JPH08208694A - シクロヘキサペプチドおよびそれらの混合物、それらの製造方法およびそれらの使用 - Google Patents

シクロヘキサペプチドおよびそれらの混合物、それらの製造方法およびそれらの使用

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JPH08208694A JP7322652A JP32265295A JPH08208694A JP H08208694 A JPH08208694 A JP H08208694A JP 7322652 A JP7322652 A JP 7322652A JP 32265295 A JP32265295 A JP 32265295A JP H08208694 A JPH08208694 A JP H08208694A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 診断剤、アレルギーおよび感染症の治療また
は予防のための医薬、またはインターロイキン−4(I
L−4)のIL−4受容体への結合を阻害するための科
学的ツールとして有用なシクロヘキサペプチドの提供。 【解決手段】 本シクロヘキサペプチドは次の式I シクロ(A−B−C−E−F−(D)−Ala) (I) (式中、A、B、C、EおよびFは、相互に独立的に同
一であっても相異なっていてもよく、そしてシステイン
(Cys)およびトリプトファン(Trp)以外の天然
アミノ酸の残基である)で示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、式I シクロ(A−B−C−E−F−(D)−Ala) (I) (式中、A、B、C、EおよびFは、相互に独立的に同
一であっても相異なっていてもよく、そしてシステイン
(Cys)およびトリプトファン(Trp)以外の天然
アミノ酸の残基であり、従ってアラニン(Ala)、ア
ルギニン(Arg)、アスパラギン(Asn)、アスパ
ラギン酸(Asp)、グルタミン(Gln)、グルタミ
ン酸(Glu)、グリシン(Gly)、ヒスチジン(H
is)、イソロイシン(Ile)、ロイシン(Le
u)、リジン(Lys)、メチオニン(Met)、フェ
ニルアラニン(Phe)、プロリン(Pro)、セリン
(Ser)、トレオニン(Thr)、チロシン(Tyr)
またはバリン(Val)であってよい)で示される化合物
およびそれらの生理学的に許容し得る塩に関する。
【0002】式I(式中、AおよびBは、相互に独立的
に同一であっても相異なってもよく、そしてIle、L
eu、Val、PheまたはTyrであり、またC、D
およびEは、相互に独立的に、同一であっても相異なっ
てもよく、そしてシステインおよびトリプトファン以外
の天然アミノ酸の残基に相当する)の化合物が好まし
い。
【0003】次のペプチド配列: シクロ(Val-Val-Xaa-Val-Val-(D)-Ala)、 シクロ(Val-Tyr-Xaa-Val-Tyr-(D)-Ala)、または シクロ(Tyr-Val-Xaa-Tyr-Val-(D)-Ala) (式中、XaaはCysおよびTrp以外の天然アミノ
酸の残基である)を示す式Iの化合物が更に好ましい。
【0004】天然アミノ酸とは、遊離状態でまたはタン
パク質の構造単位として天然に存在する、例えばBell
(FEBS Letters 64 (1976) 29-35)などに記載されてい
るような、すべてのα−アミノ酸を意味する。タンパク
質中に天然に存在するアミノ酸の場合には、天然アミノ
酸とはL−アミノ酸(グリシンは例外である)を意味す
る。(D)−AlaはD配置のアミノ酸アラニンの残基
に相当する。ペプチドとは、ペプチド結合により相互に
連結されたアミノ酸の配列を意味しそしてN−末端とC
−末端を有する。括弧でくくられたアミノ酸配列は、最
初のアミノ酸のN−末端(アミノ基)が最後のアミノ酸
のC−末端(COOH基)に連結されたシクロペプチド
の記述である。
【0005】式(I)の化合物の生理学的に許容される
塩とは、Remington's Pharmaceutical Sciences (17
版,1418ページ(1985))に記載されているような無機
塩および有機塩の両方を意味する。適切な塩は特に、ア
ルカリ金属およびアルカリ土類金属塩、生理学的に許容
し得るアミンとの塩および、無機または有機酸、例えば
HCl、HBr、H2SO4、マレイン酸またはフマール
酸、との塩である。
【0006】式(I)で示される前記化合物はペプチド
化学において慣用される一般的に知られている方法によ
り合成され得るシクロヘキサペプチドである。それらシ
クロヘキサペプチドは、例えば a) 適当に保護されたアミノ酸誘導体を固体支持体に
カップリングさせ、 b) 側鎖保護基を保持しながら線状ペプチドを切断
し、 c) そのペプチドを溶液中で環化し、 d) 側鎖保護基を除去することにより合成される。
【0007】適当なアミノ酸保護基は、ペプチド合成に
慣用的に用いられそして例えばKontakte Merck 3/79, p
p. 14-22および1/80, pp. 23-35に記載されているよう
な保護基である。アミノ官能基保護のためのウレタン基
の例は、Pyoc、Fmoc、Fcboc、Z、Bo
