JPH08207597A - ドアガラス摺接部材 - Google Patents
ドアガラス摺接部材Info
- Publication number
- JPH08207597A JPH08207597A JP7039128A JP3912895A JPH08207597A JP H08207597 A JPH08207597 A JP H08207597A JP 7039128 A JP7039128 A JP 7039128A JP 3912895 A JP3912895 A JP 3912895A JP H08207597 A JPH08207597 A JP H08207597A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide contact
- surface layer
- cross
- contact surface
- electron beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 容易に押出し可能で、耐磨耗性が高く、しか
も圧縮永久歪のよいドアガラス摺接部材を提供する。 【構成】 電子線架橋型のポリオレフィン系エラストマ
ーよりなる基材10とポリエチレンよりなる摺接表面層
20とを、電子線の照射によりそれぞれ及び両者を架橋
した自動車のドアガラス摺接部材の製造方法である。
も圧縮永久歪のよいドアガラス摺接部材を提供する。 【構成】 電子線架橋型のポリオレフィン系エラストマ
ーよりなる基材10とポリエチレンよりなる摺接表面層
20とを、電子線の照射によりそれぞれ及び両者を架橋
した自動車のドアガラス摺接部材の製造方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のグラスランチ
ャンネル・ベルトラインウエザーストリップ等の無植毛
のドアガラス摺接部材に関するものである。
ャンネル・ベルトラインウエザーストリップ等の無植毛
のドアガラス摺接部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のグラスランチャンネル・
ベルトラインウエザーストリップ等の無植毛のドアガラ
ス摺接部材として、摺接表面層がポリオレフィン系樹脂
・超高分子量ポリエチレンよりなるものが使用されてい
る。
ベルトラインウエザーストリップ等の無植毛のドアガラ
ス摺接部材として、摺接表面層がポリオレフィン系樹脂
・超高分子量ポリエチレンよりなるものが使用されてい
る。
【0003】しかしながら、上記従来の材料よりなるド
アガラス摺接部材は、押出成形が困難であり、且つリッ
プ表面への摺接表面層形成が困難であるためコスト高と
なると言う問題点がある。
アガラス摺接部材は、押出成形が困難であり、且つリッ
プ表面への摺接表面層形成が困難であるためコスト高と
なると言う問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、上記従来の材料よりなるドアガラス摺接部材は、
押出成形が困難であり、且つリップ表面への摺接表面層
形成が困難であるためコスト高となることであって、本
発明は上記問題点を解決したドアガラス摺接部材を提供
するものである。
点は、上記従来の材料よりなるドアガラス摺接部材は、
押出成形が困難であり、且つリップ表面への摺接表面層
形成が困難であるためコスト高となることであって、本
発明は上記問題点を解決したドアガラス摺接部材を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子線架橋型
のポリオレフィン系エラストマーよりなる基材10とポ
リエチレンよりなる摺接表面層20とを、電子線の照射
によりそれぞれ及び両者間を架橋した自動車のドアガラ
ス摺接部材である。
のポリオレフィン系エラストマーよりなる基材10とポ
リエチレンよりなる摺接表面層20とを、電子線の照射
によりそれぞれ及び両者間を架橋した自動車のドアガラ
ス摺接部材である。
【0006】
【実施例】図面を参考にして説明する。図中6はグラス
ランチャンネル、7はベルトラインウエザーストリッ
プ、10は基材、20は摺接表面層、Sは電子線の照射
方向である。本発明は、自動車のグラスランチャンネル
・ベルトラインウエザーストリップ等の無植毛のドアガ
ラス摺接部材の製造に当たって、その基材10を電子線
架橋型のポリオレフィン系エラストマー、例えば加熱架
橋(加硫)タイプのEPDMとし、且つ摺接表面層20
を分子量20万レベルの汎用ポリエチレンとして、共押
出成形したうえ、電子線を照射して架橋する。
ランチャンネル、7はベルトラインウエザーストリッ
プ、10は基材、20は摺接表面層、Sは電子線の照射
方向である。本発明は、自動車のグラスランチャンネル
・ベルトラインウエザーストリップ等の無植毛のドアガ
ラス摺接部材の製造に当たって、その基材10を電子線
架橋型のポリオレフィン系エラストマー、例えば加熱架
橋(加硫)タイプのEPDMとし、且つ摺接表面層20
を分子量20万レベルの汎用ポリエチレンとして、共押
出成形したうえ、電子線を照射して架橋する。
【0007】
