JPH08180193A - データ圧縮装置 - Google Patents

データ圧縮装置

Info

Publication number
JPH08180193A
JPH08180193A JP32035494A JP32035494A JPH08180193A JP H08180193 A JPH08180193 A JP H08180193A JP 32035494 A JP32035494 A JP 32035494A JP 32035494 A JP32035494 A JP 32035494A JP H08180193 A JPH08180193 A JP H08180193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
block
information
unit
input data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32035494A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Shimizu
慎一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP32035494A priority Critical patent/JPH08180193A/ja
Publication of JPH08180193A publication Critical patent/JPH08180193A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 固定ブロック単位で入力データを圧縮するこ
とができない入力データを、可変ブロック単位で圧縮で
きるようにする。 【構成】 ブロック内のデータの演算情報を計算して情
報を抽出する分割情報抽出部1と、分割情報抽出部1か
ら抽出した情報よりデータ毎にブロックを特定するブロ
ック特定部2を設け、ブロック特定部2から出力された
差分算出部4の出力によって符号化処理部5で符号化し
て圧縮データを送信部に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ圧縮装置に係り、
特に固定ブロック単位で入力データを効率よく圧縮する
ことができない入力データを、可変ブロック単位でより
高い圧縮率で圧縮できるようにするデータ圧縮装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの利用が進むにつれて大量
のデータのフアイル記録、大量のデータの通信が必要に
なった。
【0003】そこでは、繰り返し出現する冗長データや
不必要な文字に着目してデータを圧縮すれば、記録媒体
の効率的使用、伝送時間の節約などに寄与しコストダウ
ンを図ることができる。
【0004】圧縮したデータを利用する際には、再び元
に戻す、伸縮、展開および解凍などの処理が必要であ
る。このデータ圧縮装置では、画像データにテキストデ
ータに比べて格段に容量が大きくなるため、保存、伝送
の際に圧縮処理が欠かせない。
【0005】このようなデータ圧縮装置には、たとえば
特開昭60ー142024号公報に記載のデータ圧縮/
伸長方式がある。またこのデータ圧縮装置には、画質が
若干劣化し伸張しても、データが完全復元することがで
きないものの、圧縮率を極めて高くしたものがある。
【0006】このようなデータ圧縮装置としては、たと
えば特開平5ー75869号公報に記載の画像圧縮装置
がある。一方、近年では、伝送するデータの性質を利用
してデータを圧縮し、伝送効率を上げることができるデ
ータ圧縮装置の需要が急増している。
【0007】たとえば、このようなデータ圧縮装置に
は、航空機や人工衛星などに搭載したリモートセンサか
ら得た情報をもとに、地球の表面や資源などの観測、探
索などを行い、画像強調、特徴抽出、変化検出などコン
ピュータの画像処理技術により、情報をディスプレイに
視覚化して表し、環境調査などに利用したものがある。
【0008】このようなデータ圧縮装置の例としては、
スペースボーン・レーダ・リモートセンシング応用技術
(SPACEBORNE RADAR REMOTE SENSING:APPLICATIONS AND
TECHNIQUES, CHARLES ELACHI, 1988 by IEEE)の98頁
から99頁に記載されているものがある。
【0009】図5は従来のデータ圧縮装置をリモートセ
ンシング技術に適用した場合の、データ圧縮の原理を示
す図である。この図5において、例えば、縦軸が時間軸
tを示すもので、レーダエコーレベルがELを示す。
【0010】また矩形状の信号レベルが参照レベルRL
である。第nブロックは、所定の時間間隔でサンプリン
グしたときの参照レベルAnを示すものである。
【0011】一方、anmはサンプリング値を示すもので
ある。このデータ圧縮装置では、航空機や人工衛星など
に搭載したリモートセンサから得た情報をもとに、地球
の表面や資源などの観測、探索などを行い、画像強調、
特徴抽出、変化検出などコンピュータの画像処理技術に
より、たとえば情報をデイスプレイ表示することにより
