JPH0819295A - ステップモータの駆動方法及びこの方法を用いるステップモータ駆動回路 - Google Patents

ステップモータの駆動方法及びこの方法を用いるステップモータ駆動回路

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JPH0819295A
JPH0819295A JP17214694A JP17214694A JPH0819295A JP H0819295 A JPH0819295 A JP H0819295A JP 17214694 A JP17214694 A JP 17214694A JP 17214694 A JP17214694 A JP 17214694A JP H0819295 A JPH0819295 A JP H0819295A
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JP
Japan
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drive coil
step motor
potential side
drive
output
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JP17214694A
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Inventor
Hiroyuki Nakabachi
浩幸 中鉢
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステップモータの駆動における電力消費の低
減を低コストで実現する。 【構成】 ステップモータ16の駆動コイルの一端を、
例えば高電位側に接続した状態で、他端をロータが回転
するための最小の電力が得られる時間だけ低電位側に接
続して駆動コイルに電流を供給し、この後、駆動コイル
の他端を開状態にしてこの他端にて誘導起電力の検出を
行なう。そして、誘導起電力が検出できない場合にのみ
通常よりも実効値の大きな電流を駆動コイルに供給す
る。これにより、無駄な電力消費をすることなく、効率
の良い駆動を行なうことができる。また、ロータが回転
したか否かの判定を駆動コイルの他端における電圧を検
出することにより行なうので、検出回路の簡素化が図れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステップモータの駆動
方法及びこの方法を用いるステップモータ駆動回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ステップモータを駆動源とし
たアナログ時計がある。この種のアナログ時計に使用さ
れるステップモータとしては、通常、図7に示すように
駆動コイル1が巻回されたステータ2と、このステータ
2のギャップ間に配置されるロータ3とから構成されて
いる。ステップモータの駆動方法としては、まず、図8
(a)に示すように、駆動コイル1にロータ3の極性と
逆の極性となる方向に電流を流す。これによって、ロー
タ3は180度回転する。そして、図8(b)に示すよ
うに、ロータ3が180度回転すると同時に駆動コイル
1にロータ3の極性と逆の極性となる方向に電流を流
す。これによって、図8(c)に示すようにロータ3は
最初の位置に達する。この場合、最初の位置に達しても
慣性によって振動しながら止る。時計として使用する場
合は、ロータ3の1回転を1秒以内に終了させる。すな
わち、1秒間に1回転させる。
【0003】従来、ステップモータの駆動においては、
低消費電力化を図るために駆動コイル1に供給する駆動
電流の値(実効値)を制御してロータ3が回転する最小
の推力を得るようにしている。この場合、ロータ3が回
転する最小の推力とすることで、僅かな負荷の増加でも
回転が停止してしまう恐れがあるので、一定時間毎に実
効値の大きな電流を補正パルスとして駆動コイル1に供
給するようにしている。また、常に駆動コイル1の両端
の信号を検出することでロータ3が回転したか否かを判
定し、回転しなかったと判断した場合には即座に先に供
給した電流と同極性で、かつ実効値の大きな電流を補正
パルスとして供給する。この処理を行なった後は電流の
実効値を所定量だけ大きくする。一方、ロータ3が一定
時間正常に回転し続けた場合には、その時間経過直後に
電流の実効値を所定量だけ小さくする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のステップモータ駆動回路にあっては、次のような問
題点があった。 (イ)従来のステップモータ駆動回路は、ステップモー
タに加わる負荷が一定で最も効率良く駆動している時で
も一定時間毎に実効値の大きな電流を補正パルスとして
供給するので、無駄な電力を消費していた。 (ロ)ステップモータに加わる負荷が重くなった状態か
ら軽い状態になったとしても、一定時間経過しなければ
電流の実効値が小さくならないので、その間に無駄な電
力を消費していた。 (ハ)ロータ3が回転したか否かの判定を駆動コイル1
の両端の信号に基づいて行なうようにしているが、駆動
コイル両端の各々に検出手段を設けるか、あるいは一つ
の検出手段と、この検出手段を切り替える切替え手段を
設ける必要があり、前者の場合は回路規模の増大につな
がり、後者の場合は切り替えの為のスイッチ等による信
号波形の歪が発生して正確な検出ができなかった。
【0005】そこで本発明は、低消費電力化を低コスト
で実現できるステップモータの駆動方法及びこの方法を
用いるステップモータ駆動回路を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明によるステップモータの駆動方法は、
ステップモータに対して4個のスイッチング素子でHブ
リッジを構成し、一定時間毎に前記ステップモータの駆
動コイルの一端を高電位側と低電位側に交互に接続し、
前記駆動コイルの一端が前記電源の高電位側に接続され
た場合には該駆動コイルの他端をロータが回転するため
の最小の電力が得られる時間だけ前記電源の低電位側に
接続して該駆動コイルに電流を流し、該駆動コイルの一
端が前記電源の低電位側に接続された場合には該駆動コ
イルの他端をロータが回転するための最小の電力が得ら
れる時間だけ前記電源の高電位側に接続して該駆動コイ
ルに電流を流すようにしたステップモータの駆動方法で
あって、前記駆動コイルに電流を流した後に該駆動コイ
ルの他端を開状態とし、この時に該駆動コイルに誘導起
電力が発生するか否かを判定し、発生しなかった場合に
は該駆動コイルの他端を閉状態として該駆動コイルに通
常よりも実効値の大きな電流を供給することを特徴とす
る。
【0007】請求項2記載の発明によるステップモータ
駆動回路は、ステップモータに対して4個のスイッチン
グ素子でHブリッジを構成して該ステップモータを駆動
するステップモータ駆動回路であって、一定時間毎に前
記ステップモータの駆動コイルの一端を高電位側と低電
位側に交互に接続する第一の接続手段と、この第一の接
続手段により前記駆動コイルの一端が前記電源の高電位
側に接続された場合には該駆動コイルの他端をロータが
回転するための最小の電力が得られる時間だけ前記電源
の低電位側に接続し、該駆動コイルの一端が前記電源の
低電位側に接続された場合には該駆動コイルの他端をロ
ータが回転するための最小の電力が得られる時間だけ前
記電源の高電位側に接続する第二の接続手段と、この第
二の接続手段によって前記駆動コイルの他端の接続が行
なわれた後に該駆動コイルの他端を開状態にする切り離
し手段と、前記駆動コイルの他端において該駆動コイル
に発生する誘導起電力を検出する検出手段と、前記切り
離し手段により前記駆動コイルの他端が開状態となるこ
とによって該駆動コイルに誘導起電力が発生した場合に
