JPH08209876A - ユニット式建物の階段構造 - Google Patents

ユニット式建物の階段構造

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JPH08209876A
JPH08209876A JP7014995A JP1499595A JPH08209876A JP H08209876 A JPH08209876 A JP H08209876A JP 7014995 A JP7014995 A JP 7014995A JP 1499595 A JP1499595 A JP 1499595A JP H08209876 A JPH08209876 A JP H08209876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
unit
stairs
staircase
type building
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7014995A
Other languages
English (en)
Inventor
Norimasa Iwamoto
憲政 岩本
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08209876A publication Critical patent/JPH08209876A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つの建物ユニット間に跨がる階段の生産作
業の大部分を工場で行えるようにし、現場作業が少なく
なるユニット式建物の階段構造を提供する。 【構成】 ユニット式建物1における階段20を、階段
の大部分を構成するとともに、予め工場で製作され、か
つ、取り付けられるユニット部21と、ユニット部21
の上下に現場で取り付けられ、階段の残りの部分を構成
する上下の板状部22A,22Bとで形成する。この階
段20を、水平方向に隣接する下階建物ユニット3A,
3Bに跨がらせ、かつ、下階建物ユニット3A,3Bと
上階建物ユニット4Bとに跨がらせて設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット式建物の階段
構造に関する。
【0002】
【背景技術】ユニット式建物は、予め工場で生産された
複数の下階建物ユニットおよび上階建物ユニットを建設
現場で組合わせることによって建てられている。このよ
うなユニット式建物に取り付ける階段は、複数の段板と
蹴込板およびこれらの両側面に設けられるささら桁とを
備え、これらの各部材を現場で組み立てて階段を形成す
ることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ユニット式
建物にあっては、可能な限りの作業を工場で行い、現場
での作業を極力少なくすることが望ましい。一方、階段
は上下階の建物ユニットに通じるものであり、従って、
2つの建物ユニット間に跨がって設けられるものであ
る。このため、予め工場で、段板と蹴込板等を組み立て
て全体をユニット化することはできない。しかし、段板
と蹴込板等を全部現場で組み立てて、ユニット式建物の
階段を形成することは、現場作業が増えるとともに、作
業性が悪いという問題が生じることになる。
【0004】本発明の目的は、2つの建物ユニット間に
跨がる階段の生産作業の大部分を工場で行えるように
し、現場作業が少なくなるユニット式建物の階段構造を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るユニット式
建物の階段構造は、階段の大部分を構成し、予め工場で
建物ユニット内に組み込まれたユニット部と、このユニ
ット部の上下部分のうちの少なくとも一方に、現場で階
段の残りの部分を構成する板状部とを備えて構成されて
いることを特徴とするものである。
【0006】このユニット式建物の階段構造において、
板状部は、階段の最上段の段板と蹴込板とであってもよ
く、この場合、最上段から二段目の段板に、最上段の蹴
込板を差し込む溝を形成してもよい。また、板状部は、
最下段の段板と蹴込板とであってもよい。
【0007】本発明において、最上段の段板の下方に、
階段の幅方向両端部に手摺壁に固定させ、かつ、最上段
の段板を取り付けるとともに最上段の蹴込板を固定する
受材を設けてもよい。
【0008】
【作用】このような本発明では、階段の大部分を構成す
るユニット部は予め工場で建物ユニット内に組み込まれ
るので、2つの建物ユニット間に跨がる階段の生産作業
の大部分が工場で行えるようになり、これにより、現場
作業が少なくなる。
【0009】このユニット式建物の階段構造において、
板状部が、階段の最上段の段板と蹴込板とであって、最
上段から二段目の段板に、最上段の蹴込板を差し込む溝
が形成されている場合には、最上段の段板を取り付けた
後に最上段の蹴込板を差し込むとき、最上段の蹴込板を
溝に差し込んでおけば、蹴込板の姿勢が保持されるので
支持しなくてもよく、釘打ち作業が容易となる。
【0010】本発明において、最上段の段板の下方に、
階段の幅方向両端部に手摺壁に固定させ、かつ、最上段
の段板を取り付けるとともに最上段の蹴込板を固定する
受材を設けた場合には、この受材に最上段の段板と蹴込
板とを取り付ければよいので、段板と蹴込板との位置決
め等が容易となり、これにより、取り付け作業が容易と
なる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例のユニット式建物1が示さ
れている。このユニット式建物1は、基礎2の上に配置
された複数の下階建物ユニット3と、これらの下階建物
ユニット3の上に載置された複数の上階建物ユニット4
と、上階建物ユニット4の上に設けられる屋根5とを備
えて形成されている。
【0012】各建物ユニット3等は、四隅に立設される
