JPH081894A - スエード調の表面を有する成形物及びその製造方法 - Google Patents

スエード調の表面を有する成形物及びその製造方法

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JPH081894A
JPH081894A JP15962594A JP15962594A JPH081894A JP H081894 A JPH081894 A JP H081894A JP 15962594 A JP15962594 A JP 15962594A JP 15962594 A JP15962594 A JP 15962594A JP H081894 A JPH081894 A JP H081894A
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suede
coating
sheet
thermoplastic resin
layer
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JP15962594A
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English (en)
Inventor
Yasuki Suzuura
泰樹 鈴浦
Tadahiro Mazaki
忠宏 真崎
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐擦傷性等の性能及び外観、質感、触感など
の風合いに優れたスエード調の表面を有する成形物と、
その生産性に優れた製造方法を提供する。 【構成】 一方の面に透明なバインダーと着色ビーズを
主成分とするスエード調塗膜層を設け、もう一方の面に
熱接着性樹脂層を設けた熱可塑性樹脂フィルムもしくは
シート4を、その熱接着性樹脂層を被積層成形物5に対
向させて加熱軟化し、真空により被積層成形物5の表面
に吸引、成形すると同時に、弾力性を有する押圧型10で
圧着し、一体化した構成。尚、着色ビーズの平均粒径は
5〜50μm とし、スエード調塗膜層は、塗布量が15
〜50g/m2(固形分)で、引張り強度80Kg/cm2以上、
伸び率200%以上、100%応力強度が破断時強度の
1/2以下の特性値を有し、熱可塑性樹脂フィルムもし
くはシートは破断伸度140%以上のもので構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は優れた風合いの表面を有
する成形物とその製造技術に係り、特にスエード調の表
面を有する成形物とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、包装材料や事務用品或いはハウジ
ング製品など立体成形物の表面加飾方法としては、例え
ば直接印刷、転写印刷、箔押し、塗装、静電植毛などの
方法が採用されている。これらの中で、特に、柔らかみ
のある風合い、深みのある色彩感、質感などを効果的に
表現できる方法としては、静電植毛やスエード調などを
発現できる特殊な塗布液を印刷したり、スプレーコーテ
ィングする方法などが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、静電植毛は質
感、高級感には優れるが、材料費や生産性の点でコスト
アップを免れず、性能面でも耐摩擦性などに劣る欠点が
ある。そして、スエード調用塗布液を印刷する方法は、
パターン状に加工できる利点はあるものの、塗布量に限
界があるため充分な質感などの風合いを得られない欠点
がある。また、スエード調用塗布液を成形物に直接スプ
レーコーティングする方法は、厚盛りも可能で充分な質
感が得られ、耐摩擦性など性能面でも優れているが、ス
プレーむらを生じ易く、塗布面積以上に塗布液をスプレ
ーする必要があり塗布液のロスが多くなること、また、
塗布液の噴霧に伴う作業環境対策も必要であり、更に、
多種類の形状の成形物に対応するためには塗布装置の自
動化が困難である等の欠点がある。これらの問題点は品
質レベル或いは生産性を低下させ、結果として製造コス
トのアップを招く要因ともなっている。
【0004】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、耐擦傷性、耐摩擦性などの性能に優
れ、且つ、外観、質感、触感などにも優れたスエード調
風合いの表面を有する成形物と、その生産性のよい製造