該駆動コイルの他端を閉状態にして通常よりも実効値の
大きな電流を供給する電流供給手段とを備えたことを特
徴とする。
【0008】また、好ましい態様として、例えば請求項
3記載の発明のように、前記検出手段は、前記駆動コイ
ルの他端における電圧と所定の基準電圧とを比較し、前
記駆動コイルの他端における電圧が基準電圧を超えた時
に誘導起電力の発生を検出するようにしても良い。請求
項4記載の発明によるステップモータの駆動方法は、ス
テップモータに対して4個のスイッチング素子でHブリ
ッジを構成し、一定時間毎にステップモータの駆動コイ
ルの両端のそれぞれを電源の高電位側と低電位側に交互
に接続することで前記ステップモータを駆動するステッ
プモータの駆動方法であって、前記駆動コイルの一端が
前記電源の高電位側に接続されると共に他端が低電位側
に接続された場合には該他端を開状態にし、前記駆動コ
イルの一端が前記電源の低電位側に接続されると共に他
端が高電位側に接続された場合には該一端を開状態に
し、この後に前記駆動コイルに誘導起電力が発生するか
否かの判定を行ない、誘導起電力が発生しなければ駆動
コイルの一端又は他端を閉状態にして通常よりも実効値
の大きな電流を供給し、また、前記駆動コイルの一端又
は他端が開状態にされた後から該駆動コイルに誘導起電
力が発生するまでの時間を測定し、この測定時間に応じ
て次回のステップモータの駆動時間を決定することを特
徴とする。
【0009】請求項5記載の発明によるステップモータ
駆動回路は、ステップモータに対して4個のスイッチン
グ素子でHブリッジを構成して該ステップモータを駆動
するステップモータ駆動回路であって、一定時間毎にス
テップモータの駆動コイルの両端のそれぞれを電源の高
電位側と低電位側に交互に接続する接続手段と、この接
続手段により前記駆動コイルの一端が前記電源の高電位
側に接続されると共に他端が低電位側に接続された場合
には該他端を開状態にし、前記駆動コイルの一端が前記
電源の低電位側に接続されると共に他端が高電位側に接
続された場合には該一端を開状態にする切り離し手段
と、前記駆動コイルの両端のそれぞれにおいて該駆動コ
イルに発生する誘導起電力を検出する第一および第二の
検出手段と、前記切り離し手段により前記駆動コイルの
一端又は他端が切り離されても該駆動コイルに誘導起電
力が発生しなければ駆動コイルの一端又は他端を閉状態
にして通常よりも実効値の大きな電流を供給する電流供
給手段と、前記切り離し手段により前記駆動コイルの一
端又は他端が切り離された後から前記第一又は第二の検
出手段によって前記駆動コイルに発生する誘導起電力が
検出されるまでの時間を測定する時間測定手段と、この
時間測定手段により測定された時間に応じて次回のステ
ップモータの駆動時間を決定する駆動時間決定手段とを
備えたことを特徴とする。
【0010】また、好ましい態様として、例えば請求項
6記載の発明のように、前記第一の検出手段は、前記駆
動コイルの一端における電圧と所定の基準電圧とを比較
して前記駆動コイルの一端における電圧が前記基準電圧
を超えた時に誘導起電力の発生を検出し、また、前記第
二の検出手段は、前記駆動コイルの他端における電圧と
所定の基準電圧とを比較して前記駆動コイルの他端にお
ける電圧が前記基準電圧を超えた時に誘導起電力の発生
を検出するようにしても良い。例えば、請求項7記載の
発明のように、前記一定時間を1秒としてアナログ時計
に適用しても良い。
【0011】
【作用】本発明では、ステップモータの駆動コイルの一
端が、例えば高電位側に接続された状態で、他端がロー
タが回転するための最小の電力が得られる時間だけ低電
位側に接続されると、その間に駆動コイルに電流が流れ
る。駆動コイルに電流が流れた後、これが開状態になる
と、ロータが回転していれば駆動コイルに誘導起電力が
発生し、ロータが回転していなければ駆動コイルに誘導
起電力が発生しない。誘導起電力が発生した場合は何も
処理が行なわれず、発生しない場合は駆動コイルに通常
よりも実効値の大きな電流が供給される。なお、ステッ
プモータの駆動コイルの一端が電源の低電位側に接続さ
れた時は、その他端はロータが回転するための最小の電
力が得られる時間だけ高電位側に接続される。
【0012】したがって、ステップモータの駆動コイル
に電流が供給されてもロータが回転しなかった場合には
通常よりも実効値の大きな電流が供給されるので、無駄
な電力消費をすることがなく、効率の良い駆動が行なわ
れる。また、ロータが回転したか否かの判定が駆動コイ
ルの他端における電圧を検出することにより行なわれる
ので、検出回路の簡素化が図れると共に駆動コイルの両
端に検出回路を設ける場合に必要とする切り替えの為の
スイッチ等を必要としない。
【0013】また、本発明では、ステップモータの駆動
コイルの一端が電源の高電位側に接続されると共に他端
が低電位側に接続された状態で、前回の駆動において決
定された駆動時間だけ駆動コイルに電流が流れる。そし
て、駆動コイルに電流が流れた後、駆動コイルの他端が
開状態になる。駆動コイルの他端が開状態になると、ロ
ータが回転していれば駆動コイルに誘導起電力が発生
し、ロータが回転していなければ駆動コイルに誘導起電
力が発生しない。誘導起電力が発生しない場合は駆動コ
イルに通常よりも実効値の大きな電流が供給される。一
方、駆動コイルの他端が開状態にされた後から誘導起電
力が発生するまでの時間が測定され、この測定時間に応
じて次回のステップモータの駆動時間が決定される。な
お、ステップモータの駆動コイルの一端が電源の低電位
側に接続されると共に他端が高電位側に接続される場合
も上記同様の動作が行なわれる。したがって、ステップ
モータの駆動コイルに電流が供給されてもロータが回転
しなかった場合には通常よりも実効値の大きな電流が供
給されるので、無駄な電力消費をすることがなく、効率
の良い駆動が行なわれる。また、ロータが回転したか否
かの判定を駆動コイルの両端の電圧を検出することによ
って行なうが、駆動コイルの両端のうちの開状態にした
方を検出するので、駆動コイルの両端に設ける各検出回
路を切り替えるスイッチ等を必要としない。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。 (I)第1実施例 まず、構成から説明すると、図1は本発明に係るステッ
プモータ駆動回路の第1実施例の回路構成を示すブロッ
ク図である。 A.ステップモータ駆動回路の構成 (a)ステップモータ駆動回路のブロック図 図1において、10は発振回路であり、32,768H
zの基準信号を発生する。11は分周回路であり、16
個のフリップフロップを有し、発振回路10から出力さ
れる基準信号を分周して出力する。この場合、分周回路
11から出力されるQ1信号は16,384Hzの信号
であり、Q16信号は0.5Hzの信号である。すなわ
ち、分周回路11の16個の各出力端からは、それぞれ
前の出力端から出力される信号の1/2の周波数の信号
が出力される。
【0015】12は波形合成回路であり、分周回路11
から出力される各信号に基づいて図2に示すような波形
の信号を合成して出力する。この場合、図2に示すよう
に波形合成回路12から出力されるP4信号が”H”か
ら”L”に反転した後、再び”H”に反転するまでの1
秒間にP0〜P3信号が次のように変化する。すなわち、
4信号が”H”から”L”に反転し、その3.9ms
ec後にP0信号が”L”から”H”に反転する。この
0信号は3.9msec毎に”H”と”L”の反転を
繰り返す。また、P0信号が”L”から”H”に反転し
た時点から7.8msec後にはP1信号が”L”か
ら”H”に反転する。この”H”の状態は19.5ms
ec続く。P1信号が”H”から”L”に反転し、同時
にP2信号が”L”から”H”に反転する。P2信号が”
L”から”H”に反転した時点から7.8msec後に
3信号が”L”から”H”に反転する。この”H”の
