JPH0820510B2 - 光通信機光学系のアライメント調整システム - Google Patents

光通信機光学系のアライメント調整システム

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JPH0820510B2
JPH0820510B2 JP5006526A JP652693A JPH0820510B2 JP H0820510 B2 JPH0820510 B2 JP H0820510B2 JP 5006526 A JP5006526 A JP 5006526A JP 652693 A JP652693 A JP 652693A JP H0820510 B2 JPH0820510 B2 JP H0820510B2
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axis
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/11Arrangements specific to free-space transmission, i.e. transmission through air or vacuum
    • H04B10/118Arrangements specific to free-space transmission, i.e. transmission through air or vacuum specially adapted for satellite communication

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信機光学系のアラ
イメント調整システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ光を用いた光通信は以下の
ような特徴を有している。 (a)当該レーザ光の波長がマイクロ波のそれに比べて
1000分の1以下となるためにアンテナや通信機を小
型化することができる。 (b)使用可能な周波数帯域が広くなるために高速かつ
大容量の通信を行うことができる。 (c)鋭いレーザビームを用いるためにお互いの干渉を
無視することができる。
【0003】しかしながら、上記の特徴を十分に生かす
ためには、非常に鋭いレーザビームを通信の相手方のア
ンテナに向かって精確に向ける必要がある。例えば、静
止衛星と周回衛星との間の光通信においては、20cm
程度の口径を有する光アンテナを提供する必要がある。
通常用いられる波長0.83μmの半導体レーザ光を用
いた場合、送信レーザ光の半値幅は約5μラジアンとな
り、安定に光通信を維持するためには、1μラジアン以
下の精度をもった指向追尾が必要になる。また、周回衛
星に搭載する光通信機については、さらに天球における
立体角が2πステラジアン以上にわたる広い指向範囲が
必要になる。
【0004】従来の指向追尾システムにおいては、広い
視野と高い追尾精度を両立させるために、(a)応答速
度は比較的遅いが広い視野角を有する、CCDセンサ
と、光アンテナを2軸で駆動制御する2軸ジンバルとか
らなる粗追尾系と、(b)視野は狭いが高速応答の可能
な、4象限で分割された4個のフォトダイオード・セル
からなる4象限検出器(Quadrant Detector)センサ
(以下、QDセンサという。)と、精追尾ミラー(Fine
Pointing Mirror)モジュール(以下、FPMとい
う。)とからなる精追尾系と、から構成される2重のフ
ィードバックループを有する制御システムが用いられて
いる。
【0005】また、従来のセンタフィード・カセグレン
型光アンテナは、凹の放物面鏡からなる主鏡と、凸の双
曲面鏡からなる副鏡とを備え、光通信機から出力される
レーザ送信光を、上記主鏡の中心に形成された孔を介し
て副鏡に導いた後、副鏡と主鏡とで順次反射させた後、
相手方の光アンテナに送信するように構成されている。
【0006】さらに、従来の捕捉追尾の制御システムに
おいては、相手方の衛星から送信される広い視野角のビ
ーコン光を受信して初期捕捉を行っている。このとき、
粗捕捉センサとしてCCDセンサを用い、CCDセンサ
から出力されるビーコン光の輝点の追尾中心からの誤差
を検出して、当該誤差に基づいて光アンテナに連結され
た2軸ジンバルを駆動制御して当該光アンテナを相手方
の衛星の方向に向ける。これによって、ビーコン光をQ
Dセンサの視野内に捕捉した後、QDセンサの各フォト
ダイオード・セルに入射する光量の相対比から直交する
2つの方向の追尾誤差を検出し、当該誤差に基づいてF
PMの駆動機構を駆動制御して相手方の衛星の光ビーム
を受信用光ダイオードセンサ(以下、光ダイオードセン
サをPDセンサという。)の視野内に捕捉する。さら
に、光行差補正ミラー(Point-Ahead Mirror)モジュー
ル(以下、PAMという。)を用いて、詳細後述する光
衛星通信の光行差の補正を行って、当該補正後の方向に
レーザ光を送信して、光通信を開始する。
【0007】衛星の打ち上げ時の大きな振動や大きな周
