JPH08187843A - シリアルインクジェットプリンタ - Google Patents

シリアルインクジェットプリンタ

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Publication number
JPH08187843A
JPH08187843A JP260395A JP260395A JPH08187843A JP H08187843 A JPH08187843 A JP H08187843A JP 260395 A JP260395 A JP 260395A JP 260395 A JP260395 A JP 260395A JP H08187843 A JPH08187843 A JP H08187843A
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JP
Japan
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nozzle group
print
nozzle
nozzles
ink jet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP260395A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Isobe
稔 磯部
幸太郎 ▲吉▼村
Kotaro Yoshimura
Takeo Fujii
武夫 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP260395A priority Critical patent/JPH08187843A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】クリーニングを行う頻度を高くする必要がな
く、脱ドットが発生するのを防止することができるよう
にする。 【構成】それぞれm個のノズルを縦方向に配設すること
によって形成されたノズル群を複数備えたインクジェッ
トヘッド25と、該インクジェットヘッド25を搭載し
たキャリッジと、ビットイメージデータを格納する印字
バッファと、印刷制御装置とを有する。印刷制御装置
は、N(≦m)ビットのビットイメージデータを順次読
み出し、各ノズル群を互いに異なる印刷タイミングで作
動させ、同じドットポジションに同じビットイメージデ
ータについて重ねて印刷を行う。所定のノズルに目詰ま
りが生じても他のノズルによって印刷を継続することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリアルインクジェッ
トプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリアルインクジェットプリンタ
においては、インクをインクジェットヘッドのノズルか
ら噴出させ、紙面に付着させることによって印刷を行う
ようになっている。この場合、シリアルインクジェット
プリンタを長時間使用することなく放置したときにイン
クの乾きが発生したり、シリアルインクジェットプリン
タの印刷量が多くなり異物が付着したりしてノズルの目
詰まりが生じると、脱ドットを発生させてしまう。
【0003】そこで、シリアルインクジェットプリンタ
の放置時間、印刷量等に一定の条件を設定し、該条件が
満たされたときに、印刷領域外において空印刷を行った
り、ノズル面を拭(ふ)き取ったり、ノズル面からのバ
キュームによってインクを吸い出したりして、強制的に
クリーニングを行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のシリアルインクジェットプリンタにおいては、クリ
ーニングを行う分だけスループットが低下したり、イン
クの消費量が多くなったりするので、クリーニングを行
う頻度を高くすることができない。また、クリーニング
を行っても防止することができない目詰まりがあり、対
策としては不十分であった。
【0005】本発明は、前記従来のシリアルインクジェ
ットプリンタの問題点を解決して、クリーニングを行う
頻度を高くする必要がなく、脱ドットが発生するのを防
止することができるシリアルインクジェットプリンタを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のシ
