JPH08185674A - 磁気ディスク装置のセクタ制御装置 - Google Patents

磁気ディスク装置のセクタ制御装置

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JPH08185674A
JPH08185674A JP32899594A JP32899594A JPH08185674A JP H08185674 A JPH08185674 A JP H08185674A JP 32899594 A JP32899594 A JP 32899594A JP 32899594 A JP32899594 A JP 32899594A JP H08185674 A JPH08185674 A JP H08185674A
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JP32899594A
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Koji Tsurumi
浩司 鶴見
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンベデッドサーボ方式の磁気ディスク装置
のセクタのフォーマット制御を改良し、MPUの制御負
荷を少なくする。 【構成】 セクタの途中にサーボフレームが来ると、セ
クタ長カウンタのカウントが止められ、そのカウント値
に補正分のカウント値が加えられる。そして、データ領
域の後部にセクタパルス禁止領域を設け、データセクタ
のID部の位置でセクタ長カウンタがセクタパルス禁止
領域内でキャリーを出した場合はそれをマスクし、サー
ボフレームの通過後に新たにセクタパルスを出力する。
セクタパルス禁止領域は、データ領域の間シンセクロッ
クをカウントするカウンタとレジスタを設け、そのカウ
ント値とレジスタの値と比較して禁止領域の位置出しを
行うことによって設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置のセク
タ制御装置に関し、特に、エンベデッドサーボ方式を用
いた磁気ディスク装置においてデータセクタがサーボフ
レームによってスプリットされる時のMPUの負荷を低
減するようにしたセクタ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固定磁気ディスク装置は小型化の
要求により、媒体(ディスク)の直径が3.5インチ以
下のディスクが主流となってきている。また、直径が同
一なディスクのなかでも大容量化と薄型化という相反す
る要求が強まっている。そこで、ディスク1枚当たりの
容量を引き上げるために、ビット密度を上げると同時に
トラック密度を上げる必要がある。
【0003】ビット密度を上げるためにはヘッド、ディ
スク媒体の改良、復調回路の改善などの方法がある。一
方、トラック密度をあげるにはヘッドの位置決め精度を
上げる必要がある。ところで、同一回転軸に多数のディ
スクが所定間隔を隔てて平行に取り付けられた従来の磁
気ディスク装置では、あるディスクの一面を専用のサー
ボ面とし、このサーボ面に書かれた位置情報を用いて他
のディクス上のヘッド(データヘッド)の位置決めをし
ていた。しかしながら、この方式(サーボ面サーボ方
式)では、サーボヘッドとデータヘッドの機械的なずれ
を生じる問題がある。このずれは一般的にオフトラック
と呼ばれ、トラック密度が高まるにつれてデータヘッド
が隣のトラックに干渉する大きな要因になる。
【0004】そこで、このオフトラックを解決するため
に、図20に示すように磁気ディスク20のデータ面に
サーボ情報を一定の間隔でセクタ状に配置した、エンベ
デッドサーボ方式を採用するディスクが最近は主流とな
っている。このエンベデッドサーボ方式によれば、デー
タを読み出しているトラックに書かれたサーボ情報によ
ってそのトラック上の磁気ヘッドの位置決めを行うた
め、サーボ面サーボ方式に比べ大幅にオフトラックを減
少させることができる。従って、エンベデッドサーボ方
式の磁気ディスク装置では、トラック密度をサーボ面サ
ーボ方式の磁気ディスク装置より飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0005】ところで、小型ディスクは一般に固定セク
タ長方式をとっており、ディスク上のインデックスを起
点として円周方向に一定の間隔(セクタ長)でセクタを
区切るセクタパルスを、ディスクコントローラ(HD
C)に出力する必要がある。このセクタ長をカウントす
るクロックとしては、サーボ面サーボ方式の磁気ディス
ク装置ではサーボ面のサーボ情報より得られるサーボク
ロック(SRVCLK)を用いることができた。サーボ
面サーボ方式の磁気ディスク装置ではこのクロックはヘ
ッドがディスクを一周する間、常に得られるので、イン
デックス及びセクタ毎にセクタ長を再ロードしてカウン
トし、キャリーを出すカウンタを持てば良かった。ま
た、ディスク一周に渡ってカウントし続け、インデック
スでリセットされるようなカウンタを持てば、最近よく
用いられるZDR (Zone Dencity Recording) 方式への
対応も容易である。
【0006】ところが、データ面にサーボ情報が離散的
に配置されるエンベデッドサーボ方式の磁気ディスク装
置では、一周に渡って連続したサーボクロックを得るこ
とが出来ない。そこで、代替のクロックとして、読み書
き(R/W)用のシンセサイザークロック(以下シンセ
クロックと呼ぶ)が使用されている。このシンセクロッ
クはその周波数がゾーン毎に切り替わり、書込みクロッ
ク(ライトクロック)として利用される。しかし、ライ
トクロックはディスクの回転に同期していないため、回
転ムラを吸収するようにセクタの最初と最後のギャップ
を広くとる必要がある。
【0007】また、エンベデッドサーボにZDR方式を
適用すると図20に示すように、サーポフレーム21は
ゾーンが変わっても角度位置は変わらないが、データセ
クタ23の角度位置はゾーンが異なると異なる。なお、
1枚のディスク20におけるゾーン数は通常10〜12
あるが、図20にはゾーン数はモデル化して3つしか示
していない。図21は図20に示した各ゾーンにおける
ヘッドの読み出し信号を示しており、21がサーボフレ
ーム、22がセクタパルスを示している。
【0008】このようなZDR方式を使用したエンベデ
ッドサーボ方式の磁気ディスク装置のセクタ検出回路の
従来例を図22に示す。カウンタ41はサーボフレーム
の検出信号SRV DETによりクリアされ、図21に
示したサーボフレーム21が終わるとシンセクロックS
YNTH CLKのカウントを始める。つまり2個のサ
ーボフレーム21に挟まれたデータ領域でシンセクロッ
クSYNTH CLKをカウントする。MPU42はセ
クタパルス22を出したいセクタの含まれるデータ領域
nの1つ前のデータ領域n−1で、希望のセクタパルス
位置に対応するクロックカウント値を第1のレジスタ群
43にセットする。このクロックカウント値は図23の
で示す位置におけるクロックカウント値である。
サーボフレーム21がくると、第1のレジスタ群43に
セットされたクロックカウント値は第2のレジスタ群4
4にシフトされる。クロックカウント値が第2のレジス
タ群44にシフトされた後、MPU42は次のデータ領
域n+1のセクタパルス位置に対応するクロックカウン
ト値を第1のレジスタ群43にセットする。このクロッ
クカウント値は図23ので示す位置におけるクロ
ックカウント値である。
【0009】第2のレジスタ群44のクロックカウント
値はコンパレータ群45に出力される。また、このコン
パレータ群45にはカウンタ41からのシンセクロック
SYNTH CLKのカウント値が入力される。コンパ
レータ群45において、第2のレジスタ群44のどれか
の値とカウンタ41からの出力が一致すると、コンパレ
ータ群45の中の1つのコンパレータからパルスが出力
され、OR回路46からセクタパルスSCTPが出力さ
れる。次のサーボフレーム21が来ると、データ領域n
