JPH08209767A - 昇降式キャビネットにおける排水装置 - Google Patents
昇降式キャビネットにおける排水装置Info
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- JPH08209767A JPH08209767A JP7032809A JP3280995A JPH08209767A JP H08209767 A JPH08209767 A JP H08209767A JP 7032809 A JP7032809 A JP 7032809A JP 3280995 A JP3280995 A JP 3280995A JP H08209767 A JPH08209767 A JP H08209767A
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- Japan
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- pipe
- hole
- bottom plate
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- Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 昇降式キャビネットのキャビネット本体の昇
降移動が繰り返されても排水部の疲労破損による水漏れ
事故が発生する虞れがなく、また、水槽の排水口と下水
管との位置が水平方向にずれても、容易に取り付け誤差
を吸収することができて施工性に優れ、しかも、防湿・
防臭性能も良好な昇降式キャビネットにおける排水装置
を提供する。 【構成】 昇降可能に構成されたキャビネット本体の底
板に穴部を開設し、この穴部周縁部に挟着体を介してス
トレート管を取り付け、該ストレート管の下部は上記キ
ャビネット本体の底板下方に配設された下水管の上端部
に昇降自在に挿入されていると共に、キャビネット本体
に配設された水槽の排水口に接続された排水管の下端部
を、上記ストレート管の上端部に挿入し、該ストレート
管と下水管及び排水管との各間隙部をシール部材で液密
状にシールして昇降式キャビネットにおける排水装置を
構成した。
降移動が繰り返されても排水部の疲労破損による水漏れ
事故が発生する虞れがなく、また、水槽の排水口と下水
管との位置が水平方向にずれても、容易に取り付け誤差
を吸収することができて施工性に優れ、しかも、防湿・
防臭性能も良好な昇降式キャビネットにおける排水装置
を提供する。 【構成】 昇降可能に構成されたキャビネット本体の底
板に穴部を開設し、この穴部周縁部に挟着体を介してス
トレート管を取り付け、該ストレート管の下部は上記キ
ャビネット本体の底板下方に配設された下水管の上端部
に昇降自在に挿入されていると共に、キャビネット本体
に配設された水槽の排水口に接続された排水管の下端部
を、上記ストレート管の上端部に挿入し、該ストレート
管と下水管及び排水管との各間隙部をシール部材で液密
状にシールして昇降式キャビネットにおける排水装置を
構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流し台や洗面化粧台
等の昇降式キャビネットにおける排水装置に関する。
等の昇降式キャビネットにおける排水装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】周知のように、流し台や洗面化
粧台の中には、例えば、身障者でも使用できるように、
カウンター部分を使用者の身長や姿勢に対応する高さに
調節できるように構成されてなる昇降式キャビネットが
多く提案されている。
粧台の中には、例えば、身障者でも使用できるように、
カウンター部分を使用者の身長や姿勢に対応する高さに
調節できるように構成されてなる昇降式キャビネットが
多く提案されている。
【0003】ところで、このような昇降式キャビネット
では、従来、キャビネット本体に配設された水槽の排水
口に接続されたフレキシブル排水管の下端部を、キャビ
ネット本体の底板に開設された穴部に挿通して、上記キ
ャビネット本体の底板下方に配設された下水管の上端部
に挿入して排水するように構成し、上記キャビネット本
体の昇降移動に対応して上記フレキシブル排水管が伸縮
するように構成されている。
では、従来、キャビネット本体に配設された水槽の排水
口に接続されたフレキシブル排水管の下端部を、キャビ
ネット本体の底板に開設された穴部に挿通して、上記キ
ャビネット本体の底板下方に配設された下水管の上端部