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め鋭意研究した結果、以下の本発明により目的を達成し
たものである。即ち、本請求項1の発明は、一方の面に
透明なバインダー樹脂と着色ビーズとを主成分とするス
エード調の塗膜層を設け、もう一方の面に熱接着性樹脂
層を設けた熱可塑性樹脂フィルムもしくはシートを、加
熱軟化し、真空により吸引、成形し、圧着する方式によ
り、該熱接着性樹脂層を介して被積層成形物の表面に積
層し一体化したことを特徴とするスエード調の表面を有
する成形物からなる。
【0006】そして、本請求項2の発明は、透明なバイ
ンダー樹脂の溶液中に着色ビーズを分散してなる塗布液
を、熱可塑性樹脂フィルムもしくはシートの一方の面に
塗布、乾燥してスエード調の塗膜層を形成し、もう一方
の面に熱接着性樹脂層を溶液コーティングまたは押し出
しコーティングにより形成した後、該熱可塑性樹脂フィ
ルムもしくはシートを加熱、軟化し、被積層成形物の表
面に真空により吸引して成形、密着させると同時に、該
熱可塑性樹脂フィルムもしくはシートの上から被積層成
形物と略同じ形状の雌型タイプで弾力性を有する押圧型
により被積層成形物表面に圧着し、冷却して積層一体化
することを特徴とするスエード調の表面を有する成形物
の製造方法からなる。
【0007】また、本請求項3の発明は、前記着色ビー
ズの平均粒径が5〜50μmの範囲にあり、且つ、スエ
ード調塗膜層の塗布量が15〜50g/m2 (固形分)
の範囲にあることを特徴とする請求項1記載のスエード
調の表面を有する成形物である。
【0008】そして、本請求項4の発明は、前記着色ビ
ーズの平均粒径が5〜50μmの範囲にあり、且つ、ス
エード調塗膜層の塗布量が15〜50g/m2 (固形
分)の範囲にあることを特徴とする請求項2記載のスエ
ード調の表面を有する成形物の製造方法である。
【0009】本請求項5の発明は、前記スエード調の塗
膜層が、引張り強度80kg/cm2 以上、伸び率200%
以上、100%応力強度が破断時強度の1/2以下の特
性値を有し、且つ、前記熱可塑性樹脂フィルムもしくは
シートが破断伸度140%以上を有することを特徴とす
る請求項1及び3記載のスエード調の表面を有する成形
物である。
【0010】そして、本請求項6の発明は、前記スエー
ド調の塗膜層が、引張り強度80kg/cm2 以上、伸び率
200%以上、100%応力強度が破断時強度の1/2
以下の特性値を有し、且つ、前記熱可塑性樹脂フィルム
もしくはシートが破断伸度140%以上を有することを
特徴とする請求項2及び4記載のスエード調の表面を有
する成形物の製造方法である。
【0011】〔好ましい実施態様〕本発明において、ス
エード調の塗膜層を形成するスエード調用塗布液は、透
明なバインダー樹脂を有機溶剤で溶解し、その溶液中に
着色ビーズを分散させた組成物を主成分とするものであ
り、これを熱成形可能な熱可塑性樹脂フィルムもしくは
シートの一方の面に塗布、乾燥してスエード調塗膜層を
形成する。そして、もう一方の面には加熱により接着性
を発現する樹脂組成物を溶液コーティング又は押し出し
コーティングにより塗布して熱接着性樹脂層を形成し、
これを加熱軟化し、真空により吸引、成形し、圧着する
方式(以下加熱・真空・圧着方式と表示する)により、
被積層成形物の表面に積層して一体化することによりス
エード調の表面を有する成形物を得るものである。
【0012】(透明なバインダー樹脂)前記のスエード
調用塗布液に用いる透明なバインダー樹脂は、着色ビー
ズを熱可塑性樹脂フィルムもしくはシートに強固に固着
すると同時に、形成したスエード調塗膜層が、熱可塑性
樹脂フィルムもしくはシートと共に、後工程で加熱・真
空・圧着方式により熱成形されて被積層成形物の表面に
積層されるため、これに適応できる程度の柔軟性、伸び
率、皮膜強度などの性能を備えていることが必要であ
る。
【0013】このようなバインダー樹脂としては、通常
のプラスチックフィルム用グラビアインキなどに使用し
ている熱可塑性のバインダー樹脂で比較的耐熱性のよい
ものであれば略使用可能であり、特に限定はされない。
具体的には、例えばポリウレタン系の樹脂などは比較的
多くの種類の基材に対して密着性がよく汎用的に使用で
き、1液型の樹脂に限らず、2液硬化型の樹脂でも硬化
剤の種類および添加量の調整により、前記着色ビーズの
固着性と熱成形性とを両立させられる点で好ましい。