リアルインクジェットプリンタにおいては、それぞれm
個のノズルを縦方向に配設することによって形成された
ノズル群を複数備えたインクジェットヘッドと、該イン
クジェットヘッドを搭載し、紙面に沿って走行させられ
るキャリッジと、ビットイメージデータを格納する印字
バッファと、印刷制御装置とを有する。
【0007】また、該印刷制御装置は、縦N(≦m)ビ
ットのビットイメージデータを前記印字バッファから順
次読み出し、各ノズル群を互いに異なる印刷タイミング
で作動させ、同じドットポジションに同じビットイメー
ジデータについて重ねて印刷を行う。
【0008】
【作用】本発明によれば、前記のようにシリアルインク
ジェットプリンタにおいては、それぞれm個のノズルを
縦方向に配設することによって形成されたノズル群を複
数備えたインクジェットヘッドと、該インクジェットヘ
ッドを搭載し、紙面に沿って走行させられるキャリッジ
と、ビットイメージデータを格納する印字バッファと、
印刷制御装置とを有する。
【0009】したがって、前記キャリッジを紙面に沿っ
て走行させ、前記インクジェットヘッドの各ノズル群を
作動させ、ノズルからインクを噴射して印刷を行うこと
ができる。また、該印刷制御装置は、N(≦m)ビット
のビットイメージデータを前記印字バッファから順次読
み出し、各ノズル群を互いに異なる印刷タイミングで作
動させ、同じドットポジションに同じビットイメージデ
ータについて重ねて印刷を行う。
【0010】例えば、文字を印刷する場合、印刷制御装
置は、キャリッジを走行させながらNビットのビットイ
メージデータを前記印字バッファから順次読み出し、各
ノズル群のm個のノズルを各ビットイメージデータに対
応させて作動させる。そして、各ノズル群ごとに互いに
異なる印刷タイミングでインクが噴射され、紙面の同じ
ラインに同じ文字が重ねて印刷される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図2は本発明の第1の実施例に
おけるノズル配置図である。なお、この場合、インクジ
ェットヘッドを紙面側から見た状態を示す。図におい
て、11Aはm個のノズルn1 〜nm から成る第1ノズ
ル群、11Bはm個のノズルn1 〜nm から成る第2ノ
ズル群であり、第1ノズル群11A及び第2ノズル群1
1Bは図示しないインクジェットヘッドの先端に形成さ
れる。また、第1ノズル群11Aにおいては、奇数番目
のノズルn1 、n3 、…、nm- 1 によって奇数ドット列
11A1 が、偶数番目のノズルn2 、n4 、…、nm
よって偶数ドット列11A2 が形成される。一方、第2
ノズル群11Bにおいては、奇数番目のノズルn1 、n
3 、…、nm-1 によって奇数ドット列11B1 が、偶数
番目のノズルn2 、n4 、…、nm によって偶数ドット
列11B2 が形成される。
【0012】前記第1ノズル群11Aにおける、奇数ド
ット列11A1 と偶数ドット列11A2 との間の距離、
及び前記第2ノズル群11Bにおける奇数ドット列11
1と偶数ドット列11B2 との間の距離はl1 に設定
される。また、第1ノズル群11Aと第2ノズル群11
Bとの間の距離、すなわち、奇数ドット列11A1 、1
1B1 間の距離、及び偶数ドット列11A2 、11B2
間の距離はLP に設定される。
【0013】この場合、距離LP は、印刷が行われたと
きのドットマトリクスにおけるドット間距離をdとした
とき、 LP =(a+1/b)・d とする。ただし、aは正の整数とし、bは2以上の整数
とする。本実施例において、bは4とする。このように
して、第1ノズル群11Aと第2ノズル群11Bとが同
じタイミングで駆動されないようにしている。
【0014】また、前記距離l1 は、自由に設定するこ
とができるが、本実施例においては、 l1 =(c+1/2)・d とする。ただし、cは正の整数とする。このようにし
て、奇数ドット列11A1と奇数ドット列11B1
が、また、偶数ドット列11A2 と偶数ドット列11B
2 とが同じタイミングで駆動されないようにしている。
【0015】図3は本発明の第1の実施例における印字
バッファ内のビットイメージデータを示す図である。図
において、13は受信された印字データを1行分格納す
る印字バッファ、14は該印字バッファ13に格納され
たビットイメージデータである。前記印字バッファ13
のメモリサイズは、一度に印刷される文字の縦方向ドッ
