JPH08207020A - 木質フロアー材の床構造及びその施工方法 - Google Patents

木質フロアー材の床構造及びその施工方法

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Publication number
JPH08207020A
JPH08207020A JP3923195A JP3923195A JPH08207020A JP H08207020 A JPH08207020 A JP H08207020A JP 3923195 A JP3923195 A JP 3923195A JP 3923195 A JP3923195 A JP 3923195A JP H08207020 A JPH08207020 A JP H08207020A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat
synthetic resin
floor material
resin film
wooden floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP3923195A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Maeda
剛志 前田
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Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dantani Plywood Co Ltd filed Critical Dantani Plywood Co Ltd
Priority to JP3923195A priority Critical patent/JPH08207020A/ja
Publication of JPH08207020A publication Critical patent/JPH08207020A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板材間の継ぎ目からの水の混入を防止すると
共に、耐水性、耐汚染性の被覆面を形成する施工が簡単
に行えて、表面の汚染がひどい場合には汚染面を引き剥
がして張り替えが容易にできる木質フロアー材の床構造
及びその施工方法を提供する。 【構成】 床下地面12に木質フロアー材11が取り付
けられ、木質フロアー材11の表面に熱収縮性合成樹脂
フィルム14が密接されている木質フロアー材11の床
構造10及びその施工方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は木質フロアー材の床構造
及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フローリング用の床材としては一般に合
板上に突板を貼着した構成の木質フロアー材が衛生的で
暖かみがあることから好まれて多用されている。このよ
うなフローリングにおいては、木質フロアー材は一般に
複数の比較的小さい面積の板材を床下地面に敷き詰める
ことで施工されている。しかし、木質フロアー材は木材
であるため、表面に水がかかると床材間の継ぎ目から水
が侵入して基材である合板等を腐蝕させてしまう問題が
あるので、水のかかりやすい場所では施工後、木質フロ
アー材間の継ぎ目にシーリング剤を注入して対処してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法では、木質フロアー材間の継ぎ目へのシーリング剤
の注入に手間がかかる上に、耐汚染性、耐磨耗性にも乏
しく表面が汚れたり塗装が剥げたりする問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、板材
間の継ぎ目からの水の混入を防止すると共に、耐水性、
耐汚染性の被覆面の形成が簡単に行えて、表面の汚染が
ひどい場合には汚染面を引き剥がして張り替えが容易に
できる木質フロアー材の床構造及びその施工方法を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の木質フロアー材の床構造は、床下地面に木質フロ
アー材が取り付けられ、該木質フロアー材の表面に熱収
縮性合成樹脂フィルムが密接されるように構成されてい
る。また、請求項2記載の木質フロアー材の床構造の施
工方法は、床下地面に木質フロアー材を取り付けた後、
該木質フロアー材の表面に熱収縮性合成樹脂フィルムを
敷き詰め、該熱収縮性合成樹脂フィルムの表面に熱を加
えて該熱収縮性合成樹脂フィルムを収縮させると共に前
記木質フロアー材の表面に密接させることにより構成さ
れている。ここで、熱収縮性合成樹脂フィルムとは、8
0〜200℃の温度下で保持することにより10%以上
の線収縮率を示すような合成樹脂フィルムである。
【0005】
【作用】請求項1記載の木質フロアー材の床構造におい
ては、木質フロアー材の表面に熱収縮性合成樹脂フィル
ムが密接されているので、木質フロアー材の表面上に水
がかかっても熱収縮性合成樹脂フィルムによって遮断さ
れて木質フロアー材間の継ぎ目に水が侵入することがな
く、かつ木質フロアー材の表面が汚れ難くなる。また、
熱収縮性合成樹脂フィルムは木質フロアー材とは接着さ
れていないので交換が容易である。また、請求項2記載
の木質フロアー材の床構造の施工方法においては、床下
地面に木質フロアー材を取り付けた後、該木質フロアー
材の表面に熱収縮性合成樹脂フィルムを敷き詰め、該熱
収縮性合成樹脂フィルムの表面に熱を加えて該熱収縮性
合成樹脂フィルムを収縮させると共に前記木質フロアー
材の表面に密接させるので、板材間にシーリング剤を注
入する作業と比較して短時間で施工することができる。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに図1は本発明の一実施例に係る木質フロアー
材の床構造の施工方法の説明図である。
【0007】図1(a)には、長辺が900mm、短辺
が120mm、厚みが9mmの木質フロアー材11を床
下地面12へ敷き詰めた状態を示している。各木質フロ
アー材11の側面部には互いに嵌合できるように構成さ
れた凹凸嵌合部16を備えている。そして、木質フロア
ー材11は合成樹脂のシート及び/又は接着剤を介して
床下地面12に固定される。ここで、各木質フロアー材
11の間には継ぎ目13があるため、このままでは室内
の埃あるいは水分等が溜まり易い構造となっている。ま
た、木質フロアー材11には従来の一般的なものが使用