尚、バインダー樹脂は、スエード調に深みを出すため基
本的には無着色の透明がよいが、全体の色調を調整する
目的で透明な色剤を添加することもできる。
【0014】(着色ビーズ)バインダー樹脂に添加する
着色ビーズは平均粒径が5〜50μmの範囲のものが好
ましく、材質はウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、メラ
ミン系樹脂、シリコーン系樹脂、硝子などのビーズが使
用できる。只、塗布液に分散後有機溶剤で膨潤したりせ
ず、塗膜形成後のバインダー樹脂による固着性、耐摩擦
性、スエード調の風合い、比較的ソフトな触感、更には
被積層成形物表面に加熱・真空・圧着方式で積層一体化
する際の熱や圧にも影響されないなど、総合的に判断し
て架橋反応したポリウレタンの着色ビーズが特に好まし
い。尚、着色ビーズの平均粒径が、5μm以下になると
塗膜表面の凹凸が不足して充分なスエード調の効果が得
られず、また、50μmを超える場合には触感において
ザラツキが強くなり、スエード調の感覚から外れてくる
ため好ましくない。また、着色ビーズの色は任意の色に
着色可能であり、これを単独で用いてもよく、また複数
の色のビーズを混合して色調を調整することもできる。
【0015】(スエード調用塗布液のコーティング)前
記のような材料を主成分として構成されるスエード調用
塗布液の塗布量は、15〜50g/m2 (固形分)の範
囲が好ましく、20〜40g/m2 (固形分)の範囲が
更に好ましい。塗布量が15g/m2 以下では凹凸が不
足してスエード調に深みが出ず、また、塗布量が50g
/m2 以上になっても着色ビーズがバインダー樹脂中に
沈んで塗膜表面が平滑になる傾向があり好ましくない。
上記のようなスエード調用塗布液を塗布する方法として
は、比較的厚盛りの可能な方法であれば特に限定はされ
ず、従来公知のロールコート、リバースロールコート、
ナイフコート、ダイコート、コンマコート、バーコート
などが使用できる。
【0016】そして、形成されたスエード調塗膜層と塗
布基材である熱可塑性樹脂フィルムもしくはシートとの
接着が弱い場合には、必要に応じて熱可塑性樹脂フィル
ムもしくはシート面にプライマーコート層を設けてもよ
く、また、スエード調塗膜層の色調を調整したり濃度感
を高めるために熱可塑性樹脂フィルムもしくはシート面
或いは前記プライマーコート層の上に印刷或いはコーテ
ィングにより下色層を設けておいてもよい。また、形成
されたスエード調の塗膜層は、引張り強度80kg/cm2
以上、伸び率200%以上、100%応力強度が破断時
強度の1/2以下の物性を有することが好ましく、これ
により熱可塑性樹脂フィルムもしくはシートと共に塗膜
層が、加熱・真空・圧着方式で被積層成形物の表面に積
層一体化される際、塗膜の切断などもなく、また、スエ
ード調の表面効果を損なうこともなく一体化できるよう
になる。
【0017】(熱接着性樹脂およびそのコーティング)
本発明において、熱可塑性樹脂フィルムもしくはシート
のスエード調塗膜層を設けた反対側の面(背面)には、
後工程で被積層成形物の表面に、加熱・真空・圧着方式
により、積層一体化した際の接着を強くするために、熱
接着性樹脂層を設けている。この熱接着性樹脂層に用い
る熱接着性樹脂は、前記のスエード調塗膜層を設けた熱
可塑性樹脂フィルムもしくはシートが、後工程の加熱・
真空・圧着工程で熱成形可能な程度に加熱された際、同
時に加熱されて熱接着性を発現し、熱接着性を有する状
態で、真空・圧着により被積層成形物表面に積層され、
強固に接着する機能を有するものである。
【0018】このような熱接着性樹脂は、塗布基材の熱
可塑性樹脂フィルムもしくはシートと被積層成形物の両
方に良好な接着性を有することが必要であり、両者の材
質により適宜選択することが好ましい。一般的には、各
種フィルム等のヒートシール用に使用しているヒートシ
ール剤やホットメルト材、或いは、プラスチックの多層
共押し出しや、押し出しラミネートなどの接着層として
用いている樹脂組成物等が使用可能であり、これらの中
から接着する対象物の材質に応じて適性のあるものを選
定することができる。通常、被接着物がプラスチック材
料である場合、これと同系統の樹脂で重合度が低いと
か、共重合や粘着付与剤等のブレンドなどにより融点も
しくは軟化点がやや低く、粘着性を有する樹脂組成物が
適している。
【0019】そして、これらの熱接着性樹脂の基材への