ト数がNであり、1行の横方向ドットポジション数がK
である場合、縦Nビット×横Kビットとする。なお、図
2における総ノズル数をM(=2m)としたとき、文字
の縦方向ドット数Nと総ノズル数Mとの関係を M≧2N とする。また、アンダライン印刷を行う場合は、アンダ
ラインのためのビット数を考慮して、 M>2N とする。
【0016】前記印字バッファ13に格納されたビット
イメージデータ14は、図示しないインクジェットヘッ
ドの移動に対応させて順次読み出され、読み出されたビ
ットイメージデータ14によって図示しない駆動装置が
駆動され、前記第1ノズル群11A(図2)及び第2ノ
ズル群11Bの各ノズルn1 〜nm からインクが噴射さ
れる。
【0017】この場合、インクジェットヘッドをフォワ
ード読出方向AF及びリバース読出方向ARに移動させ
ることができる。そして、前記第1ノズル群11Aの奇
数ドット列11A1 に対応させて読出点P1 が、第1ノ
ズル群11Aの偶数ドット列11A2 に対応させて読出
点P2 が、前記第2ノズル群11Bの奇数ドット列11
1 に対応させて読出点P3 が、第2ノズル群11Bの
偶数ドット列11B2に対応させて読出点P4 が設定さ
れる。
【0018】また、前記読出点P1 、P2 間の横方向ド
ットポジション数及び前記読出点P 3 、P4 間の横方向
ドットポジション数は距離l1 に、前記読出点P1 、P
3 間の横方向ドットポジション数及び前記読出点P2
4 間の横方向ドットポジション数は距離LP に相当す
る。次に、インクジェットヘッドの構造について説明す
る。
【0019】図4は本発明の第1の実施例における一体
型のインクジェットヘッドを示す図、図5は本発明の第
1の実施例における分離型のインクジェットヘッドを示
す図である。図において、15は第1ノズル群11A及
び第2ノズル群11Bを有するインクジェットヘッド、
16は第1ノズル群11Aを有するインクジェットヘッ
ド、17は第2ノズル群11Bを有するインクジェット
ヘッドである。
【0020】次に、印刷中のあるタイミングにおける印
刷状態について説明する。図6は本発明の第1の実施例
における各ドット列による印刷イメージを示す図であ
る。図において、A1 は第1ノズル群11A(図2)の
奇数ドット列11A1 による印刷イメージ、A2 は第1
ノズル群11Aの偶数ドット列11A2 による印刷イメ
ージ、B1 は第2ノズル群11Bの奇数ドット列11B
1 による印刷イメージ、B2 は第2ノズル群11Bの偶
数ドット列11B2 による印刷イメージである。
【0021】なお、第1ノズル群11A及び第2ノズル
群11Bが同じラインについて印刷を行うので、実際の
印刷が行われる際には、各印刷イメージA1 、A2 、B
1 、B2 は重ねて形成される。次に、第1ノズル群11
A及び第2ノズル群11Bの印刷タイミングについて説
明する。
【0022】図7は本発明の第1の実施例における印刷
タイミングを示す第1のタイムチャートである。図にお
いて、CRは図示しないキャリッジの動作を示す信号、
S11A1 は第1ノズル群11A(図2)の奇数ドット
列11A1 の動作を示す信号、S11A 2 は第1ノズル
群11Aの偶数ドット列11A2 の動作を示す信号、S
11B1は第2ノズル群11Bの奇数ドット列11B1
の動作を示す信号、S11B2 は第2ノズル群11Bの
偶数ドット列11B2 の動作を示す信号である。
【0023】前記信号CRは、ローレベルにおいてキャ
リッジが停止していることを、ハイレベルにおいてキャ
リッジがフォワード読出方向AF(図3)に走行してい
ることを示す。また、各信号S11A1 、S11A2
S11B1 、S11B2 は、ローレベルにおいて奇数ド
ット列11A1 、偶数ドット列11A2 、奇数ドット列
11B1 及び偶数ドット列11B2 がそれぞれ非印刷状
態にあることを、ハイレベルにおいて奇数ドット列11
1 、偶数ドット列11A2 、奇数ドット列11B1
び偶数ドット列11B2 がそれぞれ印刷状態にあること
を示す。
【0024】そして、時間t1 は、奇数ドット列11A
1 の印刷開始タイミングと偶数ドット列11A2 の印字
開始タイミングとの差、奇数ドット列11B1 の印刷開
始タイミングと偶数ドット列11B2 の印刷開始タイミ
ングとの差、奇数ドット列11A1 の印刷終了タイミン
グと偶数ドット列11A2 の印刷終了タイミングとの