視覚化し、環境調査、資源探査などに利用している。
【0012】以上のデータ圧縮装置では、たとえば地球
表面からサンプリングしたデータに基づいて画像処理を
する際に、経験によりサンプリングデータを予め最適な
ブロック長に設定していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上に
説明したデータ圧縮装置では、地球の表面や資源などの
観測、探索データのように画像情報として入力データが
取り込めず、しかもその入力データに過渡的な変化やデ
ータの長さに長短がある場合に、一定の固定ブロック毎
にデータを分割することができなくなる虞れがあった。
【0014】これは、従来のデータ圧縮装置では、たと
えば地球表面からサンプリングしたデータに基づいて画
像処理をする際に、入力データを予め最適なブロック長
に経験に基づいて設定していたため、地球の表面や資源
などの観測、探索データの過渡的な変化やデータの長さ
の長短に対してオペレータが適切にブロック長を設定す
ることができず、観測対象に対応したデータ処理ができ
なかつたためである。
【0015】そのため、従来のデータ圧縮装置では、地
球の表面や資源などの観測、探索データの過渡的な変化
に追従することができなくなり、これがひいては圧縮率
の低下を招く原因にもなっていた。
【0016】またこのデータ圧縮装置では、伝送しよう
とする総データ量が増加しているのにもかかわらず、デ
ータの伝送能力がそれに追従できないというハードウェ
アまたはソフトウェア上の問題がある。
【0017】そこで、本発明の目的は、固定ブロック単
位で入力データを効率よく圧縮することができない入力
データを、可変ブロック単位でより高い圧縮率で圧縮で
きるようにすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。 (1)第1の発明の要旨 この第1の発明は、対象とする入力データから特定の情
報を抽出する情報抽出部と、この情報抽出部から抽出し
た情報を書き込むデータ記憶部と、情報抽出部で抽出さ
れた前記入力データを分割してブロック化するととも
に、このブロック化された入力データを特定する情報を
ブロック特定情報とするブロック特定部と、このブロッ
ク特定部から出力された情報と前記データ記憶部より読
み出されたデータの差異を抽出する差分算出部と、この
差分算出部で算出されたデータを符号化する符号化処理
部を設けた。
【0019】ここで、対象とする入力データとは、航空
機や人工衛星などに搭載したリモートセンサから得た入
力データをいう。この入力データは画像情報として取り
込むことができないので、通常用いられているような入
力データを固定ブロック単位で分割するという手段を用
いることができない。
【0020】たとえば符号化処理部としては、ビット数
変換部であり、情報抽出部としては平均値・分散値算出
部である。 (2)第2の発明の要旨 この第2の発明は、ブロック特定部では、分割情報抽出
部から抽出した分割情報毎に前記入力データを分割して
ブロック化するとともに、そのブロック化された入力デ
ータを特定するための情報をブロック特定情報として出
力し、分割情報抽出部で求められた分散値が所定のしき
い値を超えるとき、入力データの分割を行う境界領域を
決めて前記入力データをブロック化する。
【0021】(3)第3の発明の要旨 この第3の発明は、差分算出部より出力されたデータ
は、入力データの分散値とデータビット数の変換をする
分散/ビット数変換テーブルを使って分散値に対応する
データビット数分のデータが丸められ、パラレル情報か
らシリアル情報に変換されて圧縮データとしてデータ送
信部に送出される。
【0022】
【作用】
(1)この第1の発明では、情報抽出部において対象と
する入力データから特定の情報を抽出し、この情報抽出
部から抽出した情報をデータ記憶部に書き込み、また情
報抽出部で抽出された入力データをブロック特定部にお
いて分割してブロック化するとともに、このブロック化
された入力データを特定する情報をブロック特定情報と
し、このブロック特定部から出力された情報とデータ記
憶部より読み出されたデータの差異を差分算出部におい
て抽出する。
【0023】以上に説明した第1の発明では、航空機や
人工衛星などに搭載したリモートセンサから得た情報の
ように画像情報として取り込むことができず、そのため
固定ブロック単位で入力データをブロック化することが
できない入力情報を、分割情報抽出部で分割情報として
抽出した後、その抽出された分割情報をブロック特定部
でブロック特定情報として入力データを可変長ブロック
単位に符号化することにより、固定ブロック単位で入力
データを効率よく圧縮することができない入力データ
を、可変ブロック単位でより高い圧縮率で圧縮できるよ
うにする。
【0024】これにより、航空機や人工衛星などに搭載
したリモートセンサから得た情報のように画像情報とし
て取り込むことができず、そのため固定ブロック単位で
入力データをブロック化することができない入力情報を
平均化、分散化などして入力データを標準サンプル化す
ることにより、たとえば入力データを可変長ブロック毎
にブロック化する。
