JPH08201672A - 光学部材の固定構造 - Google Patents

光学部材の固定構造

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JPH08201672A
JPH08201672A JP2613395A JP2613395A JPH08201672A JP H08201672 A JPH08201672 A JP H08201672A JP 2613395 A JP2613395 A JP 2613395A JP 2613395 A JP2613395 A JP 2613395A JP H08201672 A JPH08201672 A JP H08201672A
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JP
Japan
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lens
optical
optical member
engaging
fixing structure
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JP2613395A
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English (en)
Inventor
Tadamasa Fuchida
忠正 渕田
Kazuhiro Yanagidaira
和寛 柳平
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Nippon Steel Texeng Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズを鏡筒に取付ける場合等に用いられる
光学部材の固定構造において、光学部材を位置精度良く
セットできるとともに、構造が簡素で、製造が容易な光
学部材の固定構造を実現する。 【構成】 光学レンズ6は、鏡筒2のレンズ収容部2a
内に収容され、鏡筒2の内部に形成された固定枠部21
と、鏡筒2に螺入された押え環3とによって挟持されて
いる。光学レンズ6には係合凹部64が形成され、この
係合凹部64は、固定枠部21の側面上に形成された係
合凸部22に対して、光学レンズ6の光軸方向に嵌合し
ている。係合凹部64は、光学部材6の芯レンズ体61
をインサートとする射出成形により被覆形成された樹脂
層62に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学部材の固定構造に係
り、特に光学レンズを鏡筒に取付ける場合に好適な固定
構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光学レンズは、通常、鏡筒内に高
精度に固定されて使用される。この固定構造は、例え
ば、図10に示すように、光学レンズ1を鏡筒2に形成
されたレンズ収容部2a内に導入し、光学レンズ1の鍔
部11をレンズ収容部2aの奥部に形成された固定枠部
21に当接させるとともに、鍔部11の外周部をレンズ
収容部2aの内周部に接触させた状態とし、導入側から
押え環3を鏡筒2に螺入して鍔部11を押さえるように
なっている。
【0003】ここで光学レンズ1は、中央に形成された
光学面部10と、その周囲に形成された鍔部11と、鍔
部11の上部に形成されたDカット部12とを有し、こ
のDカット部12の中央にゲートカット部13が形成さ
れている。このゲートカット部13は、光学レンズ1を
合成樹脂の射出成形により形成する場合、光学レンズ1
をランナから切断する際に形成されるものである。ゲー
トカット部13は光学レンズ1を固定するためにはなる
べく鍔部11に沿った円弧状縁部にて突出しないように
切断することが望ましいが、工程上切断位置の高精度化
が困難であることと、円弧状縁部を切断することにより
切断時にレンズ外縁部にクラックの発生する危険性があ
るため、直線状に形成されたDカット部12を設け、こ
のDカット部12から僅かに突出するように切断してゲ
ートカット部13を形成するようにしている。
【0004】図11は従来の光学レンズの他の固定構造