状態は7.8msec続く。P4信号が”H”から”
L”、または”L”から”H”に反転する時点でステッ
プモータ16に電流が流れ始める。
【0016】図1に戻り、13は制御回路であり、波形
合成回路12の各出力と後述する検出回路14の出力と
をそれぞれ入力し、これらの出力にしたがって駆動回路
15を動作させる信号を出力する。駆動回路15は制御
回路13から供給される各信号にしたがってステップア
ップモータ16を駆動する。ここで、図3は制御回路1
3、検出回路14および駆動回路15の詳細な構成を示
す回路図である。以下、制御回路13、検出回路14お
よび駆動回路15の順で説明する。 (b)制御回路13の構成 制御部13は、イクスクーシブオアゲート20と、アン
ドゲート21および22と、RSフリップフロップ23
と、オアゲート24とから構成されている。イクスクー
シブオアゲート20は、その一方の入力端が端子T6
接続されており、他方の入力端が端子T4に接続されて
いる。また、出力端がアンドゲート21の一方の入力端
に接続されている。アンドゲート21は、その他方の入
力端が端子T3に接続されており、出力端がRSフリッ
プフロップ23のセット信号入力端Sに接続されてい
る。RSフリップフロップ23は、そのリセット信号入
力端Rが端子T1に接続されており、反転出力端QBAR
アンドゲート22の一方の入力端に接続されている。ア
ンドゲート22の他方の入力端は端子T2に接続されて
いる。オアゲート24は、その一方の入力端が端子T5
に接続されており、他方の入力端がアンドゲート21の
出力端に接続されている。
【0017】(c)検出回路14の構成 検出回路14は、インバータ25と、抵抗26および2
7と、比較器28とから構成されている。インバータ2
5は、その入力端が端子T6に接続されており、出力端
が抵抗26の一端に接続されている。抵抗26の他端は
抵抗27の一端に接続されると共に比較器28の非反転
入力端に接続されている。抵抗27の他端はインバータ
25の入力端に接続されている。比較器28は、その反
転入力端がステップモータ16を接続する端子O1に接
続されており、出力端が端子T4に接続されている。比
較器28の非反転入力端には抵抗26および27により
分圧された電圧(以下基準電圧Vref)が印加される。
この場合、インバータ25の入力端における電圧レベル
が”L”である場合は抵抗26から抵抗27の方向へ電
流が流れ、インバータ25の入力端における電圧レベル
が”H”である場合は抵抗27から抵抗26の方向へ電
流が流れる。電流の方向がいずれの場合であっても比較
器28の非反転入力端に印加する基準電圧Vrefが一定
になるように抵抗26および27の抵抗値を同一にして
いる。
【0018】(d)駆動回路15の構成 駆動回路15は、ナンドゲート29、31、33および
34と、一方の入力が反転入力であるナンドゲート30
および32と、Dフリップフロップ35および36と、
イクスクルーシブオアゲート37および38と、PMO
S−FET39および41と、NMOS−FET40お
よび41とから構成されている。ナンドゲート29は、
その一方の入力端が端子T1に接続されており、他方の
入力端が端子T6に接続されている。また、ナンドゲー
ト29の出力端がナンドゲート33の一方の入力端に接
続されている。ナンドゲート30は、その反転入力端が
端子T6に接続されており、他端が制御回路13のオア
ゲート24の出力端に接続されている。ナンドゲート3
1は、その一方の入力端が制御回路13のオアゲート2
4の出力端に接続されており、他方の入力端が端子T6
に接続されている。ナンドゲート32は、その反転入力
端が端子T6に接続されており、他端が端子T1に接続さ
れている。ナンドゲート33の出力端はDフリップフロ
ップ35のクロック信号入力端Cに接続されている。ナ
ンドゲート34の出力端はDフリップフロップ36のク
ロック入力端Cに接続されている。
【0019】Dフリップフロップ35および36の入力
端Dは端子T6に共通接続されている。Dフリップフロ
ップ35の出力端Qはイクスクルーシブオアゲート37
の一方の入力端に接続されている。Dフリップフロップ
36の出力端Qはイクスクルーシブオアゲート38の一
方の入力端に接続されている。イクスクルーシブオアゲ
ート37および38の他方の入力端が共通接続されると
共に制御回路13のアンドゲート22の出力端に接続さ
れている。イクスクルーシブオアゲート37の出力端は
PMOS−FET39のゲートに接続されており、イク
スクルーシブオアゲート38の出力端はNMOS−FE
T40のゲートに接続されている。PMOS−FET3
9のドレインには電圧VDDが印加されている。
【0020】PMOS−FET39のソースはNMOS
−FET40のドレインに接続されると共に端子O1
よび検出回路14の比較器28の反転入力端に接続され
ている。NMOS−FET40のソースは接地されてい
る。PMOS−FET41のゲートはNMOS−FET
42のゲートと共通接続されると共に端子T6に接続さ
れている。PMOS−FET41のソースはNMOS−
FET42のドレインと共通接続されると共に端子O2
に接続されている。また、PMOS−FET41のドレ
インには電圧VDDが印加されている。NMOS−FET
42のソースは接地されている。
【0021】次に、第1実施例の動作を説明する。これ
は、ステップモータ駆動回路の動作で、アナログ時計の
秒針が1秒刻みで動作する場合の例である。 A.ステップモータ駆動回路の動作 (a)ステップモータ16のロータ3が正常に回転する
場合の動作 まず、波形合成回路12から出力されるP4信号が図2
に示すように”H”から”L”に反転すると、PMOS
−FET41がオン、NMOS−FET42がオフにな
る。この場合、前回のステップモータ16の駆動後にN
MOS−FET40がオン、PMOS−FET39がオ
フになっているので、PMOS−FET41、ステップ
モータ16、NMOS−FET40の経路で電流i1
流れ、これによってステップモータ16のロータ3がト
ルクを受ける。
【0022】また、P4信号が”H”から”L”に反転
すると、アンドゲート29および31が閉じ、アンドゲ
ート30および32が開く。そして、3.9msec後
にP0信号が”H”から”L”に反転し、これによって
アンドゲート32の出力が”H”から”L”に反転す
る。このアンドゲート32の出力が”L”に反転する
と、アンドゲート34の出力が”L”から”H”に反転
する。これによって、Dフリップフロップ36のクロッ
ク信号入力端Cにクロック信号が供給される。この場
合、Dフリップフロップ36の入力端Dの電圧レベル
が”L”になっていることから、その出力端Qの出力
が”H”から”L”に反転する。また、P0信号が”
H”から”L”に反転すると、RSフリップフロップ2
3のリセット信号入力端Rにリセット信号が供給され、
これによってRSフリップフロップ23にリセットがか
かり、その出力端Qの出力が”H”になり、アンドゲー
ト22が開かれる。
【0023】この場合、アンドゲート22が開かれても
3信号が”L”になっていることから、アンドゲート
22の出力が”L”のままになっている。これにより、
Dフリップフロップ36の出力端Qの出力が”H”か
ら”L”に反転することによってイクスクルーシブオア
ゲート38の出力が”H”から”L”に反転する。この
結果、NMOS−EFT40がオンからオフになり、端
子O1が開状態になる。これまでの動作によってステッ
プモータ16は1秒分の回転を行なう。これまでの動作
を簡単に言えば、波形合成回路12から出力されるP4
信号が”H”から”L”に反転すると、ステップモータ
16に電流i1が流れ、ステップモータ16のロータ3
が1秒分回転する。そして、波形合成回路12から出力
されるP0信号が”L”から”H”に反転すると、NM