c、Ddz、Bpoc、Z−(NO2)、Dobz、Mo
c、Mboc、Iboc、Adoc、Adpoc、Ms
cまたはPiocである。これらのアミノ酸保護基は、
酸、塩基を用いてまたは還元的に除去される。グアニジ
ノ基保護のための基の例はNO2、トシル、Boc、
Z、メシチレン−2−スルホニル(Mts)などであ
る。それらは、加水分解的にまたは水素添加分解的に除
去することができる。
【0008】COOH側鎖官能基は、アルキルエステ
ル、好ましくはメチル、エチルまたはtert−ブチル
エステルとして、またはベンジルエステルまたは修飾さ
れたベンジルエステル(特にp−NO2、p−Cl、p
−Br)としてブロックされる。それらはアルカリまた
は酸加水分解によりまたは水素添加により脱ブロックさ
れる。ヒドロキシル保護基の例はtert−ブチルまた
はベンジルである。
【0009】本発明は更に、式(I)のシクロヘキサペ
プチドの混合物に関する。前述のシクロヘキサペプチド
は、いわゆる「組合せ合成法(combinatorial synthesi
s techniques)」を用いて混合物の形で合成できる。P
CT出願WO 92/000091は容易に「ペプチド
ライブラリー」の合成に使用できる組合せ合成法を開示
している。
【0010】式Iの化合物の混合物は、前掲ステップ
a)〜d)に従って調製され得る。しかしながら、組合
せ合成法を用いれば式Iのすべての可能なシクロヘキサ
ペプチドを特異的に合成する必要がない(ここに記載の
シクロヘキサペプチドの場合、それは結局、ほぼ190
万(185)種類の異なる化合物または合成数である)。
そうする代りに、各合成サイクルにつき18種類の異な
るアミノ酸全てを同時に添加することにより、式Iのシ
クロヘキサペプチドの混合物を調製することができる。
従来合成法と比べた場合のこの方法の長所は明白であ
る。すなわち、例えば、実際に式Iで示される190万
種類の可能なシクロヘキサペプチド全てを含むペプチド
混合物が、各場合に所望のアミノ酸全てを同時使用して
わずか5回だけ合成サイクルを経由させた後わずか1回
の合成で環化した後に得られる。
【0011】しかしながら、今記載した方法とは別の選
択肢として、アミノ酸混合物を全ての合成サイクルにお
いて添加する必要はない。例えば1回の合成サイクル後
に、その上でペプチド混合物が合成された支持体物質を
分画しそして以後の別個の合成反応において特定位置に
所望のアミノ酸を挿入することができる。
【0012】前記方法を用いてペプチド混合物を調製し
た後、生物活性を有するペプチドを検出する必要があ
り、またそれらの配列を同定する必要がある。これは、
一例として、式A シクロ(O1−O2−X−X−X−(D)−Ala) (A) で示されるシクロペプチド類含有混合物を用いた後記の
反復再合成法を用いて行うことができる。この混合物
は、(CysまたはTrp以外の)全ての天然アミノ酸
によって占められた三つの可変位置(X)を有するシク
ロヘキサペプチドを含有する。残りの位置は規定された
アミノ酸(O)によって占められる(これらも同じくC
ysおよびTrp以外の天然アミノ酸である)。一つの
位置は常にD−Alaである。
【0013】シクロペプチドAの混合物は、前述の如
く、18種全部のアミノ酸の混合物を用いて合成サイク
ルを3回行い、次いでペプチド混合物を結合させたまま
支持体物質を分画し、次いで式Aのシクロペプチド混合
物を324(18×18)回の別個の合成として調製す
ることにより調製され得る。これら324種類の混合物
は各々約5800(183)種類の異なるペプチドを含
有する。バイオアッセイ(後記参照)で活性があること
がわかった324種類の混合物の各々を選び出し、そし
て更なる規定された位置の新たな挿入を伴う反復再合成
によりその複雑さを制限する。反復再合成の各相には1
8の新しい合成工程が必要である。最後に得られた規定
構造のシクロヘキサペプチドの作用をバイオアッセイで
テストすることにより確認する。以下のスキームは今記
述したばかりの手順を明確にするものである。
【0014】三つの規定位置を有するペプチド: シクロ(O1−O2−X−X−X−(D)−Ala) 1. 特異的バイオアッセイ(324回のテスト) 2. 活性混合物の同定 3. 四つの規定位置を有するペプチドの合成(18
回)
【0015】四つの規定位置を有するペプチド: シクロ(O1−O2−O3−X−X−(D)−Ala) 1. 特異的バイオアッセイ(18回のテスト) 2. 活性混合物の同定 3. 五つの規定位置を有するペプチドの合成(18
回)
【0016】五つの規定位置を有するペプチド: シクロ(O1−O2−O3−O4−X−(D)−Ala) 1. 特異的バイオアッセイ(18回のテスト) 2. 活性混合物の同定 3. 六つの規定位置を有するペプチドの合成(18
回)
【0017】六つの規定位置を有するペプチド: シクロ(O1−O2−O3−O4−O5−(D)−Ala) 1. 特異的バイオアッセイ(18回のテスト) 2. 活性ペプチドの同定 原則として、シクロペプチドの混合物はまた、慣用の分
析方法例えば分取HPLCまたはその他のクロマトグラ
フィー法などにより分画しまたは精製することもでき
る。
【0018】今般、式Iのシクロヘキサペプチドまたは