4本の柱10と、これらの柱10の上端間および下端間
同士を結合する各4本の上梁11、下梁12からなる骨
組み13を備え、このような骨組み13に、天井面材1
4、床面材15、内壁16や外壁17等が取り付けられ
ている。
【0013】このようなユニット式建物1において、下
階から上階に通じる階段20が設けられ、この階段20
は、階段の大部分を構成するユニット部21と、このユ
ニット部21の上下に取り付けられ、階段の残りの部分
を構成する上下の板状部22A,22Bとで形成されて
いる。そして、階段20は、水平方向に隣接する下階建
物ユニット3A,3Bに跨がるとともに、これらの下階
建物ユニット3A,3Bと上階建物ユニット4Bとに跨
がって設けられている。また、階段20は、複数の段板
23と複数の蹴込板24とを備え、これらの段板23と
蹴込板24との両端をささら桁25で結合することによ
り形成されている。
【0014】前記ユニット部21は、下階建物ユニット
3Bに取り付けられ、第2段目の段板23Bと蹴込板2
4Bから第12段目の段板23Lと蹴込板24Lまでが
ささら桁25で結合されるとともに、支柱26で支持さ
れている。このようなユニット部21は、予め工場で製
作されるとともに、下階建物ユニット3Bに取り付けら
れるようになっている。
【0015】上側の板状部22Aは、図2,3に示すよ
うに、上階建物ユニット4Bに取り付けられる最上段と
なる第13段目の段板23Mと蹴込板24Mとで形成さ
れている。すなわち、上階建物ユニット4Bの下梁12
の近傍位置には、この下梁12と同様の溝型状の中間梁
18が架けわたされており、この中間梁18には、階段
20の幅方向に連続する角材状の取付材30が取り付け
られ、さらに、この取付材30の隣接位置には、断面L
型状の受部材31が手摺壁19に固定されるとともに、
階段20の幅方向両端部に配置されて設けられている。
これらの取付材30と受部材31の上面は同一高さ面と
なっており、これらの上面に、第13段目の段板23M
が、現場で、例えば釘等で取り付けられるようになって
いる。
【0016】また、受部材31の前面には第13段目の
蹴込板24Mが取り付けられる。この際、前記ユニット
部21における第12段目の段板23Lの奥側には、階
段の幅方向に沿った一条の溝27が形成されており、こ
の溝27には上記蹴込板24Mの下端が差し込まれるよ
うになっており、その後、上部を段板23Mの前面段付
き部に押し当て、例えば釘28等で固定されるようにな
っている。なお、蹴込板24Mの下端を溝27に差し込
むとき、この溝27に接着剤を充填してもよい。また、
図2中符号15Aは、ジョイント用床面材であり、符号
6は上下階建物ユニット連結用の連結プレートである。
【0017】下側の板状部22Bは、図4に示すよう
に、階段20の最下段である第1段目の段板23Aと蹴
込板24Aとで形成され、下階建物ユニット3A,3B
等に跨がって設けられ、現場で取り付けられるようにな
っている。すなわち、現場において、水平方向に隣接す
る下階建物ユニット3A,3Bの床梁12間に張られた
ジョイント用床面材15Aの上には、ユニット部21の
ささら桁25に連続する現場用ささら桁35が取り付け
られるとともに、階段20の幅方向にわたって配置され
た角材状の取付板36が取り付けられるようになってい
る。
【0018】さらに、現場用ささら桁35とユニット部
21のささら桁25とにわたって、第1段目の段板23
Aが、例えば釘打ち、接着等によって取り付けられるよ
うになっており、また、取付板36の前面には、第1段
目の蹴込板24Aが取り付けられるようになっている。
【0019】図5には、第13段目の段板23Mの前面
にカバー部材40が被せられた例が示されており、特
に、上階建物ユニット4B等の床面材15の上にカーペ
ットからなる床仕上げ材45が敷かれた場合である。こ
れによれば、カバー部材40は断面数字の7字状となっ
ており、段板23Mと蹴込板24Mとが釘41で結合さ
れた後、段板23Mの前部に接着等により被せられ、こ
れにより、釘41は隠れるようになっている。なお、カ
バー部材40の上面と床仕上げ材45の上面とは、ほぼ
同一高さ面となっている。なお、このカバー部材40
は、床面材15の上にフローリングからなる床仕上げ材
が敷かれた場合にも使用できる。
【0020】前述のような本実施例によれば次のような
効果がある。すなわち、階段20の大部分を構成する第
2段目の段板23Aと蹴込板24Aから、第12段目の
段板23Lと蹴込板24Lまでがささら桁25で結合さ
れ、支柱26で支持されるユニット部21となってお
り、このユニット部21は、予め工場で取り付けられる
ので、第1段目の段板23Aと蹴込板24A、および第
13段目の段板23Mと蹴込板24Mだけを現場で取り
付ければよく、これにより、階段の生産作業の大部分を
工場で行え、従って、現場作業が少なくなる。
【0021】また、第13段目の段板23Mの現場での
取り付けに際して、段板23Mの下方に受部材31が設
けられているので、段板23Mの取り付けが容易とな
る。さらに、第12段目の段板23Lの上面には、第1
3段目の蹴込板24Mの蹴込板24Mを差し込む溝27
が形成されているので、第13段目の段板23Mを取り
付けた後で蹴込板24Mを取り付ける際、この蹴込板2
4Mの下端を溝27に差し込んでおいて蹴込板24Mの
上部を段板23Mに釘打ちでき、これにより、作業が容
易となる。
【0022】また、第13段目の段板23Mの前部には
カバー部材40が取り付けられ、このカバー部材40
は、カーペットからなる床仕上げ材45やフローリング
からなる床仕上げ材等の各種の床仕上げ材に使用できる
ので、少ない部材で各種の床仕上げ材に対応できる。
【0023】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であれば
次に示すような変形例を含むものである。例えば、前記
