JPH08177217A - 二重床の床パネルの支持装置 - Google Patents

二重床の床パネルの支持装置

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JPH08177217A
JPH08177217A JP32193094A JP32193094A JPH08177217A JP H08177217 A JPH08177217 A JP H08177217A JP 32193094 A JP32193094 A JP 32193094A JP 32193094 A JP32193094 A JP 32193094A JP H08177217 A JPH08177217 A JP H08177217A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二重床の床パネルの支持装置に関し、製造が
容易であり、しかもストリンガーを使用しない場合に
は、突起部の無いキャップを支持板に装着することで、
ストリンガーの使用の有無にかかわらず、支持板を共用
できる 【構成】 ストリンガー80の下面には、上下に貫通する
取付孔83を形成するとともに、支持板30とストリンガー
80との間には、隣接した床パネル90間を仕切る樹脂製の
スペーサー40を位置させ、このスペーサー40の上面に
は、ストリンガー80の前記取付孔83にはまり込む突起部
43を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、二重床の床パネルの
支持装置に関し、特に床パネル間にシール性が要求され
る床空調用の2重床に好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の二重床の床パネルの支持
装置としては、床面上に所定間隔置きに立設される支持
脚と、この支持脚に高さ調節可能に固定される支持板
と、この支持板の上面に載置され、隣接した支持板同士
を互いに連結するストリンガーとを備えたものが知られ
ている(例えば実公昭56-38110号公報、実公昭52-30120
号公報、実開平3-119132号公報等)。
【0003】各公報について、以下に説明する。上記実
公昭56-38110号公報に示される支持装置は、床面上に立
設した高さ調整支持脚の上であって、90度おきの十字
位置に上面および前面を開口した溝型端子具を有してい
る。この溝型端子具の縦横一組の底部であって、縦横ス
テー(ストリンガー)の一方の端部が固定される位置に
は、上方に向かって突設する上向突子が形成されてい
る。そして、この溝型端子具の底部であって、縦横ステ
ー(ストリンガー)のうち一方のステー(ストリンガ
ー)の端部の片側底板には前記突子に対応する嵌合孔が
形成されている。そして、縦横ステー(ストリンガー)
の嵌合孔を溝型端子具の突子にはめ込むことにより、縦
横ステー(ストリンガー)を高さ調整支持脚の溝型端子
具に固定している。
【0004】また、前記実公昭52-30120号公報に示され
る支持装置は、床面上に立設した脚杆の支持台より四側
方向に突出せしめた支承片を有し、この支承片には上方
に向かって突設する突子が形成されている。そして、横
桁(ストリンガー)には、前記突子に掛合する掛合孔が
開穿されている。そして横桁(ストリンガー)の掛合孔
を支承片の突子に掛合することにより、横桁(ストリン
ガー)を脚杆間に架設している。
【0005】また、前記実開平3-119132号公報に示され
る支持装置は、床面上に碁盤目状に多数の支持脚を立設
し、この支持脚の上部にストリンガーの端部を支持する
パネル支持用キャップを形成している。このパネル支持
用キャップの上部四方であって、ストリンガーの端部を
支持する部分には、表裏に貫通する貫通孔が形成されて
いる。そして、ストリンガーの端部には、前記貫通孔に
はまり込む突起部が形成されている。この突起部をパネ
ル支持用キャップの貫通孔にはめ込むことにより、四方
において隣り合う各支持脚のパネル支持用キャップ間に
亘ってストリンガーを架橋状に取り付けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の二重床の床パネルの支持装置では、ストリンガーを係
止する突子や貫通孔を、支持板に直接、形成しなければ
ならないので、支持板の構造が複雑となり、その製造が
面倒で手数が掛かるという第1の問題点があった。
【0007】すなわち、支持脚や支持板は、床パネルの