差、及び奇数ドット列11B1 の印刷終了タイミングと
偶数ドット列11B2 の印刷終了タイミングとの差を示
し、前記距離l1 に対応させて設定される。
【0025】また、キャリッジが一つのドット間距離d
を移動するのに必要な時間、すなわち、ドット周期をt
d とすると、時間t1 は t1 =(c+1/2)・td に設定される。さらに、時間tP は奇数ドット列11A
1 の印刷開始タイミングと奇数ドット列11B1 の印刷
開始タイミングとの差、偶数ドット列11A2 の印刷開
始タイミングと偶数ドット列11B2 の印刷開始タイミ
ングとの差、奇数ドット列11A1 の印刷終了タイミン
グと奇数ドット列11B1 の印刷終了タイミングとの
差、及び偶数ドット列11A2 の印刷終了タイミングと
偶数ドット列11B2 の印刷終了タイミングとの差を示
し、前記距離LP に対応させて設定される。
【0026】すなわち、時間tP は tP =(a+1/b)・td に設定される。次に、ドットごとの印刷タイミングにつ
いて説明する。図8は本発明の第1の実施例における印
刷タイミングを示す第2のタイムチャートである。
【0027】図において、TMは時間td /4ごとに発
生させられる印刷タイミング信号、G11A1 は第1ノ
ズル群11A(図2)の奇数ドット列11A1 における
各ノズルn1 、n3 、…、nm-1 の動作を示すコモン駆
動信号、G11A2 は第1ノズル群11Aの偶数ドット
列11A2 における各ノズルn2 、n4 、…、nm の動
作を示すコモン駆動信号、G11B1 は第2ノズル群1
1Bの奇数ドット列11B1 における各ノズルn1 、n
3 、…、nm-1 の動作を示すコモン駆動信号、G11B
2 は第2ノズル群11Bの偶数ドット列11B2 におけ
る各ノズルn2、n4 、…、nm の動作を示すコモン駆
動信号である。各コモン駆動信号G11A1 、G11A
2 、G11B1 、G11B2 は、時間td /4ごとに発
生させられる。
【0028】図から分かるように、ドット周期td を4
分割して得られる印刷タイミング信号TMによって、奇
数ドット列11A1 、偶数ドット列11A2 、奇数ドッ
ト列11B1 及び偶数ドット列11B2 のそれぞれが時
間td /4だけずらされて駆動される。したがって、消
費電力を分散させることができる。次に、シリアルイン
クジェットプリンタの制御回路について説明する。
【0029】図1は本発明の第1の実施例におけるシリ
アルインクジェットプリンタの制御回路詳細図、図9は
本発明の第1の実施例におけるシリアルインクジェット
プリンタの制御回路図である。図9において、20はタ
イマ機能を内蔵する印刷制御装置としてのマイクロプロ
セッサ(μCPU)であり、該マイクロプロセッサ20
にランダムアクセスメモリ(RAM)21、リードオン
リメモリ(ROM)22及びI/Oポート23が接続さ
れる。また、該I/Oポート23には駆動回路24が、
更に該駆動回路24にはインクジェットヘッド(HEA
D)25、該インクジェットヘッド25が搭載された図
示しないキャリッジを移動させるスペースモータ(S
P)26及びラインフィードモータ(LF)27が接続
される。そして、前記I/Oポート23には前記キャリ
ッジの位置を検出するキャリッジポジションセンサ2
8、及び図示しない上位装置からのデータ受信を行うイ
ンタフェース部(I/F)29が接続される。前記マイ
クロプロセッサ20は、リードオンリメモリ22中のス
トワードプログラムデータに従ってシリアルインクジェ
ットプリンタ全体の制御を行う。
【0030】図1において、25はインクジェットヘッ
ド、CDV1は第1ノズル群11A(図2)の奇数ドッ
ト列11A1 を駆動するためのコモン駆動信号G11A
1 を発生させるコモン駆動回路、CDV2は第1ノズル
群11Aの偶数ドット列11A2 を駆動するためのコモ
ン駆動信号G11A2 を発生させるコモン駆動回路、C
DV3は第2ノズル群11Bの奇数ドット列11B1
駆動するためのコモン駆動信号G11B1 を発生させる
コモン駆動回路、CDV4は第2ノズル群11Bの偶数
ドット列11B2 を駆動するためのコモン駆動信号G1
1B2 を発生させるコモン駆動回路であり、いずれも図
示しない電源に接続されて電源電圧VPが印加され、I
/Oポート23(図9)からオン・オフ信号を受けて作
動させられる。
【0031】また、DV1は第1ノズル群11Aのノズ
