JPH08186843A - 立体画像表示装置 - Google Patents

立体画像表示装置

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Publication number
JPH08186843A
JPH08186843A JP6327830A JP32783094A JPH08186843A JP H08186843 A JPH08186843 A JP H08186843A JP 6327830 A JP6327830 A JP 6327830A JP 32783094 A JP32783094 A JP 32783094A JP H08186843 A JPH08186843 A JP H08186843A
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JP
Japan
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screen
electron beam
lenticular lens
horizontal
display device
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Application number
JP6327830A
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English (en)
Inventor
Akihisa Wada
昭久 和田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP6327830A priority Critical patent/JPH08186843A/ja
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  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクリーン上の画面を垂直方向に複数に分割
したときのそれぞれの区分毎の電子ビームを垂直方向に
偏向して複数のラインを表示し全体として画像を表示す
る装置において、簡便な方法で、精度のよい高画質な立
体画像表示装置を構成することを目的とする。 【構成】 表示装置の前面にレンチキュラーレンズ53
を配置してレンチキュラーレンズ53に対応して左右に
の画像を映出するように構成した立体画像表示装置に関
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン上の画面を
垂直方向に複数に分割したときのそれぞれの区分毎の電
子ビームを垂直方向に偏向して複数のラインを表示し全
体として画像を表示する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像表示装置の基本的な構造を図
5に示して説明する。
【0003】表示素子は後方からアノード側に向かって
順に背面電極1、ビーム源としての線陰極2、ビーム引
き出し電極3、ビーム流制御電極4、収束電極5、水平
偏向電極6、垂直偏向電極7、スクリーン板8、等々が
配置されて構成されており、これらが真空容器の内部に
収納されている。
【0004】ビーム源としての線陰極2は水平方向に線
状に分布する電子ビームを発生するように水平方向に張
られており、線陰極2はさらに垂直方向に所定の間隔を
もって複数本(本発明では2イ〜2トの7本のみ示して
いる)設けられている。本構成では線陰極の間隔は3m
m、本数は30本設けられているものとして、前記線陰
極を2イ〜2マとする。前記線陰極の間隔は自由に大き
くとることはできず、後述する垂直偏向電極7とスクリ
ーン8の間隔により規制されている。これらの線陰極2
の構成として10〜30μmφのタングステン棒の表面
に酸化物陰極材料を塗布してなる。前記の線陰極2は後
述するように、上方の線陰極2イから下方の2マまで順
番に一定時間ずつ電子ビームを放出するように制御され
る。ビーム引き出し電極3は線陰極2イ〜2マのそれぞ
れと対向する水平方向に一定間隔で多数個並べて設けら
