JPH08178335A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH08178335A JPH08178335A JP6325115A JP32511594A JPH08178335A JP H08178335 A JPH08178335 A JP H08178335A JP 6325115 A JP6325115 A JP 6325115A JP 32511594 A JP32511594 A JP 32511594A JP H08178335 A JPH08178335 A JP H08178335A
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- heat exchanger
- fan
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 天井衝突型分流構造をもつ２方吹き天井埋込
形空気調和機において、そのファン吹き出し口から吹き
出された流れは天板に衝突し、左右に隣接する熱交換器
に分流されるが、ファン吹き出し口に近いファンスクロ
ール側の熱交換器は、同熱交換器と吹出口縁部との間に
十分な隙間がないために、吹き出された空気の流れは回
り込めず当該熱交換器の下側はほとんど空気が流れな
い。そのため、熱交換器の有効利用度が低く、空気通路
の圧力損失が大きい。そこで、これを改善する。 【構成】 遠心ファンスクロール側熱交換器の吸い込み
側面積が小さくならないように、ファンハウジングのフ
ァン天板下部の空気吹出ダクト開口縁部下部を内側にえ
ぐって空気導入空間を形成し、空気吹き出し側への十分
な空気通路を確保する。その結果、当該熱交換器全体の
空気流通過速度は均一化され、当該熱交換器の有効利用
度が向上するとともに、空気通路の圧力損失が小さくな
り、同一風量あたりのファン回転数が低くなる。また送
風音も小さくなる。
形空気調和機において、そのファン吹き出し口から吹き
出された流れは天板に衝突し、左右に隣接する熱交換器
に分流されるが、ファン吹き出し口に近いファンスクロ
ール側の熱交換器は、同熱交換器と吹出口縁部との間に
十分な隙間がないために、吹き出された空気の流れは回
り込めず当該熱交換器の下側はほとんど空気が流れな
い。そのため、熱交換器の有効利用度が低く、空気通路
の圧力損失が大きい。そこで、これを改善する。 【構成】 遠心ファンスクロール側熱交換器の吸い込み
側面積が小さくならないように、ファンハウジングのフ
ァン天板下部の空気吹出ダクト開口縁部下部を内側にえ
ぐって空気導入空間を形成し、空気吹き出し側への十分
な空気通路を確保する。その結果、当該熱交換器全体の
空気流通過速度は均一化され、当該熱交換器の有効利用
度が向上するとともに、空気通路の圧力損失が小さくな
り、同一風量あたりのファン回転数が低くなる。また送
風音も小さくなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本願発明は、ファン吹出口から吹
き出された空気流を一旦本体ケーシングの天板部下面に
衝突させた後に水平方向両側の熱交換器に分流させるよ
うにした送風構造を有する空気調和機の構造に関するも
のである。
き出された空気流を一旦本体ケーシングの天板部下面に
衝突させた後に水平方向両側の熱交換器に分流させるよ
うにした送風構造を有する空気調和機の構造に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、図９および図１０に示すような
空気調和室の同一天井面部前後に空気吸込口３,３を、
左右に空気吹出口７a,７bをそれぞれ持つ２方吹き天井
埋め込み形の空気調和機では、室内の空気が、当該空気
調和機本体１の本体ケーシング２下面部中央側の空気吸
込口３,３から同本体ケーシング２内のシロツコファン
等遠心ファン４,４の風胴部４a,４a部分へ吸い込まれた
後、該遠心ファン４,４の空気吹出ダクト４b,４b先端の