ルn1 、n2 及び第2ノズル群11Bのノズルn1 、n
2 を駆動するためのデータ駆動信号を発生させるデータ
駆動回路、DV2は第1ノズル群11Aのノズルn3
4 及び第2ノズル群11Bのノズルn3 、n4 を駆動
するためのデータ駆動信号を発生させるデータ駆動回
路、……、DVm/2は第1ノズル群11Aのノズルn
m-1 、nm 及び第2ノズル群11Bのノズルnm-1 、n
m を駆動するためのデータ駆動信号を発生させるデータ
駆動回路であり、いずれもI/Oポート23からオン・
オフ信号を受けて作動させられる。
【0032】そして、前記データ駆動回路DV1は各ノ
ズルn1 、n2 に対応するドライバd1 、d2 に、デー
タ駆動回路DV2は各ノズルn3 、n4 に対応するドラ
イバd3 、d4 に、……、データ駆動回路DVm/2は
各ノズルnm-1 、nm に対応するドライバdm-1 、dm
に接続される。なお、L1〜L4はヘッドコモン線であ
る。
【0033】この場合、4個のコモン駆動回路CDV1
〜CDV4が配設され、各コモン駆動回路CDV1〜C
DV4がI/Oポート23からのオン・オフ信号によっ
て切り換えられるようになっている。すなわち、奇数ド
ット列11A1 を駆動する場合はコモン駆動回路CDV
1によってコモン駆動信号G11A1 を発生させ、偶数
ドット列11A2 を駆動する場合はコモン駆動回路CD
V2によってコモン駆動信号G11A2 を発生させ、奇
数ドット列11B1 を駆動する場合はコモン駆動回路C
DV3によってコモン駆動信号G11B1 を発生させ、
偶数ドット列11B2 を駆動する場合はコモン駆動回路
CDV4によってコモン駆動信号G11B2 を発生させ
ることによって、奇数ドット列11A1 、偶数ドット列
11A2、奇数ドット列11B1 及び偶数ドット列11
2 をそれぞれ異なるタイミングで駆動することができ
る。
【0034】そして、各タイミングにおいて、ビットイ
メージデータ14(図3)に対応するオン・オフ信号が
I/Oポート23からデータ駆動回路DV1、DV2、
…、DVm/2に対して出力される。次に、前記構成の
制御回路の動作について説明する。まず、前記インタフ
ェース部29を介して上位装置から印字データとして文
字コードが受信されると、マイクロプロセッサ20はI
/Oポート23を介して文字コードを取り込み、プログ
ラムデータと共にリードオンリメモリ22に格納されて
いる文字フォントデータ(CGデータ)を参照して、各
文字コードに対応するビットイメージデータ14に展開
する。展開されたビットイメージデータ14は、ランダ
ムアクセスメモリ21内に形成された印字バッファ13
に順次格納される。
【0035】そして、各ラインの印刷区切りコードとし
てLFコード等が受信されると、マイクロプロセッサ2
0は、それ以前の文字コードについてのビットイメージ
データ14への展開が終了した時点でI/Oポート23
を介して駆動回路24を駆動し、印刷を開始する。例え
ば、図3に示すように、印字バッファ13に、文字「イ
ロハニ…」のビットイメージデータ14が展開され格納
されているとする。また、インクジェットヘッド25を
1文字目から順にフォワード読出方向AFに移動させな
がら印刷を行っているある時点において、前記第1ノズ
ル群11Aの奇数ドット列11A1が読出点P1 に、第
1ノズル群11Aの偶数ドット列11A2 が読出点P2
に、前記第2ノズル群11Bの奇数ドット列11B1
読出点P3 に、第2ノズル群11Bの偶数ドット列11
2 が読出点P4 に到達したとする。このとき、奇数ド
ット列11A1 、偶数ドット列11A2 、奇数ドット列
11B1 及び偶数ドット列11B2 によって、それぞれ
図6に示すような印刷イメージA1 、A2 、B 1 、B2
が形成される。
【0036】この場合、奇数ドット列11A1 は、文字
「イ」〜「ハ」の全部の印刷を終了し、文字「ニ」を途
中まで印刷した状態にあり、偶数ドット列11A2 は、
文字「イ」〜「ハ」の全部の印刷を終了し、文字「ニ」
の印刷を開始した状態にあり、奇数ドット列11B
1 は、文字「イ」の印刷を終了し、文字「ロ」を途中ま
で印刷した状態にあり、偶数ドット列11B2 は、文字
「イ」の印刷を終了し、文字「ロ」の印刷を開始した状
態にある。
【0037】ここで、前記第2ノズル群11Bの奇数ド
ット列11B1 による印刷は、第1ノズル群11Aの奇
