紙ローラ102によって1枚ずつ給送される。
【0040】給送された記録紙は、紙ガイド105と画
像形成ユニット200の下面とで形成された給紙経路A
1を通り、後述するようにしてトナー像が形成される感
光ドラム201と転写ローラ106との間に達する。こ
こで感光ドラム201からトナー像が転写された記録紙
は、経路A2を経て定着ユニット120の定着ローラ1
21と加圧ローラ122との間を通ることによりトナー
像が定着され、上方に湾曲した排紙経路A3を経て排紙
ローラ103によって排紙口107から排紙トレイ10
8上に排出される。
【0041】109は前記排紙経路A3が形成されてい
るカバーであり、本体100に対して軸109a,10
9aで開閉可能に構成されている。前記排紙口107
は、このカバー109の上面に形成されており、また、
前記定着ユニット120は、このカバー109に取り付
けられている。このカバー109は、紙詰まり時あるい
は、メンテナンス時に、手前側に開かれる。
【0042】次に、画像形成ユニット200について説
明する。
【0043】図5は画像形成ユニット200およびトナ
ータンク600を示す部分省略斜視図、図6は図5にお
けるVI−VI断面図、図7は画像形成ユニット200
およびトナータンク600を示す模式的平面図、図8は
画像形成ユニット全体を示す模式的な平面図、図9はト
ナー貯留室内における作用説明図である。
【0044】主として図5、図6に示すように、画像形
成ユニット200は、感光体である感光ドラム201
と、帯電ローラ202と、現像装置300と、クリーニ
ング装置400と、トナー搬送装置500とを、ケース
210に組み込むことにより、単一のユニットとして構
成されている。
【0045】感光ドラム201は、アルミドラムからな
る導電性基体上に有機感光体からなる感光層を形成して
構成されており、ケース210に回転可能に支持され、
図示しない駆動機構により矢印a方向に回転駆動され
る。
【0046】帯電ローラ202は、図示しない押圧機構
により感光ドラム201に対して押圧されており、感光
ドラム201に従動しながら感光ドラム201を帯電さ
せるようになっている。帯電ローラ202にはバイアス
電圧が印加されている。
【0047】帯電した感光ドラム201は、図4に示し
た光学ユニット110から発せられるレーザービームL
Bによって走査され、これによって感光ドラム201の
表面に潜像が形成される。
【0048】ケース210は、下ケース220と上ケー
ス230とで構成されており、上ケース230にはビー
ム走査用のスリット231が形成されている。
【0049】現像装置300は、下ケース220によ
り、その長手方向に形成されたトナー貯留室301と、
このトナー貯留室301内において回転可能に設けられ
た供給ローラ310と、同じく回転可能に設けられた現
像ローラ320と、この現像ローラ320の軸線方向に
沿って現像ローラ320の表面に摺接し、前記感光ドラ
ム201表面に供給されるトナー量を規制する規制ブレ
ード330と、アジテータ340とを備えている。
【0050】供給ローラ310、現像ローラ320、お
よびアジテータ340は、感光ドラム201の駆動機構
に連動する駆動機構によりそれぞれ図6矢印方向に回転
駆動される。
【0051】規制ブレード330はステンレス鋼板等の
弾性体で構成されており、取付部材331によって上ケ
ース230に取り付けられている。規制ブレード330
の下端は、L字型に屈曲されており、その屈曲角部にお
いて現像ローラ320と摺接している。
【0052】供給ローラ310は、多孔質の弾性体(例
えばスポンジ)で構成されており、現像ローラ320と
摺接している(図6において摺接部をAで示す)。供給
ローラ310は、トナー貯留室301内に貯留されてい
るトナーを攪拌しながら回転し、摺接部Aにおいて現像
ローラ320の表面にトナーを擦り付けるようにして供
給する(コーティングする)。
【0053】現像ローラ320の表面にコーティングさ
れたトナーは、規制ブレード330と摺接することによ
って薄層化されるとともに摩擦帯電される。
【0054】現像ローラ320にはバイアス電圧が印加
されており、薄層化されたトナーは感光ドラム201へ
と搬送され、現像ローラ320と感光ドラム201との
圧接部で構成されているニップ部で感光ドラム201の
潜像に反転現像される。これによって、感光ドラム20
1表面の潜像が現像されてトナー像が形成される。
【0055】感光ドラム201の表面に形成されたトナ
ー像は、トナー像と逆極性のバイアス電圧が印加されて
いる転写ローラ106(図4参照)と感光ドラム201
とで挟まれて搬送されている記録紙Pに転写される。
【0056】アジテータ340は、軸341と、この軸
341に固定された攪拌羽根342とを有している。攪
拌羽根342は、現像ローラ320および供給ローラ3
10と同程度の長さをもって軸線方向に伸びている。ア
ジテータ340は、図9に示すように、現像ローラ32
0と供給ローラ310との摺接部A近くのトナーTを、
現像ローラ320および供給ローラ310の軸線方向と
直交する方向に移動させるように、また、後述する搬送
手段510に向けてトナーを移動させるように攪拌す
