JPH08176350A - ゴム組成物の連続的製造方法 - Google Patents

ゴム組成物の連続的製造方法

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JPH08176350A
JPH08176350A JP6325618A JP32561894A JPH08176350A JP H08176350 A JPH08176350 A JP H08176350A JP 6325618 A JP6325618 A JP 6325618A JP 32561894 A JP32561894 A JP 32561894A JP H08176350 A JPH08176350 A JP H08176350A
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rubber
twin
component
kneading
kneading extruder
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JP6325618A
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Tetsuo Hayakawa
徹男 早川
Shinji Yamamoto
新治 山本
Yoshiichi Yamamoto
芳一 山本
Takashi Matsuzaki
隆 松崎
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/285Feeding the extrusion material to the extruder
    • B29C48/297Feeding the extrusion material to the extruder at several locations, e.g. using several hoppers or using a separate additive feeding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/395Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders
    • B29C48/40Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders using two or more parallel screws or at least two parallel non-intermeshing screws, e.g. twin screw extruders

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】加硫可能なゴム及び熱可塑性樹脂の組成物を、
ゴムの事前の素練りを行うことなく、生産性よく、かつ
安価に製造する方法を提供する。 【構成】加硫可能なゴム及び熱可塑性樹脂を二軸混練押
出機に供給し、加硫可能なゴムの素練り、及び素練りさ
れた加硫可能なゴムと熱可塑性樹脂との溶融混練を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴム組成物を簡潔な手段
で連続的に製造する方法に関する。本発明に従って製造
されるゴム組成物は、各種成形品の調製原料として好適
に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】特公平1−17494号公報には、加硫
可能なゴム、ポリアミド、及び小割合のアルキルフェノ
−ルホルムアルデヒト系樹脂を、ポリアミドの融点以上
の温度で混練し、混練物をポリアミドの融点以上で押し
出し、押出物をポリアミドの融点より低い温度で延伸す
ることによって、ポリアミド繊維で強化されたゴム複合
体を製造する方法が開示されている。
【0003】そして、上記公報の7欄37〜41行に
は、加硫可能なゴム、ポリアミド、及びアルキルフェノ
−ルホルムアルデヒト系樹脂剤の混練の際に使用される
混練機として、ブラベンダ−プラストグラフ、バンバリ
−ミキサ−及びロ−ルと共に押出機も開示されている。
【0004】しかし、上記公報のすべての実施例におい
ては、加硫可能なゴムの素練り及びポリアミドとの混練
は回分式のブラベダ−プラストグラフで行われており、
連続的な混練が可能である二軸混練押出機の使用につい
ての記載あるいは示唆はこの公報にはまったくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ゴム及び熱可塑性樹脂