実施例では、階段20は、水平方向に隣接する下階建物
ユニット3A,3Bに跨がるとともに、これらの下階建
物ユニット3A,3Bと上階建物ユニット4Bとに跨が
って設けられているが、これに限らず、一つの下階建物
ユニット3Bと上階建物ユニット4Bとに跨がる階段と
してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明のユニッ
ト式建物の階段構造によれば、階段の大部分を構成する
ユニット部は予め工場で建物ユニット内に組み込まれる
ので、2つの建物ユニット間に跨がる階段の生産作業の
大部分が工場で行えるようになり、これにより、現場作
業が少なくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るユニット式建物を示す
全体図である。
【図2】本実施例の要部を示す断面図である。
【図3】図2における斜視図である。
【図4】本実施例の要部を示す断面図である。
【図5】本実施例の階段の最上段にカバー部材を被せた
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 3 下階建物ユニット 4 上階建物ユニット 18 中間梁 20 階段 21 ユニット部 22A 上側の板状部 22B 下側の板状部 23 段板 23A 第1段目の段板 23L 第12段目の段板 23M 第13段目の段板 24 蹴込板 24A 第1段目の蹴込板 24L 第12段目の蹴込板 24M 第13段目の蹴込板 25 ささら桁 27 溝 31 受部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段の大部分を構成し、予め工場で建物
    ユニット内に組み込まれたユニット部と、このユニット
    部の上下部分のうちの少なくとも一方に、現場で取り付
    けられ、前記階段の残りの部分を構成する板状部とを備
    えて構成されていることを特徴とするユニット式建物の
    階段構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のユニット式建物の階段
    構造において、前記板状部は、前記階段の最上段の段板
    と蹴込板とであることを特徴とするユニット式建物の階
    段構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のユニット式建物の階段
    構造において、前記板状部は、前記階段の最下段の段板
    と蹴込板とであることを特徴とするユニット式建物の階
    段構造。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のユニット式建物の階段
    構造において、前記最上段から二段目の段板には、前記
    最上段の蹴込板を差し込む溝が形成されていることを特
    徴とするユニット式建物の階段構造。
  5. 【請求項5】 請求項2または4に記載のユニット式建
    物の階段構造において、前記最上段の段板の下方には、
    前記階段の幅方向両端部に手摺壁に固定され、かつ、前
    記最上段の段板を取り付けるとともに前記最上段の蹴込
    板を固定する受材が設けられていることを特徴とするユ
    ニット式建物の階段構造。
JP7014995A 1995-02-01 1995-02-01 ユニット式建物の階段構造 Withdrawn JPH08209876A (ja)

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JP7014995A JPH08209876A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 ユニット式建物の階段構造

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JP7014995A JPH08209876A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 ユニット式建物の階段構造

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JPH08209876A true JPH08209876A (ja) 1996-08-13

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JP7014995A Withdrawn JPH08209876A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 ユニット式建物の階段構造

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JP (1) JPH08209876A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015190212A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 トヨタホーム株式会社 建物の階段構造及びこの階段構造の製造方法
JP2016191285A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 トヨタホーム株式会社 階段の製造方法及び階段構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015190212A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 トヨタホーム株式会社 建物の階段構造及びこの階段構造の製造方法
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Effective date: 20020402