JPH08187359A - テレビゲーム用入力装置のハンドル位置調整構造 - Google Patents

テレビゲーム用入力装置のハンドル位置調整構造

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JPH08187359A
JPH08187359A JP7015515A JP1551595A JPH08187359A JP H08187359 A JPH08187359 A JP H08187359A JP 7015515 A JP7015515 A JP 7015515A JP 1551595 A JP1551595 A JP 1551595A JP H08187359 A JPH08187359 A JP H08187359A
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JP
Japan
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engaging
handle
steering column
steering
video game
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JP7015515A
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Kenji Tozaki
健司 戸崎
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Sega Corp
Original Assignee
Sega Enterprises Ltd
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Publication date
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Priority to PCT/JP1995/000950 priority patent/WO1995032038A1/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレイヤーに最も適した位置にハンドルを調
整することができ操作し易いテレビゲーム用入力装置の
ハンドル位置調整構造を供する。 【構成】 テレビゲーム機に使用されるハンドル入力装
置において、ハンドル14を回動自在に支持するステアリ
ングコラム12と、前記ステアリングコラムを傾動自在に
枢支する基台10と、前記ステアリングコラム12の傾動が
可能であるとともに所望位置で仮止めできる仮止め手段
23と、前記ステアリングコラム12の傾動を禁止するロッ
ク手段25とを備えたテレビゲーム用入力装置のハンドル
位置調整構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビゲーム機におい
てプレイヤーがハンドル操作する入力装置に関し、特に
ハンドルの位置調整に関する。
【0002】
【従来技術】かかるテレビゲーム機用のハンドル入力装
置においては、一般にハンドルは標準的なハンドル位置
に固定されている。中にはゲームの進行過程において臨
場感を出すためにハンドルに振動を起こさせたりするも
のがあり、その際ハンドルを上下に揺動したり前後に伸
縮可能にしたものがある。
【0003】
【解決しようとする課題】ハンドル位置が固定されてい
ると、プレイヤーの身体が標準から外れるような場合や
操縦姿勢が特殊なプレイヤー等の場合はハンドル操作が
しにくいことがある。前記ハンドルが揺動したり伸縮す
るものは振動を起こさせるためのものであり、振動のな
い通常の場合ハンドルは標準位置に復帰しており、常に
プレイヤーに適した位置にハンドルがあるわけではな
い。
【0004】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処はプレイヤーに最も適した位置にハン
ドルを調整することができ操作し易いテレビゲーム用入
力装置のハンドル位置調整構造を供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明は、テレビゲーム機に使用される