数ドット列11A1 による印刷イメージA1 に重なるよ
うに同じドットポジションに行われ、前記第2ノズル群
11Bの偶数ドット列11B 2 による印刷は、第1ノズ
ル群11Aの偶数ドット列11A2 による印刷イメージ
2 に重なるように行われる。すなわち、第1ノズル群
11Aによって形成された印刷イメージA1 、A2 の上
に、第2ノズル群11Bによって全く同じ内容の印刷イ
メージB1 、B2 が形成される。
【0038】したがって、第1ノズル群11Aと第2ノ
ズル群11Bとで同じ色のインクを使用すると、第1ノ
ズル群11A及び第2ノズル群11Bの一方が目詰まり
が生じても、脱ドットが発生するのを防止することがで
きる。また、図5に示すように、インクジェットヘッド
16、17を配設し、インクジェットヘッド16に第1
ノズル群11Aを、インクジェットヘッド17に第2ノ
ズル群11Bを形成すると、一方のインクジェットヘッ
ドにおいてインクエンプティが発生しても他方のインク
ジェットヘッドによって印刷を継続することができる。
【0039】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図10は本発明の第2の実施例におけるノズル配
置図である。なお、この場合、インクジェットヘッドを
紙面側から見た状態を示す。図において、11Aはk個
のノズルnh+1 〜nh+k から成る第1ノズル群、11B
はk個のノズルn1 〜nk から成る第2ノズル群であ
り、第1ノズル群11A及び第2ノズル群11Bは図示
しないインクジェットヘッドの先端に形成される。
【0040】そして、1ラインを印刷するのに必要なド
ット数をNとすると、 N=k である。また、インクジェットヘッドの総ノズル数をM
とすると、 M=h+k である。この場合、 M<2N に設定される。すなわち、ノズルnh+1 〜nk は前記第
1ノズル群11A及び第2ノズル群11Bの両方に属す
る。
【0041】ところで、前記第2ノズル群11Bの1番
目のノズルn1 と第1ノズル群11Aの1番目のノズル
h+1 との距離LS は、縦方向ドット数hに相当する。
そして、ドット間距離がdであるので、 LS =h・d となる。
【0042】また、第1の実施例と同様に、第1ノズル
群11Aにおいては、奇数番目のノズルnh+1
h+3 、…、nh+k-1 によって奇数ドット列が、偶数番
目のノズルnh+2 、nh+4 、…、nh+k によって偶数ド
ット列が形成される。一方、第2ノズル群11Bにおい
ては、奇数番目のノズルn1 、n3 、…、nk-1 によっ
て奇数ドット列が、偶数番目のノズルn2 、n4 、…、
k によって偶数ドット列が形成される。
【0043】図11は本発明の第2の実施例における印
字バッファ内のビットイメージデータとインクジェット
ヘッドとの関係を示す図である。図において、11Aは
第1ノズル群、11Bは第2ノズル群、13は印字バッ
ファ、14は該印字バッファ13に格納されるビットイ
メージデータである。また、図示しないキャリッジをフ
ォワード読出方向AF及びリバース読出方向ARに走行
させることができる。前記印字バッファ13は、縦Nビ
ット×横Kビットで構成される。
【0044】図12は本発明の第2の実施例における印
刷タイミングを示すタイムチャートである。図におい
て、CRは図示しないキャリッジの動作を示す信号、F
Fは改行動作を示す信号、S11Aは第1ノズル群11
Aの動作を示す信号、S11Bは第2ノズル群11Bの
動作を示す信号である。
【0045】前記信号CRは、ローレベルにおいてキャ
リッジが停止していることを、ハイレベルにおいてキャ
リッジがフォワード読出方向AF(図11)又はリバー
ス読出方向ARに走行していることを示す。この場合、
キャリッジはフォワード読出方向AFに走行した後、リ
バース読出方向ARに走行するようになっている。ま
た、各信号S11A、S11Bは、ローレベルにおいて
第1ノズル群11A及び第2ノズル群11Bがそれぞれ
非印字状態にあることを、ハイレベルにおいて第1ノズ
ル群11A及び第2ノズル群11Bがそれぞれ印字状態
にあることを示す。
【0046】図から分かるように、各ラインにおいて第
1ノズル群11Aによる印刷及び第2ノズル群11Bに
よる印刷が行われる。そして、第1ノズル群11Aによ
る印刷と第2ノズル群11Bによる印刷との間に、前記
距離LS (図10)だけ改行が行われ、第1ノズル群1
