JPH08188228A - 板状部品の表裏選別装置 - Google Patents

板状部品の表裏選別装置

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JPH08188228A
JPH08188228A JP236895A JP236895A JPH08188228A JP H08188228 A JPH08188228 A JP H08188228A JP 236895 A JP236895 A JP 236895A JP 236895 A JP236895 A JP 236895A JP H08188228 A JPH08188228 A JP H08188228A
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JP
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transport
pressing roller
roller
pressing
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JP236895A
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English (en)
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Toshitaka Takasu
俊孝 高須
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NTN Corp
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NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表裏選別の確実性および部品の供給効率が高
く、しかも、装置構造も比較的簡単な表裏選別装置を提
供する。 【構成】 搬送用ローラ12の上面に平坦な搬送面12
aが設けられており、搬送用ローラ12の回転により搬
送面12aが回転移動する。押圧ローラ13の下端位置
において、押圧面13aと搬送用ローラ12の搬送面1
2aとの間には所定のスキマが設けられている。搬送面
12aの回転移動により、部品Wが搬送路Tに沿って強
制的に搬送され、その一方の縁部がスキマSに入ると、
押圧ローラ13の押圧面13aによって搬送面12a側
に押圧される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動式パーツフィーダ
による部品整列供給において、特に表裏形状の差異が微
小な、ワッシャ、プレス部品等の板状部品の表裏を選別
するのに好適な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】振動式パーツフィーダによる部品整列供
給において、表裏にはっきりした形状的特徴を有する部
品であれば、その形状的特徴を利用して容易に表裏選別
することが可能である。例えば、図9に示す部品Vは一
方の面Vaの縁部にチャンファを設けたものであるが、
このような表裏形状の差異がはっきりした部品Vであれ
ば、傾斜した搬送面30の傾斜下側に所定寸法の段差部
31を設けたツーリングを用いることによって表裏選別
することが可能である。すなわち、部品Vがチャンファ
を設けていない他方の面Vbを下側にして搬送されてき
た場合は、縁部が段差部31に引っ掛かることにより、
部品Vはそのまま搬送面30に沿って下流側に搬送され
るが、部品Vがチャンファを設けた一方の面Vaを下側
にして搬送されてきた場合には、部品Vが段差部31を
乗り越えて搬送面30から自重で滑り落ちる。したがっ
て、下流側に搬送される部品Vは、すべて一方の面Va
が上側になった状態に整列される。
【0003】ところが、表裏形状の差異が微小な部品に
あっては、上記のようなツーリングを用いて表裏選別す
ることは困難である。例えば、図8に示すワッシャWや
プレス部品W’は、縁部がダレた丸み側のダレ面Wa
(W’a)と、縁部がエッジ状のカエリ面Wb(W’
b)とに区別されるが、ダレ面Wa(W’a)の縁部の
ダレが微小な場合は、表裏いずれを下側にした部品も、
ツーリングの段差部31に引っ掛かってそのまま搬送さ
れてしまうからである。
【0004】そのため、従来、ワッシャWのような表裏
形状の差異が微小な板状部品については、図10に示す
ような選別装置を用いて表裏選別を行なっていた。この
選別装置は、ツーリングの一部に、振動式パーツフィー
ダの振動系から隔絶された傾斜状の搬送路32を取付
け、この搬送路32にて部品Wの表裏を選別することに
より、部品Wの振動による上下動をなくし、選別精度を
高めたものである。搬送路32の途中には、部品Wの厚