+1のデータが第2のレジスタ群44にシフトされ、デ
ータ領域n+1において第2のレジスタ群44のどれか
の値とカウンタ41からの出力が一致した時にOR回路
46からセクタパルスSCTPが出力される。
【0010】一方、ヘッドが異なるゾーンにシークして
データをサーチする場合、ヘッドが移動した先のゾーン
でどのデータ領域にいるのか判別する必要がある。サー
ボフレームは図20に示すようにディスクのどのゾーン
のどのシリンダでも同じタイミングで通過するため、ヘ
ッドがどのゾーンにいるかに関わらず、常にサーボフレ
ーム0から通過したサーボフレームの数をカウントして
MPU42がそのカウント値を読み込めるようにすれ
ば、ヘッドが現在どのデータ領域にいるのか認識でき
る。MPU42はそのサーボフレームのカウント値の次
のデータ領域のセクタパルス位置のデータを用意してレ
ジスタ群にセットしてやれば、インデックスを待たずに
セクタサーチを行える。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な方式でマルチセクタ処理を行う場合は、MPUはサー
ボフレームの割り込み毎に1つ先のデータ領域のセクタ
パルス位置のデータをレジスタ群に設定していく必要が
ある。これはMPUのファームウエアにとって大変な負
荷になるという問題点がある。また、セクタパルスの位
置データはゾーン毎に全てのセクタに対して必要である
ため、図22に示すように、MPU42に多くのワーク
テーブル(メモリテーブル)47が必要となるという問
題点がある。
【0012】一方、セクタパルスを出す間隔は、データ
セクタがサーボフレームを跨ぐ場合を除いて一定である
ため、セクタ長をロードしてシンセクロックSYNTH
CLKをカウントし、キャリーを出した後、セクタ長
を再ロードするようなカウンタを持てば良い。しかしな
がら、セクタパルスを出す間隔がサーボフレームを跨ぐ
場合、即ち、セクタがサーボフレームによって分割され
る場合は、ハード・ディスク.コントローラHDCを使
用した場合は一般に、図24に符号aで示すPLO,S
B,ID…等のID領域は分割できない。そこで、MP
Uはサーボフレームが通過する毎に次のサーボフレーム
におけるセクタパルスの位置を割り込み処理によって設
定し、ID領域がサーボフレームにかかりそうな時はセ
クタパルスを中止して、サーボフレームの直後でセクタ
パルスを発生させるようにしている。また、データ領域
がサーボフレームにかかりそうな時はデータ領域が分割
され、図24に示すようにサーボフレームを保護するた
めのPAD3、およびR/W LSIが再同期するため
のPLO2,SBが追加される(図24の網掛け部)。
また、セクタを分割する場合、図24に示すPAD2で
も分割することが出来ないため、PAD2がサーボフレ
ームにかかりそうなときは、PAD2の手前のECC部
またはデータ部で分割する。従って、サーボフレームの
後にPADの手前で分割したデータの分が追加される。
以上のような理由により、サーボフレームで分割される
セクタは分割されないセクタに比べ、セクタ長が長くな
り、セクタ長の設定に対するMPUの負荷が大きくなっ
ていた。
【0013】このように、従来のエンベデッドサーボ方
式の磁気ディスク装置では、MPUの負荷が非常に大き
くなっており、MPUのファームウエアの設定が困難で
あった。そこで、本発明では、エンベデッドサーボ方式
の磁気ディスク装置におけるセクタのフォーマット制御
を改良し、MPUのフォーマット制御に対する負荷を少
なくしてMPUのファームウエアの設定を簡素化するこ
とができる磁気ディスク装置のセクタ制御装置を提供す
ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の磁気ディスク装置のセクタ制御装置の第1の形態
は、エンベデッドサーボ方式を用いた固定長セクタ方式
の磁気ディスク装置のセクタ制御装置であって、ゾーン
毎のセクタ長を記憶するレジスタと、このレジスタの値
をロードしてセクタ長をカウントするセクタ長カウント
手段と、このカウント手段のカウントアウト時点でセク
タパルスを発生するセクタパルス発生手段と、サーボフ
レームが来ると前記セクタ長カウント手段のカウントを
中断させるカウント中断手段と、サーボフレーム内で前
記セクタ長カウント手段のカウント値を補正するカウン
ト値補正手段と、サーボフレームを過ぎると前記セクタ
長カウント手段に再びカウントを再開させるカウント再
開手段とを備えることを特徴としている。
【0015】第2の形態は、第1の形態の磁気ディスク
装置のセクタ制御装置において、カウント中断手段が、
データ領域のカウント長が設定されたレジスタの値をロ
ードした後、サーボフレームの終わりからカウントを始
め、次のサーボフレームの手前でカウントを終了して終
了信号を出力し、この終了信号によって前記セクタパル
ス発生手段のカウントを止めるデータ領域カウント手段
であることを特徴としている。
【0016】第3の形態は、第2の形態の磁気ディスク
装置のセクタ制御装置において、データ領域カウント手
段のカウント値と、データ領域の末尾部分のセクタパル
ス禁止領域を設定するレジスタの値とが一致し、サーボ
フレーム手前に十分な長さのセクタが作れないときは、
前記セクタパルス発生手段にセクタパルスを出力させ
ず、サーボフレームの後の任意の位置にセクタパルスを
出力させるセクタパルス出力禁止手段を備えることを特
徴としている。
【0017】第4の形態は、第2の形態の磁気ディスク
装置のセクタ制御装置において、インデックスパターン
を含むサーボフレームの直後にインデックスパルスを任
意の位置に出力させるインデックスパルス発生手段を備
えることを特徴としている。第5の形態は、磁気ディス
ク装置がZDR記録方式を採用している場合の第2の形
態の磁気ディスク装置のセクタ制御装置であって、通過
したサーボフレームをカウントするカウント手段と、こ
のカウント手段のカウント値と比較できるレジスタと、
データ領域カウンと手段のカウント値と比較できるレジ
スタとを備え、ゾーン変更時に、移動先のゾーンの任意
のセクタの位置を検出することにより、ゾーンを跨いで
移動してもインデックスを待たずにセクタの位置を確定
することができることを特徴としている。
【0018】第6の形態は、第5の形態の磁気ディスク
装置のセクタ制御装置において、セクタの数を計測する
セクタ数カウント手段と、このセクタ数カウント手段の
カウント値をロードできるレジスタとを設け、ゾーンを
跨いで移動するときの移動先のセクタの番号をこのレジ
スタにロードしておき、移動先のセクタの位置を検出し
た後にロードを解除することにより、セクタ番号を確定
するようにしたことを特徴としている。
【0019】第7の形態は、第6の形態の磁気ディスク
装置のセクタ制御装置において、ハードディスクコント
ローラがアクセスしようとしているセクタ直前までセク
タパルス及びインデックスパルスを消すパルス消去手段
と、セクタ番号カウンタの値と比較する値を格納するレ
ジスタと、ヘッドがゾーンを移動している間は比較を禁
止する比較禁止手段と、移動先のセクタ番号が確定して
から前記セクタ番号カウンタの値と前記レジスタの値の
比較を開始し、目標セクタからセクタパルスまたはイン
デックスパルスを出力する比較手段とを設けたことを特
徴としている。
【0020】第8の形態は、第5の形態の磁気ディスク
装置のセクタ制御装置において、移動先のゾーンの検出
する任意のセクタを、ハードディスクコントローラがア
クセスしようとしているセクタとし、そのセクタパルス
またはインデックスパルスの位置を検出次第、セクタパ
ルスまたはインデックスパルスを出力するようにしたこ
とを特徴としている。
【0021】第9の形態は、第2の形態の磁気ディスク
装置のセクタ制御装置において、データ領域カウント手
段のカウント値と、セクタ長カウント手段のカウント値
とを比較することにより、セクタフォーマットの後部の
分割不可能部がサーボフレームの手前までに入るか否か
を判定する分割判定手段と、分割判定手段の判定がセク
タフォーマットの後部の分割不可能部がサーボフレーム