空気吹出口４c,４cから吹き出されて、一旦上記本体ケ
ーシング２の天板６の下面６aに衝突した後両側に分流
されて対応する各熱交換器５a,５bに供給され、該各熱
交換器５a,５bを通過して熱交換された後に空気吹き出
し口７a,７bから室内へと戻される構造になっている(例
えば特開平２−１４３０３４号公報および特開平２−１
４３０３５号公報等参照)。なお、図中符号Ｍは上記遠
心ファン４,４駆動用のモータ、１３a,１３bは上記空気
吹出ダクト４b,４b先端側空気吹出口４c,４cの開口縁部
を示す・
空気調和室の同一天井面部前後に空気吸込口３,３を、
左右に空気吹出口７a,７bをそれぞれ持つ２方吹き天井
埋め込み形の空気調和機では、室内の空気が、当該空気
調和機本体１の本体ケーシング２下面部中央側の空気吸
込口３,３から同本体ケーシング２内のシロツコファン
等遠心ファン４,４の風胴部４a,４a部分へ吸い込まれた
後、該遠心ファン４,４の空気吹出ダクト４b,４b先端の
空気吹出口４c,４cから吹き出されて、一旦上記本体ケ
ーシング２の天板６の下面６aに衝突した後両側に分流
されて対応する各熱交換器５a,５bに供給され、該各熱
交換器５a,５bを通過して熱交換された後に空気吹き出
し口７a,７bから室内へと戻される構造になっている(例
えば特開平２−１４３０３４号公報および特開平２−１
４３０３５号公報等参照)。なお、図中符号Ｍは上記遠
心ファン４,４駆動用のモータ、１３a,１３bは上記空気
吹出ダクト４b,４b先端側空気吹出口４c,４cの開口縁部
を示す・
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な構造の空気調和機では、例えば図１０から明らかなよ
うに、上記遠心ファン４,４の空気吹出ダクト４b,４bの
空気吹出口４c,４cに近いスクロール側の熱交換器５bに
おいて、同熱交換器５bと上記空気吹出ダクト４bの空気
吹出口開口縁部(ファンハウジングの天板側壁)１３bと
の間に十分な隙間ＣＬがないために、吹き出された空気
の流れは回り込めず熱交換器５bの下側にはほとんど空
気が流れない。そのために、熱交換器５bの有効利用度
が低く、空気通路の圧力損失も大きい問題がある。
な構造の空気調和機では、例えば図１０から明らかなよ
うに、上記遠心ファン４,４の空気吹出ダクト４b,４bの
空気吹出口４c,４cに近いスクロール側の熱交換器５bに
おいて、同熱交換器５bと上記空気吹出ダクト４bの空気
吹出口開口縁部(ファンハウジングの天板側壁)１３bと
の間に十分な隙間ＣＬがないために、吹き出された空気
の流れは回り込めず熱交換器５bの下側にはほとんど空
気が流れない。そのために、熱交換器５bの有効利用度
が低く、空気通路の圧力損失も大きい問題がある。
【０００４】また、上記吹出された空気が上記隙間で渦
を巻き、それが熱交換器５bのフィンに直角にあたって
異音(フィルフィル音)を発生させる。
を巻き、それが熱交換器５bのフィンに直角にあたって
異音(フィルフィル音)を発生させる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の問題
を解決することを目的としてなされたものであって、該
目的を達成するために次のような有効な課題解決手段を
備えて構成されている。
を解決することを目的としてなされたものであって、該
目的を達成するために次のような有効な課題解決手段を
備えて構成されている。
【０００６】すなわち、本願発明の空気調和機は、２組
の熱交換器５a,５bの間に、ファンハウジング２０を介
して下方に空気吸込口３を、上方に空気吹出口４cを持
つ遠心ファン４を設けてなる２方吹き天井埋込形の空気
調和機において、上記ファンハウジング２０の空気吹出
口４cのスクロール側下部に空気導入空間Ａを形成して
構成されている。
の熱交換器５a,５bの間に、ファンハウジング２０を介
して下方に空気吸込口３を、上方に空気吹出口４cを持
つ遠心ファン４を設けてなる２方吹き天井埋込形の空気