さ寸法に対応したスキマ33と、このスキマ33の近傍
(部品Wの縁部の下側)に位置する空間34とが設けら
れている。部品Wが、上流側から搬送されてくる後続部
品の推進力によって押され、搬送路32上を下流側に搬
送される際に、その一方の縁部がスキマ33を通過す
る。部品Wがダレ面Waを上側にして搬送されてきた場
合(同図a)は、部品Wは姿勢変化することなく、他方
の縁部が段差部34に引っ掛かり、そのまま搬送路32
に沿って下流側に搬送される。一方、部品Wがカエリ面
Wbを上側にして搬送されてきた場合(同図b)には、
部品Wの一方の縁部がスキマ33の上壁によって押さ
れ、他方の縁部が浮き上がることにより、部品Wが段差
部34を乗り越えて搬送路32から自重で滑り落ちる。
したがって、下流側に搬送される部品Wは、すべてダレ
面Waが上側になった状態に整列される。
【0005】その他、画像認識装置を利用した選別装置
や、部品の位置をセンサにより逐次検出し、その結果に
基づいてシリンダを逐次作動させ、部品の縁部をシリン
ダによって逐次押圧することにより、部品に姿勢変化起
こさせて表裏選別する装置(実開平6ー37222号)
もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の選別装
置には、以下に示すような問題点がある。
【0007】(1)部品の形状、寸法のバラツキ(カエ
リ面のバリやカエリによる厚さのバラツキ等)により、
スキマの部分で部品の詰まりが発生する場合がある。
【0008】(2)搬送路上における部品の搬送は、上
流側から搬送されてくる後続部品の推進力によりなされ
るので、選別速度が遅く、供給効率があまり良くない。
【0009】(3)画像認識装置を利用して表裏選別す
る装置は、装置が高価で大掛りになるためコスト的に不
利で、また、処理能力からも大量生産には不向きで、一
般の組立作業用の部品選別には使用できない。
【0010】(4)シリンダの逐次作動により部品を姿
勢変化させる装置(実開平6ー37222号)は、シリ
ンダがワーク位置確認用センサと同期して作動するた
め、振動による搬送スピードのバラツキ等があると、適
切な位置で処理することが困難になる。シリンダの押圧
動作を連続3〜4回繰り返したり、シリンダを複数箇所
に配置したりするのも、そのような不都合を回避するた
めであると思われる。
【0011】そこで、本発明の目的は、表裏選別の確実
性および部品の供給効率が高く、しかも、装置構造も比
較的簡単な表裏選別装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の表裏選別装置
は、部品の一方または他方の面が接する搬送面を有し、
この搬送面の無限移動により、部品に対して平行方向の
搬送力を与える搬送部と、部品の搬送方向に対して直角
方向の軸心回りに回転自在に支持され、その外周に設け
られた押圧面と搬送面との間に、部品寸法に対応したス
キマを形成する円盤状の押圧ローラとを備え、搬送部に
よって強制的に搬送される部品の縁部が上記スキマを通
過する際に生じる押圧力を利用して、押圧ローラの押圧
面で部品の縁部を押圧し、その際の部品の姿勢変化の有
無により、部品の表裏を選別するものである。
【0013】また、上記構成において、押圧ローラを搬
送面に対して垂直方向に移動可能としたものである。
【0014】押圧ローラを搬送面に対して垂直方向に移
動可能とした構成においては、押圧ローラの搬送面に対
する下端位置決めを行なうストッパと、押圧ローラを搬
送面側に付勢する弾性体とを設けると良い。
【0015】
【作用】搬送面の無限移動により、部品が強制的に搬送
され、その一方の縁部がスキマに入ると、スキマが部品
寸法に対応した寸法に設定されているため、部品の一方
の縁部が押圧ローラの押圧面によって搬送面側に押圧さ
れる。この時の、部品の姿勢変化の有無により、部品の
表裏を選別することができる。
【0016】部品はスキマを通過する際にのみ、すなわ
ち、押圧ローラの下端位置でのみ押圧ローラから(姿勢
変化を起こす)押圧力を受ける。したがって、部品の姿
勢変化の有無による表裏判別は、常に、押圧ローラの下
端位置で行なわれ、この位置は、部品の搬送方向に対し
て常に一定である。
【0017】押圧ローラを搬送面に対して垂直方向に移
動可能な構成とすることにより、部品寸法のバラツキ等
に応じた押圧ローラの上下移動が確保されるので、スキ
マにおける部品の詰まりを防止することができる。
【0018】押圧ローラの搬送面に対する下端位置決め
を行なうストッパを設けることにより、スキマの設定を
精度良くかつ簡易に行なうことができる。また、押圧ロ
ーラを搬送面側に付勢する弾性体を設けることにより、
押圧ローラの押圧力を一定に保つことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図8(a)に示すワッシャW
