JPH08201919A - 巻き取りスクリーン - Google Patents
巻き取りスクリーンInfo
- Publication number
- JPH08201919A JPH08201919A JP7014518A JP1451895A JPH08201919A JP H08201919 A JPH08201919 A JP H08201919A JP 7014518 A JP7014518 A JP 7014518A JP 1451895 A JP1451895 A JP 1451895A JP H08201919 A JPH08201919 A JP H08201919A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- take
- radius
- core
- winding core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は横しわの生じない巻き取り式ハイゲ
イン化スクリーンを提供することを目的とする。 【構成】 巻き取り芯1に巻回される巻き取りスクリー
ン2であって、巻き取り芯1として、0°位置から36
0°位置までの間において半径が徐々に増加し、360
°位置の半径と0°位置の半径との差がtとなる段差3
付巻き取り芯1を採用し、スクリーン2として、厚さが
前記tであり、スクリーン2の柔軟性がヘアピンカーブ
法で150mm以下であるスクリーン2を採用し、前記
巻き取り芯1の段差3に前記スクリーン2を接着層4を
介して付設し、この接着層4の厚さを80μm以下に設
定したものである。
イン化スクリーンを提供することを目的とする。 【構成】 巻き取り芯1に巻回される巻き取りスクリー
ン2であって、巻き取り芯1として、0°位置から36
0°位置までの間において半径が徐々に増加し、360
°位置の半径と0°位置の半径との差がtとなる段差3
付巻き取り芯1を採用し、スクリーン2として、厚さが
前記tであり、スクリーン2の柔軟性がヘアピンカーブ
法で150mm以下であるスクリーン2を採用し、前記
巻き取り芯1の段差3に前記スクリーン2を接着層4を
介して付設し、この接着層4の厚さを80μm以下に設
定したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は巻き取りスクリーンに関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら巻き取りスクリーンとしてはゲインが低いホワイトマ
ットスクリーン、回帰反射型スクリーン(ビーズを使
用)が主流であった。
ら巻き取りスクリーンとしてはゲインが低いホワイトマ
ットスクリーン、回帰反射型スクリーン(ビーズを使
用)が主流であった。
【0003】ところで、近年、プロジェクターとしては
液晶プロジェクターが主流になり、明るい部屋でも観賞
可能にする為、プロジェクターの出力アップのみなら
ず、スクリーンもハイゲイン化する傾向がある。
液晶プロジェクターが主流になり、明るい部屋でも観賞
可能にする為、プロジェクターの出力アップのみなら
ず、スクリーンもハイゲイン化する傾向がある。
【0004】しかながら、ハイゲイン化したスクリーン
を巻き取りスクリーンに採用した場合、当該スクリーン
に巻き取りによる横しわが生じ、商品価値を損なうとい
う問題が生じる。
を巻き取りスクリーンに採用した場合、当該スクリーン
に巻き取りによる横しわが生じ、商品価値を損なうとい
う問題が生じる。
【0005】この点を詳述すると次の通りである。
【0006】これまでの巻き取りスクリーン23は、巻き
取り芯21として、図1に図示したように断面円形の棒体
に断面ほぼ三角状の溝22を棒体長さ方向に形成したもの
を採用し、この溝22の底面にスクリーン23の基端を所定
巾で接着し、この溝22から該スクリーン23を溝22の角縁
22aを介して導出し、巻き取り芯21に巻回するという構
造である(以下、従来例という。)。
取り芯21として、図1に図示したように断面円形の棒体
に断面ほぼ三角状の溝22を棒体長さ方向に形成したもの
を採用し、この溝22の底面にスクリーン23の基端を所定
巾で接着し、この溝22から該スクリーン23を溝22の角縁
22aを介して導出し、巻き取り芯21に巻回するという構
造である(以下、従来例という。)。
【0007】本発明者は種々実験したところ、図1に係
る従来例は溝22の角縁22a,22b及び溝22の開口部22c
の存在により巻き取ったスクリーン23を図2のように展
開すると、横しわイ,ロ,ハが生じることを確認した。
尚、横しわイは溝22の角縁22aにより生じるしわ、横し
わロは溝22の開口部22cにより生じるしわ、横しわハは
溝22の角縁22bにより生じるしわである。
る従来例は溝22の角縁22a,22b及び溝22の開口部22c
の存在により巻き取ったスクリーン23を図2のように展
開すると、横しわイ,ロ,ハが生じることを確認した。
尚、横しわイは溝22の角縁22aにより生じるしわ、横し
わロは溝22の開口部22cにより生じるしわ、横しわハは
溝22の角縁22bにより生じるしわである。
【0008】これらの横しわイ,ロ,ハは前記したゲイ
ンの低いスクリーンの場合にはスクリーン面が暗いため
それ程目立つことはない。即ち、観賞の障害にはならな
い。 ところが、ハイゲイン化スクリーンの場合にはスクリー
ン面が明るい為、これらの横しわイ,ロ,ハは非常に目
立つことになり、よって、観賞に障害となる。 本発明は、観覚の為展開した際に観賞に障害を来す横し
わが生じることのない巻き取りスクリーンを提供するも
のである。
ンの低いスクリーンの場合にはスクリーン面が暗いため
それ程目立つことはない。即ち、観賞の障害にはならな
