JPH0817715A - Sr光源を用いたx線装置 - Google Patents

Sr光源を用いたx線装置

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JPH0817715A
JPH0817715A JP15218694A JP15218694A JPH0817715A JP H0817715 A JPH0817715 A JP H0817715A JP 15218694 A JP15218694 A JP 15218694A JP 15218694 A JP15218694 A JP 15218694A JP H0817715 A JPH0817715 A JP H0817715A
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light
ray
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mirror
light source
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JP15218694A
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Inventor
Sadahiko Ozaki
禎彦 尾崎
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線ミラーを有するX線装置の立ち上げ時や
X線ミラーの交換に際してSRリング自身、および1台
のSRリングに接続された他の複数のX線装置の通常運
転状態に影響を及ぼすことなくX線ミラーのSR光によ
る枯らしを効率よく実施しようとするものである。 【構成】 SR光源から放出されるSR光を真空雰囲気
中に配置されたX線ミラー6に照射するように構成した
X線装置において、SR光源とX線ミラーとの間に強度
調整フィルター66を備え、SR光源からX線ミラーへ
照射されるSR光の強度を調整しながら枯らし運転を実
施するようにした。また、強度調整フィルターは、気体
圧力を変化させることによりSR光の気体中での線吸収
係数を変化させてSR光強度を調整するように構成した
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SRリングに接続され
たX線装置に関するもので、特に、X線ミラーを有する
X線装置の立ち上げ時やX線ミラーの交換に際してSR
リング自身、および1台のSRリングに接続された他の
複数のX線装置の通常運転状態に影響を及ぼすことなく
X線ミラーのSR光による枯らしを効率よく実施しよう
とするものである。
【0002】
【従来の技術】SR光源から放出されるSR光を真空中
に配置されたX線ミラーに照射するように構成したX線
装置の従来例の1つとして、SR光源から放出されるS
R光を用いてマスクに形成された回路パターンをウェハ
ーに露光し転写するX線露光装置の場合について説明す
る。X線を利用した半導体製造のための半導体回路パタ
ーンのウェハー面上への転写(リソグラフィー)は、例
えば、半導体記憶素子の一つであるダイナミック・ラン
ダム・メモリー(DRAM)を例にとると、メモリー記
憶容量の高密度、高集積化が進み、今世紀中には256
メガビットDRAMの量産が実施される見通しであり、
回路設計寸法0.25μm以下といった超微細回路パタ
ーンを高精度に転写することが要求される。このための
露光装置として、露光光源には従来の水銀ランプからの
紫外線より波長の短いKrF、ArFエキシマレーザー
光、さらに、短波長のX線を使用することが考えられて
いる。256メガビットDRAM以降の超高集積度半導
体(ULSI)に対しては、X線リソグラフィー技術の
実現が期待されているが、現在、未だ精度、スループッ
トなどの点でULSI量産技術としての要求性能を完全
に満たしているわけではない。
【0003】X線リソグラフィーは、露光光源として、
近年、シンクロトロンからの放射光(SR光)が使用で
きるようになったことから、従来のX線管、プラズマX
線源を使用してのX線リソグラフィーにおけるX線光源
サイズ、強度、さらに、解像性などの問題点が大幅に改
善される見通しが得られている。図6にSR光を使用し
たX線露光装置の概要を示す。これは例えば、文献(ジ
ャーナル オブ フォトポリマー サイエンス アンド
テクノロジー(Journal of Photopolymer Science and
Technology) Vol.6、No.4(1993)p.