を示すものであり、この光学レンズ4の鍔部41の上部
には、鍔部41を厚さ方向に略2分割してその一方にD
カット部42が形成され、このDカット部42からゲー
トカット部43が僅かに突出するように形成されてい
る。この構造では、鍔部41の外周全てがレンズ収容部
2aの内周面に僅かな隙間を介して当接し、光学レンズ
4がレンズ収容部2aに嵌合された状態となっている。
【0005】図12は従来の光学レンズのさらに別の固
定構造を示すものであり、その光学レンズ5には鍔部が
設けられておらず、その曲面上に直接固定枠部21及び
押え環3が当接している。光学レンズ5の外縁部にはD
カット部52が直接形成され、このDカット部52から
ゲートカット部53が僅かに突出するように形成されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光学レンズ
の固定構造においては、特に図10及び図12に示す場
合、光学レンズの外周部に形成されたDカット部が鏡筒
内面から離れているために光学レンズが鏡筒のレンズ収
容部内で傾斜して光軸が倒れる場合があり、また、図1
0及び図12に示す場合はもとより図11に示す場合に
も、光学レンズの外周面とレンズ収容部の内周面との間
には僅かな隙間が必要となるため、光学レンズの光軸に
ずれが生じるという問題点がある。さらに、光学レンズ
のレンズ面の光軸に対する回転対称性が低い場合には回
転方向の位置決めも必要となるが、このような位置決め
は上記構造では困難でその位置決め調整に時間がかか
る。
【0007】また、図11に示す場合には光軸の倒れを
少なくすることができるが、上記のようなDカット部4
2を形成し、かつこのDカット部42にゲートを設ける
ためには、図11(b)に示す一点鎖線Aからキャビテ
ィが左右に開くように金型にスライド機構を設ける必要
があるため、金型が複雑になって高価になり、メンテナ
ンスも煩雑になるという問題点がある。
【0008】さらに、光学レンズを樹脂成形により行う
場合、一般的には金型から成形した光学レンズを離型さ
せるために突きピンで突き出すようにしている。しか
し、光学レンズの場合には屈折面に光学的精度が必要で
あるために、突きピンを当接させる場所をレンズ有効径
より外側に取る必要があり、この場合、突き出しに伴っ
て光学レンズが変形する可能性がある。したがって、離
型のために可動側のキャビティを突き出させ、ロボット
等の把持部で取り出すなど、複雑な機構を設けなければ
ならないという問題点がある。
【0009】そこで、本発明は上記問題点を解決するも
のであり、その課題は、鏡筒内に光学部材を位置精度良
く容易にセットできるとともに、構造が簡素で、製造が
容易な光学部材の固定構造を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講じた手段は、少なくとも一部に合成樹脂で
形成された部分を有する光学部材を支持枠体に固定する
ための光学部材の固定構造において、前記合成樹脂で形
成された部分と該部分に当接する前記支持枠体の部分と
に、それぞれ光学部材の光軸に略平行な方向に相互に嵌
合する凹凸部を設けたことを特徴とする。
【0011】ここで、前記光学部材には、芯部材と、該
芯部材の前記凹凸部の形成予定領域を含む少なくとも一
部の表面上に被覆された前記合成樹脂よりなる樹脂層と
を設け、該樹脂層により光学面を形成するとともに前記
凹凸部を前記樹脂層に形成することが好ましい。
【0012】この場合において、前記光学部材の凹凸部
を、前記樹脂層の成形時に前記芯部材を支持するための
支持部材の移動により形成することが望ましい。
【0013】また、前記凹凸部を相互に圧入する場合が
ある。
【0014】さらに、前記凹凸部を、接着剤により相互
に接着する場合もある。
【0015】この場合においては、前記凹凸部の間に、
前記接着剤を溜めるための間隙を設けることが望まし
い。
【0016】
【作用】請求項1によれば、光学部材と支持枠体に相互
に嵌合する凹凸部を設けることにより、光学部材と支持
枠体との位置決めを容易に行うことができ、光学部材の
径方向及び回転方向の取付精度を高めることができると
ともに、該凹凸部が光学部材の光軸に略平行な方向に相
互に嵌合するように構成されていることにより、光学部