【作用】電子線照射量の効果について、従来の超高分子
量ポリエチレンよりなるものとを比較した結果を表1に
示す。
量ポリエチレンよりなるものとを比較した結果を表1に
示す。
【0008】
【表1】
【0009】電子線照射量の圧縮永久歪率へ与える影響
を表2に示す。
を表2に示す。
【0010】
【表2】
【0011】表1から明らかなように、平均分子量20
万レベルの汎用ポリエチレンに電子線を照射すると、分
子量300〜400万の超高分子量ポリエチレンと同等
の耐磨耗性が付与される。表2から明らかなように、加
熱架橋(加硫)タイプのEPDMコンパウンドを用いた
成形品に電子線を照射すると、圧縮永久歪が照射しない
もの比較して、約20%程度改良される。
万レベルの汎用ポリエチレンに電子線を照射すると、分
子量300〜400万の超高分子量ポリエチレンと同等
の耐磨耗性が付与される。表2から明らかなように、加
熱架橋(加硫)タイプのEPDMコンパウンドを用いた
成形品に電子線を照射すると、圧縮永久歪が照射しない
もの比較して、約20%程度改良される。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため、
同時押出成形が可能であり、任意の位置に任意の膜厚の
耐磨耗性良好な摺接表面層を形成することが出来、しか
もリップ部の圧縮永久歪みも改良することが出来る。ま
た、基材10をEPDMとした場合、加硫剤を配合する
ことなく、架橋させることも出来、押出成形が容易、且
つリップ表面への耐磨耗性の高い摺接表面層形成が可能
で、コストの安いドアガラス摺接部材を製造することが
出来る。
同時押出成形が可能であり、任意の位置に任意の膜厚の
耐磨耗性良好な摺接表面層を形成することが出来、しか
もリップ部の圧縮永久歪みも改良することが出来る。ま
た、基材10をEPDMとした場合、加硫剤を配合する
ことなく、架橋させることも出来、押出成形が容易、且
つリップ表面への耐磨耗性の高い摺接表面層形成が可能
で、コストの安いドアガラス摺接部材を製造することが
出来る。
【図1】摺接部材として、グラスチャンネルを示す横断
面図である。
面図である。
【図2】摺接部材として、ベルトラインウエザーストリ
ップを示す横断面図である。
ップを示す横断面図である。
【図3】摺接部材として、グラスチャンネルに電子線を
照射する方向を示す断面図である。
照射する方向を示す断面図である。
【図4】摺接部材として、ベルトラインウエザーストリ
ップに電子線を照射する方向を示す断面図である。
ップに電子線を照射する方向を示す断面図である。
6 グラスランチャンネル 7 ベルトラインウエザーストリップ 10 基材 20 摺接表面層 S 照射方向
Claims (1)
- 【請求項1】 電子線架橋型のポリオレフィン系エラス
トマーよりなる基材(10)とポリエチレンよりなる摺
接表面層(20)とを、電子線の照射によりそれぞれ及
び両者間を架橋した自動車のドアガラス摺接部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7039128A JPH08207597A (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | ドアガラス摺接部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7039128A JPH08207597A (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | ドアガラス摺接部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08207597A true JPH08207597A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=12544473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7039128A Pending JPH08207597A (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | ドアガラス摺接部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08207597A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110091698A (zh) * | 2018-01-30 | 2019-08-06 | 丰田合成株式会社 | 外密封条 |
-
1995
- 1995-02-02 JP JP7039128A patent/JPH08207597A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110091698A (zh) * | 2018-01-30 | 2019-08-06 | 丰田合成株式会社 | 外密封条 |
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