JPH08192970A - エレベータの調速機ロープテンション装置 - Google Patents

エレベータの調速機ロープテンション装置

Info

Publication number
JPH08192970A
JPH08192970A JP352795A JP352795A JPH08192970A JP H08192970 A JPH08192970 A JP H08192970A JP 352795 A JP352795 A JP 352795A JP 352795 A JP352795 A JP 352795A JP H08192970 A JPH08192970 A JP H08192970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension
rope
arm
car
governor rope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP352795A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Okazaki
幸男 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP352795A priority Critical patent/JPH08192970A/ja
Publication of JPH08192970A publication Critical patent/JPH08192970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、エレベータの調速機ロープのテ
ンションを簡易に調整できる調速機ロープテンション装
置を得ることを目的とする。 【構成】 テンションローラ取付腕21が、乗りかご9
の側面から調速機ロープ10方向に突設されたテンショ
ンローラ取付台20の先端に水平軸20a回りに回動可
能に取り付けられている。一対のテンションローラ22
a、22bが、このテンションローラ取付腕21の両端
に水平軸22a、22b回りに回転可能に取り付けら
れ、その間には調速機ロープ10が通されている。乗り
かご9に取り付けられた取付台8上にはモータ26が設
置されている。そして、一端をテンションローラ取付腕
21に固定されたテンションロープ27が、返し車24
に掛け渡された後、その他端側をモータ26の綱車25
に巻き付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの乗りか
ごの昇降動作に同期して調速機の調速機シーブを回転駆
動する調速機ロープのテンション装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4および図5はそれぞれ従来のエレベ
ータを示す全体構成図および要部拡大図である。図にお
いて、1は昇降路、2は昇降路1の上部に設けられた機
械室、3は調速機シーブ4を備え、機械室2の床2aに
据え付けられた調速機、5は一端が昇降路1の下部のピ
ット6の側壁に水平軸回りに回動自在に取り付けられた
張車腕、7は張車腕5の他端に水平軸回りに回転自在に
取り付けられた張車、8は乗りかご9の側面に取り付け
られ、その先端側に貫通孔8aが穿設された取付台であ
る。10は調速機ロープであり、この調速機ロープ10
はその上部側および下部側の両端末が取付台8の貫通孔
8aに挿通された連結棒11の両端にそれぞれUボルト
12により締着固定されてループ状をなし、その上部側
が調速機シーブ4に掛け渡され、その下部側に張車7が
掛けられている。13は両端側から連結棒11に装着さ
れて連結棒11を取付台8に弾性支持するスプリング、
14は調速機ロープ10の下部側に張車7が掛けられた
際に調速機ロープ10にテンションをかけるための張車
おもり、15は機械室2の床2aに据え付けられ巻上
機、16は巻上機15の駆動綱車15aおよびそらせ車
15bに掛け渡され、その一端が乗りかご9に固定さ
れ、他端がつり合いおもり(図示せず)に固定された主
ロープである。
【0003】つぎに、上記従来の調速機の動作について
説明する。まず、調速機ロープ10は、その下部側に掛
けられている張車7に取り付けられた張車おもり14の
自重により下方に所望のテンションがかけられている。
また、乗りかご9は巻上機15を駆動することにより駆
動綱車15aに掛け渡された主ロープ16が走行され
て、昇降路1内を昇降動作する。そこで、両端が乗りか
ご9に固定された調速機ロープ10は、乗りかご9の昇