それらの混合物がインターロイキン−4(IL)のIL
−4受容体への結合を特異的に阻害し、そしてIL−4
活性を抑制することがわかった。従って、これら新規物
質はIL−4活性の有効な阻害剤である。これら新規化
合物またはそれらの混合物のIL−4阻害作用は細胞不
含結合アッセイまたは細胞バイオアッセイで測定するこ
とができる。ドイツ特許出願DE 43 22 330 A
1はIL−4活性の抑制は、TH2型のTヘルパー細胞
の出現増加に伴う疾病診断、治療提供および/または治
療に用いることができることを開示している。
【0019】多くのアレルギー性、ウイルス性、寄生虫
性および細菌性疾病の治療および予防は依然として大き
な課題である。一部の寄生虫性、ウイルス性および細菌
性疾病の過程でリンパ球および単球細胞の亜集団に変化
が生じることが知られている。これは例えばいわゆる2
型Tヘルパー細胞(以下においてTH2細胞と記す)が
出現増加する場合である。一般的に、T細胞は表面マー
カーに基づき、そしてそれらの機能に基づいて亜集団に
細分することができる。すなわち、Tヘルパーリンパ球
は例えばCD4表面分子を有し、そして活性化された後
にサイトカインを分泌する。
【0020】健常マウスからの、または同種細胞(allo
genic cell)で刺激したマウスからのクローン化Tヘル
パー細胞のサイトカインパターンを分析したところ、こ
れらのヘルパー細胞はインターロイキン−2、インター
ロイキン−4、ガンマインターフェロン、インターロイ
キン−5、インターロイキン−6、インターロイキン−
10およびリンホトキシンを産生することが示された
(いわゆるTHO型のTヘルパー細胞)。
【0021】例えば細菌抗原ブルセラ・アボルツス(Br
ucella abortus)またはマイコバクテリウム・ツベルク
ローシス(Mycobacterium tuberculosis)に感染したマ
ウスからのTヘルパー細胞をクローン化したところ、大
部分のクローンはリンホトキシン、ガンマインターフェ
ロンおよびインターロイキン−2を分泌するがインター
ロイキン−4、インターロイキン−5、インターロイキ
ン−6またはインターロイキン−10はほとんどまたは
全く分泌しないことが判った(いわゆるTH1型のTヘ
ルパー細胞)。
【0022】例えば、リーシュマニア・メジャー(Leis
hmania major)などの寄生虫病原体に感染した高感受性
マウスに由来するTヘルパー細胞をクローン化したとこ
ろ、出現したクローンの大部分の、インターロイキン−
4、インターロイキン−5およびインターロイキン−1
0の生産量は増加したがインターロイキン−2およびガ
ンマインターフェロンの生産量は減少するか検出し得な
かった(TH2型のTヘルパー細胞)(Mosmann et al.
Immunological Review 1991, No. 123, 209-229; S. R
omagnani, Immunology Today, 256-257; Vol. 12, No.
8 1991)。
【0023】このTH2リンパ球出現の増加は、動物お
よび人間の一部の感染症において既に検出されており
(ElseおよびGrenic, Parasitology Today, Vol. 7, N
o. 11,1991, pp. 313-316; Parasitology Today, Vol.
7, No. 10, 1991, p. 261)、また二次的パラメータに
も反映されている。例えば、リーシュマニア・メジャー
に感染したマウスでは一般に、ガンマインターフェロン
生産は減少し血清IgEは激増しそして好酸球増加症を
示した。
【0024】一般に、例えば癩腫癩、リーシュマニア症
または住血吸虫症の患者、またはマイコバクテリウム・
ツベルクローシスに感染した患者の血清においては、健
常者の血清に認められる濃度に比べIgE濃度が激増し
た。寄生虫感染症の場合には、病気の過程で好酸球増加
症がしばしば認められる。このタイプの調節異常は、ア
トピー性皮膚炎および喘息などの即時型のIgE介在ア
レルギー反応の一特徴でもある。例えばアレルギー性皮
膚炎患者の生検標本由来の抗原特異的T細胞クローンは
概してTH2型である(Kapsenbelg et al. Immunology
Today, Vol. 12, No. 11, 1991, 392-395)。
【0025】本発明の新規化合物および混合物は、アレ
ルギー症および感染症、特にウイルス性、細菌性および
寄生虫性感染症のほか真菌性感染症;とくにヒト免疫不
全症ウイルス(HIV)、マイコバクテリア、特にマイ
コバクテリウム・レプレ(Mycobacterium leprae)によ
る、リステリア類による、原虫、特にリーシュマニアお
よびプラスモジウム(Plasmodium)属による、蠕虫、特
に住血吸虫(Schistosoma)、ニッポストロンギルス(N
ippostrongylus)およびヘリグモソモイデス(Heligmos
omoides)属による、トリクリダ(Trichurida)、トリ
キネラ(Trichinella)、条虫(Taenia)(嚢尾虫(Cyst
icercus))、カンジダ(Candida)およびコウジカビ
(Aspergillus)による感染症の治療、予防と診断の両