る。
【0057】クリーニング装置400は、クリーニング
ブレード410を備えている。クリーニングブレード4
10は取付部材420によって上ケース230に取り付
けられている。クリーニングブレード410の下縁41
1は、感光ドラム201の周面に当接しており、トナー
像が記録紙に転写された後に感光ドラム201の表面に
付着している残留トナーを、トナー搬送装置500のト
ナー回収部560に向けて掻き落とすようになってい
る。
【0058】なお、感光ドラム201は、残留トナーが
掻き落とされることによりクリーニングされた後、再び
前述した画像形成プロセスへ移行する。
【0059】トナー搬送装置500は、現像装置300
とクリーニング装置400との間に閉ループ状に配置さ
れており、トナー搬送手段をなすコイルスプリング51
0と、このコイルスプリング510と係合してこれを循
環駆動する駆動歯車520と、コイルスプリング510
と摺接してこれを案内するほぼ溝形状のガイド部530
(図8参照)とを備えている。
【0060】コイルスプリング510は無端状に構成さ
れており、クリーニング装置400の内部と現像装置3
00の内部との間を循環可能に配置されている。
【0061】駆動歯車520は、感光ドラム201の駆
動機構と連動する駆動機構(図示せず)により駆動され
て、コイルスプリング510を矢印b方向に循環駆動す
る。なお、コイルスプリング510は、その軸線回りに
旋回しながら循環し、本実施例では1回の循環に対し約
5回旋回する。
【0062】図8は、画像形成ユニット200全体を示
す模式的な平面図である。
【0063】この図から明らかなように、ガイド部53
0は、自然放置状態では円環形状をなすコイルスプリン
グ510を平面視ほぼ長円形状に矯正して案内する形状
となっており、ほぼ1/4円弧状に形成された2つのコ
ーナー部C1,C2と、半円弧状に形成されたコーナー
部C3と、これらコーナー部を連結するほぼ直線的な部
分L1,L2とで構成されている。
【0064】2つの直線部L1,L2のうち一方の直線
部L1は、図6に示すように現像装置300のトナー貯
留室301内にあり、他方の直線部L2はクリーニング
装置400内にある。そして、一方の直線部L1につい
ては下ケース220の起立壁221と上ケース230の
下面232とでガイド部を構成し、他方の直線部L2に
ついては、下ケース220の上面に形成した凹溝222
でガイド部を構成してある。また、トナー貯留室301
内にある直線部L1については、下ケース220の起立
壁221と上ケース230の下面232とでコイルスプ
リング510の外側と上側とを案内するように構成して
あり、結果として、トナー貯留室301に対してコイル
スプリング510の内側方および下方を開放する開放箇
所531を形成してある。なお、上ケース230の下面
232はコイルスプリング510の上端と当接しないか
あるいは当接しても軽く当接するように構成されてお
り、循環するコイルスプリング510に対してほとんど
抵抗とはならない。
【0065】すなわち、コイルスプリング510は、ト
ナー貯留室301内においては、下ケース220の起立
壁221と上ケース230の下面232とで上側および
外側のみが案内され、トナーを貯留室301に放出する
ことができるようになっている。
【0066】一方、クリーニング装置400内のトナー
回収部560においては、クリーニングブレード410
により掻き落とされたトナーを受けて回収することがで
きるように、その上方がクリーニングブレード410に
向かって開放されている。
【0067】以上のような画像形成ユニット200は次
のように作動する。
【0068】前述したように、現像装置300によって
感光ドラム201の表面にトナーが供給され、このトナ
ーにより感光ドラム201表面の潜像が現像されてトナ
ー像が形成される。
【0069】トナー像が記録紙Pへ転写された後に感光
ドラム201の表面に付着している残留トナーはクリー
ニング装置400のクリーニングブレード410によっ
て除去され、クリーニング装置400内にある回収部5
60に回収される。また、記録紙Pから感光ドラム20
1に付着した紙粉がある場合には、その紙粉も残留トナ
ーとともにクリーニングブレード410によって除去さ
れ、回収部560に回収される。
【0070】クリーニング装置400と現像装置300
との間には、無端状のコイルスプリング510がクリー
ニング装置内部と現像装置内部との間を循環可能に配置
されており、このコイルスプリング510が駆動歯車5
20によって循環駆動されるから、現像装置300のト
ナー貯留室301内にあって現像に供されなかった余剰
トナーの一部はコイルスプリング510によってクリー
ニング装置400へ搬送され、クリーニング装置400
内に回収された残留トナーは、コイルスプリング510
により搬送されてきた前記余剰トナーと攪拌混合されな
がら現像装置300へ搬送される。なお、コイルスプリ
ング510は旋回動作を伴って循環するから、トナーの
攪拌混合は良好になされる。
【0071】現像装置300に搬送されてきたトナー
は、トナー貯留室301内のトナーが消費されてそのレ
