JPH081790A - 梱包用緩衝材の製造方法 - Google Patents

梱包用緩衝材の製造方法

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JPH081790A
JPH081790A JP14043994A JP14043994A JPH081790A JP H081790 A JPH081790 A JP H081790A JP 14043994 A JP14043994 A JP 14043994A JP 14043994 A JP14043994 A JP 14043994A JP H081790 A JPH081790 A JP H081790A
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hollow body
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bag body
manufacturing
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Yoshihiro Horie
吉廣 堀江
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏平シート状袋体内にガスを強制注入するこ
となく中空体部を連続的に形成し、荷造りなどに使用す
る緩衝材を製造する。 【構成】 先ず、真空吸引体3及び5の真空吸引により
偏平シート状袋体1を吸着させて袋体1の上下面を離反
させ、この状態で穿孔部15を袋体1内に突刺してガス
注入部20を形成して空気を袋体1内に自然に注入す
る。ついで真空吸引体3及び5を離反させて袋体1をさ
らに拡張させた後、拡張した袋体1の一箇所を横断シー
ラ4及び縦断シーラ6により加熱圧接して、偏平シート
状袋体移送方向に対して横断方向及び縦断方向に線状溶
着部21,28を形成し、溶着部21,28間に中空体
部T,Tを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、梱包用緩衝材の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、梱包用の緩衝材としては、一般
に、木毛製や発泡スチロール製の成形体のような軽量で
はあるが体積の大きなものが使用されていた。しかし、
これらの緩衝材は、開梱後の処分が面倒であるため、最
近ではプラスチックフィルム製の中空体部連続形成体が
多く使用されるようになって来た。
【0003】このプラスチックフィルム製の中空体部連
続形成体の製造方法としては、例えば実公昭61−19
102号公報に開示されているように、プラスチックフ
ィルム製の偏平シート状袋体内に空気を強制注入して円
筒状とした後、円筒状袋体を所定間隔毎に交互に水平及
び垂直対向面どうしを溶着し、三角錐状の中空体部を連
続形成する方法がよく知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
上記のような中空体部連続形成体の製造方法では、一枚
のシートを超音波シーラにより袋状にするため、この内
部の温度が上昇し、中空体製造のために注入された気体
も膨張してしまい、常温に戻ると中空体の体積が萎縮
し、十分な緩衝効果を得ることができないといった問題
点があった。
【0005】この問題に対し、予め冷却された空気を注
入して注入空気の体積減少による中空体部の萎縮を防
ぎ、十分な緩衝効果を得ることができるようにした製造
方法が提案された(特開昭61−24428号)。とこ
ろがこの製造方法では、空気冷却のために超低温発生器
等を使用する必要があり、製造装置全体が大型化し、極
めて高価となり、ひいては緩衝材の製造コストが高くな
ってしまうといった問題があった。
【0006】また一方、従来の製造方法においては、筒
状にするための型工程、超音波シール工程、気体の注入
工程など複雑で、装置全体が大型化するという問題点も
あった。
【0007】さらにまた、空気が注入された緩衝材は、
在庫時や輸送時のスペース効率が悪く、コスト高となっ
てしまうという問題もあった。
【0008】本発明は、かかる従来の技術における問題
点に鑑みてなされたものであり、製造装置を大型化する
ことなく、それでいて生産コストを低く押さえることが
でき、しかも安価かつ十分な緩衝効果を発揮し得る緩衝
材を製造することができる緩衝材の製造方法を提供せん
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の緩衝材の製造方法は、偏平状袋体を移送す
る過程でガスを注入して中空体部を連続形成する梱包用