れた貫通孔10を有し、線陰極2から放出された電子ビ
ームをその貫通孔10を通して取り出す。
【0005】ビーム流制御電極4は映像信号の絵素に対
応して、線陰極2から発生する電子ビームの量を後述す
る水平偏向のタイミングに同期させて制御している。
【0006】水平偏向電極6は前記ビーム流制御電極4
の貫通孔14のそれぞれ水平方向の両サイドに沿って垂
直方向に複数本配置された導電板18a、18bで構成
されており、それぞれの導電板には水平偏向用電圧が印
加されている。各絵素ごとの電子ビームはそれぞれ水平
方向に偏向され、スクリーン8上でR、G、Bの各蛍光
体を順次照射して発光している。本構成では、電子ビー
ムごとに2トリオ分偏向している。
【0007】垂直偏向電極7は、前記貫通孔14のそれ
ぞれ垂直方向の中間の位置に水平方向に複数本配置され
た導電板19a、19bで構成されており、垂直偏向用
電圧が極のそれぞれに対応する30対の垂直偏向導電体
対が構成され、スクリーン上8に垂直方向に240本の
水平走査ラインを描いている。前記に説明したように本
構成では水平偏向電極6、垂直偏向電極7をそれぞれ複
数本クシ状に張り巡らしている。さらに水平、垂直の各
偏向電極間の距離に比べるとスクリーン8までの距離を
長く設定することにより、小さな偏向量で電子ビームを
スクリーン8に照射させることが可能となる。これによ
り水平、垂直の各偏向歪みを少なくすることが出来る。
【0008】スクリーン8はガラス板の裏面に蛍光体を
ストライプ状に塗布して構成している。また図示してい
ないがメタルバック、カーボンも塗布されている。蛍光
体はビーム流制御電極4の電極一本分の電子ビームを水
平方向に偏向することによりR、G、Bの3色の蛍光体
対を2トリオ分照射するように儲けられており、垂直方
向にストライプ状に塗布している。
【0009】図5において、スクリーン8に記入した破
線は複数本の線陰極2のそれぞれに対応して表示される
垂直方向の区分を示し、2点鎖線は複数本のビーム制御
電極4の各々に対応して表示される水平方向の区分を示
す。破線、2点鎖線で仕切られた1つの区画の拡大図を
図6に示す。図6に示すように、水平方向では2トリオ
分のR、G、Bの蛍光体、垂直方向では8ライン分の幅
を有している。1区画の大きさは本例では水平方向1m
m、垂直方向3mmである。
【0010】尚、図6ではR、G、Bの各々3色の蛍光
体はストライプ状に図示しているが、デルタ状に配置し
ても良い。ただしデルタ状に配置したときはそれぞれに
適合した水平偏向、垂直偏向波形を印加する必要があ
る。
【0011】尚、図6では説明の都合で縦横の寸法比が
実際のスクリーンに表示したイメージと異なっている。
【0012】また本構成では、ビーム流制御電極4のそ
れぞれの電極に対してR、G、Bの蛍光体が2トリオ分
設けられているが、1トリオ分あるいは3トリオ分以上
で構成されていても良い。ただしビーム流制御電極4に
は1トリオ、あるいは3トリオ以上のR、G、B映像信
号が順次加えられ、それに同期して水平偏向をする必要
がある。
【0013】次にこの表示素子を駆動するための駆動回
路の動作を、図7を参照して説明する。まず電子ビーム
をスクリーン8に照射して表示する駆動部分の説明を行
う。
【0014】電源回路22は表示素子の各電極に所定の
バイアス電圧を印加するための回路で、ビーム引き出し
電極3にはV3、スクリーン8にはV8の直流電圧を印
加する。線陰極駆動回路26は、垂直同期信号Vと水平
同期信号Hを用いて線陰極駆動パルス(イ〜マ)を作成
する。図8にそのタイミング図を示す。各線陰極2イ〜
2マは図7(イ〜マ)に示すように、駆動パルスが高電
位の間に電流が流れて加熱されており、駆動パルス(イ
〜マ)が低電位の期間に電子を放出するように加熱状態
が保持される。これにより30本の線陰極2イ〜2マよ
り、それぞれ低電位の駆動パルス(イ〜マ)が加えられ
た8水平走査期間のみ電子が放出される。高電位が加え
られる期間には、ビーム制御電極4とビーム引き出し電
極3とに加えられているバイアス電圧によって定められ
た線陰極2の周辺における電位よりも線陰極2イ〜2マ
に加えられている電位のほうが高くなるため、線陰極か
らは電子が放出されない。1画面を構成するには、上方