囲温度の変動が存在する過酷な環境のもとで、上記の追
尾精度を光通信が可能なように保持するためには、鏡
面、レンズ等の光学系の素子の配置に1μm以下のアラ
イメント精度が必要になる。このため、従来、熱膨張係
数が小さく精密光学機器を構成する素材として実績のあ
るインバー(登録商標:Ni系の合金)やゼロデユア−
(登録商標:ガラスセラミック素材)を用いて、温度変
化による光学素子の配置が変化しないように設計が行わ
れてきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インバ
ーは比重が比較的大きく、ゼロデユアーは複雑な形状に
加工することがむずかしいという問題点があった。
【0009】衛星搭載用の光通信機の構造材料として、
できる限り比重が小さく熱伝導が大きい、例えばAl、
Mg,Beなどの軽金属材料が適しているが、軽金属材
料は一般に熱膨張係数が比較的大きいため、光通信を行
うためには、熱膨張による機器配置のアライメント誤差
を補償するためのアライメント調整機構を設ける必要が
ある。しかしながら、衛星の打ち上げ後に、光通信機の
アライメントを調整するための適当な方法は全く提案さ
れておらず、仮に何らかの方法で調整が可能となっても
精度要求が厳しいために、当該アライメント調整機構の
設けることによって、光アンテナを備えた光通信機が比
較的大型になるという問題点があった。
【0010】本発明の目的は以上の問題点を解決し、従
来装置に比較して小型・軽量であって、光通信機光学系
の配置をより精確に調整することができる光通信機光学
系のアライメント調整システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の光通信機光学系のアライメント調整システムは、そ
れぞれ光軸を中心としてかつ互いに所定間隔だけ離れて
設けられた主鏡と副鏡とを備え、光通信機から出力され
た送信光を上記副鏡と上記主鏡で順次反射した後、相手
方の光アンテナに送信する光アンテナと、上記光アンテ
ナと上記光通信機とを光学的に接続する光学接続手段と
を備えた光通信機光学系のアライメント調整システムに
おいて、上記主鏡はリング形状を有する、凹の放物面鏡
又は放物面に近い凹の双曲面鏡であり、上記主鏡の焦点
と折り返し用反射鏡の曲率中心とが一致するように上記
主鏡と一体的にかつ上記光軸を中心として上記主鏡とと
もに同心状に形成された、リング形状を有する、凹の球
面鏡又は球面に近い凹の楕円面鏡にてなり、上記送信光
の一部を折り返して反射する折り返し用反射鏡と、上記
折り返し用反射鏡によって折り返されて反射された折り
返し送信光の平均半径を測定することにより上記送信光
の焦点ずれの情報を検出する第1の検出手段と、上記副
鏡を上記光軸と平行であって上記主鏡に向かう前方方向
もしくはそれと反対の後方方向に移動させる第1の移動
手段と、上記第1の検出手段によって検出された上記送
信光の焦点ずれの情報に基づいて上記送信光の焦点ずれ
がなくなるように上記第1の移動手段を制御する第1の
制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の光通信機光学系のア
ライメント調整システムは、上記光アンテナは、上記相
手方の光アンテナから受信された受信光を上記主鏡と上
記副鏡で順次反射した後、上記光学接続手段を介して上
記光通信機に出力し、上記光通信機光学系のアライメン
ト調整システムは、上記折り返し送信光に基づいて上記
光アンテナにおける上記送信光の光軸からのずれの情報
を検出する第2の検出手段と、上記受信された受信光に
基づいて上記光アンテナにおける上記受信光の光軸から
のずれの情報を検出する第3の検出手段と、上記光学接
続手段における上記送信光の光軸を移動させる第2の移
動手段と、上記第2の検出手段によって検出された上記
送信光の光軸からのずれの情報と、上記第3の検出手段
によって検出された上記受信光の光軸からのずれの情報
とに基づいて、上記送信光の光軸からのずれの情報が上
記受信光の光軸からのずれの情報に一致するように上記
第2の移動手段を制御する第2の制御手段とをさらに備
えたことを特徴とする。
【0013】さらに、請求項3記載の光通信機光学系の
アライメント調整システムは、請求項1又は2記載の光
通信機光学系のアライメント調整システムにおいて、上
記主鏡を外周部に設ける一方、上記折り返し用反射鏡を
内周部に設け、上記折り返し用反射鏡は、上記光軸を含
みかつ上記光軸を中心として同心状に設けられ上記送信
光又は上記受信光を通過させる光通過孔を備えたことを
特徴とする。
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】請求項1記載の光通信機光学系のアライメント
調整システムにおいては、上記第1の検出手段は、上記
折り返し用反射鏡によって折り返されて反射された折り
返し送信光の平均半径を測定することにより上記送信光
の焦点ずれの情報を検出し、上記第1の制御手段は、上
記第1の検出手段によって検出された上記送信光の焦点
ずれの情報に基づいて上記送信光の焦点ずれがなくなる