調和機において、上記ファンハウジング２０の空気吹出
口４cのスクロール側下部に空気導入空間Ａを形成して
構成されている。
【０００７】そして、上記空気導入空間Ａの左右両端部
又は上下両端部もしくはそれらの各々はアール面に形成
して構成される。
又は上下両端部もしくはそれらの各々はアール面に形成
して構成される。
【０００８】さらに、また同空気導入空間Ａの奥部をア
ール面に形成して構成される。
ール面に形成して構成される。
【０００９】
【作用】以上の構成によると、上記空気導入空間Ａによ
って遠心ファン４のスクロール側熱交換器５bの空気吸
い込み側面積が小さくならないように、十分な吹き出し
側の空気通路を確保することができるようになる。
って遠心ファン４のスクロール側熱交換器５bの空気吸
い込み側面積が小さくならないように、十分な吹き出し
側の空気通路を確保することができるようになる。
【００１０】従って、遠心ファンスクロール側熱交換器
５bの空気流通過速度は均一化され、同熱交換器５bの有
効利用度が向上するとともに、空気通路の圧力損失が小
さくなり、同一風量あたりのファン回転数が低くなる。
またその結果、送風音も小さくなる。そして、上記のよ
うに圧力損失が小さくなるため、製品のコンパクト化が
図られるとともに熱交換器自体をもコンパクト化するこ
とができる。
５bの空気流通過速度は均一化され、同熱交換器５bの有
効利用度が向上するとともに、空気通路の圧力損失が小
さくなり、同一風量あたりのファン回転数が低くなる。
またその結果、送風音も小さくなる。そして、上記のよ
うに圧力損失が小さくなるため、製品のコンパクト化が
図られるとともに熱交換器自体をもコンパクト化するこ
とができる。
【００１１】しかも、以上の構成において、さらに上記
空気導入空間Ａの左右又は上下両端部、左右および上下
両端部並びに奥部がアール面に形成されていると、当該
空気導入空間Ａに導入される空気の流れが当該空気導入
空間Ａ開口部の各エッジ部で流れの剥離を生じることな
く、スムーズに拡散されて流れるようになり、上記各熱
交換器５a,５b側への空気供給効果をより向上させるこ
とができるようになる。
空気導入空間Ａの左右又は上下両端部、左右および上下
両端部並びに奥部がアール面に形成されていると、当該
空気導入空間Ａに導入される空気の流れが当該空気導入
空間Ａ開口部の各エッジ部で流れの剥離を生じることな
く、スムーズに拡散されて流れるようになり、上記各熱
交換器５a,５b側への空気供給効果をより向上させるこ
とができるようになる。
【００１２】また、それらの結果、異音(フィルフィル
音)も解消される。
音)も解消される。
【００１３】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の空気調和機の構
造によると、低騒音かつコンパクトで空調能力の高い空
気調和機を提供することができるようになる。
造によると、低騒音かつコンパクトで空調能力の高い空
気調和機を提供することができるようになる。
【００１４】
(実施例１)図１〜図３は、本願発明の実施例１に係る空
気調和機の構造を示している。
気調和機の構造を示している。
【００１５】先ず図中符号１は、例えば下面吸込式の２
方吹き天井埋込形空気調和機本体であり、該空気調和機
本体１の本体ケーシング(カセットケーシング)２には、
その中央部側下面部前後に所定の間隔を置いてグリル３
a,３aを介して室内に連通されたファンハウジング２０,
２０の風胴部４a,４a下部の空気吸込口３,３が開口され
ている。
方吹き天井埋込形空気調和機本体であり、該空気調和機
本体１の本体ケーシング(カセットケーシング)２には、
その中央部側下面部前後に所定の間隔を置いてグリル３
a,３aを介して室内に連通されたファンハウジング２０,
２０の風胴部４a,４a下部の空気吸込口３,３が開口され
ている。
【００１６】一方、該本体ケーシング２内の上記空気吸
込口３,３上方部側のファンハウジング２０,２０の風胴
部４a,４a内には送風機として所謂シロッコファン等の