の手前までに入らないものである時に、前記セクタ長カ
ウンタの値を変更して、サーボフレームの後にセクタパ
ルスを発生させるセクタパルス発生位置変更手段とを設
けたことを特徴としている。
【0022】第10の形態は、第9の形態の磁気ディス
ク装置のセクタ制御装置において、データ領域カウント
手段のカウント値と、レジスタの設定値とを比較し、一
致した時点からサーボフレームの終了時点までその比較
値をラッチするラッチ手段を設けたことを特徴としてい
る。第11の形態は、第10の形態の磁気ディスク装置
のセクタ制御装置において、分割判定手段が、セクタ長
カウント手段の値とレジスタの設定値を比較し、一致し
た時点でこの値をラッチ手段の出力値と比較し、ラッチ
出力との論理積がとれればセクタフォーマットの後部の
分割不可能部がサーボフレーム手前までに収まらず、論
理積がとれればセクタフォーマットの後部の分割不可能
部がサーボフレーム手前までの収まると判定するように
したことを特徴としている。
【0023】第12の形態は、第11の形態の磁気ディ
スク装置のセクタ制御装置において、分割判定手段が、
セクタフォーマットの後部の分割不可能部がサーボフレ
ーム手前までに収まらないと判定した時には、直ちにセ
クタ長カウント手段のカウントを止めて、サーボフレー
ムの後にカウントを再開させ、セクタパルス間のカウン
ト数を補正する補正手段を設けたことを特徴としてい
る。
【0024】
【作用】本発明の磁気ディスク装置のセクタ制御装置に
よれば、セクタの途中でサーボフレームが来ると、カウ
ンタのカウントを止め、そのカウント値に補正分のカウ
ント値が加えられる。そして、データ領域の後部にa部
のセクタパルス禁止領域を設け、セクタ長カウンタがセ
クタパルス禁止領域内でキャリーを出した場合はそれを
マスクし、サーボフレームの通過後に新たにセクタパル
スが出力される。セクタパルス禁止領域は、データ領域
の間シンセクロックをカウントするカウンタとレジスタ
を設け、そのカウント値とレジスタの値と比較して禁止
領域の位置出しを行うことによって設けられる。
【0025】次に、ヘッドがゾーンを移動したときのセ
クタの位置出しは、ヘッドが位置するデータ領域はつね
にサーボフレームの数をカウントしていれば容易に認識
できることに基づき、各データ領域の最初のセクタパル
スまでのカウント値をテーブルに持ち、ゾーン移動後に
そのセクタパルス以降を出力することによって行われ
る。
【0026】また、HDCはセクタパルスの入力により
動作を始めるので、ゾーン移動後に最初のセクタパルス
の位置を検出したときは、パルスの出力は禁止したまま
で、セクタ番号をカウントするカウンタを動作させ、そ
のセクタ番号と目的のセクタ番号を比較し、一致したセ
クタからセクタパルスが出力される。一方、MPUのワ
ーク領域にゾーン毎の全セクタパルスの位置を記憶する
余裕がある場合は、まず、アクセスしたいセクタパルス
の属するデータ領域の番号(サーボフレームのカウント
値)と、セクタパルスの位置のシンセクロックカウント
値をレジスタにセットし、セクタパルスをマスクする。
そして、ヘッド位置決め制御回路がシーク完了を報告し
た後、サーボフレームのカウントが目的のデータ領域と
一致すれば、シンセクロックのカウント値とセクタパル
スの値を比較して一致したところでパルスの出力が始め
られる。この場合、目的のセクタパルスのカウント値
は、各データ領域の最初のセクタパルスのカウント値に
セクタ長を足していけば容易に求められるので、最初の
セクタパルスまでのカウント値のみテーブルに持てば、
テーブルを作ることができる。
【0027】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の磁気ディスク装
置のセクタ制御装置の実施例を詳細に説明する。図1は
エンベデットサーボ方式を採用した磁気ディスク装置の
構成を示すものである。媒体1から読み書きヘッド(R
/W HEAD)2によって読み出した信号は、読み書
き用の集積回路(R/W LSI)3でデータ信号とサ
ーボ信号に分離され、サーボ信号はサーボデコーダ4に
送られる。サーボフレームのフォーマットの例を図2に
示す。サーボフレームはR/Wリカバリ領域、サーボマ
ーク、グレイコード、AGC、および位置検出信号を備
えている。
【0028】サーボフレームから読まれた情報はサーボ
デコーダ4によりデコードされ、DSP5とドライブ
(NATIVE I/F LSI)6に送られる。DS
P5とドライブ(NATIVE I/F LSI)6は
DSPデータバスで接続されている。R/Wリカバリ領
域はデータのライト動作からサーボのリード動作に移る
ための還移領域、サーボマークはサーボ情報が始まるこ
とを示すコードを含む領域、グレイコード領域はトラッ
ク番号とインデックスが有る場合はインデックスを示す
コードを含む領域、AGCはAGCを調整するための領
域、位置検出信号はヘッド位置決めのためのポジション
信号が書かれた領域である。
【0029】読み書き用の集積回路(R/W LSI)
3で分離されたデータ信号はR/Wデータバスを通じて
ハードディスク・コントローラ(HDC)7に入力され
る。HDC7はMPUデータバスを通じてドライブ(N
ATIVE I/F LSI)6、マイクロプロセッサ
・ユニット(MPU)8、メモリ(P−ROM,DRA
M)9に接続している。また、HDC7にはバッファ1
0が接続されている。
【0030】磁気ディスク装置のエンクロージャ内には
ヘッド2を駆動するボイスコイルモータ(VCM)11
とディスク1を回転させるDCモータ12とがあり、そ
れぞれDSP5に接続するVCM制御回路13とモータ
制御回路14によって駆動制御される。また、ヘッドア
ドレスはドライブ(NATIVE I/F LSI)6
からデコーダ(DEC)15を通じてヘッドIC16に
出力される。
【0031】図3は本発明の磁気ディスク装置のセクタ
制御装置70の第1の実施例の構成を示すブロック回路
図である。図3において、7はHDC、8は磁気ディス
クインターフェース全体を制御するMPU、71〜80
はレジスタ、81,82はリードレジスタ、100はデ
ータ領域カウント部、200はセクタ長カウンタ、30
0はインデックスパルス発生部、400はセクタパルス
発生部、500はセクタ番号カウンタ、600はゾーン
チェンジ・コントロール部、700はセクタ番号サーチ
部を示している。
【0032】MPU8は任意のレジスタ71〜80に値
を設定でき、レジスタ81,82の値を読み込むことが
できる。HDC7はインターフェース制御、バッファ制
御、フォーマット制御を、MPU8からのコマンドに従
って行うことができる。HDC7は図1に示したドライ
ブ(NATIVE I/F LSI)6から送られてく
るインデックスパルスとセクタパルスに従いフォーマッ
ト制御を行う。図3には図示していないが、全てのブロ
ックにはシンセクロックが供給されているものとする。
また、以後の説明で“CLK”と表記しているのは、シ
ンセクロックである。また、図3において信号SV M
Kはサーボマークを検出したことを示す信号、信号SV
ENDはポジション信号の終わりを検出した信号、信
号IDXFLMはグレイコード中にインデックスコード
を検出した信号である。なお、以後の実施例の説明にお
いて、データ領域の番号はカウンタで信号SV MKを
カウントして検出しているが、グレイコードの中にデー
タ領域の番号を入れておき、これを読み出して比較して
も良い。
【0033】次に、図3のデータ領域カウント部10
0、セクタ長カウンタ200、インデックスパルス発生
部300、セクタパルス発生部400、セクタ番号カウ
ンタ500、ゾーンチェンジ・コントロール部600、
セクタ番号サーチ部700の各ブロックの構成を図4〜
図10を用いて詳細に説明する。
【0034】(1) データフィルドカウント部 図4にデータフィルドカウント部100の詳細な構成例
を示す。図4において、74はデータ領域のカウント長
を設定するレジスタ(REG)、75はデータ領域後部
のセクタパルス禁止領域を設定するレジスタである。デ
ータ領域カウンタ101は起動時、ドライブ回路から送