ように上記第1の移動手段を制御する。ここで、上記第
1の制御手段は、測定された折り返し送信光の平均半径
を小さくなるように上記第1の移動手段を制御すること
により、上記送信光の焦点ずれがなくなるように制御す
ることができる。ここで、上記折り返し用反射鏡が上記
主鏡に設けられているので、上記光通信機から上記光学
接続手段を介して上記光アンテナの副鏡及び主鏡までの
光学系についての、上記送信光の焦点ずれを補正して無
くすることができる。
【0017】また、請求項2記載の光通信機光学系のア
ライメント調整システムにおいては、上記光アンテナ
は、上記相手方の光アンテナから受信された受信光を上
記主鏡と上記副鏡で順次反射した後、上記光学接続手段
を介して上記光通信機に出力する。そして、上記第2の
検出手段は、上記折り返し送信光に基づいて上記光アン
テナにおける上記送信光の光軸からのずれの情報を検出
する一方、上記第3の検出手段は、上記受信された受信
光に基づいて上記光アンテナにおける上記受信光の光軸
からのずれの情報を検出する。さらに、上記第2の制御
手段は、上記第2の検出手段によって検出された上記送
信光の光軸からのずれの情報と、上記第3の検出手段に
よって検出された上記受信光の光軸からのずれの情報と
に基づいて、上記送信光の光軸からのずれの情報が上記
受信光の光軸からのずれの情報に一致するように上記第
2の移動手段を制御する。ここで、上記折り返し用反射
鏡が上記主鏡に設けられているので、上記光通信機から
上記光学接続手段を介して上記光アンテナの副鏡及び主
鏡までの光学系についての、上記送信光の光軸からのず
れを補正して上記受信光の光軸に一致させることができ
る。
【0018】さらに、請求項3記載の光通信機光学系の
アライメント調整システムにおいては、好ましくは、上
記主鏡を外周部に設ける一方、上記折り返し用反射鏡を
内周部に設け、上記折り返し用反射鏡は、上記光軸を含
みかつ上記光軸を中心として同心状に設けられ上記送信
光又は上記受信光を通過させる光通過孔を備える。
【0019】
【0020】
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
について説明する。
【0022】図1は、本発明に係る一実施例である、光
アンテナ10と光通信用光学系のアライメント調整シス
テムとを含む光通信機のブロック図である。
【0023】本実施例のセンターフィード・カセグレン
型光アンテナ10は、図2に示すように、それぞれレー
ザ光の光軸CLを中心として同心状に設けられ、外周部
に設けられたリング形状の送受信用凹の放物面鏡1aと
内周部に設けられ中心部に光通過孔1hを有するリング
形状の送信光折り返し用凹の球面鏡1bとからなりこれ
らが一体的に形成された主鏡1と、互いに一致する放物
面鏡1aの焦点Fpと球面鏡1bの曲率中心Rc(符号
FpとRcについては、図7参照。)の位置から主鏡1
側にずれた位置に光軸CLを中心として設けられた凸の
双曲面鏡からなる副鏡2とを備え、光通信機から出力さ
れるレーザ送信ビーム光を、上記光通過孔1hを介して
副鏡2に導いた後、副鏡2と主鏡1の放物面鏡1aとで
順次反射させた後、相手方の光アンテナに送信するとと
もに、副鏡2で反射されたレーザ送信ビーム光を主鏡1
の球面鏡1bで反射させて、副鏡2に向かって折り返し
て副鏡2で反射させ、当該折り返されたレーザ送信ビー
ム光(以下、折り返し送信ビーム光という。)に基づい
て光通信機光学系のアライメント調整を行うことを特徴
としている。
【0024】なお、本実施例において、レーザダイオー
ド37から出力される送信ビーム光の波長と、相手方の
光通信機から送信されて当該光アンテナ10で受信され
る受信ビーム光の波長とは、CCDセンサ30とQDセ
ンサ32とに内蔵される各光フィルタで分離可能な程度
に異なるように設定される。
【0025】図2において、センターフィード・カセグ
レン型光アンテナ10においては、主鏡1の外周部に当
該光アンテナ10の送受信方向に向かう側にリング形状
の送受信用凹の放物面鏡1aが設けられる一方、主鏡1
の内周部に当該光アンテナ10の送受信方向に向かう側
に、光軸CLを中心とする円形の光通過孔1hを有する
リング形状の送信光折り返し用凹の球面鏡1bが設けら
れる。ここで、放物面鏡1aの焦点Fpの位置と球面鏡
1bの曲率中心Rcの位置とは一致するように設定さ
れ、当該一致位置から主鏡1の凹の反射面に向かう側に
ずれた位置に、凸の双曲面鏡からなる副鏡2が設けられ
る。ここで、各鏡1a,1bの曲率半径が互いに異なる
ように設定され、好ましくは、放物面鏡1aの焦点距離
fpと球面鏡1bの焦点距離fcの比の値fp/fcは
2よりも若干小さい値に設定される。
【0026】ここで、主鏡1と副鏡2の材料として、好
ましくは熱膨張係数が比較的小さい、ゼロデユアーなど
の光学ガラスが用いられるが、本発明に係るアライメン
ト調整システムを設けたことにより、衛星搭載用には、
比重が比較的小さく熱伝導度が比較的大きい、例えばA
l、Mg,Beなどの軽金属材料を用いることができ
る。
【0027】一般に光アンテナ10の鏡面の形状は、軸