遠心ファン４がモータＭにより回転可能な状態で設置さ
れている。該遠心ファン４は、そのファンハウジング２
０,２０の上記風胴部４a,４aの上部側に形成された空気
吹出ダクト４b,４bを上記本体ケーシング２の上方側天
板６の方向に向けて左右に並列に開口させた状態で収納
されている(図３参照)。
込口３,３上方部側のファンハウジング２０,２０の風胴
部４a,４a内には送風機として所謂シロッコファン等の
遠心ファン４がモータＭにより回転可能な状態で設置さ
れている。該遠心ファン４は、そのファンハウジング２
０,２０の上記風胴部４a,４aの上部側に形成された空気
吹出ダクト４b,４bを上記本体ケーシング２の上方側天
板６の方向に向けて左右に並列に開口させた状態で収納
されている(図３参照)。
【００１７】そして、上記空気吹出ダクト４b,４bの各
開口部である空気吹出口４c,４cは、上記ファンハウジ
ング２０,２０の天板２０a,２０a,２０aによって略同一
水平面上に支持されている。
開口部である空気吹出口４c,４cは、上記ファンハウジ
ング２０,２０の天板２０a,２０a,２０aによって略同一
水平面上に支持されている。
【００１８】また符号５a,５bは上記遠心ファン４,４の
上記空気吹出ダクト４b,４bの各吹出口４c,４cの開口面
の水平方向前後両側に位置して設置され、各々ドレンパ
ンを有する熱交換器支持台８a,８b上に支持されている
左右一対の熱交換器である。
上記空気吹出ダクト４b,４bの各吹出口４c,４cの開口面
の水平方向前後両側に位置して設置され、各々ドレンパ
ンを有する熱交換器支持台８a,８b上に支持されている
左右一対の熱交換器である。
【００１９】さらに、符号７a,７bは、上記遠心ファン
４,４の上記空気吹出ダクト４b,４bの空気吹出口４c,４
cから吹き出された空気が一旦上記本体ケーシング２の
天板６の下面６aに衝突し、その後送風通路１０a,１０b
を通り上記熱交換器５a,５bを介して熱交換された後に
室内への空気吹出通路１１a,１１bを経て室内側に吹き
出される前後一対の室内側空気吹出口であり、該室内側
空気吹出口７a,７bは上記空気調和機１の本体ケーシン
グ２の下面部の前後両端側に位置して各々風向変更板１
２a,１２bを備えて設けられている。
４,４の上記空気吹出ダクト４b,４bの空気吹出口４c,４
cから吹き出された空気が一旦上記本体ケーシング２の
天板６の下面６aに衝突し、その後送風通路１０a,１０b
を通り上記熱交換器５a,５bを介して熱交換された後に
室内への空気吹出通路１１a,１１bを経て室内側に吹き
出される前後一対の室内側空気吹出口であり、該室内側
空気吹出口７a,７bは上記空気調和機１の本体ケーシン
グ２の下面部の前後両端側に位置して各々風向変更板１
２a,１２bを備えて設けられている。
【００２０】そして、上記遠心ファン４,４の空気吹出
ダクト４b,４bの各空気吹出口４c,４c開口部の熱交換器
５a,５bに対応した前後方向口縁部１３a,１３bの内、遠
心ファンスクロール側口縁部１３bの熱交換器５b側下部
壁は、図２に詳細に示すように他端側に向けて斜め奥方
向に所定深さ凹まされて熱交換器５bの下端部５０との
間に十分に広い空気導入空間Ａを形成しており、該空気
導入空間Ａによって上記遠心ファン４,４の空気吹出口
４c,４cより本体ケーシング２の天板６方向に吹出され
た空気流が効率良く熱交換器５bの下端部５０部分まで
導入されるように構成されている。
ダクト４b,４bの各空気吹出口４c,４c開口部の熱交換器
５a,５bに対応した前後方向口縁部１３a,１３bの内、遠
心ファンスクロール側口縁部１３bの熱交換器５b側下部
壁は、図２に詳細に示すように他端側に向けて斜め奥方
向に所定深さ凹まされて熱交換器５bの下端部５０との
間に十分に広い空気導入空間Ａを形成しており、該空気
導入空間Ａによって上記遠心ファン４,４の空気吹出口
４c,４cより本体ケーシング２の天板６方向に吹出され
た空気流が効率良く熱交換器５bの下端部５０部分まで
