JPH08201534A - 降雪感知器および降雪感知方法 - Google Patents

降雪感知器および降雪感知方法

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JPH08201534A
JPH08201534A JP3445795A JP3445795A JPH08201534A JP H08201534 A JPH08201534 A JP H08201534A JP 3445795 A JP3445795 A JP 3445795A JP 3445795 A JP3445795 A JP 3445795A JP H08201534 A JPH08201534 A JP H08201534A
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JP
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snowfall
snow
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control panel
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JP3445795A
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English (en)
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Kozo Nomura
幸三 野村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像解析により、降雪を直接検知することに
より降雪量を測定するために、降雪に対して適量の撒水
を行うことが可能であり、且つ、地下水等の有効利用が
できる降雪感知器および降雪感知方法を提供する。 【構成】 この発明の降雪感知器は、コンピュータ内蔵
の操作盤に、屋外配置の外部検知装置を配線により接続
し、外部検知装置が、支柱の上端に降雪感知カメラと照
明装置とを相対向して配置され、操作盤における画像解
析により、降雪の程度を判別した信号を出力するように
構成した。また、この発明の降雪感知方法は、降雪の画
像を高速で写し出し、任意の間に写し出す画像で降雪の
量を測定し、任意の設定により降雪の程度を判別し、そ
の信号を出力することを特徴とする。 【効果】 降雪量を的確に捉えることができるために、
融雪装置において、過不足なく効率的に撒水することが
でき、交通の安全確保に適することはもちろん、水を無
駄に使用しないので、地下水の水位の低下や枯渇の防
止、さらには地盤沈下の防止に適する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に融雪装置に適用
する降雪感知器および降雪感知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】融雪装置においては、融雪を有効且つ適
切になすために、降雪や積雪があるときにのみ撒水がな
される。それには、人の判断によることもあるが、それ
では冬季において人を現場に常時張りつけておく不都合
があるために、降雪感知器の検出により融雪装置が作動
するようになされる。
【0003】従来の降雪感知器としては、直接的、間接
的方法が種々試みられている。例えば、外部装置におい
て、一定量以上の積雪に触れると電気的に「ON」とな
るセンサーが用いられたり(直接的)、投光器と受光器
とによりその間に降る雪を感知するようにしたセンサー
が用いられたりしている(間接的)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の降
雪感知器によれば、それを構成する部品等の性能の向上
により、自動検知器としての信頼性も高まってきている
が、最大降雪において対応するものであったから、積雪
量を正確に感知できないために、無駄に撒水することに
なり、その結果、地下水の水位低下や枯渇を招き、酷い
ときには地盤沈下等の二次災害が発生している。また、
消雪のための過剰撒水により周辺住民に迷惑を掛け、歩
行者には水跳ねにより通行の障害となっている。
【0005】直接的の場合について見ると、センサーに
触れている積雪量は、融雪によって減少している道路等
の現場積雪量とは異なるし、間接的の場合について見る
と、現在降っている雪を感知するのみであって、現在の
積雪の有無を感知することができない欠点があった。殊
に、直接的の場合であると、寒い日に発生する霜に感知
し、その間違った信号に基づいてなされた撒水により路
面を凍結させ、自動車のスリップ事故が多発しているの
が現状である。
【0006】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
画像解析により、降雪を直接検知することにより降雪量
を測定するために、降雪に対して適量の撒水を行うこと
が可能であり、且つ、地下水等の有効利用ができる降雪
感知器および降雪感知方法を提供することを目的とし
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の降雪感知器は、コンピュータ内蔵の操
作盤に、屋外配置の外部検知装置を配線により接続し、
外部検知装置が、支柱の上端に降雪感知カメラと照明装
置とを相対向して配置され、操作盤における画像解析に
より、降雪の程度を判別した信号を出力するように構成
したことを特徴とする。
【0008】また、この発明の降雪感知方法は、降雪の
画像を高速で写し出し、任意の間に写し出す画像で降雪
の量を測定し、任意の設定により降雪の程度を判別し、
その信号を出力することを特徴とする。
【0009】
【作 用】上記の構成によれば、降雪感知カメラにより
瞬間的に写し出された画像のうち、降雪が二次元的に表
され、その割合において、大雪、中雪、小雪というよう