445〜456[Synchrotron Radiation X-Ray Lithogr
aphy for The Fabrication of Sub-Quartermicron Larg
e-Scale-Integrated Circuits])に記載されている。図
6において、1はSR光源としての電子蓄積リング、2
はSR光源1から露光に適した波長範囲の光を露光装置
に導き出すためのビームライン、3はビームライン2か
らの光(X線)によってX線マスク4上に形成されたU
LSI回路パターンをウェハー面5上に塗布された感光
性レジストに転写するためのステッパー、6a、6bは
X線ミラー、7はBe薄膜よりなる窓、8は衝撃波遅延
管、9は高速遮断バルブである。図7にステッパー3に
おけるX線マスク4上の回路パターンがSR光によって
ウェハー5上に転写される原理説明図を示した。図7に
おいて、21はX線マスク4上の回路パターンに対応し
た吸収体、22はウェハー5上に塗布された感光性レジ
ストである。SR光によるX線リソグラフィーにおいて
は、図7に示すようにX線マスク4とウェハー5とは微
小ギャップ(20〜40μm)を介して対向しており、
SR光によってX線マスク4上に形成されている回路パ
ターン21のいわば影絵として該パターン21がウェハ
ー5面上に寸法比1:1で転写されるものである。その
ため、X線マスク4上の回路パターンとして使用される
吸収体21はSR光すなわちX線波長に対して充分大き
な吸収係数を有し、遮光効果の大きな材料、例えば、
金、タンタル、タングステン等から成る材料をシリコン
等の薄膜基板(メンブレン)上に形成したものである。
一方、ウェハー5面上には使用SR光波長に対して所要
感度と解像性を有する感光性レジスト22が塗布されて
おり、X線マスク4上の回路パターンに対応して遮光、
透過されたSR光強度パターンとしての該回路パターン
の影絵がこのウェハー5面上のレジスト22を感光し、
転写される。この転写された感光性レジスト22を現像
することによってX線マスク4上回路パターンがウェハ
ー5面上のレジストパターンとして得られることにな
る。この露光、転写、現像というリソグラフィー工程
が、例えば、現状のDRAM製造プロセスにおいては成
膜→リソグラフィー→加工の一連のプロセスとして20
〜30回繰り返され、DRAM積層構造が形成されてい
くことになる。
【0004】このことから、ステッパー3における各プ
ロセス層での露光、転写において、X線マスク4とウェ
ハー5間のギャップ長の設定、X線マスク4とウェハー
5間のチップ対応露光領域(フィールド)の位置合わ
せ、1枚のウェハー5上に複数のフィールドを露光、転
写するためのフィールドから次のフィールドへのステッ
プ移動、X線マスク4及びウェハー5のステッパー3か
らの着脱、等々を高精度に、かつ、高速、自動に実施す
ることが要求される。同時に、SR光源1、ビームライ
ン2に対しては、安定で、再現性、強度均一性に優れた
SR光をステッパー3に供給することが要求される。
【0005】ビームライン2は、前述したようにSRリ
ング1から発生するSR光から露光に適した波長域(代
表的には、0.5〜1.5nm)の光を超高真空雰囲気で
あるSRリング1から大気、もしくはHeから成る露光
雰囲気中のステッパー3へ導き出すためのものである。
ビームライン2内でのSR光の減衰を抑止するため、ビ
ームライン2はSRリング1と同様超高真空雰囲気とな
っている。ビームライン2の超高真空雰囲気とステッパ
ー3の露光雰囲気とを真空的に隔絶するために、SR光
の減衰が比較的小さく機械的強度に優れた薄膜状のBe
がその窓材7として用いられている。所要の波長域の選
択には、X線ミラー6a、6bの反射特性と真空隔壁で
あるBe薄膜窓7の吸収特性とを利用している。図8
(a)、(b)にそれぞれ各入射角θinにおけるX線ミ
ラー6a、6bの反射特性と、各膜厚tにおけるBe窓
7の吸収特性を示した。X線ミラー6a、6bはこの波
長域選択のための低域通過フィルターとしてのみではな
く、スループット向上のためSRリング1からのSR光
を集光し、ステッパー3へ供給されるSR光強度を増大
する機能も併せ持つ場合がある。図6は、このSR光を
集光させる機能を2枚のX線ミラー6a、6bで実現し
たビームライン2の概要を示している。
【0006】ところで、現実のSRリソグラフィー・シ
ステムでは、例えば文献(ソサエティ オブ ホト−オ
プティカル インストゥルメンテーション エンジニア
ズ(The Society of Photo-Optical Instrumentation E
ngineers) Vol.1671(1992)p.299
〜311[A facility for X-ray lithography II-Aprog
ress report])や(36th インターナショナル シン
ポジウム オンエレクトロン,イオン,アンド フォト
ン ビームス、(36th International Symposium on Ele