塗布方法は、溶液状にしてグラビアコートやロールコー
トなどにより塗布してもよく、また、ホットメルトコー
ト或いは押し出しコートにより熱接着性樹脂層を形成し
てもよい。尚、これらの熱接着性樹脂層の粘着性が強
く、ロール状に巻き取った際、ブロッキングを生じる場
合には離型紙や離型フィルムを挟んで巻き取ってもよ
い。
【0020】(熱可塑性樹脂フィルムもしくはシート)
前記のスエード調用塗布液および熱接着性樹脂を塗布す
る基材は、通常、熱可塑性樹脂フィルムもしくはシート
であるが、スエード調用塗布液は有機溶剤を含み、これ
を塗布量15〜50g/m2 (固形分)の範囲で厚盛り
することから、特に薄目のフィルムを用いる場合には塗
布、乾燥工程でたるみなどの変形を生じない程度の耐有
機溶剤性を備えていることが必要である。また、スエー
ド調塗膜層および熱接着性樹脂層を設けた熱可塑性樹脂
フィルムもしくはシートは、次の工程で加熱・真空・圧
着方式により熱成形されて、被積層成形物表面に積層一
体化されるため、これに適応できる熱成形性が必要であ
る。この点から、熱可塑性樹脂フィルムもしくはシート
は、少なくとも破断伸度140%以上を有することが好
ましい。
【0021】このような性能を有する熱可塑性樹脂フィ
ルムもしくはシートとしては、具体的には熱成形可能な
2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(以下PET)フ
ィルムもしくはシート、アモロファスポリエチレンテレ
フタレート(以下A−PET)シートなどのポリエステ
ル系樹脂のフィルムもしくはシート、ポリプロピレン、
ポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂のシート、ポ
リスチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン
共重合物(以下ABS)、アクリロニトリル・スチレン
共重合物(以下AS)などのスチレン成分を含む樹脂の
シート、その他ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリ
ル、ポリカーボネートなどのフィルムもしくはシートが
使用可能であり、これらは単体でもよいが2種以上の積
層シートであってもよい。
【0022】(スエード調塗膜層および熱接着性樹脂層
を設けた熱可塑性樹脂フィルムもしくはシートの加熱・
真空・圧着方式による成形一体化)本発明において、ス
エード調の表面を有する成形物は、上記のような熱可塑
性樹脂フィルムもしくはシートの一方の面に、前記のよ
うに作成したスエード調用塗布液を塗布、乾燥してスエ
ード調塗膜層を形成し、もう一方の面に前記のような熱
接着性樹脂層を形成した後、このフィルムもしくはシー
トを、加熱・真空・圧着方式により被積層成形物の表面
に、熱成形し、圧着して、一体化することにより得るも
のである。
【0023】この加熱・真空・圧着方式に用いる装置
は、従来公知の真空成形機と類似したものであるが、先
ず、スエード調塗膜層と熱接着性樹脂層とをそれぞれ異
なる面に設けた熱可塑性樹脂フィルムもしくはシート
を、そのスエード調塗膜層を上に向けて熱成形可能な程
度迄加熱、軟化させた後、成形用金型の位置に設けた位
置決め用受け台の上に固定するように置いた被積層成形
物の上に移動し、続いて、被積層成形物自体を成形型と
して真空により前記熱可塑性樹脂フィルムもしくはシー
トを成形、密着させると共に、被積層成形物と略同じ形
状の雌型タイプで弾力性を有する押圧型(シリコーンゴ
ムなどを成形したもの)により上から圧着して、積層一
体化するものである。
【0024】尚、この時使用する被積層成形物は、製品
として支障のない場合1mmφ以下の真空用吸引孔を開け
たり、また、表面にシボ加工や梨地加工を施すことによ
り、真空による密着効果が向上し、安定した接着性が得
られるようになる。更に、スエード調塗膜層を設けた熱
可塑性樹脂フィルムもしくはシートと被積層成形物とを
積層一体化した際、成形物の周囲の端縁部に不要な熱可
塑性樹脂フィルムもしくはシートが残る場合には、必要
に応じてこれをトリミングすることもできる。以上に説
明した本発明の製造方法を採ることにより、熱可塑性樹
脂フィルムもしくはシートの表面に形成した均一でムラ
のないスエード調塗膜層の風合いを損なうこともなく、
安定した品質で生産性よくスエード調の表面を有する成
形物が得られる。また、本製造方法によれば、被積層成