1Aと第2ノズル群11Bとによって同じラインに重ね
て印刷が行われることになる。そのために、前記距離L
S に対応する時間tSだけ信号FFがハイレベルにされ
る。また、各ラインの第2ノズル群11Bによる印刷と
次のラインの第1ノズル群11Aによる印刷との間に、
距離βの改行が行われる。そのために、前記距離βに対
応する時間tF だけ信号FFがハイレベルにされる。
【0047】次に、前記構成のシリアルインクジェット
プリンタの動作について説明する。前記第1の実施例と
同様に、1ライン分のビットイメージデータ14が印字
バッファ13に格納されると、まず、キャリッジがフォ
ワード読出方向AFに走行させられ、第1ノズル群11
Aによる印刷が行われる。そのために、前記印字バッフ
ァ13の図における左端から順に、第1ノズル群11A
の各ノズルnh+1 〜nh+k に対応させて縦Nビット分の
ビットイメージデータ14が読み出され、1ライン分の
印刷が行われる。
【0048】前記第1ノズル群11Aによる印刷が終了
すると、前記距離LS だけ改行動作が行われる。続い
て、前記キャリッジがリバース読出方向ARに走行させ
られ、第2ノズル群11Bによる印刷が行われる。その
ために、前記印字バッファ13の図における右端から順
に、第2ノズル群11Bの各ノズルn1 〜nk に対応さ
せて縦Nビット分の同じビットイメージデータ14が読
み出され、1ライン分の印刷が行われる。
【0049】そして、前記第2ノズル群11Bによる印
刷が終了すると、距離βだけ改行動作が行われる。この
場合、第1ノズル群11Aによる印刷と第2ノズル群1
1Bによる印刷との間に、前記距離LS だけ改行が行わ
れているので、本来の各ライン間の改行量をLB とする
と、前記距離βは、 β=LB −LS になる。
【0050】このように、同じビットイメージデータ1
4について、第1ノズル群11Aと第2ノズル群11B
とによって同じドットポジションに重ねて印刷が行われ
るので、所定のノズルに目詰まりが生じても他のノズル
によって印刷を継続することができる。したがって、脱
ドットが発生するのを防止することができる。また、第
1ノズル群11A及び第2ノズル群11Bは同時に駆動
されることがないので、消費電力を分散させることがで
きる。
【0051】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。この場合、赤黒2色の印刷を行うことができるよ
うにしてある。図13は本発明の第3の実施例における
インクジェットヘッドの配設状態図である。図におい
て、31は赤色印刷用のインクジェットヘッド、32は
黒色印刷用のインクジェットヘッド、11Aは第1ノズ
ル群、11Bは第2ノズル群である。このように、赤色
印刷用のインクジェットヘッド31及び黒色印刷用のイ
ンクジェットヘッド32を配設し、第1ノズル群11A
及び第2ノズル群11Bによって同じラインに重ねて印
刷を行うと、所定のノズルに目詰まりが生じても他のノ
ズルによって印刷を継続することができるので、脱ドッ
トが発生するのを防止することができる。
【0052】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させるこ
とが可能であり、これらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、シリアルインクジェットプリンタにおいては、そ
れぞれm個のノズルを縦方向に配設することによって形
成されたノズル群を複数備えたインクジェットヘッド
と、該インクジェットヘッドを搭載し、紙面に沿って走
行させられるキャリッジと、ビットイメージデータを格
納する印字バッファと、印刷制御装置とを有する。
【0054】また、該印刷制御装置は、N(≦m)ビッ
トのビットイメージデータを前記印字バッファから順次
読み出し、各ノズル群を互いに異なる印刷タイミングで
作動させ、同じドットポジションに同じビットイメージ
データについて重ねて印刷を行う。この場合、各ノズル
群ごとに互いに異なる印刷タイミングでインクが噴射さ
れ、紙面の同じドットポジションに同じ文字が重ねて印
刷される。
【0055】したがって、所定のノズルに目詰まりが生
じても他のノズルによって印刷を継続することができる
ので、脱ドットが発生するのを防止することができる。
また、各ノズル群は同時に駆動されることがないので、