上面の床面の加重を支えなければならないので、一種の
構造材としての強度が要求される。このため、支持脚や
支持板は、多くは金属製であった。そこで、金属製の支
持板に、突子や貫通孔するのは加工が面倒であるばかり
でなく、例えば貫通孔を形成すると、強度の低下を来す
ことがある。
【0008】また、上記した従来の二重床の床パネルの
支持装置では、ストリンガーを係止する突子や貫通孔
を、支持板に直接、形成してしまっているので、ストリ
ンガーを使用しない場合には、支持板自体を交換しなけ
ればならないという第2の問題点があった。さらに、従
来の二重床の床パネルの支持装置では、ストリンガー若
しくは支持脚のいずれか一方に形成される突部と、他方
に形成され、前記突部が取り付けられる取付孔とが単に
上下方向にはまり込むだけであって、取付作業時や取付
後に床パネルを介して上下方向や横方向の力が加わった
際の振動により、簡単に外れ易いという第3の問題点が
あった。
【0009】そこで、請求項1記載の発明は、上記した
従来の技術の有する第1,第2の問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、樹脂製のスペ
ーサーに、ストリンガーを係止する突起部を形成するこ
とで、製造が容易であり、しかもストリンガーを使用し
ない場合には、突起部の無いキャップを支持板に装着す
ることで、ストリンガーの使用の有無にかかわらず、支
持板を共用できるようにした二重床の床パネルの支持装
置を提供しようとするものである。
【0010】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の目的に加え、上記した従来の技術の有する
第3の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、次の通りである。すなわち、請求項2記
載の発明は、取付孔とストリンガーとの連結を強固にで
きるようにした二重床の床パネルの支持装置を提供しよ
うとするものである。
【0011】請求項3記載の発明は、上記した請求項1
又は請求項2記載の発明の目的に加え、次の目的を奏す
る。すなわち、請求項3記載の発明は、床パネルとスペ
ーサーとの間に隙間が生ずるのを防止できるようにした
二重床の床パネルの支持装置を提供しようとするもので
ある。
【0012】請求項4記載の発明は、上記した請求項1
〜3記載の発明の目的に加え、次の目的を奏する。すな
わち、請求項4記載の発明は、静電気が発生するのを防
止できるようにした二重床の床パネルの支持装置を提供
しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、次に3つの点を特徴とする。第1に、ストリンガー
(80)の下面には、例えば図2に示すように、上下に貫通
する取付孔(83)を形成している。
【0014】第2に、支持板(30)とストリンガー(80)と
の間には、例えば図1に示すように、隣接した床パネル
(90)間を仕切る樹脂製のスペーサー(40)を位置させてい
る。第3に、スペーサー(40)の上面には、例えば図2に
示すように、ストリンガー(80)の取付孔(83)にはまり込
む突起部(43)を形成している。請求項2記載の発明は、
上記した請求項1記載の発明の特徴に加え、次のような
特徴を有する。
【0015】すなわち、スペーサー(40)の突起部(43)に
は、例えば図3に示すように、外向きに突出し、取付孔
(83)を通過する際に撓み、通過後、復元してスペーサー
(40)の上面との間でストリンガー(80)を挟み付ける弾性
突出部(45)を形成している。請求項3記載の発明は、上
記した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴に加え、
次のような特徴を有する。
【0016】すなわち、スペーサー(40)とストリンガー
(80)との間には、例えば図1に示すように、床パネル(9
0)を敷いたときに弾性変形するクッション部材(50)を備
えている。請求項4記載の発明は、上記した請求項1〜
3記載の発明の特徴に加え、次のような特徴を有する。
【0017】すなわち、スペーサー(40)は、導電性樹脂
から形成されている。
【0018】
【作 用】請求項1記載の発明は、次のような作用を奏
する。まず、支持板(30)の上面に、例えば図1に示すよ
うに、スペーサー(40)を載置する。つぎに、スペーサー
(40)の突起部(43)の上方に、例えば図2に示すように、