に挿入して排水するように構成し、上記キャビネット本
体の昇降移動に対応して上記フレキシブル排水管が伸縮
するように構成されている。
【0004】このように、昇降式キャビネットにおい
て、水槽の排水口と下水管とをフレキシブル排水管で連
通接続することで、キャビネット本体が昇降移動しても
該フレキシブル排水管が伸縮して排水が円滑に行われ、
また、上記水槽の排水口と下水管との位置が水平方向に
ずれても、排水管の取り付け誤差を吸収できる、という
利点を有している反面、キャビネット本体の昇降移動を
繰り返すことで、該フレキシブル排水管が疲労破損して
水漏れ事故が発生し易い、という問題を有していた。
て、水槽の排水口と下水管とをフレキシブル排水管で連
通接続することで、キャビネット本体が昇降移動しても
該フレキシブル排水管が伸縮して排水が円滑に行われ、
また、上記水槽の排水口と下水管との位置が水平方向に
ずれても、排水管の取り付け誤差を吸収できる、という
利点を有している反面、キャビネット本体の昇降移動を
繰り返すことで、該フレキシブル排水管が疲労破損して
水漏れ事故が発生し易い、という問題を有していた。
【0005】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、昇降式キャビ
ネットのキャビネット本体の昇降移動が繰り返されても
排水部の疲労破損による水漏れ事故が発生する虞れがな
く、また、水槽の排水口と下水管との位置が水平方向に
ずれても、容易に取り付け誤差を吸収することができて
施工性に優れ、しかも、防湿・防臭性能も良好な昇降式
キャビネットにおける排水装置を提供しようとするもの
である。
ものであって、その目的とするところは、昇降式キャビ
ネットのキャビネット本体の昇降移動が繰り返されても
排水部の疲労破損による水漏れ事故が発生する虞れがな
く、また、水槽の排水口と下水管との位置が水平方向に
ずれても、容易に取り付け誤差を吸収することができて
施工性に優れ、しかも、防湿・防臭性能も良好な昇降式
キャビネットにおける排水装置を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る昇降式キャビネットにおける排水装
置にあっては、昇降可能に構成されたキャビネット本体
の底板に穴部を開設し、この穴部周縁部に挟着体を介し
てストレート管を取り付け、該ストレート管の下部は上
記キャビネット本体の底板下方に配設された下水管の上
端部に昇降自在に挿入されていると共に、キャビネット
本体に配設された水槽の排水口に接続された排水管の下
端部を、上記ストレート管の上端部に挿入し、該ストレ
ート管と下水管及び排水管との各間隙部をシール部材で
液密状にシールして構成したことを特徴とするものであ
る。
め、この発明に係る昇降式キャビネットにおける排水装
置にあっては、昇降可能に構成されたキャビネット本体
の底板に穴部を開設し、この穴部周縁部に挟着体を介し
てストレート管を取り付け、該ストレート管の下部は上
記キャビネット本体の底板下方に配設された下水管の上
端部に昇降自在に挿入されていると共に、キャビネット
本体に配設された水槽の排水口に接続された排水管の下
端部を、上記ストレート管の上端部に挿入し、該ストレ
ート管と下水管及び排水管との各間隙部をシール部材で
液密状にシールして構成したことを特徴とするものであ
る。
【0007】また、この発明にあっては、上記ストレー
ト管を上記底板の穴の周縁部に強固に、かつ、容易に取
り付けるため、上記キャビネット本体の穴部を長方形状
に形成し、かつ、上記挟着体を構成する上部フランジを
上記穴部よりも大形に形成すると共に、該上部フランジ
の下方に配設された下部フランジを、上記穴部よりやや
小形の相似形で形成し、該下部フランジを上記穴部に挿
入した後、上記挟着体をストレート管の円周方向に90
度回転させることで、該ストレート管を上記底板の穴の
周縁部に挟着するように構成したことを特徴とするもの
である。
ト管を上記底板の穴の周縁部に強固に、かつ、容易に取
り付けるため、上記キャビネット本体の穴部を長方形状
に形成し、かつ、上記挟着体を構成する上部フランジを
上記穴部よりも大形に形成すると共に、該上部フランジ
の下方に配設された下部フランジを、上記穴部よりやや
小形の相似形で形成し、該下部フランジを上記穴部に挿
入した後、上記挟着体をストレート管の円周方向に90
度回転させることで、該ストレート管を上記底板の穴の
周縁部に挟着するように構成したことを特徴とするもの
である。
【0008】さらに、この発明にあっては、水槽の排水
