JPH0820381A - 係留切離し装置 - Google Patents

係留切離し装置

Info

Publication number
JPH0820381A
JPH0820381A JP17616094A JP17616094A JPH0820381A JP H0820381 A JPH0820381 A JP H0820381A JP 17616094 A JP17616094 A JP 17616094A JP 17616094 A JP17616094 A JP 17616094A JP H0820381 A JPH0820381 A JP H0820381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
anchor
disconnecting
hydraulic pressure
mooring line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP17616094A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Takeda
悟 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP17616094A priority Critical patent/JPH0820381A/ja
Publication of JPH0820381A publication Critical patent/JPH0820381A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/20Adaptations of chains, ropes, hawsers, or the like, or of parts thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B2021/003Mooring or anchoring equipment, not otherwise provided for
    • B63B2021/004Quick release elements in mooring connections

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業船11を台風避難等のため移動させる場
合、何時でも簡単迅速に係留ライン15から錨12を切
り離すことができる。 【構成】 係留ライン15と錨12とを連結する液圧駆
動の切離し金物60と、切離し指令信号を伝達する送信
装置22及び受信装置と、電気リレー等の電気回路及び
電磁切換弁等の液圧装置ならびに前記受信装置を内装し
切離し金物60に液圧を伝達するホース51,52が連
結されたブイ50とからなる。また、切離し金物60
は、係留ライン側に連結された第1の部材と、錨側に連
結された第2の部材と、この両部材を連結するように挿
入される挿入部材と、この挿入部材を弾性力又は液圧力
により挿入・抜脱する液圧手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、作業船(各種の作業
船,石油掘削リグ等を含む)の位置を設定する係留ライ
ン(係留用のホーサー,ワイヤロープ,鎖等)を海底
(水底,湖底等を含む)にある錨(錨に付属する鎖,沈
錘等を含む)から切り離す係留切離し装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】作業船等は4本乃至6本程度の長い係留
ラインを四方に延ばし、その先端に連結した錨等を海底
に打ち込んで固定し、ウインチにより各方向の係留ライ
ンを巻き取り又は巻き出して、船の位置を所定の作業場
所に設定して浚渫,杭打ち等の作業を行う。従来、この
ようにして係留されている作業船を台風が来るため安全
な場所に避難させるなどの場合、各係留ラインの先端の
錨を、別の錨専用の作業船で海底から引き抜いて回収し
た後、係留ラインを作業船に巻き込み、安全な場所に作
業船を曳航移動させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】台風避難などのため作
業船を移動させるときの従来の作業要領は上記のようで
あるが、海底にある錨を錨専用の別の作業船により引き
抜き引き上げる必要がある。また、4乃至6個の錨を引
き上げるにはかなりの時間が必要となる。また、錨の海
底へのくい込みが激しく引き抜きに手間どり、台風襲来
前に作業船を曳航移動避難させることが間に合わず、海
難事故となるおそれもある。また、錨の引き抜きに時間
の余裕をみれば、それだけ作業船の操業度が低下すると
いうような課題があった。
【0004】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、作業船を台風避難などのため移動させる場