ストリンガー(80)の取付孔(83)が位置するようにストリ
ンガー(80)を配置する。
【0019】これにより、ストリンガー(80)が、スペー
サー(40)を介して支持板(30)に支持される。請求項2記
載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の作用
に加え、次のような作用を奏する。まず、ストリンガー
(80)の取付孔(83)を、例えば図2に示すように、スペー
サー(40)の突起部(43)に合わせて上方より押し込む。こ
のとき、ストリンガー(80)の取付孔(83)が、突起部(43)
の弾性突出部(45)と当接する。
【0020】その状態において、さらにストリンガー(8
0)をスペーサー(40)に向かって下方に強く押し込むと、
弾性突出部(45)は取付孔(83)の内周面に押されて撓む。
このため、突起部(43)の弾性突出部(45)が取付孔(83)の
内周面を通ることができる。そして、弾性突出部(45)が
取付孔(83)の内周面を通過して、ストリンガー(80)の上
方に抜け出ると、例えば図3に示すように、弾性突出部
(45)は復元して元の形状に戻る。
【0021】このため、突起部(43)の弾性突出部(45)と
スペーサー(40)の上面との間にストリンガー(80)を挟み
付けることになる。これにより、スペーサー(40)からス
トリンガー(80)を上方に引き抜くような力が加わっても
ストリンガー(80)は突起部(43)から容易に外れることが
ない。請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1
又は請求項2記載の発明の作用に加え、次のような作用
を奏する。
【0022】すなわち、スペーサー(40)とストリンガー
(80)との間にクッション部材(50)を備えているため、床
パネル(90)を敷いたときに床パネル(90)とスペーサー(4
0)との間に隙間が生ずることがない。請求項4記載の発
明によれば、上記した請求項1又は請求項2記載の発明
の作用に加え、次のような作用を奏する。
【0023】すなわち、スペーサー(40)を導電性樹脂と
することで、各ストリンガー(80)および各床パネル(90)
を電気的に絶縁させることなく、電気的に互いに接続さ
せることができる。これにより、ストリンガー(80)およ
び床パネル(90)上で発生する静電気を室内の側壁面、あ
るいは支持板(30)および支持脚(20)を介して床(100)面
上に流すことができる。
【0024】
【実施例】図1〜4は、本発明の一実施例を示すもので
あり、図1は二重床の床パネルの支持装置の分解斜視
図、図2はストリンガーとスペーサーとの連結部の分解
斜視図、図3はストリンガーとスペーサーとの連結部の
縦断面図、図4は組立終了後の床パネルの支持装置の正
面図をそれぞれ示す。
【0025】図中、10は、床パネルの支持装置を示すも
のであり、この床パネルの支持装置10は、床面100に所
定間隔置きに複数個配置して固定され、隣接した各支持
装置10の上に床パネル90を置いて固定することで、床パ
ネル90を床面100から上方に浮き上がらせ、床面100と床
パネル90との間の空間内に、図示しないがケーブル類や
ダクト類を配線ないしは配管できるようにするものであ
る。
【0026】上記支持装置10は、図1〜4に示すよう
に、大別すると、床面100上に所定間隔置きに立設され
る支持脚20と、この支持脚20に高さ調節可能に固定され
る支持板30と、この支持板30の上面に固定される導電性
樹脂からなるスペーサー40と、このスペーサー40の上面
に固定されるクッション部材50と、前記スペーサー40に
支持されるプレート60と、このプレート60の上に位置す
るシート70と、このシート70の上であって、床パネル90
同士の間に位置して、床パネル90間の隙間を埋めるスト
リンガー80とを備えている。
【0027】これらの構成部品について具体的に説明す
る。上記支持脚20は、図1に示すように、床100の表面
上に載置される円板状の支持底板21と、この支持底板21
の上面のほぼ中央から上方に向かって延びた円筒状の支
持軸22とから構成されている。支持軸22は強度および剛
性を有する金属から形成されており、その下端は支持底
板21を貫通して床100の表面に当接している。また、支
持軸22の上端には、図中には示していないが、ボルト軸
部およびナット部からなる高さ調節部が形成されてい
る。高さ調節部は、内周面がねじ切られた孔を有すると
