JPH08179673A

JPH08179673A - 画像形成装置

Info

Publication number: JPH08179673A
Application number: JP6322625A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Komai; 洋駒井
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1994-12-26
Filing date: 1994-12-26
Publication date: 1996-07-12

Abstract

(57)【要約】【目的】前カバー部を開放する方向に移動させること
で係止状態を解除でき、小型で部品点数が少なく、操作
性が良好な係止機構を有する画像形成装置を提供する。【構成】前カバー部を閉じていくと、前カバー部に保
持された定着装置11に設けた位置決め部11aが係止レバ
ー300に当接し、係止レバー300を時計方向に回転移動さ
せる。さらに位置決め部11aを押し込み、係止レバー300
の角部300bを乗り越えて本体フレーム400の位置決め受
部400bと当接した後、係止レバー300により位置決め部1
1aが位置決め受部400bに押し付けられることにより、前
カバー部が本体部と係止される。また逆に前カバー部を
開く方向に移動させると、位置決め部11aは係止レバー3
00を時計方向に押して回転移動させ係止状態から解除さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、本体が分割された機体
の一方を他方に係止し、またその解除を行う係止手段を
有する画像形成装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の画像形成装置において、本体が固
定機体と可動機体とに分割されたものがあり、これらを
お互いに係止するために係止機構を持っている。可動機
体を開放するためには、まずこの係止機構を操作して係
止状態を解除し、しかる後に可動機体を移動させて開放
するという２つの動作が必要であり操作性が悪かった。
また、係止機構は実開昭63−66848号公報に記載のよう
に長い回転軸の両端に係止用の爪が設けられており、こ
れらの爪を動作させるために回転軸にユーザが操作する
ためのボタンなりレバーを設けてある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の係止機構は装置が小型化，低コスト化を図る
につれ場所をとるばかりでなく、部品点数も多いという
問題があった。

【０００４】本発明は、前記従来技術の問題を解決する
ものであり、係止状態を開放する方向に移動させること
で解除でき、小型で場所をとらず部品点数が少なく、ま
たインターロックスイッチの作動機能を持つ、操作性が
良好で、小型化，低コスト化を図った係止機構を有する
画像形成装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、本体が固定機体と可動機体とに分割され
た画像形成装置において、前記可動機体側に備えた位置
決め部と、前記固定機体側に備えた前記位置決め部を係
止する係止手段とを有し、前記可動機体を前記固定機体
に対して係止状態から開放する方向に移動させることに
より、係止手段が退避して係止状態が解除されることを
特徴とする。

【０００６】また、係止手段がインターロックスイッチ
を作動させるように構成したものである。

【０００７】

【作用】前記構成によれば、可動機体を開くための動作
で、固定機体側との係止状態が解除される。また、係止
手段によりインターロックスイッチを作動させ係止状態
を検知することができる。

【０００８】

【実施例】以下、図面を参照して実施例を詳細に説明す
る。図１は本発明の一実施例の電子写真プロセスを利用
した画像形成装置であるレーザープリンタの全体構造の
断面図を示している。

【０００９】図１において、レーザープリンタの本体ケ
ース１内にはその略中央部に感光体２が設けられ、感光
体２の周囲には帯電体３，現像装置４，転写装置５，ク
リーニング装置６等が配置されている。また、これらの
感光体２等の下方には記録紙７を収納した給紙カセット
８、給紙カセット８内の記録紙７を１枚ずつ給紙する給
紙ローラ９、給紙された記録紙７を所定のタイミングで
転写装置５側へ送り出すレジストローラ10等が設けられ
ている。さらに、感光体２の上方には、転写装置５にお
いて記録紙７へ転写された画像を定着させる定着装置11
と、定着装置11において画像定着が行われた記録紙７を
後述するスタッカ部へ排紙する排紙ローラ12等が設けら
れている。

【００１０】次に、本体ケース１の一部である本体カバ
ー１aの上面部には、画像形成が行われた記録紙７が排
紙されるスタッカ部13が形成されている。また、本体ケ
ース１内におけるスタッカ部13の下方には、金属製のケ
ース14内に収納された電装部15が設けられており、この
電装部15にはコントローラ基板16、およびコントローラ
基板16に取り付けられた各種の調整スイッチや制御ユニ
ット(図示せず)等により形成されている。さらに、本体
ケース１内におけるケース14の下方には、電源部17や電
装基板18を収納したケース19、および感光体２上へ画像
の書き込みを行う光学装置20が設けられている。

【００１１】ここで、スタッカ部13には排紙された記録
紙７の排紙方向先端部を支えるための用紙支え部21が記
録紙７の排紙方向に沿ってスライド自在に設けられてい
る。なお、この用紙支え部21は、水平部21aと垂直部21b
とにより略Ｌ字形に形成されており、本体カバー１aの
側面部には水平部21aが挿入される挿入口22が形成され
ている。

【００１２】また、図２はレーザープリンタの正面の前
カバー部を開いた状態の断面図を示している。図２に示
すように定着装置11等が保持された前カバー部(可動機
体)200が、支点50を中心に本体部(固定機体)100に対し
て回動自在となっており、前カバー部200を開き、記録
紙７の搬送路が開放されることによりジャム紙の除去が
行える。また、本体カバー１aの一部であるカバー１bが
支点１cを中心に回動するようになっており、前カバー
部200とカバー１bを開くことにより消耗品である感光体
２等が着脱可能となる。図１，図２において本体には前
カバー部200を本体部100に係止するための係止レバー
(係止手段)300が設けられている。