の表裏選別に適用した実施例について説明する。上述し
たように、ワッシャW(以下、「部品W」という。)の
表裏は、縁部がダレた丸み側のダレ面Waと、縁部がエ
ッジ状のカエリ面Wbとに区別される。ダレ面Waの縁
部のアールは0.5R程度以下の微小なものである。
【0020】図1は、この実施例の表裏選別装置1を備
えた振動式パーツフィーダの全体構成を示している。
【0021】表裏選別装置1は、振動式パーツフィーダ
2のボウル外周に取付けられたツーリング3の途中部分
に、振動式パーツフィーダ2の振動系から隔絶された状
態で配置される。この表裏選別装置1において、正方向
(ダレ面Waが上側)の部品Wはそのままの状態で下流
側のアタッチメント(ワークガイド)4を通り外部に供
給され、逆方向(カエリ面Wbが上側)の部品Wはボウ
ルのポケット5に戻される。
【0022】図2(図1および図3のB−B断面)、図
3(図2の平面)は、表裏選別装置1の具体的構成を示
している。
【0023】表裏選別装置1は、床面から鉛直上方に延
びた支柱6と、支柱6に対して傾斜状態で取付けられた
選別ユニット7からなる。支柱6は、振動式パーツフィ
ーダ2のベース位置近くの床面に、振動式パーツフィー
ダ2とは別置きにして、アンカーボルトなどで立設され
る。選別ユニット7は、枢軸回りに揺動可能な支持具8
を介して支柱6に取付けられており、支持具8の揺動調
整により、傾斜角を自在に調整できるようになってい
る。
【0024】選別ユニット7は、支持具8にボルトなど
で固定されたハウジング9および駆動モータ10、ハウ
ジング9に軸受で回転自在に支持された回転軸11、回
転軸11に連結された円盤状の搬送用ローラ12、搬送
用ローラ12の垂直上方に配置された円盤状の押圧ロー
ラ13、および、搬送用ローラ12の傾斜下側に配置さ
れた下側ガイド側板14、下側ガイド側板14と所定の
間隔を隔てて配置された上側ガイド側板15を主要な構
成要素とする。
【0025】搬送用ローラ12の回転軸11は、ギヤ1
6、17を介して駆動モータ10の出力軸10aに連結
される。駆動モータ10が作動すると、搬送用ローラ1
2が、鉛直方向に対して傾斜した平面内で回転する。搬
送用ローラ12の上面には、平坦な搬送面12aが設け
られており、搬送用ローラ12の回転により、搬送面1
2aが回転移動する。
【0026】下側ガイド側板14は、ハウジング9の傾
斜下側端面にボルト等で固定される。上側ガイド側板1
5は、搬送用ローラ12を上方から跨ぐ状態で配置さ
れ、ハウジング9の上端面にボルト等で固定される。下
側ガイド側板14と上側ガイド側板15との間の間隔は
部品Wの外径寸法に対応した寸法に設定されており、丁
度、部品Wが一列整列状態でのみ通過することができる
搬送路Tになっている。尚、下側ガイド側板14と上側
ガイド側板15は、いずれも搬送用ローラ12との間に
所定の隙間をもっており、搬送用ローラ12とは非接触
である。
【0027】ツーリング3の上流側部分にて一列一層に
整列された部品Wは、搬送用ローラ12の搬送面12a
に乗り移ると、搬送面12aの回転移動によって平行方
向(部品Wに対して)の搬送力を与えられ、下側ガイド
側板14および上側ガイド側板15によって案内されな
がら、両ガイド側板14、15間の搬送路Tに沿って下
流側に強制的に搬送されてゆく(図3参照)。
【0028】押圧ローラ13の中心にはローラ軸18が
連結され、ローラ軸18は、図3に示す枢軸19回りに
揺動可能なアームボックス20に軸受で回転自在に支持
される。押圧ローラ13は、アームボックス20の揺動
に伴い、搬送用ローラ12に対して垂直方向に上下移動
することができる。ローラ軸18の軸線は、部品Wが搬
送される搬送路Tの方向に対して、直角方向に向いてい
る。また、アームボックス20の、押圧ローラ13と反
対側の側部は引張スプリング21を介して上側ガイド側
板15に連結される。そのため、押圧ローラ13は引張
スプリング21の弾性力によって、常時、搬送用ローラ
12側に引っ張られる。ただ、アームボックス20の下
側にはストッパ22が配置されており、アームボックス
20の下端がストッパ22の上端に当接することによっ
て、押圧ローラ13は所定の下端位置に位置決めされ
る。
【0029】図4(図2のA部拡大)に示すように、押
圧ローラ13の外周には、傾斜状の押圧面13aが設け
られている。押圧ローラ13の最下端位置において、押
圧面13aと搬送用ローラ12の搬送面12aとの間に
は所定のスキマS(最小スキマ)が設けられている。押
圧面13aの傾斜の向きは、傾斜下側に向かってスキマ
Sが拡大する向きである。スキマSの大きさは、部品W
の厚さ寸法よりも僅かに小さい寸法に設定されるが、こ
の設定は、押圧ローラ13の下端位置決め、つまり、ア