【0025】したがって、本発明では可変ブロック化す
ることにより、より相関の高いデータの集合をブロック
として抽出できることになり、代表値がブロックの特徴
をより明確に表現することができ,さらに代表値と入力
データとの差異がより少なくなることから、より圧縮率
を向上させることができる。
【0026】(2)第2の発明のブロック特定部では、
分割情報抽出部から抽出した分割情報毎に前記入力デー
タを分割してブロック化するとともに、そのブロック化
された入力データを特定するための情報をブロック特定
情報として出力し、分割情報抽出部で求められた分散値
が所定のしきい値を超えるとき、入力データの分割を行
う境界領域を決めて前記入力データをブロック化する。
【0027】例えば、データ列の数がブロック内最小デ
ータ数を超えたときには、ブロック内最大データ数を超
えたか、あるいは分散しきい値を超えたか否かをチェッ
クすることにより、入力データの分割を行う境界領域を
決めることができる。これにより、入力データ毎に可変
長でブロック化することができるようになる。
【0028】また第2の発明では、航空機や人工衛星な
どに搭載したリモートセンサから得た情報のように画像
情報として取り込むことができない入力データにも対応
できるようにする。
【0029】(3)第3の発明において分割情報抽出部
より送出されたデータは、入力データの分散値とデータ
ビット数の変換をする分散/ビット数変換テーブルを使
って分散値に対応するデータビット数分のデータが丸め
られ、パラレル情報からシリアル情報に変換されて圧縮
データとしてデータ送信部に送出される。
【0030】これにより、データの処理を速やかに行う
ことより、時的変化の著しい入力データに対しても対応
することができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の実施例を示すブロック図である。
【0032】〔実施例の概要〕実施例では、航空機や人
工衛星などに搭載したリモートセンサから得た情報のよ
うに画像情報として取り込むことができず、そのため固
定ブロック単位で入力データをブロック化することがで
きない入力情報を、分割情報抽出部で分割情報として抽
出した後、その抽出された分割情報をブロック特定部で
ブロック特定情報として入力データを可変長ブロック単
位に符号化することにより、固定ブロック単位で入力デ
ータを効率よく圧縮することができない入力データを、
可変ブロック単位でより高い圧縮率で圧縮できるように
する。
【0033】〔実施例の内容〕図1は、このようなコン
ピュータのデータ圧縮部を示すブロック図である。この
図1において、平均値&分散算出部1には、圧縮すべき
入力画像データが入力し、その入力データの平均値、分
散値および標準偏差を計算により求める。
【0034】入力データとしては、たとえば航空機や人
工衛星などに搭載したリモートセンサから得た地球表面
の資源に関するデータなどである。この平均値&分散算
出部1では、入力データを可変ブロック化するため入力
データの演算情報を求め、この演算情報から平均化ある
いは分散化されて標準化された入力データの標準値を求
める。
【0035】またブロック特定部2では、平均値&分散
算出部1で算出した計算値が標準化された値に近いデー
タを可変長ブロック単位に分割してブロック化を行うた
め、可変長ブロックの境界領域を特定し、その結果であ
るブロック特定出力を出力する。なお、ブロック特定出
力は、たとえばデータビット数で表される。
【0036】したがって、ブロック特定部2では、入力
データによってブロック長を特定することができるの
で、入力データに迅速に対応することができるだけでな
く、ひいては圧縮率を向上することも可能になる。
【0037】またこのブロック判定部2では、ブロック
内の分散値が所定のしきい値を超えるとき、ブロック内
の分割を行ってブロックを判定する。所定のしきい値に
つき、例えば、このブロック判定部2では、データ列の
数がブロック内最小データ数を超えたとき、あるいはブ
ロック内最大データ数を超えたとき、そのデータ列が1
つのブロックであると判定し、あるいは分散しきい値を
超えたときそのデータ列が1つのブロックであると判定
する。
【0038】一方、データバッファ3には、後述する図
2に示すようにデータバッファ3aとデータバッファ3
bが設けられており、これらデータバッファ3a,3b
は、いわゆるマルチポートメモリから成る。
【0039】このデータバッファ3には、入力画像デー
タが入力し、データバッファ3aとデータバッファ3b
が設けられており、ブロック切換信号によってデータバ
ッファ3aとデータバッファ3bのいずれかに書込みの
切換えが行われる。
【0040】このデータバッファ3では、一方のバッフ
アが書き込みを行っている時に、他方のバッフアからデ
ータの読み出しを行うことにより、メモリの選択が行わ
れる。 また差分算出部4では、ブロック判定部2のブ
ロック判定出力とデータバッファ3の読み出し出力に基
づいて差分を計算する。この差分算出部4では、代表値
と入力データとの差異の抽出が行われる。
【0041】すなわち、この差分算出部4では、データ
バッファに蓄積されてきたデータを差分算出部4に入力