対称の2次曲面で近似される。いま、ある鏡面の位置の
光軸からの半径をρとし、当該2次曲面の中心部の曲率
をCとし、当該2次曲面の形状を表す変形パラメータを
Kとすると、当該2次曲面と鏡面の光軸との交点(頂
点)からの鏡面の深さSagは次の数1で表される。
【0028】
【数1】 Sag=(C・ρ2)/{1+(1−C2ρ2K)1/2} +a6ρ6+a8ρ8+a10ρ10+…
【0029】ここで、a6乃至a10は高次の非球面を表
す係数であり、変形パラメータKは以下のような意味を
有する。 (a)K<0のとき、双曲面 (b)K=0のとき、放物面 (c)0<K<1のとき、楕円面 (d)K=1のとき、球面 (e)K>1のとき、楕円面
【0030】例えば、従来の光アンテナのように、主鏡
1が図5に示すように放物面鏡51(図5の例では、焦
点距離fp=30)のみが設けられている場合、焦点F
pから放物面鏡51に向けて送信された送信光は当該放
物面鏡51で反射された後、平行光となって相手方の光
アンテナに送信される。一方、主鏡1が図6に示すよう
に球面鏡52(図6の例では、焦点距離fp=30)の
みが設けられている場合、球面鏡52の曲率中心Rcか
ら球面鏡52に向けて送信された送信光は当該球面鏡5
2で反射された後、同一の光路で曲率中心Rcに折り返
される。本実施例では、図7に示すように、主鏡1の外
周側に放物面鏡51を設ける一方、主鏡1の内周側に球
面鏡52aを設ける。図7の例では、放物面鏡51の焦
点距離fp=30であり、球面鏡52aの焦点距離fc
=15よりやや大きい値に設定されている。このように
構成することにより、焦点Fpと曲率中心Rcとの一致
位置から放物面鏡51と球面鏡52aに向けて送信され
た送信光は、当該放物面鏡51で反射された後、平行光
となって相手方の光アンテナに送信されるとともに、球
面鏡52aで反射された後、同一の光路で曲率中心Rc
に折り返される。当該折り返された送信光は詳細後述す
るように、当該光通信機光学系のアライメント調整のた
めの基準光信号として用いられる。
【0031】また、上記光アンテナ10においては、副
鏡2の鏡面とは反対側の背面に副鏡駆動機構2dが設け
られ、当該副鏡駆動機構2dは、MPU20からの制御
信号に基づいて、副鏡2を、当該光アンテナ10の中心
軸と一致する光軸CLと平行な方向(図1と図2におけ
るZ軸方向、以下、光アンテナ10のZ軸方向とい
う。)に並進移動させるとともに、副鏡2の鏡面中心を
原点として光軸CLに対して垂直であって互いに直交す
る2つの方向の軸方向(図1と図2において、紙面に対
して垂直なX軸方向と、紙面上に位置するY軸方向、以
下、光アンテナ10のX軸方向とY軸方向という。)に
並進移動させる。また、光アンテナ10には、MPU2
0からの制御信号に基づいて、光アンテナ10のX軸方
向とY軸方向に対応しかつ平行し互いに直交する2つの
方向を有する2軸で角度を変化させる2軸ジンバル1d
が設けられる。さらに、光アンテナ10に、不要な信号
光が光アンテナ10の内部に入射することを防止するた
めに、主鏡1の内鏡面と副鏡2全体を包むように設けら
れ、光アンテナの光軸CLと同心である円筒形状を有す
るフード3が設けられる。
【0032】当該光通信機と光アンテナ10とを光学的
に接続する光学系は、片凸レンズ4aと両凸レンズ4b
とからなる接眼レンズ4と、FPM11と、3個のビー
ムスプリッタ12,13,14と、PAM15とを備え
る。ここで、FPM11は、接眼レンズ4からの折り返
し送信ビーム光が45°の入射角で入射しかつ45°の
出射角で出射してビームスプリッタ12に入射するよう
に設けられ、FPM11の鏡面と光軸CLとの交点を通
過し図1の紙面に垂直な方向をY軸とし、当該鏡面上に
位置しかつ当該Y軸と垂直な方向をX軸とし、FPM1
1は、MPU20からの制御信号に基づいて、これらX
軸とY軸の2軸を中心として当該鏡面を回転駆動するた
めの駆動機構を含む。また、PAM15は、レーザダイ
オード37からの送信ビーム光が45°の入射角で入射
しかつ45°の出射角で出射してビームスプリッタ14
に入射するように設けられ、PAM15の鏡面と光軸C
Lとの交点を通過し図1の紙面に垂直な方向をY軸と
し、当該鏡面上に位置しかつ当該Y軸と垂直な方向をX
軸とし、PAM15は、MPU20からの制御信号に基
づいて、これらX軸とY軸の2軸を中心として当該鏡面
が回転駆動するための駆動機構を含む。
【0033】光アンテナ10で受信された受信ビーム光
は主鏡1の放物面鏡1aで反射された後、副鏡2に向か
い、副鏡2でまた反射され、当該反射光が光軸CLと概
ね平行に接眼レンズ4に向かって進行する。上記受信ビ
ーム光と上述の折り返し送信ビーム光は、接眼レンズ4
を介してFPM11に入射し、FPM11によって反射
された後、ビームスプリッタ12に入射し、ビームスプ
リッタ12は入射したビーム光を2分割して、反射して
取り出した一方のビーム光をCCDセンサ30に入射さ
せるとともに、通過させて取り出した他方のビーム光を
ビームスプリッタ13に入射させる。次いで、ビームス
プリッタ13は入射したビーム光を2分割して、反射し