合、錨専用の作業船など必要なく、何時でも簡単に係留
ラインから錨を切り離すことができる係留切離し装置を
得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る係留切離
し装置は、係留ラインと錨とを連結し液圧により切離し
可能な切離し金物と、切離し指令により液圧の切り換え
を行う電気回路及び液圧装置と、この電気回路及び液圧
装置を内装し、前記切離し金物に液圧を伝達するホース
が連結された切離し用ブイとからなるものである。ま
た、前記切離し用ブイに受信装置を設け、切離し指令信
号を送信装置により送るようにしたものである。また、
前記切離し金物は、係留ライン側に連結された第1の部
材と、錨側に連結された第2の部材と、この両部材を連
結するように挿入される抜脱可能な挿入部材と、この挿
入部材を弾性力又は液圧力により挿入し、液圧力の切り
換えにより液圧力又は弾性力により前記挿入部材を抜脱
して連結を切り離す液圧手段とからなるものである。ま
た、前記液圧装置は液圧源及び電磁切換弁を有し、前記
電気回路は電気リレー及び電源装置を有するものであ
る。
【0006】
【作用】この発明における係留切離し装置の切離し用ブ
イに内装された電気回路に切離し指令を送れば、電気回
路及び液圧装置は液圧の切り換えを行い、その液圧はホ
ースを介して切離し金物に伝達され、切離し金物は係留
ラインと錨との連結を切り離す。また、送信装置により
切離し指令信号を切離し用ブイに内装された受信装置に
送れば上記動作を行う。また、切離し金物は、弾性力又
は液圧力により挿入された挿入部材を、切り換えられた
液圧力又は弾性力により抜脱して連結を切り離す。ま
た、電気リレーによって電磁切換弁を切り換えれば、液
圧が切り換えられて上記動作を行う。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、11は作業船、12は海底(水
底,湖底等)97に投下された錨、13は錨12に連結
されている錨鎖、15はウインチ16により巻出し巻込
みされる係留ワイヤロープであり、錨鎖13と係留ワイ
ヤロープ15とはこの発明による切離し金物60により
連結されている。一般に、作業船等は、このような数百
メートルの長い係留ラインを四方に4本乃至6本程度設
け、ウインチ16により各方向の係留ワイヤロープ15
を巻き取り又は巻き出して作業船11の位置を設定し、
浚渫,杭打ち等の作業を行う。台風避難等のためこの作
業船11を移動させようとする場合、従来、各係留ライ
ンの先端の錨を、別の錨専用の作業船で海底から引き抜
いて回収しているが、錨の引き抜きに手間どって海難の
おそれもあったが、この発明による係留切離し装置によ
りこの問題を解消するものである。
【0008】この係留切離し装置には、図1に示すよう
に、海底97にあって係留ラインを連結している切離し
金物60の他に、海面98に浮かぶ切離し用ブイ50が
あり、切離し金物60と切離し用ブイ50との間には、
水深よりかなり長い丈夫でフレキシブルな液圧を伝達す
る第1ホース51及び第2ホース53が連結されてい
る。切離し用ブイ50内には液圧装置,電源,無線受信
器等が設けられ、図1には無線受信器のアンテナ321
が示されている。また、作業船11の甲板上には無線送
信器22を持った操作者23が示され、操作者23が指
令スイッチ24を押すことにより、アンテナ221から
出た切離し信号25が切離し用ブイ50のアンテナ32
1に受信される構成となっている。
【0009】切離し金物60は、図4に示すように、上
下部材にすべり軸受613が嵌着された穴があけられた
コ字状の錨側金物61と、錨側金物61のコ字状の間に
入るワイヤ側金物62と、錨側金物61の上下部材の穴
からワイヤ側金物62の穴に抜脱可能に挿入される上下
一対の連結ピン63と、連結ピン63を挿入抜脱するよ
うに錨側金物61の上下部材の外側に着設された挿入抜
脱装置とからなる。錨側金物61には錨鎖側シャックル
133が連結され、ワイヤ側金物62にはワイヤ側シャ
ックル155が連結される。使い勝手によっては、錨側
金物61にワイヤ側シャックル155を連結し、ワイヤ
側金物62に錨鎖側シャックル133を連結してもよ
い。
【0010】切離し金物60の連結・切離しをする連結
ピン63の挿入抜脱装置は、図4に示すように、錨側金
物61の上下部材の両外側に連結ピン63の周囲に着設
された中空の液圧シリンダ66と、液圧シリンダ66の
上下端にカバー取付ボルト662で取り付けられたシリ
ンダカバー661と、液圧シリンダ66内に図の上下方
向に滑動可能に挿入された中空のピストン67と、ピス
トン67を連結ピン63に連結する連結部材671及び
連結ナット632と、液圧シリンダ66の中空部内の連
結ピン63の周囲に設けられたコイルばね65とからな
る。図4では、コイルばね65は、連結ピン63をワイ