し、このデータとブロック判定部2のブロック判定出力
の平均値との差分を計算することにより、代表値と入力
データとの差異の抽出が行われる。
【0042】一方、ビット数変換部5では、ブロック判
定部2のブロック判定出力であるビット数と差分算出部
4の差分算出出力に基づいてデータビット数の符号に変
換を行う。
【0043】すなわち、このビット数変換部5では、後
述する分散/ビット数変換テーブルを使って分散値に対
応するビット数分のデータが丸められ、パラレル/シリ
アル変換されて圧縮データとして圧縮データ処理部(図
示省略)に送出される。
【0044】図2は図1のブロック図の具体的な回路図
である。この図2においては、図1と同一の構成につい
ては同一の符号を付し、ここでは詳しい説明を省略す
る。
【0045】図2において、ブロック判定回路2Aは、
複数の比較回路2a,2b,2c、複数の論理和回路2
d,2e,2fおよび分散/ビット数変換テーブル2g
から成る。
【0046】第1の比較回路2aでは、予め他のコンピ
ュータで設定したブロック内の最大データ数であるブロ
ック内最大データ数信号100とブロック長を示すブロ
ック長信号104を比較して比較出力102が得られ
る。
【0047】また、第2の比較回路2bでは、予め他の
コンピュータで設定したブロック内の最小データ数であ
るブロック内最小データ数信号103とブロック長を示
すブロック長信号104を比較して比較出力107が得
られる。
【0048】なお、外部コンピュータで設定したブロッ
ク内最大データ数信号 100、 ブロック内最小データ
数信号103は、ブロックの範囲が無限大にならないよ
うにするためにブロックに範囲規制を設定する信号であ
る。
【0049】さらに第3の比較回路2cでは、たとえば
予め他のコンピュータで設定した入力データの分散しき
い値105と予め分散/ビット数変換テーブル2gに設
定した分散値を比較する比較出力108が得られる。
【0050】第1の論理和回路2dでは、比較出力10
2と比較出力107との論理和出力109を出力する。
また第2の論理和回路2eでは、比較出力107と比較
出力108との論理和出力119を出力する。
【0051】さらに第3の論理和回路2fでは、論理和
出力109と論理和出力110に基づいて論理和出力1
11を出力する。この論理和回路2fの論理和出力がブ
ロック切換信号111である。
【0052】また分散/ビット数変換メモリテーブル2
gでは、画像データの分散値106からビット数信号に
変換する。この分散/ビット数変換メモリテーブル2g
のメモリテーブル出力143は、パラレル・シリアル変
換回路5aの他方の入力端子に入力する。
【0053】パラレル・シリアル変換回路5aでは、メ
モリテーブル出力143と差分算出回路4から得た差出
力142をパラレル・シリアル変換して圧縮データ14
4を出力する。
【0054】平均値&分散算出回路1Aでは、入力デー
タ120と画像データの平均値121、分散値106お
よび分散値106に基づいて算出結果130を得る。ま
たデータバッファ回路3Aでは、ブロック切換信号11
がセレクタ回路6、7を経てデータバッファ3a,3b
に入力すると、データバッファ3a,3bの切換えが行
われる。
【0055】このデータバッファ3a,3bの切換え
は、一方のデータバッフアが書き込めをしている間、他
方のデータバッフアが読み込み動作をさせるために切換
を行い連続的に動作させるためである。
【0056】一方、差分算出回路4では、データバッフ
ァ3に書き込まれたデータ141と平均値信号121と
の差を差分算出回路4で算出する。この差分算出回路4
から得た差出力結果142は、ビット数変換回路5のパ
ラレル・シリアル変換回路7の一方の入力端子に入力す
る。
【0057】パラレル・シリアル変換回路5aでは、メ
モリテーブル出力143と差分算出回路4から得た差出
力結果142に基づいて圧縮データ144を出力する。 (実施例の動作)図3のタイミングチャートと図4のフ
ローチャートに基づいて以下の動作を説明する。
【0058】なお、この動作説明においては、図2の回
路図を参照して説明する。平均値/分散値算出回路1A
では、入力データ列の平均値および分散値を計算し、デ
ータ列の数がブロック内最小のデータ数を超えたとき
は、ブロック内の最大データ数を超えたか、あるいは分
散しきい値をこえたか否かをチェックする。一方、入力
データは、データバッファ3a,3bのどちらかに一時
的に格納されている。
【0059】この、データバッファ3a,3bはマルチ
ポートメモリで構成されているので、データバッファ3
a,3bを同時に読み書きを可能にしている。このデー
タバッファ3a,3bの選択は、図3のタイミングチャ
ートに示すように、一方が書き込みを行っている時に、
他方からデータの読み出しを行っている。このため、読
み書きに要する時間を節約することができる。
【0060】また図3のタイミングチャートでは、デー
タバッファ3aと,データバッファ3bがブロック切換
信号によって、書き込みの切換えが行われ、直前まで蓄
積されたきたデータの読み出しが行われる。
【0061】一方、ブロック特定回路2では、入力デー