緩衝材の製造方法において、偏平状袋体を真空吸引力に
より拡張し、この拡張状袋体にガス注入部を形成してガ
スを注入し、拡張状袋体を移送方向所定間隔毎に溶着し
て中空体部を連続形成することを特徴とするものであ
る。
【0010】この偏平状袋体を真空吸引力により拡張す
る手段としては、例えば開閉する一対の真空吸引体によ
り偏平状袋体を拡張することができる。
【0011】また、上記拡張状袋体内にガスを注入する
には、強制的にガス注入部より拡張状袋体内にガスを注
入してもよいし、内外の圧力差により自然にガス注入部
より拡張状袋体内にガスを注入してもよい。
【0012】また、拡張状袋体を移送方向所定間隔毎に
横断方向又は縦断方向に溶着すれば、中空体部を連続形
成することができ、このとき、ガス注入部の移送方向前
後両側を横断方向又は縦断方向に溶着して中空体部を連
続形成すれば、ガス注入部からガス漏れすることを確実
かつ容易に防ぐことができる。
【0013】さらに、上記溶着により中空体部を形成し
た後、該中空体部の略々中間部をさらに横断方向又は縦
断方向に溶着して中空体部を二分割すれば、中空体の体
積を増加させることができ、緩衝効果を一層高くするこ
とができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の梱包用緩衝材の製造方法につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の中空体部の製造方法に使
用する装置全体の構成を示したものである。図1におい
て、1は長尺の偏平シート状袋体であり、ロール状に巻
かれた偏平シート状袋体1は引出ローラ2により挟持さ
れて引き出された後、順に鉛直方向に開閉動する真空吸
引体3間、同じく鉛直方向に開閉動する横断シーラ4
間、真空吸引体5間、水平方向に開閉動する縦断シーラ
6間に移送され、そして最終的に搬出ローラ7により次
工程へ搬送されるようになっている。
【0016】偏平シート状袋体1は、吸引性及び引張強
さ等を考慮すると、膜厚10〜100μm程度、好まし
くは10〜40μm程度、特には約30μm程度である
のが好ましく、材質としてはポリエチレン、ポリプロピ
レンであるのが好ましい。
【0017】引出ローラ2は、一対の上下ローラ2a,
2bからなる。偏平シート状袋体1を挟持する際に、袋
体1内の挟持面よりも移送方向側内に注入されたガスが
移送方向反対側内に漏れないように上下から偏平シート
状袋体1を押圧し、当該袋体1の対向面を密着させなが
ら送り出せるように設定されているのが好ましい。
【0018】真空吸引体3は、偏平シート状袋体1の移
送方向に対して略々直交方向に開閉する一対の上方吸引
体3a,下方吸引体3bからなり、両者の構造は、とも
に図2に示す如く、吸引体3内部をバキュームポンプに
連通すると共に対向する吸着面3cに吸引部3dを穿設
し、バキュームポンプの真空吸引力により吸引部3dか
ら吸引体3内部に外気を吸引して吸着面3cに偏平シー
ト状袋体1を吸着させるようになっている。尚、ここで
いう真空とは、大気圧以下の圧力である。
【0019】横断シーラ4は、垂直方向に開閉動する上
部ブロック9と下部ブロック10とからなり、上記真空
吸引体3の移送方向後部に設置されている。
【0020】上部ブロック9は、図3(A)に示すよう
に、下端部をやや先細に形成し、下端部の中央に溝11
を形成すると共にその両側縁部を当接部12,12と
し、さらに側面に孔13を設け、この孔13からヒータ
14を上部ブロック9内部に挿入して当接部12,12
を高温に加熱するようになっている。また、溝11の中
央部には、図3(A)(B)に示すように、先端を鋭利
な刃物状に形成された穿孔部15が、上部ブロック9の
下端面から10〜15mm程度下方突出するように、長
さ方向に適宜間隔を置いて配設されている。
【0021】一方、下部ブロック10は、図3(C)に
示すように、上端部を上記上部ブロック9の下端部と対
応してやや先細に形成し、上端部の中央に溝16を形成
すると共にその両側縁部を上記当接部12,12に対応
する当接部17,17とし、さらに側面に孔18を設
け、この孔18からヒータ19を下部ブロック10内部
に挿入して当接部17,17を高温に加熱するようにな
っている。
【0022】横断シーラ4はこのように構成されている
ので、図4(A)に示すように、上部ブロック9及び下
部ブロック10を互いに偏平シート状袋体1に接近さ
せ、穿孔部15を偏平シート状袋体1に突刺させてガス
注入部20,20・・を形成すれば、これらガス注入部
20から偏平シート状袋体1内に空気を注入させること
ができる。また、図4(B)に示すように、当接部1