方に適している。しかしながら、即時型のアレルギー反
応、特にIgE・介在反応も診断でき、治療できまたは
予防的処置ができる。これらには特にアトピー性皮膚炎
および喘息が含まれる。
【0026】一般に、投与剤形は病気が異なれば異な
る。例えば、一部の病気には局所投与が有益であり得
る。例えば、喘息の場合には吸入による投与が有益であ
る一方、結膜炎の場合には点眼剤の形での投与が有益で
あり、またアトピー性皮膚炎の場合には、特に病理学的
TH2細胞を局所的に検出できるので経皮または皮内投
与が有益である。本発明の新規ペプチド、またはそれら
の混合物は、一般に、インターロイキン−4(IL−
4)のIL−4受容体への結合を阻害するための科学的
ツールとして用いることもできる。
【0027】本発明は更に、式Iの化合物またはそれら
の混合物を含む薬学的調製物にも関する。それらの医薬
は、例えば、経口投与できる薬学的調製物の形で、例え
ば錠剤、被覆錠剤、硬または軟ゼラチンカプセル、溶
液、乳濁液または懸濁液の形で使用してもよい。適切な
場合にはタンパク質など更なる成分を含んでいてもよい
リポソーム中への医薬封入も同じく適切な投与剤形の一
つである。それらはまた直腸経由で、例えば坐薬の形
で、あるいは非経腸的に、例えば注射液の形で投与して
もよい。薬学的調製物の製造には、これらの化合物を治
療的に不活性な有機および無機賦形剤中に配合すること
ができる。錠剤、被覆錠剤および硬ゼラチンカプセルの
ためのこのような賦形剤の例は、ラクトース、コーンス
ターチまたはそれらの誘導体、獣脂およびステアリン酸
またはそれらの塩である。溶液の調製に適した賦形剤は
水、ポリオール、スクロース、転化糖およびグルコース
である。注射液に適した賦形剤は水、アルコール、ポリ
オール、グリセロールおよび植物油である。坐薬に適し
た賦形剤は植物および硬化油、ろう、脂肪、および半液
体ポリオールである。それら薬学的調製物は防腐剤、溶
剤、安定化剤、湿潤化剤、乳化剤、甘味剤、色素、香味
剤、浸透圧調節用塩、緩衝剤、被覆剤、抗酸化剤および
他の治療活性化合物を適切な場合に含むこともできる。
【0028】本発明はまた、少なくとも一種類の式
(I)の化合物を、薬学的に適切で生理学的に許容され
る賦形剤および適切な場合には更なる適切な活性化合
物、添加剤および補助物質と共に、投与に適した剤形に
することより成る新規医薬の調製方法にも関する。好ま
しい投与形態は、経口および局所投与、例えばカテーテ
ルを用いた局所投与、あるいは注射である。
【0029】以下の(調製)例は、本発明をより詳しく
説明するためのものであって本発明の範囲をいささかも
限定しようとするものではない。以下の省略形を用い
た: 省略形: AA アミノ酸 BSA 牛血清アルブミン TLC 薄層クロマトグラフィー DCM ジクロロメタン DIC ジイソプロピルカルボジイミド DIPEA シイソプロピルエチルアミン DMF ジメチルホルムアミド DMSO ジメチルスルホキシド ELISA 酵素結合免疫吸着剤アッセイ Fmoc 9−フルオレニルメチルオキシカルボニル HOBt 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール HPLC 高圧(性能)液体クロマトグラフィー huIL ヒトインターロイキン IL インターロイキン muIL マウスインターロイキン PBS リン酸緩衝食塩水 PBSA PBS中牛血清アルブミン TBTU ベンゾトリアゾリルテトラメチルウロニウ
ムテトラフルオロボレート TFA トリフルオロ酢酸
【0030】シクロヘキサペプチドの合成 前述のシクロペプチドは個々のペプチドとしてあるいは
混合物として調製される。この合成は、 a) 適当に保護されたアミノ酸誘導体を固定支持体に
カップリングさせ、 b) 側鎖保護基を保持しながら線状ペプチドを切断
し、 c) そのペプチドを溶液中で環化し、 d) 側鎖保護基を除去することにより行われる。
【0031】a) 線状ペプチドまたはペプチド混合物
の合成 13.1gのEmoc−D−Ala−トリチル樹脂を1
31mlのジクロロメタン/ジメチルホルムアミド(DC
M/DMF)(2:1)に懸濁し、そして0.4ml(4
0mg,0.032mmol)の樹脂懸濁液を用意された反応
容器にそれぞれピペットで添加する。反応容器はガラス
ウールで栓がされ、そして自動化多重ペプチド合成用装
置の合成ブロックに挿入されたエッポンドルフチップで
ある。必要なFmocアミノ酸の0.7M溶液を添加
し、そしてカップリングは、DMF/DCM(1:2)
中1.5M溶液として5倍過剰で添加されるジイソプロ
ピルカルボジイミド(DIC)による系内活性化の後、
5倍過剰のFmocアミノ酸を用いて行われる。カップ
リング時間は50分間である。規定されたペプチド混合
物は個々のペプチドで被覆された支持体(ポリマービー
ズ)を混合することにより得られる。
【0032】
【表1】
【0033】b) 線状ペプチドまたはペプチド混合物
の樹脂からの切断 ペプチドまたはペプチド混合物はいわゆるFalconsR
で樹脂(各々1g)から、30mlの酢酸/メタノール/
DCM(2:2:6)を用いて室温で3時間振盪しなが
ら切断する。それら樹脂を切断溶液から濾別し、そして
溶媒を300mbar/40℃(DCM/メタノール)また