タのブロック化の判定が行われる。このブロック特定回
路2では比較回路2aと比較回路2bとの比較出力10
2、107のいずれかの出力がある時には、論理和回路
2dの論理和出力109が出力する。
【0062】また比較回路2bと比較回路2cとの比較
出力107、108のいずれかの出力がある時には、論
理和回路2eの論理和出力110が出力する。さらに、
論理和回路2d,2eのいずれかの論理和出力109、
110が論理和回路2fに入力したとき、ブロック切換
信号111を出力する。
【0063】したがって、ブロック特定回路2Aでは、
ブロック切換信号を出力するとき、データバッファの切
換が行われ、データバッファ回路3Aに予め蓄積してお
いたデータが差分算出回路4Aに出力され、平均値との
差が計算される。
【0064】このため、差分算出回路4Aでは、代表値
との差異の抽出が行われることになる。このようにして
差分算出回路4Aでは、平均値とデータバッファ回路3
Aにあらかじめ記憶されたデータとの比較を行い、この
比較結果が分散/ビット数変換メモリテーブル2gを使
って、分散値に対応するビット数分のデータに丸められ
た後、パラレル/シリアル変換され、圧縮データとして
圧縮データ処理部(図示省略)に送出される。
【0065】この圧縮データ処理部では、圧縮されたデ
ータを、たとえば衛星から地上へ送信するデータ送信部
などから成る。この圧縮データ処理部では、圧縮された
データを次の処理で扱い易いようにデータを加工する。
【0066】次に、第4図に示すフローチャートに基づ
いて動作を説明する。この説明においては、図2の回路
を参照する。先ず、平均値/分散値算出回路1Aでは入
力データの平均値/分散値を算出する(ST1)。
【0067】このとき、ほぼ同時に入力データをデータ
バッファ回路3に予め蓄積しておく(ST2)。平均値
/分散値算出回路1で入力データの平均値/分散値を算
出した後には、入力データのブロック化が可能であるか
否かを判断する(ST3)。
【0068】これまでの処理により入力データのブロッ
ク化が可能である場合(ST3のYesのとき)には、
ST2で予めデータバッファ回路3に蓄積しておいた入
力データとブロック平均値の差を差分算出回路4で計算
する(ST4)。
【0069】すなわち、入力データの相関を抽出した
後、代表値とその入力データとの差異を抽出する。また
これまでの処理をしたにもかかわらず入力データのブロ
ック化が不可能であるとき(ST3のNoのとき)に
は、再び入力データを取り込み、その入力データの平均
値と分散値を平均値/分散値算出回路1で入力データの
平均値/分散値を算出する処理を繰り返し行う。
【0070】一方、データバッファ回路3に蓄積してお
いた入力データとブロック平均値の比較を差分算出回路
4でする(ST5)。データバッファ回路3に蓄積して
おいた入力データとブロック平均値の比較を差分算出回
路4でおこなった後には、分散とビット数に対応した分
散/ビット数変換メモリテーブル2gにより、符号化を
行い差分データのコードにパラレルシリアル変換回路5
aで変換する(ST7)。
【0071】差分データのコードにパラレルシリアル変
換回路5aで変換した後には、ブロック長/平均値/ビ
ット数および圧縮データをデータ圧縮部(図示省略)に
送出する。
【0072】これにより、圧縮データ処理部では、圧縮
されたデータをたとえば、衛星から地上へデータ送信部
を経て送信することができる。以上により、本実施例の
処理を終了する。
【0073】したがって、本実施例のデータ圧縮装置で
は、可変ブロック化することにより、より相関の高いデ
ータの集合をブロックとして抽出できることになり、代
表値がブロックの特徴をより明確に表現することがで
き,さらに代表値と入力データとの差異がより少なくな
ることから、より圧縮率を向上させることができるの
で、効率的な圧縮処理を行うことができ、また伝送路を
効率的に利用することができる。
【0074】なお、本実施例では、ブロツク内最大デー
タ数、ブロック内最小データ数および分散しきい値を外
部コンピュータで設定した例について説明いたが、これ
のみに限定されないことは言うまでもなく、データ圧縮
装置の内部に設けた設定部(図示省略)でこれらを設定
することもできる。
【0075】また、本実施例では、図1の平均値&分散
算出部2、データバッファ3、差分算出部4、ビット数
変換部5についてハードウェアまたはソフトウェアによ
って処理することが可能である。
【0076】
【発明の効果】
(1)第1の発明によれば、画像情報として取り込めな
い入力データであっても入力データを可変長ブロック単
位でブロック化してデータを圧縮することにより、入力
データを圧縮することができるので、地球表面の資源情
報などを航空機あるいはサテライトから探査するときで
あっても、リモートセンサから検出された入力データを
可変長ブロック単位で符号化し、そのブロック化された
単位ごとにデータを圧縮することができ、また入力デー
タに応じた可変長ブロック単位で入力データをブロック
化することができる。
【0077】したがって、この第1の発明では、可変ブ
ロック化することにより、より相関の高いデータの集合
をブロックとして抽出できることになり、代表値がブロ