材の支持枠体への取付け・固定が容易であり、さらに、
光学部材の合成樹脂で形成された部分に凹凸部を設けた
ことにより、凹凸部を樹脂成形により極めて容易にかつ
高精度に形成することができる。凹凸部を樹脂成形で形
成する際には凹凸部が上記光軸に略平行に嵌合するよう
に構成されているので、金型構造を複雑にする必要もな
く、低コストに製造できる。
【0017】請求項2によれば、芯レンズ体を形成した
後に、これに樹脂層を被覆して光学面、すなわち屈折面
や反射面等を形成することにより、樹脂成形時の歪み、
ひけ、反り等を低減することができるので、光学面を高
精度に成形することができるとともに、樹脂層と同時に
凹凸部を成形するので、効率良く、製造コストを上昇さ
せずに生産することができる。特に請求項3のように、
インサートとなる芯部材を支持するための支持部材の移
動により凹凸部を形成する場合がある。
【0018】請求項4及び請求項5によれば、凹凸部を
圧入又は接着により固着させることにより、光学部材を
固定するための押え環等の別部品の取付けが不要となる
ので、部品点数を削減できるとともに光学部材の取付け
・固定を容易かつ迅速に行うことができる。
【0019】請求項6によれば、凹凸部の間に間隙を設
けたことにより、光学部材を接着する際に接着剤がこの
間隙に溜まるので、接着剤の量の調整の手間が低減さ
れ、光学部材の固定作業が容易になり、確実な固着が可
能となる。
【0020】
【実施例】次に、図面を参照して本発明に係る光学部材
の固定構造の実施例を説明する。
【0021】〔実施例1〕図1は本発明に係る光学部材
の固定構造の実施例1を示すものである。光学レンズ6
は鏡筒2内に形成されたレンズ収容部2aに収容され、
レンズ収容部2aの奥部に形成された固定枠部21に当
接した状態で鏡筒2に螺入された押え環3により押圧固
定されている。
【0022】光学レンズ6は、芯レンズ体61と、この
芯レンズ体61の表面を被覆する樹脂層62とから構成
されている。芯レンズ体61はレンズ有効径の外周側に
フランジ部61aを備え、このフランジ部61aの表面
上に形成された樹脂層62により肉厚の鍔部62aが形
成されている。この鍔部62aは固定枠部21と押え環
3により挟持されている。鍔部62aの裏面側にはレン
ズ有効径の外側の3か所に係合凹部64が形成され、こ
の係合凹部64は、鏡筒2の固定枠部21の側面の対応
する位置から突出形成された係合凸部22に係合してい
る。
【0023】係合凹部64と係合凸部22との関係は、
相互に比較的きつく嵌合するように形成してもよく、あ
るいはまた、係合凹部64内に係合凸部22が圧入され
るように形成されていてもよい。また、係合凹部64と
係合凸部22との嵌合には多少の遊びがあるように形成
してもよく、この場合には接着剤により両者を確実に接
着させることができる。
【0024】本実施例は以下のように製造される。鏡筒
2を、射出成形によりレンズ収容部2aと、固定枠部2
1と、係合凸部22とを有するように形成する。光学レ
ンズ6は射出成形により形成された芯レンズ体61をイ
ンサートとしてさらに同材質で2回目の射出成形を行
い、芯レンズ体6のほぼ全表面に樹脂層62を形成す
る。このとき、芯レンズ体61は最終的に形成される光
学レンズに対し略相似形に成形されている。2回面の射
出成形では、成形樹脂の厚さを厚く形成する必要がない
ため、樹脂の固化時に発生する歪み、ひけ、反り、内泡
等の発生を防止することができ、芯レンズ体61の表面
上に光学レンズ6として必要な高精度の屈折面を成形で
きる。また、鍔部62aには所定の位置及び所定の寸法
の平面円形の係合凹部64が同時に形成される。
【0025】インサート成形時の金型構造の例について
は後に詳述するが、芯レンズ体61の周囲に1回の射出
成形により樹脂層62を形成するには、金型内に芯レン
ズ体61が浮いた状態となるように所定の支持部材によ
り支持する必要がある。このとき上記支持部材を上記係
合凹部64と同じ断面を有する支持ピンとし、この支持
ピンで芯レンズ体61を支持しながら樹脂を注入するこ
とにより、係合凹部64を同時に形成することができ
る。
【0026】この支持ピンは、後述するようにキャビテ
ィ内に対して出没自在に構成されているが、成形過程を