形物の材質は、プラスチックに限定されず、木製や金属
製などの成形物であっても自由にスエード調の表面に加
工できる利点がある。
【0025】
【作用】本発明において、成形物表面のスエード調塗膜
層は、透明なバインダー樹脂により平均粒径5〜50μ
mの多数の着色ビーズが塗膜表面に不規則に露出するよ
うに固着して形成されており、この凹凸がマットで深み
のあるスエード調の外観および風合いを発現するもので
ある。そして、スエード調用塗布液のコーティングを成
形物に直接スプレーコートするのでなく、フラットな熱
可塑性樹脂フィルムもしくはシートに連続的に行えるた
め均一でムラのない厚盛りのスエード調塗膜を高速で形
成できる。また、必要に応じてスエード調塗膜層の下に
印刷またはコーティングにより下色層を設けることによ
り、スエード調塗膜層の呈する色調を調整したり色濃度
感を高めることができる。また、熱可塑性樹脂フィルム
もしくはシートは、スエード調塗膜層を設けた反対側の
面に熱接着性樹脂層が設けられているため、加熱・真空
・圧着方式により被積層成形物の表面に積層された際、
強固に接着できる。
【0026】
【実施例】以下に図面および実施例、比較例により本発
明を更に詳細に説明する。図1の(a)は、本発明のス
エード調の表面を有する成形物の製造において、被積層
成形物の表面に積層するスエード調塗膜層を設けた熱可
塑性樹脂フィルムもしくはシート4の一実施例の構成を
示す模式断面図である。即ち、熱可塑性樹脂フィルムも
しくはシート2の一方の面にスエード調塗膜層1を設
け、もう一方の面に熱接着性樹脂層3を設けた構成を示
している。図1の(b)は、本発明のスエード調の表面
を有する成形物6の一実施例の構成を示す模式断面図で
ある。即ち、被積層成形物5の表面に、前記図1の
(a)に示したスエード調塗膜層を設けた熱可塑性樹脂
フィルムもしくはシート4を、その熱接着性樹脂層3が
被積層成形物5に接するように向けて、加熱・真空・圧
着方式により一体化成形したスエード調の表面を有する
成形物6の構成を示している。尚、上記図1の(a),
(b)は、それぞれ本発明の基本となる構成を示したも
のであり、本発明はこれに限定されるものではない。
【0027】図2および図3は、それぞれ本発明のスエ
ード調の表面を有する成形物の製造において、スエード
調塗膜層を設けた熱可塑性樹脂フィルムもしくはシート
4を加熱軟化させた後(図示せず)、これを被積層成形
物5の上に搬送し、被積層成形物5の表面に真空により
吸引して成形し、更に圧着する工程の装置(真空成形圧
着装置)を説明する要部の断面図である。そして、図2
はその真空・圧着前の状態を示し、図3は真空・圧着時
の状態を示している。図2について説明すると、下部
に、吸引孔8を設けた真空用金属台7があり、その上に
被積層成形物5を位置決めして置くための位置決め用受
台9が取り付けられており、その上に被積層成形物5が
固定するように置かれている。そして、その上に、加熱
軟化したスエード調塗膜層を設けた熱可塑性樹脂フィル
ムもしくはシート4が、加熱装置(図示せず)から間欠
的に搬送されて位置し、更にその上部には、被積層成形
物5と略同じ形状の雌型タイプに成形した弾力性を有す
る押圧型10が、下部の被積層成形物5と位置合わせさ
れ、下降して、スエード調塗膜層を設けた熱可塑性樹脂
フィルムもしくはシート4を被積層成形物5に圧着でき
るように取り付けられた状態を示している。
【0028】そして、図3では、前記の図2の状態か
ら、真空による吸引が作動し、加熱軟化したスエード調
塗膜層を設けた熱可塑性樹脂フィルムもしくはシート4
を被積層成形物5の表面に吸引し、成形・密着させると
同時に、弾力性を有する押圧型10が下降し、成形・密
着されたスエード調塗膜層を設けた熱可塑性樹脂フィル
ムもしくはシート4の上から更に圧着している状態を示
している。そして、圧着および冷却終了後、弾力性を有
する押圧型10は、上昇し、積層一体化されたスエード
調の表面を有する成形物が取り出される(図示せず)。
尚、被積層成形物5の周囲の端縁部に不要なスエード調
塗膜層を設けた熱可塑性樹脂フィルムもしくはシートが
残る場合には、後工程でこれをトリミングすることがで
きる。
【0029】(実施例1)熱成形可能な厚さ150μm
のABSシート〔エムロンABSシート 森野化工
(株)製〕をコーティング基材とし、その一方の面に下
記組成のスエード調用塗布液を、コンマコーターにより
