JPH08178804A - 磁界に感応する車輪回転数センサを持つ車両用検査装置 - Google Patents

磁界に感応する車輪回転数センサを持つ車両用検査装置

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JPH08178804A
JPH08178804A JP7242258A JP24225895A JPH08178804A JP H08178804 A JPH08178804 A JP H08178804A JP 7242258 A JP7242258 A JP 7242258A JP 24225895 A JP24225895 A JP 24225895A JP H08178804 A JPH08178804 A JP H08178804A
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デイーテル・グローマン
Willi Reichart
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両部品の複雑な検査過程を僅かな構造費で
自由にかつ確実に行うことができる車両部品検査装置を
提供する。 【構成】 車輪回転模擬装置を持つ検査装置は、センサ
1〜4の磁界範囲において磁界6に結合して位置決め可
能でセンサを刺激する磁石コイル8と、車輪回転数を決
定する周波数を持つ交流電圧でこの磁石コイル8を付勢
する制御装置9とを含んでいる。これにより、車輪の静
止状態で車輪回転数に感応する部品の機能検査が可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁界に感応する車輪回
転数センサを持つ車両用検査装置に関する。
【0002】このようなセンサは例えばホールセンサ又
は誘導センサとして慣用されている。後者は、誘導コイ
ルを保持する低保持力の磁極ピンを持ち動かないように
設けられる棒磁石と、車輪回転に連動して磁界に影響を
及ぼす歯車とから成り、この歯車が磁極ピンの前を通つ
て回転し、それにより磁束の時間的変化に比例する電圧
をコイルに誘導する。均一な歯構造に、正弦波に類似の
電圧推移が対応しているので、車輪回転数は誘導電圧の
零通過点の間隔から得られ、更に電圧信号の振幅は回転
数に比例している。このような誘導車輪回転数センサ装
置は、ロック防止装置(ABS)及び駆動滑り調整装置
(ASR)のような車輪滑り調整装置に頻繁に使用され
る。例えば車両のダンパにおける位置を求めるのに適し
た磁界感応するセンサの別の構成が、欧州特許出願公開
第0242058号明細書に記載されている。ここに示
されているセンサは、マイクロコンピユータにより制御
され、励磁コイル及び検出コイルを含み、この検出コイ
ルの検出信号はダンパの位置に関係し、マイクロコンピ
ユータに評価可能である。
【0003】このような車輪回転数センサ装置を備えた
車両の動作能力の検査は、特に車輪回転数を処理する制
御装置及び車輪回転数センサ信号に反応する他の車両部
品及びその相互接続の検査を必要とする。公知のように
この検査は、複雑に構成されかつ運搬不可能な従来のロ
ーラ検査スタンドで行うことができる。このため自動車
はローラ検査スタンド上で所定の回転数値まで加速さ
れ、車輪にある誘導回転数センサが、回転数に比例する
信号を供給し、この信号が検査すべき車両部品へ伝送さ
れる。このようにして例えば、回転数に関係する前窓拭
き間隔変化装置が機能しているか、回転速度計が正しく
校正されているか、経済走行制御装置の安全遮断装置が
所望のように動作するか、又は存在する縦方向動的制御
装置が適切な値を供給しているかが検査され、診断情報
を評価するため検査計算機を設けることができる。これ
らの検査では、このような検査を実施するため従来の検
査スタンドを利用しようとする場合、非常に高い車輪回
転数が必要であり、この高い車輪回転数に検査スタンド
を設計せねばならない。定置のローラ検査スタンドのほ
かに、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第2545
414号明細書に開示された小形ブレーキ検査スタンド
のように運搬可能な検査スタンドも既に公知である。