ctron,Ion,and Photon Beams)(1992)p.1〜1
4 [Prospects for X-Ray Lithography])に記載されて
いるように、一つのSRリング1に複数の、例えば、1
0数本のビームライン2が設置され、各々のビームライ
ン2に接続されたステッパー3にSR光が供給されて露
光、転写が行われることになる。すなわち、SRリング
1の運転状態は、単に一つのビームライン2、ステッパ
ー3に影響するだけではなく、該SRリング1に接続さ
れている全てのSRリソグラフィー・システムに影響を
及ぼす。SRリング1の稼働率、安定性が望まれるのは
この所以である。一方、一つのビームライン2、ステッ
パー3からなるシステムに発生した不具合、保守停止な
どの状態によって、SRリング1に影響を及ぼすような
事態があると、SRリング1を介して残りの全てのシス
テムに影響を及ぼしてしまうことになる。例えば、ビー
ムライン2先端の露光雰囲気との真空隔壁であるBe薄
膜窓7が何らかの原因で破損されたときの真空破壊がS
Rリング1に伝播しないために、ビームライン2内に高
速に真空遮断が可能な高速遮断バルブ9が設置され、B
e薄膜窓7破損時の真空破壊にともなう急激な真空度低
下信号をトリガーとして動作するようにしている。高速
遮断バルブ9の完全真空遮断までの動作時間は概ね数m
sから20ms程度であるが、真空破壊に伴う真空雰囲
気中への衝撃波伝播は一般に流入気体、この場合、露光
雰囲気気体の音速程度の速度でビームライン2内をSR
リング1に向かってゆく。このため、高速遮断バルブ9
の動作時間ではこの衝撃波伝播に充分対応できない場合
があり、衝撃波伝播を遅延させる装置が必要となる。図
6は、これらのSRリング1に対する真空保護装置をビ
ームライン2に組み込んだ例でもあり、Be薄膜窓7の
破損による衝撃波伝播を遅延させるための衝撃波遅延管
8を設けている。このように、一つのビームライン2、
ステッパー3の不具合、事故からSRリング1を保護す
る機能がビームライン2に組み込まれたものとなってい
る。
【0007】ところで、ビームライン2内には図6に示
したようにX線ミラー6a、6bが組み込まれている
が、このX線ミラー6a、6bを定期的、もしくは、不
定期に交換するような場合がある。交換する理由として
は、いくつかあるが代表的なものはX線ミラー6a、6
bの反射率低下による露光SR光の強度低下が許容値を
越えたような場合である。X線ミラー6a、6bの反射
率の低下の原因としては、ミラー表面にSR光による一
種の光アシスト反応による炭素付着が発生するためとい
われている。この炭素付着によるミラー反射率の低下
は、ミラー設置環境が低真空度であればあるほど著し
く、10ー6Torr程度であれば日にちレベルで反射率
は急激に低下することが知られている。一般に、SR利
用に用いられるX線ミラー6a、6bの設置環境真空度
は、SR光照射時においても10ー9〜10ー8Torrと
いう超高真空に保たれねばならない。このレベルの超高
真空度であっても、ミラー6a、6b表面には徐々に炭
素付着が生じ、月、あるいは、年の単位でミラー反射率
の低下は進行していく。また、X線ミラー6a、6bの
交換は次のような事態によっても必要となる。すなわ
ち、X線ミラー基板へのSR光の吸収による温度上昇の
ために、コーティング反射面との熱膨張の差によるコー
ティング面の基板からの剥離の発生によるX線ミラー6
a、6b破損が交換の理由になる場合もある。
【0008】X線ミラー6a、6bの交換の通常の手順
を図9に示した。図に示すように、ステップS1によっ
てビームライン2に組み込まれているX線ミラー6a、
6b格納のためのミラーチェンバー部を超高真空から一
旦大気開放し、ステップS2によって被交換ミラー6
a、6bをチェンバー内ミラー保持部から取り外す。し
かる後、ステップS3によって交換ミラー6a、6bを
該ミラー保持部に取り付け、ステップS4によってチェ
ンバー部を再び超高真空に真空排気することでSR光が
導入できる状態になる。ところが、X線ミラー6a、6
bに初めてSR光を照射すると、ミラー6a、6b表面
からの光脱離反応による吸着分子の脱離が著しく発生
し、環境真空度が急激に低下する。そのため、ステップ
S5によってX線ミラー6a、6bに初めてSR光を照
射し始めてから、いわゆるSR光による枯らしと呼ばれ
ることを実施する。SR光による枯らしとは、この場
合、X線ミラー6a、6bの枯らしであるが、ステップ
S6、7によってSRリング1蓄積電流(すなわち、発
生SR光強度)が低電流の状態から徐々にX線ミラー6
a、6bにSR光を照射していく。このとき、ステップ
S8によってX線ミラー6a、6bへのSR光照射時で
のミラー設置環境真空度が所定の真空度(例えば、2×
10ー8Torr)を下回らないようにする。こうして、
ステップS9によって必要SR光強度に達するまで徐々
にミラー6a、6bへの照射SR光強度、すなわち、S