られてくるサーボマーク検出信号SVENDにより、N
OR回路195を通してロード状態になり、レジスタ7
4の値をロードする。データ領域カウンタ101はロー
ド値からキャリーが出るまでカウントし、キャリーがで
るとJK−フリップフロップ(JK−F/F)102が
ハイレベルHになる。
【0035】なお、図4の回路を含め、以後の回路にお
いても図中のマーク▽は信号の極性を反転する機能を示
している。JK−F/F102のハイレベルHの出力は
NOR回路105を通してデータ領域カウンタ101を
ロード状態にし、レジスタ74の値をロードする。サー
ボフレームの終了信号SV ENDがくるとJK−F/
F102はローレベルLになり、データ領域カウンタ1
01はカウントを始める。比較器103はデータ領域カ
ウンタ101のQ出力とレジスタ75の比較をし、一致
するとハイレベルHを出力し、JK−FF104をセッ
トして、信号INH SCT PLSをハイレベルHに
する。サーボフレームの終了信号SV ENDがくると
JK−FF104はリセットされ、信号INH SCT
PLSはローレベルLになる。
【0036】(2) セクタ長カウント部 図5にセクタ長カウント部200の詳細な構成例を示
す。図5において、72はセクタのカウント長を設定す
るレジスタ、73はサーボフレーム内でセクタ長のカウ
ントを調整する値を設定するレジスタである。セクタ長
カウンタ205は信号IDX DET、SCT DET
がOR回路201を通じて来るたびにレジスタ72の出
力をマルチプレクサ(MPX)202を通じてロードす
る。セクタ長カウンタ205はロード値からカウントを
始め、キャリーを出し、それはAND回路207と20
8に入力され。信号INH SCT PLSがローレベ
ルLのときはAMD回路107はマスクされ、AND回
路208から信号SCT DET OKが出力される。
【0037】一方、信号INH SCT PLSがハイ
レベルHのときはAND回路208はマスクされ、AN
D回路207から信号SCT DET NGが出力され
る。信号SCT DET NGまたは信号DATF E
NDがOR回路203に入力されたときはJK−F/F
204の出力がローレベルLになり、セクタ長カウンタ
205はカウントをストップする。次に信号SV EN
Dが来るとマルチプレクサ202はレジスタ72からの
値をマスクして加算器206の値を選択し、セクタ長カ
ウンタ205にロードする。加算器206の値は、セク
タ長カウンタ205のQ出力にレジスタ73の値を加算
した値である。カウンタ73にはセクタ長カウント補正
値の補数が設定されているため、セクタ長カウンタ20
5の残りのカウントを補正値分増やすことになる。ま
た、信号SV ENDはJK−F/F204をリセット
して出力をハイレベルHにし、セクタ長カウンタ205
は再びカウントを始める。セクタ長カウンタ205は加
算器206により補正された値をカウントするとキャリ
ーを出す。
【0038】(3) インデックスパルス発生部 図6にインデックスパルス発生部300の詳細な構成例
を示す。図6において、71はレジスタであり、インデ
ックスパルスを出力する位置、及びサーボフレーム直後
にセクタパルスを出力したいときの出力位置を、図4の
データ領域カウンタ101のカウント値との比較値で設
定するレジスタである。まず、サーボフレームでサーボ
パターンのデコーダがインデックスパターンを検出する
と信号IDX FLMを出力する。信号IDX FLM
はJK−F/F302の出力をハイレベルHにする。次
に図4のデータ領域カウンタ101がカウントを始め、
そのカウント値の信号CNT DATFとレジスタ71
の値が一致すると比較器301は信号IDX POSを
出力し、AND回路303を通してJK−F/F305
をセットすると同時にディレー304に入力される。デ
ィレー304に入力された信号はインデックスパルス分
だけ遅延された後に出力される。ディレー304の出力
はJK−F/F305をリセットすると同時にJK−F
/F302をリセットしてローレベルLにする。JK−
F/F302がローレベルLになるとAND回路303
で比較器301の出力をマスクする。一方、ディレー3
04の遅延時間分の幅を持ったJK−F/F305の出
力は、信号TARG CHG(後述のセクタ番号サーチ
部700の出力)がハイレベルHでなければ、AND回
路306を通して信号IDX PLSとしてHDC7に
出力される。
【0039】(4) セクタパルス発生部 図7にセクタパルス発生部400の詳細な構成例を示
す。図7において、信号SCT DET OKまたは信
号SCT DET OK ZN CHG(後述のゾーン
チェンジコントロール部600の出力)の入力はOR回
路401、マルチプレクサ403を通して、JK−F/
F405をセットすると同時にディレー404に入力さ
れる。ディレー404に入力された信号はインデックス
パルス分だけ遅延された後に出力され、JK−F/F4
05をリセットする。ディレー404の遅延時間分の幅
を持ったJK−F/F405の出力は、信号TARG
CHG(後述のセクタ番号サーチ部700の出力)がハ
イレベルHでなければ、AND回路406を通して信号
SCT PLSとしてHDC7に出力される。
【0040】セクタパルスをサーボフレーム直後に出力
する場合は、信号SCT DETOKの代わりに信号S
CT DET NGが入力される。この入力は、JK−
F/F402をセットする。JK−F/F402の出力
によりマルチプレクサ403はOR回路401の出力を
マスクして信号IDX POSを選択して出力する。マ
ルチプレクサ403の出力は先に述べたようにJK−F
/F405をセットすると同時にディレー404に入力
される。ディレー404の出力はJK−F/F405を
リセットすると同時にJK−F/F402をリセットす
る。JK−F/F405の出力は前述と同様にHDC7
に出力される。
【0041】(5) セクタ番号カウント部 図8にセクタ番号カウント部500の詳細な構成例を示
す。図8において、76はゾーンを移動したときにセク
タ番号を再設定するレジスタ、77はトラック一周の終
わりに端数セクタを出力しないように、トラックの最大
セクタ番号を設定するレジスタである。カウンタ501
は信号*IDX DETによりリセットされ、信号SC
T DETが来る度にカウントアップする。そのQ出力
はリードレジスタ81と比較器504に送られる。MP
U8はリードレジスタ81を読むことにより、現在ヘッ
ドの位置するセクタ番号を知ることができる。
【0042】比較器504でカンウタ501の出力とレ
ジスタ77の値の一致を検出すると、信号*MAX S
CT DETを出力する。ゾーンを変更するときは、レ
ジスタ76を設定することにより、そのストローブ信号
SCTN SETが発生し、JK−F/F503の出力
をローレベルLにする。その出力によりカウンタ501
はロード状態になり、レジスタ76の値をロードする。
ゾーン移動後にセクタパルスまたはインデックスパルス
が検出されると、信号SCT RSTまたは信号IDX
RSTによりOR回路502を通してJK−F/F5
03はリセットされ、カウンタ501のロード状態が解
除されて、次の信号SCT DETからカウントアップ
を始める。リードレジスタ81に後述のセクタ番号サー
チ部700より入力される信号TARG CHGは、リ
ードレジスタ81の、例えば最上位ビットに入れられ、
MPU8はそれをリードすることにより目標セクタのサ
ーチ中であることを認識できる。
【0043】(6) ゾーンチェンジ制御部 図9にゾーンチェンジ制御部600の詳細な構成例を示
す。図9において、79はゾーン移動後にセクタ位置を
確立するためにセクタ位置のカウント値を設定するレジ
スタ、80は検出するセクタの存在するデータ領域の番
号を設定するレジスタである。カウンタ601は信号I
DX FLMでクリアされ、サーボフレームの始まりの
検出信号SV MKをカウントすることにより、データ
領域の番号を示す。カウンタ601のQ出力とレジスタ
79の値が一致すると比較器602の出力はハイレベル