ベル面が下がっている場合には、その自重によりトナー
貯留室301に向けて放出される。
【0072】以上のような動作の繰り返しにより、画像
形成ユニット200内のトナーは徐々に消費されてゆく
こととなるが、消費された分のトナーはトナータンク6
00から随時補充される。
【0073】図1に示したように、プリンタ本体のケー
ス101の上面にはトナータンク装着穴101aが設け
られており、この装着穴101aを通じて、トナータン
ク600は、画像形成ユニット200の上ケース230
に対して着脱可能に構成されている。図8において、2
43がトナー供給口であり、このトナー供給口243を
通じてトナータンク600内のトナーが画像形成ユニッ
ト200内に供給される。トナー供給口243は、コイ
ルスプリング510の循環経路における駆動歯車520
とコイルスプリング510との噛み合い開始箇所に臨む
ように設けられている。トナータンク600は、図7に
示すように、現像装置300の上流側に取り付けられて
おり、図8に示したようにトナー供給口243は駆動歯
車520とコイルスプリング510との噛み合い始め位
置に臨んで開口しているから、トナー搬送経路Rに対し
てトナーが過度に供給されてしまうことがなく、適量供
給される。
【0074】以上のようなプリンタによれば、次のよう
な作用効果が得られる。
【0075】(a)現像装置300によって感光体20
1の表面にトナーが供給され、このトナーにより感光ド
ラム201表面の潜像が現像されてトナー像が形成され
る。トナー像が記録紙Pへ転写された後に感光ドラム2
01表面に付着している残留トナーはクリーニング装置
400によって除去され、回収される。
【0076】現像装置300とクリーニング装置400
との間には、コイルスプリング510が閉ループ状に配
置されており、このコイルスプリング510によって、
現像装置300において現像に供されなかった余剰トナ
ーの一部がクリーニング装置400へ、クリーニング装
置400で回収された残留トナーが、トナータンク60
0から補給された新規トナーとともに攪拌混合されなが
ら現像装置300のトナー貯留室301へ搬送され、再
利用されることとなる。この際、感光ドラム201の表
面に付着した紙粉が残留トナーとともに回収された場合
には、その紙粉は、残留トナーとともにトナー貯留室3
01へ搬送されることとなる。
【0077】ここで、図9に示すように、トナー貯留室
301内のトナーTは、供給ローラ310が現像ローラ
320に摺接することにより、その摺接部Aにおいて現
像ローラ320に供給されるようになっているから、ト
ナー貯留室301内においては、供給ローラ310と現
像ローラ320との摺接部Aに向かうトナー流T1が生
じ、したがって、トナー貯留室301内に混入している
紙粉の一部も摺接部Aに向けて搬送されることとなる。
【0078】しかしながら、この画像形成装置によれ
ば、現像ローラ320と供給ローラ310との摺接部A
近くのトナーが、アジテータ340によって攪拌される
ので、摺接部A近くにある紙粉も攪拌され、拡散される
こととなる。
【0079】したがって、摺接部Aに向かって搬送され
る紙粉が凝集し難くなり、また、摺接部Aの手前部分E
に詰まる紙粉も凝集し難くなる。
【0080】これによって、現像ローラ320の表面に
トナーが良好に供給されやすくなり、結果として記録紙
P上の画像に白線が生じ難くなる。
【0081】(b)供給ローラ310が、多孔質の弾性
体で構成されているので、摺接部Aにおける現像ローラ
320へのトナーの供給が一層良好になされる。
【0082】一方、供給ローラ310が多孔質の弾性体
で構成されていると、その表面に紙粉が付着し易くなる
ため、紙粉は摺接部Aに向かって搬送され易くなる。
【0083】しかしながら、この画像形成装置によれ
ば、摺接部A近くのトナーが、アジテータ340によっ
て攪拌されるので、この攪拌されるトナーによって、給
紙ローラ310の表面に付着した紙粉が剥離され易くな
る。すなわち、攪拌されるトナー流が供給ローラ310
上の紙粉を剥離するように作用する。
【0084】したがって、この画像形成装置によれば、
摺接部Aにおける現像ローラ320へのトナーの供給が
一層良好になされるとともに、紙粉は摺接部Aに向かっ
て搬送され難くなり、結果として記録紙上の画像に白線
が一層生じ難くなる。
【0085】(c)アジテータ340は、現像ローラ3
20および供給ローラ310の軸線方向と直交する方向
にトナーを移動させる構成となっているので、アジテー
タ340によって摺接部A近くのトナーが矢印T2で示
すように掻き出されような状態となり、摺接部A近くの
紙粉がより凝集しにくくなる。
【0086】(d)アジテータ340は攪拌羽根342
を有しているので、より一層良好に、摺接部A近くにあ
る紙粉が攪拌されて拡散されることとなる。また、給紙
ローラ310の表面に付着した紙粉が一層剥離され易く
なる。また、一層確実に、摺接部A近くのトナーが掻き
出されようになり、摺接部A近くの紙粉がより凝集しに
くくなる。
【0087】(e)アジテータ340は、コイルスプリ
ング510に向けてトナーを矢印T2で示すように移動
させる構成であるから、アジテータ340によって攪拌