【００１３】次に、係止レバーの動作について説明す
る。図３は前カバー部を開いたときの係止レバーの状態
を示し、図４は前カバー部を閉じる方向かあるいは開く
方向に移動させたときの係止レバーの状態(a)，(b)を示
し、図５は本体部に前カバー部が係止されている係止レ
バーの状態を示す図である。図３，図４，図５におい
て、300は係止レバー、300aは係止レバー300の端部、30
0bは角部、301は係止レバー300の一端を押圧する板バ
ネ，コイルバネ等のバネ、302は係止レバー300を回動自
在に軸支する支点、400はレーザープリンタの本体フレ
ーム、400aは本体フレーム400の一部である突起、400b
は本体フレーム400に設けられた位置決め部11aを係止レ
バー300と共に係止する位置決め受部、500はインターロ
ックスイッチ、500aはインターロックスイッチ500のレ
バーである。

【００１４】いま、図２の前カバー部200が開いている
状態で、給紙ローラ９，現像装置４等を保持している本
体部100の本体フレーム400に設けた支点302を中心に回
動自在な係止レバー300の一端がバネ301によって押圧さ
れ反時計方向に付勢されているが、係止レバー300の端
部300aが本体フレーム400の一部に設けた突起400aに当
接することにより、所定位置より回動しすぎないように
なっている(図３参照)。

【００１５】前カバー部200を閉じていくと、前カバー
部200に保持された定着装置11に設けられた位置決め部1
1aが係止レバー300に当接し、図４(a)に示すように係止
レバー300を右側(時計方向)に回転移動させる。さらに
位置決め部11aを押し込み係止レバー300の角部300bを乗
り越え(図４(b)参照)、本体フレーム400の位置決め受部
400bと当接した後、係止レバー300により位置決め部11a
が位置決め受部400bに押し付けられることにより前カバ
ー部200が本体部100と係止される。

【００１６】また、前カバー部200を開くには、前カバ
ー部200の上方を持って開く方向に移動させると、位置
決め部11aは係止レバー300を時計方向に押して回転移動
させ係止状態から解除される。なお、この係止レバー30
0等からなる係止機構は、定着装置11のローラの長手方
向にもう１つある。これらの係止機構は記録紙７の搬送
や感光体２等の消耗品交換の邪魔にならない位置に取り
付けてあることは言うまでもない。また、前カバー部20
0を開く方向に移動させるだけで、係止解除のための新
たな操作を必要としないので、係止機構を設ける位置も
自由に選ぶことができる。

【００１７】また、本体フレーム400にはインターロッ
クスイッチ500が設けられており、図３に示す前カバー
部200が開いているときは、係止レバー300の端部300aが
インターロックスイッチ500のレバー500aから離れる
が、図５に示す前カバー部200が閉じているときは、係
止レバー300の端部300aがインターロックスイッチ500の
レバー500aを押していることになる。このインターロッ
クスイッチ500からの前カバー部200の状態信号により本
体の電源をオン／オフする等の制御が行える。

【００１８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可動機体を開くための動作により固定機体側との係止状
態が解除される係止手段により操作性がよく、係止手段
自体を小型とすることができ、また係止手段によりイン
ターロックスイッチを作動させ係止状態を検知して装置
本体を制御することができ、小型化，低コスト化が図れ
るという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における画像形成装置である
レーザープリンタの全体構造を示す断面図である。

【図２】本発明の一実施例におけるレーザープリンタの
正面の前カバー部を開いた状態を示す断面図である。

【図３】本発明の一実施例における前カバー部を開いた
ときの係止レバーの状態を示す図である。

【図４】本発明の一実施例における前カバー部を閉じる
方向かあるいは開く方向に移動させたときの係止レバー
の状態を示す図である。

【図５】本発明の一実施例における本体部に前カバー部
が係止されている係止レバーの状態を示す図である。

【符号の説明】

１…本体ケース、１a…本体カバー、１b…カバー、
１c，50，302…支点、２…感光体、３…帯電体、
４…現像装置、５…転写装置、６…クリーニング装
置、７…記録紙、８…給紙カセット、９…給紙ロ
ーラ、 10…レジストローラ、 11…定着装置、 11a
…位置決め部、 12…排紙ローラ、 13…スタッカ部、
14，19…ケース、 15…電装部、 16…コントローラ
基板、 17…電源部、 18…電装基板、 20…光学装
置、 21…用紙支え部、 21a…水平部、 21b…垂直
部、 22…挿入口、 100…本体部(固定機体)、 200…
前カバー部(可動機体)、 300…係止レバー、 300a…
端部、 300b…角部、 301…バネ、 400…本体フレー
ム、 400a…突起、 400b…位置決め受部、 500…イ
ンターロックスイッチ、 500a…レバー。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】本体が固定機体と可動機体とに分割され
た画像形成装置において、前記可動機体側に備えた位置
決め部と、前記固定機体側に備えた前記位置決め部を係
止する係止手段とを有し、前記可動機体を前記固定機体
に対して係止状態から開放する方向に移動させることに
より、係止手段が退避して係止状態が解除されることを
特徴とする画像形成装置。
【請求項２】本体が固定機体と可動機体とに分割され
た画像形成装置において、前記可動機体側に備えた位置
決め部と、前記固定機体側に備えた前記位置決め部を係
止する係止手段とを有し、係止手段がインターロックス
イッチを作動させることを特徴とする画像形成装置。