導入されるように構成されている。
【００２１】従って、以上の構成では、上記遠心ファン
４,４がモータＭにより駆動されると、上記ファンハウ
ジング２０,２０下部の空気吸込口３,３から風胴部４a,
４a内に室内空気が矢印で示すように吸い込まれた後
に、当該遠心ファン４,４のファンハウジング２０,２０
上部の空気吹出ダクト４b,４bの空気吹出口４c,４cから
上記本体ケーシング２の天板６の下面６a方向に吹き出
されるが、本実施例では上述のように同空気吹出口４c,
４cのスクロール側口縁部１３b下部壁を他端側に向けて
下方側ほど深くなるように凹ませることにより、遠心フ
ァン４,４のスクロール側熱交換器５b下端部５０との間
に十分な前後幅の空気導入空間Ａを形成している。従っ
て、従来のように上記空気吹出口４c,４cより吹き出さ
れた空気流が熱交換器５bの下端部側に回り込めないよ
うなことはなくスムーズに前後両方向に拡散するように
ガイドされるようになる。その結果、熱交換器５bの空
気流通過速度は全体に均一化され、同熱交換器５bの有
効利用度が向上するとともに、空気通路の圧力損失が小
さくなり、同一風量あたりのファン回転数が低くなる。
また、その結果、送風音も小さくなる。さらに、上記の
ように圧力損失が小さくなるために熱交換器をもコンパ
クト化にでき、製品自体のコンパクト化が可能となる。
４,４がモータＭにより駆動されると、上記ファンハウ
ジング２０,２０下部の空気吸込口３,３から風胴部４a,
４a内に室内空気が矢印で示すように吸い込まれた後
に、当該遠心ファン４,４のファンハウジング２０,２０
上部の空気吹出ダクト４b,４bの空気吹出口４c,４cから
上記本体ケーシング２の天板６の下面６a方向に吹き出
されるが、本実施例では上述のように同空気吹出口４c,
４cのスクロール側口縁部１３b下部壁を他端側に向けて
下方側ほど深くなるように凹ませることにより、遠心フ
ァン４,４のスクロール側熱交換器５b下端部５０との間
に十分な前後幅の空気導入空間Ａを形成している。従っ
て、従来のように上記空気吹出口４c,４cより吹き出さ
れた空気流が熱交換器５bの下端部側に回り込めないよ
うなことはなくスムーズに前後両方向に拡散するように
ガイドされるようになる。その結果、熱交換器５bの空
気流通過速度は全体に均一化され、同熱交換器５bの有
効利用度が向上するとともに、空気通路の圧力損失が小
さくなり、同一風量あたりのファン回転数が低くなる。
また、その結果、送風音も小さくなる。さらに、上記の
ように圧力損失が小さくなるために熱交換器をもコンパ
クト化にでき、製品自体のコンパクト化が可能となる。
【００２２】そして、その後、上記吹出風は当該熱交換
器５a,５bを通って効率良く熱交換された後、室内側供
給吹出通路１１a,１１bを経て上記室内側空気吹出口７
a,７bより室内に効率良く吹き出される。
器５a,５bを通って効率良く熱交換された後、室内側供
給吹出通路１１a,１１bを経て上記室内側空気吹出口７
a,７bより室内に効率良く吹き出される。
【００２３】また図１０に示した従来の構造の空気調和
機では熱交換器５bと空気吹出口開口縁部(ファンハウジ
ングの天板側壁)１３bとの間に十分な隙間ＣＬがないた
めに、上述の如く吹出された空気の流れはほとんど回り
込めず、この隙間で渦をまく。このため、この渦の流れ
が熱交換器５bのフィンに直角にあたり、異音(フィルフ
ィル音)が発生していたが、本実施例の空気調和機の構
造にすると、十分な空気導入空間Ａが形成されているた
めに、このような異音(フィルフィル音)の発生をも十分
に抑えることができる。
機では熱交換器５bと空気吹出口開口縁部(ファンハウジ
ングの天板側壁)１３bとの間に十分な隙間ＣＬがないた
めに、上述の如く吹出された空気の流れはほとんど回り
込めず、この隙間で渦をまく。このため、この渦の流れ
が熱交換器５bのフィンに直角にあたり、異音(フィルフ
ィル音)が発生していたが、本実施例の空気調和機の構
造にすると、十分な空気導入空間Ａが形成されているた