ともに、支持軸22の上端に固定されるナット部と、外周
面がねじ切られた円柱状であって、前記ナット部の孔の
内部を回転することにより上下動するボルト軸部とから
形成されるものである。
【0028】もちろん、高さ調節部はこれに限定される
ものではなく、支持板30を上下動できるものであれば、
他の機構を利用するものでも良い。なお、支持脚20を支
持底板21と支持軸22とから構成したが、これに限定され
るものでは無く、支持底板21を除き、支持脚20を支持軸
22のみから構成してもよい。
【0029】前記支持板30は、図1に示すように、全体
形状が薄板円板状に形成されている。そして、支持板30
の下面中央には、図示していないが、支持軸22の内部を
上下動するボルト軸部の上端が固定されている。また、
支持板30の中心近傍には円周方向に90度間隔で4個、
上方に向かって突出する薄板方形状の凸部31が形成され
ている。この凸部31は、図1に示すように、支持板30を
コ字状にくり貫いた後、上方に向かって折り曲げること
により形成されたものである。
【0030】前記スペーサー40は、図1,2に示すよう
に、円板蓋状であって、支持板30の上面を覆う本体部41
と、この本体部41の下面中央から上方に向かって凹状に
窪むとともに、支持板30の凸部31が入り込む凹部42と、
本体部41の上面の同一円周上に90度間隔で4個形成さ
れるとともに、本体部41の上面から上方に向かって突出
する突起部43と、本体部41の上面とほぼ面一に位置する
とともに、本体部41の外周縁から半径方向外側に向かっ
て突出するプレート支持部44とを有している。
【0031】前記突起部43は、図2,3に示すように、
全体形状が薄板方形状であって、その上端は厚さ方向に
対して先細状に形成されている。また、各突起部43は、
本体部41の上面において、その水平長手方向が半径方向
となるように形成されている。さらに、突起部43の両側
面には、図2,3に示すように、各側面から側方の外向
きに突出する半球状の弾性突出部45が形成されている。
この弾性突出部45は、外力により容易に弾性変形して撓
み、外力除去後、容易に弾性変形して復元するように形
成されている。
【0032】前記クッション部材50は、図1,2に示す
ように、全体形状がスペーサー40の本体部41の上面形状
と整合するような円板状に形成されている。さらに、ク
ッション部材50には、その中央に位置し、スペーサー40
の凹部42が挿入できるような表裏に貫通する十字状の十
字孔51と、クッション部材50の同一円周上に90度間隔
で前記突起部と対応する箇所に位置し、スペーサー40の
突起部43が挿入できるような表裏に貫通する方形状の孔
52とが形成されている。
【0033】なお、前記クッション部材50は、図示して
いないが、円形のゴムシートおよびスポンジを張り合わ
せることにより、形成されているものである。もちろ
ん、クッション部材50の材質は、これに限定されるもの
ではなく、ゴム、スポンジ、軟質樹脂等の弾性材料の単
体あるいはこれらの組合せによるものでもよい。前記プ
レート60は、図1,2に示すように、床パネル90の辺の
長さよりやや短い長さを有する薄板の帯板状に形成され
ている。そして、プレート60の幅方向の中央には、長手
方向に沿って上方に向かって突出するとともに、その長
手方向に対して直角方向の断面形状が台形状の台形突部
61を有している。床パネル90が敷設された状態において
は、プレート60の長手方向の両端部は、隣接する各支持
装置10のスペーサー40との間にわずかな隙間を有する状
態に保持される。
【0034】また、床パネル90の脱着作業時のように偏
った荷重がかかった場合には、プレート60の幅方向の一
辺がプレート支持部44に当接して、ストリンガー80の揺
動が防止される。前記シート70は、図1,2に示すよう
に、帯状であって、その長手方向の長さは床パネルの各
辺の長さに相当し、その幅は隣接する2枚の床パネル90
の離隔間隔より大きくなるように設定されている。ま
た、前記シート70は、プレート60およびストリンガー80
との密着性を増すとともに、塵等の浸入を防ぐために磁
性材料から形成され、床パネル90の底面を構成する鋼板
に磁気吸着することによって床面100と床パネル90との
間の空間と床パネル90上の空間とをシールする作用をす
る。
【0035】前記ストリンガー80は、図1,2に示すよ
うに、プレート60の台形突部61に対応する位置に沿って
設置される薄板帯状の底部81と、この底部81の一端から