の線陰極2イから下方の線陰極2マまで順次8走査期間
ずつ電位を切り替え行けば良い。
【0015】次に偏向部分の説明を行う。偏向電圧発生
回路40は、ダイレクトメモリアクセスコントローラ
(以下DMAコントローラと称す)41、偏向電圧波形
記憶用メモリ(以下偏向メモリと称す)42、デジタル
−アナログ変換器(以下D/A変換器と称す)43h、
43v等によって構成され、垂直偏向信号v1 、v2 及
び水平偏向信号h1 、h2 を発生する。
【0016】本構成においては垂直偏向信号に関して、
オーバースキャンを考慮して、1フィールドで240水
平走査期間表示している。またそれぞれのラインに対応
する垂直偏向位置情報を記憶しているメモリアドレスエ
リアを第1フィールド及び第2フィールドに分けそれぞ
れ1組のメモリ容量を有している。表示する際は該当の
偏向メモリ42からデータを読み出してD/A変換器4
3vでアナログ信号に変換して、垂直偏向電極7に加え
ている。前記の偏向メモリ42に記憶された垂直偏向位
置情報は8水平走査期間毎にほぼ規則性のあるデータで
構成されており、D/A変換された波形もほぼ8段階の
垂直偏向信号となっているが前記のように2フィールド
分のメモリ容量を有して、各水平走査毎に位置を微調整
できるようにしている。
【0017】また水平偏向信号に対しては、1水平走査
期間に6段階に電子ビームを水平偏向させる必要性と水
平走査毎に偏向電位を微調整可能なようにメモリを持っ
ている。従って1フレーム間に480水平走査期間表示
するとして、480×6=2880バイトのメモリが必
要であるが、第1フィールドと第2フィールドのデータ
を共用しているために、実際には1440バイトのメモ
リを使用している。表示の際は各水平走査ラインに対応
した偏向情報を前記偏向メモリ42から読み出して、D
/A変換器43hでアナログ信号に変換して、水平偏向
電極6に加えている。要約すると、垂直周期のうちの垂
直帰線期間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2マのう
ちの低電位の駆動パルスを印加している線陰極から放出
された電子ビームは、ビーム引き出し電極3によって水
平方向に120区分に分割され、120本の電子ビーム
列を構成している。この電子ビームは、後述するように
各区分毎にビーム制御電極4によってビーム量が制御さ
れ、図8に示すようにほぼ6段階に変化する一対の水平
偏向信号h1 、h2 を加えられた水平偏向電極7イ、7
ロ等により、各水平表示期間にスクリーン8のR1、G
1、B1およびR2、G2、B2等の蛍光体に順次、水
平表示期間/6ずつ照射される。かくして、各水平ライ
ンのラスターは120個の各区分毎に電子ビームをR
1、G1、B1及びR2、G2、B2に該当する映像信
号によって変調することにより、スクリーン8の上にカ
ラー画像を表示する事ができる。
【0018】次に電子ビームの変調制御部分について説
明する。まず図7において、信号入力端子23R、23
G、23Bに加えられたR、G、Bの各映像信号は、1
20組のサンプルホールド回路組、31a〜31nに加
えられる。各サンプルホールド組31a〜31nはそれ
ぞれR1用、G1用、B1用、およびR2用、G2用、
B2用の6個のサンプルホールド回路で構成されてい
る。サンプリングパルス発生回路34は、水平周期(6
3.5μs)のうちの水平表示期間(約50μs)に、前
記120組のサンプルホールド回路31a〜31nの各
々R1用、G1用、B1用、およびR2用、G2用、B
2用のサンプルホールド回路に対応する720個(12
0×6)のサンプリングパルスRa1〜Rn2を順次発
生する。前記720個のサンプリングパルスがそれぞれ
120組のサンプルホールド回路組31a〜31nに6
個ずつ加えられ、これによって各サンプルホールド回路
組には、1ラインを120個に区分したときのそれぞれ
の2絵素分のR1、G1、B1、R2、G2、B2の各
映像信号が個別にサンプリングされホールドされる。サ
ンプルホールドされた120組のR1、G1、B1、R
2、G2、B2の映像信号は1ライン分のサンプルホー
ルド終了後に120組のメモリ32a〜32nに転送パ