降動作に合わせて走行する。この調速機ロープ10の走
行により、調速機シーブ4が回転する。そして、乗りか
ご9の速度が異常に増大した場合、調速機シーブ4の回
転速度からこれを検出して停止させる。ここで、調速機
ロープ10が伸びると、張車7は張車おもり14の自重
により水平軸を回動中心として張車腕5が回動し、下方
に移動する。この時、張車おもり14の自重が張車7を
介して調速機ロープ10にかかり、調速機ロープ10の
テンションは確保されている。そして、調速機ロープ1
0の伸びが大きくなり、水平軸を回動中心とする張車腕
5の回動による張車7の下降限界に達すると、調速機ロ
ープ10に十分なテンションをかけることができなくな
り、調速機ロープ10に緩みが発生する。そこで、調速
機ロープ10の緩みを調整する作業が必要となる。
【0004】ついで、調速機ロープ10の緩みの調整作
業について説明する。まず、作業者がピット6内に入
り、張車7を持ち上げ、張車おもり14とピット床6a
との間に支持台17を置いて、図6に示されるように、
張車腕5が水平となるように張車7を固定する。そし
て、作業者はピット6内から乗りかご9上に移動する。
そこで、調速機ロープ10の下部側端末を連結棒11に
締着固定しているUボルト12(図5中、下方側のUボ
ルト)を取り外し、調速機ロープ10と連結棒11との
固定を解除する。この時、乗りかご9上にあらかじめ待
機しているもう1人の作業者が、連結棒11との固定が
解除される調速機ロープ10の端末側を手で把持してい
る。調速機ロープ10と連結棒11との固定が解除され
た後、調速機ロープ10の緩みがなくなるまで該端末を
引き上げる。そして、調速機ロープ10の位置を確保し
た状態でUボルト12を締着固定して、調速機ロープ1
0を連結棒11に固定する。さらに、作業者が乗りかご
9からピット6内に移動し、支持台17を撤去して、調
速機ロープ10の緩み調整作業を完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の調速機ロープテ
ンション装置は以上のように構成されているので、調速
機ロープ10が伸びた際に、その都度作業者がピット6
内と乗りかご9上とを往復移動する必要があり、さらに
調速機ロープ10の引き上げや切り詰め等の作業が発生
し、調速機ロープ10のテンション調整作業が煩雑にな
るとともに、調整時間が長くかかるという課題があっ
た。また、調速機ロープ10と連結棒11との固定を解
除する際に、Uボルト12の締着を緩める作業者の他に
調速機ロープ10の落下を防ぐために調速機ロープ10
の端末を把持する作業者が必要となり、1人の作業者で
はテンション調整作業ができないという課題もあった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、調速機ロープのテンションを簡
易に調整できる調速機ロープテンション装置を得ること
を第1の目的とする。また、調速機ロープのテンション
を自動的に調整できる調速機ロープテンション装置を得
ることを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明で
は、一端が乗りかごに固定され、機械室内に設置された
調速機の調速機シーブの掛け渡され、さらにピット内に
水平軸回りに回動可能に設置された張車腕の先端側に装
着された張車に掛け渡された後、他端が乗りかごに固定
されて乗りかごの昇降動作に同期して調速機シーブを回
転駆動する調速機ロープのテンションを調整する装置に
おいて、乗りかごの側面から調速機ロープ方向に突設さ
れたテンションローラ取付台と、テンションローラ取付
台の先端側に水平軸回りに回動可能に取り付けられたテ
ンションローラ取付腕と、調速機ロープの配線経路平面
内で調速機ロープの他端側を挟むようにテンションロー
ラ取付腕の両端側にそれぞれ水平軸回りに回転可能に取
り付けられた一対のテンションローラと、乗りかごに設
置されて一端がテンションローラ取付腕に固定されたテ
ンションロープの他端側を巻き取るテンションロープ巻
取装置とを備えたものである。
【0008】また、この発明の第2の発明では、上記第
1の発明において、張車腕の傾斜を検出する張車腕傾斜
検出手段と、張車腕傾斜検出手段の出力信号に基づいて
テンションロープ巻取装置を駆動する制御装置とを備え
たものである。
【0009】
【作用】この発明の第1の発明においては、調速機ロー
プは、その一端が乗りかごに固定され、機械室内に設置
された調速機の調速機シーブの掛け渡され、さらにピッ