て取り出した一方のビーム光をQDセンサ32に入射さ
せるとともに、通過させて取り出した他方のビーム光を
ビームスプリッタ14に入射させる。さらに、ビームス
プリッタ14は、ビームスプリッタ13から入射するビ
ーム光を反射してPDセンサ34に入射させる。
【0034】一方、変調器36は、所定の送信光波長を
有する送信光を所定の送信ベースバンド信号に従って、
例えば強度変調などの所定の変調方式で変調して、レー
ザダイオード37から当該変調された送信ビーム光を出
力させ、当該送信ビーム光はPAM15によって反射さ
れた後、3個のビームスプリッタ14,13,12を介
してFPM11に入射し、FPM11によって反射され
て接眼レンズ4を介して、光アンテナ10の副鏡2に投
射される。
【0035】CCDセンサ30は、図3に示すように、
光アンテナ10のX軸とY軸にそれぞれ対応するX軸と
Y軸とで構成される正方形状の光検出平面を有し、当該
光検出平面は、X軸とY軸とに平行であって所定の間隔
で載置された複数の光検出セルからなり、各光検出セル
は格子形状で平面の座標付けがなされる。CCDセンサ
30は入射した光を、折り返し送信ビーム光と受信ビー
ム光とに別々にフィルタで帯域ろ波した後、それぞれ各
光検出セルで検出し電気信号に変換してCCD処理回路
31に出力する。CCD処理回路31は、CCDセンサ
30から出力される各電気信号に基づいて、CCDセン
サ30の光検出平面上で得られる上記折り返し送信ビー
ム光の像の幾何学的な平均半径を計算して、当該平均半
径値のデータをMPU20に出力するとともに、受信ビ
ーム光については、光軸CLに対応する図3の原点Oか
らのX軸方向とY軸方向の誤差量を示す誤差信号をMP
U20に出力する。ここで、上記折り返し送信ビーム光
の像の時間平均半径のデータは光アンテナにおける送信
ビーム光の焦点ずれ量の情報を含む。
【0036】これに応答して、MPU20は、CCD処
理回路31から出力される受信ビーム光の誤差信号に基
づいて光アンテナ10を相手方の光アンテナの方向に向
けるように2軸ジンバル1dを制御する。また、MPU
20は、詳細後述するアライメント調整処理において、
CCD処理回路31から出力される折り返し送信ビーム
光の平均半径値のデータに基づいて、入力された平均半
径値のデータが最も小さくなるように、副鏡2が光アン
テナ10のZ軸方向であって前方又は後方に向かって移
動するように、副鏡駆動機構2dを制御する。これによ
って、送信ビーム光の焦点ずれを補正して焦点ずれが無
い状態にする。なお、送信ビーム光の焦点ずれが極めて
大きい場合には、副鏡2のZ軸方向の位置調整だけでは
焦点ずれを無い状態にすることができないので、このと
き、図示していないが、接眼レンズ4を光軸CLと平行
な方向であって前方又は後方に移動させて、送信ビーム
光の焦点ずれを補正する。
【0037】また、QDセンサ32は、図4に示すよう
に、光アンテナ10のX軸とY軸にそれぞれ対応するX
軸とY軸とを境界線として4象限で分割された4個のフ
ォトダイオード・セルPA1乃至PA4からなり、ここ
で、QDセンサ32側から見て第1象限、第2象限、第
3象限及び第4象限の各セルの参照符号をそれぞれ、P
A1,PA2,PA3,PA4と付す。各セルPA1乃
至PA4はそれぞれ、入射した光を折り返し送信ビーム
光と受信ビーム光とに別々にフィルタで帯域ろ波した
後、それぞれ検出し電気信号V1乃至V4に変換してQ
D処理回路33に出力する。QD処理回路33は、入力
される折り返し送信ビーム光と受信ビーム光の各電気信
号V1乃至V4に基づいて、次の数2と数3の式で表さ
れる光軸CLからの軸ずれ方向と軸ずれ量を示す追尾誤
差データδx,δyを計算して、MPU20に出力す
る。
【0038】
【数2】 δx={(V1+V4)−(V2+V3)}/(V1+V2+V3+V4)
【数3】 δy={(V1+V2)−(V3+V4)}/(V1+V2+V3+V4)
【0039】QD処理回路33から出力される受信ビー
ム光の追尾誤差データδx,δyに基づいて、MPU2
0は相手方の光アンテナから送信されるビーム光をPD
センサ34の受信視野内に捕捉するようにFPM11の
駆動機構を制御する。また、MPU20は、詳細後述す
るアライメント調整処理において、QD処理回路33か
ら出力される折り返し送信ビーム光の追尾誤差データδ
x,δyに基づいて、折り返し送信ビーム光の追尾誤差
データδx,δyがそれぞれ上記受信ビーム光の追尾誤
差データδx,δyに一致するように、PAM15の鏡
面がそのX軸とY軸を中心として回転するようにPAM
15の駆動機構を制御する。
【0040】以上のように構成された光通信機の捕捉追
尾の制御システムにおいては、相手方の衛星から送信さ
れる広い視野角のビーコン光を受信して初期捕捉を行
い、ここで、CCDセンサ30から出力されるビーコン
光の輝点の追尾中心からの誤差を検出して、当該誤差に
基づいて光アンテナ10に連結された2軸ジンバル1d
を駆動制御して当該光アンテナ10を相手方の衛星の方
向に向ける。これによって、ビーコン光をQDセンサ3