口と下水管との取り付け誤差を吸収するため、上記キャ
ビネット本体の底板に形成される穴部を、上記ストレー
ト管を底板に取り付ける挟着体の上部フランジと下部フ
ランジとの連結部材の外径よりも大径の長方形状に形成
し、かつ、排水管をフレキシブルパイプで形成したこと
を特徴とするものである。
口と下水管との取り付け誤差を吸収するため、上記キャ
ビネット本体の底板に形成される穴部を、上記ストレー
ト管を底板に取り付ける挟着体の上部フランジと下部フ
ランジとの連結部材の外径よりも大径の長方形状に形成
し、かつ、排水管をフレキシブルパイプで形成したこと
を特徴とするものである。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に示す一実施例に基き、この
発明を詳細に説明する。
発明を詳細に説明する。
【0010】図1と図2には、昇降式流し台Aが組み込
まれたシステムキッチンが示されており、該システムキ
ッチンは、上記昇降式流し台Aの上部に配設された吊戸
棚Bと、この吊戸棚Bに左隣りに配設された昇降式フー
ドCを有するレンジフードDと、から構成されている。
まれたシステムキッチンが示されており、該システムキ
ッチンは、上記昇降式流し台Aの上部に配設された吊戸
棚Bと、この吊戸棚Bに左隣りに配設された昇降式フー
ドCを有するレンジフードDと、から構成されている。
【0011】一方、上記昇降式流し台Aは、キャビネッ
ト本体1と、このキャビネット本体1の上部に取り付け
られたカウンター2と、このカウンター2に取り付けら
れた水槽3及び加熱機器4と、から構成されており、上
記キャビネット本体1は、図示しないが、リフト機構等
で構成された公知の昇降機構により、カウンター2の高
さ位置が使用者の身長や姿勢に対応する所望高さ位置に
セットできるように構成されている。尚、図中符号5
は、上記水槽3に給湯管6からの湯と給水管7からの水
を混合して供給する水栓である。
ト本体1と、このキャビネット本体1の上部に取り付け
られたカウンター2と、このカウンター2に取り付けら
れた水槽3及び加熱機器4と、から構成されており、上
記キャビネット本体1は、図示しないが、リフト機構等
で構成された公知の昇降機構により、カウンター2の高
さ位置が使用者の身長や姿勢に対応する所望高さ位置に
セットできるように構成されている。尚、図中符号5
は、上記水槽3に給湯管6からの湯と給水管7からの水
を混合して供給する水栓である。
【0012】このように構成された昇降式流し台Aに配
設される排水装置は、図3に示すように、上記キャビネ
ット本体1の底板8に開設された平面形状が長方形状に
形成された穴部9と、この穴部9の周縁部に挟着体10
を介して取り付けられたストレート管11と、上記キャ
ビネット本体1の底板8の下方に配設された下水管20
に連通接続されてなる立ち上げ管12と、上記水槽3の
排水口に接続されてなる排水金具13と、この排水金具
13に連通接続されたフレキシブル排水管14と、から
構成されている。尚、同図中、符号18は、キャビネッ
ト本体1のけこみ部19の内側に配設され、キャビネッ
ト本体1が上昇した時の上記けこみ部19と床Fとの間
隙を隠蔽する目隠し部材を、21は下水管20と立ち上
げ管12とを緊締する連結部材である。
設される排水装置は、図3に示すように、上記キャビネ
ット本体1の底板8に開設された平面形状が長方形状に
形成された穴部9と、この穴部9の周縁部に挟着体10
を介して取り付けられたストレート管11と、上記キャ
ビネット本体1の底板8の下方に配設された下水管20
に連通接続されてなる立ち上げ管12と、上記水槽3の
排水口に接続されてなる排水金具13と、この排水金具
13に連通接続されたフレキシブル排水管14と、から
構成されている。尚、同図中、符号18は、キャビネッ
ト本体1のけこみ部19の内側に配設され、キャビネッ
ト本体1が上昇した時の上記けこみ部19と床Fとの間
隙を隠蔽する目隠し部材を、21は下水管20と立ち上
げ管12とを緊締する連結部材である。
【0013】挟着体10は、図4に示すように、上記穴
部9よりも大形の正方形状に形成された上部フランジ1
5と、上記上部フランジ15の下方に配設され上記穴部
9よりやや小形の長方形状に形成された下部フランジ1
6と、上記上部フランジ15と下部フランジ16とを連
結する連結部材23と、から構成されており、上記下部
フランジ16は上記ストレート管11の外周に嵌挿さ
れ、また、上記上部フランジ15と連結部材23で画成
される部分には、上記ストレート管11の外径よりも大
径の穴部22が形成され、該穴部22には、上記シール