は1mbar/40℃(酢酸)で真空濃縮装置内で除去す
る。残留物をtert−ブチルアルコール/水(4:
1)に溶解し、そして(アミノ基に基づいて)2当量の
0.2N HClをこの溶液に添加し、そしてその溶液を
真空濃縮装置内で再び濃縮する。
【0034】c) 線状ペプチドまたはペプチド混合物
の環化 0.4mmol量のペプチドまたはペプチド混合物をポリプ
ロピレンフラスコ中で250mlのDMF(0.0016
M)に溶解し、そして4当量のジイソプロピルエチルア
ミン(DIPEA)を添加する。DMF中の0.4M H
OBt/TBTU溶液3ml(3当量、1.2mmol)を振
盪しながら各々の場合にゆっくり滴加する。反応の進行
はTLCで監視し、そして反応は5時間後に止める。溶
媒を真空濃縮装置中、1mbar/40℃で一夜(15時
間)かけて除去し、乾燥残留物をDCMにとり、これら
溶液を5%KHSO4、5%NaHCO3溶液および水と
共に振盪する(各々3×)ことにより抽出する。有機相
をNa2SO4で乾燥し、濾過しそして真空濃縮する。残
留物をtert−ブチルアルコール/水(4:1)に溶
解し、そしてこれら溶液を凍結乾燥する。
【0035】d) 側鎖保護基の除去 各々の場合に、100〜200mgのシクロペプチドまた
はシクロペプチド混合物をそれぞれ5mlまたは10mlの
除去溶液(TFA/チオアニソール/チオクレゾール、
0.95:0.25:0.25)を用い室温で4時間処理
して側鎖保護基を除去する。次にシクロペプチドをジエ
チルエーテル/n−ヘプタン(1:1)中で沈殿させ、
遠心分離し、ジエチルエーテル/n−ヘプタンで更に2
回洗浄し、そしてtert−ブチルアルコール/水
(4:1)に溶解し、そしてそれら溶液を凍結乾燥す
る。
【0036】実施例1 シクロ(Val-Tyr-Xaa-Val-Tyr-(D)-Ala)(K 0021)の合
成 a) 線状ペプチド混合物(Val-Tyr-Xaa-Val-Tyr-(D)-
Ala)の合成 18成分(Val-Tyr-Ala-Val-Tyr-(D)-Ala;Val-Tyr-Arg
-Val-Tyr-(D)-Ala;Val-Tyr-Asn-Val-Tyr-(D)-Ala;Val
-Tyr-Asp-Val-Tyr-(D)-Ala;Val-Tyr-Gln-Val-Tyr-(D)-
Ala;Val-Tyr-Glu-Val-Tyr-(D)-Ala;Val-Tyr-Gly-Val-
Tyr-(D)-Ala;Val-Tyr-His-Val-Tyr-(D)-Ala;Val-Tyr-
Ile-Val-Tyr-(D)-Ala;Val-Tyr-Leu-Val-Tyr-(D)-Ala;
Val-Tyr-Lys-Val-Tyr-(D)-Ala;Val-Tyr-Met-Val-Tyr-
(D)-Ala;Val-Tyr-Phe-Val-Tyr-(D)-Ala;Val-Tyr-Pro-
Val-Tyr-(D)-Ala;Val-Tyr-Ser-Val-Tyr-(D)-Ala;Val-
Tyr-Thr-Val-Tyr-(D)-Ala;Val-Tyr-Tyr-Val-Tyr-(D)-A
la;Val-Tyr-Val-Val-Tyr-(D)-Ala)より成る線状ペプ
チド混合物(Val-Tyr-Xaa-Val-Tyr-(D)-Ala)を合成す
るために、これら個々のペプチドを多重ペプチド合成用
に設計されたロボットを用いて、ポリマー支持体上で合
成する。反応容器として、ポリプロピレン濾過カラム
に、各々の場合に、40mg(=0.032mmol)のFm
oc−D−Ala−2−クロロトリチル樹脂を充填す
る。樹脂量は、乾燥樹脂を秤量添加するかまたはジクロ
ロメタン/ジメチルホルムアミド(2:1)中の樹脂懸
濁液をピペットで添加することにより配分する。ジメチ
ルホルムアミド(DMF)中の等モル量のN−ヒドロキ
シベンゾトリアゾール(HOBt)を含む必要なFmo
cアミノ酸の0.7M溶液を添加し、そしてカップリン
グを、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド(2:
1)中の1.5M溶液として、5倍過剰で添加されるD
ICによる系内活性化によって5倍過剰のFmocアミ
ノ酸を用いて行う。カップリング時間は50分間であ
る。
【0037】b) 線状ペプチド混合物の樹脂からの切
断 ペプチドを樹脂から切断する前に、18種類の個々のヘ
キサペプチド樹脂をプール(18×40mg=0.72g
のペプチド樹脂)してペプチド混合物(Val-Tyr-Xaa-Va
l-Tyr-(D)-Ala)を得る。総量で0.72gのペプチド樹
脂より成るペプチド混合物を、20mlの酢酸/メタノー
ル/ジクロロメタン(2:2:6)を用いて室温で3時
間振盪しながら切断する。樹脂を切断溶液から濾去し、
そして溶媒を回転真空濃縮装置(Beta-RVC,Christ,Os
terode)を用い、200mbar/40℃(DCM/メタノ
ール)または1mbar/40℃(酢酸)で除去する。残留
物をtert−ブチルアルコール/水(4:1)に溶解
し、(アミノ基に基づき)2当量の0.2N HClを添
加しそして全体を回転真空濃縮装置で濃縮乾固する。
【0038】c) 環化 ペプチド混合物(Val-Tyr-Xaa-Val-Tyr-(D)-Ala)(0.