ハンドル入力装置において、ハンドルを回動自在に支持
するステアリングコラムと、前記ステアリングコラムを
傾動自在に枢支する基台と、前記ステアリングコラムの
傾動が可能であるとともに所望位置で仮止めできる仮止
め手段と、前記ステアリングコラムの傾動を禁止するロ
ック手段とを備えたテレビゲーム用入力装置のハンドル
位置調整構造とした。
【0006】ロック手段がロック解除状態にあるとステ
アリングコラムは仮止め手段により傾動可能でかつ仮止
め状態にあり、自由にステアリングコラムをハンドルと
ともに傾動し適当な傾きに一時的に維持でき、ロック手
段によりロック状態とすることでハンドルの傾きを最適
位置に固定することができる。
【0007】前記仮止め手段は、前記ステアリングコラ
ムの底壁外面が傾動中心軸から等距離の円筒面に形成さ
れるとともに同円筒面に左右方向に指向した溝条が周方
向に亘って複数形成され、前記基台から延出され弾性変
形により先端の係合突起が下方に変位可能な係合部材が
形成され、前記係合部材の係合突起が前記ステアリング
コラムの溝条の一つに係合することで前記ステアリング
コラムの傾動位置が仮止めされるものとし、前記ロック
手段は、前記基台に設けられた傾動ロック部材の操作で
作動部が前記係合部材の係合突起に下方から接離自在と
するものとし、前記傾動ロック部材の作動部が前記係合
部材の係合突起に接した場合に前記係合突起の下方への
変位を禁止してロック状態とし前記傾動ロック部材の作
動部が前記係合部材の係合突起から離れた場合に前記係
合突起の下方への変位を許してロック解除状態とするテ
レビゲーム用入力装置のハンドル位置調整構造とする。
【0008】かかる構成により傾動ロック部材を操作し
てロック解除状態とすると係合突起の下方への変位が許
されるので、この状態でステアリングコラムを傾動する
と、係合部材の弾性変形により先端の係合突起がステア
リングコラムの溝条から抜け溝条間の円筒面を越えて他
の溝条に係合し仮止めされる。このようにロック解除状
態ではステアリングコラムをハンドルとともに自由に傾
動し適当な位置で仮止めすることができ、同仮止め状態
で傾動ロック部材を操作してロック状態とすると係合突
起の下方への変位が禁止されるので、係合突起はステア
リングコラムの溝条から抜けることなく係合しハンドル
の傾きを固定することができる。
【0009】またテレビゲーム機に使用されるハンドル
入力装置において、ハンドルと一体のステアリング軸の
伸縮が可能であるとともに所望位置で仮止めできる仮止
め手段と、前記ステアリング軸の伸縮を禁止するロック
手段とを備えたテレビゲーム用入力装置のハンドル位置
調整構造とした。
【0010】ロック手段がロック解除状態にあるとステ
アリング軸は仮止め手段により伸縮可能でかつ仮止め状
態にあり、自由にステアリング軸をハンドルとともに伸
縮し適当な前後位置に一時的に維持でき、ロック手段に
よりロック状態とすることでハンドルの前後位置を最適
位置に固定することができる。
【0011】前記仮止め手段は、前記ステアリング軸の
表面に軸方向と直角の方向に指向した溝条が軸方向に亘
って複数が形成され、前記ステアリング軸が軸方向に伸
縮自在に嵌入され一体に回動する筒状係合部材の端部に
弾性変形により先端の内側に突出した係合爪を拡径方向
に変位可能な係合片が形成され、前記係合部材の係合爪
が前記ステアリング軸の溝条の一つに係合することで前
記ステアリング軸の伸縮位置が仮止めされるものとし、
前記ロック手段は、前記係合部材の端部に回動自在に嵌
合された環状の伸縮ロック部材の操作で作動部が前記係
合部材の係合片に外側から接離自在とするものとし、前
記係合部材が回動自在にステアリングコラムに支持さ
れ、前記伸縮ロック部材の作動部が前記係合部材の係合
片に接した場合に前記係合片の拡径を禁止してロック状
態とし前記伸縮ロック部材の作動部が前記係合部材の係
合片から離れた場合に前記係合片の拡径を許してロック
解除状態とするテレビゲーム用入力装置のハンドル位置
調整構造とする。
【0012】伸縮ロック部材を操作してロック解除状態
とすると係合爪の拡径方向の変位が許されるので、この
状態でステアリング軸を伸縮すると、係合片の弾性変形
により端部の係合爪がステアリング軸の溝条から抜け溝
条間の側面を越えて他の溝条に係合し仮止めされる。こ