ックの特徴をより明確に表現することができ,さらに代
表値と入力データとの差異がより少なくなることから、
より圧縮率を向上させることができるので、効率的な圧
縮処理を行うことができ、また伝送路を効率的に利用す
ることができるという効果を得ることができる。
【0078】(2)第2の発明によれば、データ列の数
がブロック内最小データ数を超えたときには、ブロック
内最大データ数を超えたか、あるいは分散しきい値を超
えたか否かをチェックすることにより、入力データにお
うじてブロツク長を可変させながら設定することによ
り、時間的変化のある入力データに対しても短時間で入
力データの可変長ブロック化をすることができるので、
データ圧縮効率を向上させることができるという効果を
得ることができる。
【0079】(3)第3の発明によれば、差分算出部よ
り送出されたデータは、分散/ビット数変換テーブルを
使って分散値に対応するビット数のデータが丸められ、
パラレル/シリアル変換されて圧縮データをデータ圧縮
部に送出することにより、さまざまな画像情報として入
力できない入力データに対しても、テーブル設定により
速やかにデータの圧縮が行えるという効果も得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例の具体的な回路図である。
【図3】本発明の第1実施例のタイミングチャートを示
す図である。
【図4】本発明の第1実施例の処理を示すフローチャー
トである。
【図5】従来のデータ圧縮装置の原理を示す図である。
【符号の説明】
1 平均値&分散算出部 2 ブロック特定部 2a 比較回路 2b 比較回路 2c 比較回路 2d 論理和回路 2e 論理和回路 2f 論理和回路 2g 分散/ビット数変換テーブル 3 データバッファ 3a 第1のデータバッファ 3b 第2のデータバッファ 4 差分算出部 5 ビット数変換部 5a ビット数変換回路 6、7 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03M 9/00 B 9382−5K H04N 7/32 G06F 15/66 330 C H04N 7/137 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象とする入力データから特定の情報
    を抽出する情報抽出部と、 この情報抽出部から抽出した情報を書き込むデータ記憶
    部と、 前記情報抽出部で抽出された前記入力データを分割して
    ブロック化するとともに、このブロック化された入力デ
    ータを特定する情報をブロック特定情報とするブロック
    特定部と、 このブロック特定部から出力された情報と前記データ記
    憶部より読み出されたデータの差異を抽出する差分算出
    部と、 この差分算出部で算出されたデータを符号化する符号化
    処理部を設けた、データ圧縮装置。
  2. 【請求項2】 前記ブロック特定部では、分割情報抽
    出部から抽出した分割情報毎に前記入力データを分割し
    てブロック化するとともに、そのブロック化された入力
    データを特定するための情報をブロック特定情報として
    出力し、前記分割情報抽出部で求められた分散値が所定
    のしきい値を超えるとき、前記入力データの分割を行う
    境界領域を決めて前記入力データをブロック化する、 請求項1記載のデータ圧縮装置。
  3. 【請求項3】 前記差分算出部より出力されたデータ
    は、入力データの分散値とデータビット数の変換をする
    分散/ビット数変換テーブルを使って分散値に対応する
    データビット数分のデータが丸められ、パラレル情報か
    らシリアル情報に変換されて圧縮データとしてデータ送
    信部に送出される、 請求項1ないし請求項2のいずれかに記載のデータ圧縮
    装置。
JP32035494A 1994-12-22 1994-12-22 データ圧縮装置 Withdrawn JPH08180193A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32035494A JPH08180193A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 データ圧縮装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32035494A JPH08180193A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 データ圧縮装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08180193A true JPH08180193A (ja) 1996-07-12

Family