され、拡散された紙粉もトナーとともにコイルスプリン
グ510へ向けて移動することとなり、このコイルスプ
リング510によってトナーとともに搬送されることと
なる。コイルスプリング510は、トナー貯留室301
内を現像ローラ320の軸線方向に沿って移動するか
ら、紙粉はトナー貯留室301内において軸線方向へ拡
散されることとなり、一層凝集し難くなる。
【0088】さらに、コイルスプリング510は閉ルー
プ状に配置され、現像装置300とクリーニング装置4
00との間でトナーを循環させるから、トナーとともに
紙粉も循環することとなる。したがって、紙粉は、トナ
ー貯留室301内においてばかりでなく、クリーニング
装置400、およびトナー搬送経路全体へも拡散される
こととなり、摺接部分A近くにおいて一層凝集し難くな
る。
【0089】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、供給ローラと現像ロー
ラとの摺接部の手前部分に詰まった紙粉が凝集しにくく
なり、あるいは搬送される過程で凝集していた紙粉が摺
接部の手前部分に詰まりにくくなり、画像に白線が生じ
にくくなる。
【0091】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例を用いた
プリンタの外観斜視図。
【図2】同じく正面図。
【図3】同じく平面図。
【図4】同じく断面図である。
【図5】画像形成ユニットおよびトナータンクを示す部
分省略斜視図。
【図6】図5におけるVI−VI断面図。
【図7】画像形成ユニットおよびトナータンクを示す模
式的平面図。
【図8】画像形成ユニット全体を示す模式的な平面図。
【図9】トナー貯留室内における作用説明図。
【図10】従来装置の説明図。
【図11】従来装置の説明図。
【符号の説明】
201 感光ドラム 300 現像装置 301 トナー貯留室 310 供給ローラ 320 現像ローラ 340 アジテータ 342 攪拌羽根 400 クリーニング装置 500 トナー搬送装置 510 コイルスプリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーが貯留されるトナー貯留室と、こ
    のトナー貯留室内のトナーを感光体表面に供給して感光
    体表面の潜像を現像し感光体表面にトナー像を形成する
    現像ローラと、この現像ローラに摺接して現像ローラに
    トナーを供給する供給ローラとを有する現像装置と、 この現像装置により感光体表面に形成されたトナー像の
    記録紙への転写後に感光体表面に付着している残留トナ
    ーを除去して回収するクリーニング装置と、 このクリーニング装置で回収された残留トナーを前記ト
    ナー貯留室へ搬送するトナー搬送装置とを備えた画像形
    成装置であって、 前記現像ローラと供給ローラとの摺接部近くのトナーを
    攪拌するアジテータを備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記供給ローラは、多孔質の弾性体で構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記アジテータは、前記現像ローラおよ
    び供給ローラの軸線方向と直交する方向にトナーを移動
    させるアジテータであることを特徴とする請求項1また
    は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記アジテータは、攪拌羽根を有して構
    成されていることを特徴とする請求項1,2,または3
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記トナー搬送装置は、前記現像装置と
    クリーニング装置との間に閉ループ状に配置され、現像
    装置においてトナー貯留室内を現像ローラの軸線方向に
    沿って移動し、トナー貯留室にトナーを搬入するととも
    に、トナー貯留室内にあって現像に供されなかった余剰
    トナーの一部をトナー貯留室から前記クリーニング装置
    へ向けて搬出し、前記クリーニング装置で回収された残
    留トナーを前記トナー貯留室へ搬送する搬送手段を有す
    るトナー搬送装置であり、 前記アジテータは、前記搬送手段に向けてトナーを移動
    させるアジテータであることを特徴とする請求項1,
    2,3,または4記載の画像形成装置。
JP7037667A 1995-02-02 1995-02-02 画像形成装置 Pending JPH08211712A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009282193A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009282193A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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Effective date: 20040426