のようにロック状態ではステアリング軸をハンドルとと
もに自由に伸縮し適当な位置で仮止めすることができ、
同仮止め状態で伸縮ロック部材を操作してロック状態と
すると係合爪の拡径方向の変位が禁止されるので、係合
爪はステアリング軸の溝条から抜けることなく係合しハ
ンドルの前後位置を固定することができる。
【0013】請求項1記載のハンドルの傾動位置調整構
造と請求項3記載のハンドルの伸縮位置調整構造とを備
えることで、ハンドルの傾動と伸縮を調整することがで
き、操縦性がよい。
【0014】
【実施例】以下図1ないし図13に図示した本発明の一
実施例について説明する。図1は本実施例のハンドル入
力装置であるハンドル型コントローラ3の使用状態を示
す見取り図である。
【0015】テレビゲーム機1はテレビ2の画像と音声
を制御し、このテレビゲーム機1に接続されるハンドル
型コントローラ3はプレイヤーPの運転操作の操作信号
をテレビゲーム機1に出力する。プレイヤーPはドライ
ブゲームのソフトカートリッジをテレビゲーム機1に装
着してハンドル型コントローラ3を操作できる態勢でゲ
ームをスタートさせる。
【0016】プレイヤーPの前方のテレビ2にはカーレ
ースゲームであると運転席から見たレーシングコースが
他の競争車とともに映し出され、ドライブ操作に従って
映像が変化してあたかもカーレースを行っているかのよ
うに運転プレイを楽しむことができる。プレイヤーPは
テレビ2に対向したシート4に着座し左右の大腿部の間
のシート4上にハンドル型コントローラ3を載せ両大腿
部で挟むようにして固定している。
【0017】このハンドル型コントローラ3の側面図を
図2に、背面図を図3に、上面図を図4に図示する。同
ハンドル型コントローラ3の基台ケーシング10は前壁10
aが僅かに後方に傾いて立設し、その上端縁から後方へ
斜め下向きに傾斜して上壁10bが後壁を兼ねて底壁に至
るまで形成され、左右を側壁10c,10cが覆っている。
左右の側壁10c,10cは後方にいくに従い互いに近づい
ている。
【0018】側壁10c,10cの下端縁は水平に左右側方
に延出し上壁10bの後端縁はさらに水平に後方に延出し
て一枚の敷板10dを形成しており、敷板10dは概ね矩形
をして表面はシボ処理が施されている。かかる基台ケー
シング10の下面は底板11で蓋をされている。
【0019】そして傾斜した上壁10bの中央の開口に筒
状のステアリングコラム12が嵌入され、同ステアリング
コラム12内をステアリング軸13が挿入されて回転自在に
支持され、上方へ突出したステアリング軸13の上端にハ
ンドル14が一体に取付けられている。ハンドル14は左右
側方に展開し端縁部に握り部14a,14aが形成され、各
握り部14a,14aの前方に押しボタンスイッチ15が3個
ずつ配設されている。なおステアリングコラム12からは
テレビゲーム機1に接続されてるコード16が延出してい
る。
【0020】本ハンドル型コントローラ3は以上のよう
な外観をしており、基台ケーシング10は前記形状をして
いるので、使用する際には図1に図示するようにシート
4に着座したプレイヤーPの左右の大腿部間にハンドル
型コントローラ3を置き、基台ケーシング10の左右側壁
10c,10cを左右大腿部が挟み、同時に左右に張り出し
た敷板10d上にそれぞれ大腿部を載せてシート4との間
に挟んで、本ハンドル型コントローラ3を固定せしめ
る。
【0021】基台ケーシング10の左右側壁10c,10c間
に左右水平方向に指向して架設された支軸20によってス
テアリングコラム12は中央近傍の若干下方寄り部分を貫
通されて傾動自在に枢支されている。そして筒状のステ
アリングコラム12の底壁12aは支軸20を中心軸とした同
一円筒壁をなすとともに左右水平方向に指向した溝条21
が円筒外周面の周方向に亘って3条等間隔に形成されて
いる。
【0022】一方基台ケーシング10の上壁10bのステア
リングコラム12が嵌入する開口部においてその下側開口
縁からは係合部材22が一定幅の板状をなして延出してお
り、図5および図6に図示するように係合部材22は開口
縁から下方へ延出したのち前方に屈曲して水平に延び先
端が上方に湾曲した係合突起23を形成している。この前
後に長い係合部材22は弾性を有し先端の係合突起23を弾