Rリング1蓄積電流値を上昇させていく。この様子を示
したのが、図10である。図は、本発明者らの実際に開
発したSRリソグラフィー・システムでの、図6に示し
た2枚のX線ミラー6a、6bに対するSR光による枯
らしのデータである。図において、横軸は累積照射SR
光強度に相当する累積SRリング蓄積電流値、縦軸はS
Rリング蓄積電流当たりのミラー設置環境真空度であ
る。この図からは、ミラー6aの場合、例えば、SRリ
ング蓄積電流200mAのSR光強度の照射によっても
X線ミラー設置環境の真空度が2×10ー8Torr以下
であるためには1×10ー10Torr/mAでなければな
らないので、SR光による枯らしのために必要な累積S
Rリング蓄積電流値として約104mA・hrであること
を示している。ちなみに、平均50mAの蓄積電流値で
SR光による枯らしが実施できたとしても、SRによる
枯らしが完了するのに200hr、おおよそ10日を要
してしまう。一般には、初期のSR光による枯らしの際
のSRリング蓄積電流値は1mA程度から始めなければ
ならないことから、実際には1ケ月近くを要することも
ある。こうして、枯らしが完了した後ステップS10に
よって交換ミラー6a、6bのSR光軸調整をして、図
9に示したX線ミラー交換に係わる一連の手順が完了し
て、はじめて実用に供せられるのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のSR光源を用い
たX線装置は以上のように構成され動作するので、X線
ミラー6a、6b交換に係わる一連の手順が完了するま
での間、該ビームライン2、ステッパー3は全く稼働で
きないばかりでなく、SRリング蓄積電流が該X線ミラ
ー6a、6bのSR光枯らしのために低く設定されてい
る間、他の複数のビームライン、ステッパーも同様に通
常運転できる状態にはないことになる。このことは、1
本のビームラインでのX線ミラー6a、6b交換のため
に該当するSRリソグラフィー・システムのみならず、
1台のSRリング1に接続されている他の複数のSRリ
ソグラフィー・システム全体もその稼働を同一時期に停
止せざるを得ない状態になることを意味し、SRリソグ
ラフィーを半導体製造量産システムとして採用していく
上で極めて大きな問題点である。なお、X線ミラー6
a、6bの枯らしは装置の立ち上げ時にも必要であり、
同様の問題がある。また、SR光源を用いたX線装置と
してX線露光装置を例に挙げたが、X線ミラーを有する
他のX線装置においても始動時、及びX線ミラーの交換
時におけるX線ミラーの枯らし運転が必要であり、同様
の問題点を有する。
【0010】本発明は、上記のような従来のものの問題
点を解消するためになされたものであり、X線ミラーを
有するX線装置の立ち上げ時やX線ミラーの交換に際し
てSRリング自身、および1台のSRリングに接続され
た他の複数のX線装置の通常運転状態に影響を及ぼすこ
となくX線ミラーのSR光による枯らしを効率よく実施
しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るSR光源を用いたX線装置は、SR光源から放出され
るSR光を真空雰囲気中に配置されたX線ミラーに照射
するように構成したX線装置において、上記X線ミラー
へ照射されるSR光の強度を調整する強度調整フィルタ
ーを備えたものである。
【0012】請求項2記載の発明に係るSR光源を用い
たX線装置は、請求項1記載のものにおいて、強度調整
フィルターは、気体圧力を変化させることによりSR光
の気体中での線吸収係数を変化させてSR光強度を調整
するように構成したものである。
【0013】請求項3記載の発明に係るSR光源を用い
たX線装置は、請求項2記載のものにおいて、強度調整
フィルターは、SR光入射及び出射用の窓を有する容
器、上記容器内に封入された気体、並びに上記気体の圧
力を調整する手段を備えたものである。
【0014】請求項4記載の発明に係るSR光源を用い
たX線装置は、請求項3記載のものにおいて、強度調整
フィルターは、少なくともSR光入射窓を冷却する手段
を有するものである。
【0015】請求項5記載の発明に係るSR光源を用い
たX線装置は、請求項3または4記載のものにおいて、
強度調整フィルターは、SR光通路に対して挿入または
除去可能に設置されているものである。
【0016】請求項6記載の発明に係るSR光源を用い
たX線装置は、請求項1ないし5の何れかに記載のもの
において、X線ミラーのSR光枯らし特性を記録する手
段、上記X線ミラーを収納するチェンバー内の真空度を
測定する手段、および測定された真空度と上記SR光枯
らし特性から照射SR光強度を求め、このSR光強度と
なるように強度調整フィルターを制御する手段を備えた
ものである。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明によるSR光源を用いたX
線装置は、SR光源から放出されるSR光を真空雰囲気
中に配置されたX線ミラーに照射するように構成したX