ルスtによって一斉に転送され、ここで次の1水平走査
期間保持される。保持された信号は120個のスイッチ
ング回路35a〜35nに加えられる。スイッチング回
路35a〜35nはそれぞれがR1、G1、B1、R
2、G2、B2の個別入力端子とそれらを順次切り替え
て出力する共通出力端子とを有する回路により構成され
たもので、スイッチングパルス発生回路36から加えら
れるスイッチングパルスr1、g1、b1、r2、g
2、b2によって同時に切り替え制御される。
【0019】前記スイッチングパルスr1、g1、b
1、r2、g2、b2は、各水平表示期間を6分割し
て、水平表示期間/6ずつスイッチング回路35a〜3
5nを切り替えR1、G1、B1、R2、G2、B2の
各映像信号を時分割して順次出力し、パルス幅変調回路
37a〜37nに供給している。各スイッチング回路3
5a〜35nの出力は、120個のパルス幅変調(以下
PWMと称す)回路37a〜37nに加えられ、R1、
G1、B1、R2、G2、B2の各映像信号の大きさに
応じてパルス幅変調され出力される。このパルス幅変調
回路37a〜37nの出力は電子ビームを変調するため
の制御信号として表示素子のビーム制御電極4の120
本の導電板にそれぞれ個別に加えられる。
【0020】次に水平偏向と表示のタイミングについて
説明する。スイッチング回路35a〜35nにおけるR
1、G1、B1、R2、G2、B2の映像信号の切り替
えと,水平偏向駆動回路41による電子ビームR1、G
1、B1、R2、G2、B2の蛍光体への水平偏向の切
り替えタイミングと順序が完全に一致するように同期制
御されている。これにより電子ビームがR1蛍光体に照
射されているときには、その電子ビームの照射量がR1
制御信号によって制御され、以下G1、B1、R2、G
2、B2についても同様に制御されて、各絵素のR1、
G1、B1、R2、G2、B2各蛍光体の発光がその絵
素のR1、G1、B1、R2、G2、B2の映像信号に
よってそれぞれ制御されることとなり、各絵素が入力の
映像信号にしたがって発光表示されるのである。かかる
制御が1ライン分の120組(各2絵素ずつ)分同時に
実行されて、1ライン240絵素の映像が表示され、さ
らに1フィールド240本のラインについて上方のライ
ンから順次行われて、スクリーン8上に画像が表示され
る。さらに上記の諸動作が入力映像信号の1フィールド
毎に繰り返されて、テレビジョン信号等がスクリーン8
に表示される。尚、本構成に必要な基本クロックは図8
に示すパルス発生回路39から供給されており、水平同
期信号H、及び垂直同期信号Vでタイミングをコントロ
ールしている。
【0021】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された画像表示装置では単なる平面画面が映
し出されるだけで立体画面が映し出されるものではない
という課題を有していた。本発明は簡単な手段で立体画
像表示装置を提供するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の立体画像表示装置は本画像表示装置の特
徴である電子ビームは確実に決められた蛍光体に照射さ
れるために、入力される映像信号位置と映出される表示
位置とは1対1の関係にあり、表示位置は固定される。
このような特徴を生かして、蛍光体前面のガラス面にレ
ンチキュラーレンズを垂直方向に配置し、蛍光体には前
記レンチキュラーレンズに対応して左右の画像を交互に
映出して前記レンチキュラーレンズを通して見ることに
より立体画像を見ることができるのである。
【0023】
【作用】本発明は、上記のような構成にすることによっ
て、特別の眼鏡なしで立体画像を見ることができるもの
である。
【0024】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0025】(実施例1)図1(a),(b),
(c)、図2(a),(b),(c)は本発明の立体画
像表示装置の一部の構成図の例である。図3、図4、は
その駆動回路の構成図の例である。以下に第一の実施例
について図1と図3を用いて説明をする。
【0026】図1において、51はR,G,Bと順番に