【0004】更に模擬装置又は刺激装置を使用して車両
部品の検査を行うことも公知である。英国特許出願公開
第2096327号明細書には、運搬可能な検査装置が
開示され、それにより自動記録式回転速度計及び付属の
センサに至るパルス信号導線をその能力について検査す
ることができる。この目的のため検査装置が、回転速度
計とセンサとの間に挿入される。検査装置により、回転
速度計の検査及びセンサに至る接続導線の短絡及び断線
の検査のため、回転数に関係するセンサ信号を模擬する
信号が発生され、応答信号が評価される。
【0005】ドイツ連邦共和国特許出願公開第3936
988号明細書には、自動車診断装置が記載されてお
り、診断信号結合器が、例えば操作器の信号低下を刺激
する刺激装置を含むことができ、刺激信号の伝送が変圧
器又は光結合器を介して電気的に分離して行われる。車
両検査装置内に刺激装置を設けることはドイツ連邦共和
国特許出願公開第0047813号明細書からも公知で
ある。そこには、実際に車両の運転の際生ずるように、
静止している車両における信号を模擬するため刺激装置
を設けて、静止している車両においてこのように車両の
信号を処理する部品例えば電子噴射装置、電子点火装置
又は自動制動装置を検査することが示されている。
【0006】欧州特許出願公開第0338373号明細
書には、車両の動力伝達系列を検査する検査スタンドが
開示されており、従来のローラの代りに、無関係にトル
クを調整される複数の電気的負荷機構が、検査すべき動
力伝達系列の軸上に直接フランジ結合されており、負荷
機構は模擬計算機により駆動される。このようにして走
行抵抗、車輪及び車両加速度反応の模擬は、主動力伝達
系列、車軸伝動装置、軸、クラツチ、変速機及び内燃機
関のような実際の車両部品により行われる。その際曲線
走行、空転する車輪、異なる車輪半径及び空転又はロッ
クする車輪の模擬が可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】磁界に感応する車輪回
転数センサ装置の信号を受ける車両部品の検査装置を準
備し、この検査装置によりこれらの部品の複雑な検査過
程を僅かな構造費で自由に確実に行うことが、技術的問
題として、本発明の基礎になつている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば、車輪回転を模擬する装置が、車輪回転
数センサの磁界範囲で磁界に結合するように位置決め可
能でセンサを刺激する磁石コイルと、模擬される車輪回
転の検出される回転数を決定する周波数を持つ交流電圧
を磁石コイルに印加する制御装置とを持つている。
【0009】
【発明の効果】僅かに保たれる構造費で誘導車輪回転数
センサの刺激に最適に構造を合わされている車輪模擬装
置を設けることによつて、このような回転数センサ信号
を供給される車両部品の検査が、静止している車両で、
実際の車輪回転を行う必要なしに可能となる。このため
制御装置が、例えば連結されて磁界に影響を及ぼす歯車
の実際の車輪回転の際供給されるように、センサ受信部
分の反応信号を、磁石コイルを介して模擬する。
【0010】請求項2による本発明の展開によつて、所
定の走行サイクルの車輪回転数推移が車輪回転数センサ
装置用の計算機により模擬されるので、車輪回転数に感
応する車両部品は、所望の走行サイクルの条件下で、実
際に静止している車両で検査することができる。
【0011】請求項3による本発明の展開では、検査装
置は更に直流電動機で駆動されるローラを持ち、これら
のローラが車輪にころがり接触して、特定の検査のため
に、選ばれる車輪の実際の回転を行うことができる。A
BS又はASR制動装置部品のような例えば機械、液圧
及び空気圧車両部品のこれらの検査のために、比較的低
い車輪速度で充分なので、複雑な定置ローラ検査スタン
ドとは異なり、ローラ装置を高い速度及び負荷に設計す
る必要がなく、従つてこじんまりと運搬可能に構成する
ことができる。車輪回転を模擬する装置と組合わせて機
能検査が、例えば経済走行制御装置の検査のため模擬さ
れる車輪回転のみで、例えばABS又はASRの検査の
ため、機関負荷なしの実際の車輪回転及び必要な場合に
は付加的に模擬される車輪回転で、また例えば電子変速
機制御装置の検査のため、機関負荷をかけて実際の車輪