線装置において、上記X線ミラーへ照射されるSR光の
強度を調整する強度調整フィルターを備えたので、立ち
上げ時またはX線ミラーの交換後に、SR光源そのもの
の出射SR光強度を変化させて、例えばSR光源に接続
されている他のX線露光装置等の通常運転に影響を及ぼ
すことなく、X線ミラーへの照射SR光強度を調整しな
がら枯らし運転を実施できる。
【0018】請求項2記載の発明によるSR光源を用い
たX線装置は、請求項1記載のものにおいて、強度調整
フィルターは、気体圧力を変化させることによりSR光
の気体中での線吸収係数を変化させてSR光強度を調整
するように構成したものであるので、気体圧力を調整す
ることにより容易にSR光強度を調整できる。
【0019】請求項3記載の発明によるSR光源を用い
たX線装置は、SR光入射及び出射用の窓を有する容
器、上記容器内に封入された気体、並びに上記気体の圧
力を調整する手段を備えたので、請求項2記載の強度調
整フィルターが実現できる。
【0020】請求項4記載の発明によるSR光源を用い
たX線装置は、請求項3記載のものにおいて、強度調整
フィルターは、少なくともSR光入射窓を冷却する手段
を有するので、SR光入射窓がSR光の長波長成分を吸
収して発熱し、強度が劣化したり損傷を受けるのを防止
できる。
【0021】請求項5記載の発明によるSR光源を用い
たX線装置は、請求項3記載のものにおいて、強度調整
フィルターは、SR光通路に対して挿入または除去可能
に設置されているので、通常運転時の強度調整フィルタ
ーによるSR光強度の低下を防止できる。
【0022】請求項6記載の発明によるSR光源を用い
たX線装置は、請求項1〜5の何れかに記載のものにお
いて、X線ミラーのSR光枯らし特性を記録する手段、
上記X線ミラーを収納するチェンバー内の真空度を測定
する手段、および測定された真空度と上記SR光枯らし
特性から照射SR光強度を求め、このSR光強度となる
ように強度調整フィルターを制御する手段を備えたの
で、SR光枯らし特性をもとにX線ミラーを収納するチ
ェンバー内の真空度に応じて強度調整フィルターを制御
することとなり、SR光枯らしの進行に対応してSR光
強度を制御でき、効率的なSR光枯らしが実現できる。
【0023】
【実施例】SR光による交換X線ミラーの枯らしに際
し、SRリング通常運転状態である定格蓄積電流(例え
ば、200mA)での運転下において、該ミラー交換す
べきビームラインへのSR光強度を1mA程度の低蓄積
電流に対応するものとできればよい。このために請求項
2記載の発明では、SR光強度の気体中での減衰特性を
利用する。まず、本発明の拠って立つ原理について説明
する。気体に限らず物質中でのSR光強度の減衰は次式
に支配されたものである。 I=I0*exp(−μ*x) …………(1) ここで、Iは物質中透過後のSR光強度、I0は物質入
射SR光強度、μは線吸収係数と呼ばれる強度減衰係数
で、物質種類、状態で決まる値である。また、xは物質
中でのSR光透過距離である。ここで、線吸収係数μは
物質種類が決まれば透過距離x内での物質を構成してい
る原子、もしくは、分子の数に比例する量ともいえる。
すなわち、与えられた体積中の気体分子数を変化させて
やれば、同じ透過距離であってもSR光強度減衰を比
例、連続的に制御できることになる。体積中の気体原
子、分子数を変化させるためには該気体圧力を変化させ
ればよいことは次式の気体の状態方程式を見れば明かで
ある。 P*V=n*R*T …………(2) ただし、Pは圧力、Vは体積、nは体積V内にある気体
のモル数、Rは気体の種類によらない気体定数、Tは絶
対温度である。すなわち、(2)式から、今、気体体
積、絶対温度Tが変化しない状態では、その体積中の気
体分子数は体積中気体圧力変化に対して逆比例、連続的
に変化することになる。以上のことから、ある特定気体
を閉空間を構成する容器内に封入し、その封入気体の圧
力を変化せしめれば該封入気体中でのSR光強度を連続
的に変化させることができ、その強度変化は封入気体圧
力制御によって、また、制御できることを意味してい
る。以下、具体的な実施例の中で説明していく。
【0024】実施例1.請求項1〜3記載の発明の一実
施例について図1をもとに説明する。図において、61
は図6のビームライン2においてX線ミラー6を格納し
ているミラーチェンバー、63はX線ミラー6を保持し
ているミラー保持部、64はミラー保持部63の両サイ
ド2カ所で固定された2本の保持アーム部、65は超高
真空雰囲気のミラーチェンバー61内から図示していな
いがベロー部などで構成された可動真空隔離部を介して
大気中へ導かれた保持アーム部64を、例えば、直交3
軸と各々の直交軸回転軸の6軸駆動によってミラー保持
部63に保持されたX線ミラー6のSR光に対してアラ
イメントするためのミラー駆動機構部、66はX線ミラ
ー6への照射SR光強度を制御するための強度調整フィ
ルターである。図2は図1における強度調整フィルター
66を拡大して詳細に示す断面図である。図において、