ストライプ状に塗布された蛍光体である。52はガラス
容器である。53はガラス容器の前面に貼られたレンチ
キュラーレンズであり、蛍光体51と並行になるように
配置されている。
【0027】図1(a)は本発明の第一の実施例におけ
る立体画像表示装置の一部斜視図である。図1(b)に
示すように、レンチキュラ−レンズ53の一部を構成す
る53aと、蛍光体51a,51bはそれぞれ図6のR
1,G1,B1,R2,G2,B2のように水平方向の
1区分または複数区分に対応されている。このように対
応されたレンチキュラーレンズ53によって51aから
発する光は左目に到達し、51bから発する光は右目に
到達し立体画面として認識される。図1(c)はガラス
容器の前面をレンチキュラーレンズとして一体加工した
ものの図である。
【0028】図3は第一の実施例における駆動回路の例
を示してある。図3において、22は電源回路、23
R,23G,23Bは左側映像信号、24R,24G,
24Bは右側映像信号、これらの信号は時間と共に変化
しているものであるが、便宜上固定した記号で示す。2
6は線陰極駆動回路、31a〜nはサンプルホールド回
路、32a〜nはメモリ、34はサンプリングパルス発
生回路、35a〜nはスイッチ、36はスイッチングパ
ルス発生回路、37a〜nはPWM回路、39はパルス
発生回路、41はDMAコントローラ、42は偏向メモ
リ、43h,vはディジタルアナログ変換器(D/A)
である。
【0029】以上の様に構成された立体画像表示装置の
駆動回路について、図1、図3を用いてその動作を説明
する。
【0030】左側の映像信号23R,23G,23Bお
よび右側の映像信号24R,24G,24Bはそれぞれ
サンプルホールド回路31a〜nに入る。左側映像信号
の23Rはサンプルホールド回路31aのRa1へ、2
3Gは31aのGa1へ、23Bは31aのBa1へ、
また右側映像信号の24Rは31aのRa2へ、24G
は31aのGa2へ、24Bは31aのBa2へそれぞ
れ接続されており、以下31b〜31nまで同様に接続
されている。このように接続することにより、サンプル
ホールド回路31a〜nはサンプリングホールドパルス
発生回路34からのパルスにより、31a〜31nまで
それぞれ左側映像信号23R,23G,23Bと右側映
像信号24R,24G,24Bの水平方向2トリオ分を
ホールドすることになる。本回路の場合はレンチキュラ
ーレンズ53の幅は蛍光体51の水平方向2トリオ分に
なる。
【0031】これらの映像信号はサンプルホールド後、
メモリ32a〜nに転送される。この場合、メモリ31
a〜n全体で、左右の映像信号1ライン分を交互にメモ
リし、スイッチングパルス発生回路36から出力される
スイッチングパルスによってスイッチ35a〜nでメモ
リ32a〜nに蓄えた各映像信号を順次切換えられ、P
WM回路37a〜nでパルス幅変調されて、各ビーム流
制御電極4に加えられる。 このようにしてスクリーン
8には左側映像信号23R,23G,23Bと右側映像
信号24R,24G,24Bが交互に映出される。この
映像をレンチキュラーレンズを通して見ることにより、
図1(b)に示すように左側映像は左目へ、右側映像は
右目へ到達し、立体画面として見ることが出来る。ここ
で本画像表示装置の特徴である、陰極線2から発せられ
た電子ビームは従来の陰極線管(CRT)とは異なり確
実に決められた蛍光体に到達することによって、図3に
示す入力左側映像信号23R,23G,23Bおよび右
側映像信号24R,24G,24Bは確実に蛍光体51
a,51bに到達し、画像ずれのない精度の良い立体画
面となる。
【0032】また、レンチキュラーレンズの幅を蛍光体
51の水平方向4トリオ分とするにはサンプルホールド
回路31a〜n、メモリ32a〜n、スイッチ35a〜
nをそれぞれ2倍の容量にすればよい。このように任意
のレンチキュラーレンズの幅にすることができる。
【0033】以上のように従来の回路を大幅に変更する
事なく、極めて簡単に立体画像表示装置を構成すること
が出来る。
【0034】(実施例2)次に第二の実施例について図
2と図4を用いて説明する。
【0035】図2において、51はR,G,Bと順番に