ヤ側金物62の中心に向かって(断面図で下方へ)押さ
せるように設けられている。ピストン67と液圧シリン
ダ66及びシリンダカバー661との間を液密にするた
めシール676,677及び668が装填されている。
液圧シリンダ66には、断面図でピストン67の下室に
連通する液圧ポート66aと、上室に連通する液圧ポー
ト66bとがあけられている。液圧ポート66a,66
bにはホース51,53が接続される。
【0011】切離し用ブイ50には、図2に示すよう
に、無線受信器32,アンテナ321等の無線受信装置
と、太陽電池33,蓄電池34等の電源装置と、電磁切
換弁41,アキュムレータ42等の液圧装置とが設けら
れている。電力補充用の太陽電池33は整流器35を介
して蓄電池34の電源回路に接続され、この電源回路は
受信器用遮断器36(常時ON)を介して無線受信器3
2に接続され、また、電磁弁用遮断器37(常時ON)
及び電気リレー38(励磁ON)を介して電磁切換弁4
1に接続されている。電気リレー38は、無線受信器3
2が切離し信号を受信したとき励磁されてONになるも
のである。
【0012】図2において、アキュムレータ42には、
高圧液路止め弁43(常時開)を経て電磁切換弁41に
入り、電磁切換弁41から出てホース継手52により第
1ホース51に接続された液圧管路が設けられている。
また、必要なときにアキュムレータ42に充液をするこ
とができるように逆止弁付充液口45が、充液止め弁4
4(常時閉)を介して設けられている。図2に示す電磁
切換弁41は、係留ライン連結状態などの常時は、図示
のように、アキュムレータ42からの高圧管路は閉じ、
第1ホース51からの管路は戻り液タンク46に通じて
いる。切離し作動時にはスプールが図の右へ移動して、
アキュムレータ42からの高圧管路は第1ホース51に
通となる。第2ホース53はホース継手54に接続され
て、戻り液タンク46に入る管路に連結されている。ホ
ース51及び53は切離し金物60に接続連結されてい
る。また、ホース51及び53は、切離し用ブイ50が
風波浪などによる動揺や流され移動などに十分耐えるよ
うに、ワイヤロープ又は繊維ロープ等と一緒に束ねて補
強しておく必要がある。なお、アキュムレータ42等の
液圧装置に充填する液は、純水,水・グリコールあるい
は鉱物油などを用いればよい。
【0013】次に、図1,図2及び図4に示す実施例の
動作について説明する。係留ライン連結状態などの常時
は、図2に示すように、電気リレー38はOFFであ
り、電磁切換弁41のスプールはばねに押されて左位置
で閉となっており、アキュムレータ42からの高圧の液
圧は切離し金物60に行かないので、図4に示すよう
に、コイルばね65の力により連結ピン63は断面図で
下方に押し下げられてワイヤ側金物62の穴に嵌入して
いるので、錨側金物61は連結ピン63を介してワイヤ
側金物62に連結されている。連結ピン63はコイルば
ね65の力で押し込まれているので外れることはない。
すなわち、この切離し金物60により、錨12側の錨鎖
側シャックル133と係留ワイヤロープ15側のワイヤ
側シャックル155とが連結されている。
【0014】この係留ラインを切り離す必要が生じたと
きは、図1に示すように作業船11上あるいはボートに
乗って切離し用ブイ50に近ずいた操作者23が、無線
送信器22の指令スイッチ24を操作し又は押してアン
テナ221から切離し信号25を発信させると、切離し
信号25は切離し用ブイ50のアンテナ321に達し、
図2に示す無線受信器32に入り、電気リレー38がO
Nになり、蓄電池34から電磁切換弁41に通電し、電
磁切換弁41のスプールが図の右方へ移動して通とな
り、アキュムレータ42内の高圧の作動液は電磁切換弁
41,第1ホース51を通って、図4の断面図に示すよ
うに、液圧ポート66aから液圧シリンダ66内のピス
トン67の下室に入り、ピストン67を押し上げる。ピ
ストン67が上昇すると、連結部材671,連結ナット
632を介して連結ピン63が、コイルばね65の力に
逆らって上昇する。連結ピン63の下端がワイヤ側金物
62の穴の上端より上に上がれば、ワイヤ側金物62は
錨側金物61から外れ、連結が切り離される。
【0015】次に、図3に示す切離し用ブイ50の実施
例について説明する。無線受信器32,アンテナ32
1,太陽電池33,蓄電池34,電磁切換弁41,アキ
ュムレータ42等が設けられていることは図2に示す切
離し用ブイと同様であるが、図3においては、電磁切換
弁41は常時は通であり、また、図4において、第1ホ
ース51は液圧ポート66bに接続し、第2ホース53
は液圧ポート66aに接続するように連結される。ま
た、コイルばね65は図示と逆に連結ピン63を引き抜
く方向に復元力が働くように設けられている。
【0016】図3において、係留ライン連結状態などの
常時は、電気リレー38はOFFであり、電磁切換弁4
1は図示の位置にあり、アキュムレータ42からの高圧