OS−FET40がオンからオフになって端子O1が開
状態になる。
【0024】NMOS−EFT40がオンからオフにな
って端子O1が開状態になると、ステップモータ16の
ステータ2に巻回された駆動コイル1に誘導起電力が発
生する。これにより、検出回路14の比較器28の反転
入力端に印加される電圧が比較器28の非反転入力端に
印加されている基準電圧Vrefよりも低くなり、比較器
28の出力が”L”から”H”に反転する。比較器28
の出力が”H”に反転すると、制御回路13のイクスク
ルーシブオアゲート20の出力が”H”になる。一方、
アンドゲート21は、NMOS−EFT40がオンから
オフになってからP1信号が”L”から”H”に反転す
るまでは開かないようになっている。このようにした理
由は、重負荷時にステップモータ16のロータ3が静止
位置に戻るまでの振動により発生する誘導起電力によっ
て誤動作しないようにする為である。
【0025】波形合成回路12から出力されるP1信号
が”H”になっている検出期間内にイクスクルーシブオ
アゲート20の出力が”L”から”H”に反転すると、
アンドゲート21の出力が”L”から”H”に反転し、
RSフリップフロップ23がセットされて出力端Qの出
力が”H”から”L”に反転する。これによって、アン
ドゲート22が閉じ、P3信号の出力が禁止される。ま
た、アンドゲート21の出力が”H”になると、オアゲ
ート24の出力が”H”になり、また、ナンドゲート3
0の出力が”L”になる。ナンドゲート30の出力が”
L”に反転すると、ナンドゲート33の出力が”L”か
ら”H”に反転する。これによって、Dフリップフロッ
プ35のクロック信号入力端Cにクロック信号が供給さ
れ、Dフリップフロップ35の出力端Qの出力が”H”
から”L”に反転する。Dフリップフロップ35の出力
端Qの出力が”L”に反転すると、イクスクルーシブオ
アゲート37の出力が”H”から”L”に反転し、PM
OS−FET39がオンする。以上がステップモータ1
6のロータ3が回転した場合である。
【0026】(b)ステップモータ16のロータ3が回
転しなかった場合の動作 ステップモータ16のロータ3が回転しなかった場合に
は、NMOS−FET40がオンからオフになって端子
1がオープン状態になったにも拘らず、ステップモー
タ16の駆動コイル1には誘導起電力が発生しない。こ
の場合、検出回路14の比較器28の反転入力端におけ
る電圧レベルが非反転入力端に印加されている基準電圧
Vrefよりも大きいので、比較器28の出力は”L”に
なったままである。比較器28の出力が”L”のままで
は制御回路13のイクスクルーシブオアゲート20の出
力が”L”のままであるので、アンドゲート21が閉じ
られたままになっている。
【0027】そして、波形合成回路12から出力される
2信号が”L”から”H”に反転すると、オアゲート
24の出力が”L”から”H”に反転する。オアゲート
24の出力が”H”に反転すると、アンドゲート30の
出力が”H”から”L”に反転し、さらにアンドゲート
33の出力が”L”から”H”に反転する。これによっ
て、Dフリップフロップ35のクロック入力端Cにクロ
ック信号が供給され、Dフリップフロップ35の出力端
Qの出力が”H”から”L”に反転する。P2信号が”
L”から”H”に反転してから7.8msecまでの間
は、イクスクルーシブオアゲート37の両入力端の電圧
レベルが”L”であるので、その出力が”L”になる。
これによって、PMOS−FET39がオフからオンに
なる。このPMOS−FET39のオン状態は7.8m
secの間続く。
【0028】波形合成回路12から出力されるP3信号
が”L”から”H”に反転すると、アンドゲート22の
出力が”L”から”H”に反転する。これによってイク
スクルーシブオアゲート38の出力が”L”から”H”
に反転し、NMOS−FET40がオンになる。このN
MOS−FET40のオン状態は7.8msecの間続
く。NMOS−FET40がオンになると、PMOS−
FET41、ステップモータ16、NMOS−FET4
0の経路で電流i1が流れる。これによってステップモ
ータ16のロータ3がトルクを受ける。この場合、ステ
ップモータ16の駆動コイル1には通常の3.9mse
cに対して2倍の7.8msecの期間電流i1が流れ
るので、負荷の重い状態でも充分にステップモータ16
のロータ3が回転し、1秒分の動作を終了する。
【0029】これまでの動作を簡単に言えば、ステップ
モータ16のロータ3が回転しなかった場合は、ステッ
プモータ16の駆動コイル1には誘導起電力が発生しな
いので、比較器28の出力が”L”になったままであ
り、また、制御回路13のイクスクルーシブオアゲート
20の出力も”L”のままである。そして、アンドゲー
ト21も閉じられたままであり、RSフリップフロップ
23の出力端Qの出力も”H”のままである。したがっ
て、P3信号が”H”に反転した時点から”L”に反転
するまでの期間、ステップモータ16の駆動コイル1に
電流i1が流れる。
【0030】(c)ステップモータ16のロータ3が正
常に回転した場合の次の1秒の動作 次の1秒では、P4信号が”L”から”H”に反転す
る。これにより、PMOS−FET41がオンからオフ
になり、また、NMOS−FET42がオフからオンに
なる。一方、前回の駆動後にPMOS−FET39がオ
ン、NMOS−FET40がオフになっているので、今
回の駆動においては、PMOS−FET39、ステップ
モータ16、NMOS−FET42の経路で電流i2
流れ、これによってステップモータ16のロータ3がト
ルクを受ける。そして、P0信号が”L”から”H”に
反転すると、アンドゲート29の出力が”H”から””
L”に反転し、これに伴ってアンドゲート33の出力
が”L”から”H”に反転する。アンドゲート33の出
力が”H”になると、Dフリップフロップ35のクロッ
ク信号入力端Cにクロック信号が供給される。この場
合、Dフリップフロップ35の入力端Dの電圧レベル
は”H”になっているので、出力端Qの出力が”L”か
ら”H”に反転する。これによって、PMOS−FET
39がオンからオフになり、端子O1が開状態になる。
これまで動作によってステップモータ16は1秒分の回
転を行なう。
【0031】一方、PMOS−FET39がオフになっ
て端子O1が開状態になると、ステップモータ16の駆
動コイル1に誘導起電力が発生する。この場合、抵抗2
6および27に流れる電流の方向は前回駆動時とは逆方
向になる。ステップモータ16の駆動コイル1に誘導起
電力が発生すると、比較器28の出力が”H”から”
L”に反転する。これにより、制御部13のイクスルク
ーシブオアゲート20の出力が”L”から”H”に反転
する。これによりアンドゲート21が開かれる。そし
て、アンドゲート21が開かれると、P1信号が”L”
から”H”に反転することによってRSフリップフロッ
プ23の出力端Qの出力が”H”から”L”に反転す
る。これによって、アンドゲート22が閉じ、P3信号
の出力が禁止される。これまでの動作を簡単に言えば、
4信号が”L”から”H”に反転すると、ステップモ
ータ16に電流i1が流れ、ステップモータ16のロー
タ3が1秒分回転する。そして、P0信号が”L”か
ら”H”に反転すると、PMOS−FET39がオンか
らオフになって端子O1が開状態になる。
【0032】(d)次の1秒の動作においてステップモ
ータ16のロータ3が正常に回転しなかった場合の動作 ステップモータ16のロータ3が回転しなかった場合に
は、PMOS−FET39がオンからオフになって端子
1が開状態になったのにも拘らず、ステップモータ1
6の駆動コイル1には誘導起電力が発生しない。この場
合、検出回路14の比較器28の反転入力端における電
圧レベルが非反転入力端に印加されている基準電圧Vre
fよりも小さいので、比較器28の出力は”H”になっ