ストライプ状に塗布された蛍光体である。52はガラス
容器である。54はガラス容器52に貼られ、垂直方向
に一定区分ごとに、交互に配置されたレンチキュラーレ
ンズであり、蛍光体51と並行になるように配置されて
いる。
【0036】図2(a)は本発明の第二の実施例におけ
る立体画像装置の一部斜視図である。図2(b)に示す
ように、垂直方向に一定区分ごとに、交互に配置された
レンチキュラーレンズ54の一部を構成する54aと蛍
光体51a,51b及び54bと51c,51dはそれ
ぞれ図6のR1,G1,B1,R2,G2,B2のよう
に水平方向の1区分または複数区分に対応されている。
このように対応されたレンチキュラーレンズ54によっ
て51aから発する光は左目に、51bから発する光は
右目に、また51cから発する光は右目に、51dから
発する光は左目に到達する。ここで、54aと54bの
レンチキュラーレンズは丁度レンチキュラーレンズ54
の幅の半分だけ位置がずれている。このため後述する方
法によって右側映像信号と左側映像信号をレンチキュラ
ーレンズ54の垂直方向に一定区分ごと入れ換えるよう
にする。このようにして左目、右目に到達した光は立体
画面として認識される。図2(c)は第一の実施例と同
様にガラス容器の前面をレンチキュラーレンズとして一
体加工したものである。
【0037】図4は駆動回路の第二の実施例を示してあ
る。図4において、22は電源回路、23R,23G,
23Bは左側映像信号、24R,24G,24Bは右側
映像信号、25は左右映像信号切換回路、26は線陰極
駆動回路、27は左右映像信号スイッチングパルス発生
回路、31a〜nはサンプルホールド回路、32a〜n
はメモリ、35a〜nはスイッチ、36はスイッチング
パルス発生回路、37a〜nはPWM回路、39はパル
ス発生回路、41はDMAコントローラ、42は偏向メ
モリ、43h、vはディジタルアナログ変換器(D/
A)である。
【0038】以上の様に構成された立体画像表示装置の
駆動回路について、図2、図4を用いてその動作を説明
する。
【0039】左側の映像信号23R,23G,23B及
び右側の映像信号24R,24G,24Bはそれぞれ左
右映像信号切り換え回路25に入り、左右映像信号スイ
ッチングパルス発生回路27からのスイッチングパルス
により、レンチキュラーレンズの垂直方向の1区分に相
当する期間のタイミングで切り換えられる。この切り換
えられた左右の映像信号はそれぞれサンプルホールド回
路にはいる。
【0040】あるタイミングでは左側映像信号の23R
はサンプルホールド回路31aのRa1へ、23Gは3
1aのGa1へ、23Bは31aのBa1へ、又、右側
映像信号の24Rはサンプルホールド回路31aのRa
2へ、24Gは31aのGa2へ、24Bは31aのB
a2へ接続される。以下サンプルホールド回路31b〜
nへ同様に接続される。次のタイミングでは、左側映像
信号の23Rはサンプルホールド回路31aのGa2
へ、23Gは31aのGa2へ、23Bは31aのBa
2へ,右側映像信号の24Rはサンプルホールド回路3
1aのRa1へ、24Gは31aのGa1へ、24Bは
31aのBa1へ接続される。以下サンプルホールド回
路31b〜nへ同様に接続される。
【0041】次のタイミングでは始めの接続へ切り変わ
る。以降順次くり返される。このようにして、サンプル
ホールド回路31a〜n破産プルホールドパルス発生回
路34からのパルスにより、31a〜nまでそれぞれ左
側映像信号23R,23G,23Bと右側映像信号24
R,24G,24Bの水平方向2トリオ分をホールド
し、レンチキュラーレンズの垂直方向の1区ごとに切り
変わる。本回路の場合はレンチキュラーレンズ54の幅
は蛍光体51の水平方向2トリオ分になる。これらの映
像信号はさんぷるホールド後、メモリ32a〜nに転送
される。この場合、メモリ31a〜n全体で、左右の映
像信号1ライン分を交互にメモリし、スイッチングパル
ス発生回路36から出力されるスイッチングパルスによ
ってスイッチ35a〜nでメモリ32a〜nに蓄えた各
映像信号を順次切り換えられ、PWM回路37a〜nで
パルス幅変調されえ、各ビーム電極4に加えられる。こ
のようにしてスクリーン8には左側映像信号23R,2