に降雪の程度の判定がなされるから、この判定に基づい
て融雪装置において、積雪量に応じて過不足なく撒水が
なされる。
【0010】降雪感知カメラにより降雪の画面を撮る速
度については、例えば、1/200秒〜1/1000秒
程度の高速であって、これを1分〜5分の間に写し出す
画像でその都度画像処理がなされ、平均値において大
雪、中雪、小雪というような降雪の程度の判定がなされ
る。従って、寒い季節に発生する霜には全く感知するこ
とはない。
【0011】
【実施例】次に、この発明を実施例の図面に基づいて説
明する。
【0012】図面は、一実施例を示したもので、その降
雪感知器Pは、操作盤1に、屋外に配置される外部検知
装置3を接続して構成される(図1)。なお、操作盤1
には、テレビモニター2の他、図示しないキーボードや
プリンター等が接続されている。
【0013】操作盤1は、画像処理システムが内蔵され
たもので、これにより2値化処理による画像解析がなさ
れ得る。図4が2値レベル設定画面を示す。そして、図
1に示すように、ロータリースイッチ4による5段階の
任意の設定により、大雪、中雪、小雪の判別がなされ、
その結果が操作盤1のランプ6により標示されると共
に、その結果が融雪装置にデジタル信号として伝達され
る。
【0014】融雪装置を適正に作動させるために、画像
処理システムでは、リアルタイム処理、またはそれに準
じる高速処理が要求されるから、画像処理システムの基
本構成は、主要部に画像処理専用プロセッサと大容量画
像メモリーが用いられる。また、ホストコンピュータで
は、処理の種類やパラメータを画像処理専用プロセッサ
に指令し、処理結果に対する詳しい解析や、データの転
送、データの記憶、管理が行なわれる。なお、このホス
トコンピュータには、PCやEWSが用いられる。
【0015】2値化処理は、対象と背景の二つの領域に
分離する手法であって、通常、対象に「1」を、背景に
「0」を与え、「1」の画素の集合を図形と呼ばれる
が、雪の図形が輪郭線により表されるから、その図形の
面積集合の割合により、現在の降雪量のデータが得ら
れ、時間的にデータを蓄積して降雪量の程度が大雪、中
雪、小雪というように判定される。図5が検査パラメー
タの設定を行う保守画面を示す。
【0016】外部検知装置3は、図2および図3に示す
ように、地面に立設される支柱5の上端に、降雪感知カ
メラ7と、照明装置9とを対向して設けたもので、10
が拡散板である。支柱5にはパイプが用いられ、それが
上端部において二股に分岐し、二股の一方のパイプに降
雪感知カメラ7が他方のパイプに照明装置9がそれぞれ
取付プレート11,11を介して着脱可能に取り付けら
れる。
【0017】降雪感知カメラ7と照明装置9とがパイプ
の二股により対向させたので、その間に降る雪が降雪感
知カメラ7と照明装置9との間に積ることがなく、地面
に落下するから、現在の瞬間的な降雪量のみが検出され
る。また、霜等を検出することも全くない。
【0018】支柱5の下端部は、コンクリートの基礎1
3により支持されており、降雪感知カメラ7の配線15
と、照明装置9の配線17とがそれぞれ支柱5の中を通
り、基礎13の下の砕石19の下から操作盤1への接続
に伸びている。
【0019】そこで、降雪感知カメラ7と、照明装置9
との間に降雪があると、それが降雪感知カメラ7に捉え
られて、その信号が操作盤1に送られ、そこで画像処理
がなされ、その結果、信号が融雪装置に送られて、融雪
装置の撒水の弁が開かれることにより撒水がなされる。
そして、大雪、中雪、小雪の程度により撒水が停止す
る。
【0020】画像処理における2値化処理においては、
光を通しやすい雪を判別する必要から、操作盤1には、
図1に示すように、雪に対して比較を出力するための標
準装置が設けられている。これについて、23がカメ
ラ、25がハロゲンランプ、27が拡散板、29が雪に
対する比較対象物である。
【0021】上記のような降雪感知器および降雪感知方
法を用いた場合、融雪装置において、撒水が有効になさ
れ、地域的に多少の違いがあるが、地下水の使用が通常
使用量の3分の1程度に抑えることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、降雪量を的確に捉えることができるために、融雪装
置において、過不足なく効率的に撒水することができ、
交通の安全確保に適することはもちろん、水を無駄に使
用しないので、地下水の水位の低下や枯渇の防止、さら
には地盤沈下の防止に適するという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】降雪感知器のシステム構成図である。
【図2】同構成図における外部検知装置を正面から見た
説明図である。
【図3】同外部検知装置の要部説明図である。
【図4】2値レベル設定画面の説明図である。
【図5】保守画面の説明図である。
【符号の説明】
P 降雪感知器 1 操作盤 3 外部検知装置 5 支柱 7 降雪感知カメラ 9 照明装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ内蔵の操作盤に、屋外配置
    の外部検知装置を配線により接続し、外部検知装置が、
    支柱の上端に降雪感知カメラと照明装置とを相対向して
    配設され、操作盤における画像解析により、降雪の程度
    を判別した信号を出力するように構成したことを特徴と
    する降雪感知器。
  2. 【請求項2】 降雪の画像を高速で写し出し、任意の間
    に写し出す画像で降雪の量を測定し、任意の設定により
    降雪の程度を判別し、その信号を出力することを特徴と
    する降雪感知方法。
JP3445795A 1995-01-30 1995-01-30 降雪感知器および降雪感知方法 Pending JPH08201534A (ja)

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