2の視野内に捕捉した後、QDセンサ32の各フォトダ
イオード・セルに入射する光量の相対比から直交する2
つの方向の追尾誤差を検出し、当該誤差に基づいてFP
M11の駆動機構を駆動制御して相手方の衛星の光ビー
ムを受信用PDセンサ34の視野内に捕捉する。さら
に、PAM15を用いて、以下に説明する光衛星通信の
光行差の補正を行って、当該補正後の方向にレーザ光を
送信して光通信を開始する。
【0041】ここで、例えば地球局と周回衛星局との
間、又は静止衛星局と周回衛星局との間で行われる光衛
星通信の光行差とは、一般の光学や天文学における光行
差と以下のように異なる。光通信機の捕捉追尾系は相手
方の光アンテナから到来するレーザ光の方向を追尾する
ように設計されている。しかしながら、光の速度は毎秒
30万kmであって有限であるため、相手方の光アンテ
ナから到来した光の方向を検出した時点では、相手方の
衛星の方向は相対運動によりすでに変化している。さら
に、送信ビーム光にも相手方の衛星にまで伝送する間の
伝搬時間が所定時間だけかかるので同様に方向のずれが
生じる。この方向のずれは、静止衛星局と周回衛星局と
の間で行われる光衛星通信では、およそ数十マイクロラ
ジアンとなり、1マイクロラジアン程度の精密な追尾を
行うレーザ通信では無視できない大きさとなる。天文学
における光行差は地上から見た天体の方向に関するもの
であり、片方向の光の伝搬におけるものであるが、光衛
星通信では双方向で光行差が発生するので、補正量が2
倍になる。
【0042】図8は、図1の光通信用光学系のアライメ
ント調整システムによって実行されるアライメント調整
処理を示す制御フローのフローチャートである。当該ア
ライメント調整処理は、光学系の温度変化の時定数に応
じた、例えば10分に1回程度の所定の時間間隔で、M
PU20によって実行される。
【0043】図8に示すように、ステップS1におい
て、MPU20は、QD処理回路33から出力される折
り返し送信ビーム光の追尾誤差データδx,δyに基づ
いて、折り返し送信ビーム光の追尾誤差データδx,δ
yがそれぞれ上記受信ビーム光の追尾誤差データδx,
δyに一致するように、PAM15の鏡面がそのX軸と
Y軸を中心として回転するようにPAM15の駆動機構
を制御する。これによって、送信ビーム光の光軸から垂
直な方向の軸ずれを補正して、受信ビーム光の光軸に一
致させることができる。
【0044】次いで、ステップS2において、MPU2
0は、CCD処理回路31から出力される折り返し送信
ビーム光の平均半径値のデータに基づいて、入力された
平均半径値のデータが最も小さくなるように、副鏡2が
光アンテナ10のZ軸方向であって前方又は後方に向か
って移動するように、副鏡駆動機構2dを制御する。こ
れによって、送信ビーム光の焦点ずれを補正して当該焦
点ずれが無い状態に調整することができる。
【0045】以上の実施例において、送信ビーム光と受
信ビーム光の波長を互いに異ならせているが、本発明は
これに限らず、同一又は近接した波長を用いてもよい。
この場合、各ビーム光の光量分布が互いに異なるように
設定し、例えば所定の径の円形ビームの外周側には実質
的に受信ビーム光が存在し、当該円形ビームの内周側に
は受信ビーム光よりも強度が極めて大きい折り返し送信
ビーム光が存在しているとき、CCDセンサ30、QD
センサ32に、内周側の折り返し送信ビーム光を遮蔽す
る円形状の内周シャッタと外周側の受信ビーム光を遮蔽
するリング形状の外周シャッタとを備えたシャッタ機構
を設け、タイミング信号に基づいて内周シャッタと外周
シャッタとを時分割的に交互に切り換えるように駆動制
御する。そして上記タイミング信号に基づいてCCDセ
ンサ30及びQDセンサ32で光検出された各信号を、
受信ビーム光と折り返し送信ビーム光とに識別して取り
出す。なお、PDセンサ34では、常時、外周側の受信
ビーム光のみを取り出して光検出する。
【0046】以上の実施例において、光アンテナ10に
おいては、主鏡1の外周部に送受信用凹の放物面鏡1a
を設ける一方、主鏡1の内周部に光通過孔1hを有する
送信光折り返し用凹の球面鏡1bを設けている。当該光
学系の焦点ずれに対する検出感度は、光通過孔1hが無
い場合に球面鏡1bの直径に反比例するので、内周側に
球面鏡1bを設けると、アライメント誤差の検出感度が
低下するが、副鏡2に遮蔽されて送信ビーム光として使
用することができない面を有効的に利用することがで
き、主鏡1の有効径を小さくすることができるという利
点がある。しかしながら、本発明はこれに限らず、主鏡
1の外周部に送信光折り返し用凹の球面鏡を設ける一
方、主鏡1の内周部に光通過孔1hを有する送受信用凹
の放物面鏡を設けてもよい。
【0047】以上の実施例において、主鏡1の送受信用
に凹の放物面鏡1aを用い、主鏡1の送信光折り返し用
に凹の球面鏡1bを用いたセンタフィード・カセングレ
ン型光アンテナ10を用いているが、本発明はこれに限
らず、追尾角度の範囲をより広くとるために、例えばリ
ッチ・クレチアン型光アンテナを用いてもよい。この場
合、主鏡1の送受信用に凹の放物面に近い凹の双曲面鏡