回転及び必要な場合には駆動されない車軸の付加的に模
擬される車輪回転で、行われる。更にこの構成は、特に
動的走行調整のため、制動装置検査の際後続の二重欠陥
の回避を可能にする。今まで回転数センサとABS制動
装置との間の接続は、従来のローラ検査スタンド上で検
査された。このため車輪が車両駆動装置により加速さ
れ、ローラ検査スタンドの連結ベルトを介して、駆動さ
れない車輪が一緒に加速され、続いてベルトの切離しが
行われる。ABSを介して車輪が順次に制動され、その
際診断インタフエースを介して順次の制動が開始され、
駆動される車輪の回転数低下が測定される。さて例えば
左側及び右側のセンサ端子の組立ての際、更に左側及び
右側のABS制御部分の組立ての際、取り違えがおこる
と、この欠陥は現在は検出できない。従つてセンサ装置
及びABSに頼る動的走行調整装置は、完全には検査す
ることができない。本発明による検査装置によつて、こ
の二重欠陥がよく検出される。このためセンサが刺激さ
れ、刺激値が診断インタフエース又はデータバスを介し
て読出される。読出される値と刺激値との比較により、
センサが正しく接続されているか否かがわかる。ABS
の別の検査がローラ装置で行われる。従つて前記の二重
欠陥が確実に検出可能である。更に例えば変速機制御装
置が正しくない変速比を持つ誤つたソフトウエアバージ
ヨンを含むと共に、車両に合わないか制御装置の変速比
に合う変速比を持つ車軸が組込まれた時、本発明のこの
構成はシステムにおける二重欠陥の検出を可能にする。
従来の手段では、この二重欠陥は高い費用でのみ検出可
能であるが、本発明により構成される検査装置では、ま
ず車輪回転数刺激を伴う車輪回転模擬を介して、接続及
び制御装置のソフトウエアを診断導線を介して突きと
め、続いて駆動車軸上の車輪の実際の駆動を介して変速
機の変速を検査することによつて、二重欠陥の検出が容
易に行われる。請求項4にはローラ装置の有利な実現が
示されている。
【0012】
【実施例】本発明の好ましい実施例が図面に示されてお
り、以下これについて説明する。
【0013】本発明をよく理解できるようにするため、
まず図2に基いて、誘導車輪回転数センサの公知の作用
を説明する。ここに概略的に示してある典型的な誘導車
輪回転数センサは、磁気的南極S及び磁気的北極Nを持
つ棒磁石1を含み、この棒磁石1の一端から低保持力の
磁極ピン2が突出し、測定コイル4により包囲されてい
る。磁極ピン2の磁気的北極から磁力線即ち磁界6が、
空間を通つて棒磁石1の磁気的南極Sへ延びている。棒
磁石1、磁極ピン2のコイルは、車輪の回転の際これが
一緒に動かされないように設けられている。磁極ピン2
の磁気的北極には、特定の僅かな間隔をおいて、磁界に
影響を及ぼす歯車3が対向し、対応する車輪の回転に連
動せしめられている。車輪従つて歯車3の回転の際、歯
車3の歯が、生ずる磁界6を周期的に変化し、それによ
り測定コイル4に適当な周期的誘導電圧が発生される。
誘導電圧の時間的推移の振幅及び周波数は、車輪回転数
に比例している。均一な歯構造には正弦波状の電圧推移
が対応する。測定コイル4の電圧信号はABS/ASR
制御装置5へ供給され、そこで評価されて、車両のデー
タバスへ導入されるか、又は別の接続導線を介して別の
制御装置例えば放出ガス制御装置のために準備され、そ
こからデータバスへ供給される。
【0014】このような誘導車輪回転数センサ装置及び
これらのセンサ装置から得られる状態量としての車輪回
転数を処理する車両の電子及び電気部品の機能を、車両
の製造中にも修理工場でも検出できるようにするため、
図5及び6に概略的に示す検査装置が設けられて、図1
にセンサの配置を示されている誘導車輪回転数センサ装
置用の車輪回転模擬装置7を含んでいる。この車輪回転
模擬装置7はセンサを刺激する磁石コイル8を含み、こ
の磁石コイル8は、歯車3とは反対の側で後からセンサ
の磁界へ入れられ、棒磁石1の南極Sから適当に離れた
所に設けられている。磁石コイル8は制御装置としての
模擬計算機9により交流電圧で付勢される。磁石コイル
8へ印加される交流電圧は、誘導センサ1〜4の磁界6
を変化させる。この磁界6の変化は、実際の車輪回転の
場合歯車3の回転により発生される磁界の変化に等し
い。特に、模擬計算機9が、磁石コイル8へ加えられる