塗布量が25g/m2 (固形分)となるように塗布、乾
燥しスエード調塗膜層を形成し、続いて、もう一方の面
に熱接着性樹脂としてハイボン4230〔ウレタン系樹
脂組成物 日立化成ポリマー(株)製〕をグラビアリバ
ースコートにより塗布量が10g/m2 (固形分)とな
るように塗布、乾燥して熱接着性樹脂層を形成した。
尚、この熱接着性樹脂層は、巻き取った際ブロッキング
を生じ易いので離型フィルム〔ES−50A 東セロ
(株)製〕を挟んで巻き取った。次に、このシートを適
合する寸法に切断し、離型フィルムを剥がした後、加熱
・真空・圧着装置により、加熱して軟化させ、ABS樹
脂〔TR−7 三菱レイヨン(株)製〕の射出成形物を
被積層成形物として位置決め用受台に置き、その上に加
熱軟化したシートを移動し、真空吸引により被積層成形
物の表面に密着させると共に、シリコーンゴムを成形し
て作成した押圧型により上部から圧着して積層一体化
し、実施例1のスエード調の表面を有する成形物を作成
した。このようにして得た一体化成形物の表面は、AB
Sシートに形成した時点のスエード調塗膜層の風合いを
ほぼ同じ状態で維持しており、外観、質感、触感とも良
好であった。また、JIS K−5400の鉛筆引っか
き試験によるこの塗膜層の鉛筆引っかき値は2Hを示
し、性能面でも満足できるものであった。
【0030】 スエード調用塗布液の組成 バインダー樹脂(1液型ポリエステルウレタン系樹脂) 15重量部 着色ビーズ(架橋ポリウレタンビーズ・白及び黒の混合物 平均粒子径 40μm、粒子径範囲 1〜90μm) 20重量部 溶剤(トルエン/酢酸エチル/メチルエチルケトン 重量比 2:1:1) 64重量部 分散剤 1重量部 (以下メチルエチルケトンは、MEKと表示)
【0031】(実施例2)実施例1の構成において、ス
エード調用塗布液のみを下記の組成の塗布液に換えて塗
布し、その他は総て実施例1と同様に加工して実施例2
のスエード調の表面を有する成形物を得た。この一体化
成形物の表面も、ABSシートに形成した時点のスエー
ド調塗膜層の風合いをほぼ同じ状態で維持しており、外
観、質感、触感とも良好であった。また、JIS K−
5400の鉛筆引っかき試験によるこのスエード調塗膜
層の鉛筆引っかき値は7Hを示し、耐擦傷性その他耐薬
品性など、性能面でも優れたものであった。
【0032】 スエード調用塗布液の組成 バインダー樹脂(2液硬化型ポリエステルウレタン系樹脂) 15重量部 着色ビーズ(架橋ポリウレタンビーズ・白及び黒の混合物 平均粒子径 40μm、粒子径範囲 1〜90μm) 20重量部 溶剤(トルエン/酢酸エチル/MEK/イソプロピルアルコール 重量比 6:3:3:2) 64重量部 分散剤 1重量部 硬化剤(イソシアネート硬化剤) 2重量部
【0033】(比較例1)実施例1の構成において、ス
エード調塗膜層を設けた面の反対側の面に設けた熱接着
性樹脂層のみを除いた構成とし、その他は総て実施例1
と同様に加工して比較例1のスエード調の表面を有する
成形物を作成した。この一体化成形物の表面も実施例1
と同様、ABSシートに形成した時点のスエード調塗膜
層の風合いをほぼ同じ状態で維持しており、外観、質
感、触感とも良好であった。また、JIS K−540
0の鉛筆引っかき試験によるこのスエード調塗膜層の鉛
筆引っかき値は2Hも示し、耐擦傷性なども略満足でき
るものであった。只、スエード調塗膜層を設けたABS
シートと被積層成形物との接着性は、被積層成形物も材
質がABSでありシートと同種であることから接着の傾
向は認められるが、実施例1のように熱接着性樹脂層を
設けたものと比較すると差があり、不充分であった。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。本
発明のスエード調の表面を有する成形物及びその製造方
法では、立体成形物に対して直接スエード調用塗布液を
スプレーコートなどにより塗布するのではなく、フラッ
トな熱可塑性樹脂フィルムもしくはシートに連続的にス
エード調用塗布液を塗布できるので、塗布ムラがなく、
マットで落着いた外観、深みのある質感、そして、ソフ
トな触感など優れた風合いのスエード調塗膜層を高速で
形成することができる。
【0035】本発明において、スエード調塗膜層を設け
た熱可塑性樹脂フィルムもしくはシートは、全体として
熱成形性を有しているため、被積層成形物に加熱・真空
・圧着方式で成形一体化してもスエード調の風合いが損