性変形により下方に変位可能である。かかる係合部材22
の係合突起23がステアリングコラム12の底壁12aの溝条
21に係合してステアリングコラム12の傾動を仮止めする
ことができる。
【0023】基台ケーシング10の前壁10aの下端中央部
の円孔を円筒状の傾動ロック部材25が底壁11の上面に沿
って挿入され、前後方向に指向した状態で回動自在に支
持されている。同傾動ロック部材25の基台ケーシング10
の前壁10aより前方に突出した部分につまみ部25aが形
成され、基台ケーシング10内に挿入された先端部には側
方に突出した作動部25bが形成されており、同作動部25
bが前記係合部材22の上方に湾曲した係合突起23の下面
が形成する凹部に嵌合可能である。
【0024】図5は傾動ロック部材25がロック状態とし
た場合を示しており、係合部材22の係合突起23がステア
リングコラム12の底壁12aの中央の溝条21に係合し、か
つ傾動ロック部材25の作動部25bが該係合突起23の凹部
に嵌合している。作動部25bの嵌合で係合突起23は下方
への変位を禁止されており、したがってステアリングコ
ラム12を傾けようとしても係合突起23がステアリングコ
ラム12の底壁12aの一つの溝条21から抜けることはなく
傾動位置を固定されて傾きを変えることはできない。
【0025】傾動ロック部材25のつまみ部25aを約90
度程旋回すると傾動ロック部材25はその作動部25bとと
もに回動し、図6に示すように作動部25bの係合突起23
への嵌合は外れ、係合部材22は弾性変形して係合突起23
を下方に変位可能となる。この時ステアリングコラム12
は係合突起23により仮止め状態にあり、図6に示すよう
にステアリングコラム12をさらに傾動させると係合突起
23は係合部材22の弾性変形により係合していた溝条21か
ら抜け出し円筒周面を乗り越えて隣りの溝条21に係合し
傾斜角度を変えて仮止め状態となる。
【0026】図6はかかる状態を図示しており、このよ
うに仮止め状態にあるときはステアリングコラム12を傾
動可能で3条の溝条21への係合突起の係合によりステア
リングコラム12を3段に傾斜角度を変えることができ
る。すなわちハンドル14の傾斜角度を3段に調節するこ
とができる。そして傾動ロック部材25を回動して作動部
25bを係合突起23に嵌合しロックするとハンドルの傾斜
角度は固定される。
【0027】次にハンドル14の前後位置の調整すなわち
ステアリング軸13の伸縮構造について図7ないし図10
に基づいて説明する。ハンドル14を上端に一体に固着し
たステアリング軸13は、略四角筒状をなし相対する側面
に軸方向と直角な方向に指向した溝条30が軸方向に亘っ
て3条形成されている。
【0028】該ステアリング軸13は係合筒部材31に嵌入
される。係合筒部材31は下半部の内側がステアリング軸
13の断面形状と同じ略四角形の孔を形成しており、ステ
アリング軸13はこの孔に嵌合して互いの軸方向の摺動を
許して一体に回動するようになっている。
【0029】係合筒部材31の上半部は円筒状をなし複数
の軸方向の切り込みにより相対向して2対の係合片32,
34が形成されている。その一方の係合片32は内側に向け
突出した係合爪33を有し、他方の係合片34は外側に向け
係合爪35を有する。なお係合筒部材31の外周には中央よ
り若干下寄りに環状部材36が嵌着されている。
【0030】この係合筒部材31の上端部に環状の伸縮ロ
ック部材38が回動自在に嵌合され、同伸縮ロック部材38
をステアリング軸13は貫通している。伸縮ロック部材38
はテーパした周壁38aとその上端縁が内側に縮径した円
環部38bとからなり、周壁38aがテーパしており、その
周壁38aの一部に相対向して切欠き38cが形成され、外
周面には複数の溝38dが形成され、一方内側は図10を
参照して周壁38aの内周面から突出して中心軸に平行な
作動部39が相対して突設されるとともに中心軸に垂直な
係合部40が突出している。
【0031】相対する作動部39間の距離および係合部40
間の距離は係合筒部材31の外径より僅かに大きく、円環
部38aの内径は係合筒部材31の外径より小さくステアリ
ング軸13の外径より大きい。したがって係合筒部材31の
上端に被せられた伸縮ロック部材38は、相対する作動部