の液圧は、電磁切換弁41,ホース継手52,第1ホー
ス51を経て、図4に示す切離し金物60の断面図の液
圧ポート66bから液圧シリンダ66内のピストン67
上室に入り、ピストン67を押し下げ、連結部材671
を介して連結ピン63を押し下げ、連結ピン63がワイ
ヤ側金物62の穴の中に入り、錨側金物61とワイヤ側
金物62とを連結している。液圧シリンダ66内のピス
トン67の下室は第2ホース53で図3の戻り液タンク
46に連結されておりピストン67の位置を拘束しな
い。
【0017】図1の無線送信器22から送られた切離し
信号25が、図3において、アンテナ321に達する
と、無線受信器32は電気リレー38をONとし、蓄電
池34から電磁切換弁41に通電し、電磁切換弁41は
図の右方へ移動して、アキュムレータ42からの高圧管
路は遮断され、第1ホース51に接続する管路は戻り液
タンク46に接続される。したがって、図4において、
ピストン上室にかかってピストン67を押し下げていた
液圧が無圧になり、図示と逆に、連結ピン63を押し上
げる方向に働くように設けられたコイルばね65の弾性
復元力により、連結ピン63はワイヤ側金物62の穴か
ら引き抜かれ、錨側金物61とワイヤ側金物62との連
結は切り離される。
【0018】次に、図5に示す実施例について説明す
る。図5においては、以上の実施例と異なるところを説
明するため、切離し用ブイ50内の装備品は液圧装置の
要部のみを示し、切離し金物60については模式的に要
部のみを示した。図5における電磁切換弁41は、4ポ
ートばね復帰電磁式である。常時は図示のようにアキュ
ムレータ42からの高圧液圧は第1ホース51を経て切
離し金物60の液圧シリンダ66のピストン67の上室
に通じ、ピストン67の下室は第2ホース53を経て戻
り液タンク46に通じている。したがって、常時は図示
のように、ピストン上室に高圧の液圧がかかってピスト
ン67が押し下げられて連結ピン63がワイヤ側金物6
2の穴に嵌入して錨側金物61とワイヤ側金物62とは
連結されている。
【0019】図5において、切離し指令により電磁切換
弁41のスプールが図の右方へ移動すれば、アキュムレ
ータ42からの高圧液圧は電磁切換弁41で第2ホース
53に入り、切離し金物60の液圧シリンダ66のピス
トン下室に入り、また、ピストン上室は第1ホース51
を経て電磁切換弁41で戻り液タンク46への管路に接
続するように切り換わる。したがって、ピストン下室に
入る高圧液圧はピストン67を上方へ押し上げ、連結ピ
ン63も上がり、ワイヤ側金物62の穴から抜けると、
錨側金物61とワイヤ側金物62とは切り離される。以
上のように、図5に示す実施例では液圧のみで連結ピン
63を昇降させるので、図4に示すコイルばね65は不
要である。
【0020】なお、図2及び図3において、アキュムレ
ータ42に充液をするときは、高圧液路止め弁43を閉
め、充液液路止め弁44を開けて充液口45から注入す
る。注入は手動ポンプで行えばよい。電動ポンプ,圧力
スイッチ等を設けて自動的に充液させるようにしてもよ
い。また、アキュムレータ42の液圧を検出する圧力ス
イッチ,圧力センサなどを切離し用ブイ50内に設け、
無線受信器32及び無線送信器22を無線送受信機と
し、アキュムレータ42内の液圧を示す信号を無線送受
信器32から無線送受信器22へ送らせて、液圧不足の
警報を出させるなどの遠隔監視をすることができるよう
にしてもよい。
【0021】なお、上記実施例においては、連結切離し
指令は無線送信器22から切離し用ブイ50の無線受信
器32に無線で送る構成としたが、有線で電磁切換弁4
1に直接通電して連結切離しをさせる構成としてもよ
い。このような構成では送信器,受信器等は不要とな
る。また、上記実施例においては、電源補充用として太
陽電池33を設けたが、長期間放置するものでない限
り、必ずしも設ける必要はない。また、切離し金物60
は一方を錨側に連結し、他方を船側の係留ラインンに連
結すればよく、連結箇所を特定する必要はない。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、係留
ラインと錨等との連結を遠隔操作により切り離すように
したので、簡単迅速に切り離すことができ、作業船等の
台風避難等を迅速に行うことができ、操業率や安全を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による係留切離し装置の全
体概略図である。
【図2】この発明の第1実施例による切離し用ブイの回
路等の図である。
【図3】この発明の第2実施例による切離し用ブイの回
路等の図である。
【図4】この発明の一実施例による切離し金物の側面断
面図である。
【図5】この発明の他の実施例による係留切離し装置の
要部の模式図である。
【符号の説明】
11:作業船、 12:錨、15:係留ワイヤロープ、