なわれることなく、優れたスエード調の風合いを有する
成形物を提供できる。
【0036】また、スエード調塗膜層を設けた熱可塑性
樹脂フィルムもしくはシートの被積層成形物に積層され
る側の面には熱接着性樹脂層が設けられており、更に、
被積層成形物への一体化成形において、加熱、真空吸引
による熱成形と同時に、押圧型による圧着を行うため、
表面のスエード調塗膜層を設けた熱可塑性樹脂フィルム
もしくはシートと被積層成形物とが強固に接着し、一体
化できる。
【0037】本発明によれば、スエード調塗膜層を設け
たフィルムもしくはシートと被積層成形物との一体化成
形において、成形用金型を必要としないため、低コスト
で、生産性もよく、大量生産が容易となる。
【0038】また、本発明によれば、被積層成形物はプ
ラスチック成形物に限定されず、木製や金属製などの成
形物であっても自由にスエード調の表面加工を実施でき
るため、広範囲の材質の成形物に対してスエード調の表
面を有する成形物を提供できる。
【0039】本発明において、スエード調用塗布液に分
散されている着色ビーズの平均粒径を5〜50μmと
し、且つ、スエード調用塗布液の塗布量を15〜50g
/m2(固形分)の範囲とすることにより、熱可塑性樹
脂フィルムもしくはシートの表面に、スエード調塗膜層
を充分な厚さと表面凹凸とを持つように形成できるの
で、一体化成形後も優れたスエード調の風合いを維持で
きる効果を奏する。
【0040】また、本発明において、スエード調の塗膜
層を、引張り強度80kg/cm2 以上、伸び率200%以
上、100%応力強度が破断時強度の1/2以下の特性
値を有するように構成し、且つ、熱可塑性樹脂フィルム
もしくはシートに破断伸度が140%以上のものを用い
ることにより、加熱・真空・圧着方式による一体化成形
において、塗膜の切断などもなくスエード調の風合いを
損なうことなく容易に成形できる効果を奏する。以上の
ように本発明によれば、耐擦傷性、耐摩擦性などの性能
に優れると共に、塗布むらがなく、マットで落着いた外
観、深みのある質感、そして、ソフトな触感など優れた
スエード調風合いの表面を有する成形物とその生産性の
よい製造方法を提供できる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明のスエード調の表面を有する
成形物の製造において、被積層成形物の表面に積層する
スエード調塗膜層を設けた熱可塑性樹脂フィルムもしく
はシートの一実施例の構成を示す模式断面図である。
(b)は、本発明のスエード調の表面を有する成形物の
一実施例の構成を示す模式断面図である。
【図2】本発明のスエード調の表面を有する成形物の製
造において、スエード調塗膜層を設けた熱可塑性樹脂フ
ィルムもしくはシートを加熱軟化させた後、これを被積
層成形物の表面に真空により吸引、成形し、圧着する工
程の装置(真空・圧着前)を説明する要部の断面図であ
る。
【図3】本発明のスエード調の表面を有する成形物の製
造において、スエード調塗膜層を設けた熱可塑性樹脂フ
ィルムもしくはシートを加熱軟化させた後、これを被積
層成形物の表面に真空により吸引、成形し、圧着する工
程の装置(真空・圧着時)を説明する要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 スエード調塗膜層 2 熱可塑性樹脂フィルムもしくはシート 3 熱接着性樹脂層 4 スエード調塗膜層を設けた熱可塑性樹脂フィルムも
しくはシート(背面に熱接着性樹脂層を有する) 5 被積層成形物 6 スエード調の表面を有する成形物 7 真空用金属台 8 吸引孔 9 位置決め用受台 10 弾力性を有する押圧型
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本請求項5の発明は、前記スエード調の塗
膜層が、引張り強度80kg/cm以上、伸び率20
0%以上、100%応力強度が破断時強度の1/2以下
の特性値を有し、且つ、前記熱可塑性樹脂フィルムもし
くはシートが破断伸度140%以上を有することを特徴
とする請求項1または3記載のスエード調の表面を有す
る成形物である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】そして、本請求項6の発明は、前記スエー
ド調の塗膜層が、引張り強度80kg/cm以上、伸
び率200%以上、100%応力強度が破断時強度の1
/2以下の特性値を有し、且つ、前記熱可塑性樹脂フィ