たままである。比較器28の出力が”H”のままでは制
御回路13のイクスクルーシブオアゲート20の出力
が”L”になったままであり、また、アンドゲート21
も閉じたままであるのでRSフリップフロップ23の出
力端Qの出力は”L”になったままである。そして、P
3信号が”H”になっている期間すなわち7.8mse
cの間PMOS−FET39がオンになり、これによっ
て、PMOS−FET39、ステップモータ16、NM
OS−FET42の経路で電流i2が流れる。これによ
り、負荷の重い状態でも充分にステップモータ16のロ
ータ3が回転し、1秒分の動作が終了する。
【0033】このように、第1実施例では、ステップモ
ータ16の駆動コイル1の一端(端子O2に接続される
側)を常時電源の高電位側または低電位側に接続し、他
端を必要に応じて開状態として、この時に他端に設けた
検出回路14によって駆動コイル1に発生する誘導起電
力を検出する。そして、誘導起電力が発生しなかった場
合にロータ3が回転しなかったと判断して駆動コイル1
に通常よりも実効値の大きな電流を供給してロータ3を
回転させる。したがって、ステップモータ16の1秒間
の動作期間内でロータ3が回転しなかった場合にのみ、
その期間内で通常よりも実効値の大きな電流を駆動コイ
ル1に供給するので、無駄な電力消費をすることがな
く、効率の良い駆動を行なうことができる。また、ロー
タ3が回転したか否かの判定を駆動コイル1の一端にお
ける電圧を検出することによって行なうので、検出回路
の簡素化が図れると共に駆動コイルの両端に設ける各検
出回路を切り替えるスイッチ等を必要としない。
【0034】(II)第2実施例 図4は本発明に係るステップモータ駆動回路の第2実施
例の回路構成を示すブロック図である。 A.ステップモータ駆動回路の構成 (a)ステップモータ駆動回路のブロック図 図4において、10は発振回路であり、32,768H
zの基準信号を発生する。50は分周回路であり、15
個のフリップフロップを有し、発振回路10から出力さ
れる基準信号を分周して出力する。この場合、分周回路
50から出力されるQ1信号は16,384Hzの信号
であり、Q15信号は1Hzの信号である。すなわち、分
周回路50の15個の出力端からは、それぞれ前の出力
端から出力される信号の1/2の周波数の信号が出力さ
れる。
【0035】51は波形合成回路であり、分周回路50
から出力される各信号に基づいて図2に示すような波形
の信号を合成する。この場合、図5に示すように波形合
成回路51から出力されるP7信号が0.48msec
の周期で”H”/”L”すると共に波形合成回路51か
ら出力されるP3信号が0.12msecの周期で”
H”/”L”する。また、波形合成回路51から出力さ
れるP0信号が1.96msecの間”H”になる。P0
信号が”H”から”L”に反転すると同時に波形合成回
路51から出力されるP1信号が”L”から”H”にな
り、この状態が5.86msecの間続く。
【0036】P1信号が”H”から”L”になった後、
波形合成回路51から出力されるP4信号およびP5信号
が”L”から”H”に反転する。P4信号の”H”の状
態は19.5msecの間続く。また、P5信号の”
H”の状態は9.8msecの間続く。P4信号が”
H”から”L”に反転すると同時に波形合成回路51か
ら出力されるP2信号が”L”から”H”に反転する。
2信号の”H”の状態は7.8msecの間続く。P2
信号が”H”から”L”に反転すると同時に波形合成回
路51から出力されるP6信号が”L”から”H”に反
転する。P3信号およびP7信号は、装置に電源が供給さ
れている間常に出力されており、また、P0信号、P1
号、P2信号、P4信号、P5信号およびP6信号は1秒周
期で出力される。図4に戻り、52は制御回路であり、
波形合成回路51の各出力と後述する検出回路54の出
力とをそれぞれ入力し、これらの出力にしたがって駆動
回路53を動作させる信号を出力する。駆動回路53は
制御回路52から供給される信号にしたがってステップ
アップモータ16を駆動する。図6は制御回路52、検
出回路54および駆動回路53の詳細な構成を示す回路
図である。以下、制御回路52、検出回路54および駆
動回路53の順で説明する。
【0037】(b)制御回路52の構成 制御部52は、アンドゲート60、62、64、65、
66および79と、RSフリップフロップ61および8
0と、オアゲート67および78と、アップ/ダウンカ
ウンタ68と、カウンタ69と、イクスクルーシブオア
ゲート70、71、72、73、74および75と、ノ
アゲート76とから構成されている。アンドゲート60
はその一方の入力端が入力端T3に接続されており、他
方の入力端が入力端T5に接続されている。また、その
出力端がRSフリップフロップ61のセット入力端Sに
接続されている。RSフリップフロップ61のリセット
入力端Rは入力端T4に接続されており、反転出力端Q
BARはアンドゲート62の一方の入力端に接続されてい
る。アンドゲート62は、その他方の入力端が入力端T
2に接続されており、その出力端がオアゲート63の第
二の入力端に接続されている。オアゲート63は、その
第一の入力端が入力端T1に接続されており、その第三
の入力端がオアゲート78の出力端に接続されている。
【0038】アンドゲート64は、その一方の入力端が
RSフリップフロップ61の反転出力端Qに接続されて
おり、他方の入力端が入力端T5に接続されている。ア
ンドゲート65は、その第一の入力端が入力端T6に接
続されており、その第二の入力端がRSフリップフロッ
プ61の反転出力端QBARに接続されている。また、そ
の第三の入力端が入力端T7に接続されている。アンド
ゲート66は、その一方の入力端が入力端T7に接続さ
れており、他方の入力端が入力端T8に接続されてい
る。オアゲート67は、その一方の入力端がアンドゲー
ト65の出力端に接続されており、他方の入力端がアン
ドゲート66の出力端に接続されている。また、その出
力端がアップ/ダウンカウンタ68のカウント信号入力
端cに接続されている。アップ/ダウンカウンタ68
は、そのアップ/ダウン選択信号入力端U/Dが入力端T6
に接続されており、その出力端Q1〜Q6がイクスクルー
シブオアゲート70〜75の一方の入力端に接続されて
いる。アップ/ダウンカウンタ68は、アップ/ダウン
選択信号入力端U/Dに”H”の信号が供給されるとアッ
プカウンタとして動作し、”L”の信号が供給されると
ダウンカウンタとして動作する。
【0039】カウンタ69は、そのカウント信号入力端
cがアンドゲート79の出力端に接続されており、リセ
ット信号入力端RがRSフリップフロップ80の出力端
Qに接続されている。また、その出力端Q1〜Q6がイク
スクルーシブオアゲート70〜75の各他方の入力端に
接続されている。イクスクルーシブオアゲート70〜7
5の各出力端はノアゲート76の各入力端に接続されて
いる。ノアゲート76の出力端はRSフリップフロップ
80のセット信号入力端Sに接続されている。イクスク
ルーシブオアゲート70〜75とノアゲート76は、ア
ップ/ダウンカウンタ68のカウント値とカウンタ69
のカウント値との一致を検出する一致検出回路を構成し
ている。アンドゲート79は、その第一の入力端が入力
端T4に接続されており、その第二の入力端が入力端T9
に接続されている。また、その第三の入力端がRSフリ
ップフロップ80の反転出力端QBARに接続されてい
る。RSフリップフロップ80のリセット信号入力端R
は入力端T4に接続されている。
【0040】(c)駆動回路53の構成 駆動回路53は、トグルフリップフロップ83と、アン
ドゲート84、85、86および87と、アンドゲート
88および89と、PMOSFET90および91と、
NMOSFET92および93とから構成されている。
トグルフリップフロップ83は、そのクロック信号入力