ID=18120546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32035494A Withdrawn JPH08180193A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 データ圧縮装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08180193A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011130470A (ja) * 2005-10-05 2011-06-30 Lg Electronics Inc 信号処理方法及び装置、エンコーディング及びデコーディング方法並びにそのための装置
JP2017020969A (ja) * 2015-07-14 2017-01-26 Necネットワーク・センサ株式会社 センサ装置、センサシステム及び受信データ伝送方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011130470A (ja) * 2005-10-05 2011-06-30 Lg Electronics Inc 信号処理方法及び装置、エンコーディング及びデコーディング方法並びにそのための装置
JP2017020969A (ja) * 2015-07-14 2017-01-26 Necネットワーク・センサ株式会社 センサ装置、センサシステム及び受信データ伝送方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111382867B (zh) 神经网络压缩的方法、数据处理的方法及相关装置
US7262719B2 (en) Fast data stream decoding using apriori information
US7924183B2 (en) Method and system for reducing required storage during decompression of a compressed file
US5805727A (en) Image recognition method and apparatus
JP4128238B2 (ja) 画像圧縮方法
US6717534B2 (en) Data encoding device and data decoding device
WO2010034251A1 (en) System and method for compressing and decompressing images and video
EP3889795A1 (en) Data management system, data management method, and recording medium with data management program recorded thereon
RU2093968C1 (ru) Способ кодирования-декодирования изображений и устройство для его осуществления
JP2023064241A (ja) ストレージシステム及びストレージシステムにおけるデータ処理方法
KR100411348B1 (ko) 에지 검출 방법과 장치
JPH08180193A (ja) データ圧縮装置
US20230252683A1 (en) Image processing device, image processing method, and computer-readable recording medium storing image processing program
CN111061428B (zh) 一种数据压缩的方法及装置
CN113590021B (zh) 存储***
US7342517B2 (en) Apparatus and method of binary image compression
Borusyak et al. Compression of binary graphics using context simulation
Zhao et al. Implementation of the LZMA compression algorithm on FPGA
Joseph et al. A Novel Approach of Modified Run Length Encoding Scheme for High Speed Data Communication Application
JP7024578B2 (ja) 通信装置、通信制御方法、および通信制御プログラム
JPH0251978A (ja) 画像符号化装置
US6389390B1 (en) Method of compressing and decompressing an audio signal
CN112200247B (zh) 基于多维图像映射的图像处理***及方法
KR20170057807A (ko) 데이터 압축 장치 및 방법, 데이터 복원 장치 및 방법
Maleika et al. Lossless compression method for digital terrain model of seabed shape

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305