2,12及び17,17をともに加熱し、上部ブロック
9,下部ブロック10間に偏平シート状袋体1を挟み上
下から押圧すれば、偏平シート状袋体1の対向面どうし
を溶着することができる。図5は、ガス注入部20の偏
平シート状袋体1移送方向前後両側に溶着部21,21
をそれぞれ幅方向に形成した状態を示したものである。
【0023】尚、上部ブロック9,下部ブロック10間
に偏平シート状袋体1を挟挿する際、穿孔部15を引き
上げるようにして、溶着部形成時には穿孔部15が偏平
シート状袋体1に突刺しないようにしてもよい。
【0024】真空吸引体5は、上記真空吸引体3と同様
に構成されており、偏平シート状袋体1の移送方向に対
して略々直交方向に開閉する一対の上方吸引体5aと下
方吸引体5bとからなり、上記真空吸引体3と同様、吸
引体5内部をバキュームポンプに連通すると共に対向す
る吸着面に吸引部を穿設し、バキュームポンプの真空吸
引力により、吸引部から吸引体内部に外気を吸引し、吸
着面に偏平シート状袋体1を吸着させるようになってい
る。
【0025】縦断シーラ6は、水平方向に開閉動する右
ブロック22と左ブロック23とから構成され、水平方
向に開閉する点と穿孔部15がない点を除けば、上記横
断シーラ4と同様に構成されている。
【0026】搬出ローラ7は、図6に示すように、表層
部を適当な柔軟部材とした4つのローラ24,25,2
6,27からなり、隣接するローラ同士は互いにその軸
24a,25a,26a,27aを直交状態としかつ矢
印方向にそれぞれ開閉動するようになっており、ローラ
24,25,26及び27によって囲まれた内方部を略
々矩形柱状の移送移送路とすれば連続的に形成される中
空体部を破壊せずかつスムーズに排出することができる
ようになっている。
【0027】上記各装置、すなわち真空吸引体3,横断
シーラ4,真空吸引体5,縦断シーラ6の配置に関して
は、少なくとも横断シーラ4,縦断シーラ6間の距離が
最終的に製造される中空体部の移送方向幅の奇数倍とな
るように配置されている。
【0028】次に、本発明における梱包用緩衝材の製造
工程について説明する。
【0029】各装置の配置は、最終的に製造する中空体
部Tの移送方向幅Hに対して、引出ローラ2・真空吸引
体3中央部間、真空吸引体3中央部・横断シーラ4間、
横断シーラ4・真空吸引体5中央部間の距離をそれぞれ
幅Hとし、真空吸引体5中央部・縦断シーラ6間、縦断
シーラ6・搬出ローラ7間の距離をそれぞれ幅2Hと
し、横断シーラ4,縦断シーラ6間の距離を幅3Hとし
てある。また、偏平シート状袋体1の移送は、一回の移
送につき幅2Hだけ移動するように設定してある。
【0030】先ず、本発明の中空体部の製造方法を工程
順に説明する。
【0031】第一工程は、偏平シート状袋体1を吸引し
離反させる工程である。偏平シート状袋体1をガイドロ
ーラ2により挟持後送り出し、真空吸引体3間,真空吸
引体5間に移送し、真空吸引体3及び5により真空吸引
して、図7(A)に示すように、偏平シート状袋体1の
上下面をそれぞれ吸着面3cに吸着させて離反させ、袋
体1を拡張させる。
【0032】第二工程は、偏平シート状袋体1内に空気
を注入する工程である。第一工程で、偏平シート状袋体
1を拡張させてはいるが、偏平シート状袋体1内には空
気がほとんどないために大気圧より袋体の内圧が低下し
ているので、真空吸引力のない状態では萎縮してしま
う。そこで、第一工程で拡張させた偏平シート状袋体1
に対して、横断シーラ4の上部ブロック9と下部ブロッ
ク10とを同時に接近させ、図7(B)に示すように、
穿孔部15を偏平シート状袋体1に突刺させて偏平シー
ト状袋体1内に挿入する。ついで、上部ブロック9及び
下部ブロック10を開動させて穿孔部15を袋体1から
引き抜き、袋体1にガス注入部20を設け、このガス注
入部20から偏平シート状袋体1内に内外気圧差により
空気を自然に注入させる。そして、図7(C)に示すよ
うに、袋体1を吸引させたまま真空吸引体3及び5を同
時に離反させ、偏平シート状袋体1をさらに拡張させ
る。
【0033】第三工程は、偏平シート状袋体1を溶着す
る工程である。上部ブロック9及び下部ブロック10を
再び互いに接近させて、図7(D)に示すように、加熱
した当接部12、12及び同じく加熱した当接部17、
17とで偏平シート状袋体1を挟み、偏平シート状袋体
1の上下対向面を当接させ、当接部を加熱圧接して偏平
シート状袋体移送方向に対して横断方向の線状溶着部2
1を形成する。
【0034】偏平シート状袋体1を横断方向に溶着した
後、偏平シート状袋体1を幅2Hだけ移送し、再び上記
第三工程同様に溶着部21を形成すれば、移送方向幅2
H毎に溶着部21が形成されるので、溶着部21,21