い。 ところが、ハイゲイン化スクリーンの場合にはスクリー
ン面が明るい為、これらの横しわイ,ロ,ハは非常に目
立つことになり、よって、観賞に障害となる。 本発明は、観覚の為展開した際に観賞に障害を来す横し
わが生じることのない巻き取りスクリーンを提供するも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【0010】巻き取り芯1に巻回される巻き取りスクリ
ーン2であって、巻き取り芯1として、0°位置から3
60°位置までの間において半径が徐々に増加し、36
0°位置の半径と0°位置の半径との差がtとなる段差
3付巻き取り芯1を採用し、スクリーン2として、厚さ
が前記tであり、スクリーン2の柔軟性がヘアピンカー
ブ法で150mm以下であるスクリーン2を採用し、前
記巻き取り芯1の段差3に前記スクリーン2を接着層4
を介して付設し、この接着層4の厚さを80μm以下に
設定したことを特徴とする巻き取りスクリーンに係るも
のである。
ーン2であって、巻き取り芯1として、0°位置から3
60°位置までの間において半径が徐々に増加し、36
0°位置の半径と0°位置の半径との差がtとなる段差
3付巻き取り芯1を採用し、スクリーン2として、厚さ
が前記tであり、スクリーン2の柔軟性がヘアピンカー
ブ法で150mm以下であるスクリーン2を採用し、前
記巻き取り芯1の段差3に前記スクリーン2を接着層4
を介して付設し、この接着層4の厚さを80μm以下に
設定したことを特徴とする巻き取りスクリーンに係るも
のである。
【0011】
【作用】本発明者は種々の実験を行った結果、次の構造
の巻き取り芯1,スクリーン2を採用すれば展開時に該
スクリーン2に横しわが存しないことを確認した(図5
参照)。
の巻き取り芯1,スクリーン2を採用すれば展開時に該
スクリーン2に横しわが存しないことを確認した(図5
参照)。
【0012】本発明の特許請求の範囲はこの実験の結果
をまとめたものである。
をまとめたものである。
【0013】 巻き取り芯1…0°位置から360°
位置までの間において半径が徐々に増加し、360°位
置の半径と0°位置の半径との差がtとなる段差3付巻
き取り芯1を採用する。
位置までの間において半径が徐々に増加し、360°位
置の半径と0°位置の半径との差がtとなる段差3付巻
き取り芯1を採用する。
【0014】 スクリーン2…厚さが前記tであり、
スクリーン2の柔軟性がヘアピンカーブ法で150mm
以下であるスクリーン2を採用する。 スクリーン2を巻き取り芯1の段差3に付設する
際、接着層4の厚さを80μm以下にする。
スクリーン2の柔軟性がヘアピンカーブ法で150mm
以下であるスクリーン2を採用する。 スクリーン2を巻き取り芯1の段差3に付設する
際、接着層4の厚さを80μm以下にする。
【0015】
【実施例】図3〜7は本発明の一実施例を図示したもの
で、以下に説明する。
で、以下に説明する。
【0016】本実施例の巻き取り芯1の構造は次の
(1),(2)式により表される(図3,4参照)。ま
た、巻き取り芯1にスクリーン2がN回巻回された場合
の任意の位置の半径Rは、(3)式により表される。
尚、本実施例の場合、γο=38mmである。
(1),(2)式により表される(図3,4参照)。ま
た、巻き取り芯1にスクリーン2がN回巻回された場合
の任意の位置の半径Rは、(3)式により表される。
尚、本実施例の場合、γο=38mmである。
【0017】γθ=γο +(θ/2π)・t…(1) γ2π=γο +t…(2) γθ:γοから任意の角度θ位置における巻き取り芯1
の半径(0≦θ≦2π) γο:0°位置の巻き取り芯1の半径即ち最小半径 γ2π:360°位置の巻き取り芯1の半径 t:γ2π−γοであって、巻き取り芯1の段差3の高
さ、スクリーン2の厚さである R=γθ+ N・t…(3) R:γοから任意の角度θ位置における巻き取り芯1の
中心からスクリーン2の表面までの長さ N:スクリーン2の巻回数であって、整数 また、本実施例の巻き取り芯1は適宜な合成樹脂,アル
ミ等の適宜な金属で形成する。
の半径(0≦θ≦2π) γο:0°位置の巻き取り芯1の半径即ち最小半径 γ2π:360°位置の巻き取り芯1の半径 t:γ2π−γοであって、巻き取り芯1の段差3の高
さ、スクリーン2の厚さである R=γθ+ N・t…(3) R:γοから任意の角度θ位置における巻き取り芯1の
中心からスクリーン2の表面までの長さ N:スクリーン2の巻回数であって、整数 また、本実施例の巻き取り芯1は適宜な合成樹脂,アル
ミ等の適宜な金属で形成する。
【0018】また、本実施例のスクリーン2はヘアピン
カーブ法で150mm以下の特性を有する偏光板を使用
したハイゲイン化スクリーンで、その構造は図7に図示
した通り、250μm厚PVCフィルムA(支持材),
50μm厚PET蒸着フィルムB(反射材),30μm
厚PETフィルムC(偏光材),30μm厚OPPフィ
ルムD(拡散材)を適宜な接着剤により貼合せた構造で
ある(総厚さtは0.4mm)。
カーブ法で150mm以下の特性を有する偏光板を使用
したハイゲイン化スクリーンで、その構造は図7に図示
した通り、250μm厚PVCフィルムA(支持材),
50μm厚PET蒸着フィルムB(反射材),30μm
厚PETフィルムC(偏光材),30μm厚OPPフィ
ルムD(拡散材)を適宜な接着剤により貼合せた構造で
ある(総厚さtは0.4mm)。
【0019】ここでヘアピンカーブ法とは任意の部材を
図6のように一部を当接させて折り返した際の最大間隔
hの大きさにより該部材のしなり度合い(いわゆる腰)
を表すものである。
図6のように一部を当接させて折り返した際の最大間隔
hの大きさにより該部材のしなり度合い(いわゆる腰)
を表すものである。