斜め上方に向かって連続して延設されるとともに、その
先端が下方に向かって折り曲げられたJ字状の屈曲部82
とを有している。前記底部81には、図1,2に示すよう
に、その長手方向の両端に表裏に貫通するとともに、前
記突起部43が挿入される方形状の取付孔83が形成されて
いる。また、前記底部81は、その長手方向の長さがプレ
ート60よりも僅かに大きくなるように設定されるととも
に、隣接する支持装置10の対向する各突起部43に、両端
の取付孔83がそれぞれはめ込まれている。
【0036】前記プレート60、シート70およびストリン
ガー80は、図1,2に示すように、プレート60およびス
トリンガー80との間にシート70を挟み込んだ状態で、プ
レート60とストリンガー80とを結合することにより、取
り扱いに便利なように一体物として形成されている。つ
ぎに、二重床の床パネルの支持装置10の作用について説
明する。
【0037】まず、床面上の床パネル90の角部に対応す
る位置に、支持脚20を立設させる。つぎに、支持脚20の
高さを所定の高さに調節した後、支持脚20の上部に支持
板30を固定する。つぎに、支持板30の突部31にスペーサ
ー40の凹部31が入り込むように、スペーサー40を支持板
30の上面にはめ込む。
【0038】その後、スペーサー40の突起部43がクッシ
ョン部材50の孔52に入り込むとともに、スペーサー40の
凹部42がクッション部材50の十字孔51に入り込むよう
に、クッション部材50をスペーサー40の上面にはめ込
む。つぎに、図1,2に示すように、一体物として形成
されているプレート60、シート70およびストリンガー80
を、支持脚20の上部に固定されたスペーサー40の突起部
43と、この支持脚20に隣接する他の支持脚20の上部に固
定されたスペーサー40の突起部43との間の上方に位置さ
せる。そして、各支持脚20同士で対向する各突起部43
に、ストリンガー80の両端の各取付孔83がそれぞれ位置
するように配置する。
【0039】そして、スペーサー40の突起部43にストリ
ンガー80の取付孔83が入り込むように、ストリンガー80
を上方から下方に向かって押し込む。押し込まれたスト
リンガー80の取付孔83は突起部43の側面に外向きに突出
する弾性突出部44と当接する。その状態において、さら
にストリンガー80をスペーサー40に向かって下方に強く
押し込むと、弾性突出部44は取付孔83の内周面に押され
て撓む。このため、突起部43の弾性突出部44が取付孔83
の内周面を通ることができる。
【0040】そして、弾性突出部44が取付孔83の内周面
を通過して、ストリンガー80の上方に抜け出ると、弾性
突出部44は復元して元の形状に戻る。このため、突起部
43の弾性突出部44とスペーサー40の上面との間にストリ
ンガー80を挟み付けることになる。これにより、スペー
サー40からストリンガー80を上方に引き抜くような力が
加わってもストリンガー80は突起部43から容易に外れる
ことがない。
【0041】同様にして、碁盤目状に配置した支持装置
10間にストリンガー80を渡し、床パネル90の角部を支持
装置10のクッション部材50の4隅上に置く。これによ
り、床100の表面から所定距離離れた位置に床パネル90
を固定することができる。本実施例に係る支持装置10
は、ストリンガー80が強固に連結されているため、組立
作業時に誤ってストリンガー80に接触しても容易に外れ
ることがなく、作業性を向上することができる。また、
組立後に床パネル90上を人が移動することにより、支持
装置10に衝撃等が加わっても、支持装置10からストリン
ガー80が外れることを防止することができる。
【0042】また、スペーサー40とストリンガー80との
間にクッション部材50を備えているため、床パネル90を
敷いたときに床パネル90とスペーサー40との間に隙間が
生ずることがない。さらに、スペーサー40が導電性樹脂
から形成されているため、各ストリンガー80および各床
パネル90を電気的に絶縁させることなく、電気的に互い
に接続させることができる。これにより、ストリンガー
80および床パネル90上で発生する静電気を室内の側壁
面、あるいは支持板30および支持脚20を介して床100面
上に流すことができる。
【0043】したがって、静電気による埃や塵が、床パ
ネル90間に貯まるのを防止することができる。また、床
パネル90上の人にとって不快な静電気を抑えることがで
きるとともに、床パネル90上に設置される電子機器への