Hになる。一方、レジスタ80の値とデータ領域カウン
ト部100からの信号CNT DATFが一致すると、
比較器603が信号を出力する。比較器603の出力は
比較器602がハイレベルHの間だけAND回路604
によりOR回路605に出力される。JK−F/F60
6はレジスタ80を設定したストローブ信号SCTP
SETによりセットされ、OR回路605の出力でリセ
ットされることにより、ゾーンを移動していることを示
す信号ZONE CHGを生成する。
【0044】ここで、インデックスパルスを検出したい
ときは、レジスタ79または80に実際の動作ではあり
得ない値を設定して、AND回路604が出力しないよ
うにすれば、インデックスパルス発生部300が信号I
DX DETを検出した時点からセクタが確定する。ま
た、JK−F/F606をリセットするために信号ID
X DETをOR回路605に入力する。
【0045】カウンタ601のQ出力はリードレジスタ
82を介してMPU8が読めるようにすることにより、
現在通過しているデータ領域の番号が認識でき、効率良
くセクタ位置を検出できる。
【0046】(7) セクタ番号サーチ部 図10にセクタ番号サーチ部700の詳細な構成例を示
す。図10において、レジスタ78はHDC7が処理を
始めたいセクタの番号から1を引いた値を設定する。レ
ジスタ78を設定したストローブ信号RPST SET
は、JK−F/F702とJK−F/F705をセット
する。JK−F/F702は、MPU8がセットするビ
ット信号RPS ENが来るとリセットされる。レジス
タ78の値と信号SCT NOが一致すると、比較器7
01は出力し、AND回路704に入力される。JK−
F/F702,703がローレベルLでなく、また信号
ZONE CHGがハイレベルHでなければ比較器70
1の出力はAND回路704を通じてJK−F/F70
5をリセットし、セクタパルス及びインデックスパルス
のマスクを解除する。
【0047】セクタのサーチ中にドライブエラーが発生
したときは、JK−F/F703がセットされることに
より、AND回路704でマスクされ、目標セクタの検
出を一時中止できる。これはレジスタ78を再度設定す
ることにより解除される。ここで、以上のように構成さ
れた装置のゾーン内の動作について図11を用いて説明
する。
【0048】図11(a) はディスクトラックの領域を示
すものであり、Gはギャップを示している。データはデ
ータ領域において読み書きされ、サーボスプリットには
サーボ情報が書き込まれている。図11(b) はサーボフ
レーム終了信号SV ENDの波形を示すものであり、
この信号SV ENDは各サーボフレームの終わりにサ
ーボデコーダから出力される。図4で説明したデータ領
域カウンタ101はこの信号SV ENDからロード値
よりシンセクロックをカウントを始め、キャリーを出す
とロード状態になり、レジスタ74の値をロードする。
次の信号SVENDが来るとデータ領域カウンタ101
は再びカウントを始める。
【0049】図11(c) はデータ領域カウンタ101の
カウント値信号CNT DATFを示すものである。0
番のサーボフレームにはインデックスパターンが有り、
サーボデコーダ4はそのインデックスパターンを検出す
ることによりインデックスコード検出信号IDX FL
Mを図6で説明したインデックスパルス発生部300に
出力する。インデックスパルス発生部300のJK−F
/F302は信号IDX FLMによりAND回路30
3のマスクを解除し、データ領域カウント部100のデ
ータ領域カウンタ101からのカウント値信号CNT
DATFとレジスタ71からの値を比較器301で比較
し、両者が一致するとインデックスパルスIDX PL
Sを発生する。
【0050】図11(d) はセクタ長カウント部200の
セクタ長カウンタ205の出力を示すものである。セク
タ長カウンタ205はインデックスパルス発生部300
からの信号IDX DETによりレジスタ73をロード
して次のシンセクロックよりカウントを始める。キャリ
ーが出るとセクタパルス発生部400に出力し、セクタ
パルス発生部400から入力される信号SCT DET
によりレジスタ72の値をロードして再びカウントを始
める。
【0051】図11(e) はインデックスパルスIDX
PLSとセクタパルスSCT PLSの波形を示す波形
図である。セクタパルスSCT PLSはセクタ長カウ
ンタ205がセクタ長をカウントして、例えば、セクタ
長mをカウントアウトした時点で出すキャリーによって
出力される。インデックスパルスIDX PLSはこの
セクタパルスの特定の1つである。図11(f) はセクタ
番号カウンタの出力波形であり、セクタ番号カウンタは
セクタバルスの数をカウントしてセクタ番号を1つずつ
増やし、インデックスパルスでカウント数をクリアす
る。
【0052】一方、セクタがサーボ領域によって分割さ
れる場合は、セクタ長カウンタ205がキャリーまでカ
ウントする途中で、データ領域カウンタ101がキャリ
ー(CO)を出し、このキャリーによってセクタ長カウ
ンタ205はカウントをストップする。図11(h) にセ
クタ長カウンタ205がそのカウントをストップした状
態を示す。もし、セクタ長カウンタ205がそのカウン
トをストップしなければ、図11(i) に点線で示す位置
(サーボ領域に重なる部分)においてセクタバルスSC
T PLSが出力されてしまう。
【0053】ストップした時点のカウント値にレジスタ
73の値を加算器206により加算し、マルチプレクサ
202へ出力する。マルチプレクサ202はサーボフレ
ーム終了信号SV ENDが来たときは加算器206の
値を選択し、セクタ長カウンタ205に出力する。従っ
て、セクタ長カウンタ205はサーボフレームを過ぎた
後はレジスタ73の値を足したカウントを行う。この動
作により、サーボフレームがデータの途中に入ったこと
により生じたPADやPLLを見込んだセクタパルスを
発生することができる。レジスタ73の値がyであると
すると、サーボフレームがデータの途中に入った場合の
セクタ長は図11(d) に示すようにm+yとなる。
【0054】次に、データ領域の最後部で図24のa部
に満たないセクタのセクタパルスを消去して、サーボフ
レームの後にセクタパルスを発生させる動作を詳細に説
明する。図4のデータ領域カウント部100のデータ領
域カウンタ101とレジスタ74の値が一致すると、比
較器103が出力し、JK−F/F104をセットして
セクタパルス禁止信号INH SCT PLSをハイレ
ベルHにする。この信号INH SCT PLSの変化
を図11(g) に示す。信号INH SCT PLSがハ
イレベルHのときにセクタ長カウンタ205のキャリー
が出力された場合は、AND回路207を通して信号S
CT DET NGをセクタパルス発生部400に送
る。セクタパルス発生部400は信号SCT PLS
OKが来ないため、その時点でセクタパルスを発生しな
い。信号INH SCT PLSはサーボフレーム終了
信号SV ENDが来るとリセットされる。信号SCT
DET NGによりセクタパルス発生部400のマル
チプレクサ403は信号IDX POSの出力を選択す
る。サーボフレームの終了後、信号IDX POSが出
力されるとセクタパルス発生部400はセクタパルスS
CT PLSを発生する。
【0055】ここで、ゾーンを変更するときの動作を図
12をもとに説明する。図12において、(a) はデータ
領域カウンタ101の出力波形、(b) はセクタパルス波
形、(c) は信号TARG CHGの変化を示す波形、
(d) は信号DATF NO DETの変化を示す波形、
(e) は信号SCT DET ZN CHGの変化を示す
波形、(f) は信号ZONE CHGの波形、(g) は信号
*LD SCTNの波形、(h) はセクタ番号カウンタ5
01のカウント値、(i) はレジスタ78の値を示してい
る。
【0056】まず、レジスタ78に目標のセクタの番号
を設定すると、セクタ番号サーチ部700から出力され
る信号TARG CHGがハイレベルHになり、セクタ