【0020】この当該スクリーン2を前記巻き取り芯1
の段差3に適宜な接着剤を介して付設する。この接着剤
4は実験の結果、80μm以下であることが必要である
ということを確認した。80μm以上であると、この接
着剤4の存在によりスクリーン2に横しわが生じてしま
う。
の段差3に適宜な接着剤を介して付設する。この接着剤
4は実験の結果、80μm以下であることが必要である
ということを確認した。80μm以上であると、この接
着剤4の存在によりスクリーン2に横しわが生じてしま
う。
【0021】本実施例は上述のように構成したから、図
5に図示したように巻き取り後展開しても横しわの全く
生じないハイゲイン化スクリーンとなる。
5に図示したように巻き取り後展開しても横しわの全く
生じないハイゲイン化スクリーンとなる。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから巻き
取り後展開しても横しわの全く生じないスクリーンとな
る。
取り後展開しても横しわの全く生じないスクリーンとな
る。
【図1】従来例の側面図である。
【図2】従来例のスクリーンを展開した場合の正面図で
ある。
ある。
【図3】本実施例の側面図である。
【図4】本実施例の側面図である。
【図5】本実施例のスクリーンを展開した場合の正面図
である。
である。
【図6】ヘアピンカーブ法の説明図である。
【図7】本実施例のスクリーンの構造説明図である。
1 巻き取り芯 2 スクリーン 3 段差 4 接着層
Claims (1)
- 【請求項1】 巻き取り芯に巻回される巻き取りスクリ
ーンであって、巻き取り芯として、0°位置から360
°位置までの間において半径が徐々に増加し、360°
位置の半径と0°位置の半径との差がtとなる段差付巻
き取り芯を採用し、スクリーンとして、厚さが前記tで
あり、スクリーンの柔軟性がヘアピンカーブ法で150
mm以下であるスクリーンを採用し、前記巻き取り芯の
段差に前記スクリーンを接着層を介して付設し、この接
着層の厚さを80μm以下に設定したことを特徴とする
巻き取りスクリーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7014518A JPH08201919A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 巻き取りスクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7014518A JPH08201919A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 巻き取りスクリーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08201919A true JPH08201919A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11863326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7014518A Pending JPH08201919A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 巻き取りスクリーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08201919A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009134189A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Arisawa Mfg Co Ltd | 反射型スクリーン及びスクリーン装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05297464A (ja) * | 1992-04-20 | 1993-11-12 | Sony Corp | リバーシブルスクリーン |
JPH0643544A (ja) * | 1992-01-10 | 1994-02-18 | Kuraray Co Ltd | 反射型スクリーン |
JPH0655146B2 (ja) * | 1985-12-27 | 1994-07-27 | 財団法人化学及血清療法研究所 | シヤトルベクタ− |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP7014518A patent/JPH08201919A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0655146B2 (ja) * | 1985-12-27 | 1994-07-27 | 財団法人化学及血清療法研究所 | シヤトルベクタ− |
JPH0643544A (ja) * | 1992-01-10 | 1994-02-18 | Kuraray Co Ltd | 反射型スクリーン |
JPH05297464A (ja) * | 1992-04-20 | 1993-11-12 | Sony Corp | リバーシブルスクリーン |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009134189A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Arisawa Mfg Co Ltd | 反射型スクリーン及びスクリーン装置 |
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