通じて支持ピンを全く動作させなくても上記係合凹部は
形成可能である。通常は支持ピンをキャビティ内への樹
脂注入後に僅かに後退させ、係合凹部を所定の深さに調
整して成形する。逆に、光学レンズ6に係合凸部(ボ
ス)を形成する場合は、上記支持ピンをキャビティ内か
ら余分にコア内に引き込み、その引き込み量によって係
合凸部の高さを調整する。
【0027】この実施例においては、光学レンズ6を鏡
筒2のレンズ収容部2a内に導入した後、その係合凹部
64に鏡筒2の内面から突出形成された係合凸部22を
係合させ、位置決めする。このとき、逆に光学レンズ6
の方に係合凸部を設け、鏡筒の方に係合凹部を設けても
同じである。係合凸部22及び係合凹部64との間を圧
入や接着剤による接着により固着することもできるが、
本実施例のように押え環3により光学レンズを固定して
いる場合は、係合凸部22と係合凹部64との寸法関係
を隙間嵌めでh6,H7程度の嵌合になるように構成す
ることが好ましい。
【0028】本実施例では、光学レンズの外周部をレン
ズ収容部2aの内周面から離し、光学レンズ6の光軸方
向の凹凸により光学レンズ6と鏡筒2との間の位置決め
を行っているため、取付けが容易であるとともに、通常
の離型方向である光軸方向に凹凸が形成されているため
光学レンズ6の成形も容易で、凹凸形状も高精度に形成
できるので、取付精度も向上する。実際の光学レンズ6
の成形についての詳細は後述するが、金型構造も上記凹
凸部の形成に対しては複雑な構造を設ける必要がなく、
容易かつ高精度に形成できる。この実施例では光学レン
ズの外周部をレンズ収容部2aの内周面から離れるよう
に形成しているので、レンズ収容部2aの内周面に接触
しない範囲であれば任意の突出長さになるようにゲート
カット部63を形成してもよいから、ランナ切断時の精
度が不要になり、切断位置の許容範囲も広い。
【0029】なお、上記実施例の係合凸部と係合凹部と
は同数設けられているが、本実施例の光学レンズは光学
的に回転対称であるので、係合凸部の形成ピッチに合わ
せて係合凹部を余分に形成しておくことにより、さらに
取付作業性が向上する。
【0030】〔実施例2〕図2には本発明に係る光学レ
ンズの固定構造の実施例2を示す。この実施例では、光
学レンズ7は鍔無し形状であり、完成した光学レンズ7
と略相似形の鍔無しの芯レンズ体71と、この芯レンズ
体71の表面を同材質の樹脂で成形被覆した樹脂層72
とからなる。この実施例においても光学レンズ7は固定
枠部21と押え環3とに挟持されており、その外周面は
レンズ収容部2aの内周面から離れている。光学レンズ
7の外縁部の3か所には、樹脂層72に穿設された係合
凹部74が形成され、この係合凹部74に、固定枠部2
1の3か所に形成された係合凸部22が嵌合している。
なお、ゲートカット部73は、上記実施例1と同様にレ
ンズ収容部2aの内面に抵触しない範囲内であれば、適
宜ランナ接続部を切断して形成すればよい。
【0031】本実施例の光学レンズ7は、図2(b)に
示すように、回転非対称の非球面レンズであり、屈折面
7aと7bとが相互に異なる曲面に形成されている。し
たがって、光学レンズ7の鏡筒2への取付けに際して
は、光学レンズ7の回転角度をも位置決めしなければな
らないが、この実施例においては、光学レンズ7の回転
角度は係合凸部と係合凹部との嵌合により決定されるの
で、角度調節が不要である。この場合、係合凸部及び係
合凹部を等角度間隔に形成してゲートカット部73を目
印にして光学レンズ7を正規の角度にセットすることも
可能であるが、好ましくは係合凸部及び係合凹部の角度
間隔を不等角度間隔とし、誤って異なる角度にセットし
ないようにすることが好ましい。
【0032】〔実施例3〕図3は本発明に係る光学レン
ズの固定構造の実施例3を示すものである。この実施例
においては、芯レンズ体81と樹脂層82とからなる光
学レンズ8の鍔部82aの表面上に環状の係合凹部84
が形成されており、この係合凹部84に、固定枠部21
の側面に同様に形成された環状の係合凸部23が嵌合す
るようになっている。
【0033】係合凸部23と係合凹部84とは、上記実
施例と同様に圧入したり、接着剤を介して接着させたり
することもできる。ここで、図3(c)に示すように、