間が中空体部Sとなる(尚、中空体部Sは最終的に製造
する中空体部Tの前段階の中間体部である。)。
【0035】ここで、図5に示すように、上記ガス注入
部20を挟んで偏平シート状袋体移送方向(矢印方向)
両側に上記溶着部21,21を形成すれば、ガス注入部
20を中空体部S外とすることができるので中空体部S
内の気密を確実に保持することができて好ましい。
【0036】第四工程は、偏平シート状袋体1を再び溶
着する工程である。第三工程で偏平シート状袋体1を溶
着後、移送方向幅2Hだけ移送すると、第三工程で形成
された中空体部Sの略々中央部が縦断シーラ6間に位置
する。ここで、図7(E)に示すように、上記第三工程
同様、縦断シーラ6の左右ブロック22,23によって
中空体部Bの略々中央部を上記線状溶着部21と直交す
る方向すなわち移送方向に対して縦断方向に加熱圧接さ
せて溶着部28を形成し、中空体部Sを二分し二つの三
角錐状中空体部T,Tを形成する。
【0037】このように中空体部Sを形成した後に、こ
の中空体部の中央部を溶着して二分して最終的に中空体
部T,Tを製造するようにすれば、最初形成した中空体
部S内の空気が冷えて萎縮するところで再び中空体部の
内圧を高めることができるから、最終的に緩衝効果の高
い中空体部Tを得ることができる。
【0038】尚、第三工程の作業と第四工程の作業は、
同時に行うようにしてもよい。
【0039】次に、上記製造工程の初期状態について説
明する。
【0040】先ず、偏平シート状袋体1の先端部を引出
ローラ2に挟持させて引出し、真空吸引体3間,横断シ
ーラ4間、真空吸引体5間、縦断シーラ6間を通して、
搬出ローラ7に挟持させ、偏平シート状袋体1を引出ロ
ーラ2,搬出ローラ7間に掛渡す。偏平シート状袋体1
は、図8(A)に示すように、引出ローラ2,搬出ロー
ラ7間に亘って一体の細長状中空袋状となる。この状態
から、引出ローラ2の外側より袋体内に軽く空気を吹き
込み、漏れないように先端を封止する。
【0041】次に、図8(B)に示すように、第一工程
により、上記細長状中空袋状の偏平シート状袋体1を拡
張させた後、第二工程により、図8(C)に示すよう
に、ガス注入部20を穿設し、図8(D)に示すよう
に、さらに拡張させる。
【0042】次に、図8(E)に示すように、第三工程
により、偏平シート状袋体1を横断シーラ4で横断方向
に溶着部21を形成した後、さらに第四工程により、縦
断シーラ6で縦断方向に溶着部28を形成すれば、偏平
シート状袋体1は、図8(E)に示すように、引出ロー
ラ2,横断シーラ4間部分、横断シーラ4、縦断シーラ
6間部分、縦断シーラ後方部分の3つの部分に分断され
る。
【0043】ここで、仮に偏平シート状袋体1の引出ロ
ーラ2に挟持された部分を点A′,点A″、横断シーラ
4によって溶着された部分を点Bとする。
【0044】次に、偏平シート状袋体1を幅2Hだけ移
送し、点A′,点A″を横断シーラ4の位置に、また点
Bを真空吸引体5中央部,縦断シーラ6間の中間位置に
到達させて、再び、図8(F)乃至(G)に示すよう
に、上記第一乃至第四工程を繰り返せば、図8(G)に
示すように、点A′,点A″が溶着した点A,点B間に
最初の中空体部Sが形成される。
【0045】さらに、偏平シート状袋体1を幅2Hだけ
移送し、Aを真空吸引体5中央部,縦断シーラ6間の中
間位置に、Bを縦断シーラ6,搬出ローラ7間の中間位
置に、そして最初の中空体部Sの中央部を縦断シーラ6
間に到達させて、再び、図8(H)乃至(I)に示すよ
うに、上記第一乃至第四工程を繰り返せば、最初の中空
体部Sが縦断シーラ6の溶着により分断され、点A、点
B間に最初の2つの中空体部T,Tが形成される。
【0046】以後、再び図8(J)に示すように、偏平
シート状袋体1を幅2Hだけ移送し、上記第一工程乃至
第四工程を繰り返せば、連続的に中空体部Tが製造可能
となる。
【0047】次に、上記工程による中空体部の製造方法
における好適な一具体例を以下に説明する。
【0048】偏平シート状袋体1として、ポリエチレン
からなる幅50mm、厚さ30μmのフィルムを用い、ま
た、真空吸引体3,5に関しては、最接近状態で上下吸
引体3a,3b間、及び上下吸引体5a,5b間の距離
を5mmとし、最離反状態で20mmとした。また、最終的
に製造する中空体部Tの幅Hを50mmとし、真空吸引体
3,5中央部間の距離を110mm、真空吸引体5中央
部、縦断シーラ6間の距離を110mmとし、偏平シート
状袋体1を80mm/sの速度で移送した。こうして、中空
体部Tを1分間に12個製造した。
【0049】尚、本発明における横断シーラ3の穿孔部
15の形状は、先端針状のものでもよい。また、穿孔部