パルスSCT PLSとインデックスパルスIDX P
LSをマスクする。ゾーンを移動すると、データ領域の
カウント数と最大セクタ番号が変わる。また、データ領
域のカウント数が変わるためインデックスパルスの位置
カウントも変わる。よって、レジスタ78を設定した後
にレジスタ74,71,77をセットする。次に、MP
U8はドライブ6にシーク命令を出した後、シンセクロ
ックを移動先の周波数に変更する。
【0057】その後、ゾーン移動後のセクタ位置を確立
するために、レジスタ80,76,79をセットする。
レジスタ79をセットした時点で信号ZONE CHG
はハイレベルHになるため、セクタ長カウンタ205は
ロード状態のままストップする。次に信号RPST E
Nをセットして、目標セクタの検出をイネーブルする。
レジスタ80にセットしたデータ領域が来ると、信号D
ATF NO DETがハイレベルHになる。
【0058】この後、データ領域カウント値とレジスタ
79の値が一致した時点で信号SCT DET ZN
CHGが出力され、信号ZONE CHGがローレベル
Lになる。信号ZONE CHGがローレベルLになる
とセクタ長カウンタ205が動作を始める。セクタ番号
カウンタ501はレジスタ76がセットされた時点で信
号*LD SCTNがローレベルLになり、レジスタ7
6の値をロードしたままストップする。信号SCT D
ET ZN CHGが検出された後、信号SCT RS
Tにより信号*LD SCTNがハイレベルHになって
ロード状態を解除し、次のセクタよりカウントアップを
開始する。信号ZONE CHGがローレベルLになっ
た時点から、セクタ番号カウンタ501とレジスタ78
の比較を開始し、一致すると信号TARG CHGがロ
ーレベルLになり、次のセクタのパルスから出力を始め
る。従ってレジスタ78に設定する値は、HDC7がア
クセスしようとするセクタ番号から1を引いた値を設定
する。
【0059】以上、ゾーンを変更するときについて述べ
たが、ゾーン内でのセクタパルスの検出は、レジスタ7
8と信号RPST ENのセットだけで良い。図13は
本発明のセクタ制御装置の第2の実施例の構成を示すブ
ロック図であり、図3で説明した第1の実施例と同じ構
成部材には同じ符号を付してある。また、図14は図1
3のターゲットセクタサーチ部800の詳細な構成を示
す図、図15はゾーンを移動したときの動作チャートを
示す。
【0060】図13において8は磁気ディスクインター
フェース全体を制御するMPUで、71〜80の任意の
レジスタに値を設定でき、リードレジスタ81,82の
値をリードできる。7はハードディスク・コントローラ
(HDC)である。ここで、データ領域カウント部10
0、インデックスパルス発生部300はそれぞれ第1の
実施例と同一である。セクタ長カウント部200では、
OR回路201に入っている信号ZONE CHGが信
号TARG CHGに変更されただけである。セクタパ
ルス発生器400では、OA回路401に入っている信
号SCT DET ZN CHGが信号SCT DET
TARG CHGに変更されただけである。セクタ番
号カウント部500では、JK−F/F503に入って
いる信号SCTN SETが信号TARG SETに変
更されただけである。従って、データ領域カウント部1
00、セクタ長カウント部200、インデックスパルス
発生部300、セクタパルス発生器400、セクタ番号
カウント部500の詳細説明は省略する。
【0061】また、第1の実施例のセクタ番号サーチ部
700に相当する部分は第2の実施例にはなく、ターゲ
ットセクタサーチ部800が、ゾーンチェンジ制御部6
00とセクサ番号サーチ部700を兼ねた働きをする。
図14はターゲットセクタサーチ部800の詳細を示す
ものである。図14において、79はゾーン移動後にセ
クタ位置を確立するためにセクタ位置のカウント値を設
定するレジスタ、80は検出するセクタの存在するデー
タ領域の番号を設定するレジスタである。カウンタ80
1は信号IDX FLMでクリアされ、信号SV MK
をカウントすることにより、データ領域の番号を示す。
カウンタ801のQ出力とレジスタ80の値が一致する
と比較器802の出力はハイレベルHになる。一方、レ
ジスタ79の値とデータ領域カウント部100からの信
号CNT DATFが一致すると、比較器804が出力
する。また、JK−F/F803はレジスタ80のスト
ローブ信号TARG SETによりセットされ、レジス
タ76(図13参照)のストローブ信号RPST SE
Tによりリセットされる。よってJK−F/F803の
出力はレジスタ79がセットされてからレジスタ76が
セットされるまでの間、ローレベルLであり、AND回
路806の出力をマスクする。JK−F/F807は信
号TARG SETによりセットされ、出力信号TAR
G CHGはハイレベルHになる。比較器802,JK
−F/F803,およびJK−F/F805の出力が全
てハイレベルHであれば、比較器804の出力はAND
回路806を通してJK−F/F807をリセットし、
出力信号TARG CHGはローレベルLになる。
【0062】セクタのサーチ中にドライブエラーが発生
したときは、JK−F/F805がセットされることに
より、AND回路806の出力をマスクし、目標セクタ
の検出を一時中止できる。これはレジスタ79を再度設
定することにより解除される。次に、ゾーンを変更する
ときの第2の実施例の動作を図15をもとに説明する。
図15において、(a) はデータ領域カウンタ101の出
力波形、(b) はセクタパルス波形、(c) は信号*COM
P INHの変化を示す波形、(d) は信号DATF N
O DETの変化を示す波形、(e) は信号SCT DE
T TARGCHGの変化を示す波形、(f) は信号TA
RG CHGの波形、(g) はセクタ番号カウンタ501
のカウント値を示している。
【0063】まず、レジスタ79に目標セクタカウント
値を設定すると、信号TARG CHGがハイレベルH
になり、セクタパルスとインデックスパルスをマスク
し、セクタ長カウンタ205(図5参照)をロード状態
にする。また、信号*COMPINHがローレベルLに
なり、信号SCT DET TARG CHGの検出を
マスクする。第1の実施例で述べたように、ゾーンを移
動すると、データ領域のカウント数と最大セクタ番号が
変わる。また、データ領域のカウント数が変わるためイ
ンデックスパルスの位置カウントも変わる。よって、レ
ジスタ79を設定した後にレジスタ74,71,77を
セットする。次に、目標セクタの属するデータ領域番号
をレジスタ80にセットする。MPU8はドライブ6に
シーク命令を出した後、シンセクロックを移動先の周波
数に変更する。その後、目標セクタ番号をレジスタ76
に設定する。レジスタ76のセットにより、信号*CO
MP INHがハイレベルHになり、信号SCT DE
T TARG CHGの検出のマスクを解除する。ま
た、信号*LD SCTNがローレベルLになり、セク
タ番号カウンタ501(図8参照)をロード状態にし、
レジスタ76の値をロードする。レジスタ80にセット
したデータ領域が来ると、信号DATF NODETが
ハイレベルHになる。この後、データ領域カウンタ10
1のカウント値とレジスタ79の値が一致した時点で信
号SCT DET TARG CHGが出力され、信号
TARG CHGがハイレベルHになり、セクタパルス
とインデックスパルスのマスクを解除する。信号SCT
DET TARG CHGはセクタパルス発生部40
0に送られ、セクタパルスSCT PLSとしてHDC
7に出力される。また、信号TARG CHGがハイレ
ベルHになるとセクタ長カウンタ205が動作を始め、
以降のセクタパルスの検出を行う。セクタパルス発生部
400が信号SCT RSTを出力すると信号*LD
SCTNがハイレベルHになり、セクタ番号カウンタ5
01のロードが解除され、次のセクタ以降をカウントす
る。
【0064】以上、ゾーンを変更するときについて述べ
たが、ゾーン内でのセクタパルスの検出は、レジスタ7
9,80,及び76のセットだけで良い。ところで、前