を混練する際に二軸混練押出機が用いられていなかった
原因の一つは、ゴム業界とプラスチック業界とでは、用
いられる成形機が異なっていることである。即ち、ブラ
ベンダ−プラストグラフ又はバンバリ−ミキサ−はゴム
業界でのみ使用されており、二軸混練押出機はプラスチ
ック業界でもっぱら使用されている。従って、ゴムの素
練り及び素練りされたゴムと熱可塑性樹脂との溶融混練
に二軸混練押出機を使用することは、ゴム業界及びプラ
スチック業界のいずれでも考慮されなかったものと推測
される。
【0006】
【課題解決のための手段】本発明は、ゴムの素練り及び
素練りされたゴムと熱可塑性樹脂との溶融混練が、二軸
混練押出機によって連続的かつ効率的に行えるとの知見
に基づいている。
【0007】即ち、本発明は、加硫可能なゴム及び熱可
塑性樹脂を二軸混練押出機に供給し、加硫可能なゴムの
素練り、及び素練りされた加硫可能なゴムと熱可塑性樹
脂との溶融混練を行うことを特徴とするゴム組成物の連
続的製造方法である。
【0008】加硫可能なゴムのガラス転移温度は0℃以
下、特に−20℃以下であることが好ましい。その具体
例としては、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴ
ム、スチレン・ブタジエンゴム、アクリロニトリル・ブ
タジエンゴム、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、クロロ
プレンゴム、エチレン・プロピレンゴム、エチレン・プ
ロピレン・ジエンゴム、エチレン・ブテンゴム、エチレ
ン・ブテン・ジエンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、ク
ロロスルホン化ポリエチレンゴムなどが挙げらる。
【0009】これらの中でも、天然ゴム、ブタジエンゴ
ム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、エチレン・プ
ロピレンゴム及びエチレン・プロピレン・ジエンゴムが
好ましく使用される。これらは単独で使用してもよく、
2種以上を組合わせて使用してもよい。
【0010】加硫可能なゴムは、二軸混練押出機に供給
するに先立って、ギロチンカッタ−のような裁断機で裁
断した後、破砕機によって適切な大きな、例えば平均相
当直径5−20mmにすることが好ましい。
【0011】加硫可能なゴムは、それ自体公知の添加
剤、例えば老化防止剤を含有することができる。
【0012】熱可塑性樹脂については特別の制限はな
く、例えば、ポリエチレン、プリプロピレンのようなポ
リオレフィン、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン1
2のようなポリアミドに加えて、ポリ塩化ビニル、ポリ
アセタ−ル、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリカ−ボ
ネ−ト、アクリロニトリル・スチレン樹脂、アクリロニ
トリル・ブタジエン・スチレン樹脂を挙げることができ
る。これらの熱可塑性樹脂は単独で使用てもよく、2種
以上を併用してもよい。
【0013】熱可塑性樹脂の使用割合は、加硫可能なゴ
ム100重量部当たり、300重量部以下、特に50〜
150重量部であることが好ましい。熱可塑性樹脂の使
用割合が過度に高くなると、得られるゴム組成物の耐ク
リ−プ性が悪くなる傾向を示す。
【0014】本発明で使用される二軸混練押出機はそれ
自体公知の装置であり、互いに同方向又は異方向に回転
可能な二本のスクリュ−を有する混練押出機である。二
軸混練押出機の具体例としては、日本製鋼所製のTEX
系押出機、東芝機械製のTEM系押出機、三菱重工製の
PTE系押出機、宇部興産製のUME押出機を挙げるこ
とができる。
【0015】二軸混練押出機に加硫可能なゴム及び熱可
塑性樹脂を供給する手段については特別の制限はなく、
二軸混練押出機に設けたホッパ−から両者を同時に供給
することもでき、二軸混練押出機に2個以上のホッパ−
を設け、押出方向の上流側のホッパ−から加硫可能なゴ
ムを供給し、押出方向の下流側のホッパ−から熱可塑性
樹脂を供給することもできる。
【0016】本発明の製造方法においては、後者の手段
によって、加硫可能なゴム及び熱可塑性樹脂を二軸混練
押出機に供給することが好ましい。この態様によれば、
二軸混練押出機に供給された加硫可能なゴムの素練りの
みが、二軸混練押出機の上流側で行われ、ついで、素練
りされてム−ニ−粘度がある程度低下した加硫可能なゴ
ム及び熱可塑性樹脂の溶融混練が行われるために、加硫