22:無線送信器、32:無線受信器、 33:太陽
電池、34:蓄電池、 38:電気リレー、41:電磁
切換弁、 42:アキュムレータ、50:切離し用ブ
イ、 51:第1ホース、53:第2ホース、 60:
切離し金物、61:錨側金物、 62:ワイヤ側金物、
63:連結ピン、 65:コイルばね、66:液圧シリ
ンダ、 67:ピストン。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係留ライン側に連結された第1の部材
    と、錨側に連結された第2の部材と、この両部材を連結
    するように挿入される抜脱可能な挿入部材と、この挿入
    部材を弾性力又は液圧力により挿入し、液圧力の切り換
    えにより液圧力又は弾性力により前記挿入部材を抜脱し
    て連結を切り離す液圧手段とからなることを特徴とする
    切離し金物。
  2. 【請求項2】 挿入・抜脱されて連結・切離しをする連
    結ピンと、この連結ピンが挿入される穴があけられ、係
    留ライン側又は錨側に連結される連結用環部が形成され
    た第1部材と、この第1部材を挾むように二又状に形成
    されて前記連結ピンが前記第1部材の穴に挿入されるよ
    うに貫通する穴があけられ、錨側又は係留ライン側に連
    結される連結用環部が形成された第2部材と、この第2
    部材の前記穴の外側に設けられた液圧シリンダと、この
    液圧シリンダ内に移動可能に嵌挿され液圧により前記第
    1部材の穴から抜脱させるように前記連結ピンに連結さ
    れたピストンと、前記連結ピンを前記第1部材の穴に挿
    入させるように加力するばねとからなることを特徴とす
    る切離し金物。
  3. 【請求項3】 切離し指令信号を受信する受信装置と、
    係留ラインと錨等とを連結する液圧駆動の切離し金物に
    ホースを介して液圧を伝達する電磁切換弁及び液圧源を
    有する液圧装置と、前記受信装置が切離し指令信号を受
    信したとき前記電磁切換弁に切り換え動作をさせる電気
    リレー及び電源装置を有する電気回路とを内装すること
    を特徴とする切離し用ブイ。
  4. 【請求項4】 係留ラインと錨とを連結する液圧駆動の
    切離し金物と、切離し指令信号を伝達する送信装置及び
    受信装置と、この受信装置が前記切離し指令信号を受信
    したとき液圧の切り換えを行う電気回路及び液圧装置
    と、この電気回路及び液圧装置ならびに前記受信装置を
    内装し、前記切離し金物に液圧を伝達するホースが連結
    された切離し用ブイとからなる係留切離し装置。
  5. 【請求項5】 係留ライン側に連結された第1の部材
    と、錨側に連結された第2の部材と、この両部材を連結
    するように挿入される抜脱可能な挿入部材と、この挿入
    部材を弾性力又は液圧力により挿入し、液圧力の切り換
    えにより液圧力又は弾性力により前記挿入部材を抜脱し
    て連結を切り離す液圧手段とを有する切離し金物と、切
    離し指令信号を伝達する送信装置及び受信装置と、電磁
    切換弁及び液圧源を有する液圧装置と、前記受信装置が
    切離し指令信号を受信したとき前記電磁切換弁に切り換
    え動作をさせる電気リレー及び電源装置を有する電気回
    路と、この電気回路及び前記液圧装置ならびに前記受信
    装置を内装し、前記切離し金物に液圧を伝達するホース
    が連結された切離し用ブイとからなる係留切離し装置。
  6. 【請求項6】 係留ラインと錨とを連結する液圧駆動の
    切離し金物と、電気ケーブルを通して通電することによ
    り液圧の切り換えを行う電気回路及び液圧装置と、この
    電気回路及び液圧装置を内装し、前記切離し金物に液圧
    を伝達するホースが連結された切離し用ブイとからなる
    係留切離し装置。
JP17616094A 1994-07-06 1994-07-06 係留切離し装置 Withdrawn JPH0820381A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17616094A JPH0820381A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 係留切離し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17616094A JPH0820381A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 係留切離し装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0820381A true JPH0820381A (ja) 1996-01-23