を用い、主鏡1の送信光折り返し用に凹の球面に近い凹
の楕円面鏡を用いてもよい。このとき、前者の双曲面の
変形パラメータKは好ましくは−0.1<K<0の範囲
にあり、後者の楕円面の変形パラメータKは好ましくは
0.9<K<1.0の範囲にある。
【0048】以上の実施例において、送信光折り返し用
の鏡面を主鏡1に設けており、これによって、光通信機
から光学系を介して副鏡2及び主鏡1までの各素子の配
置のアライメント調整を行うことができる。しかしなが
ら、本発明は、これに限らず、送信光折り返し用の鏡面
を副鏡2に設けてもよい。この場合の送信光折り返し用
の鏡面は、球面又は球面に近い楕円面であればよく、副
鏡2の内周部又は外周部に設けられる。この変形例にお
いて、上記副鏡2は凸の双曲面鏡であり、上記折り返し
用鏡面は上記副鏡2と一体的にかつ上記光軸CLを中心
として上記副鏡2とともに同心状に形成された凹の球面
鏡又は球面に近い凹の楕円面鏡である。このとき、光通
信機から光学系を介して副鏡2までの各素子の配置のア
ライメント調整を行うことができる。ただし、主鏡1と
副鏡2とが機械的に連結されて精確にアライメント調整
されている場合は、光学系を介して副鏡2及び主鏡1ま
での各素子の配置のアライメント調整を行うことができ
る。
【0049】以上の実施例において、上記光アンテナは
双方向の光通信機のために用いられているが、本発明は
これに限らず、送信のみの一方向の光通信機、もしくは
送信のみの光放送送信機に用いることができる。
【0050】以上の実施例においては、光の波長領域の
通信信号を用いているが、本発明はこれに限らず、マイ
クロ波、準ミリ波、ミリ波などの周波数帯の通信信号を
用いる通信機又は放送機に適用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る請求項
1記載の光通信機光学系のアライメント調整システムに
よれば、それぞれ光軸を中心としてかつ互いに所定間隔
だけ離れて設けられた主鏡と副鏡とを備え、光通信機か
ら出力された送信光を上記副鏡と上記主鏡で順次反射し
た後、相手方の光アンテナに送信する光アンテナと、上
記光アンテナと上記光通信機とを光学的に接続する光学
接続手段とを備えた光通信機光学系のアライメント調整
システムにおいて、上記主鏡はリング形状を有する、凹
の放物面鏡又は放物面に近い凹の双曲面鏡であり、上記
主鏡の焦点と折り返し用反射鏡の曲率中心とが一致する
ように上記主鏡と一体的にかつ上記光軸を中心として上
記主鏡とともに同心状に形成された、リング形状を有す
る、凹の球面鏡又は球面に近い凹の楕円面鏡にてなり、
上記送信光の一部を折り返して反射する折り返し用反射
鏡と、上記折り返し用反射鏡によって折り返されて反射
された折り返し送信光の平均半径を測定することにより
上記送信光の焦点ずれの情報を検出する第1の検出手段
と、上記副鏡を上記光軸と平行であって上記主鏡に向か
う前方方向もしくはそれと反対の後方方向に移動させる
第1の移動手段と、上記第1の検出手段によって検出さ
れた上記送信光の焦点ずれの情報に基づいて上記送信光
の焦点ずれがなくなるように上記第1の移動手段を制御
する第1の制御手段とを備える。
【0052】ここで、上記折り返し用反射鏡が上記主鏡
に設けられているので、上記光通信機から上記光学接続
手段を介して上記光アンテナの副鏡及び主鏡までの光学
系についての、上記送信光の焦点ずれを補正して無くす
ることができる。従って、従来装置に比較して小型・軽
量であって、上記光通信機から上記光学接続手段を介し
て、さらに上記光アンテナの副鏡を介して主鏡までの光
学系の配置をより精確に調整することができる。そし
て、当該アライメント調整システムを設けることによっ
て、上記主鏡と副鏡は、比重が比較的小さく熱伝導が比
較的大きい、例えばAl、Mg,Beなどの軽金属材料
を用いることができるので、当該光通信機を搭載する衛
星の重量を大幅に軽減することができるという利点があ
る。
【0053】また、請求項2記載の光通信機光学系のア
ライメント調整システムによれば、上記光アンテナは、
上記相手方の光アンテナから受信された受信光を上記主
鏡と上記副鏡で順次反射した後、上記光学接続手段を介
して上記光通信機に出力し、上記光通信機光学系のアラ
イメント調整システムは、上記折り返し送信光に基づい
て上記光アンテナにおける上記送信光の光軸からのずれ
の情報を検出する第2の検出手段と、上記受信された受
信光に基づいて上記光アンテナにおける上記受信光の光
軸からのずれの情報を検出する第3の検出手段と、上記
光学接続手段における上記送信光の光軸を移動させる第
2の移動手段と、上記第2の検出手段によって検出され
た上記送信光の光軸からのずれの情報と、上記第3の検
出手段によって検出された上記受信光の光軸からのずれ
の情報とに基づいて、上記送信光の光軸からのずれの情
報が上記受信光の光軸からのずれの情報に一致するよう
に上記第2の移動手段を制御する第2の制御手段とをさ
らに備える。
【0054】ここで、上記折り返し用反射鏡が上記主鏡
に設けられているので、上記光通信機から上記光学接続