係合凸部23の内径と係合凹部84の内径とをほぼ同寸
法になるように形成し、係合凸部23の外径と係合凹部
84の外径との間に所定の間隙を有するように形成する
ことによって、両者が内径により位置決めされ、光学レ
ンズ8の光軸の位置精度を向上させることができる。
【0034】〔実施例4〕図4は本発明に係る光学レン
ズの固定構造の実施例4を示すものである。この実施例
においては、光学レンズ9が実施例2と同様の回転非対
称の非球面レンズであり、屈折面9aと9bとが相互に
異なる曲面に形成されている。光学レンズ9は芯レンズ
体91の表面上に同材質の樹脂層92を被覆させたもの
であり、光学レンズ9の外縁部の3か所には、その樹脂
層92に係合凸部94が形成されている。
【0035】一方、鏡筒2のレンズ収容部2aに臨むよ
うに形成された固定枠部21には、その側面から光学レ
ンズ9の光軸方向に穿設された貫通孔24が形成され、
この貫通孔24に上記係合凸部94が嵌合するようにな
っている。光学レンズ9は非対称レンズであるので、係
合凸部94と貫通孔24との嵌合により所定の姿勢で固
定される。この実施例では光学レンズ9の径方向の位置
決めを光学レンズ9の外周面をレンズ収容部2aの内周
面に当接させることにより行い、光学レンズ9の回転方
向の位置決めを上記係合凸部94と貫通孔24とを嵌合
させることによって行っている。もちろん、両方向の位
置決めを係合部のみで行ってもよい。ここで、光学レン
ズ9の径方向の位置決めを、光学レンズ外周面とレンズ
収容部の内周面との当接及び係合凸部と貫通孔との嵌合
の双方により行ってもよく、このようにすると、係合凸
部94が設計上強度的に充分な大きさに形成できないと
きに特に有効である。
【0036】〔実施例5〕図5は、本発明に係る光学レ
ンズの固定構造の実施例5を示すものである。この実施
例は図5(a)及び(b)に示すようにレンチキュラー
レンズ10を鏡筒2内に取付固定する構造を示すもので
ある。レンチキュラーレンズ10は、矩形板状の芯レン
ズ体15と、この芯レンズ体15の表面状に同材質の樹
脂を被覆して成形した樹脂層16とからなる。芯レンズ
体15はレンチキュラーレンズ10と略相似形に形成さ
れ、断面円弧状の部分が複数並列した波形面15aが片
面に形成されている。樹脂層16もほぼ芯レンズ体15
と同様の表面形状に成形されており、波形面15aの表
面上に同形状の屈折面16aが成形されている。
【0037】レンチキュラーレンズ10の屈折面16a
の上下には、一対の係合凸部17が形成されており、こ
の係合凸部17は、鏡筒2の固定枠部21に穿設された
貫通孔25に圧入されている。この実施例では、上記各
実施例とは異なり、押え環を用いることなくレンチキュ
ラーレンズ10を固定しているので、部品点数を削減で
きるとともに組立も容易になっている。
【0038】図5(c)は本実施例5の変形例を示すも
のである。レンチキュラーレンズ30は、上記レンチキ
ュラーレンズ10と同様に、波形面35aを有する芯レ
ンズ体35と、屈折面36aを備えた樹脂層36とから
なり、屈折面36aの上下に一対の係合凹部37が成形
されている。この係合凹部37は鏡筒2の固定枠部21
の側面に形成された係合凸部26に嵌合している。係合
凹部37には接着剤が充填され、係合凸部26を導入し
た状態で接着される。
【0039】係合凸部26の高さは係合凹部37の深さ
よりも多少低く形成されており、両者が嵌合した状態で
係合凹部37の内部に僅かな隙間が形成されるようにな
っている。この隙間は接着剤溜まりとなっており、接着
時に塗布する接着剤の量を精密に調整することなく作業
を行うことができる。本実施例は接着により図5(a)
に示すものよりもレンチキュラーレンズを鏡筒2に対し
て強固に固定できるようになっている。
【0040】図6は、上記各実施例に適用可能な他の固
定構造の要部を示すものである。図6(a)乃至(e)
は、光学レンズ等の光学部材と、鏡筒等の支持枠体とに
それぞれ形成された係合凸部と係合凹部の形状を示すも
のである。このように、凹凸形状は、円筒状、円錐状、
円錐台状等、種々の形状で構成されうる。図示した凹凸
形状は、光学部材と鏡筒のいずれに凸部若しくは凹部を
設けてもよく、或いは双方に凸部及び凹部を設け、双方