39間および係合部40間に係合筒部材31の環状に配列され
た係合片32,34が嵌入され係合片34が内側に弾性変形さ
れてその先端の外側に向いた係合爪35が係合部40に係合
し係合筒部材31に対し伸縮ロック部材38を回動自在に取
付けることができる。
【0032】一方係合筒部材31の係合片32はステアリン
グ軸13が挿入されると、その内側に向いた係合爪33によ
り外側に弾性変形し、係合爪33が溝状30に至ると係合し
係合片32は元の円筒状部分に戻る。こうしてステアリン
グ軸13が係合筒部材31に挿入され、係合筒部材31の上端
に伸縮ロック部材38が組付けられた状態を図8および図
9は示しており、伸縮ロック部材38の作動部39は図10
に示すように係合片32(2点鎖線で示す)の先端外周に
位置するロック状態と伸縮ロック部材38の回動で作動部
39が係合片32の先端外周から外れたロック解除状態とが
ある。
【0033】図8はロック状態を示しており、係合筒部
材31の係合片32の先端の係合爪33はステアリング軸13の
溝条30に係合し係合片の外周には作動部39が位置して係
合片32が外側に開き係合爪33の溝条30との係合を解くこ
とを禁止している。したがってステアリング軸13は伸縮
不能でハンドル14の前後位置は固定されている。
【0034】この状態から伸縮ロック部材38を回動しロ
ック解除状態とすると係合片32は外側に開くことが可能
となり、ハンドル14を持って引くなり押すなりしてステ
アリング軸13を伸縮すると係合片32が弾性変形して係合
爪33が溝条30から外れ(図9に2点鎖線で示す)溝条間
の側面を越えて他の溝条30に係合し仮止め状態となり、
図9の実線はこの仮止め状態を図示している。このよう
に仮止め状態ではハンドル14の前後位置を自由に変える
ことが可能で、本実施例ではステアリング軸13に3つの
溝条30が設けられていて前後に3段階位置を変えること
ができる。
【0035】適当な前後位置にステアリング軸13が仮止
めされた後は、伸縮ロック部材38を回動して作動部39を
係合片32の先端外周に位置させるロック状態とする。こ
うしてハンドル14の前後位置を調整し固定することがで
きる。
【0036】本実施例のハンドル型コントローラ3はハ
ンドルを離したときに直進のセンター位置にハンドルが
自動的に戻るセンターリング機構を備えており、以下こ
のセンターリング機構について図11ないし図13に基
づき説明する。図11ないし図13ではステアリングコ
ラム12を2点鎖線で示しており、ステアリングコラム12
の内側にはストッパー50,51が所定箇所に突設されてい
る。
【0037】同ストッパー50,51はステアリング軸13と
一体に回動する係合筒部材31に嵌着された環状部材36の
上下の面36a,36bに沿った位置にある。一方環状部材
36の上下の面36a,36bには所定位置に突起55,56が突
出している。図11はハンドル14が直進のセンター位置
にあるときを示しており、ステアリングコラム12側のス
トッパー50,51と並んで係合筒部材31側の突起55,56が
位置している。
【0038】そして環状部材36の外周にトーションスプ
リング52が周設されて、その上端部52aがストッパー50
と突起55とに当接し、下端部52bがストッパー51と突起
56とに当接して若干閉じ方向に付勢力を有して介装され
ている。したがって図12に示すようにハンドル14を右
回転するとステアリング軸13とともに係合筒部材31が一
体に右回転し突起55,56を右方向に回動し、トーション
スプリング52の上端部52aはストッパー50で固定され下
端部52bは突起56に押されてトーションスプリング52を
開いていくので、ハンドル14にはその反力が働きハンド
ル14を元に戻そうとする。
【0039】一方ハンドル14を左回転すると今度は図1
3に図示するようにトーションスプリング52の下端部52
bはストッパー51で固定され上端部52aは突起55に押さ
れてトーションスプリング52を開いていくので、ハンド
ル14にはその反力が働きやはりハンドル14を元に戻そう
とする。上記ハンドル14の反力は舵角に応じて大きくな
る。
【0040】したがってプレイヤーPはハンドル14を回
転させるとその舵角に応じた反力を感じ手を離せば直進