ト内に水平軸回りに回動可能に設置された張車腕の先端
側に装着された張車に掛け渡された後、他端が乗りかご
に固定されたループ状をなしている。そして、一対のテ
ンションローラが調速機ロープの配線経路平面内で調速
機ロープの他端側を挟むようにテンションローラ取付腕
の両端側にそれぞれ水平軸回りに回転可能に取り付けら
れている。そこで、テンションロープ巻取装置を駆動す
ると、テンションロープが巻き取られる。そして、テン
ションロープの一端が固定されているテンションローラ
取付腕が水平軸を回動中心として回動される。このテン
ションローラ取付腕の回動により、一方のテンションロ
ーラが調速機ロープを押し下げ、他方のテンションロー
ラが調速機ロープを上方に押し上げて、ループ状をなす
調速機ロープの配線経路長さが長くなる。そこで、調速
機ロープが伸びた場合、調速機ロープの配線経路長さが
調速機ロープの伸び分だけ長くなるように、テンション
ロープ巻取装置を駆動する。その結果、調速機ロープは
所望のテンションに確保される。
【0010】また、この発明の第2の発明においては、
調速機ロープが伸びた場合には、張車腕が水平軸を回動
中心として回動し張車が下方に移動する。この時、張車
腕の傾斜度合いが張車腕傾斜検出手段により検出され
る。そして、制御装置は、張車腕傾斜検出手段の出力信
号から張車腕が所定角度を越えて傾斜したと判断する
と、テンションロープ巻取装置を駆動して、調速機ロー
プの配線経路長さを長くする。その結果、張車腕がほぼ
水平状態に、かつ、調速機ロープが所望のテンションに
それぞれ自動的に調整される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例に係る調速機ロープテン
ション装置を適用したエレベータを示す全体構成図、図
2はその調速機ロープテンション装置周りを示す拡大
図、図3は調速機ロープテンション装置の綱車周りを示
す側面図であり、図において図4および図5に示した従
来のエレベータと同一または相当部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0012】図において、20は乗りかご9の側面下部
から調速機ロープ10方向に突設されたテンションロー
ラ取付台、21はテンションローラ取付台20の先端側
に水平軸20a回りに回動自在に取り付けられたテンシ
ョンローラ取付腕であり、このテンションローラ取付腕
21の両端部にはそれぞれ水平軸21a、21b回りに
回転自在に第1および第2のテンションローラ22a、
22bが取り付けられている。23は乗りかご9の側面
下部から水平方向に延設された返し車取付台、24は返
し車取付台23の先端側に水平軸24a回りに回転自在
に取り付けられた返し車、25は取付台8に取り付けら
れた綱車、26は綱車25を回転駆動するモータ、27
は一端がテンションローラ取付腕21の水平軸20aと
水平軸21aとの間の部位に固定され、返し車24に掛
け渡され、さらに取付台8に穿設された貫通孔8bを挿
通された後、その他端が綱車25に巻き付けられている
テンションロープである。28は張車腕5に装着されて
張車腕5が傾斜した際に通電状態となり張車腕5の傾斜
状態を検出する水平度センサ、29は機械室2に設置さ
れて水平度センサ28の検出信号に基づいてモータ26
を駆動制御する制御装置、30は水平度センサ28から
昇降路1の壁面に沿って制御装置29に至るように配線
された信号ケーブル、31は制御装置29から乗りかご
9下部を経てモータ26に至るように配線された信号ケ
ーブルである。32はつり合いおもり用ガイドレールで
あり、このつり合いおもり用ガイドレール32には張車
腕5が水平軸32回りに回動自在に取り付けられてい
る。33は一端側に調速機ロープ10の上部側端末がU
ボルト12により締着固定された連結棒であり、この連
結棒33は取付台8の貫通孔8aに挿通され、他端側に
スプリング13が装着され、さらにナット34がスプリ
ング13を押圧するように螺着されて取付台8に取り付
けられている。35は一端側に調速機ロープ10の下部
側端末がUボルト12により締着固定された連結棒であ
り、この連結棒35は取付台8の貫通孔8cに挿通さ
れ、他端側にナット36が螺着されて取付台8に取り付
けられている。
【0013】ここで、調速機ロープ10は、その上部側
端部が連結棒33を介して取付台8に取り付けられ、調
速機シーブ4に掛け渡された後張車7に掛けられ、さら
にテンションローラ22b、22aの間を通ってその下
部側端部が連結棒35を介して取付台8に取り付けられ
ている。また、綱車25およびモータ26からテンショ