手段を介して上記光アンテナの副鏡及び主鏡までの光学
系についての、上記送信光の光軸からのずれを補正して
上記受信光の光軸に一致させることができる。従って、
従来装置に比較して小型・軽量であって、上記光通信機
から上記光学接続手段を介して、さらに上記光アンテナ
の副鏡を介して主鏡までの光学系の配置をより精確に調
整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施例である、光アンテナと
光通信用光学系の調整システムとを含む光通信機のブロ
ック図である。
【図2】 図1の光アンテナの構造の詳細を示す拡大断
面図である。
【図3】 図1のCCDセンサの光検出面を示す正面図
である。
【図4】 図1のQDセンサの光検出面を示す正面図で
ある。
【図5】 凹の放物面鏡の動作を示す断面図である。
【図6】 凹の球面鏡の動作を示す断面図である。
【図7】 本発明に係る凹の放物面鏡と凹の球面鏡とを
備えた光アンテナの主鏡の動作を示す断面図である。
【図8】 図1の光通信用光学系の調整システムによっ
て実行される調整処理を示す制御フローのフローチャー
トである。
【符号の説明】
1…主鏡、 1a…凹の放物面鏡、 1b…凹の球面鏡、 1d…2軸ジンバル、 2…副鏡、 2d…副鏡駆動機構、 3…フード、 4…接眼レンズ、 10…光アンテナ、 11…FPM、 12,13,14…ビームスプリッタ、 15…PAM、 20…MPU、 30…CCDセンサ、 31…CCD処理回路、 32…QDセンサ、 33…QD処理回路、 34…PDセンサ、 35…復調器、 36……変調器、 37…レーザダイオード、 Fp…凹の放物面鏡1aの焦点、 Rc…凹の球面鏡1bの曲率中心。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ光軸を中心としてかつ互いに所
    定間隔だけ離れて設けられた主鏡と副鏡とを備え、光通
    信機から出力された送信光を上記副鏡と上記主鏡で順次
    反射した後、相手方の光アンテナに送信する光アンテナ
    と、上記光アンテナと上記光通信機とを光学的に接続す
    る光学接続手段とを備えた光通信機光学系のアライメン
    ト調整システムにおいて、 上記主鏡はリング形状を有する、凹の放物面鏡又は放物
    面に近い凹の双曲面鏡であり、 上記主鏡の焦点と折り返し用反射鏡の曲率中心とが一致
    するように上記主鏡と一体的にかつ上記光軸を中心とし
    て上記主鏡とともに同心状に形成された、リング形状を
    有する、凹の球面鏡又は球面に近い凹の楕円面鏡にてな
    り、上記送信光の一部を折り返して反射する折り返し用
    反射鏡と、 上記折り返し用反射鏡によって折り返されて反射された
    折り返し送信光の平均半径を測定することにより上記送
    信光の焦点ずれの情報を検出する第1の検出手段と、 上記副鏡を上記光軸と平行であって上記主鏡に向かう前
    方方向もしくはそれと反対の後方方向に移動させる第1
    の移動手段と、 上記第1の検出手段によって検出された上記送信光の焦
    点ずれの情報に基づいて上記送信光の焦点ずれがなくな
    るように上記第1の移動手段を制御する第1の制御手段
    とを備えたことを特徴とする光通信機光学系のアライメ
    ント調整システム。
  2. 【請求項2】 上記光アンテナは、上記相手方の光アン
    テナから受信された受信光を上記主鏡と上記副鏡で順次
    反射した後、上記光学接続手段を介して上記光通信機に
    出力し、 上記光通信機光学系のアライメント調整システムは、 上記折り返し送信光に基づいて上記光アンテナにおける
    上記送信光の光軸からのずれの情報を検出する第2の検
    出手段と、 上記受信された受信光に基づいて上記光アンテナにおけ
    る上記受信光の光軸からのずれの情報を検出する第3の
    検出手段と、 上記光学接続手段における上記送信光の光軸を移動させ
    る第2の移動手段と、 上記第2の検出手段によって検出された上記送信光の光
    軸からのずれの情報と、上記第3の検出手段によって検
    出された上記受信光の光軸からのずれの情報とに基づい
    て、上記送信光の光軸からのずれの情報が上記受信光の
    光軸からのずれの情報に一致するように上記第2の移動
    手段を制御する第2の制御手段とをさらに備えたことを
    特徴とする請求項1記載の光通信機光学系のアライメン
    ト調整システム。
  3. 【請求項3】 上記主鏡を外周部に設ける一方、上記折
    り返し用反射鏡を内周部に設け、上記折り返し用反射鏡
    は、上記光軸を含みかつ上記光軸を中心として同心状に
    設けられ上記送信光又は上記受信光を通過させる光通過
    孔を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の光通
    信機光学系のアライメント調整システム。
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