交流電圧の周披数を、実際の車輪回転の場合磁極ピン2
のそばを通る歯車3の歯の繰返し周波数と同じ大きさに
選ぶ時、それにより測定コイル4に誘導される電圧信号
の同じ周波数が生ずる。その結果、車輪回転模擬装置7
により、誘導車輪回転数センサ装置1〜4及び後に接続
されてその出力信号を使用する車両部品のために、所望
の回転数又は回転数の所望の時間的推移を持つ車輪回転
が、計算機で援助されて模擬される。計算機を使用し
て、所定の走行サイクルを、適当な周波数推移を持つ磁
石コイル8用の交流電圧信号に変換して、磁石コイル8
へ与え、それにより実際の車輪回転を必要とすることな
く、このうな走行サイクルに基いて部品を検査すること
ができる。必要な場合には、磁石コイル8に強磁性の磁
心を設けることができる。
【0015】図3及び4には、例として測定コイル4の
出力信号が対比して示され、しかも一方では実際の車輪
回転の場合について、他方では対応する車輪回転模擬の
場合に生ずる両方のオシログラフの映像において、横軸
に時間tが記入され、縦軸には電圧Uが任意の単位で記
入されている。図3は、図2のセンサにおいて実際の車
輪回転により従つて歯車3の回転により生ずる誘導電圧
の推移を示している。図4には、図1の配置で車輪
が静止している場合センサを刺激する磁石コイル8が図
3の実際の車輪回転の場合の歯繰返し周波数と同じ交流
電圧周波数を印加される時の模擬結果が対比して示され
ている。これからわかるように、この模擬から測定コイ
ル4に生ずる誘導電圧Uの周波数は、実際の車輪回転
の誘導電圧Uと一致しているので、誘導車輪回転数セ
ンサ装置とこの後に接続される車両部品を、この模擬に
よつて、任意の車輪回転数又は車輪回転数の推移におけ
るその機能に関して、現実には静止している車輪におい
て検査することができる。
【0016】動作原理を説明するため図1に示した車輪
回転模擬装置7は、図5及び6に示す検査装置11全体
の一部であり、この検査装置11の大部分は車両製造の
検査区域にある走行レール12に沿つて走行可能に設け
られている。このような検査装置を修理工場にも設ける
ことができ、その場合検査装置を運搬可能にも構成する
ことができる。検査装置11により、車輪回転数に感応
する車両部品は、異なる車輪回転状態でその機能を検査
され、その際一般に実際の車輪回転なし、即ち模擬され
る車輪回転のみ、機関負荷なしで実際の車輪回転、機関
により駆動される実際の車輪回転による機能検査を区別
することができる。機関負荷及び実際の車輪回転なしの
機能検査は、例えば経済走行制御装置の安全遮断に関す
る機能、回転数に関係する前窓拭き間隔変化装置の機能
及び速度警報ブザーの機能に関係している。このような
検査過程が図5に示されている。この検査過程では、車
両10の4つの車輪全部が静止しており、各誘導車輪回
転数センサの磁界範囲へ、それぞれ記号的に示す機械的
装置8a,8b,8c,8dを介して、模擬装置の測定
コイルが入れられる。4つの測定コイルは、検査装置1
1にまとめられている模擬計算機により、それぞれの検
査過程のためこれらのコイルに合つた適当な周波数の交
流電圧で、個々に付勢される。適当な車輪回転数模擬サ
イクルの規定によつて、この検査装置により、誘導車輪
回転数センサの刺激を介して、回転速度計の速度校正も
行われる。検査すべき車両部品及び場合によつては車輪
回転数センサの測定データは、それぞれ測定導線13を
介して検査装置11へ供給される。
【0017】ABS又はASR制動装置の検査のような
多くの機能検査及びセンサ取付けの検査は、実際の 車
輪回転を必要とする。この目的のため検査装置11は、
車輪毎にそれぞれ2つのローラ15又は1つのローラを
持つ運搬可能なローラ装置14を持ち、図示してないが
検査装置11のプログラミング可能な制御部分により、
直流電動機を介してローラを駆動することができる。図
6は、後輪の駆動車軸車輪がそれぞれローラ対15上に
乗つている場合を示し、このため車両10は、床に支持
されるローラ装置14上へ後輪を乗せられ、前輪は引続
き床に接触している。車両重量のためローラ15ところ
がり接触してこれらのローラに支持される後輪は、制動
装置の検査のためローラ15により比較的小さい速度で