Family

ID=16008720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17616094A Withdrawn JPH0820381A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 係留切離し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0820381A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001032501A1 (en) * 1999-11-01 2001-05-10 Offshore Energy Development Corporation Subsea anchor line connection method and connector for use therein
JP2006306158A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Kobelco Cranes Co Ltd 作業用台船およびその移動方法
WO2012151608A1 (en) * 2011-05-12 2012-11-15 Maritime Engineers Pty Ltd Emergency anchor release system
JP2014117980A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Chugoku Electric Power Co Inc:The 浮標の設置方法
CN109263805A (zh) * 2018-11-09 2019-01-25 中国船舶重工集团公司第七〇九研究所 软刚臂单点系泊***的切割式应急解脱方法
WO2020085598A1 (ko) * 2018-10-23 2020-04-30 주식회사 선광코리아 수상태양광 부력체의 수위 적응식 계류장치
CN113772044A (zh) * 2021-09-28 2021-12-10 中海石油技术检测有限公司 一种海上单点系泊更换维修方法
ES2939782A1 (es) * 2021-10-26 2023-04-26 Univ Nacional De Educacion A Distancia Uned Sistema y procedimiento para el atraque y desatraque automatico de un vehiculo autonomo de superficie o submarino

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6719497B1 (en) 1999-11-01 2004-04-13 Offshore Energy Development Corporation Subsea anchor line connection method and connector for use therein
AU777356B2 (en) * 1999-11-01 2004-10-14 Offshore Energy Development Corporation Subsea anchor line connection method and connector for use therein
WO2001032501A1 (en) * 1999-11-01 2001-05-10 Offshore Energy Development Corporation Subsea anchor line connection method and connector for use therein
JP2006306158A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Kobelco Cranes Co Ltd 作業用台船およびその移動方法
JP4626378B2 (ja) * 2005-04-26 2011-02-09 コベルコクレーン株式会社 作業用台船およびその移動方法
AU2012253203B2 (en) * 2011-05-12 2014-07-24 Maritime Engineers Pty Ltd Emergency anchor release system
WO2012151608A1 (en) * 2011-05-12 2012-11-15 Maritime Engineers Pty Ltd Emergency anchor release system
JP2014117980A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Chugoku Electric Power Co Inc:The 浮標の設置方法
