JPH08209625A - 道路橋用支承装置 - Google Patents

道路橋用支承装置

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Publication number
JPH08209625A
JPH08209625A JP1909995A JP1909995A JPH08209625A JP H08209625 A JPH08209625 A JP H08209625A JP 1909995 A JP1909995 A JP 1909995A JP 1909995 A JP1909995 A JP 1909995A JP H08209625 A JPH08209625 A JP H08209625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
hole
road bridge
mounting plate
plates
Prior art date
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Pending
Application number
JP1909995A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Marui
勝之 丸井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitta Corp filed Critical Nitta Corp
Priority to JP1909995A priority Critical patent/JPH08209625A/ja
Publication of JPH08209625A publication Critical patent/JPH08209625A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車走行によって生じる橋桁の振動を橋脚側に
ほとんど伝搬させることなく十分に吸収できる道路橋用
支承装置を提供すること。 【構成】 硬質板10とゴム板11とを交互に積層接着
して成る主体1と、これの上下に接着された上・下取付
板2a,2bとから構成されている道路橋用支承装置に
おいて、主体1の中央部に上下に開放する貫通孔3を設
けると共に前記貫通孔3内に隙間を設けて柱状の振動減
衰部材4を収容させ、前記振動減衰部材4の上端を上取
付板2aに、それの下端を下取付板2bに、それぞれ接
着してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、橋脚と橋桁との間に
設置される道路橋用支承装置であって、特に、硬質板と
ゴム板とを交互に積層してなる支承装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】道路橋は、図3に示すように、橋脚Fに
橋桁Hを架け渡すようにして形成されているが、橋桁の
移動・回転を吸収するため前記橋脚Fと橋桁H相互間に
は硬質板とゴム板とを交互に積層してなる支承装置Sを
介在させてある。
【0003】しかしながら、従来の支承装置Sでは鉛直
方向の振動吸収についてはほとんど効果がなく、橋桁H
に生じた振動は、支承装置S→橋脚F→地盤の経路で周
辺建造物にほとんどそのまま伝搬してしまうという問題
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、車走行によって生じる橋桁の振動を橋脚側にほとん
ど伝搬させることなく十分に吸収できる道路橋用支承装
置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】この発明は、硬質板10と
ゴム板11とを交互に積層接着して成る主体1と、これ
の上下に接着された上・下取付板2a,2bとから構成
されている道路橋用支承装置において、主体1の中央部
に上下に開放する貫通孔3を設けると共に前記貫通孔3
内に隙間を設けて柱状の振動減衰部材4を収容させ、前
記振動減衰部材4の上端を上取付板2aに、それの下端
を下取付板2bに、それぞれ接着してある。
【0006】また、この発明は、硬質板10とゴム板1
1とを交互に積層接着して成る主体1と、これの上下に
接着された上・下取付板2a,2bとから構成されてい
る道路橋用支承装置において、主体1の中央部に上下に
開放する貫通孔3を設け、前記貫通孔3内において、上
取付板2aに固定垂下させた棒体5を下取付板2b側に
貯留した粘性体7内に挿入するようにしてある。
【0007】
【作用】この発明は次のように作用する。
【0008】車走行によって生じる橋桁の振動は、上取
付板2a→主体1及び振動減衰部材4→下取付板2bの
経路で橋脚に伝搬されることになるが、前記振動減衰部
材4の経て橋脚に伝搬される振動は大きく減衰される。
【0009】貫通孔3内に棒体5と粘性体7を設けたも
のでは、前記棒体5と粘性体7との粘性抵抗によりこれ
らが所謂ショックアブソーバーとして機能し、前者と同
様に橋脚に伝搬される振動は大きく減衰される。
【0010】なお、この装置は橋桁の移動・回転吸収に
ついても従来のものと同様に行える。
【0011】
【実施例】この発明の構成を実施例として示した図面に
従って説明する。
【0012】図1に示すようにこの実施例の道路橋用支
承装置Sは、硬質板10とゴム板11とを交互に積層接
着して成るドーナツ状の主体1と、前記主体1の上下に
接着された上・下取付板2a,2bと、前記主体1の貫
通孔3内に設けた振動減衰部材4とから成り、前記振動
減衰部材4の上端を上取付板2aに、それの下端を下取