3G,23Bと右側映像信号24R,24G,24Bが
水平方向に交互に、垂直方向には1区ごとに2トリオご
とずれて映出される。
【0042】この映像を垂直方向の1区ごと交互に半幅
ごとずらされたレンチキュラーレンズを通して見ること
により、図2(b)に示すように左側映像は左目へ、右
側映像は右目へ到達し、立体画面として見ることができ
る。ここでも本画像表示装置の特徴である、陰極線2か
ら発せられた電子ビームは従来の陰極線管(CRTとは
異なり確実に決められた蛍光体に到達することによっ
て、図4に示す入力左側映像信号23R,23G,23
Bおよび右側映像信号24R,24G,24Bは確実に
蛍光体51a,51b、51c,51dに到達し、画像
ずれのない精度の良い立体画面となる。またレンチキュ
ラーレンズを垂直方向に1定区分ごとにずらしてあるた
めさらにきめの細かい画像とすることが出来る。
【0043】また、レンチキュラーレンズの幅を蛍光体
51の水平方向4トリオ分とするにはサンプルホールド
回路31a〜n、メモリ32a〜n、スイッチ35a〜
nをそれぞれ2倍の容量にすればよい。このように任意
のレンチキュラーレンズの幅にすることができる。
【0044】以上のように第二の実施例においても従来
の回路を大幅に変更する事なく、極めて簡単に立体画像
表示装置を構成することが出来る。
【0045】次に図1(c)、図2(c)について詳し
く説明する。図1(c)は第一の実施例のレンチキュラ
ーレンズ53をガラス容器52の前面に容器と一体成型
したものである。図2(c)は第二の実施例のレンチキ
ュラーレンズ54をガラス容器52の前面に容器と一体
成型したものである。いずれの場合も、従来ではアクリ
ル等の成型品でレンチキュラーレンズを構成し、レンチ
キュラーレンズを表示装置のガラス容器に接着剤等で接
着する必要があった。この場合、蛍光面ストライプとレ
ンチキュラーレンズとの位置を精密に合わせる必要があ
るが、蛍光面とレンチキュラーレンズとの距離(ガラス
の厚み)があり困難なものであった。この位置合わせが
ずれていると精度の良い立体画面とならず、画像そのも
のが歪んで表示されることとなる。
【0046】これらに反して、本発明は表示装置のガラ
ス容器をレンチキュラーレンズと一体成型するので、ガ
ラス容器とレンチキュラーレンズとの位置関係が固定の
ため、極めて容易に、正確に蛍光体を塗布出来、レンチ
キュラーレンズとの位置関係は正確なものとなる。した
がって、本発明では極めて精度の良い立体画像装置を実
現できる。又、レンチキュラ−レンズと表示装置のガラ
ス容器とを一体成型するため、個別のレンチキュラーレ
ンズを用意する必要がなく、コスト的にも安くでき、取
りつけ等の時間も節約できるため極めて効率の良い装置
となる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明は、簡便な方法によ
り容易に立体画像表示装置を構成することができ、従来
にない精度の良い効率の良いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明の第一の実施例における立体画
像表示装置の一部の斜視図 (b) 同立体画像表示装置の蛍光体とレンチキュラー
レンズとの位置関係図 (c) 同立体画像表示装置のレンチキュラーレンズを
ガラス容器と一体加工した図
【図2】(a) 本発明の第二の実施例における立体画
像表示装置の一部の斜視図 (b) 同立体画像表示装置の蛍光体とレンチキュラー
レンズとの位置関係図 (c) 同立体画像表示装置のレンチキュラーレンズを
ガラス容器と一体加工した図
【図3】本発明の第一の実施例である立体画像表示装置
の駆動回路図
【図4】本発明の第二の実施例である立体画像表示装置
の駆動回路図
【図5】従来の画像表示装置の基本的な構造を示す分解
斜視図
【図6】スクリーンの拡大図
【図7】従来の画像表示装置の基本駆動回路図
【図8】同画像表示装置の各種波形のタイミング図
【符号の説明】