パッキング17Bが嵌装されている。
部9よりも大形の正方形状に形成された上部フランジ1
5と、上記上部フランジ15の下方に配設され上記穴部
9よりやや小形の長方形状に形成された下部フランジ1
6と、上記上部フランジ15と下部フランジ16とを連
結する連結部材23と、から構成されており、上記下部
フランジ16は上記ストレート管11の外周に嵌挿さ
れ、また、上記上部フランジ15と連結部材23で画成
される部分には、上記ストレート管11の外径よりも大
径の穴部22が形成され、該穴部22には、上記シール
パッキング17Bが嵌装されている。
【0014】そして、上記下部フランジ16の長辺部1
6aは、図5に示すように、上記穴部9の長辺部9aよ
りも短く、かつ、穴部9の短辺部9bよりも長く形成さ
れており、該下部フランジ16の長辺部16aと上記穴
部9の長辺部9aとを平行にセットした状態で、上記下
部フランジ16を、図5(A)に示すように底板8に開
設された穴部9に挿入した後、上記挟着体10をストレ
ート管11の円周方向に90度回転させることで、図5
(B)に示すように、下部フランジ16の長辺部16a
と上記穴部9の長辺部9aとが平面から見て十字状に交
差するので、上記底板9の周縁部が挟着体10の上部フ
ランジ15と下部フランジ16との間に挟まれて、上記
ストレート管11が底板9に強固に止着される。
6aは、図5に示すように、上記穴部9の長辺部9aよ
りも短く、かつ、穴部9の短辺部9bよりも長く形成さ
れており、該下部フランジ16の長辺部16aと上記穴
部9の長辺部9aとを平行にセットした状態で、上記下
部フランジ16を、図5(A)に示すように底板8に開
設された穴部9に挿入した後、上記挟着体10をストレ
ート管11の円周方向に90度回転させることで、図5
(B)に示すように、下部フランジ16の長辺部16a
と上記穴部9の長辺部9aとが平面から見て十字状に交
差するので、上記底板9の周縁部が挟着体10の上部フ
ランジ15と下部フランジ16との間に挟まれて、上記
ストレート管11が底板9に強固に止着される。
【0015】ストレート管11は、プラスチックや金属
で直線パイプ状に形成されており、該ストレート管11
の上端部は、ゴムや軟質プラスチック等の弾性体で形成
された上記シールパッキング17Bに嵌挿されていると
共に、該シールパッキング17Bは、上記穴部22に圧
入されて上部フランジ15と連結部材23に弾接されて
おり、これにより挟着体10はストレート管11に一体
に保持されている。
で直線パイプ状に形成されており、該ストレート管11
の上端部は、ゴムや軟質プラスチック等の弾性体で形成
された上記シールパッキング17Bに嵌挿されていると
共に、該シールパッキング17Bは、上記穴部22に圧
入されて上部フランジ15と連結部材23に弾接されて
おり、これにより挟着体10はストレート管11に一体
に保持されている。
【0016】即ち、このシールパッキング17Bは、図
7に示すように、断面略逆U字状に形成されたリング状
のパッキング本体27から形成されており、上記フレキ
シブル排水管14は、上記パッキング本体27の内周側
に形成された穴部28内に挿入されて、その外周面14
aがパッキング本体27の内周面29に弾接し、シール
されるように構成されていると共に、上記ストレート管
11の上端部は、上記パッキング本体27の逆U字状に
形成された溝部30に嵌挿されている。
7に示すように、断面略逆U字状に形成されたリング状
のパッキング本体27から形成されており、上記フレキ
シブル排水管14は、上記パッキング本体27の内周側
に形成された穴部28内に挿入されて、その外周面14
aがパッキング本体27の内周面29に弾接し、シール
されるように構成されていると共に、上記ストレート管
11の上端部は、上記パッキング本体27の逆U字状に
形成された溝部30に嵌挿されている。
【0017】下水管20は、水槽3の排水口の真下に配
設されていない場合が多いので、上記穴部9の間隙間で
ストレート管11を水平移動させて、連結誤差を吸収す
るように調整し、これに対応して、シールパッキング1
7Bが嵌挿された排水管14もフレキシブルに形成され
ているので、水平方向の連結誤差を容易に吸収すること
ができる。
設されていない場合が多いので、上記穴部9の間隙間で
ストレート管11を水平移動させて、連結誤差を吸収す
るように調整し、これに対応して、シールパッキング1
7Bが嵌挿された排水管14もフレキシブルに形成され
ているので、水平方向の連結誤差を容易に吸収すること
ができる。
【0018】一方、上記ストレート管11の下部は、図