駆動される。ブレーキ操作の際、ローラを駆動する直流
電動機の電流は、作用する制動トルクに応じて上昇する
ので、電流測定を介して制動装置の動作動力を求めるこ
とができる。前輪の検査のため同様な過程を行うことが
できる。
【0018】駆動滑り調整装置、動的走行調整装置及び
電子変速機制御装置に関する検査のため、ローラ15に
乗る後車軸駆動車輪は、車両機関又はローラ15により
選択的に駆動され、その回転数は回転数センサにより無
接触で誘導により検出されるか、又はその代りに存在す
る診断インタフエース又はデータバスを介して読取ら
れ、信号情報として検査装置11の模擬計算機へ供給さ
れる。この計算機は、必要な場合この後輪回転数に基い
て、静止している前輪の回転数センサを、磁石コイルに
より無接触で、それぞれの検査に合つたやり方で模擬す
る。このため前輪用磁石コイルは、機械的位置決め装置
8a,8bにより、図6に概略的に示すように、それぞ
れのセンサ磁界範囲へ入れられる。従つてこの構成によ
り、計算機により制御される任意の走行状態例えば駆動
滑りを模擬することができる。それにより車輪回転数に
感応する部品に関する限り、システム全体が機関負荷状
態でも検査され、車輪回転数を前後及び左右で任意に変
化することができる。電子変速機制御装置の検査の際、
検査装置11の特別な利点として、例えば誤つたソフト
ウエアバージヨン従つて誤つた変速比を持つ変速機制御
装置に合わされる誤つた変速比を持つ誤つた車軸を使用
する際この変速機制御装置から生じかつ従来の手段では
検出できない二重欠陥を検出することができる。このた
めまず検査装置11の模擬装置部分により、駆動車輪の
静止状態で駆動車軸の車輪回転数センサのセンサ刺激を
介して、変速機制御装置のソフトウエア及び接続を検査
し、それにより変速機制御装置の動作能力が証明された
時、続いて駆動車軸車輪の実際の駆動により、変速機の
変速を検査する。こうして二重欠陥を確実に検出するこ
とができる。
【0019】上述した検査装置は、車輪回転数に感応す
る車両部品の比較的複雑な検査過程が、費用の少ない手
段で、従来の複雑な定置ローラ検査スタンドなしで、時
間、製造及び保守にとつて最適に行われる、という利点
を与える。この装置の別の利点は、場所に制約されない
その高い融通性である。即ち車両部品が組立てられる場
所で適当な検査を行うことができる。従つて組立て欠陥
は製造中に直ちに除去される。もちろん上述した機能検
査のほかに、車輪回転数に関係する別の機能検査も可能
である。センサを刺激する磁石コイルを持つ車輪回転数
模擬装置により、これに関するすべての機能検査を、従
来の定置ローラ検査スタンド外で行うことができる。特
に外部からの模擬信号供給のみによつて、例えば経済走
行制御装置、回転速度計、前窓拭き間隔変化装置及び速
度警報ブザーのような自動車の多数の回転数に感応する
部分システムの機能を検査することができる。例えば制
動装置及び電子変速機制御装置に関してまだ残つている
機能検査は、運搬可能なこじんまりしたローラ装置を付
加的に使用して、又は従来の定置ローラ検査スタンド上
で行い、これらの検査を低い車輪回転数における検査に
限定することができるので、定置検査スタンドをもはや
最高車輪回転速度に設計する必要がない。更にローラ検
査スタンドの検査時間が減少し、このような検査スタン
ドの寸法減少は費用の著しい減少を可能にする。
【0020】請求項により規定される本発明の範囲内で
上述した検査装置の多くの変更が当業者にとつて可能な
ことは明らかである。例えば床上に置かれる運搬可能な
ローラ装置14の代りに、床上に固定的に拘束されるロ
ーラ装置、又はローラとタイヤとのころがり接触を保証
するため持ち上げられる車両の車輪へローラを押付ける
ローラ装置を設けることができる。更にこのような検査
装置は、車輪回転数監視のためいわゆるホールセンサが
使用される車両にも適しており、発生されかつ車輪回転
数に関係して変更される磁界が、適当に変化して測定可
能な電圧をホール素子に生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】車輪回転模擬装置が付属している誘導車輪回転
数センサの概略図である。
【図2】図1に示されている車輪回転数センサの概略図
である。
【図3】図2によるセンサの車輪回転数を表す典型的な