のセンター位置に自動的に戻り、実際に自動車を操縦し
ているような感覚を味わうことができる。
【0041】本実施例のハンドル型コントローラ3は以
上のような構造をしており、プレイヤーPはハンドル型
コントローラ3を大腿部の間に挟んでシート4に着座し
て基台ケーシング10を固定し、まず傾動ロック部材25の
つまみ部25aを操作してハンドル14の傾きを固定してい
たロックを解除し仮止め状態としてハンドル14とともに
ステアリングコラム12を傾動して最も適した傾きに調整
し再び傾動ロック部材25を操作してロック状態としてハ
ンドル14の傾きを固定する。
【0042】次に伸縮ロック部材38を回動してハンドル
14の前後位置を固定していたロックを解除し仮止め状態
としてハンドル14とともにステアリング軸13を伸縮して
最も適したハンドルの前後位置を調整し再び伸縮ロック
部材38を操作してロック状態としハンドル14の前後位置
を固定する。
【0043】このようにハンドル14の傾きおよび前後位
置を調整することができるので、プレイヤーごとに最適
なハンドル位置に設定して操縦し易くすることができ、
常にゲームを最良の状態で楽しむことが可能である。ま
たハンドルにはセンターリング機構が備えられていて実
際に自動車を操縦しているような感覚が得られゲームを
一層楽しいものにすることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は、ロック手段がロック解除状態
にあるとステアリングコラムは仮止め手段によりハンド
ルを傾動可能でかつ仮止め状態にあり、自由にステアリ
ングコラムをハンドルとともに傾動し適当な傾きに一時
的に維持でき、ロック手段によりロック状態とすること
でハンドルの傾きを最適位置に固定することができ、ハ
ンドルの傾きを最適に設定して操縦をし易い状態とする
ことができる。
【0045】またロック手段がロック解除状態にあると
ステアリング軸は仮止め手段により伸縮可能でかつ仮止
め状態にあり、自由にステアリング軸をハンドルととも
に伸縮し適当な前後位置に一時的に維持でき、ロック手
段によりロック状態とすることでハンドルの前後位置を
最適位置に固定し操縦し易い状態とすることができる。
【0046】前記ハンドルの傾動位置調整構造と前記ハ
ンドルの伸縮位置調整構造とを同時に備えることで、ハ
ンドルの傾動と伸縮を調整することができ、操縦性がさ
らに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るハンドル型コントロー
ラ3の使用状態を示す見取り図である。
【図2】同ハンドル型コントローラ3の側面図である。
【図3】同背面図である。
【図4】同上面図である。
【図5】傾動ロック状態を示す基台ケーシングを断面で
示したハンドル型コントローラ3の側面図である。
【図6】同仮止め状態を示すハンドル型コントローラ3
の側面図である。
【図7】ステアリング軸,伸縮ロック部材,係合筒部材
の分解斜視図である。
【図8】一部省略したハンドル型コントローラ3の断面
図である。
【図9】別の状態のハンドル型コントローラ3の断面図
である。
【図10】伸縮ロック部材の裏面図である。
【図11】センターリング機構を示す一部省略した側面
図である。
【図12】ハンドルを右に切ったときの状態を示すセン
ターリング機構の側面図である。
【図13】ハンドルを左に切ったときの状態を示すセン
ターリング機構の側面図である。
【符号の説明】
P…プレイヤー、1…テレビゲーム機、2…テレビ、3
…ハンドル型コントローラ、4…シート、10…基台ケー
シング、11…敷板、12…ステアリングコラム、13…ステ
アリング軸、14…ハンドル、15…押しボタンスイッチ、
16…コード、20…支軸、21…溝条、22…係合部材、23…
係合突起、25…傾動ロック部材、30…溝条、31…係合筒
部材、32…係合片、33…係合爪、34…係合片、35…係合
爪、36…環状部材、38…伸縮ロック部材、39…作動部、
40…係合部、50,51…ストッパー、52…トーションスプ
リング、55,56…突起。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビゲーム機に使用されるハンドル入