の凸部を対応した相手側の凹部に嵌合させるように形成
してもよい。また、係合凸部を突起とし、係合凹部を溝
としてもよい。さらに、光学部材にはレンズ面、鍔部表
面のいずれに係合部を設けてもよく、双方に設けてもよ
い。
【0041】図6(f)は位置決め用の係合凸部(ボ
ス)45を外縁部に有する光学レンズ40の断面を示す
ものである。このような光学レンズ40は上記各実施例
で説明したように係合凸部45によって位置決めできる
とともに、係合凸部45が屈折面40aよりも突出する
ように形成されているので、搬送用トレーや組立台の上
に置いた場合、その屈折面40aが載置面に接触せず、
屈折面40aに傷や汚れが付着しないという効果をも
つ。
【0042】上記各実施例は2段階で成形したプラスチ
ックレンズについて説明したが、本発明は1回若しくは
3段階以上で成形したものについても適用でき、また、
プラスチック製の反射鏡、回折格子、プリズム等の他の
光学部材にも適用できるものであり、さらに光学ガラス
の表面に合成樹脂を被覆した複合レンズ等、少なくとも
表面の一部が合成樹脂で構成されたものをも包含するも
のである。また、複数段階で成形した光学部材において
は、各段階で異なる材料を用いることにより複合レンズ
等の複合光学部材を形成することもできるので、所望の
光学特性を実現できる。
【0043】最後に、上記各実施例の光学レンズ、レン
チキュラーレンズ等の光学部材を射出成形で形成する場
合の金型構造の一例を図7乃至図9を参照して説明す
る。図7に示すように、射出成形機の固定側ダイプレー
ト101に固定側型板102が取付けられ、この固定側
型板102内に固定側コア103が固定されている。固
定側コア103内には、取付板104及び駆動板105
が型開き方向に摺動自在に収容され、取付板104と駆
動板105とは、その間に複数の支持ピン107及び受
圧ピン108を挟持した状態で、相互に固着されてい
る。駆動板105と固定側ダイプレート101との間に
は弾性バネ106が圧縮状態で保持されている。
【0044】また、可動側ダイプレート201には可動
側型板202が取付けられ、可動側型板202の内部に
可動側コア203が固定されている。可動側コア203
の内部には取付板204及び駆動板205が型開き方向
に摺動自在に収容され、取付板204と駆動板205と
は、その間に複数の支持ピン207及び受圧ピン208
を挟持した状態で、相互に固着されている。駆動板20
5と可動側ダイプレート201との間には弾性バネ20
6が圧縮状態で保持されている。可動側ダイプレート2
01に穿設された貫通孔を通して、突出ロッド209が
出没自在に形成されており、突出ロッド209の先端は
駆動板205を押圧可能に配置されている。
【0045】図示しない射出ノズルから供給される樹脂
は、導入孔301,302を介してゲート303から、
固定側コア103及び可動側コア203の当接面により
形成されるキャビティ304に注入される。導入孔30
1には、上記受圧ピン108,208の先端に形成され
た受圧面が臨んでいる。通常は、弾性バネ106,20
6の弾性力によりキャビティ304内に支持ピン10
7,207が突出しており、インサートである芯レンズ
体Cを支持ピン107に支持させた状態に導入して型閉
めを行うと、図7に示すように、より大きく設定された
弾性バネ106の弾性係数により支持ピン107の位置
は保持されるとともに、弾性バネ106よりも小さな弾
性係数をもつ弾性バネ206は若干圧縮されて支持ピン
207は多少引き込まれる。このようにして、芯レンズ
体Cは支持ピン107,207により弾性力で挟持され
た状態となる。
【0046】この状態で導入孔301から樹脂を導入す
ると、図8に示すように、樹脂はゲート303からキャ
ビティ304内に注入されて芯レンズ体Cの周囲に充満
するとともに、導入された樹脂の射出圧力により導入孔
301に臨む受圧面が押圧されることにより受圧ピン1
08,208が後退し、駆動板105,205を弾性バ
ネ106,206の弾性に抗して後退させるため、支持
ピン107,207はキャビティ304内から退避す
る。このようにして、キャビティ304内には、中央に
芯レンズ体Cが浮いている状態で樹脂が硬化して、上記