71は強度調整フィルター66の容器を構成するSR光
入射側フランジである上流フランジ、72は上流フラン
ジに組み込まれたSiC、Beなどからなり利用SR光
束を通過せしめる開口を有する上流薄膜窓、73は上流
フランジ71と同様のSR光出射側フランジである下流
フランジ、74は同じく上流薄膜窓73と同様の下流薄
膜窓、75は強度調整フィルター66容器内に封入され
た封入気体、76は封入気体75の圧力を調整するため
の圧力調整器である。
【0025】次に、主にX線ミラー6の交換後の枯らし
動作について説明する。既にミラーチェンバー61内に
はX線ミラー6が交換されてミラー保持部63に保持さ
れ、超高真空雰囲気に復旧された状態にあるものとす
る。すなわち、ここでは、該交換ミラーのSR光により
枯らしを開始する段階からの作用について記述する。他
のSRリソグラフィー・システムは通常運転下にあり、
SRリングは、例えば、露光、転写時の定格蓄積電流値
である200mAで運転されているものとする。交換ミ
ラー6のSR光枯らしは蓄積電流値1mA相当のSR光
強度から開始する必要があるとき、X線ミラー6へのS
R光照射はSR光強度を200分の1にしなければなら
ない。図2の上流薄膜窓72、下流薄膜窓74が各々、
例えば、厚さ1μmのSiC薄膜から構成されている場
合、既に、この2枚の薄膜窓72、74で波長1nm程
度のSR光成分の強度は約半分になっている。従って、
図2における封入気体75部分にてSR光強度を100
分の1程度にする必要がある。封入気体75として、例
えば、空気を用いたとすると、1気圧の空気20mmで
波長1nm程度のSR光強度は所望の100分の1程度
となる。このことから、封入気体75として空気を用い
る場合には、強度調整フィルター66のSR光軸方向で
の長さとして20mm程度のものであればよいことにな
る。この状態から交換ミラー6のSR光による枯らしを
開始し、徐々に枯らしが進行していくに従ってミラー6
への照射SR光強度を増加させていくことになる。ミラ
ー6への照射SR光強度の制御は、図2に示した圧力調
整器76を用いて封入気体75の圧力を制御することに
よる。照射強度の増加は封入気体75の圧力を減少、す
なわち、高真空度としていくことで実現できる。
【0026】このように構成したものにおいては、X線
ミラー6の交換後に、SRリング(SR光源)そのもの
の出射SR光強度を変化させて、例えばSRリングに接
続されている他のX線露光装置等の通常運転に影響を及
ぼすことなく、交換後のX線ミラー6への照射SR光強
度を調整しながら枯らし運転を実施できる。さらに、封
入気体75圧力を調整することにより簡単にSR光強度
を調整できる。
【0027】実施例2.請求項1〜3記載の発明の他の
実施例について説明する。上記実施例1では強度調整フ
ィルター66をミラーチェンバー61の前部に位置せし
めており、ビームライン2に複数のミラーチェンバー部
61が設置されている場合、各々のミラーチェンバー部
61毎に該強度調整フィルター66を設置することにな
るが、ビームライン2の最上流側、すなわち、最もSR
リングに近いミラーチェンバー部の前面のみに設置して
も、同様の作用、効果があることは言を待たない。
【0028】実施例3.請求項1〜3記載の発明のさら
に他の実施例について説明する。上記実施例1では強度
調整フィルター66をビームライン2に取り付ける際、
ビームライン2とフランジ71、73取り合いにて設置
したが、図3に示すようにフランジ取り合いではなく、
ビームライン2内に該強度調整フィルター容器60を独
立した構造としてもよい。81は強度調整フィルター容
器60をビームライン2中に保持しておくためのアーム
部である。
【0029】実施例4.請求項4記載の発明の一実施例
について説明する。図2および図3に示した上流薄膜窓
72および下流薄膜窓74は、交換ミラー6のSR光に
よる枯らしにおいてSR光の長波長成分を吸収して発熱
し、上、下流薄膜窓72、74を構成する薄膜材料がそ
の温度上昇による強度劣化、さらには、損傷を受ける可
能性がある。それを抑止するために、上、下流薄膜窓7
2、74部を、例えば、冷却水等によって冷却するとよ
い。なお、長波長成分の吸収による発熱は、特に上流側
において激しいので、上流薄膜窓72のみに冷却手段を
設けてもよい。
【0030】実施例5.請求項5記載の発明の一実施例
について説明する。図3に示した上記実施例3では、交
換ミラー6のSR光による枯らしが完了しても、すなわ
ち、封入気体75の圧力が圧力調整器76によってビー
ムラインと同一の超高真空環境となっても、上流薄膜窓
72および下流薄膜窓74によるSR光強度の減衰が存
在し、露光SR光強度の低下をきたす。そのため、図4
に示すように、交換ミラー6のSR光による枯らしが完
了した時点で強度調整フィルター容器60をSR光通路
から除去する、例えば、上方へ待避することによって強
度調整フィルターが有るがためのSR光強度の低下を防