付板2bに、それぞれ接着するようにしてある。尚、こ
の装置の設置は従来の技術と同様に行うことができる。
【0013】上記した硬質板10は鋼板を環状に形成し
て成り、他方、ゴム板はウレタンゴムを環状に形成して
成り、これら両者を加硫接着するようにして円環状の主
体1を形成している。
【0014】上・下取付板2a,2bは、図1に示すよ
うに、主体1よりも少し大きな鋼板製の厚肉円板であ
り、上取付板2aには橋桁へのボルト止めを可能ならし
めるボルト孔(図示せず)が、下取付板2bには橋脚へ
のボルト止めを可能ならしめるボルト孔(図示せず)
が、それぞれ形成してある。
【0015】振動減衰部材4は、高減衰ゴムまたはシリ
コンゲル等により構成されており、全体形状は上記貫通
孔3の径より小さい外径の円柱状に形成してある。
【0016】ここで、高減衰ゴムとしては、ゴム材にカ
ーボン等を混入して製造されたものが挙げられ、エネル
ギー吸収能が非常に優れているものである。
【0017】したがって、この道路橋用支承装置を使用
すると、作用の欄に記載したように、車走行によって生
じる橋桁の振動は大きく減衰されて橋脚に伝搬すること
になる。 (実施例2)この実施例の道路橋用支承装置は、図2に
示すように、貫通孔3内において、上取付板2aに固定
垂下させた棒体5を下取付板2b側に貯留した粘性体7
内に挿入するようにしたものであり、具体的には、前記
粘性体7は下取付板2bに設けた容器6内に充填されて
いる。
【0018】ここで、粘性体7としては、例えばオイル
やその他の液体を採用することができ、このため、粘度
が相違する液体を使用することにより振動減衰度を必要
に応じて比較的容易に変化させることができる。
【0019】なお、上記粘性体7は貫通孔3に直接充填
するようにしてもよい。この実施例の装置は上記構成で
あるから、棒体5と粘性体7との粘性抵抗により実施例
1と同様に橋桁の振動は大きく減衰されて橋脚に伝搬す
る。
【0020】
【発明の効果】作用の欄に記載した内容から、車走行に
よって生じる橋桁の振動を橋脚側にほとんど伝搬させる
ことなく十分に吸収できる道路橋用支承装置を提供でき
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の道路橋用支承装置の断面
図。
【図2】この発明の他の実施例の道路橋用支承装置の断
面図。
【図3】この種の道路橋用支承装置の設置状態を示す正
面図。
【符号の説明】
1 主体 2a 上取付板 2b 下取付板 3 貫通孔 4 振動減衰部材 5 棒体 7 粘性体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質板(10)とゴム板(11)とを交
    互に積層接着して成る主体(1)と、これの上下に接着
    された上・下取付板(2a)(2b)とから構成されて
    いる道路橋用支承装置において、主体(1)の中央部に
    上下に開放する貫通孔(3)を設けると共に前記貫通孔
    (3)内に隙間を設けて柱状の振動減衰部材(4)を収
    容させ、前記振動減衰部材(4)の上端を上取付板(2
    a)に、それの下端を下取付板(2b)に、それぞれ接
    着してあることを特徴とする道路橋用支承装置。
  2. 【請求項2】 硬質板(10)とゴム板(11)とを交
    互に積層接着して成る主体(1)と、これの上下に接着
    された上・下取付板(2a)(2b)とから構成されて
    いる道路橋用支承装置において、主体(1)の中央部に
    上下に開放する貫通孔(3)を設け、前記貫通孔(3)
    内において、上取付板(2a)に固定垂下させた棒体
    (5)を下取付板(2b)側に貯留した粘性体(7)内
    に挿入するようにしたことを特徴とする道路橋用支承装
    置。
JP1909995A 1995-02-07 1995-02-07 道路橋用支承装置 Pending JPH08209625A (ja)

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JP1909995A JPH08209625A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 道路橋用支承装置

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JPH08209625A true JPH08209625A (ja) 1996-08-13

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ID=11990035

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104099861A (zh) * 2014-08-01 2014-10-15 北京市市政工程设计研究总院有限公司 桥梁支座囊式防护装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6115049U (ja) * 1984-06-30 1986-01-28 日本臓器製薬株式会社 高電圧機器用碍子汚損防止装置
JPS6448911A (en) * 1987-08-19 1989-02-23 Takenaka Komuten Co Bridge construction method
JP3090702B2 (ja) * 1991-03-29 2000-09-25 株式会社東芝 電子銃用電極構体の製造方法

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