端cが制御回路52の入力端T1に接続されており、そ
の出力端Qがナンドゲート84および85の一方の入力
端に接続されている。また、その反転出力端QBARがナ
ンドゲート86および87の一方の入力端に接続されて
いる。ナンドゲート84は、その他方の入力端が制御回
路52のオアゲート63の出力端に接続されており、そ
の出力端がPMOSFET90のゲートおよびアンドゲ
ート88の一方の入力端に接続されている。ナンドゲー
ト85は、その他方の入力端がナンドゲート86の他方
の入力端と共に制御回路52のアンドゲート64の出力
端に接続されている。また、その出力端がアンドゲート
88の他方の入力端に接続されている。ナンドゲート8
6の出力はアンドゲート89の一方の入力端に接続され
ている。ナンドゲート87は、その他方の入力端が制御
回路52のオアゲート63の出力端に接続されており、
その出力端がPMOSFET91のゲートに接続される
と共にアンドゲート89の他方の入力端に接続されてい
る。
【0041】アンドゲート88の出力端はNMOSFE
T92のゲートに接続されており、アンドゲート89の
出力端はNMOSFET93のゲートに接続されてい
る。PMOSFET90のソースとPMOSFET91
のソースとが接続されており、これらには電圧VDDが印
加されている。NMOSFET92のソースとNMOS
FET93のソースは共に接地されている。PMOSF
ET90のドレインとNMOSFET92のドレインと
が接続されると共に端子O1と検出回路54の比較器9
5の非反転入力端に接続されている。また、PMOSF
ET91のドレインとNMOSFET93のドレインと
が接続されると共に端子O2と検出回路54の比較器9
6の非反転入力端に接続されている。
【0042】(d)検出回路54の構成 検出回路54は、上述した比較器95および96と、抵
抗97、98、99および100と、オアゲート101
とから構成されている。抵抗97の一端には電圧が印加
されており、他端が抵抗98の一端と接続されると共に
比較器95の反転入力端に接続されている。また、抵抗
98の他端が接地されている。同様に抵抗99の一端に
は電圧が印加されており、他端が抵抗100の一端と接
続されると共に比較器96の反転入力端に接続されてい
る。また、抵抗100の他端が接地されている。オアゲ
ート101は、その一方の入力端が比較器95の出力端
に接続されており、その他方の入力端が比較器96の出
力端に接続されている。また、その出力端が制御回路5
2の入力端T3に接続されている。抵抗97と抵抗98
は比較器95の反転入力端に基準電圧Vrefを印加する
ためのものであり、抵抗99と抵抗100は比較器96
の反転入力端に基準電圧Vrefを印加するためのもので
ある。
【0043】B.ステップモータ駆動回路の動作 これは、第1実施例と同様にステップモータ駆動回路の
動作で、アナログ時計の秒針が1秒刻みで動作する場合
の例である。 (a)ステップモータ16のロータ3が正常に回転する
場合の動作 波形合成回路51からP0信号が出力されると、トグル
フリップフロップ83の出力端Qと反転出力端QBAR
出力が反転する。これによって、ナンドゲート84およ
び85またはナンドゲート86および87の各出力が”
H”から”L”に反転する。そして、ナンドゲート84
または87の出力が”L”になると、PMOSFET9
0または91がオンする。また、ナンドゲート84また
は87はアンドゲート88または89を閉じるので、N
MOSFET92または93がオフする。ここで、PM
OSFET90とNMOSFET93がそれぞれオンし
たとすると、端子O1およびO2を通じてステップモータ
16の駆動コイル1に電流i1が流れる。反対にPMO
SFET91とNMOSFET92がそれぞれオンした
とすると、端子O1およびO2を通じてステップモータ1
6の駆動コイル1に電流i2が流れる。この場合、明ら
かなように電流i1と電流i2の方向は互いに逆である。
【0044】次に、P0信号が出力されなくなると同時
に波形合成回路51からP1信号が出力されると、RS
フリップフロップ80にリセットがかかり、その反転出
力端QBARの出力が”L”から”H”に反転する。一
方、P1信号はアンドゲート79の第一の入力端にも供
給されるので、このアンドゲート79が開状態になる。
アンドゲート79が開状態になると、これを介して波形
合成回路51から出力されるP3信号がカウンタ69に
供給され、カウントが開始される。カウンタ69のカウ
ントが開始されると、オアゲート78の出力が”H”に
なり、オアゲート63の出力が”H”になる。したがっ
て、波形合成回路51からP0信号が出力されなくなっ
た後もステップモータ16の駆動コイル1に電流i1
たは電流i2が流れ続ける。
【0045】一方、アップ/ダウンカウンタ68には予
め所定のカウント値がセットされており、このカウント
値にカウンタ69のカウント値が一致すると、ノアゲー
ト76の出力が”H”になる。ノアゲート76の出力
が”H”になると、RSフリップフロップ80がセット
され、その出力端Qの出力が”H”になると共に反転出
力端QBARの出力が”L”になる。これによって、アン
ドゲート79が閉じてP3信号のカウンタ69への供給
が停止する。また、カウンタ69のリセット信号入力端
Rにリセット信号が供給され、カウンタ69がリセット
される。カウンタ69がリセットされると、オアゲート
78の出力が”L”になり、オアゲート63の出力が”
L”になる。オアゲート63の出力が”L”になると、
PMOSFET90および91がそれぞれオフになり、
NMOSFET92および93がそれぞれオンになる。
これによって、ステップモータ16の駆動コイル1に電
流i1または電流i2が流れなくなる。これまでの動作に
よって、ステップモータ16の駆動コイル1に流す電流
1または電流i2の期間が決定される。すなわち、ステ
ップモータ16を駆動するパルス幅が決定される。
【0046】次に、波形合成回路51からP5信号が出
力されると、このP5信号がアップ/ダウンカウンタ6
8のアップ/ダウン選択信号入力端U/Dに供給される。
これによって、アップ/ダウンカウンタ68はアップカ
ウンタとして機能する。この場合、RSフリップフロッ
プ61がP1信号によってリセットされた状態にあるの
で、その反転出力端QBARの出力が”H”になってい
る。このため、アンドゲート62、64および65が開
状態になっている。したがって、アンドゲート65およ
びオアゲート67を介してアップ/ダウンカウンタ68
のカウント信号入力端cに波形合成回路51から出力さ
れるP7信号が供給され、このP7信号のカウントが開始
される。一方、P5信号と同時に波形合成回路51から
信号P4が出力され、この信号P4によってアンドゲート
60が開状態になる。また、アンドゲート64の出力
が”H”になる。これによって、NMOSFET92ま
たは93がオフし、端子O1またはO2が開状態になる。
【0047】そして、ステップモータ16の駆動コイル
1に供給された電流によってロータ3が回転すると、開
状態とされた端子O1またはO2に誘導起電力が発生す
る。この誘導起電力が検出回路54の抵抗97および9
8または抵抗99および100にて分圧された基準電圧
Vrefを超えるので比較器95または96の出力が”
H”になる。これによって、オアゲート101の出力
が”H”になり、RSフリップフロップ61がセットさ
れてアンドゲート62、64および65が閉状態にな
る。アンドゲート62および64が閉状態になると、ナ
ンドゲート84、85、86および87の全ての出力
が”L”になる。これによって、PMOSFET90お
よび91がオフし、NMOSFET92および93はア
ンドゲート88および89の出力が”H”であることか
らオンする。この結果、端子O1と端子O2とが短絡され
る。また、アンドゲート65が閉状態になると、P7