止する構成とすることができる。図において、91はア
ーム部81を直線摺動させて強度調整フィルターをSR
光通路から上方へ待避せしめるための、例えば、エアー
シリンダー方式の駆動機構、92はビームライン外の大
気中に設置せられた駆動機構91によってアーム81を
超高真空中で直線摺動させるためのビームラインへのア
ーム部導入部にある、例えば、ベローから構成される可
動真空隔離部である。
【0031】なお、上記実施例では枯らし完了後に強度
調整フィルター66をSR光通路から除去する場合につ
いて説明したが、その後X線ミラー6を交換したりして
再度枯らし運転の必要が生じた場合に、SR光通路から
待避させていた強度調整フィルター66を再びSR光通
路に挿入することも可能である。このように、必要に応
じて、強度調整フィルター66をSR光通路に挿入した
り除去したりできる。
【0032】実施例6.請求項6記載の発明の一実施例
について説明する。上記の各実施例に示した強度調整フ
ィルター66における封入気体75圧力を交換ミラー6
のSR光枯らしの進行にともなって高真空度にしていく
ための圧力調整器76の制御については、該交換ミラー
6が格納されているミラーチェンバー61内の真空度を
測定し、例えば図9のステップS5〜S9によって行な
ってもよいが、X線ミラー6のSR光枯らし特性を記録
し、測定された真空度と上記SR光枯らし特性から照射
SR光強度を求め、このSR光強度となるように強度調
整フィルターを制御してもよく、この場合、SR光枯ら
し特性をもとにX線ミラーを収納するチェンバー内の真
空度に応じて強度調整フィルターを制御するので、SR
光枯らしの進行に対応してSR光強度を制御でき、効率
的なSR光枯らしが実現できる。図5は、この構成を具
体的に示したものである。図において、101はSR光
枯らしすべき交換ミラー6が格納されているミラーチェ
ンバー61に取り付けられ、ミラーチェンバー61内の
真空度を測定するための、例えば、コールドカソード型
の真空計である。102は圧力設定制御器であり、例え
ば図10に示したようなX線ミラー6のSR光枯らし特
性を記録すると共に、このSR光枯らし特性をもとに真
空計101によって測定されたミラーチェンバー61内
の真空度の値と上述の設定真空度値とから交換ミラー6
への照射可能SR光強度を求め、(1)、(2)式によ
って強度調整フィルター66の封入気体75内圧力の設
定値を決定し、圧力調整器76に該制御信号を供給す
る。このように、圧力設定制御器102においては、あ
らかじめ、ミラー6へのSR光照射量とミラーチェンバ
ー61内の真空度と、強度調整フィルター66の封入気
体75圧力との関係をテーブル化しておくことによっ
て、(1)、(2)式による演算をいちいちする煩雑さ
を解消できる。
【0033】なお、上記各実施例では主にX線ミラー交
換後のSR光枯らしについて説明したが、SR光枯らし
は装置の立ち上げ時にも必要であり、同様に実施でき
る。
【0034】また、SR光源を用いたX線装置としてX
線露光装置を例に挙げたが、例えばSR光を利用して材
料分析を行うために分光器を有し、かつ、分光器へ所望
の特性のSR光を導入するためにX線ミラーが設置され
ているX線分析装置や、材料の2次元分析を行うために
材料への照射SR光をマイクロビーム化するためのX線
ミラーを備えたX線分析装置や、さらには、SR光源か
ら1本のビームラインで取り出されたSR光を複数のS
R光利用装置に共するためにX線ミラーによって分岐す
るように構成されたX線利用装置等のX線ミラーを有す
る他のX線装置においても、始動時、及びX線ミラーの
交換時におけるX線ミラーの枯らし運転が必要であり、
本発明を適用できる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、SR光源から放出されるSR光を真空雰囲気中に
配置されたX線ミラーに照射するように構成したX線装
置において、上記X線ミラーへ照射されるSR光の強度
を調整する強度調整フィルターを備えたので、立ち上げ
時またはX線ミラーの交換後に、SR光源そのものの出
射SR光強度を変化させて、例えばSR光源に接続され
ている他のX線露光装置等の通常運転に影響を及ぼすこ
となく、X線ミラーへの照射SR光強度を調整しながら
枯らし運転を実施できる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の強度調整フィルターは、気体圧力を変化させること
によりSR光の気体中での線吸収係数を変化させてSR
光強度を調整するように構成したものであるので、気体
圧力を調整することにより容易にSR光強度を調整でき
る。
【0037】請求項3記載の発明によれば、SR光入射
及び出射用の窓を有する容器、上記容器内に封入された
気体、並びに上記気体の圧力を調整する手段を備えたの
で、請求項2記載の強度調整フィルターが実現できる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の強度調整フィルターは、少なくともSR光入射窓を