めに、このような異音(フィルフィル音)の発生をも十分
に抑えることができる。
【００２４】今、実験データにより、該本実施例の構成
による空気調和機の同一送風量当りの回転数低減効果と
騒音低減効果とを前述した図９、図１０の従来例の構成
と対比して示すと、図４、図５のようになり、本実施例
の空気調和機の構成の有効性が立証される。
による空気調和機の同一送風量当りの回転数低減効果と
騒音低減効果とを前述した図９、図１０の従来例の構成
と対比して示すと、図４、図５のようになり、本実施例
の空気調和機の構成の有効性が立証される。
【００２５】(他の実施例)なお、上記実施例の構成で
は、上記空気導入空間Ａの凹部開口面周縁を上述のよう
に単に方形の角形面構造としたが、これは例えば他の実
施例として図６および図７の各々に示すように当該凹部
開口面周縁の左右両端Ａ1,Ａ2、上下両端Ａ3,Ａ4、左右
および上下両端Ａ1,Ａ2、Ａ3,Ａ4が各々アール面構造と
なったものとすることも可能であり、そのようにする
と、空気吹出流の拡散性がより向上して、さらに熱交換
器５a,５bへの空気導入効果が高められ、有効利用度が
更に向上する。また、図８のように同空気導入空間Ａの
奥部を上下方向に円弧状となったアール面にすることも
有効であり、そのようにすると、上記熱交換器５b下部
５０への空気導入作用が、よりスムーズになる。
は、上記空気導入空間Ａの凹部開口面周縁を上述のよう
に単に方形の角形面構造としたが、これは例えば他の実
施例として図６および図７の各々に示すように当該凹部
開口面周縁の左右両端Ａ1,Ａ2、上下両端Ａ3,Ａ4、左右
および上下両端Ａ1,Ａ2、Ａ3,Ａ4が各々アール面構造と
なったものとすることも可能であり、そのようにする
と、空気吹出流の拡散性がより向上して、さらに熱交換
器５a,５bへの空気導入効果が高められ、有効利用度が
更に向上する。また、図８のように同空気導入空間Ａの
奥部を上下方向に円弧状となったアール面にすることも
有効であり、そのようにすると、上記熱交換器５b下部
５０への空気導入作用が、よりスムーズになる。
【図１】図１は、本願発明の実施例に係る２方吹き天井
埋込形空気調和機の構成を示す断面図である。
埋込形空気調和機の構成を示す断面図である。
【図２】図２は、同図１のＢ−Ｂ断面図である。
【図３】図３は、同本願発明の実施例に係る２方吹き天
井埋込形空気調和機本体の要部の斜視図である。
井埋込形空気調和機本体の要部の斜視図である。
【図４】図４は、上記本願発明の実施例に係る２方吹き
天井埋込形空気調和機の同一風量下での回転数低減効果
を従来例と対比して示すグラフである。
天井埋込形空気調和機の同一風量下での回転数低減効果
を従来例と対比して示すグラフである。
【図５】図５は、上記本願発明の実施例に係る２方吹き
天井埋込形空気調和機の同一風量下での騒音低減効果を
従来例と対比して示すグラフである。
天井埋込形空気調和機の同一風量下での騒音低減効果を
従来例と対比して示すグラフである。
【図６】図６は、本願発明の他の実施例に係る２方吹き
天井埋込形空気調和機本体の要部(空気導入空間部)の変
形例(第１例)の斜視図である。
天井埋込形空気調和機本体の要部(空気導入空間部)の変
形例(第１例)の斜視図である。
【図７】図７は、本願発明の他の実施例に係る２方吹き
天井埋込形空気調和機本体の要部(空気導入空間部)の変
形例(第２例)の斜視図である。
天井埋込形空気調和機本体の要部(空気導入空間部)の変
形例(第２例)の斜視図である。
【図８】図８は、本願発明の他の実施例に係る２方吹き
天井埋込形空気調和機本体の要部(空気導入空間部)の変
形例(第３例)の斜視図である。
天井埋込形空気調和機本体の要部(空気導入空間部)の変
形例(第３例)の斜視図である。
【図９】図９は、従来例に係る２方吹き天井埋込形空気
調和機の構成を示す断面図である。
調和機の構成を示す断面図である。
【図１０】図１０は、同図９のＡ−Ａ断面図である。
１は２方吹き天井埋込形空気調和機本体、２は本体ケー