号のアップ/ダウンカウンタ68への供給が止まり、ア
ップ/ダウンカウンタ68はカウントを停止する。これ
までの動作によってステップモータ16は1秒分の回転
を終了する。
【0048】(b)ステップモータ16のロータ3が回
転しなかった場合の動作 ステップモータ16のロータ3が回転しなかった場合、
駆動コイル1には誘導起電力が発生しないので、比較器
95および96の出力が”L”になったままであり、ま
た、オアゲート101の出力も”L”のままである。オ
アゲート101の出力が”L”のままではRSフリップ
フロップ61がセットされないので、このRSフリップ
フロップ61の反転出力端QBARの出力が”H”のまま
になっており、また、アンドゲート62、64および6
5は開状態のままになっている。したがって、信号P5
が”H”の間、アップ/ダウンカウンタ68は信号P7
をカウントし続ける。また、信号P4が”H”の間は端
子O1またはO2は開状態のままになっている。
【0049】そして、信号P4が”L”になると同時に
信号P2が”H”になり、オアゲート63の出力が”
H”になる。これにより、端子O1およびO2を通じてス
テップモータ16の駆動コイル1に電流i1またはi2
流れる。この電流i1またはi2は信号P2が”H”の期
間(7.8msec)継続して流れる。この結果、負荷
の重い状態でも充分にステップモータ16のロータ3が
回転し、1秒分の動作を終了する。これまでの動作によ
って、カウンタ68には、信号P4が”L”から”H”
に反転してからロータ3が回転するまでの時間に応じた
値が加算される。
【0050】次に、信号P2が”H”から”L”に反転
すると同時に信号P6が”L”から”H”に反転する
と、アンドゲート66が開状態になり、アップ/ダウン
カウンタ68は再びカウントを開始する。この場合、信
号P5が”L”であるので、アップ/ダウンカウンタ6
8はダウンカウンタとして動作する。このカウントは
5.86msecの期間行なわれる。この期間はアップ
/ダウンカウンタ68にカウントされていた値から減算
されることになる。そして、減算された値が次回にステ
ップモータ16の駆動期間に対応するパルス幅になる。
以後、P0信号が出力されてから1秒後に再び出力さ
れ、この後、1秒以内に上記同様にP1信号、P2信号、
4信号、P5信号およびP6信号が出力され、ステップ
モータ16のロータ3が回転する。
【0051】この第2実施例では、ステップモータ16
に駆動コイル1に発生する誘導起電力を検出するための
検出動作を開始する時点(P1信号が”L”から”H”
に反転する時点)から5.86msec経過後を基準と
して、0.48msecより以前にオアゲート101の
出力が”H”になると、次回にステップモータ16の駆
動コイル1に電流を流す期間を0.12msec短くす
る。これに対して、0.48msecより以後にオアゲ
ート101の出力が”H”になると、次回にステップモ
ータ16の駆動コイル1に電流を流す期間を0.12m
sec長くする。一方、オアゲート101の出力が”
H”にならなければ、次回にステップモータ16の駆動
コイル1に電流を流す期間を約1msec長くする。
【0052】このように、第2実施例では、ステップモ
ータ16の駆動コイル1の一端を電源の高電位側に接続
すると共に他端を低電位側に接続した場合には他端を開
状態とし、また、駆動コイル1の一端を電源の低電位側
に接続すると共に他端を高電位側に接続した場合には一
端を開状態とし、この時(検出開始時)から0.48m
secの時間間隔でP7信号をカウントして行き、検出
回路54によって駆動コイル1に発生する誘導起電力が
検出された時点でカウントを終了する。そして、カウン
ト終了後に、このカウント値から所定の定数(5.86
msecの間にP7信号をカウントする値)を減算し、
この結果を次回のステップモータ16の駆動期間に対応
するパルス幅とする。したがって、ステップモータ16
の1秒間の動作期間内でロータ3が回転しなかった場合
にのみ、その期間内で通常よりも実効値の大きな電流を
駆動コイル1に供給するので、無駄な電力消費をするこ
とがなく、効率の良い駆動を行なうことができる。ま
た、ロータ3が回転したか否かの判定を駆動コイル1の
両端の電圧を検出することによって行なうが、比較器9
5および96の出力の論理和をとるようにしたので、駆
動コイル1の両端に設ける各検出回路を切り替えるスイ
ッチ等を必要としない。
【0053】なお、上記第1及び第2実施例では、アナ
ログ時計に適用した場合であったが、その他、ステップ
モータを使用する全ての機器に適用することができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を得ること
ができる。 (1)ステップモータの駆動コイルの一端を、例えば高
電位側に接続した状態で、他端をロータが回転するため
の最小の電力が得られる時間だけ低電位側に接続して駆
動コイルに電流を供給し、この後、駆動コイルの他端を
開状態にしてこの他端にて誘導起電力の検出を行ない、
誘導起電力が検出できない場合にのみ通常よりも実効値
の大きな電流を駆動コイルに供給するようにしたので、
無駄な電力消費をすることなく、効率の良い駆動を行な
うことができる。 (2)また、ロータが回転したか否かの判定を駆動コイ
ルの他端における電圧を検出することにより行なうの
で、検出回路の簡素化が図れると共に駆動コイルの両端
に設ける各検出回路を切り替えるスイッチ等を必要とし
ない。
【0055】(3)例えば、ステップモータの駆動コイ
ルの一端を電源の高電位側に接続すると共に他端を低電
位側に接続した状態で、前回決定された駆動時間だけ駆
動コイルに電流を供給し、この後、駆動コイルの他端を
開状態にしてこの他端にて誘導起電力の検出を行ない、
誘導起電力が検出できない場合にのみ所定時間だけ電流
を駆動コイルに供給し、また、駆動コイルの他端を開状
態にした後から誘導起電力が発生するまでの時間を測定
し、この測定時間に応じて次回のステップモータの駆動
時間を決定するようにしたので、上記同様に無駄な電力
消費をすることなく、効率の良い駆動を行なうことがで
きる。 (4)また、ロータが回転したか否かの判定を駆動コイ
ルの両端の電圧を検出することによって行なうが、駆動
コイルの両端のうちの開状態にした方を検出するので、
駆動コイルの両端に設ける各検出回路を切り替えるスイ
ッチ等を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステップモータ駆動回路の第1実
施例の回路構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例のステップモータ駆動回路の波形合
成回路の各出力を示すタイムチャートである。
【図3】第1実施例のステップモータ駆動回路の一部分
の詳細な構成を示す回路図である。
【図4】本発明に係るステップモータ駆動回路の第2実
施例の回路構成を示すブロック図である。
【図5】第2実施例のステップモータ駆動回路の波形合
成回路の各出力を示すタイムチャートである。
【図6】第2実施例のステップモータ駆動回路の一部分
の詳細な構成を示す回路図である。
【図7】ステップモータの概略構成を示す図である。
【図8】ステップモータの駆動方法の概略を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 駆動コイル 2 ステータ 3 ロータ 10 発振回路 11、50 分周回路 12、51 波形合成回路 13、52 制御回路 14、54 検出回路 15、53 駆動回路 16 ステップモータ 20、37、38、70、71、72、73、74、7
5 イクスクルーシブオアゲート 21、22、60、62、64、65、66、79、8
8、89 アンドゲート 23、61、80、 RSフリップフロップ 25 インバータ 26、27、97、98、99、100 抵抗 28、95、96 比較器 29、30、31、32、33、34、84、85、8