4mmol)をポリプロピレンフラスコ中、250mlのDM
Fに溶解し(0.0016M)、4当量のジイソプロピ
ルエチルアミン(DIPEA)を添加し、次にその混合
物をフリーザー内で1時間冷却する。3mlの0.4M H
OBt/TBTU/DMF溶液(=3当量、1.2mmo
l)を振盪しながらゆっくり滴加する。反応の進行は薄
層クロマトグラフィー(移動相:クロロホルム/メタノ
ール/氷酢酸 85:15:2、RF生成物=0.59)
により監視する。反応は3時間後に完了する。溶媒を回
転真空濃縮装置中、1mbar/40℃で除去し、乾燥残留
物をジクロロメタンに溶解し、この溶液を5%KHSO
4溶液および水と共に振盪することにより抽出する。有
機相をNa2SO4で乾燥する。溶媒を真空蒸発させ、そ
して残留物をtert−ブチルアルコール/水(4:
1)に溶解し、そしてこの溶液を凍結乾燥する。
【0039】d) 側鎖保護基の除去 シクロペプチド混合物(Val-Tyr-Xaa-Val-Tyr-(D)-Al
a)(100〜200mg)を10mlの除去溶液(TFA
/チオアニソール/チオクレゾール、0.95:0.02
5:0.025)を用いて室温で4時間処理して側鎖保
護基を除去する。その除去溶液をゆっくり撹拌しながら
ジエチルエーテル/n−ヘプタン(1:1)に添加し、
沈殿を遠心分離しそして沈殿を超音波処理によってジエ
チルエーテル/n−ヘプタンで2回洗浄しそしてter
t−ブチルアルコール/水(4:1)に溶解し、次のこ
の溶液を凍結乾燥する。
【0040】e) シクロペプチド混合物の分析 シクロペプチド混合物をHPLCおよびイオンスプレー
質量分析により分析する。MS(FAB):シクロ(Val-Tyr
-Xaa-Val-Tyr-(D)-Ala);Xaa=Gly:653.8 (M+H);Xaa
=Ala:667.8(M+H);Xaa=Ser:683.8 (M+H);Xaa=
Pro:693.9 (M+H);Xaa=Val:695.9 (M+H);Xaa=Th
r:697.9 (M+H);Xaa=Leu:709.9 (M+H);Xaa=Il
e:709.9 (M+H);Xaa=Asn:710.9 (M+H);Xaa=As
p:711.8 (M+H);Xaa=Lys:724.9 (M+H);Xaa=Gl
n:724.9 (M+H);Xaa=Glu:725.9 (M+H);Xaa=Me
t:728 (M+H);Xaa=His:733.9 (M+H);Xaa=Phe:7
43.9 (M+H);Xaa=Arg:752.9 (M+H);Xaa=Tyr:75
9.9 (M+H)。
【0041】実施例2 シクロ(Val-Val-Xaa-Val-Val-(D)-Ala)(K 5993)の合
成 シクロペプチド混合物シクロ(Val-Val-Xaa-Val-Val-
(D)-Ala)を適切なアミノ酸を用いて実施例1と同様に
合成する。MS(FAB):シクロ(Val-Val-Xaa-Val-Val-(D)-A
la);Xaa=Gly:525.7 (M+H);Xaa=Ala:539.7 (M+
H);Xaa=Ser:555.7 (M+H);Xaa=Pro:565.8 (M+
H);Xaa=Val:567.8 (M+H);Xaa=Thr:569.8 (M+
H);Xaa=Leu:581.8 (M+H);Xaa=Ile:581.8 (M+
H);Xaa=Asn:582.8 (M+H);Xaa=Asp:583.7 (M+
H);Xaa=Lys:596.8 (M+H);Xaa=Gln:596.8 (M+
H);Xaa=Glu:597.8 (M+H);Xaa=Met:599.9 (M+
H);Xaa=His:605.8 (M+H);Xaa=Phe:615.8 (M+
H);Xaa=Arg:624.8 (M+H);Xaa=Tyr:631.8 (M+
H)。
【0042】実施例3 シクロ(Tyr-Val-Xaa-Tyr-Val-(D)-Ala)(K 0022)の合
成 シクロペプチド混合物シクロ(Tyr-Val-Xaa-Tyr-Val-
(D)-Ala)を適切なアミノ酸を用いて実施例1と同様に
合成する。MS(FAB):シクロ(Tyr-Val-Xaa-Tyr-Val-(D)-A
la);Xaa=Gly:653.8 (M+H);Xaa=Ala:667.8 (M+
H);Xaa=Ser:683.8 (M+H);Xaa=Pro:693.9 (M+
H);Xaa=Val:695.9 (M+H);Xaa=Thr:697.9 (M+
H);Xaa=Leu:709.9 (M+H);Xaa=Ile:709.9 (M+
H);Xaa=Asn:710.9 (M+H);Xaa=Asp:711.8 (M+
H);Xaa=Lys:724.9 (M+H);Xaa=Gln:724.9 (M+
H);Xaa=Glu:725.9 (M+H);Xaa=Met:728 (M+H);
Xaa=His:733.9(M+H);Xaa=Phe:743.9 (M+H);Xaa
=Arg:752.9 (M+H);Xaa=Tyr:759.9(M+H)。
【0043】
【0044】実施例4 以下のシクロペプチドまたはシクロペプチド混合物を同
様に調製した。 シクロ(Val-Tyr-Ala-Val-Tyr-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Ala-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Hyp-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Ala-Gly-Xaa-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Ala-Gln-Xaa-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Ala-Lys-Xaa-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Ala-Asn-Xaa-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Ala-Ile-Xaa-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Ala-Leu-Xaa-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Ala-Pro-Xaa-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Ala-Phe-Xaa-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Ala-His-Xaa-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Ala-Ala-Xaa-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Ala-Tyr-Xaa-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Gln-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