ームボックス20とストッパ22との当接位置を調節す
ることにより行なう。
【0030】搬送面12aの回転移動により、部品Wが
搬送路Tに沿って強制的に搬送され、その一方の縁部W
cがスキマSに入ると、スキマSが上記のような寸法に
設定されているため、部品Wの縁部Wcが押圧ローラ1
3の押圧面13aによって搬送面12a側に押圧され
る。この時、図5(a)に示すように、部品Wの上側が
ダレ面Waであれば、部品Wに姿勢変化は起こらない
が、図5(b)に示すように、部品Wの上側がカエリ面
Wbである場合には、押圧面13aの押圧力によって部
品Wの他方の縁部Wdが浮き上がり、部品Wに姿勢変化
が起こる。このようにして、部品Wの一方の縁部Wcを
押圧ローラ13の押圧面13aで押圧し、その際の部品
Wの姿勢変化の有無により、部品Wの上側がダレ面Wa
かカエリ面Wbかを判別することができる。
【0031】図6に示すように、部品WはスキマSを通
過する際にのみ、すなわち、押圧ローラ13の下端位置
Yでのみ押圧ローラ13から(姿勢変化を起こす)押圧
力を受ける。したがって、部品Wの姿勢変化の有無によ
る表裏判別は、常に、押圧ローラ13の下端位置Yで行
なわれ、この位置Yは一定である。以下、この位置Yを
選別位置という。
【0032】上述したように、この実施例では、押圧ロ
ーラ13を上下移動可能に支持し、かつ、引張スプリン
グ21の弾性力によって、常時、搬送面12a側に引っ
張る構成にしてあるが、これは、選別位置Yでの部品W
の詰まりを防止するためである。図7を参照しながら説
明すると、図7(a)に示すように、アームボックス2
0がストッパ22の上端に当接し、押圧ローラ13が最
下端位置決めされることにより、スキマSが所定寸法に
設定される。例えば、図7(b)に示すように、加工の
バラツキ等により、特定の部品Wの肉厚が他の部品Wに
比べて厚い場合(肉厚のバラツキ)や、図7(c)に示
すように、カエリ面Wbにバリやカエリ等(We)があ
る場合、押圧ローラ13が引張スプリング21の弾性力
に抗して上方に移動することができる。このように、部
品Wの寸法のバラツキ等に応じて、押圧ローラ13が上
下移動することにより、スキマSにおける部品Wの詰ま
りが防止される。また、上方への移動時、引張スプリン
グ21の弾性力が作用するため、押圧ローラ13の押圧
力が一定に保たれる。
【0033】選別位置Yにて姿勢変化を起こした部品W
(カエリ面Wbが上側の部品W)は、下側ガイド側板1
4に設けられた排出通路14aによって、振動式パーツ
フィーダ2のボウルのポケット5に戻される。図4に示
すように、排出通路14aは、下側ガイド側板14の中
央部分を薄肉にして、この薄肉の底部14a1によって
搬送路Tの傾斜下側に段差を形成したものである。排出
通路14aは、丁度、選別位置Yの傾斜下側に配設され
る。選別位置Yにて、押圧ローラ13の押圧力を受けて
他方の縁部Wdが浮き上がった部品W(カエリ面Wbが
上側の部品W)は、浮き上がった縁部Wdから底部14
a1の段差を乗り越え、排出通路14aを自重により滑
り落ちてポケット5に戻される。一方、選別位置Yにて
姿勢変化を起こさなかった部品W(ダレ面Waが上側の
部品W)は、下側のカエリ面Waの縁部が底部14a1
の段差に引っ掛かり、そのまま選別位置Yを通過し、搬
送路Tに沿って下流側に搬送されゆく。図6(a)に示
すように、この部品Wが搬送用ローラ12から搬送力を
受けて選別位置YのスキマSを強制的に通過する際、押
圧ローラ13は部品Wとの摩擦力により、部品Wの移動
に追随して回転する。そして、その部品Wが選別位置Y
(スキマS)を通過すると、後続の部品Wが搬送面12
aの回転移動によって選別位置Y(スキマS)に強制的
に送り込まれ、上記と同様にして表裏選別される。した
がって、部品Wの位置検出を行なうことなく、すべての
部品Wを所定の選別位置Yにて連続的に表裏選別するこ
とができる。選別位置Yをそのまま通過した部品Wは、
すべてダレ面Waを上側にして表裏整列され、下流側の
アタッチメント4を通り外部に供給される。尚、カエリ
面Wbを上側にして表裏整列する場合は、ダレ面Waを
上側にして表裏整列した後、下流側のアタッチメント4
にて表裏反転させると良い。
【0034】尚、この実施例では、選別装置1のコンパ
クト化を図るため、円盤状の搬送用ローラ12を回転さ
せる構成にしてあるが、ベルトコンベヤ等を使用しても
良い。また、本発明はワッシャWに限らず、縁部が薄肉
またはダレた形状の一方の面と、縁部が角状の他方の面
とを有する板状の部品一般に適用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、部品に
対して平行方向の搬送力を与える搬送部と、部品の搬送
方向に対して直角方向の軸心回りに回転自在に支持され
た円盤状の押圧ローラとの間に部品寸法に対応したスキ