6、87 ナンドゲート 35、36 Dフリップフロップ 39、41、90、91 PMOSFET 40、42 92、93 NMOSFET 63、67、78、101 オアゲート 68 アップ/ダウンカウンタ 69 カウンタ 76 ノアゲート 83 トグルフリップフロップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 8/38 H02P 8/00 S

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステップモータに対して4個のスイッチ
    ング素子でHブリッジを構成し、 一定時間毎に前記ステップモータの駆動コイルの一端を
    高電位側と低電位側に交互に接続し、 前記駆動コイルの一端が前記電源の高電位側に接続され
    た場合には該駆動コイルの他端をロータが回転するため
    の最小の電力が得られる時間だけ前記電源の低電位側に
    接続して該駆動コイルに電流を流し、 該駆動コイルの一端が前記電源の低電位側に接続された
    場合には該駆動コイルの他端をロータが回転するための
    最小の電力が得られる時間だけ前記電源の高電位側に接
    続して該駆動コイルに電流を流すようにしたステップモ
    ータの駆動方法であって、 前記駆動コイルに電流を流した後に該駆動コイルの他端
    を開状態とし、 この時に該駆動コイルに誘導起電力が発生するか否かを
    判定し、発生しなかった場合には該駆動コイルの他端を
    閉状態として該駆動コイルに通常よりも実効値の大きな
    電流を供給することを特徴とするステップモータの駆動
    方法。
  2. 【請求項2】 ステップモータに対して4個のスイッチ
    ング素子でHブリッジを構成して該ステップモータを駆
    動するステップモータ駆動回路であって、 一定時間毎に前記ステップモータの駆動コイルの一端を
    高電位側と低電位側に交互に接続する第一の接続手段
    と、 この第一の接続手段により前記駆動コイルの一端が前記
    電源の高電位側に接続された場合には該駆動コイルの他
    端をロータが回転するための最小の電力が得られる時間
    だけ前記電源の低電位側に接続し、該駆動コイルの一端
    が前記電源の低電位側に接続された場合には該駆動コイ
    ルの他端をロータが回転するための最小の電力が得られ
    る時間だけ前記電源の高電位側に接続する第二の接続手
    段と、 この第二の接続手段によって前記駆動コイルの他端の接
    続が行なわれた後に該駆動コイルの他端を開状態にする
    切り離し手段と、 前記駆動コイルの他端において該駆動コイルに発生する
    誘導起電力を検出する検出手段と、 前記切り離し手段により前記駆動コイルの他端が開状態
    となることによって該駆動コイルに誘導起電力が発生し
    た場合に該駆動コイルの他端を閉状態にして通常よりも
    実効値の大きな電流を供給する電流供給手段と、を備え
    たことを特徴とするステップモータ駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記駆動コイルの他端
    における電圧と所定の基準電圧とを比較し、前記駆動コ
    イルの他端における電圧が前記基準電圧を超えた時に誘
    導起電力の発生を検出することを特徴とする請求項2に
    記載のステップモータ駆動回路。
  4. 【請求項4】 ステップモータに対して4個のスイッチ
    ング素子でHブリッジを構成し、一定時間毎にステップ
    モータの駆動コイルの両端のそれぞれを電源の高電位側
    と低電位側に交互に接続することで前記ステップモータ
    を駆動するステップモータの駆動方法であって、 前記駆動コイルの一端が前記電源の高電位側に接続され
    ると共に他端が低電位側に接続された場合には該他端を
    開状態にし、 前記駆動コイルの一端が前記電源の低電位側に接続され
    ると共に他端が高電位側に接続された場合には該一端を
    開状態にし、 この後に前記駆動コイルに誘導起電力が発生するか否か
    の判定を行ない、誘導起電力が発生しなければ駆動コイ
    ルの一端又は他端を閉状態にして通常よりも実効値の大
    きな電流を供給し、 また、前記駆動コイルの一端又は他端が開状態にされた
    後から該駆動コイルに誘導起電力が発生するまでの時間
    を測定し、この測定時間に応じて次回のステップモータ
    の駆動時間を決定することを特徴とするステップモータ
    の駆動方法。
  5. 【請求項5】 ステップモータに対して4個のスイッチ
    ング素子でHブリッジを構成して該ステップモータを駆
    動するステップモータ駆動回路であって、 一定時間毎にステップモータの駆動コイルの両端のそれ
    ぞれを電源の高電位側と低電位側に交互に接続する接続
    手段と、 この接続手段により前記駆動コイルの一端が前記電源の
    高電位側に接続されると共に他端が低電位側に接続され
    た場合には該他端を開状態にし、前記駆動コイルの一端
    が前記電源の低電位側に接続されると共に他端が高電位
    側に接続された場合には該一端を開状態にする切り離し
    手段と、 前記駆動コイルの両端のそれぞれにおいて該駆動コイル
    に発生する誘導起電力を検出する第一および第二の検出
    手段と、 前記切り離し手段により前記駆動コイルの一端又は他端
    が切り離されても該駆動コイルに誘導起電力が発生しな
    ければ駆動コイルの一端又は他端を閉状態にして通常よ
    りも実効値の大きな電流を供給する電流供給手段と、 前記切り離し手段により前記駆動コイルの一端又は他端
    が切り離された後から前記第一又は第二の検出手段によ
    って前記駆動コイルに発生する誘導起電力が検出される
    までの時間を測定する時間測定手段と、 この時間測定手段により測定された時間に応じて次回の
    ステップモータの駆動時間を決定する駆動時間決定手段
    と、を備えたことを特徴とするステップモータ駆動回
    路。
  6. 【請求項6】 前記第一の検出手段は、前記駆動コイル
    の一端における電圧と所定の基準電圧とを比較して前記
    駆動コイルの一端における電圧が前記基準電圧を超えた
    時に誘導起電力の発生を検出し、 また、前記第二の検出手段は、前記駆動コイルの他端に
    おける電圧と所定の基準電圧とを比較して前記駆動コイ
    ルの他端における電圧が前記基準電圧を超えた時に誘導
    起電力の発生を検出することを特徴とする請求項5に記
    載のステップモータ駆動回路。
  7. 【請求項7】 アナログ時計に適用し、前記一定時間は
    1秒であること特徴とする請求項2乃至3又は請求項5
    乃至6の何れに記載のステップモータ駆動回路。
JP17214694A 1994-06-29 1994-06-29 ステップモータの駆動方法及びこの方法を用いるステップモータ駆動回路 Pending JPH0819295A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998051002A1 (en) * 1997-05-01 1998-11-12 Quadrant Engineering, Inc. Motor control apparatus
US5990640A (en) * 1996-03-29 1999-11-23 Aim Controls, Inc. Motor control apparatus

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