述の実施例では、一般のHDCはデータ部とECC部の
後ろに続くパッド部においてサーボスプリットが入れら
れないことを説明したが、実際にはECC部でも分割が
できないものが多い。この場合、図16に符号aaで示
すECC部またはパッド部にサーボスプリットによる分
割位置が来る場合は、その前のデータ部で分割を行わな
ければならない。従って、セクタパルスの物理的な長さ
が分割を通常より前に入れる分だけ長くなる。前述の実
施例では、セクタの途中でサーボフレームが来ると、カ
ウンタのカウントを止め、そのカウント値にECC部お
よびパッド部を含む補正分のカウント値を加える方式で
あった。
【0065】この方式では分割位置が前にずれる、ずれ
ないに関わらず、補正分のカウント値は一定であるた
め、1トラック当たり、サーボスプリット数×補正分は
デッドゾーンになり、容量を捨てていることになる。こ
れは、今後ECC部が増加すると無視出来ないことにな
る。そこで、この第3の実施例では、サーボスプリット
がECC部+パッド部に掛かるかどうかを制御回路側で
判断し、分割する位置によってセクタパルス長を変化さ
せるようにした。前述の実施例において、ロードされた
サーボフレームから次のサーボフレームの手前までをカ
ウントし、キャリーを出すデータ領域長カウンタと、ロ
ードされたセクタ長をカウントしてキャリーを出し、再
ロードして繰り返しカウントするセクタ長カウントを持
つことを説明した。ECC部+パッド部がサーボスプリ
ットに掛かるかどうかの判断は、セクタ長カウンタがE
CC部の手前までカウントした時に、データ領域長カウ
ンタの値と比較を行ない、ECC部+パッド部が入るか
どうかの判断をすることによって行うことができる。
【0066】これを図17を用いて具体的に説明する。
図17(a) はデータ領域カウンタの出力波形、(b) はラ
ッチ信号波形、(c) はセクタ長カウンタの出力波形、
(d) はデータトラックを示している。データ領域の後端
からECC部+パッド部とが入る境界のカウント値をp
とし、カウンタがpをカウントしたことを検出し、ラッ
チ信号を作る。その一方、ECC部+パッド部+マージ
ンのカウント長をqとし、セクタ長カウンタがqをカウ
ントしたことを検出し、先のラッチ信号との論理積をと
る。qを検出したときにpがラッチされていれば、それ
はECC部+パッド部がサーボスプリットまで入らない
ことを示すので、直ちにデータの分割を行ない、サーボ
フレームの後に残りのデータをECC部+パッド部をス
リップさせる必要がある。(データ自体の分割はID部
に書いてある分割情報をもとにHDCが自動的の行う。
ID部の分割情報はディスクのフォーマット時に、フォ
ーマット制御ファームが計算して書き込む。) 従って、スリップさせた長さだけ次のセクタパルスを後
ろにずらす必要がある。そこで、qの検出時とpのラッ
チ信号の論理積がとれた場合は、セクタ長カウンタを止
め、サーボフレーム中でギャップ分を補正し、サーボフ
レームが通過した後にカウントを再開すれば、スリップ
させた長さで補正できる。
【0067】この第3の実施例が前述の第1、第2の実
施例と異なるのは、図18に示すデータ領域カウント部
100′と図19に示すセクタ長カウント部200′の
構成のみである。従って、この実施例ではデータ領域カ
ウント部100′とセクタ長カウント部200′におけ
る従来と同じ構成部材については同じ符号を付して説明
する。
【0068】・データ領域カウント部 図18に示すデータ領域カウント部100′が図4のデ
ータ領域カウント部100と異なる部分は、レジスタ8
3、比較器106、及びJK−F/F107を加えた点
のみである。レジスタ83にはデータ領域の後部にEC
C部+パッド部にマージンを加えた長さが入るようなカ
ウント値をMPU8から設定する。比較器106におい
てカウンタ101のQ出力値とレジスタ83の一致がと
れるとJK−F/F107はラッチし、信号IMMD
SPLT WINDを出力する。そして、次のサーボフ
レームが来て信号SV ENDが入力されるとJK−F
/F107はリセットされる。
【0069】・セクタ長カウント部 図19に示すセクタ長カウント部200′が図5のセク
タ長カウント部200と異なる部分は、レジスタ84、
比較器209、及びAND回路210を加えた点のみで
ある。レジスタ84にはセクタの後部にECC部+パッ
ド部にマージンを加えた長さが入るようなカウント値を
MPU8より設定する。比較器209においてカウンタ
205のQ出力値とレジスタ84の一致がとれると、比
較器209はクロック分出力する。比較器209の出力
とデータ領域カウント部100′のJK−F/F107
の出力IMMD SPLT WINDとのAND条件が
AND回路210でとれれば、AND回路210は信号
IMMD SCT SPLTを出力する。この信号IM
MD SCT SPLTはOR回路203に入力された
時はJK−F/F204の出力がローレベルLになり、
カウンタ205はカウントをストップする。このストッ
プした時点のカウンタの値は信号DATFENDでスト
ップした場合のカウント値より先にストップした分だけ
小さいので、信号SV ENDでカウントを再開した
後、次のセクタパルスを出すタイミングがそれだけ後ろ
にずれる。
【0070】このようにして、サーボスプリットの後に
スリップさせた分だけ、次のセクタパルスを遅らせるこ
とにより、セクタ長を補正する。この実施例により、E
CC部+パッド部でサーボスプリットが入れられないH
DCを使用する時に、ECC部+パッド部にサーボスプ
リットが入りそうな時は、その前のデータ部で分割して
残りの部分をサーボスプリットの後にスリップさせるこ
とができるので、スリップさせた分だけセクタパルス間
の長さを補正することにより、無駄のないフォーマット
を実現することができる。
【0071】
【発明の効果】本発明により、MPUはサーボフレーム
の割り込みごとに1つ先のデータ領域のセクタパルス位
置のデータをレジスタ群に設定していく作業から開放さ
れるので、MPUのファームウエアが簡素化されるとい
う効果がある。また、ゾーン毎に全てのセクタに対して
位置データをテーブルに持つのではなく、データ領域の
最初のパルスの位置データだけをテーブルに持てば良い
ので、テーブルの量が少なくて済むという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンベデットサーボ方式を採用した本発明の一
実施例の磁気ディスク装置の構成を示すブロック回路図
である。
【図2】サーボフレームのフォーマット例を示す説明図
である。
【図3】本発明の磁気ディスク装置のセクタ制御装置の
第1の実施例の構成を示すブロック回路図である。
【図4】図4のデータフィールドカウント部の詳細な構
成例を示すブロック回路図である。
【図5】図4のセクタ長カウント部の詳細な構成例を示
すブロック回路図である。
【図6】図4のインデックスパルス発生部の詳細な構成
例を示すブロック回路図である。
【図7】図4のセクタパルス発生部の詳細な構成例を示
すブロック回路図である。
【図8】図4のセクタ番号カウント部の詳細な構成例を
示すブロック回路図である。
【図9】図4のゾーンチェンジ制御部の詳細な構成例を
示すブロック回路図である。
【図10】図4のセクタ番号サーチ部の詳細な構成例を
示すブロック回路図である。
【図11】本発明の第1の実施例の動作を説明する動作
説明図である。
【図12】本発明の第1の実施例のゾーンを変更したと
きの動作を説明する動作説明図である。
【図13】本発明の磁気ディスク装置のセクタ制御装置
の第2の実施例の構成を示すブロック回路図である。
【図14】図13のターゲットセクタサーチ部の詳細な
構成例を示すブロック回路図である。
【図15】本発明の第2の実施例のゾーンを変更したと
きの動作を説明する動作説明図である。
【図16】ECC部でも分割ができない場合の本発明の
第3の実施例によるデータ部の分割の方法を説明する図
である。
【図17】本発明の第3の実施例におけるデータ領域カ
ウンタの出力波形、ラッチ信号波形、セクタ長カウンタ
の出力波形、データトラックを示す説明図である。