WO2020085598A1 (ko) * 2018-10-23 2020-04-30 주식회사 선광코리아 수상태양광 부력체의 수위 적응식 계류장치
CN109263805A (zh) * 2018-11-09 2019-01-25 中国船舶重工集团公司第七〇九研究所 软刚臂单点系泊***的切割式应急解脱方法
CN113772044A (zh) * 2021-09-28 2021-12-10 中海石油技术检测有限公司 一种海上单点系泊更换维修方法
CN113772044B (zh) * 2021-09-28 2023-10-31 中海石油技术检测有限公司 一种海上单点系泊更换维修方法
ES2939782A1 (es) * 2021-10-26 2023-04-26 Univ Nacional De Educacion A Distancia Uned Sistema y procedimiento para el atraque y desatraque automatico de un vehiculo autonomo de superficie o submarino
WO2023073258A1 (es) * 2021-10-26 2023-05-04 Universidad Nacional De Educación A Distancia (Uned) Sistema y procedimiento para el atraque y desatraque automático de un vehículo autónomo de superficie o submarino

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4318641A (en) Method for securing a tubular element to the bottom of a body of water and apparatus for carrying out this method
US5044827A (en) Method for recovering wet buckled pipe
JP5501356B2 (ja) 海洋における連結システム及び方法
CN107600326B (zh) 一种用于深海浮标的可释放式重力锚***
EP2784364B1 (en) System and method for connecting a line to a marine device
CN213057414U (zh) 一种感应耦合垂直剖面观测***的回收布放***
JPH0820381A (ja) 係留切離し装置
US20170130415A1 (en) On-board re-inflatable containment boom and control system
US4190382A (en) Separable trenching apparatus
CN116101428A (zh) 一种浮标固放装置
KR101281652B1 (ko) 케이슨 파이프를 구비한 선박을 이용한 해양플랜트 앵커링 방법
JPH0820382A (ja) 係留切離し金物
US7484467B1 (en) Deep water lift system remote pendant
KR101324118B1 (ko) 케이슨 파이프를 구비한 선박을 이용한 유빙 관리 방법
KR101281654B1 (ko) 케이슨 파이프를 구비한 선박의 앵커링 방법
US3990255A (en) Apparatus for securing cable
WO2021158119A1 (en) Containment boom, system, and method for confining an oil spill
RU2135389C1 (ru) Способ подъема судна с донного грунта
CN102673751A (zh) 一种带有遇险自动求救报警器的船舶
KR101346258B1 (ko) 케이슨 파이프를 구비한 선박
AU2021223210B2 (en) A method and a system for transferring fluid
RU2714336C1 (ru) Система подводного позиционирования устройства типа "купол" для ликвидации подводных разливов нефти
JP2003226484A (ja) 水中設置重量物の吊り降し設置方法及び該方法に使用される連結切り離し装置
CN113389527A (zh) 一种海洋压裂用高压软管卷扬滚筒辅助装置
Houbolt Transferable deep-sea coring gear

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011002