冷却する手段を有するので、SR光入射窓がSR光の長
波長成分を吸収して発熱し、強度が劣化したり損傷を受
けるのを防止できる。
【0039】請求項5記載の発明によれば、請求項3記
載の強度調整フィルターは、SR光通路に対して挿入ま
たは除去可能に設置されているので、通常運転時の強度
調整フィルターによるSR光強度の低下を防止できる。
【0040】請求項6記載の発明によれば、X線ミラー
のSR光枯らし特性を記録する手段、上記X線ミラーを
収納するチェンバー内の真空度を測定する手段、および
測定された真空度と上記SR光枯らし特性から照射SR
光強度を求め、このSR光強度となるように強度調整フ
ィルターを制御する手段を備えたので、SR光枯らし特
性をもとにX線ミラーを収納するチェンバー内の真空度
に応じて強度調整フィルターを制御することとなり、S
R光枯らしの進行に対応してSR光強度を制御でき、効
率的なSR光枯らしが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1によるX線露光装置の要部の構成を示
す断面図である。
【図2】図1の強度調整フィルターを拡大して詳細に示
す構成断面図である。
【図3】実施例3によるX線露光装置の要部の構成を示
す断面図である。
【図4】実施例5によるX線露光装置の要部の構成を示
す断面図である。
【図5】実施例6によるX線露光装置の要部の構成を示
す断面図である。
【図6】従来のSR光源を用いたX線露光装置の概要を
示す構成図である。
【図7】X線露光装置における転写の原理を説明する断
面図である。
【図8】X線ミラーの反射特性とBe薄膜窓の吸収特性
を示す特性図である。
【図9】X線ミラーの交換手順を説明するフローチャー
トである。
【図10】X線ミラーのSR光による枯らし特性を示す
特性図である。
【符号の説明】
1 電子蓄積リング(SR光源) 2 ビームライン 3 ステッパー 4 X線マスク 5 ウェハー 6、6a、6b X線ミラー 7 Be薄膜窓 8 衝撃波遅延管 9 高速遮断バルブ 60 容器 61 ミラーチェンバー 63 ミラー保持部 64 保持アーム部 65 ミラー駆動機構 66 強度調整フィルター 71 上流フランジ 72 上流薄膜窓 73 下流フランジ 74 下流薄膜窓 75 封入気体 76 圧力調整器 85 アーム部 91 駆動機構 92 可動真空隔離部 101 真空計 102 圧力設定制御器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SR光を放出するSR光源、真空雰囲気
    中に配置され上記SR光源からのSR光を受け所定方向
    に反射するX線ミラー、および上記SR光源と上記X線
    ミラーとの間に設けられ、上記SR光源から上記X線ミ
    ラーへ照射されるSR光の強度を調整する強度調整フィ
    ルターを備えたことを特徴とするSR光源を用いたX線
    装置。
  2. 【請求項2】 強度調整フィルターは、気体圧力を変化
    させることによりSR光の気体中での線吸収係数を変化
    させてSR光強度を調整するように構成したものである
    請求項1記載のSR光源を用いたX線装置。
  3. 【請求項3】 強度調整フィルターは、SR光入射及び
    出射用の窓を有する容器、上記容器内に封入された気
    体、並びに上記気体の圧力を調整する手段を備えたもの
    である請求項2記載のSR光源を用いたX線装置。
  4. 【請求項4】 強度調整フィルターは、少なくともSR
    光入射窓を冷却する手段を有する請求項3記載のSR光
    源を用いたX線装置。
  5. 【請求項5】 強度調整フィルターは、SR光通路に対
    して挿入または除去可能に設置されている請求項3また
    は4記載のSR光源を用いたX線装置。
  6. 【請求項6】 X線ミラーのSR光枯らし特性を記録す
    る手段、上記X線ミラーを収納するチェンバー内の真空
    度を測定する手段、および測定された真空度と上記SR
    光枯らし特性から照射SR光強度を求め、このSR光強
    度となるように強度調整フィルターを制御する手段を備
    えた請求項1ないし5の何れかに記載のSR光源を用い
    たX線装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006114914A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Asml Netherlands Bv リソグラフィ・システム、リソグラフィ・システム内の光路の透過特性を調整するための方法、半導体デバイス、リソグラフィ・システムに使用するための反射エレメントを製造する方法、およびそれによって製造される反射エレメント

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