Lys-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Glu-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Asp-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Phe-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Gly-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-His-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Ile-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Leu-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Asn-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Pro-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Arg-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Ser-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Thr-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Val-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Tyr-Tyr-Val-(D)-Ala) シクロ(Tyr-Val-Met-Tyr-Val-(D)-Ala) Hypはヒドロキシプロリンである。
【0045】バイオアッセイによる生物活性の測定 実施例5 細胞不含結合アッセイにおけるIL−4結合の特異的阻
害 EP 488 170 A1は細胞不含結合テストを開示している。
それらを行うために、そのカルボキシル末端にヒンジ、
CH2およびCH3領域より成る免疫グロブリン重鎖のF
c領域が融合した通常膜に局在する受容体の細胞外領域
より成る組換えキメラタンパク質を用いる。これらのい
わゆる受容体/Fc融合タンパク質は、特異的受容体結
合活性を維持しながら、例えばFc部分に対するモノク
ローナル抗体で予め被覆しておいた固相に結合させるこ
とができる。この例として、RNunc B型 ELISAプ
レートを固相として用いた。10mg/ml BSA含有P
BS(PBSA)に溶解した受容体/Fc融合タンパク
質をこれら前処理プレートに結合させた(huIL−4
R/Fc:500ng/ml;muIL−4R/Fc:25
0ng/ml;huIL−1R/Fc:125ng/ml;室温
で1時間)。洗浄後に、それらペプチドまたはそれぞれ
の特異的未標識リガンド(huIL−4R/Fc:hu
IL−4;muIL−4R/Fc:muIL−4;hu
IL−1R/Fc:huIL−1ra)を様々な濃度で
添加した後、ビオチニル化された形の特異的リガンドを
固定濃度(100ng/ml)で添加した。それらプレート
を5%DMSO含有PBSA中、室温で1時間インキュ
ベートした。洗浄後、それらプレートを室温で20分間
ストレプトアビジン/ペルオキシダーゼ(Amersham、P
BSA中、1:2000)と共にインキュベートした。
それらプレートをテトラメチルベンジジン基質(Behrin
gwerke)の溶液中で繰り返し洗浄した後、結合したペル
オキシダーゼを検出した。プレートを30分間インキュ
ベートした後、受容体に結合したビオチニル化リガンド
の量を直接反映する450nmでの吸光度を測定した。図
1〜3では、測定された吸光信号を競合剤濃度に対して
プロットした(100%値は競合剤の非存在下に測定さ
れた吸光度である)。
【0046】図1は、huIL−4結合テストにおい
て、ヒトIL−4受容体への結合を求めて未標識huI
L−4がビオチニル化huIL−4と競合することを示
している。同じことが、対応した形でいうと、muIL
−4とマウスIL−4受容体(図2)、およびhuIL
−1raとヒトIL−1受容体(図3)についてもいえ
る。しかしながら、ペプチド混合物K 5993、K
0021およびK 0022は、ビオチニル化huIL
−4およびmuIL−4のそれぞれの受容体への結合を
阻害する(図1および2)が、IL−1ra結合アッセ
イでは有意な作用を全く生じない(図3)。
【0047】以下のIC50値が測定された: IC50〔μg/ml〕 シクロ(Val-Val-Xaa-Val-Val-(D)-Ala) (K 5993) 37 シクロ(Val-Tyr-Xaa-Val-Tyr-(D)-Ala) (K 0021) 68 シクロ(Tyr-Val-Xaa-Tyr-Val-(D)-Ala) (K 0022) 220 シクロ(Val-Tyr-Ala-Val-Tyr-(D)-Ala) 16.7 シクロ(Tyr-Val-Ala-Tyr-Val-(D)-Ala) 8.3 シクロ(Tyr-Val-Hyp-Tyr-Val-(D)-Ala) 17.4 シクロ(Tyr-Val-Ile-Tyr-Val-(D)-Ala) 62.5 シクロ(Tyr-Val-Leu-Tyr-Val-(D)-Ala) 41.3 シクロ(Tyr-Val-Arg-Tyr-Val-(D)-Ala) 96.6 シクロ(Tyr-Val-Thr-Tyr-Val-(D)-Ala) 92.0 Xaa=CysまたはTrp以下の天然アミノ酸の残基
【0048】実施例6 IL−4誘導増殖に対する作用 式Iで示されるシクロヘキサペプチドの、またはそれら
の混合物の生物活性をバイオアッセイで測定した。IL
−4は種特異的にIL−4受容体に結合する。それ故
に、マウスを起源としそして細胞膜にマウスIL−4受
容体を有する細胞系統を用いた。この細胞系統にヒトイ
ンターロイキン−4受容体の完全な遺伝子を移入した。
この細胞系統は機能的にマウスおよびヒト膜局存受容体
を同時に発現し、そしてこの細胞系統はマウスおよびヒ
トIL−4の両方に依存して増殖する(Mosley et al.,
Cell, Vol. 59, 335-348, October 20, 1989)。ペプ
チドの溶解度を向上させるために1%DMSOをすべて
の培地に添加した。
【0049】a) ヒトIL−4−誘導増殖に対する作
用 図4(標準曲線)に示されるように、細胞系統はヒトI
L−4(huIL−4)に依存して増殖する。一定濃度
のhuIL−4を用いると、個々に滴定される記載のペ
プチド混合物の各々は濃度依存的に増殖を阻害する(図
4)。
【0050】b) マウスIL−4−誘導増殖に対する
作用 図5(標準曲線)に示されるように、細胞系統はマウス
IL−4(muIL−4)に依存して増殖する。一定濃
度のmuIL−4を用いると、個々に滴定される記載の
ペプチド混合物の各々は濃度依存的に増殖を阻害する
(図5)。
【0051】実施例7 IL−1−誘導増殖に対する作用 IL−1−依存性T細胞クローン(D10(N4)M、Hopkins