ンロープ巻取装置が構成され、水平度センサ28から張
車腕傾斜検出手段が構成されている。
【0014】つぎに、この実施例の動作について説明す
る。まず、制御装置29から信号ケーブル31を介して
モータ26に駆動信号が送られ、モータ26が図2中時
計回りに回転駆動される。モータ26の回転動作により
テンションロープ27が綱車25に巻き取られ、返し車
24を経てテンションローラ取付腕21が図2中右方向
に引っ張られる。そして、テンションローラ取付腕21
が水平軸20aを回転中心として図2中時計回りに回動
される。そこで、調速機ロープ10は、水平軸20aの
上方側がテンションローラ22aにより下方に押し下げ
られ、水平軸20aの下方側がテンションローラ22b
により上方に押し上げられる。その結果、張車腕5が水
平軸32aを回動中心として図2中反時計回りに回動
し、張車7が上方に移動する。また、モータ26を図2
中反時計回りに回転駆動すれば、テンションロープ27
が巻き戻されて、上述の動作と逆の動作により張車7が
下方に移動する。この時、水平度センサ28からの検出
信号が信号ケーブル30を介して制御装置29に入力さ
れている。そこで、該検出信号に基づいてモータ26の
駆動が制御装置29により制御され、張車腕5が水平状
態となっている。
【0015】ここで、調速機ロープ10が伸びた場合に
は、調速機ロープ10にかかるテンションが弱まる。す
ると、調速機ロープ10のテンションがこの張車おもり
14の自重とつりあうまで張車腕5が水平軸32aを回
動中心として回動し、張車7が下降する。その結果、調
速機ロープ10は所望のテンションに自動的に調整され
る。調速機ロープ10がさらに伸びて張車腕5が規定角
度以上傾斜すると、水平度センサ28が作動して、張車
腕5の傾斜が検出される。そこで、該検出信号が信号ケ
ーブル30を介して制御装置29に入力され、モータ2
6が図2中時計回りに回転駆動される。その結果、張車
腕5が水平軸32aを回転中心として反時計回りに回動
される。そして、張車腕5が水平状態となると、水平度
センサ28が非作動状態となり、制御装置29によりモ
ータ26の駆動が停止される。なお、モータ26は通常
通電状態にあり、ブレーキ制御が働いている。そして、
制御装置29からの駆動指令により回転駆動される。
【0016】このように、この実施例によれば、テンシ
ョンローラ取付台20が乗りかご9の側面から調速機ロ
ープ10の方向に突設され、テンションローラ取付腕2
1がこのテンションローラ取付台20の先端に水平軸2
0a回りに回動可能に取り付けられ、一対のテンション
ローラ21a、21bがテンションローラ取付腕21の
両端に調速機ロープ10の配線経路平面内で調速機ロー
プ10を挟むように取り付けられ、一端がテンションロ
ーラ取付腕21に固定されたテンションロープ27の他
端側を巻き取る綱車25を駆動するモータ26が乗りか
ご9に設置されているので、モータ26を回転駆動する
ことにより調速機ロープ10の配線経路長さを長くする
ことができる。その結果、経年により調速機ロープ10
が伸びた際に、作業者がその都度乗りかご9上とピット
6内とを往復移動しながら調速機ロープ10のテンショ
ン調整作業を行うことなく、モータ26を回転駆動する
だけで調速機ロープ10のテンションを調整することが
でき、テンション調整の作業性を向上させることができ
るとともに、保守点検作業性を向上させることができる
という効果がある。また、調速機ロープ10の引き上げ
や切り詰め等の作業が発生せず、調速機ロープ10のテ
ンション調整作業にともなうエレベータの停止時間を大
幅に短縮することができるという効果も得られる。。
【0017】また、張車腕5の傾斜を検出する水平度セ
ンサ28を設け、かつ、該水平度センサ28の出力信号
に基づいてモータ26を回転駆動する制御装置29を設
けているので、張車腕5が傾斜するとモータ26が回転
駆動されて調速機ロープ10の配線経路長さが長くな
り、張車腕5の傾斜が水平に調節される。その結果、調
速機ロープ10が伸びても、張車腕5をほぼ水平状態に
維持しつつ、調速機ロープ10のテンションを所望のテ
ンションに自動的に調整することができるという効果が
ある。
【0018】なお、上記実施例では、通常通電状態にあ
り、ブレーキ制御が働いているブレーキ内蔵型のモータ
26を用いるものとして説明しているが、モータの回転
トルクを綱車に伝達する動力伝達機構にワンウェイクラ
ッチ機構を備えるようにしても、同様の効果が得られ
る。また、上記実施例では、張車腕5の傾斜を水平度セ