できる。すなわち、厚さ5〜10mm程度の合板や木質
繊維板、パーティクルボード等の基材の表面に厚さ0.
3〜1mm程度のナラやケヤキ等の美麗な木目模様を有
する銘木の突板が貼着されているもの等が使用できる。
その表面は透明あるいは着色透明の合成樹脂塗料で仕上
げられる。このような木質フロアー材11は施工場所が
戸建住宅の根太上であれば直接その上に、また、集合住
宅のコンクリートスラブ上であれば発泡合成樹脂シート
等を介して接着剤や釘等で施工される。
【0008】さらに、図1(a)に示すように配置され
た木質フロアー材11の上に、熱収縮性合成樹脂フィル
ム14を載置して、図1(b)に示すような状態とし
た。ここで、熱収縮性合成樹脂フィルム14はポリプロ
ピレン、ポリエチレン等の熱を加えることによって収縮
する性質を持ったフィルムであり、透明なものが木質フ
ロアー材11の質感を活かせるので好ましい。熱収縮性
合成樹脂フィルム14の厚みを、0.5mmより厚くす
ると木質フロアー材11の表面の微細な凹凸に馴染まな
くなり、完全に密接せず、浮きが発生する可能性があ
り、また厚さを0.25mmよりも薄くすると耐久性に
乏しくなり保護膜としての機能が発揮できない。続い
て、この熱収縮性合成樹脂フィルム14を木質フロアー
材11の表面に継ぎ目ができるだけ少なくなるようにし
て敷き詰める。熱収縮性合成樹脂フィルム14に継ぎ目
ができる場合には、継ぎ目をできるだけ木質フロアー材
11の間の継ぎ目13の部分と重ならないように離して
おくとよい。
【0009】次いで、熱収縮性合成樹脂フィルム14の
表面から熱をかける。この際、熱収縮性合成樹脂フィル
ム14の端部15を末端の木質フロアー材11と共に折
り返して固定しておくか、あるいは接着剤等で部分的に
固定すると、熱収縮性合成樹脂フィルム14が収縮する
ことにより木質フロアー材11への密接が確実になる。
加熱は一般にはヘアドライヤー等の熱で行い、熱収縮性
合成樹脂フィルム14を収縮させて木質フロアー材11
の表面に密接させることができるが、木質フロアー材1
1と熱収縮性合成樹脂フィルム14の間の空気を逃がす
ために、予め空気抜きとなる部分を設けておくことが望
ましい。最後に壁と床との継ぎ目に幅木を取り付けて、
木質フロアー材11の床構造10の施工が完了する。
【0010】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではなく、要旨を
逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲であ
る。本実施例ではヘアドライヤーにより熱収縮性合成樹
脂フィルムを加熱する場合について説明したが、アイロ
ン等の熱源を押しつけたり、あるいは近づけて輻射熱等
により熱収縮性合成樹脂フィルムを収縮させるようなこ
とも可能である。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の木質フロアー材の床構造
においては、木質フロアー材の表面に熱収縮性合成樹脂
フィルムが密接されているので、木質フロアー材の表面
上に水がかかっても熱収縮性合成樹脂フィルムによって
遮断され継ぎ目に侵入せず、木質フロアー材の腐蝕を防
止できる。また、熱収縮性合成樹脂フィルムが古くなっ
て交換が必要な場合には、熱収縮性合成樹脂フィルムは
木質フロアー材上に単に密接されているだけなので簡単
に剥がすことができ、取り替えがきわめて容易に行え
る。さらに、木質フロアー材の素材に特有の暖かみを保
持した上で、木質フロアー材の表面に塗装された塗膜だ
けでは成し得ない耐汚染性等の物性も付与できる。ま
た、請求項2記載の木質フロアー材の床構造の施工方法
においては、熱収縮性合成樹脂フィルムの表面に熱を加
えて該熱収縮性合成樹脂フィルムを木質フロアー材の表
面に密接させるので、板材間にシーリング剤を注入する
作業と比較して短時間で施工できて、施工コストを削減
できると共に、熱収縮性合成樹脂フィルムの収縮力が保
持されることにより、木質フロアー材への密接が常時緊
密であり、しわ等によって美観を損なうことが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る木質フロアー材の床構
造の施工方法の説明図である。
【符号の説明】
10 床構造 11 木質フロアー材 12 床下地面 13 継ぎ目 14 熱収縮性合成樹脂フィルム 15 端部 16 凹凸嵌合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床下地面に木質フロアー材が取り付けら
    れ、該木質フロアー材の表面に熱収縮性合成樹脂フィル
    ムが密接されていることを特徴とする木質フロアー材の
    床構造。
  2. 【請求項2】 床下地面に木質フロアー材を取り付けた
    後、該木質フロアー材の表面に熱収縮性合成樹脂フィル
    ムを敷き詰め、該熱収縮性合成樹脂フィルムの表面に熱
    を加えて該熱収縮性合成樹脂フィルムを収縮させると共
    に前記木質フロアー材の表面に密接させることを特徴と
    する木質フロアー材の床構造の施工方法。
JP3923195A 1995-02-04 1995-02-04 木質フロアー材の床構造及びその施工方法 Pending JPH08207020A (ja)

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JP3923195A JPH08207020A (ja) 1995-02-04 1995-02-04 木質フロアー材の床構造及びその施工方法

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JPH08207020A true JPH08207020A (ja) 1996-08-13

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004007867A1 (ja) * 2002-07-15 2004-01-22 Kitamura, Yutaka タイル及びタイル敷き床のメインテナンス方法

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WO2004007867A1 (ja) * 2002-07-15 2004-01-22 Kitamura, Yutaka タイル及びタイル敷き床のメインテナンス方法

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