6に示すように、上記立ち上げ管12の上端部に昇降自
在に挿入され、また、該ストレート管11の上端部に
は、前記フレキシブル排水管14の下端部が挿入されて
排水流路が形成される。
6に示すように、上記立ち上げ管12の上端部に昇降自
在に挿入され、また、該ストレート管11の上端部に
は、前記フレキシブル排水管14の下端部が挿入されて
排水流路が形成される。
【0019】尚、上記ストレート管11と立ち上げ管1
2との間隙部は、シールパッキング17Aで液密状にシ
ールされ、防水・防湿機能が保持されるように構成され
ている。
2との間隙部は、シールパッキング17Aで液密状にシ
ールされ、防水・防湿機能が保持されるように構成され
ている。
【0020】また、上記下水管20が上記キャビネット
本体1の底板8の下方まで立ち上げられて配設されてい
る場合には、上記立ち上げ管12は必ずしも必要ない
が、図7に示すように、上記下水管20が上記キャビネ
ット本体1の底板8の下方まで届かない程度に短い場合
には、上記立ち上げ管12を連結部材21で緊締して両
者を接合することで、高さの調整を容易に行なうことが
できる。
本体1の底板8の下方まで立ち上げられて配設されてい
る場合には、上記立ち上げ管12は必ずしも必要ない
が、図7に示すように、上記下水管20が上記キャビネ
ット本体1の底板8の下方まで届かない程度に短い場合
には、上記立ち上げ管12を連結部材21で緊締して両
者を接合することで、高さの調整を容易に行なうことが
できる。
【0021】次に、上記のように構成された排水装置を
昇降式キャビネットに取り付ける場合について説明する
と、床Fからの下水管20を、その上端部が底板8に衝
突しない高さに切断し、この切断された下水管20の上
端部にシールパッキング17Aを予め嵌装してセットす
る。勿論、下水管20に代えて立ち上げ管を用いる場合
には、上記シールパッキング17Aを立ち上げ管の上端
部に予め接着しておけばよい。
昇降式キャビネットに取り付ける場合について説明する
と、床Fからの下水管20を、その上端部が底板8に衝
突しない高さに切断し、この切断された下水管20の上
端部にシールパッキング17Aを予め嵌装してセットす
る。勿論、下水管20に代えて立ち上げ管を用いる場合
には、上記シールパッキング17Aを立ち上げ管の上端
部に予め接着しておけばよい。
【0022】この後、上記キャビネット本体1を、その
底板8の穴部9が上記立ち上げ管12の真上に位置する
ように設置する。
底板8の穴部9が上記立ち上げ管12の真上に位置する
ように設置する。
【0023】次に、シールパッキング17Bに上端部が
予め嵌装されたストレート管11の下端部を上記穴部9
に挿入して上記立ち上げ管12の上端部に深く挿入し、
上記挟着体10の下部フランジ16の長辺部16aと上
記穴部9の長辺部9aとを平行にセットした状態で、挟
着体10をストレート管11の円周方向に90度回転さ
せて、該ストレート管11を底板8の穴部9の周縁部に
強固に止着する。
予め嵌装されたストレート管11の下端部を上記穴部9
に挿入して上記立ち上げ管12の上端部に深く挿入し、
上記挟着体10の下部フランジ16の長辺部16aと上
記穴部9の長辺部9aとを平行にセットした状態で、挟
着体10をストレート管11の円周方向に90度回転さ
せて、該ストレート管11を底板8の穴部9の周縁部に
強固に止着する。
【0024】このようにしてストレート管11を底板8
に固着した後、該ストレート管11の上端部が予め嵌装
されてなるシールパッキング17Bに、前記フレキシブ
ル排水管14を挿入するだけで、該フレキシブル排水管
14とストレート管11との間隙部は、上記シールパッ
キング17Bで完全にシールされる。
に固着した後、該ストレート管11の上端部が予め嵌装
されてなるシールパッキング17Bに、前記フレキシブ
ル排水管14を挿入するだけで、該フレキシブル排水管
14とストレート管11との間隙部は、上記シールパッ
キング17Bで完全にシールされる。
【0025】この実施例では、上記キャビネット本体1
の底板8に形成される穴部9を、上記ストレート管11
を底板9に取り付ける挟着体10の上部フランジ15と
下部フランジ16との連結部材23の外径よりも大径の
長方形状に形成し、かつ、ストレート管11と排水管1
4との接続をフレキシブルパイプで連通接続するように
構成したので、前記水槽3の排水口とストレート管11
および下水管20との軸心がずれていても、その連結誤
差を容易に吸収することができるので、施工性が良好と
なる、という効果が得られる。