ルムもしくはシートが破断伸度140%以上を有するこ
とを特徴とする請求項2または4記載のスエード調の表
面を有する成形物の製造方法である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 9:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に透明なバインダー樹脂と着色
    ビーズとを主成分とするスエード調の塗膜層を設け、も
    う一方の面に熱接着性樹脂層を設けた熱可塑性樹脂フィ
    ルムもしくはシートを、加熱軟化し、真空により吸引、
    成形し、圧着する方式により、該熱接着性樹脂層を介し
    て被積層成形物の表面に積層し一体化したことを特徴と
    するスエード調の表面を有する成形物。
  2. 【請求項2】 透明なバインダー樹脂の溶液中に着色ビ
    ーズを分散してなる塗布液を、熱可塑性樹脂フィルムも
    しくはシートの一方の面に塗布、乾燥してスエード調の
    塗膜層を形成し、もう一方の面に熱接着性樹脂層を溶液
    コーティングまたは押し出しコーティングにより形成し
    た後、該熱可塑性樹脂フィルムもしくはシートを加熱、
    軟化し、被積層成形物の表面に真空により吸引して成
    形、密着させると同時に、該熱可塑性樹脂フィルムもし
    くはシートの上から被積層成形物と略同じ形状の雌型タ
    イプで弾力性を有する押圧型により被積層成形物表面に
    圧着し、冷却して積層一体化することを特徴とするスエ
    ード調の表面を有する成形物の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記着色ビーズの平均粒径が5〜50μ
    mの範囲にあり、且つ、スエード調塗膜層の塗布量が1
    5〜50g/m2 (固形分)の範囲にあることを特徴と
    する請求項1記載のスエード調の表面を有する成形物。
  4. 【請求項4】 前記着色ビーズの平均粒径が5〜50μ
    mの範囲にあり、且つ、スエード調塗膜層の塗布量が1
    5〜50g/m2 (固形分)の範囲にあることを特徴と
    する請求項2記載のスエード調の表面を有する成形物の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記スエード調の塗膜層が、引張り強度
    80kg/cm2 以上、伸び率200%以上、100%応力
    強度が破断時強度の1/2以下の特性値を有し、且つ、
    前記熱可塑性樹脂フィルムもしくはシートが破断伸度1
    40%以上を有することを特徴とする請求項1及び3記
    載のスエード調の表面を有する成形物。
  6. 【請求項6】 前記スエード調の塗膜層が、引張り強度
    80kg/cm2 以上、伸び率200%以上、100%応力
    強度が破断時強度の1/2以下の特性値を有し、且つ、
    前記熱可塑性樹脂フィルムもしくはシートが破断伸度1
    40%以上を有することを特徴とする請求項2及び4記
    載のスエード調の表面を有する成形物の製造方法。
JP15962594A 1994-06-20 1994-06-20 スエード調の表面を有する成形物及びその製造方法 Withdrawn JPH081894A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59128554U (ja) * 1983-02-18 1984-08-29 本田技研工業株式会社 ねじり疲労試験装置
WO2005123379A1 (en) * 2004-06-17 2005-12-29 Sang-Woon Kwak Structure of preventing sticking and method of preparing the same
JPWO2021085195A1 (ja) * 2019-10-31 2021-05-06

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WO2021085195A1 (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 水廻り部材及び水廻り部材の製造方法

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