【図18】本発明の第3の実施例におけるデータ領域カ
ウント部の構成を示すブロック回路図である。
【図19】本発明の第3の実施例におけるセクタ長カウ
ント部の構成を示すブロック回路図である。
【図20】エンベデッドサーボ方式を採用した磁気ディ
スクのセクタフォーマットの一例を説明するディスクの
要部平面図である。
【図21】図20の各ゾーンのセクタパルスの位置関係
を横軸を時間として示す波形図である。
【図22】エンベデッドサーボ方式を採用した磁気ディ
スクの一般的なセクタフォーマットである。
【図23】従来の磁気ディスク装置のトライブ制御部の
回路構成を示すブロック回路図である。
【図24】従来の磁気ディスク装置のトライブ制御部の
動作を説明する図である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンベデッドサーボ方式を用いた固定長
    セクタ方式の磁気ディスク装置のセクタ制御装置であっ
    て、 ゾーン毎のセクタ長を記憶するレジスタと、 このレジスタの値をロードしてセクタ長をカウントする
    セクタ長カウント手段と、 このカウント手段のカウントアウト時点でセクタパルス
    を発生するセクタパルス発生手段と、 サーボフレームが来ると前記セクタ長カウント手段のカ
    ウントを中断させるカウント中断手段と、 サーボフレーム内で前記セクタ長カウント手段のカウン
    ト値を補正するカウント値補正手段と、 サーボフレームを過ぎると前記セクタ長カウント手段に
    再びカウントを再開させるカウント再開手段と、 を備えることを特徴とする磁気ディスク装置のセクタ制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気ディスク装置のセ
    クタ制御装置であって、 前記カウント中断手段が、データ領域のカウント長が設
    定されたレジスタの値をロードした後、サーボフレーム
    の終わりからカウントを始め、次のサーボフレームの手
    前でカウントを終了して終了信号を出力し、この終了信
    号によって前記セクタパルス発生手段のカウントを止め
    るデータ領域カウント手段であることを特徴とするも
    の。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の磁気ディスク装置のセ
    クタ制御装置であって、 前記データ領域カウント手段のカウント値と、データ領
    域の末尾部分のセクタパルス禁止領域を設定するレジス
    タの値とが一致し、サーボフレーム手前に十分な長さの
    セクタが作れないときは、前記セクタパルス発生手段に
    セクタパルスを出力させず、サーボフレームの後の任意
    の位置にセクタパルスを出力させるセクタパルス出力禁
    止手段を備えることを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の磁気ディスク装置のセ
    クタ制御装置であって、 インデックスパターンを含むサーボフレームの直後にイ
    ンデックスパルスを任意の位置に出力させるインデック
    スパルス発生手段を備えるもの。
  5. 【請求項5】 前記磁気ディスク装置がZDR記録方式
    を採用している場合の請求項2に記載の磁気ディスク装
    置のセクタ制御装置であって、 通過したサーボフレームをカウントするカウント手段
    と、 このカウント手段のカウント値と比較できるレジスタ
    と、 前記データ領域カウンと手段のカウント値と比較できる
    レジスタとを備え、 ゾーン変更時に、移動先のゾーンの任意のセクタの位置
    を検出することにより、ゾーンを跨いで移動してもイン
    デックスを待たずにセクタの位置を確定することができ
    るもの。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の磁気ディスク装置のセ
    クタ制御装置であって、 セクタの数を計測するセクタ数カウント手段と、 このセクタ数カウント手段のカウント値をロードできる
    レジスタとを備え、 ゾーンを跨いで移動するときの移動先のセクタの番号を
    このレジスタにロードしておき、移動先のセクタの位置
    を検出した後にロードを解除することにより、セクタ番
    号を確定するもの。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の磁気ディスク装置のセ
    クタ制御装置であって、 ハードディスクコントローラがアクセスしようとしてい
    るセクタ直前までセクタパルス及びインデックスパルス
    を消すパルス消去手段と、 セクタ番号カウンタの値と比較する値を格納するレジス
    タと、 ヘッドがゾーンを移動している間は比較を禁止する比較
    禁止手段と、 移動先のセクタ番号が確定してから前記セクタ番号カウ
    ンタの値と前記レジスタの値の比較を開始し、目標セク
    タからセクタパルスまたはインデックスパルスを出力す
    る比較手段とを備えるもの。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の磁気ディスク装置のセ
    クタ制御装置であって、 移動先のゾーンの検出する任意のセクタを、ハードディ
    スクコントローラがアクセスしようとしているセクタと
    し、そのセクタパルスまたはインデックスパルスの位置
    を検出次第、セクタパルスまたはインデックスパルスを
    出力するもの。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載の磁気ディスク装置のセ
    クタ制御装置であって、 前記データ領域カウント手段のカウント値と、前記セク
    タ長カウント手段のカウント値とを比較することによ
    り、セクタフォーマットの後部の分割不可能部がサーボ
    フレームの手前までに入るか否かを判定する分割判定手
    段と、 分割判定手段の判定がセクタフォーマットの後部の分割
    不可能部がサーボフレームの手前までに入らないもので
    ある時に、前記セクタ長カウンタの値を変更して、サー
    ボフレームの後にセクタパルスを発生させるセクタパル
    ス発生位置変更手段とを備えるもの。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の磁気ディスク装置の
    セクタ制御装置であって、 前記データ領域カウント手段のカウント値と、レジスタ
    の設定値とを比較し、一致した時点からサーボフレーム
    の終了時点までその比較値をラッチするラッチ手段を備
    えるもの。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の磁気ディスク装置
    のセクタ制御装置であって、 前記分割判定手段が、前記セクタ長カウント手段の値と
    レジスタの設定値を比較し、一致した時点でこの値を前
    記ラッチ手段の出力値と比較し、ラッチ出力との論理積
    がとれればセクタフォーマットの後部の分割不可能部が
    サーボフレーム手前までに収まらず、論理積がとれれば
    セクタフォーマットの後部の分割不可能部がサーボフレ
    ーム手前までの収まると判定するもの。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の磁気ディスク装置
    のセクタ制御装置であって、 前記分割判定手段が、セクタフォーマットの後部の分割
    不可能部がサーボフレーム手前までに収まらないと判定
    した時には、直ちにセクタ長カウント手段のカウントを
    止めて、サーボフレームの後にカウントを再開させ、セ
    クタパルス間のカウント数を補正する補正手段を備える
    もの。
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