の底板8に形成される穴部9を、上記ストレート管11
を底板9に取り付ける挟着体10の上部フランジ15と
下部フランジ16との連結部材23の外径よりも大径の
長方形状に形成し、かつ、ストレート管11と排水管1
4との接続をフレキシブルパイプで連通接続するように
構成したので、前記水槽3の排水口とストレート管11
および下水管20との軸心がずれていても、その連結誤
差を容易に吸収することができるので、施工性が良好と
なる、という効果が得られる。
【0026】この実施例に係る排水装置は、以上説明し
たように取り付けられているため、キャビネット本体1
が昇降した場合には、上記ストレート管11と排水管1
4との接続状態が変化することはなく、上記底板8に固
定されたストレート管11が立ち上がり管12の上下方
向に沿ってスライドするだけであるため、伸縮による疲
労破損が生じる心配が全くなく、水漏れ事故を有効に防
止し、かつ、防湿・防臭機能を良好な状態で保持するこ
とができる。
たように取り付けられているため、キャビネット本体1
が昇降した場合には、上記ストレート管11と排水管1
4との接続状態が変化することはなく、上記底板8に固
定されたストレート管11が立ち上がり管12の上下方
向に沿ってスライドするだけであるため、伸縮による疲
労破損が生じる心配が全くなく、水漏れ事故を有効に防
止し、かつ、防湿・防臭機能を良好な状態で保持するこ
とができる。
【0027】尚、上記実施例では、この発明を昇降式流
し台Aに適用した場合を例にとり説明したが、この発明
にあってはこれに限定されるものではなく、例えば、昇
降式洗面化粧台等にも適用することができること勿論で
ある。
し台Aに適用した場合を例にとり説明したが、この発明
にあってはこれに限定されるものではなく、例えば、昇
降式洗面化粧台等にも適用することができること勿論で
ある。
【0028】
【発明の効果】この発明に係る昇降式キャビネットにお
ける排水装置は、以上説明したように構成したので、昇
降式キャビネットのキャビネット本体の昇降移動が繰り
返されても排水部の疲労破損による水漏れ事故が発生す
る虞れがなく、また、水槽の排水口と下水管との位置が
水平方向にずれても、容易に取り付け誤差を吸収するこ
とができるので施工性にも優れており、しかも、連結部
をシール部材で液密状にシールしたので、防湿・防臭性
能も良好に保持することができる等、幾多の優れた効果
を奏する。
ける排水装置は、以上説明したように構成したので、昇
降式キャビネットのキャビネット本体の昇降移動が繰り
返されても排水部の疲労破損による水漏れ事故が発生す
る虞れがなく、また、水槽の排水口と下水管との位置が
水平方向にずれても、容易に取り付け誤差を吸収するこ
とができるので施工性にも優れており、しかも、連結部
をシール部材で液密状にシールしたので、防湿・防臭性
能も良好に保持することができる等、幾多の優れた効果
を奏する。
【図1】この発明の一実施例に係る排水装置が適用され
たシステムキッチンの正面図である。
たシステムキッチンの正面図である。
【図2】同システムキッチンの右側面図である。
【図3】同排水装置の要部の構成を分解して示す斜視説
明図である。
明図である。
【図4】同排水装置の挟着体の構成を示す断面図であ
る。
る。
【図5】(A)(B)は、同排水装置の底板への取り付
け手順を示す説明図である。
け手順を示す説明図である。
【図6】同排水装置のシールパッキングの構成を示す断
面図である。
面図である。
【図7】同排水装置の縦断面図である。
A 昇降式流し台 1 キャビネット本体 3 水槽 8 底板 9 穴部 10 挟着体 11 ストレート管 12 立ち上げ管 14 フレキシブル排水管 15 上部フランジ 16 下部フランジ 17A,17B シールパッキング(シール部材) 20 下水管
Claims (3)
- 【請求項1】 昇降可能に構成されたキャビネット本体
の底板に穴部を開設し、この穴部周縁部に挟着体を介し
てストレート管を取り付け、該ストレート管の下部は上
記キャビネット本体の底板下方に配設された下水管の上
端部に昇降自在に挿入されていると共に、キャビネット
本体に配設された水槽の排水口に接続された排水管の下
端部を、上記ストレート管の上端部に挿入し、該ストレ
ート管と下水管及び排水管との各間隙部をシール部材で
液密状にシールしたことを特徴とする昇降式キャビネッ
トにおける排水装置。 - 【請求項2】 前記キャビネット本体の穴部を長方形状
に形成し、かつ、前記挟着体を構成する上部フランジを
上記穴部よりも大形に形成するとともに、該上部フラン
