JPH08187638A - 被削材の支持装置 - Google Patents

被削材の支持装置

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JPH08187638A
JPH08187638A JP53295A JP53295A JPH08187638A JP H08187638 A JPH08187638 A JP H08187638A JP 53295 A JP53295 A JP 53295A JP 53295 A JP53295 A JP 53295A JP H08187638 A JPH08187638 A JP H08187638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work material
roll
support
cut workpiece
belt
Prior art date
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Pending
Application number
JP53295A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Fukuzono
正一 福薗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP53295A priority Critical patent/JPH08187638A/ja
Publication of JPH08187638A publication Critical patent/JPH08187638A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切削加工時における被削材の振動(変動)を
最小限に抑制する。 【構成】 切削加工時に被削材13を支持する装置であ
る。被削材13の外周における両側所定位置に複数の対
をなすサポートロール14を回転自在に配置する。これ
ら対をなすサポートロール14を被削材13に対して接
離移動させる押し付け機構16を設置する。この押し付
け機構16によってサポートロール14を被削材13に
対して接近移動させた際、前記サポートロール14の外
周に巻き回されるとともに被削材13の外周を抱持すべ
くベルト14を配置する。このベルト17が被削材13
を抱持した時の張力を調整するためのロール19及びこ
のロール19の引っ張り用油圧シリンダ装置18を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばパイプのねじ切
削加工時にパイプを支持する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の工作機械の製造技術の向上には目
を見張るものがある。特に工作機械の各部品、例えば軸
受けやスライド面等の工作精度は1/1000〜5/1
000mmのオーダーとなっており、これ以上の精度向
上はほぼ限界に達しつつあるといってもよい。
【0003】工作機械の精度が向上する一方で、この工
作機械によって製造される被削材そのものの加工精度、
すなわち寸法精度は被削材そのものの変形や振動により
支配されるようになった。特に油井管の管端ねじ部や管
端シール面におけるユーザーの品質要求はますます厳し
くなってきており、工作機械の工作精度向上だけでは手
に負えなくなってきているのが現状である。
【0004】ところで、油井管の管端ねじ切削加工や管
端シール面の切削加工において、品質上特に厳しくなっ
てきているのは仕上げ面粗さである。これは、油井管の
性格上、油井管接続部のもれが非常に嫌われているから
であり、経費削減がうたわれている昨今、油井管の繰り
返し使用による仕上げ面の劣化によるリークがユーザー
にとって重要な問題としてクローズアップされてきた。
【0005】仕上げ面の加工精度を確保するための重要
なポイントは、工作機械の工作精度は言うに及ばず、切
削加工中における被削材の振れ回りや振動を抑制するこ
とが必要である。しかしながら、油井管の管端ねじ部の
切削加工においては、以下の理由によって品質、特に仕
上げ面精度が安定せずに苦慮しているのが現状である。
【0006】 油井管の長さ、径ともに多数の種類が
あるので、同じ条件での安定した加工の実施が困難であ
る。 油井管自身が長手方向に僅かながら曲がりを生じて
おり、切削加工の際、油井管が回転中に振動を生じさせ
る原因となっていた。これは、特に管端シール部の仕上
げ面精度を劣化させる要因となっていた。
【0007】そこで、従来は図4に示すように、所定の
間隔を存して上下に2個回転自在に配置したサポートロ
ール1を切削加工しようとする油井管2の左右に一対配
置し、これら対をなすサポートロール1をそれぞれの油
圧シリンダ装置3によって接近移動させて油井管2に押
しつけることで油井管2を支持していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すような従来の支持装置では、油井管を十分に支持す
ることができない。加えて、従来のサポートロールは鋼
又はウレタンゴムで製作されているので、ロール表面の
偏摩耗等による僅かながたつきが油井管振動の加振源と
なることが多く、また、油井管の変形によって油井管の
軸中心がずれた場合にも支持効果は激減する。
【0009】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、切削加工時における被削材の振動
(変動)を最小限に抑制できる支持装置を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の被削材の支持装置は、切削加工時に被
削材を支持する装置であって、被削材の外周における両
側所定位置に回転自在に配置された複数の対をなすサポ
ートロールと、これら対をなすサポートロールを被削材
に対して接離移動させる押し付け機構と、この押し付け
機構によってサポートロールを被削材に対して接近移動
させた際、前記サポートロールの外周に巻き回されると
ともに被削材の外周を抱持すべく配置されたベルトと、
このベルトが被削材を抱持した時の張力を調整するため
のロール及びこのロールの引っ張り機構を備えているの
である。
【0011】
【作用】本発明の被削材の支持装置は、被削材の外周に