消費電力を分散させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるシリアルインク
ジェットプリンタの制御回路詳細図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるノズル配置図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施例における印字バッファ内
のビットイメージデータを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例における一体型のインク
ジェットヘッドを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例における分離型のインク
ジェットヘッドを示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例におけるドット列による
印刷イメージを示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例における印刷タイミング
を示す第1のタイムチャートである。
【図8】本発明の第1の実施例における印刷タイミング
を示す第2のタイムチャートである。
【図9】本発明の第1の実施例におけるシリアルインク
ジェットプリンタの制御回路図である。
【図10】本発明の第2の実施例におけるノズル配置図
である。
【図11】本発明の第2の実施例における印字バッファ
内のビットイメージデータとインクジェットヘッドとの
関係を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施例における印刷タイミン
グを示すタイムチャートである。
【図13】本発明の第3の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの配設状態図である。
【符号の説明】
13 印字バッファ 14 ビットイメージデータ 20 マイクロプロセッサ 25 インクジェットヘッド 11A 第1ノズル群 11B 第2ノズル群 d ドット間距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/12 C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)それぞれ複数のm個のノズルを縦
    方向に配設することによって形成されたノズル群を複数
    備えたインクジェットヘッドと、(b)該インクジェッ
    トヘッドを搭載し、紙面に沿って走行させられるキャリ
    ッジと、(c)ビットイメージデータを格納する印字バ
    ッファと、(d)印刷制御装置とを有するとともに、
    (e)該印刷制御装置は、縦N(≦m)ビットのビット
    イメージデータを前記印字バッファから順次読み出し、
    各ノズル群を互いに異なる印刷タイミングで作動させ、
    同じドットポジションに同じビットイメージデータにつ
    いて重ねて印刷を行うことを特徴とするシリアルインク
    ジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 (a)前記各ノズル群はキャリッジの走
    行方向において異なる位置に配設されるとともに、同じ
    縦方向位置において互いに対応するノズルを備え、
    (b)aを正の整数とし、bを2以上の整数とし、dを
    ドット間距離としたとき、各ノズル群の対応するノズル
    は、互いに距離(a+1/b)・dだけの間隔を置いて
    配設された請求項1に記載のシリアルインクジェットプ
    リンタ。
  3. 【請求項3】 (a)前記各ノズル群はキャリッジの走
    行方向において同じ位置に配設され、(b)一部のノズ
    ルが互いに共通のノズル群に属し、(c)前記印刷制御
    装置は、各ノズル群によって1ライン分の印刷を行うた
    びに、各ノズル群の対応するノズル間の距離だけ改行動
    作を行う請求項1に記載のシリアルインクジェットプリ
    ンタ。
JP260395A 1995-01-11 1995-01-11 シリアルインクジェットプリンタ Withdrawn JPH08187843A (ja)

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