2 線陰極 3 ビーム引き出し電極 4 ビーム流制御電極 5 収束電極 6 水平偏向電極 7 垂直偏向電極 8 スクリーン 22 電源回路 23 右入力映像信号 24 左入力映像信号 25 左右映像信号切換回路 26 線陰極駆動回路 26’ 線陰極前段駆動回路 27 左右映像信号スイッチングパルス発生回路 31 サンプルホールド回路 32 メモリ 34 サンプリングパルス発生回路 35 スイッチング回路 36 スイッチングパルス発生回路 37 PWM回路 39 パルス発生回路 40 偏向信号発生回路 41 DMAコントローラ 42 偏向メモリ 43 D/A変換器 50 線陰極駆動出力トランジスター 51 蛍光体 52 ガラス容器 53 本発明の第一の実施例におけるレンチキュラーレ
ンズ 54 本発明の第二の実施例におけるレンチキュラーレ
ンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/74 D A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームが照射されることにより、発
    光する蛍光体が塗布されたスクリーンと、上記スクリー
    ン上画面を垂直方向に区分した各垂直区分毎に電子ビー
    ムを発生する線陰極と、上記線陰極で発生させられた電
    子ビームを、垂直方向に偏向するための垂直偏向電極
    と、上記電子ビームを水平方向に区分した各水平区分毎
    に分離して上記スクリーンに照射する分離手段と、上記
    電子ビームを上記スクリーンに至るまでの間で水平方向
    に複数段階に偏向する水平偏向電極と、上記水平区分毎
    に分離された電子ビームを上記スクリーンに照射する量
    を制御して上記スクリーンの画面上の各絵素の発光量を
    制御するビーム流制御電極と、上記スクリーンの前面に
    垂直方向に配置されたレンチキュラーレンズとを備え、
    上記ビーム流制御電極は左右の映像信号をサンプルホー
    ルド回路にホールドし、メモリ回路を通して順次切換る
    ことにより、左右映像信号をレンチキュラーレンズに対
    応して交互に映出てなる立体画像表示装置。
  2. 【請求項2】 電子ビームが照射されることにより、発
    光する蛍光体が塗布されたスクリーンと、上記スクリー
    ン上画面を垂直方向に区分した各垂直区分毎に電子ビー
    ムを発生する線陰極と、上記線陰極で発生させられた電
    子ビームを、垂直方向に偏向するための垂直偏向電極
    と、上記電子ビームを水平方向に区分した各水平区分毎
    に分離して上記スクリーンに照射する分離手段と、上記
    電子ビームを上記スクリーンに至るまでの間で水平方向
    に複数段階に偏向する水平偏向電極と、上記水平区分毎
    に分離された電子ビームを上記スクリーンに照射する量
    を制御して上記スクリーンの画面上の各絵素の発光量を
    制御するビーム流制御電極と、上記スクリーンの前面に
    垂直方向に長手方向で、垂直方向の一定寸法ごとに交互
    に交差したレンチキュラーレンズを配置し、上記レンチ
    キュラーレンズに対応して左右の映像信号を切り換えて
    映出し、垂直方向の一定寸法ごとに左右の信号を入れ換
    えるようにした立体画像表示装置。
  3. 【請求項3】 レンチキュラーレンズを真空容器である
    ガラス容器のスクリーン側表面を加工することによって
    一体成型されたレンチキュラーレンズとすることを特徴
    とする請求項1、または請求項2記載の立体画像表示装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011034085A (ja) * 2002-02-20 2011-02-17 Koninkl Philips Electronics Nv 表示装置
JP2011164637A (ja) * 2003-11-06 2011-08-25 Nec Lcd Technologies Ltd 立体画像表示装置、及び表示パネル
JP2013068932A (ja) * 2011-09-06 2013-04-18 Mitsubishi Electric Corp 立体映像表示装置

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