    力装置において、 ハンドルを回動自在に支持するステアリングコラムと、 前記ステアリングコラムを傾動自在に枢支する基台と、 前記ステアリングコラムの傾動が可能であるとともに所
    望位置で仮止めできる仮止め手段と、 前記ステアリングコラムの傾動を禁止するロック手段と
    を備えたことを特徴とするテレビゲーム用入力装置のハ
    ンドル位置調整構造。
  2. 【請求項2】 前記仮止め手段は、前記ステアリングコ
    ラムの底壁外面が傾動中心軸から等距離の円筒面に形成
    されるとともに同円筒面に左右方向に指向した溝条が周
    方向に亘って複数形成され、前記基台から延出され弾性
    変形により先端の係合突起が下方に変位可能な係合部材
    が形成され、前記係合部材の係合突起が前記ステアリン
    グコラムの溝条の一つに係合することで前記ステアリン
    グコラムの傾動位置が仮止めされるものであり、 前記ロック手段は、前記基台に設けられた傾動ロック部
    材の操作で作動部が前記係合部材の係合突起に下方から
    接離自在とするものであり、 前記傾動ロック部材の作動部が前記係合部材の係合突起
    に接した場合に前記係合突起の下方への変位を禁止して
    ロック状態とし前記傾動ロック部材の作動部が前記係合
    部材の係合突起から離れた場合に前記係合突起の下方へ
    の変位を許してロック解除状態とすることを特徴とする
    請求項1記載のテレビゲーム用入力装置のハンドル位置
    調整構造。
  3. 【請求項3】 テレビゲーム機に使用されるハンドル入
    力装置において、 ハンドルと一体のステアリング軸の伸縮が可能であると
    ともに所望位置で仮止めできる仮止め手段と、 前記ステアリング軸の伸縮を禁止するロック手段とを備
    えたことを特徴とするテレビゲーム用入力装置のハンド
    ル位置調整構造。
  4. 【請求項4】 前記仮止め手段は、前記ステアリング軸
    の表面に軸方向と直角の方向に指向した溝条が軸方向に
    亘って複数が形成され、前記ステアリング軸が軸方向に
    伸縮自在に嵌入され一体に回動する筒状係合部材の端部
    に弾性変形により先端の内側に突出した係合爪を拡径方
    向に変位可能な係合片が形成され、前記係合部材の係合
    爪が前記ステアリング軸の溝条の一つに係合することで
    前記ステアリング軸の伸縮位置が仮止めされるものであ
    り、 前記ロック手段は、前記係合部材の端部に回動自在に嵌
    合された環状の伸縮ロック部材の操作で作動部が前記係
    合部材の係合片に外側から接離自在とするものであり、 前記係合部材が回動自在にステアリングコラムに支持さ
    れ、前記伸縮ロック部材の作動部が前記係合部材の係合
    片に接した場合に前記係合片の拡径を禁止してロック状
    態とし前記伸縮ロック部材の作動部が前記係合部材の係
    合片から離れた場合に前記係合片の拡径を許してロック
    解除状態とすることを特徴とする請求項3記載のテレビ
    ゲーム用入力装置のハンドル位置調整構造。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のハンドルの傾動位置調整
    構造と請求項3記載のハンドルの伸縮位置調整構造とを
    備えたことを特徴とするテレビゲーム用入力装置のハン
    ドル位置調整構造。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のハンドルの傾動位置調整
    構造と請求項4記載のハンドルの伸縮位置調整構造とを
    備えたことを特徴とするテレビゲーム用入力装置のハン
    ドル位置調整構造。
JP7015515A 1994-05-20 1995-01-05 テレビゲーム用入力装置のハンドル位置調整構造 Pending JPH08187359A (ja)

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JP7528844A JP2963768B2 (ja) 1994-05-20 1995-05-18 テレビゲーム機用のハンドル操作装置
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