ノイズの一因を抑えることができ、これら電子機器の信
頼性を向上させることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、樹脂製のスペーサーに、ストリン
ガーを係止する突起部を形成することで、製造が容易で
あり、しかもストリンガーを使用しない場合には、突起
部の無いキャップを支持板に装着することで、ストリン
ガーの使用の有無にかかわらず、支持板を共用できるよ
うにした二重床の床パネルの支持装置を提供することが
できる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次の効果を奏する。す
なわち、請求項2記載の発明によれば、取付孔とストリ
ンガーとの連結を強固にできるようにした二重床の床パ
ネルの支持装置を提供することができる。請求項3記載
の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2記載の
発明の効果に加え、次の効果を奏する。
【0046】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
床パネルとスペーサーとの間に隙間が生ずるのを防止で
きるようにした二重床の床パネルの支持装置を提供する
ことができる。請求項4記載の発明によれば、上記した
請求項1〜3記載の発明の効果に加え、次の効果を奏す
る。
【0047】すなわち、請求項4記載の発明によれば、
静電気が発生するのを防止できるようにした二重床の床
パネルの支持装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】二重床の床パネルの支持装置を示す分解斜視図
である。
【図2】ストリンガーとスペーサーとの連結部を示す分
解斜視図である。
【図3】ストリンガーとスペーサーとの連結部を示す縦
断面図である。
【図4】組立終了後の床パネルの支持装置を示す正面図
である。
【符号の説明】
10 支持装置 20 支持脚 21 支持底板 22 支持軸 30 支持板 31 凸部 40 スペーサー 41 本体部 42 凹部 43 突起部 44 プレート支持部 45 弾性突出部 50 クッション部材 51 十字孔 52 孔 60 プレート 61 台形突部 70 シート 80 ストリンガー 81 底部 82 屈曲部 83 取付孔 90 床パネル 100 床
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 展敬 東京都目黒区黒本町5−27−16 プチメゾ ン高橋301号 (72)発明者 山口 恵二 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内 (72)発明者 川元 正信 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面上に所定間隔置きに立設される支持
    脚と、この支持脚に高さ調節可能に固定される支持板
    と、この支持板の上面に載置され、隣接した支持板同士
    を互いに連結するストリンガーとを備えた二重床の床パ
    ネルの支持装置において、 上記ストリンガーの下面には、上下に貫通する取付孔を
    形成するとともに、 前記支持板とストリンガーとの間には、隣接した床パネ
    ル間を仕切る樹脂製のスペーサーを位置させ、このスペ
    ーサーの上面には、ストリンガーの前記取付孔にはまり
    込む突起部を形成したことを特徴とする二重床の床パネ
    ルの支持装置。
  2. 【請求項2】 スペーサーの突起部には、外向きに突出
    し、ストリンガーの取付孔を通過する際に撓み、通過
    後、復元してスペーサーの上面との間でストリンガーを
    挟み付ける弾性突出部を形成したことを特徴とする請求
    項1記載の二重床の床パネルの支持装置。
  3. 【請求項3】 スペーサーとストリンガーとの間には、
    弾性変形可能なクッション部材を位置させたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の二重床の床パネルの
    支持装置。
  4. 【請求項4】 スペーサーは、導電性樹脂から形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の二重床の床パネルの支持装置。
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