ンサ28により検出し、その検出信号に基づいて制御装
置29によりモータ26を駆動制御するものとして説明
しているが、水平度センサ28の検出信号に基づいてラ
ンプを点灯させて、調速機ロープ10のテンション調整
を報知させ、作業者にモータ26を回転駆動させるよう
にしてもよい。また、上記実施例では、張車腕5が傾斜
することにより通電状態となる水平度センサ28を用い
るものとして説明しているが、水平度センサ28に替え
て、光により張車腕5の傾斜を検出するようにしてもよ
い。
【0019】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0020】この発明の第1の発明では、乗りかごの側
面から調速機ロープ方向に突設されたテンションローラ
取付台と、テンションローラ取付台の先端側に水平軸回
りに回動可能に取り付けられたテンションローラ取付腕
と、調速機ロープの配線経路平面内で調速機ロープの他
端側を挟むようにテンションローラ取付腕の両端側にそ
れぞれ水平軸回りに回転可能に取り付けられた一対のテ
ンションローラと、乗りかごに設置されて一端がテンシ
ョンローラ取付腕に固定されたテンションロープの他端
側を巻き取るテンションロープ巻取装置とを備えている
ので、乗りかごとピットとの間を往復移動することな
く、かつ、調速機ロープのテンションを簡易に調整で
き、テンション調整の作業性を向上させることができる
とともに、保守点検作業性を向上させることができる。
【0021】また、この発明の第2の発明では、上記第
1の発明において、張車腕の傾斜を検出する張車腕傾斜
検出手段と、張車腕傾斜検出手段の出力信号に基づいて
テンションロープ巻取装置を駆動する制御装置とを備え
ているので、調速機ロープの伸びにより張車腕が傾斜す
ると、テンションロープ巻取装置が駆動されて、張車腕
の水平状態が自動的に確保されるとともに、調速機ロー
プのテンションが所望のテンションに自動的に調整され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る調速機ロープテン
ション装置を適用したエレベータを示す全体構成図であ
る。
【図2】 この発明の一実施例に係るエレベータの調速
機ロープテンション装置周りを示す拡大図である。
【図3】 この発明の一実施例に係るエレベータの調速
機ロープテンション装置の綱車周りを示す側面図であ
る。
【図4】 従来のエレベータを示す全体構成図である。
【図5】 従来のエレベータを示す要部拡大図である。
【図6】 従来のエレベータにおける調速機ロープのテ
ンション調整作業を説明する図である。
【符号の説明】
2 機械室、3 調速機、4 調速機シーブ、5 張車
腕、6 ピット、7張車、9 乗りかご、10 調速機
ロープ、20 テンションローラ取付台、20a、21
a、21b、32a 水平軸、21 テンションローラ
取付腕、22a、22b テンションローラ、25 綱
車(テンションロープ巻取装置)、26 モータ (テ
ンションロープ巻取装置)、27 テンションロープ、
28水平度センサ(張車腕傾斜検出手段)、29 制御
装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が乗りかごに固定され、機械室内に
    設置された調速機の調速機シーブに掛け渡され、さらに
    ピット内に水平軸回りに回動可能に設置された張車腕の
    先端側に装着された張車に掛け渡された後、他端が前記
    乗りかごに固定されて前記乗りかごの昇降動作に同期し
    て前記調速機シーブを回転駆動する調速機ロープのテン
    ションを調整する装置において、 前記乗りかごの側面から前記調速機ロープ方向に突設さ
    れたテンションローラ取付台と、前記テンションローラ
    取付台の先端側に水平軸回りに回動可能に取り付けられ
    たテンションローラ取付腕と、前記調速機ロープの配線
    経路平面内で前記調速機ロープの他端側を挟むように前
    記テンションローラ取付腕の両端側にそれぞれ水平軸回
    りに回転可能に取り付けられた一対のテンションローラ
    と、前記乗りかごに設置されて一端が前記テンションロ
    ーラ取付腕に固定されたテンションロープの他端側を巻
    き取るテンションロープ巻取装置とを備えたことを特徴
    とするエレベータの調速機ロープテンション装置。
  2. 【請求項2】 前記張車腕の傾斜を検出する張車腕傾斜
    検出手段と、前記張車腕傾斜検出手段の出力信号に基づ