ジの下方に配設された下部フランジを、上記穴部よりや
や小形の相似形で形成し、該下部フランジを上記穴部に
挿入した後、挟着体をストレート管の円周方向に90度
回転させることで、該ストレート管を上記底板の穴の周
縁部に挟着することを特徴とする請求項1に記載の昇降
式キャビネットにおける排水装置。 - 【請求項3】 前記キャビネット本体の底板に形成され
る穴部を、前記ストレート管を底板に取り付ける挟着体
の上部フランジと下部フランジとの連結部材の外径より
も大径の長方形状に形成し、かつ、前記排水管をフレキ
シブルパイプで形成して、ストレート管と下水管の水平
方向の取り付け誤差を吸収することを特徴とする請求項
1または請求項2のいずれかに記載の昇降式キャビネッ
トにおける排水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7032809A JP2896858B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 昇降式キャビネットにおける排水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7032809A JP2896858B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 昇降式キャビネットにおける排水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08209767A true JPH08209767A (ja) | 1996-08-13 |
JP2896858B2 JP2896858B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=12369169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7032809A Expired - Fee Related JP2896858B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 昇降式キャビネットにおける排水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2896858B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008099795A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Matsushita Electric Works Ltd | キッチン設備 |
JP2008099794A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Matsushita Electric Works Ltd | キッチン設備 |
CN104712025A (zh) * | 2013-12-17 | 2015-06-17 | 王世华 | 一种车间清洗水回收装置 |
CN108505590A (zh) * | 2017-10-23 | 2018-09-07 | 温州泓呈祥科技有限公司 | 一种基于水封的防臭防堵水槽 |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP7032809A patent/JP2896858B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008099794A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Matsushita Electric Works Ltd | キッチン設備 |
CN104712025A (zh) * | 2013-12-17 | 2015-06-17 | 王世华 | 一种车间清洗水回收装置 |
CN104712025B (zh) * | 2013-12-17 | 2016-09-21 | 王恺铭 | 一种车间清洗水回收装置 |
CN108505590A (zh) * | 2017-10-23 | 2018-09-07 | 温州泓呈祥科技有限公司 | 一种基于水封的防臭防堵水槽 |
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JP2896858B2 (ja) | 1999-05-31 |
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