各実施例の光学レンズ又はレンチキュラーレンズ等が形
成される。
【0047】通常、樹脂の注入圧力はキャビティ304
内に樹脂が注入されていくに従って上昇するので、芯レ
ンズ体Cの周囲の殆どに樹脂が充填された時点で支持ピ
ンが退避するように、受圧ピン108,208の受圧面
積、樹脂の最大圧力及び弾性バネ106,206の弾性
係数を相互に勘案して設計される。
【0048】最後に、キャビティ304内の樹脂が硬化
すると、固定側型板102と可動側型板202とが開
き、さらに突出ロッド209が駆動板205を突き出す
ことにより、支持ピンと受圧ピンが成形品を突き出す。
ここで、成形品の突き出しは、別途設けた駆動板及び突
出ピンにより行ってもよい。
【0049】上記のように支持ピンは樹脂圧力により自
動的に出没するため、支持ピンの先端形状を成形品に残
すことなく、インサートの周囲全てを被覆できる。この
とき上記各実施例の係合凸部若しくは係合凹部は、キャ
ビティ304の内面上に設けられた凹部若しくは凸部に
より成形される。ただし、通常、支持ピンは芯レンズ体
の鍔部に当接するように配置されるので、支持ピンを出
没させずに突き出した状態のまま成形しても構わない。
この場合、支持ピンの突き出しにより成形品の表面に凹
部が形成されるので、この凹部を係合凹部として用いて
もよい。
【0050】なお、上記の鍔部のような平板状の部分に
支持ピンを当接させる場合には支持ピンの先端面は平面
でよいが、レンズの曲面上に当接させる場合には、支持
ピンの先端面も曲面に形成することが望ましい。特に、
成形品の外表面に合致した先端面を支持ピンに設けるこ
とにより、退避した支持ピンの先端面がキャビティ30
4の内面に対して連続するように構成することもできる
から、芯レンズ体に鍔部を設けなくても、成形品の表面
に支持ピンの痕跡を殆ど残さないように成形することが
できる。
【0051】図9には、支持ピン207の移動量を制御
することにより、上記各実施例に記載された係合凹部若
しくは係合凸部を形成する方法を示す。図9(a)は光
学レンズの鍔部表面に係合凹部を形成する場合を示すも
のである。芯レンズ体Cを支持していた支持ピン207
が、樹脂の注入後にキャビティ304内から引き込ま
れ、図示の位置で停止することにより、光学レンズの鍔
部表面に係合凹部Dが成形される。また、図9(b)は
同様に鍔部表面に係合凸部を形成する場合を示すもので
ある。この場合、支持ピン207は、その先端面がキャ
ビティ304の内面よりも余分に引き込まれ、その余分
の引き込み量と等しい高さの係合凸部Eが成形される。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下の効
果を奏する。請求項1によれば、光学部材と支持枠体に
相互に嵌合する凹凸部を設けることにより、光学部材と
支持枠体との位置決めを容易に行うことができ、光学部
材の径方向及び回転方向の取付精度を高めることができ
るとともに、該凹凸部が光学部材の光軸に略平行な方向
に相互に嵌合するように構成されていることにより、光
学部材の支持枠体への取付け・固定が容易であり、さら
に、光学部材の合成樹脂で形成された部分に凹凸部を設
けたことにより、凹凸部を樹脂成形により極めて容易に
かつ高精度に形成することができる。凹凸部を樹脂成形
で形成する際には凹凸部が上記光軸に略平行に嵌合する
ように構成されているので、金型構造を複雑にする必要
もなく、低コストに製造できる。
【0053】請求項2及び請求項3によれば、芯レンズ
体を形成した後に、これに樹脂層を被覆して光学面、す
なわち屈折面や反射面等を形成することにより、樹脂成
形時の歪み、ひけ、反り等を低減することができるの
で、光学面を高精度に成形することができるとともに、
樹脂層と同時に凹凸部を成形するので、効率良く、製造
コストを上昇させずに生産することができる。
【0054】請求項4及び請求項5によれば、凹凸部を
圧入又は接着により固着させることにより、光学部材を
固定するための押え環等の別部品の取付けが不要となる
ので、部品点数を削減できるとともに光学部材の取付け
・固定を容易かつ迅速に行うことができる。
【0055】請求項6によれば、凹凸部の間に間隙を設
けたことにより、光学部材を接着する際に接着剤がこの