おける両側所定位置に回転自在に配置された複数の対を
なすサポートロールと、これら対をなすサポートロール
を被削材に対して接離移動させる押し付け機構と、この
押し付け機構によってサポートロールを被削材に対して
接近移動させた際、前記サポートロールの外周に巻き回
されるとともに被削材の外周を抱持すべく配置されたベ
ルトと、このベルトが被削材を抱持した時の張力を調整
するためのロール及びこのロールの引っ張り機構を備え
ており、被削材の外周に密着するベルトで被削材を抱持
状に支持する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の被削材の支持装置を図1〜図
3に示す1実施例に基づいて説明する。図1は本発明に
係る被削材の支持装置の概略構成を示す正面図、図2は
図1の側面図、図3は本発明に係る被削材の支持装置の
設置位置を説明する平面図である。
【0013】本発明の被削材の支持装置11は、図3に
示すように、例えばねじ切り機12におけるねじ切りバ
イト12aの設置位置と反対側に所定の間隔を存して複
数(図3では4基)設置され、ねじ切削加工時における
被削材13を支持して被削材13の振れ等を防止するも
のであり、以下のように構成している。
【0014】図1及び図2において、14は例えば所定
の間隔を存して2個、支承板15に回転が自在なように
枢支されたサポートロールであり、被削材13の外周に
おける両側所定位置に配置されている。そして、これら
対をなすサポートロール14はそれぞれ押し付け機構1
6によって接離移動できるようになされている。
【0015】押し付け機構16は、前記したように対を
なすサポートロール14が接離移動し、後述するベルト
17で被削材13を抱持できるものであればその構成は
問わないが、本実施例では次のような構成のものを開示
している。すなわち、16aは例えば油圧シリンダ装置
16bのロッドの出退動によってバッファー16cに枢
支された下部を支点として被削材13に対して接離揺動
する揺動板であり、この揺動板16aの中間部に前記支
承板15の下部を枢支するとともに、支承板15の上部
は揺動板16aの上端に枢支したバッファー16dの一
端に枢支したものである。
【0016】以上のような構成の押し付け機構16で
は、油圧シリンダ装置16bのロッドを出動作させれ
ば、揺動板16aは下部を支点として上部が被削材13
に対して接近揺動する。この揺動板16aの上部の接近
揺動によって同時に支承板15も被削材13に対して接
近揺動し、2個のサポートロール14が後述するベルト
17を介して被削材13の外周に当接する。
【0017】17は前記したように押し付け機構16に
よって対をなすサポートロール14がそれぞれ被削材1
3に対して接近移動した時に、被削材13の外周を抱持
すべく前記サポートロール14の外周に巻き回されるベ
ルトであり、このベルト17はさらに油圧シリンダ装置
18によって出退移動されるロール19にも巻き回さ
れ、ベルト17が被削材13を抱持した時の張力を調整
できるようになっている。
【0018】本発明の被削材の支持装置11は以上説明
したような構成であり、油圧シリンダ装置16bのロッ
ドを退入させるとともに、油圧シリンダ装置18のロッ
ドを突出させた待機状態から、先ず油圧シリンダ装置1
6bのロッドを突出させる。これによって、揺動板16
aは下部を支点として上部が被削材13に対して接近揺
動するとともに、あわせて支承板15も被削材13に対
して接近揺動し、対をなすそれぞれ2個のサポートロー
ル14が被削材13の外周に接近してベルト17で被削
材13の外周を抱持状に支持する。次に、油圧シリンダ
装置18のロッドを退入させ、ロール19を介してベル
ト17を引っ張り、その張力を最適に設定する。
【0019】本発明の被削材の支持装置11では、上記
したような状態で被削材13を支持するのであり、仮に
被削材13が変形しており、切削加工中に被削材13の
軸中心位置が変動した場合でも、バッファー16c,1
6dの作用でベルト17が被削材13を抱持した状態を
維持できる。
【0020】なお、本実施例では引っ張り機構や押し付
け機構として油圧シリンダ装置18,16bを使用した
ものを開示したが、同様の作用を行うものであれば親ね
じ送り機構やジャッキ等を採用してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の被削材の
支持装置によれば、ベルトで被削材の外周を抱持状に支
持するので、支持状態が従来のサポートロールによる支
持よりも強固であり、しかもロール表面のがたつきにも
影響されない。加えて、本発明の被削材の支持装置によ
れば、多種の径の被削材を安定して支持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被削材の支持装置の概略構成を示
す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明に係る被削材の支持装置の設置位置を説
明する平面図である。
【図4】従来の被削材の支持装置の概略構成を示す正面
図である。
【符号の説明】
11 被削材の支持装置 13 被削材 14 サポートロール 16 押し付け機構 17 ベルト 18 油圧シリンダ装置 19 ロール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削加工時に被削材を支持する装置であ
    って、被削材の外周における両側所定位置に回転自在に
    配置された複数の対をなすサポートロールと、これら対
    をなすサポートロールを被削材に対して接離移動させる
    押し付け機構と、この押し付け機構によってサポートロ
    ールを被削材に対して接近移動させた際、前記サポート
    ロールの外周に巻き回されるとともに被削材の外周を抱
    持すべく配置されたベルトと、このベルトが被削材を抱
    持した時の張力を調整するためのロール及びこのロール
    の引っ張り機構を備えたことを特徴とする被削材の支持
    装置。
JP53295A 1995-01-06 1995-01-06 被削材の支持装置 Pending JPH08187638A (ja)

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