可能なゴムと熱可塑性樹脂との混練がより円滑に行われ
る。
【0017】加硫可能なゴムと熱可塑性樹脂とは、熱可
塑性樹脂の融点以上の温度で混練されることが必要であ
る。これにより、加硫可能なゴムと熱可塑性樹脂とが均
一に混合分散されたゴム組成物を得ることができる。加
硫可能なゴムのム−ニ−粘度は、熱可塑性樹脂との溶融
混練の過程においても、低下させることができる。
【0018】ゴム組成物は、二軸混練押出機の先端に取
り付けられたダイからストランド状あるいはシ−ト状に
押し出される。ストランド状に押し出されたゴム組成物
は必要に応じて切断してペレット状にすることもでき
る。熱可塑性樹脂としてポリオレフィンを用いる場合
は、ポリレオフィンがゴムの粘着性を低下させる作用が
強く、より円滑に押出物をペレット状にすることが可能
である。
【0019】本発明で得られるゴム組成物は、特公平1
−17494号公報、同4−33300号公報に記載さ
れている、ポリアミド繊維で強化されたゴム複合体の調
製原料として好適である。
【0020】上記のゴム複合体は、加硫可能なゴム及び
熱可塑性樹脂としてのポリアミドを、ゴムとポリアミド
との結合剤として作用するフェノ−ルホルムアルデヒド
系樹脂の初期縮合物、シランカップリング剤、チタネ−
トカップリング剤、不飽和カルボン酸、有機過酸化物な
どの存在下に、本発明に従って二軸混練押出機で処理し
てシ−ト状又はストランド状に押出すことによって調製
することができる。
【0021】また、本発明で得られるゴム組成物は、本
出願人が先に特願平6−70810号として提案した、
加硫可能なゴム及びポリオレフィンのマトリックス中に
ポリアミド繊維が分散した繊維強化弾性体の調製原料と
して好適に使用することができる。
【0022】上記の繊維強化弾性体は、加硫可能なゴ
ム、ポリオレフィン及びポリアミドを前記結合剤の存在
下に、あるいは加硫可能なゴム、ポリオレフィン、及び
ポリオレフィン及び/又はポリアミド前記結合剤で予め
処理した処理物を、本発明に従って二軸混練押出機で処
理してシ−ト状又はストランド状に押し出すことによっ
て調製することができる。押出物は必要に応じて、ポリ
アミドの融点より低い温度で延伸及び/又は圧延するこ
とができる。
【0023】以下に本発明のゴム組成物の製造方法を、
図1に示す一実施態様に基づいて説明する。
【0024】図示しない二軸スクリュ−が内部に設置さ
れた二軸混練押出機1には、第一供給口2、第二供給口
3及び第三供給口4が取り付けられている。二軸混練押
出機の先端には複数の孔が形成されたダイ5が設置され
ている。二軸混練押出機1は、三つの混練帯、即ち第一
混練帯6、第二混練帯7及び第三混練帯8を有する。9
はストランドク−ラ−、10はペレタイザ−である。
【0025】加硫可能なゴム及び老化防止剤が、それぞ
れ、定量供給器11及び12によって第一供給口2から
二軸混練押出機1の第一混練帯6に供給される。ポリオ
レフィン及びポリオレフィン用結合剤が、それぞれ、定
量供給器13及び14によって第二供給口3から二軸混
練押出機1の第二混練帯7に供給される。さらに、ポリ
アミド及びポリアミド用結合剤が、それぞれ、定量供給
器15及び16によって第三供給口4から二軸混練押出
機1の第三混練帯8に供給される。
【0026】二軸混練押出機1の第一混練帯6内では、
加硫可能なゴムの素練りが行われ、素練りされた加硫可
能なゴムは第二混練帯に送られる。第二混練帯7内で
は、素練りされた加硫可能なゴム及びポリオレフィンの
溶融混練が、ポリオレフィン用結合剤の存在下に行わ
れ、加硫可能なゴムにポリオレフィンが化学的に結合す
る。得られる加硫可能なゴムとポリオレフィンとの溶融
混合物は第三混練帯8に供給される。
【0027】第三混練帯8内では、加硫可能なゴム及び
ポリオレフィンの溶融混合物とポリアミドとの溶融混練
が、ポリアミド用結合剤の存在下に行われ、加硫可能な
ゴム、ポリアミド及びポリオレフィンが相互に化学結合
した、ゴム組成物が得られる。
【0028】既述したように、さらに、後述する参考例
1〜3の結果からもわかるように、第一混練帯6内だけ
でなく、第二混練帯7及び第三混練帯8内においても、
加硫可能なゴムの素練りを行うことができ、得られるゴ
ム組成物中の加硫可能なゴムのム−ニ−粘度が所望の値
になるように、二軸混練押出機1のスクリュ−構成が調
整される。
【0029】得られるゴム組成物は、円形の孔が設けら
れたダイ5から、通常5〜20のドラフト比で、ストラ
ンド状に押し出され、ストランドク−ラ−9によって冷
却され、ペレタイザ−10でペレット状に裁断される。