15を通気管に連通させて穿孔部15を介して偏平シー
ト状袋体1内に強制的にガスを注入するように構成する
こともできる。この場合のガスとしては、水素、ヘリウ
ム、酸素、窒素など適宜気体ガスを使用することができ
るが、安全性及びコストを考えれば空気が好ましい。な
お、通気管の周囲をアスベスト材などの断熱材で被覆す
れば、ヒータ14の熱が注入ガスに伝達されにくく、ガ
ス注入後の体積変化が少なくなるので好ましい。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明は偏平状袋体を拡
張しながら中空体を連続して製造する方法であるため、
製造装置を小型化することができる。これにより製造装
置を可搬式のものとすることができ、緩衝材という体積
ばかりの物を使用現場で必要に応じて製作できるという
効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中空袋の製造方法に使用する装置全体
の配置例を示した側断面図である。
【図2】本発明の中空袋の製造方法に使用する真空吸引
体の一例を示した図であり、(A)は一部断面斜視図で
あり、(B)はその底面図である。
【図3】本発明の中空袋の製造方法に使用する横断シー
ラの一例を示した図であって、(A)は上部ブロックの
側面図であり、(B)はその底面図であり、(C)は下
部ブロックの側面図である。
【図4】図3の横断シーラの作動状態を示した一部断面
側面図であって、(A)は、空気注入状態、(B)は、
溶着状態を示したものである。
【図5】図3の横断シーラによる中空袋の溶着部付近を
示した平面図である。
【図6】本発明の中空袋の製造方法に使用する搬出ロー
ラの一例を示した正面図である。
【図7】本発明における製造工程を示した図であって、
(A)は、偏平シート状袋体を吸引し離反する工程を示
した側断面図、(B)及び(C)は、偏平シート状袋体
内にガスを注入する工程を示した側断面図、(D)は、
偏平シート状袋体を横断方向に溶着する工程を示した側
断面図、(E)は、偏平シート状袋体を縦断方向に溶着
する工程を示した平面図である。
【図8】本発明における初期状態を順次示した側断面図
である。
【符号の説明】
1 偏平シート状袋体 2 引出ローラ 3,5 真空吸引体 4 横断シーラ 6 縦断シーラ 7 搬出ローラ 9 上部ブロック 10 下部ブロック 12,17 当接部 15 穿孔部 20 ガス注入部 21,28 溶着部 S,T 中空体部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平状袋体を移送する過程でガスを注入
    して中空体部を連続形成する梱包用緩衝材の製造方法に
    おいて、偏平状袋体を真空吸引力により拡張し、この拡
    張状袋体にガス注入部を形成してガスを注入し、拡張状
    袋体を移送方向所定間隔毎に溶着して中空体部を連続形
    成することを特徴とする梱包用緩衝材の製造方法。
  2. 【請求項2】 開閉する一対の真空吸引体により偏平状
    袋体を拡張することを特徴とする請求項1に記載の梱包
    用緩衝材の製造方法。
  3. 【請求項3】 強制的にガス注入部より拡張状袋体内に
    ガスを注入することを特徴とする請求項1に記載の梱包
    用緩衝材の製造方法。
  4. 【請求項4】 内外の圧力差により自然にガス注入部よ
    り拡張状袋体内にガスを注入することを特徴とする請求
    項1に記載の梱包用緩衝材の製造方法。
  5. 【請求項5】 拡張状袋体を移送方向所定間隔毎に横断
    方向又は縦断方向に溶着して中空体部を連続形成するこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の梱包
    用緩衝材の製造方法。
  6. 【請求項6】 ガス注入部の移送方向前後両側を横断方
    向又は縦断方向に溶着して中空体部を連続形成すること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の梱包用
    緩衝材の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記溶着により中空体部を形成した後、
    該中空体部の略々中間部をさらに横断方向又は縦断方向
    に溶着して中空体部を連続形成することを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれかに記載の梱包用緩衝材の製造方
    法。
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