    いて前記テンションロープ巻取装置を駆動する制御装置
    とを備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ
    の調速機ロープテンション装置。
JP352795A 1995-01-12 1995-01-12 エレベータの調速機ロープテンション装置 Pending JPH08192970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP352795A JPH08192970A (ja) 1995-01-12 1995-01-12 エレベータの調速機ロープテンション装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP352795A JPH08192970A (ja) 1995-01-12 1995-01-12 エレベータの調速機ロープテンション装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08192970A true JPH08192970A (ja) 1996-07-30

Family

ID=11559861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP352795A Pending JPH08192970A (ja) 1995-01-12 1995-01-12 エレベータの調速機ロープテンション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08192970A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008056020A3 (en) * 2006-11-10 2008-10-02 Kone Corp Arrangement in an elevator speed limiter
JP2017160002A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータ乗場扉用連動ロープの張力付与装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008056020A3 (en) * 2006-11-10 2008-10-02 Kone Corp Arrangement in an elevator speed limiter
JP2017160002A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータ乗場扉用連動ロープの張力付与装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000086110A (ja) エレベータ装置
WO2007004293A1 (ja) エレベータ用調速機ロープの張り車装置
KR100458541B1 (ko) 승강패널의승강운동용제어장치및이를구비한천정매립식공기조화기
JP2002120977A (ja) エレベーターのかご位置検出装置
JPH02200561A (ja) モノレール走行装置
JPH08192970A (ja) エレベータの調速機ロープテンション装置
KR20040007690A (ko) 엘리베이터 장치의 승강기구 및 승강방법
JPH09194165A (ja) エレベータの調速機ロープ振れ止め装置
JPH06247685A (ja) ホイストの横方向ずれ検知装置
JP2001187678A (ja) エレベータ装置
JP2000103589A (ja) 門形揚重装置
JP2000038274A (ja) かご自走型エレベーター
JPH06210217A (ja) 壁面移動装置
JPH08261391A (ja) マニピュレータ
JPH0544343A (ja) 建物躯体の外壁部材取付け方法
JPH09156851A (ja) エレベーターの調速機ロープ振れ防止装置
JP6988946B2 (ja) 主ロープの振れ抑制装置
JP3289053B2 (ja) バトン昇降装置
JPH10273288A (ja) ウインチのための乱巻防止装置
JPH09278390A (ja) 簡易リフター
JPH1171901A (ja) 壁パネルの搬入方法及び搬入装置
JPH107339A (ja) エレベータのガバナロープテンション装置
JPH0867447A (ja) エレベータの調速機
JPH0329844Y2 (ja)
JPH09156872A (ja) コンテナ吊具のケーブル自動巻取装置