【0030】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示す。実施例及び
比較例においては図1に示す装置を使用した。実施例及
び比較例における用語はつぎのように定義される。
【0031】所要動力:二軸混練押出機とバンバリー型
ミキサーの運転操作に要した電力から無負荷運転時の消
費電力を差し引いた正味電力をゴム組成物のペレット当
たりに換算し、所要動力として示した。
【0032】ペレット化:ゴム組成物ペレット(以下単
に「ペレット」という。)の形状及びペレット同士の凝
集性を目視して以下のように評価して示した。 ◎;全く問題なし、 ○;実用状問題なし、 ×;ペレ
ットの形状が若干不揃い、或いはペレット同士の凝集が
認められる。
【0033】溶融粘度:キャピラログラフィー(東洋精
機株式会社製、ノズル口径=1mm、L/D=10)を
使って温度245℃、剪断速度121s-1の時のペレッ
トの溶融粘度で示した。
【0034】分散性:10gのペレットをo−ジクロル
ベンゼンとキシレンの混合溶媒(容量比50/50)中
で100℃で還流させ、ペレット中の加硫可能なゴム及
びポリオレフィンを抽出・除去した。残った繊維を秤量
(Fg)した。この操作を10サンプルについて行った
平均値(FAg)及び平均値と最大誤差を生じた秤量結
果(FMg)を求め、FMとFAの比を分散率とした。
【0035】平均繊維径:前記の分散性評価で得られた
繊維を電子顕微鏡で観察し、分散した微細繊維200本
について、電子顕微鏡画像から平均繊維径を測定した。
【0036】結合率:前記の分散性評価で得られた繊維
のNMRを測定して、ポリアミドに由来するピークと共
に、加硫可能なゴム、ポリオレフィン、ポリオレフィン
用変性剤及びポリアミド用変性剤に由来するピークが観
測された。この結果より、繊維化されたポリアミドと加
硫可能なゴム及びポリオレフィンとの結合量の、繊維化
されたポリアミドに対する割合として示した。
【0037】成形性:ペレットを180℃でホットプレ
スしてシートを作製し、シート面の平滑性を目視で観察
し、以下のように評価した。 ◎;シート面が非常に平滑 ○;平滑である ×;荒れ
が認められる。
【0038】機械的特性:ペレットをロールミキサーで
シート状にし、繊維の配向方向に、平行方向のテストピ
ースを切り出して、ASTM D638に従って引張破
断強さ及び伸びを測定した。
【0039】ムーニー粘度:JIS−K6300に従っ
て測定しML1+4 で示した。
【0040】実施例1 700×350×150mmのベール状天然ゴム(N
R、SMR−L、ML1+ 4 =100)を、一次クラッシ
ャー(ホーライ社製、EH−6090)で平均50mm
φに破砕した後、続いて二次クラッシャー(ホーライ株
式会社製、BO−2572)で平均10mmφに破砕し
た。
【0041】天然ゴムを破砕する際に、破砕されたゴム
同士が粘着して塊状化するのを防止するため、ポリプロ
ピレン(宇部興産社製、ウベポリプロ、J109G、融
点165〜170℃、MFI=9g/10分)の粉体を
クラッシャーへゴムと共に供給した。ポリプロピレン粉
体の供給量は、ゴム100重量部に対して50重量部と
した。破砕された天然なゴムをフルイにかけて、ポリプ
ロピレン粉体の過剰部を除去した後、10.0kg/h
rの割合で、定量供給器11によりホッパ−2から二軸
混練押出機1の帯域6へ定量供給した。
【0042】また、天然ゴムの老化防止剤(A0)とし
て、天然ゴム100重量部に対し1重量部のN−フェニ
ル−N’−(3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキ
シプロピル)−p−フェニレンジアミン(大内新興社
製、ノクラックG1)を、定量供給器12によりホッパ
−2から同時に帯域6へ定量供給した。
【0043】前記と同一のポリプロピレンのペレットを
天然ゴム100重量部当たり75重量部の割合で、定量
供給器13によりホッパ−3から二軸混練押出機1の帯
域7に定量供給した。また、ポリプリピレンの変成剤と
して、ポリプロピレン100重量部当たり0. 5重量部
のγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信
越化学工業社製、KBM503)を、定量供給機14に
よりホッパ−3から同時に帯域7に定量供給した。
【0044】10torrの真空下に70℃で72時間
乾燥したナイロン6(宇部興産社製、ウベナイロン、1
030B、融点215〜220℃、平均分子量30,0
00)を、天然ゴム100重量部当たり87.5重量部