et al., J. of Imm. Methods, 120, 271-276, 1989)を
用いた。ペプチドの溶解度を向上させるために1%DM
SOを培地に添加した。細胞はヒトIL−1ベータ(h
uIL−1ベータ)に依存して増殖する(図6、標準曲
線)。一定濃度のhuIL−1ベータを用いると、個々
に滴定される記載のペプチド混合物の各々は所与の濃度
範囲において細胞系統の増殖を阻害しない(図6)。
【図面の簡単な説明】
【図1】競合的huIL−4結合テストの結果を示す。
【図2】競合的muIL−4結合テストの結果を示す。
【図3】競合的huIL−1ra結合テストの結果を示
す。
【図4】huIL−4−依存バイオアッセイによるペプ
チドのテストの結果で、aは標準曲線huIL−4(滴
定)であり、そしてbは1ng/ml huIL−4(一
定)へペプチド(滴定)を添加したものを示す。
【図5】muIL−4依存バイオアッセイによるペプチ
ドのテストの結果で、aは標準曲線muIL−4(滴
定)を、そしてbは1ng/ml muIL−4(一定)へ
ペプチド(滴定)を添加したものを示す。
【図6】huIL−1ベータ−依存バイオアッセイによ
るペプチドのテストの結果で、aは標準曲線huIL−
1ベータ(滴定)を、そしてbは0.5U/ml huIL
−1ベータ(一定)へペプチド(滴定)を添加したもの
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 1/04 8517−4H 1/06 8517−4H (72)発明者 ヨーヒエン・クノレ ドイツ連邦共和国デー−65830クリフテル. ヘーヒスターシユトラーセ21 (72)発明者 レアンダー・ラウフアー ドイツ連邦共和国デー−35075グラーデン バハ.シユロスアレー25 (72)発明者 ズザネ・フアイアーターク ドイツ連邦共和国デー−72070テユービン ゲン.アム・シユタトグラーベン3 (72)発明者 カール−ハインツ・ヴイースミユラー ドイツ連邦共和国デー−72070テユービン ゲン.ラペンベルクハルデ33 (72)発明者 ギユンター・ユング ドイツ連邦共和国デー−72076テユービン ゲン.オプデアグラーフエンハルデ5

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I シクロ(A−B−C−E−F−(D)−Ala) (I) (A、B、C、EおよびFは、相互に独立的に同一であ
    っても相異なっていてもよく、そしてシステインおよび
    トリプトファン以外の天然アミノ酸の残基であり、従っ
    てAla、Arg、Asp、Asn、Gln、Glu、
    Gly、His、Tle、Leu、Lys、Met、P
    he、Pro、Ser、Thr、TyrまたはValで
    あってよい)で示される化合物およびその生理学的に許
    容される塩。
  2. 【請求項2】 式中、AおよびBが、相互に独立的に同
    一であっても相異なっていてもよく、そしてIle、L
    eu、Val、PheまたはTyrであり、そしてC、
    DおよびEが、相互に独立的に同一であっても相異なっ
    ていてもよくそしてシステインおよびトリプトファン以
    外の天然アミノ酸の残基である、請求項1記載の式Iの
    化合物。
  3. 【請求項3】 式 シクロ(Val-Val-Xaa-Val-Val-(D)-Ala)、 シクロ(Val-Tyr-Xaa-Val-Tyr-(D)-Ala)または シクロ(Tyr-Val-Xaa-Tyr-Val-(D)-Ala) (式中、XaaはCysおよびTrp以外の天然アミノ
    酸の残基である)で示される化合物およびその生理学的
    に許容される塩。
  4. 【請求項4】 a) 適当な保護されたアミノ酸誘導体
    を同体支持体にカップリングさせ、 b) 側鎖保護基を保持しながら、形成された線状ペプ
    チドを支持体から切断し、 c) その線状ペプチドを溶液中で環化し、 d) その側鎖保護基を除去し、そして適切な場合に
    は、 e) それを生理学的に許容される塩に変えることより
    成る請求項1〜3のいずれかに記載の式Iの化合物の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物
    を含む混合物。
  6. 【請求項6】 a) 適当に保護されたアミノ酸誘導体
    を同体支持体にカップリングさせ、そして可変位置を導
    入するために、すべての所望のアミノ酸の混合物を添加
    するかまたは前記支持体をそこにカップリングされたオ
    リゴペプチドと共に画分に分けまたは各画分を個別的に
    特定のアミノ酸にカップリングさせ、そして次にそれら
    画分を再びプールし、 b) 側鎖保護基を保持しながら形成された線状ペプチ
    ドの混合物を支持体から切断し、 c) それら線状ペプチドの混合物を溶液中で環化し、
    そして d) その側鎖保護基を除去し、そして適切な場合に
    は、 e) それを生理学的に許容される塩に変えることより
    成る請求項5記載の混合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3の一以上に記載の式Iの化
    合物の、アレルギー症および感染症の治療および予防の
    ための医薬を調製するための使用。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3の一以上に記載の式Iの化
    合物の、診断剤を調製するための使用。
  9. 【請求項9】 請求項1〜3の一以上に記載の式Iの化
    合物の、インターロイキン−4(IL−4)のIL−4
    受容体への結合を阻害するための科学的ツールを調製す
    るための使用。
  10. 【請求項10】 有効量の請求項1〜3の一以上に記載
    の式Iの化合物を含有する薬学的剤または診断剤。
  11. 【請求項11】 請求項1〜3の一以上に記載の少なく
    とも一種類の化合物を、生理学的に許容される賦形剤お
    よび適当な添加剤および/または補助物質と混合するこ
    とより成る薬学的剤または診断剤の調製方法。
  12. 【請求項12】 請求項5に記載の混合物の、アレルギ
    ー症および感染症の治療および予防のための医薬を調製
    するための使用。
  13. 【請求項13】 請求項5に記載の混合物の、診断剤を
    調製するための使用。
  14. 【請求項14】 請求項5に記載の混合物の、インター
    ロイキン−4(IL−4)のIL−4受容体への結合を
    阻害するための科学的ツールを調製するための使用。
  15. 【請求項15】 有効量の請求項5記載の混合物を含有
    する薬学的剤または診断剤。
  16. 【請求項16】 請求項5記載の一種類以上の混合物を
    生理学的に許容される賦形剤および適切な場合には適当
    な添加剤および/または補助物質と混合することより成
    る薬学的剤または診断剤の調製方法。
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