シング、３は空気吸込口、４は遠心ファン、４aは風胴
部、４bは空気吹出ダクト、４cは空気吹出口、５a,５b
は熱交換器、６は本体ケーシングの天板、６aは同本体
ケーシングの天板下面、１０a,１０bは送風通路、１３
a,１３bは空気吹出口の口縁部、２０はファンハウジン
グ、２０aはファンハウジングの天板、Ａは空気導入空
間部である。
シング、３は空気吸込口、４は遠心ファン、４aは風胴
部、４bは空気吹出ダクト、４cは空気吹出口、５a,５b
は熱交換器、６は本体ケーシングの天板、６aは同本体
ケーシングの天板下面、１０a,１０bは送風通路、１３
a,１３bは空気吹出口の口縁部、２０はファンハウジン
グ、２０aはファンハウジングの天板、Ａは空気導入空
間部である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２４Ｆ 1/00 ４０１ Ｄ 13/32 Ｇ１０Ｋ 11/16
Claims (4)
- 【請求項１】 ２組の熱交換器(５a),(５b)の間に、フ
ァンハウジング(２０)を介して下方に空気吸込口(３)
を、上方に空気吹出口(４c)を持つ遠心ファン(４)を設
けてなる２方吹き天井埋込形の空気調和機において、上
記ファンハウジング(２０)の空気吹出口(４c)のスクロ
ール側下部に空気導入空間(Ａ)を形成したことを特徴と
する空気調和機。 - 【請求項２】 空気導入空間(Ａ)の左右両端部は各々ア
ール面に形成されていることを特徴とする請求項１記載
の空気調和機。 - 【請求項３】 空気導入空間(Ａ)の上下両端部は、各々
アール面に形成されていることを特徴とする請求項１又
は２記載の空気調和機。 - 【請求項４】 空気導入空間(Ａ)の奥部は、アール面に
形成されていることを特徴とする請求項１,２又は３記
載の空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6325115A JPH08178335A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6325115A JPH08178335A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08178335A true JPH08178335A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18173272
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6325115A Pending JPH08178335A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08178335A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015040668A1 (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-26 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP6325115A patent/JPH08178335A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015040668A1 (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-26 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
| JP6008993B2 (ja) * | 2013-09-17 | 2016-10-19 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
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