の割合で、定量供給器15によりホッパ−15から二軸
混練押出機1の帯域8に定量供給した。また、ナイロン
6の変成剤として、ナイロン6 100重量部当たり
0. 7重量部のN−β(アミノエチル)γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン(信越化学工業社製、KBM6
03)を、定量供給機16によりホッパ−4から同時に
帯域8に定量供給した。
【0045】二軸混練押出機1として、宇部興産社製U
ME50−60T(55mmφ、L/D=60)を使用
し、二軸混練押出機1の出口には3mmφの10孔を有
するダイが設置され、混練押出物はドラフト比10でス
トランド状に押し出された。運転が安定した時点でペレ
タイザーにかけてペレット化した。このペレットについ
て、それぞれの物性を測定した。ホッパ−2及び3に
は、二軸混練押出機1の混練組成物をサンプリングする
ためのサンプリング口を設けた。
【0046】二軸混練押出機1のスクリュー構成は、強
練り型(強)としそれぞれの帯域6、7及び8口に対応
して3つの混練帯を持つタイプで、運転条件として、ス
クリュー回転数を200rpm、設定温度を、帯域6で
150℃、帯域7で180℃、及び帯域7で240℃と
した。二軸混練押出機1の運転条件を表1、結果を表2
に示す。
【0047】実施例2〜8 運転条件を表1にように変更した以外は実施例1と同様
にしてゴム組成物を得た。結果を表2に示す。
【0048】比較例1 本比較例は、天然ゴムを二軸混練押出機を用いることな
く公知の方法に従ってバンバリ−型ミキサ−を用いて素
練りした結果を示す。なお、プリプロピレン及びナイロ
ン6は、それぞれ、実施例1におけると同割合の変成剤
を溶融混練した後、ペレットにしたものを用いた。
【0049】実施例1におけると同一の天然ゴムをML
1+4 が68になるまでバンバリ−型ミキサ−で素練りし
た。ついで、天然ゴム100重量当たり75重量部の変
成ポリプロピレンペレットをバンバリ−型ミキサ−に投
入して170℃で溶融混練した後、ペレット状に成形し
た。
【0050】このペレット175重量部及び変成ナイロ
ン6ペレット87.5重量部を240℃に設定された二
軸混練押出機で溶融混練し、紐状に押し出し、ドラフト
比10で引き取りながらペレットにした。結果を表2に
示す。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】参考例1〜3 これらの参考例は、加硫可能なゴムの素練りが、二軸混
練押出機1の各混練帯内で行われた結果を示す。これら
の参考例では、ストランドク−ラ−9及びペレタイザイ
−10を、二軸混練押出機1から切り離した。
【0054】ポリプロピレン及びナイロン6、並びにこ
れらの変成剤を使用することなく、実施例1におけると
同一の天然ゴム及び老化防止剤を、それぞれ、10.0
kg/h及び0.1kg/hの割合で二軸混練押出機1
の第一混練帯6に供給し、表3に示す運転条件で操業し
た以外は実施例1を繰り返した。
【0055】第二供給口3、第三供給口4及びダイ5出
口から素練りされた天然ゴムを試料として取り出し、そ
のム−ニ−粘度を測定した。結果を表3に示す。表3か
ら、天然ゴムは、二軸混練押出機1内で流れ方向にム−
ニ−粘度が低下し、素練りが進行していることがわか
る。
【0056】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施態様を示す図である。
【符号の説明】
1 二軸混練押出機 2 第1供給口 3 第2供給口 4 第3供給口 5 ダ イ 6 第1混練帯 7 第2混練帯 8 第3混練帯 9 ストランドクーラー 10 ペレタイザー 11、12、13、14、15、16 定量供給器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松崎 隆 山口県宇部市大字小串字沖の山1980番地 宇部興産株式会社樹脂加工機研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加硫可能なゴム及び熱可塑性樹脂を二軸混
    練押出機に供給し、加硫可能なゴムの素練り、及び素練
    りされた加硫可能なゴムと熱可塑性樹脂との溶融混練を
    行うことを特徴とするゴム組成物の連続的製造方法。
JP6325618A 1994-12-27 1994-12-27 ゴム組成物の連続的製造方法 Pending JPH08176350A (ja)

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