間隙に溜まるので、接着剤の量の調整の手間が低減さ
れ、光学部材の固定作業が容易になり、確実な固着が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学部材の固定構造の実施例1を
示す断面図(a)及び同実施例1の光学レンズの形状を
示す正面図(b)である。
【図2】本発明に係る光学部材の固定構造の実施例2を
示す断面図(a)及び同実施例2の光学レンズの形状を
示す背面図(b)である。
【図3】本発明に係る光学部材の固定構造の実施例3を
示す断面図(a)、同実施例3の光学レンズの形状を示
す正面図(b)及び同実施例3の凹凸部の構造を示す拡
大断面図(c)である。
【図4】本発明に係る光学部材の固定構造の実施例4を
示す断面図(a)及び同実施例4の光学レンズの形状を
示す背面図(b)である。
【図5】本発明に係る光学部材の固定構造の実施例5を
示す断面図(a)、同実施例5のレンチキュラーレンズ
の形状を示す背面図(b)及び実施例5の変形例の構造
を示す断面図(c)である。
【図6】本発明に係る光学部材の固定構造の各実施例に
適用可能な凹凸形状を示す拡大断面図(a)乃至
(e)、及び各実施例に適用可能な光学レンズの構造を
示す断面図(f)である。
【図7】本発明に係る光学部材の固定構造の各実施例の
光学部材の製造に適用可能な射出成形用金型の構造を示
す概略断面図である。
【図8】図7に示す射出成形用金型の樹脂注入時の状態
を示す概略断面図である。
【図9】図7に示す射出成形用金型により凹凸形状を成
形する場合を説明する説明図(a)及び(b)である。
【図10】従来の光学部材の固定構造の一例を示す断面
図(a)及び同例の光学レンズの形状を示す正面図
(b)である。
【図11】従来の光学部材の固定構造の他の一例を示す
断面図(a)及び同例の光学レンズの形状を示す正面図
(b)である。
【図12】従来の光学部材の固定構造の別の一例を示す
断面図(a)及び同例の光学レンズの形状を示す背面図
(b)である。
【符号の説明】
2 鏡筒 2a レンズ収容部 3 押え環 6 光学レンズ 21 固定枠部 22 係合凸部 61 芯レンズ体 62 樹脂層 62a 鍔部 63 ゲートカット部 64 係合凹部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部に合成樹脂で形成された
    部分を有する光学部材を支持枠体に固定するための光学
    部材の固定構造において、 前記合成樹脂で形成された部分と該部分に当接する前記
    支持枠体の部分とに、それぞれ光学部材の光軸に略平行
    な方向に相互に嵌合する凹凸部を設けたことを特徴とす
    る光学部材の固定構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記光学部材は、芯
    部材と、該芯部材の前記凹凸部の形成予定領域を含む表
    面上に被覆された前記合成樹脂よりなる樹脂層とを有
    し、該樹脂層により光学面を形成するとともに前記凹凸
    部を前記樹脂層に形成してなることを特徴とする光学部
    材の固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記光学部材の凹凸
    部は、前記樹脂層の成形時に前記芯部材を支持するため
    の支持部材の移動により形成されてなることを特徴とす
    る光学部材の固定構造。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記凹凸部は、相互
    に圧入されていることを特徴とする光学部材の固定構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記凹凸部は、接着
    剤により相互に接着されていることを特徴とする光学部
    材の固定構造。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記凹凸部の間に、
    前記接着剤を溜めるための間隙を設けたことを特徴とす
    る光学部材の固定構造。
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