マを設け、搬送部によって強制的に搬送される部品の縁
部が上記スキマを通過する際に生じる押圧力を利用し
て、押圧ローラの押圧面で部品の縁部を押圧し、その際
の部品の姿勢変化の有無により、部品の表裏を選別する
構成を有するため、以下に示す特有の効果を奏する。
【0036】(1)各部品は上記スキマを通過する際、
すなわち、押圧ローラの下端位置に達した時点で押圧ロ
ーラから連続的に押圧力を受けるので、各部品が姿勢変
化を起こす位置は常に一定である。したがって、部品の
位置検出手段などの特別な手段を設けることなく、部品
の表裏選別を常に一定の位置で連続的に行なうことがで
きる。そのため、表裏選別の確実性が高く、しかも、装
置構造も比較的簡単である。
【0037】(2)搬送部により部品に対して平行方向
の搬送力を与える構造なので、部品の振動による上下動
がなく、選別精度が高い。また、部品を搬送部にて強制
的に搬送する構造なので、従来に比べ、選別速度が速
く、供給効率高い。
【0038】(3)押圧ローラを搬送面に対して垂直方
向に移動可能な構成とすることにより、部品寸法のバラ
ツキ等に応じた押圧ローラの上下移動が確保されるの
で、上記スキマにおける部品の詰まりを防止することが
できる。そのため、供給効率が高い。
【0039】(4)押圧ローラの搬送面に対する下端位
置決めを行なうストッパを設けることにより、上記スキ
マの設定を精度良くかつ簡易に行なうことができる。ま
た、押圧ローラを搬送面側に付勢する弾性体を設けるこ
とにより、押圧ローラの押圧力を一定に保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の表裏選別装置を備えた振動式パーツフ
ィーダの全体構成を示す平面図である。
【図2】表裏選別装置を示す断面図(図1および図3の
B−B断面)である。
【図3】表裏選別装置を示す平面図(図2の平面)であ
る。
【図4】図2におけるA部の拡大断面図である。
【図5】部品の姿勢変化の態様を示す図である。
【図6】搬送ローラによる部品の押圧の態様を示す図で
ある。
【図7】押圧ローラの上下移動の態様を示す図である。
【図8】板状部品を示す平面図、断面図である。
【図9】従来の選別装置を示す断面図である。
【図10】従来の選別装置を示す断面図である。
【符号の説明】
W ワッシャ(板状部品) 12 搬送用ローラ 12a 搬送面 13 押圧ローラ 13a 押圧面 S スキマ 21 引張スプリング 22 ストッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縁部が薄肉またはダレた形状の一方の面
    と、縁部が角状の他方の面とを有する板状の部品の表裏
    を選別するための装置であって部品の一方または他方の
    面が接する搬送面を有し、この搬送面の無限移動によ
    り、部品に対して平行方向の搬送力を与える搬送部と、 部品の搬送方向に対して直角方向の軸心回りに回転自在
    に支持され、その外周に設けられた押圧面と搬送面との
    間に、部品寸法に対応したスキマを形成する円盤状の押
    圧ローラとを備え、 搬送部によって強制的に搬送される部品の縁部が上記ス
    キマを通過する際に生じる押圧力を利用して、押圧ロー
    ラの押圧面で部品の縁部を押圧し、その際の部品の姿勢
    変化の有無により、部品の表裏を選別することを特徴と
    する板状部品の表裏選別装置。
  2. 【請求項2】 押圧ローラが搬送面に対して垂直方向に
    移動可能であることを特徴とする請求項1の板状部品の
    表裏選別装置。
  3. 【請求項3】 押圧ローラの搬送面に対する下端位置決
    めを行なうストッパと、押圧ローラを搬送面側に付勢す
    る弾性体とを備えたことを特徴とする請求項2の板状部
    品の表裏選別装置。
JP236895A 1995-01-11 1995-01-11 板状部品の表裏選別装置 Pending JPH08188228A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017106552A (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 日立オートモティブシステムズエンジニアリング株式会社 電動パワーステアリングモータ

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JP2017106552A (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 日立オートモティブシステムズエンジニアリング株式会社 電動パワーステアリングモータ

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