誘導電圧信号のオシログラフ映像である。
【図4】図1の装置により図3の実際の車輪回転の模擬
によつて得られるセンサ誘導電圧信号のオシログラフ映
像である。
【図5】すべての車輪のために動作すべき車輪回転模擬
装置を持つ検査装置の所にある車両の概略側面図であ
る。
【図6】前輪のためにのみ動作すべき車輪回転模擬装置
を持ちかつ後輪の所にローラ装置を持つ車両の概略側面
図である。
【符号の説明】
1〜4 車輪回転数センサ 7 車輪回転模擬装置 8 磁石コイル 9 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・ヒルト ドイツ連邦共和国シユトウツトガルト・ナ ウエネル・シユトラーセ17アー (72)発明者 デイーテル・グローマン ドイツ連邦共和国カールスルーエ・ヴオル ムゼル・シユトラーセ36 (72)発明者 ヴイリ・ライヒヤルト ドイツ連邦共和国イエツテインゲン・ゴー ヘンシユトラーセ25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪回転を模擬する装散(7)が、車輪
    回転数センサ(1〜4)の磁界範囲で磁界に結合するよ
    うに位置決め可能でセンサを刺激する磁石コイル(8)
    と、模擬される車輪回転の検出される回転数を決定する
    周波数を持つ交流電圧を磁石コイルに印加する制御装置
    (9)とを持つていることを特徴とする、磁界に感応す
    る車輪回転数センサ(1,2,3,4)を持つ車両用検
    査装置。
  2. 【請求項2】 制御装置が、所定の走行サイクルの車輪
    回転数推移に対応する交流電圧信号をすべての車輪のた
    めに発生できる模擬計算機(9)から成つていることを
    特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 直流電動機により駆動されて車輪にころ
    がり接触するようにこの車輪へ当てられる少なくとも2
    つのローラ(15)を持つローラ装置(14)が設けら
    れていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 ローラ装置(14)が運搬可能な装置と
    して設計されて、床に支持されるか又は車輪へ押付け可
    能なローラにより自由に対応する車輪の所に位置決め可
    能であることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
JP7242258A 1994-08-18 1995-08-17 磁界に感応する車輪回転数センサを持つ車両用検査装置 Expired - Lifetime JP2729983B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4429311A DE4429311C2 (de) 1994-08-18 1994-08-18 Prüfeinrichtung für Fahrzeuge mit magnetfeldsensitivem Raddrehzahlsensor
DE4429311.9 1994-08-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08178804A true JPH08178804A (ja) 1996-07-12
JP2729983B2 JP2729983B2 (ja) 1998-03-18

Family

ID=6526001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7242258A Expired - Lifetime JP2729983B2 (ja) 1994-08-18 1995-08-17 磁界に感応する車輪回転数センサを持つ車両用検査装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5594173A (ja)
EP (1) EP0697598B1 (ja)
JP (1) JP2729983B2 (ja)
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